JPS63132969A - ベンゾチアゾ−ル系モノアゾ染料 - Google Patents

ベンゾチアゾ−ル系モノアゾ染料

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JPS63132969A
JPS63132969A JP61278838A JP27883886A JPS63132969A JP S63132969 A JPS63132969 A JP S63132969A JP 61278838 A JP61278838 A JP 61278838A JP 27883886 A JP27883886 A JP 27883886A JP S63132969 A JPS63132969 A JP S63132969A
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Kiyoshi Himeno
清 姫野
Junji Yoshihara
潤二 吉原
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ベンゾチアゾール系モノアゾ染料に関するも
ので、詳しくは、特に後加工後の湿潤堅牢度に優れたモ
ノアゾ染料に関する。
従来の技術 最近、ポリエステル布に、撥水加工、風合向上加工、帯
電防止加工、衛生加工等の種々の後加工が実施されてい
る。
上記のような後加工は、一般に高温処理するために、既
に染色されている繊維などから染料がブリードし、該繊
維等の諸堅牢度、特に湿潤堅牢度が低下するという問題
が生じる。
例えば、下記構造式で示されるベンゾチアゾール系モノ
アゾ染料が知られているが(特開昭60−108469
号公報参照)、これ等の染料の場合も、後加工を施さな
いときは、 ある程度良好な湿潤堅牢度を有するが、例
えば、ポリウレタン加工やシリコン加工を施した場合の
湿潤堅牢度は、大巾に悪化することになる。特に、シリ
コン加工を施した場合には、この傾向が著しい。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、合成繊維類、特にポリエステル繊維、或いは
これから製造される布等を、赤色ないし青色に染色する
ことができるモノアゾ染料であって、得られた染色布を
後加工してもブリードが生じなく、そのため洗濯堅牢度
、アルカリ汗堅牢度、水堅牢度等の湿潤堅牢度に優れた
ベンゾチアゾール系モノアゾ染料を提供することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、一般式[I] (式中、X及びYは、それぞれ水素原子、塩素原子、臭
素原子又はニトロ基を表わし、Zは水素原子、メチル基
又はアシルアミノ基を表わし、R1はアルキル基を表わ
し、R2はフェニル基、シクロヘキシル基、04〜C8
アルキル基、チオフェニル基又はアラルキル基を表わす
) で示されるベンゾチアゾール系モノアゾ染料をその要旨
とする。
一般式[I]中、R1で表わされるアルキル基としては
、例えば、メチル基、エチル基、直鎖状又は分枝鎖状の
プロピル基、ブチル基、ペンチル基などがあげられ、R
2で表わされるアラルキル基としては、ベンジル基、フ
ェネチル基などが挙げられる。
前爪一般式[I]で示される本発明のベンゾチアゾール
系モノアゾ染料の中で、特に好ましい染料としては、X
が塩素原子又はニトロ基で表わされ、Yが塩素原子又は
水素原子で表わされ、R1がC1〜C4アルキル基で表
わされ、Rがフェニル基又はシクロヘキシル基で表わさ
れ、Zが水素原子で表わされるものが挙げられる。
本発明のベンゾチアゾール系モノアゾ染料は、公知染料
に対して、構造的に待にR2を特定した点が新規であり
、この構造の特定により、最近要求されている後加工堅
牢耐性のうち、シリコン加工耐性等いくつかの厳しい加
工に対しても、極めて優れた後加工後の湿潤堅牢度耐性
を有するものである。
前爪一般式[I]で示されるベンゾチアゾール系モノア
ゾ染料は、例えば、一般式[II](式中、X及びYは
前記定義に同じ) で示されるアミン類を常法によってジアゾ化し、で示さ
れる化合物とカップリングすることにより、容易に製造
することができる。
本発明のベンゾチアゾール系アゾ染料により染色しうる
繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、テレフタ
ル酸と1.4−ビジー(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サンとの重縮合物等よりなるポリエステル繊維、或いは
木綿、絹、羊毛等の天然繊維と上記ポリエステル繊維と
の混紡品、混繊品が挙げられる。
本発明の染料を用いてポリエステル繊維を染色する1は
、前爪一般式[I]で示される染料が水に不溶ないし難
溶であるので、常法により、分散剤としてナフタレンス
ルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物、高級アルコー
ル硫酸エステル、高級アルキルベンゼンスルホン酸塩等
を使用して水性媒質中に分散させた染色浴又は捺染糊を
調製し、浸染又は捺染を行えばよい。例えば、浸染の場
合、高温染色法、キャリアー染色法、サーモゾル染色法
などの通常の染色処理法を適用すれば、ポリエステル繊
維、ないしはその混紡品に堅牢度の優れた染色を施すこ
とができる。その際、場合により、染色浴にギ酸、酢酸
、リン酸或いは硫酸アンモニラム等のような酸性物質を
添加すれば、更に好結果が得られる。
又、前爪一般式[I]で示される本発明のベンゾチアゾ
ール系モノアゾ染料は、二種以上を混合して用いてもよ
く、或いは他系統の染料と併用してもよい。このうち、
前爪一般式[I]で示される本発明のベンゾチアゾール
系モノアゾ染料を二種以上混合して用いる場合は、染料
相互の作用により染色性の向上など、好結果が得られる
場合がある。
実施例 次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが
、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 下記構造式 で示される7ゾ染料(50:50の混合物)0.59を
ナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド゛縮合物19
及び高級アルコール硫酸エステル2gを含む水3.l!
