JPS62238790A - 昇華感熱転写記録受容層形成用コ−ト剤組成物 - Google Patents

昇華感熱転写記録受容層形成用コ−ト剤組成物

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JPS62238790A
JPS62238790A JP61081862A JP8186286A JPS62238790A JP S62238790 A JPS62238790 A JP S62238790A JP 61081862 A JP61081862 A JP 61081862A JP 8186286 A JP8186286 A JP 8186286A JP S62238790 A JPS62238790 A JP S62238790A
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JP
Japan
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water
resin
thermal transfer
acid
polyester resin
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Application number
JP61081862A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Hayama
和秀 葉山
Riichiro Maruta
理一郎 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62238790A publication Critical patent/JPS62238790A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5263Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • B41M5/5272Polyesters; Polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は電気的な画像信号から熱昇華転写により画像を
得る際に使用する受像シートに用いる受容層形成コート
剤組成物に関するものである。
(発明の技術的背景およびその問題点)近年、ビデオカ
メラ、磁気カメラ、テレビ、ビデオディスク等から得ら
れる電気的な画像信号からカラー写真の々口きカラー画
像を再生しようとする技術が盛んに研究されている。
そのひとつとして感熱昇華転写記録方式が注目されてい
る。この方式は加熱により昇華移行する性質をもつ昇華
性分散染料層が設けられた熱転写シートを被熱転写シー
トと組合せて用い、昇僅性分散染料をコントロールしな
から被熱転写シート(熱転写受容シート)上に移行させ
て階調のある写真のような画像を得るものである。この
方式は電気的画像信号から簡単な処理で連続的な階調を
有する画像が得られ、しかもその際用いられる装謹が複
雑でないという特徴がある。
ところで、この方式で用いられる昇壱性分故染料はもと
もとはポリエステル繊維の屹式伝写捺染法に用いられて
きたものが主であり、ポリエステルとの親和性が高い。
従って、被熱転写シートの染料受容1亡にガラス転移点
が低いポリエステル樹脂を用いることによって高濃度の
画像が得られると考えられる。しかし低ガラス転移点の
ポリエステル樹q旨を受容層として用いた場合、熱転写
シートと被熱転写シートとを重ね合わせて加熱した後に
両シートをはがそうとすると、転写シートの熱転写r6
自体が被熱転写層の受容層に粘着して剥離を多行され、
全く使用に耐えないものとなってしまう。これは、高い
画像濃度金得るためには、被熱転写シートの受容層とし
て、ガラス転移点、軟化点の低い樹脂を用いる必要があ
るが、このような樹脂は一般にサーマルヘッドによし加
えられる熱エネルギーにより軟化し粘M性を示し、また
一方、熱転写シートのベースフィルムとしては一般にポ
リエチレンテレフタレー)(PET)が用いラレるが、
このベースフィルムに強固に接着する伝写唱バインダー
が少ない為、転写層の被熱転写シートの受gl→への剥
離移行が生ずると考えられる。
(問題点を解決する具体的手段) 本発明者らは上記間1点を解決するために種々研究を1
ねた結果、水溶性または水分散性のポリエステル@脂お
