JPH071843A - 感熱色素転写用色素受容素子 - Google Patents

感熱色素転写用色素受容素子

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JPH071843A
JPH071843A JP32363193A JP32363193A JPH071843A JP H071843 A JPH071843 A JP H071843A JP 32363193 A JP32363193 A JP 32363193A JP 32363193 A JP32363193 A JP 32363193A JP H071843 A JPH071843 A JP H071843A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱色素転写用の色素受容素子を提供する。 【構成】 該色素受容素子は、色素画像受容層を片面に
担持する支持体を含んで成る。該色素画像受容層は、反
復する二塩基酸由来単位及びジオール由来単位から構成
されている水分散性ポリエステルを含む。該二塩基酸由
来単位の50モル%以上は、ジカルボン酸の各カルボキ
シル基の2個の炭素原子の内側に脂環式環を含有するジ
カルボン酸由来単位を含む。該二塩基酸由来単位とジオ
ール由来単位との合計の2.5モル%以上は、イオン性
基を含有するイオン性モノマー単位を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱色素転写に用いら
れる色素受容素子に、また詳細には、このような素子の
ためのポリマー性色素画像受容層に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写シス
テムが開発されている。このようなプリントを得る一つ
の方法によると、まず電子画像をカラーフィルターによ
って色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気
信号に変換する。その後、これらの信号を操作して、シ
アン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、こ
れらの電気信号を感熱プリンターへ伝送する。プリント
を得るため、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供
与体素子を色素受容体素子と向い合わせて配置する。次
いで、それら二つを感熱プリントヘッドと定盤ローラー
との間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用
して、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プ
リントヘッドは数多くの加熱素子を有し、シアン、マゼ
ンタまたはイエローの信号に応じて逐次加熱される。そ
の後、この工程を、その他の2色について反復する。こ
うして、スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハ
ードコピーが得られる。この方法とそれを実施するため
の装置についての詳細が、米国特許第4,621,27
1号明細書に記載されている。
【0003】感熱色素転写に用いられる色素受容素子
は、一般に、片面に色素画像受容層を、また必要に応じ
てさらに別の層を担持する支持体(透明または反射支持
体)を含む。従来より、色素画像受容層は、色素供与体
素子から転写される色素に対する適合性や受理性のた
め、様々な種類の組成物から選ばれたポリマー材料によ
って構成されている。色素は、色素転写工程中に層中へ
迅速に移行し、また観察環境において固定され且つ安定
でなければならない。高温の供与体へ粘着しない受容体
層であって、色素が表面から受容体本体へ移動する受容
体層を提供するように注意しなければならない。これら
の後者の問題に特に狙いを定めることによって受容体の
性能を改善するために、オーバーコート層を使用するこ
とができる。色素をより深く受容体内部へ移動させるた
めに、融着工程と呼ばれるさらに別の工程を実施しても
よい。
【0004】ポリカーボネート(例、米国特許第4,6
95,286号及び同第4,927,803号明細書に
記載されているポリカーボネート)及びポリエステルが
画像受容層用として提案されている。ポリカーボネート
は、色素適合性及び色素受理性が有効であるため、望ま
しい画像受容層用ポリマーであることがわかっている
が、それらは一般に、有害な物質(例、ホスゲンやクロ
ロホルメート)から溶液として調製され、また別の溶剤
中で析出させて単離される。
【0005】一方、ポリエステルは、比較的無害な出発
化学原料を使用して溶剤を用いない溶融縮合によって容
易に合成し加工することができるという点で有利であ
る。芳香族ジエステルから構成されているポリエステル
(例、米国特許第4,897,377号明細書に記載さ
れているポリエステル)は、一般に、感熱色素転写に使
用した場合に良好な色素吸収特性を示す。しかしなが
ら、色素画像に高強度の昼光照射を施すと、ひどい退色
を示す。脂環式ジエステルから構成されたポリエステル