よび水溶性または水分散性の紫外線硬化型樹脂からなる
組成物を被熱転写シート受容層として用いることにより
、■高い画1象直度を得られ、■転写層の被熱転写シー
ト受容層への剥離移行が全くない被熱転写シートを得る
ことを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は、 囚成分; 水溶性あるいは水分散性のポリエステル樹脂の)成分: 水溶性あるいは水分散性の紫外線硬化型樹脂および/又
は七ツマ− 上記■成分および(B)成分よりなる昇華感熱転写記録
用受容1(至)形成用コート剤組成物を提供するもので
ある。
(コート剤組成物) ■成分: ■成分の水溶性あるいは水分散性のポリエステル樹脂と
しては、特公昭47−40873号、特開昭50−83
497号、特開昭54−3848号等に記載されている
スルホン酸基を有するポリエステル系樹脂、あるいはこ
れらに準じたポリエステル樹脂を挙げることができる。
これらのポリエステル系樹脂の型遣方法としては、ジカ
ルボン酸成分とグリコール成分とを、エステル形成性の
スルホン喰塩基を有する化合吻と共に縮合させることに
よや得ることができる。
上記ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル?、2.5−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族
ジカルボン酸あるいはこれら芳香族ジカルボン酸のエス
テル形成性誘導体、アジピン酸、アゼライン酸、セパシ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸あるいはこれら脂肪族ジ
カルボン酸のエステル形成曲誘褌体、オキシ安息dNl
などのオキシモノカルボン酸俊あるいはこれらオキシモ
ノカルボン酸のエステル形成性誘導体などを挙げること
ができる。
グリコール成分としては、エチレングリコール、1.4
−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、1.4−シククヘキサンジメタノール、
p−キシレンジオール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
などの脂肪族、脂環族及び芳香族ジオールなどを挙げる
ことができる。
エステル形成性のスルホン酸基を有する化合物としては
、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スル
ホナフタレン−2,7−ジカルボン酸など及びこれらの
エステル形成性誘導体などの金属塩を挙げることができ
る。
また、上記ポリエステル樹脂の別の製造方法としては、
エステル形成性脂肪族不飽和化合物を共重合i成分とす
るポリエステルの不砲補基を亜ID1E酸水素ナトリウ
ムなどのスルホン化剤でスルホン化することによって得
ることができる。
(に、本発明のポリエステル系樹脂としては、上記の形
成性成分からなる飽和線状ポリエステル樹脂μ外に、3
価以上のエステル形成性成分を有する化合吻からなるポ
リエステル樹脂あるいは反応性の不吻和基を有するポリ
エステル樹脂を中いることもできる。
これらポリエステル系樹脂は各々1種類単独であるいは
2種類以上混合して用いることもできる。
G)成分: (B)成分の水溶性あるいは水分散性の紫外線硬化性樹
脂(オリゴマーも含む)としては(A)成分の水溶性あ
るいは水分散性のポリエステル樹脂と相溶比の良いもの
であればよい。水溶性の紫外線硬化性樹脂としては例え
ば、側鎖または末端にカルボキシル基を有するエポキシ
樹脂−光重合性α、β−不飽和カルボン酸付加生成物を
あげることができ、この代表的なものは、エポキシ樹脂
−光重合性α。
β−不砲和カルボン酸付加生成物と二塩基曲カルボン酸
無水物との反応生成物である。
この反応生成物の一成分として用いられるエポキシ樹脂
としては、ビスフェノールA1水添ビスフエノールA1
ノボラツク、ハイドロキノンなどの多価フェノールと、
エピクロルヒドリンとの縮合反応で得られるグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、脂肪族または脂環状オレフィ
ンなどをエポキシ化して得られるエポキシ樹脂、プロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、エボキ7化岨麻
仁油、エポキシ比大豆油、エポキシ化ポリブタジェンな