は、一般に、比較的ガラス転移温度(Tg)が低く、感
熱色素転写に通常用いられている温度において受容体と
供与体との粘着をもたらすことがよくある。画像形成後
に供与体と受容体とを引き剥がすと、一方またはその他
方が破損し引き裂かれ、得られる画像は許容できないも
のになる。
【0006】脂環式ジエステルから構成されたポリエス
テルが特願平4−324240号明細書に記載されてい
る。
【0007】米国特許第5,071,823号明細書
は、テレフタル酸と、スルホン化テレフタル酸と、エチ
レングリコールとから形成された水溶性ポリエステル及
びポリエステル樹脂の水性分散体を、感熱色素転写色素
受容層に使用することについて記載している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特願平4−32424
0号明細書に記載のポリエステルは、一般に良好な色素
吸収特性及び画像色素安定性を示すが、(上記のその他
のポリカーボネートやポリエステルと同様に)それらは
一般に有機溶剤中でのみ可溶性である。このような色素
受容層を塗被する溶剤のコストは、色素受容体素子の製
造コストの中で最大の単コストである。塗被溶剤の環境
的影響や、低沸点溶剤を完全に回収することの困難性
は、溶剤塗被の継続にとってさらに不利となる。従っ
て、コストや環境的な観点から、色素受容層を水性系か
ら塗被できると好ましい。
【0009】米国特許第5,071,823号明細書に
記載されている芳香族ポリエステルは水から塗被するこ
とができるが、それらが示す画像安定性は不十分であ
る。
【0010】本発明の目的は、優れた色素吸収性と画像
色素安定性とを示し、且つ水性分散液から塗被すること
ができる色素画像受容層を有する、感熱色素転写プロセ
ス用の受容体素子を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの及びその他の目
的は、感熱転写色素画像を含有する色素画像受容層を片
面に担持する支持体を含んで成る感熱色素転写用色素受
容素子において、該色素画像受容層が、反復する二塩基
酸由来単位及びジオール由来単位から構成されている水
分散性ポリエステルを含み、該二塩基酸由来単位の50
モル%以上が、ジカルボン酸の各カルボキシル基の2個
の炭素原子の内側に脂環式環を含有するジカルボン酸由
来単位を含み、そして該二塩基酸由来単位とジオール由
来単位との合計の2.5モル%以上が、イオン性基を含
有するイオン性モノマー単位を含む、そのような感熱色
素転写用色素受容素子から構成される本発明によって達
成される。
【0012】好ましい実施態様では、ポリエステルのジ
オール由来単位の20モル%以上が、対応するジオール
の各ヒドロキシル基には隣接していない芳香族環を含有
するか、または脂環式環を含有する。
【0013】さらに好ましい実施態様では、ポリエステ
ルのジオール由来単位の20モル%以上が、脂環式環を
含有する。
【0014】またさらに好ましい実施態様では、ポリエ
ステルの二塩基酸由来単位の5モル%以上が、イオン性
基を含有するジカルボン酸由来単位を含む。
【0015】本発明の色素受容素子に用いられるポリエ
ステルポリマーは、脂環式二塩基酸(Q)とジオールと
から由来する反復単位に基づく縮合型ポリエステルであ
る。(Q)は、脂環式環が各カルボキシル基の2個の炭
素原子の内側に(好ましくは隣接して)含まれている1
個以上の脂環式環含有ジカルボン酸単位を表す。好まし
くは、ジオール由来単位の30モル%以上は、各ヒドロ
キシル基に隣接はしていない(好ましくは、1〜約4個
の炭素原子で隔離されている)少なくとも1個の芳香族
環を含有するか、またはヒドロキシル基に隣接してもよ
い脂環式環を含有するジオール単位を含む基(L)のジ
オールから由来する。本発明の目的では、用語「二塩基
酸由来単位」及び「ジカルボン酸由来単位」は、カルボ
ン酸自身から由来する単位だけではなく、その等価物、
例えば酸塩化物、酸無水物及びエステルから由来する単
位をも定義するものとする。というのは、どの場合にお
いても、生じるポリマー中には同じ反復単位が得られる
からである。対応する二塩基酸の各脂環式環は、必要に
応じて、例えば1個以上のC1 〜C4 アルキル基によっ
て置換されていてもよい。また、各ジオールも、必要に
応じて、その芳香族環または脂環式環が、例えばC1
6 アルキル基、アルコキシ基またはハロゲンによって
置換されていてもよい。
【0016】本発明の好ましい実施態様では、ジカルボ
ン酸由来単位及びジオール由来単位の脂環式環は、4〜
10個の環炭素原子を含有する。特に好ましい実施態様
では、脂環式環は6個の環炭素原子を含有する。
【0017】脂環式ジカルボン酸単位(Q)は、以下の
ような構造式によって表される。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【0018】イオン性モノマー単位は、スルホン酸また
はイミノジスルホニル基の金属イオン塩を含有するジエ
ステルモノマー(I)由来であることが好ましい。この
ようなイオン性モノマーの例として、以下の構造式で表
されるものが挙げられる。
【化5】