どのエポキシ化合物が用いられる。史にこれらのエポキ
シ忙↑1j旨と共に、(占1履やqIIIJ註を、、P
1節するために、希釈剤であるブチルグリシジルニーチ
ル、フェニルグリシジルエーテル、スチレンオキサイド
、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート
などのモノエポキシ化合物を併用することもできる。
エポキシ樹脂と反応する光重合性α、β−不I@和カル
ボン酸としては、アクリル・浚、メタクリル酸、クロト
ン酸、ソルビン酸などが用いられ、光硬化速度の点から
はアクリル酸の使用が、また保存安定性の点からはクロ
トン酸の使用が望ましい。
これらのα、β−不飽和カルボン酸の一部を、アジピン
酸、セバシン酸、フタル酸、イノフタル酸、テレフタル
酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘ
ット酸、イタコン酸、−にはマレイン酸などの多塩基性
カルボン酸で置換すると高分子清の付加生成物が得られ
る。
エポキシ樹脂−α、β−不飽和カルボン酸付加生成物に
遊離のカルボキシル基を導入するのに用いられる二塩基
陸カルボン酸無水物としては、コハク慣、マレイン酸、
イタコン酸、フタル酸、トリメリット酸、テトラヒドロ
フタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、ヘット酸、ドデシルコハク酸などが、付加生
成物中の水酸基に対して1〜竹の当敬比で用いられるこ
とが好ましく、遊離の水酸基が多く反応生成物中に残存
すると、目的とする組成物の水溶性を損うおそれがあり
、逆に過剰量の酸無水物を用いると、最終的に調製され
る組成物の粘度を高めることがある。
これら各成分の反応は、まずエポキシ樹脂とα。
β−不飽和カルボン酸とを、好ましくはトリエチルアミ
ンなどの第3級アミンやメチルトリエチルアンモニウム
アイオダイドなどの第4級アンモニウム塩の存在下で、
好ましくはハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチル
エーテルなどの熱重合禁止剤の存在下で反応させ、次い
で得られた付加生成物を二塩基性カルボン酸無水物と反
応させることにより行なわれるが、光重き性単は体をこ
れらの反1己の溶媒を兼ねて、必要に応じて第一段、あ
るいは第二段の反応段階で添加することができる。
このような反応の結果得られたエポキシ樹脂−α、β−
不飽和カルボン喧付加生成物と二塩基性カルボン酸無水
物との反応生成物にアミン類またはアンモニアヲ添加し
て、遊離のカルボキシル基ヲアミン塩またはアンモニウ
ム塩に変換させ、水害性とする。
かかるアミン類としては、好ましくはトリメチルアミン
、トリエチルアミン、N、N−ジメチルエタノールアミ
ン、N、N−ジエチルエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、N、N−ジメチルアミノエチルアクリレ−)
、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレ−)、N、
N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジンなどの第
3Jアミンがアンモニアと同様に用いられる。
また水害性の紫外線硬化性樹脂の池の例として、側鎖に
カルボキシル基および光重合性不飽和基とを併せもつア
クリル系樹脂を挙げることができる。
この代表的なものはアクリル酸、メタクリル酸、無水マ
レイン酸などのラジカル重合性α、β−不砲和カルポン
酸またはその酸無水物のラジカル重合体、あるいけこれ
らα、β−不飽和カルボン酸またはそのす無水物とアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル等とのラジカル
共重合体と光重合性不飽和基金もったモノマーとの反応
生成物である。
この反応生成物の一成分として用いられるカルボキシル
基を有するアクリル系樹脂としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン啼、無水
マレイン酸などのラジカル重合体あるいはこれらα、β
−不飽和カルポン酸またはその味水′吻とアクリル酸エ
チル、アクリル酸メチル、アクリル酸−11−/”チル
、アクリル酸イノブチル、アクリル酸シクロヘキシル、
アクリル酸ステアリル、アクリル酸エトキシエチル、ア