【化6】
【0019】2個のカルボキシル基の間の原子鎖内部に
イミノジスルホニル基を含有するジエステルモノマー単
位、例えば上記のモノマーI4、が特に好ましい。
【0020】好ましいジオール(L)は、以下のような
構造式によって表される。
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0021】必要に応じて、別の基のR及びMを共重合
させて以下のような好ましい構造を作ることができる。
【化13】 上式中、q+r+i=l+m=100モル%であり、q
は50モル%以上であり、iは、好ましくは約5〜約4
0モル%、より好ましくは約8〜約28モル%であり、
そしてlは好ましくは20モル%以上である。イオノマ
ー変性のレベルがより低いと(例、iが5モル%未満で
あると)、ポリエステルは水に分散しにくい。イオノマ
ー量がより高いと(例、iが40モル%よりも高い
と)、溶融粘度が、合成が困難になるレベルにまで増加
する。
【0022】ジエステルRとジオールMは、例えばポリ
マーのTgや、溶解度、接着性、等を正確に調整するた
めに加えることができる。付加的なジエステルコモノマ
ーは、Qの環状構造を有しても、あるいは線状脂肪族単
位であってもよい。付加的なジオールモノマーは、脂肪
族または芳香族構造を有することができるが、フェノー
ル系ではない。
【0023】Rに適した基には、以下のような二塩基性
脂肪族酸が含まれる。 R1: HO2 C(CH2 2 CO2 H R2: HO2 C(CH2 4 CO2 H R3: HO2 C(CH2 7 CO2 H R4: HO2 C(CH2 10CO2
【0024】Mに適した基には、以下のようなジオール
が含まれる。 M1: HOCH2 CH2 OH M2: HO(CH2 4 OH M3: HO(CH2 9 OH M4: HOCH2 C(CH3 2 CH2 OH M5: (HOCH2 CH2 2 O M6: HO(CH2 CH2 O)n H 〔但し、n=2
〜50〕
【0025】ポリエステルは、好ましくは、約40〜1
00℃のTgを示す。より高いTgのポリエステルも、
可塑剤を添加することで有用となりうる。本発明の好ま
しい実施態様では、ポリエステルの数分子量は約10,
000〜約250,000であり、またより好ましくは
20,000〜100,000である。
【0026】例示したモノマーの反復単位から構成され
る以下のポリエステルポリマーが、本発明の受容層に使
用することができるポリエステルポリマーの例である。
【0027】
【化14】 シス/トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
ジメチル84モル%;5−ソジオスルホイソフタル酸ジ
メチル16モル%;トランス−1,4−シクロヘキサン
ジメタノール100モル%
【0028】
【化15】 トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチ
ル84モル%;5−ソジオスルホイソフタル酸ジメチル
16モル%;トランス−1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール50モル%;エチレングリコール50モル%
【0029】
【化16】 トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチ
ル84モル%;5−(ソジオ−4−スルホフェノキシ)
イソフタル酸ジメチル16モル%;トランス−1,4−
シクロヘキサンジメタノール50モル%;エチレングリ
コール50モル%
【0030】
【化17】 トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチ
ル84モル%;5−(N−ポタシオ−p−トルエンスル
ホンアミド)スルホニルイソフタル酸ジメチル16モル
%;トランス−1,4−シクロヘキサンジメタノール5
0モル%;エチレングリコール50モル%
【0031】
【化18】 トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチ
ル84モル%;3,3’−イミノビス(スルホニル安息
香酸)、ナトリウム−窒素塩、ジメチルエステル16モ
ル%;トランス−1,4−シクロヘキサンジメタノール
50モル%;エチレングリコール50モル%
【0032】特願平4−324240号明細書に記載さ
れているような別の脂肪族ポリエステルを、その二塩基
酸由来単位及びジオール由来単位とイオン性モノマー単
位とを共重合させることによって変性し、本発明による
ポリエステルイオノマーのさらなる例を得ることができ
る。
【0033】本発明の色素受容素子用の支持体は、透明
体であっても反射体であってもよく、またポリマー、合
成紙もしくはセルロース系紙支持体、またはそれらの積
層体であってもよい。好ましい実施態様では、紙支持体
が用いられる。さらに好ましい実施態様では、紙支持体
と色素画像受容層との間にポリマー層が存在する。例え
ば、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフ
ィンを使用することができる。さらに好ましい実施態様
では、白色顔料、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、等を
ポリマー層へ添加して、反射性を付与してもよい。さら
に、このポリマー層の上に下塗層を設けて、色素画像受
容層への付着性を改善することもできる。このような下
塗層は、米国特許第4,748,150号、同第4,9
65,238号、同第4,965,239号及び同第
4,965,241号明細書に記載されている。また、
受容体素子は、米国特許第5,011,814号及び同
第5,096,875号明細書に記載されているような
裏層を含むこともできる。
【0034】色素画像受容層は、所期の目的にとって有
効な任意の量で存在させることができる。一般に、受容
体層の濃度を約0.5〜約10g/m2 にすると良好な
結果が得られる。
【0035】当該技術分野では慣例となっているよう
に、シリコーン系化合物のような剥離剤を色素受容層ま
たはオーバーコート層へ添加することによって、感熱印
刷中の耐粘着性を向上させることができる。
【0036】本発明の色素受容素子と共に用いられる色
素供与体素子は、従来より、色素含有層を表面に担持す
る支持体から構成されている。本発明に用いられる色素
供与体には、熱の作用によって色素受容層へ転写可能で
あるならば、いずれの色素でも使用可能である。昇華性
色素を使用すると特に良好な結果が得られる。本発明の
用途に適用できる色素供与体が、米国特許第4,91
6,112号、同第4,927,803号及び同第5,
023,228号明細書に記載されている。
【0037】上述のように、色素供与体素子を使用し
て、色素転写画像を形成させる。このようなプロセス
は、色素供与体素子を像様加熱し、色素画像を上記の色
素受容素子へ転写して、色素転写画像を形成させる工程
を含む。
【0038】本発明の好ましい実施態様では、シアン、
マゼンタ及びイエロー色素からなる逐次反復領域を塗被
したポリ(エチレンテレフタレート)支持体を含む色素
供与体素子を用い、そして各色について色素転写工程を
逐次実施して、3色色素転写画像を得る。もちろん、こ
の工程を単一の色についてのみ実施すれば、モノクロ色
素転写画像が得られる。
【0039】色素供与体素子から色素を本発明の受容素
子へ転写するために使用することができる感熱印刷ヘッ
ドは市販されている。別法として、例えば英国特許出願
公開公報第2,083,726号明細書に記載されてい
るレーザーのような、感熱色素転写用のその他の既知の
エネルギー源を使用してもよい。
【0040】本発明の感熱色素転写集成体は、(a)色
素供与体素子と、(b)上記の色素受容素子とを含み、
その色素受容素子と色素供与体素子とは、供与体素子の
色素層が受容素子の色素画像受容層と接触するように重
ねられている。
【0041】3色画像を得る場合には、上記の集成体
を、感熱印刷ヘッドによって熱がかけられている間に3
回形成する。第一の色素が転写された後、それらの素子
を剥離する。次いで、第二の色素供与体素子(または異
なる色素領域を有する供与体素子の別の領域)と色素受
容素子とを位置合わせして、工程を繰り返す。同様にし
て、第三の色を得る。
【0042】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに例示す
る。この合成例は代表例であって、他のポリエステル
を、同様に、または当該技術分野で知られている別の方
法で調製してもよい。
【0043】ポリエステルP−1の合成:窒素導入管と
Dean Starkトラップを備えた250mlの反
応フラスコへ、42g(0.210モル)のシス/トラ
ンス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチル
と、12g(0.040モル)の5−ソジオスルホイソ
フタル酸ジメチルと、36g(0.250モル)のトラ
ンス−1,4−シクロヘキサンジメタノールと、0.3
g(0.004モル)の酢酸ナトリウムと、0.033
gの酢酸亜鉛と、0.033gの三酸化アンチモンと、
0.05gのIrganox−1010(Ciba G
eigy社製の酸化防止剤)とを装填した。窒素パージ
下で、そのフラスコを210℃の塩浴中に配置し、6〜
8滴のテトライソプロピルオルトチタネートで処理し、
そしてそのまま1.5時間放置した。温度を1時間にわ
たり230℃まで上昇させた。6滴のトリオクチルホス
フェートを添加し、そして蒸留ヘッドを取り外した。反
応フラスコを真空マニホールドに接続し、そして200
rpmに設定したオーバーヘッドスターラーを取り付け
た。反応温度が260℃に達した時点で、その系を室内
真空下に配置して、そこで15分間保持した。加熱設定
温度を280℃に上昇させ、反応フラスコを高真空下
(12Pa)に配置した。1時間にわたり、溶融粘度が
徐々に増加した。100rpmで180ミリボルトの最
終トルク測定値において反応を停止させた。フラスコを
塩浴から取り出し、そして室温まで冷却させ、ポリマー
を取り出して1/4インチのスクリーンによって微粉砕
すると、65gの灰色がかった白色固体(Tg=58.