クリル酸エチルカルピトール、アクリル酸テトラヒドロ
フルフリル、アクリル酸ヒドロギシエチルなどのアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリルQ−n−ブチル、メタクリル酸−2−
エチルヘキシル、メタクリルやステアリル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル
酸ヒドロキシエチルなどのメタクリル酸エステル額、ス
チレンとその透導体、酢酸ビニルなどラジカル共fi合
性を有するモノマーとの共重合体を挙げることができる
これらはメチルエチルケトン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシ
エタン、セロソルブアセテートなどの溶媒中でアゾビス
イノブチロニトリル等のアゾ系ラジカル開始剤、ベンゾ
イルパーオキサイド等の過俊化物系ラジカル開始剤等を
用いてラジカル重合を行う。この際、未分解のラジカル
開始剤が反応系中に浅存せぬように温度と時間をARす
る。
次にグリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレー
トなどのエポキシ基および光重会曲二重結合とを有する
モノマーを上記のカルボキシル基を有するアクリル系樹
脂の溶液中に加え、カルボキシル基とエポキシ基との反
応により付加させる。
この時、好ましくはトリエチルアミンなどの第3級アミ
ンやメチルトリメチルアンモニウムアイオダイドなどの
第4級アンモニウム塩の存在下で、かつハイドロキノン
、ハイドロキノンモノメチルエーテル、フェノチアジン
などの熱重合禁止剤の存在下で反応させる。
このような反応の績果得られた側鎖にカルボキシル基お
よび光重合性不飽和とをもつアクリル系樹脂にアミン類
またはアンモニアまたはアルカリ金属水酸化物を添加し
て、遊離のカルボキシル基をアミン塩またはアンモニウ
ム塩またはアルカリ金属塩に変換させ水@性とする。ア
ミン類としては、好ましくはトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、Nt
N−ジエチルエタノールアミン、トリエタノールアミン
などの第3アミンがアンモニアと同様に用いられる。ま
たアルカリ金4水酸化物としては水・異化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウムなどが用いられる。
ここでは(B)成分の水溶性あるいは水分敵性の紫外線
硬化型樹脂として上記の例を挙げたが、これに限定され
るものではなく(4)成分と相溶性の良いものであれば
よい。
またω)成分の紫外線硬化性モノマーとしては水容1生
の2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキク
エチルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ビ
ニルピロリドンなどが用いられる。
これら(B)成分の樹脂、モノマーはそれぞれ単独ある
いは2W1以上4[互に組合わせて用いることができる
受答層形成用コート剤塗液: 受容層形成用コート剤塗液の調製は、(4)成分のポリ
エステル樹脂と■成分の紫外線硬化型樹脂及び/又はモ
ノマーの重量部比(A/B)が20=80〜90:10
となるように、J!4整し、充分混合を行う。このとき
混合を容易にする目的で水を適敞加えてもよい。混合方
法は攪拌機付反応釜等通常の混合方法でよい。
ここに光重合開始剤を添加するが、これの種類は通す用
いられているベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンジ
ル、ω−ブロムアセトフェノン、2−エチルアントラキ
ノン、フロイン、ベンゾイン、ペンツインエチルエーテ
ル、ペンツインフェニルエーテル、塩化デシル、ミヒラ
ーケトン、チオミヒラーケトンなどでよく、組成物置・
虐分〔(A)+■〕の約0.2〜6重址聾程度使用され
る。
またこの受容層形成用コート剤塗液中には種々の添加剤
、例えば消泡剤、潤滑剤、分散剤等を加えうるが、これ
らの成分は、加熱時に熱転写シートから・多行してくる
染料の定着を妨げないようなものから選択されるべきで
ある。このような添加剤としては、熱転写シートとの離
型性をより高めるシリコン化合物など、また発色画像の
光による褪色を防止する目的で紫外線吸収剤などが用い
ることができる。