7℃、IV=0.221)が得られた。
【0044】実施例1 厚さ42μmのミクロボイド化複合フィルム〔片面に二
酸化チタン着色非ミクロボイド化配向ポリプロピレン層
を、反対面に非着色非ミクロボイド化配向ポリプロピレ
ン層を有する、ミクロボイド化配向ポリプロピレンコア
(フィルム全厚の約75%、ボイド開始物質ポリ(ブチ
レンテレフタレート))から成るMobil Chem
ical社のOPPalyte 278 WOS〕を、
12g/m2 の着色ポリオレフィン〔アナターゼ型二酸
化チタン(13重量%)とスチルベン−ベンゾオキサゾ
ール蛍光増白剤(0.03重量%)とを含有するポリエ
チレン〕を有する厚さ140μmの紙素材支持体〔Po
ntiac Maple51(Consolidate
d Pontiac社の長さ重みつき平均繊維長0.5
mmの漂白カエデ硬木クラフト)とAlpha Har
dwood Sulfite(Weyerhaeuse
r Paper社の平均繊維長0.69mmの漂白赤ハ
ンの木硬木亜硫酸塩)との1:1配合物〕へ、その複合
フィルムの非着色面と着色オレフィンとを接触させるよ
うに押出積層することによって色素受容素子を作製し
た。紙素材支持体の裏側には、高密度ポリエチレン(2
5g/m2 )を押出被覆した。次いで、得られた積層体
の複合フィルム面に以下の層を塗被した: (1)蒸留水から塗被した、透析濾過済ポリ(アクリロ
ニトリル−コ−塩化ビニリデン−コ−アクリル酸)(重
量比15:78:7)(0.54g/m2 )及びTri
ton TX−100(エトキシル化アルキルフェノー
ル)(Eastman Kodak社)(0.016g
/m2 )の下塗層;並びに (2)蒸留水から塗被した、ポリエステルイオノマー
(上記のP−1もしくはP−2または下記の比較用ポリ
エステルC−1、C−2もしくはC−3)(3.23g
/m2 )及びTriton TX−100(Eastm
an Kodak社)(0.016g/m2 )から成る
色素受容層。
【0045】
【化19】 テレフタル酸ジメチル84モル%;5−ソジオスルホイ
ソフタル酸ジメチル16モル%;トランス−1,4−シ
クロヘキサンジメタノール100モル%
【0046】
【化20】 テレフタル酸ジメチル84モル%;5−ソジオスルホイ
ソフタル酸ジメチル16モル%;ジエチレングリコール
30モル%;エチレングリコール70モル%
【0047】
【化21】 イソフタル酸ジメチル84モル%;5−ソジオスルホイ
ソフタル酸ジメチル16モル%;トランス−1,4−シ
クロヘキサンジメタノール100モル%
【0048】ポリマーP−1及びP−2並びに比較用ポ
リマーC−2及びC−3を、10重量%〜20重量%の
濃度範囲で水に分散させてから塗被した。比較用ポリマ
ーC−1は、5重量%程度の低濃度でも水に分散させる
ことができなかった。どのコーティングも周囲室内条件
下で16時間以上乾燥させてから評価した。
【0049】シアン、マゼンタ及びイエロー色素の逐次
領域を有する色素供与体素子を、厚さ6μmのポリ(エ
チレンテレフタレート)支持体上に以下の層を順に塗被
することによって作製した: (1)n−プロピルアセテート及び1−ブタノールの溶
剤混合物から塗布した、Tyzor TBT(チタンテ
トラ−n−ブトキシド)(DuPont社)(0.12
g/m2 )の下塗層;並びに (2)トルエン、メタノール及びシクロペンタノンの溶
剤混合物から塗布した、酢酸プロピオン酸セルロースバ
インダー(2.5%アセチル、45%プロピオニル)
(0.30〜0.40g/m2 )中に、下記のシアン色
素1(0.37g/m2 )とシアン色素2(0.11g
/m2 )との混合物、下記のマゼンタ色素1(0.14
g/m2 )とマゼンタ色素2(0.15g/m2 )との
混合物、または下記のイエロー色素1(0.26g/m
2 )、及びS−363N1(ポリエチレン、ポリプロピ
レン及び酸化ポリエチレン粒子の超微粉ブレンド)(S
hamrock Technologies社)(0.
02g/m2 )を含有する色素層。
【0050】該支持体の反対側には以下の層を塗被し
た: (1)n−プロピルアセテート及び1−ブタノールの溶
剤混合物から塗布した、Tyzor TBT(0.12
g/m2 )の下塗層; (2)トルエン、メタノール及びシクロペンタノンの溶
剤混合物から塗布した酢酸プロピオン酸セルロース
(2.5%アセチル、45%プロピオニル)(0.11
g/m2 )の付着層;並びに (3)トルエン、メタノール及びシクロペンタノンの溶
剤混合物から塗布した、酢酸プロピオン酸セルロース
(2.5%アセチル、45%プロピオニル)(0.53
2g/m2 )、PS−513(アミノプロピルジメチル
末端化ポリジメチルシロキサン)(Petrarch
Systems社)(0.011g/m2)、p−トル
エンスルホン酸(5%メタノール溶液)(0.0003
g/m2 )、及びカンデリラ蝋粒子(0.021g/m
2 )からなるスリップ層。
【0051】シアン色素1:
【化22】 シアン色素2:
【化23】 マゼンタ色素1:
【化24】 マゼンタ色素2:
【化25】 イエロー色素1:
【化26】
【0052】色素供与体素子の色素側(面積約10cm
×13cm)を、同じ面積の色素受容体素子のポリマー
受容層側と接触させて配置した。その集成体をモーター
駆動式の直径56mmのゴムローラーの上部に締結し、
そして32℃に温度調節されているTDK社製感熱ヘッ
ドL−231を、集成体の色素供与体素子側にバネで3
6ニュートン(3.6kg)の力で押し当て、それをゴ
ムローラーに対して押しつけた。
【0053】画像化電子装置を作動させ、そして集成体
を印刷ヘッドとローラーとの間を10.8mm/秒の速
度で引き抜いた。同時に、感熱プリントヘッド内の抵抗
素子に、17.1ミリ秒/ドットの印刷時間の際に12
9μ秒の間隔で64μ/パルスの所定のパターンのパル
スを与えて画像を描きだした。所望の場合には、パルス
/ドットの数を0から127まで増加させることによっ
て、段階化した濃度画像を発生させた。プリントヘッド
へ供給する電圧は約15.5ボルトとし、0.467ワ
ット/ドットの瞬間ピーク電力と、3.8ミリジュール
/ドットの最大全エネルギーとを得た。
【0054】個々のシアン、マゼンタ及びイエロー画像
は、3種類の色素供与体パッチから印刷することによっ
て得た。適切に位置合わせした場合には、全色画像が形
成された。段階化濃度画像の最大濃度におけるステータ
スAの赤、緑及び青の反射濃度を読み取り記録した。ど
の場合も、2.0以上の最大濃度が得られ、受容体ポリ
マーが有効に色素を受容したことを示した。
【0055】次いで、1週間、約25%のRHで50k
Lux、5400°Kの露光を施して高強度昼光による
退色試験を行った。濃度1.0に最も近い初期濃度を有
する各色素画像のステップについて、ステータスAの
赤、緑及び青の反射濃度を退色前後で比較し、濃度損失
%を算出した。その結果を以下の表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】上記のデータからわかるように、本発明の
ポリエステルイオノマーは、比較用のポリマーよりも実
質的に低い色素退色性を示した。
【0058】実施例2 厚さ38μmのミクロボイド化複合フィルム〔各面に二
酸化チタン着色非ミクロボイド化配向ポリプロピレン層
を有する、ミクロボイド化配向ポリプロピレンコア(フ
ィルム全厚の約73%、ボイド開始物質ポリ(ブチレン
テレフタレート))から成るMobil Chemic
al社のOPPalyte 350 TW〕を、12g
/m2 の着色ポリオレフィン〔ルチル型二酸化チタン
(17.5重量%)とスチルベン−ベンゾオキサゾール