受容層の形成: 本発明の組成物による受容層の形成は、上記の塗液を、
まず紙、合成紙、プラスチックフィルム等の基材上に、
適宜な印刷方法あるいは塗布方法により印刷または塗布
する。このとき必要に応じて塗液の欠による希釈を行っ
てもよい。次いで水分を適当な方法により乾燥除去し、
通常の紫外線照射装置tによ抄紫外線硬化を行う。受容
層の厚さは、基材の種類等に応じて適宜選択され得るが
、通常、乾燥、紫外線硬化後の厚さが0.5〜20μm
、好ましくは1〜10μmの範囲であることが望ましい
(熱転写7−ト) 本発明による受容層用コート剤組成物を用いて上述のよ
うに形成された被熱転写シートは、熱転写シートと組み
合わせて使用される。
代表的な熱転写シートは、支持体の片面に熱転写層を設
けられて構成されており、この熱転写層は加熱された場
合にその中に含まれる色材が彼熱伝4シート上に4行す
るようになっている。
このような色材としては、約150〜4QO1i1度の
比較的小さい分子量を有する分数染料、オイル染料、あ
る種の塩基性染料、あるいはこれらの染料に変化しうる
中間体などが挙げられ、これらの中から、熱転写温度、
熱転写効率、色相、演色性、耐候性などを考慮して選択
して甲いられる。
上記の色材は、熱転写層を形成する適宜な合成樹脂バイ
ンダー中に分散されて、基材上に設けられる。このよう
な合成樹脂バインダーとしては、通常耐熱性が高くしか
も加熱された場合に起こる色材の修行を妨げないものを
1択することが好まシイ。7’)−トtハ、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルスルロース、
メチルセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース系
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
アミドなどのビニル系樹脂などである。上記のバインダ
ーのうち耐熱性などの点から、セルロース系樹脂あるい
はポリビニルブチラール樹脂が好ましい。
熱転写層を支持体上に設けるには、色材および合成樹脂
バインダーを溶剤あるいは希釈剤とともに混練して熱転
写層用蒸料組成物とし、これを適宜な印刷方法あるいは
塗布方法により支持体上に設ければよい。必要に応じて
、熱転写層用組成物中に任意の添加剤を加えてもよい。
熱転写シートの基本的な構成は上べ己のとおりであるが
、サーマルヘッドのような接触型の加熱手段により、支
持体の表面を直接加熱する場合には、支持体の熱転写層
が設けられていない側にワックスなどの滑剤あるいは離
型剤を含む滑性層を設けることによって、サーマルヘッ
ドなどの加熱手段装置と支持体との14を防止するとと
も疋すべりを良好にすることができる。
上記のように準備された熱転写シートおよび彼熱伝ダシ
ートは、熱転写シートの熱転写層と被熱転写シートの受
容層とが妾するように向かい合わされ、熱転写層と受容
層の界面に画像情報に応じた熱エネルギーを与えること
により、熱転写層中の色材を該熱エネルギーに応じて受
容層に移行させることができる。
(実施例等) 久に、樹脂製造例、実施例、比較例及び試験例をあげて
さらに詳述する。これらの例と記載の「部」及び「チ」
は、特に記載しない限りit部及びN童%を意味する。
樹脂製造例1 温度計、窒素導入管、攪拌機および冷却管を具備した5
00−のフラスコ内に、イソフタル酸116.2 f 
(0,7モル]、無水マレイン酸29.4 f(0,3
モル)、エチレングリコール37.2 F (0゜6モ
ル)、ジエチレングリ:7−ル63.6 f (0,6
モル)及び酢酸亜鉛0.1f、ハイドロキノン0.1?
を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら昇温し190℃で
5開用縮合を行なつ九。酸価20.7 (KOH’ll
i/f/)の不飽和ポリエステル(イ)を得た。
次にこの不飽和ポリエステル(イ)に酸性亜硫酸ナトリ
ウム31.2 t (0,3モル)及びハイドロキノン
0.12を添加し、180〜190℃の温度にて60分
間付加反応を行ないスルホン酸ナトリワム基を含有する
ポリエステル樹脂(ロ)ヲ得り。
上記(イ)と(ロ)とをNMR(溶媒DMSO)によっ
て分析した結果、(イ)に認められた6、0〜7.0p
pm(マレイン酸に基づく二重結合)の吸収が(B)で
は消失し、新たに3 ppm付近に(二重結合の付加後
に生成するメチレン基)吸収が認められた。
このことより不飽和ポリエステルのマレイン酸成分にお
ける不飽和納会に酸性亜硫酸ナトリウムが付加し之こと
が明らかである。
次に、スルホン醒ナトリウム基を含有するポリエステル
樹脂(1:2)200Fを攪拌下[8001080℃の
温水に添加し、透明な水溶f(固型分20%)を得た。
樹脂製造例2 ビスフェノールAのジグリシジルエーテル1エピコート
828m(油化シェルエポキシ■製、エポキシ当量19
0)380fに、アクリル酸1442(2モル)、触媒
としてトリエチルアミン2Vおよび熱1合禁止剤として
ハイドロキノンモノメチルエーテル0.8fを加え、温
度計、撹拌機、冷却管を具備した51のフラスコ内に仕
込み、90〜120℃で2時間反応させ念。
この反応混合物に、無水フタル酸148f(1モル)を
加え、100℃で1時間反応させた後、50℃に冷却し
てトリエチルアミン101.2 P(1モル]および水
1000Pを加え、攪拌し、中和、水溶液化し友。
さらに、水で希釈し、水溶性紫外線硬化型樹脂(a)の
固型分20%水溶液を得た。
樹脂製造例3 温度計、窒素導入管、渣拌機および冷却管を具備した2
1のフラスコ内に、メチルエチルケトン700 r、メ
タクリル1275 f、メタクリル酸メチル75ノ、ア
クリル酸エチル150FおよびラジカルM会開始剤とし
てアゾビスインブチロニトリル1.8vを仕込み、80
℃で8時間重合反応を打ない共重合体の30%メチルエ
チルケトン溶液を得た。
次に、グリシジルメタクリレート49.5 t、メチル
エチルケトン200 t、触媒としてペンジルトリメチ
ルアンモニクムハイドロキシド(40%メタノール溶液
)5vおよび熱1合禁止剤としてハイドロキノンモノメ
チルエーテル5Qr14f上記反応avこ加え、70C
で30時間付加反応を行なった。
ガスクロマトグラフィーにより生成物を分、井したとこ
ろ、グリシジルメタクリレートの付加反応率は93%で
あつ九〇 次に、メチルエチルケトンを減圧下(20wH5’)4
0℃にて500 を留去し、水酸化カリツム292を水
4001に溶かしたものを加え、中オロを行った。さら
に減圧下(20mHf )、40℃にてメチルエチルケ
トンtW去し、水で希釈して水浴性の路外線硬化型樹脂
(b)の20%水浴液とした。
メチルエチルケトンの残存率はガスクロマトグラフィー
分析より0.5 %であすた。
実施例1 市販の水分散性ポリエステル樹脂”パイロナールMf)
−1200″(東洋紡壽裂、曲品名)と樹脂固型分重量
比で1=1となるように加え、水で希釈し、充分に攪拌
することにより20チの均一な分散液を得た。
この混合液1oofに対し光重合開始剤としてベンゾイ
ンエチルエーテルの10%メタノール溶液6ffffS
加し充分混合し受容層形成用コート剤塗液を得た。
実施例2 ポリエステル樹脂として実施例1で用いたパイロナール
MD−1200を用い、水溶性紫外線硬化型樹脂として
前記樹脂製造例3によって得た樹脂(b)を用いて、樹
脂固型分xi比2:1となるように配合し、以下実施例
1と同様にして受容層形成用コート剤塗液を得た。
実施例3 ポリエステル樹脂として実施例1で用いたパイロナール
ML)−1200を用い、水溶性系外11151硬化型
樹脂として樹脂製造例3によるの)を用いて、樹脂固型
分重量比1:lとなるように配合し、以下実施例1と同
様にして受容層形成用コート剤塗液を得た。
実施例4 ポリエステル樹脂としてパイロナールMD−1200を
用い、水溶性紫外線硬化型樹脂として樹脂製造例3によ
る(b)を用いて、樹脂固型分重量比l:2となるよう
に配合し、以下実施例1と同様にして受容層形成用コー
ト剤塗液を得た。
実施例5 ポリエステル樹脂として樹脂製造例1によって得た樹脂
(ロ)を用い、水溶性紫外線硬化型樹脂として樹脂製造
例2によって得た(a)を用いて、樹脂固型分重量比1
:1となるように配合し、以下実施例1と同様にして受
容層形成用コート剤塗液を得た0 実施例6 ポリエステル樹脂として樹脂製造例1による樹脂(ロフ
を用い、水溶性紫外線硬化型樹脂として樹脂製造例2に
よる(a)を用い、さらに水溶性紫外線硬化モノマーと
してN−ビニルピロリドンを用いて、lJ!lI型分I
賦比2り: 1.8 : 0.2となるように配合し、
以下実施例1と同様にして受容層形成用コート剤塗液を
得た。
実施例7 ポリエステル樹脂として樹脂製造例1による樹脂(ロ)
を用い、水溶性紫外線硬化型樹脂として樹脂製造例3に