蛍光増白剤(0.05重量%)とを含有するポリエチレ
ン〕を有する厚さ140μmの紙素材支持体〔実施例1
に記載したもの〕へ、押出積層することによって色素受
容素子を作製した。紙素材支持体の裏側には、高密度ポ
リエチレン(37g/m2 )を押出被覆した。次いで、
得られた積層体の複合フィルム面に以下の層を塗被し
た: (1)蒸留水から塗被した、ポリ(アクリロニトリル−
コ−塩化ビニリデン−コ−アクリル酸)(重量比15:
79:6)(0.11g/m2 )及びTriton T
X−100(Eastman Kodak社)(0.0
16g/m2 )の下塗層; (2)蒸留水から塗被した、ポリエステルイオノマー
(上記のP−3、P−4もしくはP−5)(3.23g
/m2 )及び10G(Olin社のポリグリシドール)
(0.021g/m2 )から成る色素受容層;並びに (3)ジクロロメタン溶剤から塗被した、ビスフェノー
ル−A(50モル%)と、ジエチレングリコール(49
モル%)と、MW=2,500のポリジメチルシロキサ
ンブロック単位(1モル%)との線状縮合コポリカーボ
ネート(0.11g/m2 )、Fluorad FC−
431(3M社の界面活性剤)(0.02g/m2 )及
びDow Corning 510シリコーン流体
(0.01g/m2 )から成るオーバーコート層。
【0059】ポリエステルイオノマーを、10〜20重
量%の濃度範囲で水に分散させてから塗被した。どのコ
ーティングも、周囲室内条件下で16時間以上乾燥させ
てから評価した。
【0060】実施例1に記載した同じ印刷条件及び色素
供与体材料を使用して、個々のシアン、マゼンタ、イエ
ロー及び中性画像を得た。段階化濃度画像の最大濃度で
のステータスA赤、緑及び青反射濃度を読み取り記録し
た。どの場合も1.8以上の最大濃度が得られ、受容体
ポリマーが有効に色素を受容したことを示した。
【0061】次いで、1週間、約25%のRHで50k
Lux、5400°Kの露光を施して高強度昼光による
退色試験を行った。濃度1.0に最も近い初期濃度を有
する各色素画像のステップについて、ステータスAの
赤、緑及び青の反射濃度を退色前後で比較し、濃度損失
%を算出した。その結果を以下の表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】上記のデータは、2個のカルボキシ基の間
の原子鎖内にイミノジスルホニル基を含有するジエステ
ルモノマー由来のイオン性モノマー単位を有する本発明
のポリエステルイオノマーP−5が、色素退色性を最小
限に抑える上で特に有益であることを示している。
【0064】
【発明の効果】本発明による特定のポリマー物質を色素
受容層に使用すると、色素吸収性及び画像色素安定性が
優れており、しかも水性分散液から塗被することができ
る受容素子が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱転写色素画像を含有する色素画像受
    容層を片面に担持する支持体を含んで成る感熱色素転写
    用色素受容素子において、該色素画像受容層は、反復す
    る二塩基酸由来単位及びジオール由来単位から構成され
    ている水分散性ポリエステルを含み、該二塩基酸由来単
    位の50モル%以上は、ジカルボン酸の各カルボキシル
    基の2個の炭素原子の内側に脂環式環を含有するジカル
    ボン酸由来単位を含み、そして該二塩基酸由来単位とジ
    オール由来単位との合計の2.5モル%以上は、イオン
    性基を含有するイオン性モノマー単位を含む、前記感熱
    色素転写用色素受容素子。
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