よる(b)を用−て、樹脂固型分重量比l:lとなるよ
うに配合し、以下実施例1と同様にして受容層形成用コ
ート剤塗、液を得た。
実施例8 ポリエステル樹脂としてパイロナールMD−1200t
?用い、水溶性紫外線硬化上ツマ−としてN−ビニルピ
ロリドンを用いて、固型分重量比2:1となるように配
甘し、以下実施例1と同様にして受容j−形形成用コー
ト剤液液得た。
比較例1 パイロナールMD−1200のみを受容層形成用コート
剤塗ン没として用いた。
比t(9!12 樹脂製造例1によるポリエステル樹脂(ロ)のみを受答
ノー形成用コート剤は放として用いた。
比較例3 樹脂製造例2による紫外線硬化型樹脂(a)の20係水
溶液1002に対して、光開始剤としてベンゾインエチ
ルエーテルの10%メタノール溶液42t−添加し充分
混合し受容層形成用コート剤塗液を得た0 比較例4 樹脂製造例3による紫外線硬化型樹脂(b)の20係水
溶液1002に対して、光開始剤としてベンゾインエチ
ルエーテルのlO係メメノール浴液4?を添加し光分混
合し受容層形成用コート剤塗液を得た。
試験例 (被熱転写シート試験片の作成) 基材として150μmの合成紙(王子油化製ユポーFP
G−150)t−用い、この表面上に各実施例及び各比
較例で得られた受容層形成用コート剤塗液を、パーコー
ターにより乾燥、紫外線硬化後の塗膜厚さが5μmとな
るように塗布し、熱風乾!!l!機により80℃にて1
0分間乾燥して水分を除去した。
さらに、実施例1〜8、比較例3.4の塗液を塗布した
シートは20〜V / cmの高圧水銀灯を用いて10
秒間紫外線照射し、比較例1.2の塗液を塗布した7−
トは、さらに熱風乾燥機で80℃、1時間乾燥した。
(転写シートの作成〕 支持体として片面にコロナ放電処理が施された厚み12
μmのポリエチレンテレフタシートフイルム(東洋紡1
ilys−PET)を使用し、コロナ処理され几フィル
ム面上に、下記組成の熱転写用塗料組成物をバーコータ
ーにより、乾燥時の厚みが1μmとなるように塗布形成
し、背面にシリコンオイル@X−41・40Q3A”(
信越シリコン製、商品名)をスポイトにて1〜2滴たら
した後、全面に広げ背面処理コートを行い熱転写シート
とした0 熱転写J−用塗料組成 分散染)p+(日本化薬製カヤ    4重量部セット
ブルー136) エチルセルロース        5′M量部トルエン
            40重量部メチルエチルケト
ン      40重量部ジオキサン        
   102kt部得らnた各被熱転写シートにつ込て
下記の各試験を行なった。
結果は第1表に示すとおりであった。
■耐ブロツキング性二 各被熱転写シートと転写シートとを、熱転写塗料塗布面
と受容層コート面が接するように重ね合わせ熱転写シー
トの支持体側からアイロンにより、ioo℃、20秒間
加熱し転写を行なった。
この後、熱転与シートと被熱転写シートを剥離した際に
熱転写層のバインダーごとの受容層へのハガレの度合い
を目視により下記の三段階に判定した。
○・・・・・・ハガレ全くなし。
Δ・・・・・・ハガレ若干あり。
X・・・・・・ハガレ多い。
なお、×のものについては転写染料のみの色濃度の測定
は不可であるので、数値は記さなかった。
■転写色濃度 ■の方法により転写を行なった被熱転写シートについて
、フォトボルト比色計でアンバーフィルターを用いて転
写前の被熱転写シート受容層面の反射率IOおよび転写
後の反射率lを測定し、転写色1l11度=I/1ox
too(%)で示す。なお、数値の小さいほど色濃度の
高いことを表わす。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、(A)成分: 水溶性あるいは水分散性のポリエステル 樹脂 (B)成分: 水溶性あるいは水分散性の紫外線硬化型 樹脂、および/又はモノマー 上記(A)成分および(B)成分よりなる昇華感熱転写
    記録用受容層形成用コート剤組成物。 2)(A)成分樹脂と(B)成分樹脂の重量比が20:
    80〜90:10である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。
JP61081862A 1986-04-09 1986-04-09 昇華感熱転写記録受容層形成用コ−ト剤組成物 Pending JPS62238790A (ja)

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