に分散させて染色浴を調製した。
この染色浴にポリエステル繊維100gを浸漬し、13
0℃で60分間染色した後、ソーピング、水洗及び乾燥
を行ったところ、鮭明な青味赤色の染色布が得られた。
得られた染色布の耐光堅牢度、耐胃華堅牢度及び水堅牢
度は良好であり、又、上記染料の染色時の温度安定性、
pH安定性も良好であった。
又、得られた染色布を更にシリコン加工(風合向上加工
)した後の湿潤堅牢度(洗濯堅牢度、アルカリ汗堅牢度
及・び水堅牢度)を以下の方法に従って判定し、結果を
第1表に示した。なお、シリコン加工の代わりにポリウ
レタン加工を施した場合のアルカリ汗堅牢度も測定し、
第1表に併記した。
(1)シリコン加工法 ポロンM−R(信越シリコン■製)の1%溶液に浸した
後、160℃で2分間キユアリングした。
(2)洗濯堅牢度 シリコン加工を施した染色布にマルチファイバーを添付
し、AATCC法洗濯■A@に準じて洗)程試験を行い
、マルチファイバーのナイロン繊維の汚染をグレースケ
ールで判定した。
(3)アルカリ汗堅牢度 シリコン加工を施した染色布を、JIS  L−084
8A法に準じ、但し添付布はナイロン布とシルク布を使
用する方法により試験を行い、シルク布の汚染度をグレ
ースケールで判定した。
(4)水堅牢度 シリコン加工を施した染色布を、JIS  L−084
6A法に準じ、但し添付布はナイロン布の代わりにシル
ク布を添付する方法により試験を行°い、シルク布の汚
染度をグレースケールで判定した。
この実施例で使用した染料は、次のようにして製造した
2−アミノ−5,6−ジクロロベンゾチアゾール2.2
g、2−アミノ−6,7−ジクロロベンゾチアゾール2
.2!iFの混合物を65%硫酸中、ニトロシル硫酸を
用い、0℃で2時間ジアゾ化を行い、ジアゾ溶液を製造
した。
又、N−エチル−N−2−(0−フェニルフェノキシ)
エチルアニリン6.39をメタノールに溶解させ、カッ
プリング溶液を製造した。
このカップリング溶液に上記ジアゾ溶液を0〜2℃で滴
下し、カップリング反応を実施し、0℃で3時間反応さ
せた後、析出結晶を濾別し、水洗し、乾燥して赤色結晶
8.09を得た。このもののλWaX (アセトン)は
528nmであった。
実施例2 下記構造式 で示される染料(50:50混合物>0.5gをナフタ
レンスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合物0.5gと混
合し、ペイントシェーカーで微粉砕して、微粒子化染料
を得た。これを、下記の組成からなる元糊と充分混合し
て、色糊1009を得た。
元糊の組成 カルボキシメチルセルロース系糊剤  30.09酒石
酸               0.29芳香族系キ
ヤリアー          〇、39(サンフローレ
ンSN1日華化学工業 株式会社製造、商品名) 得られた色糊をポリエステル繊維上に印捺し、100℃
で中間乾燥を行い、次いで170’Cの加熱水蒸気中で
7分間保持し、発色させた後、ソーピンク、水洗及び乾
燥を行ったところ、耐光堅牢度、耐昇華堅牢度及び湿潤
堅牢度の良好な赤色に捺染されたポリエステル布が得ら
れた。
又、得られた染色布のシリコン加工後の湿潤堅牢度を第
1表に示す。
この実施例で使用した染料は、実施例1に記載の方法に
従って製造した。この染料のλmax (アセトン)は
530nmであった。
比較例1〜3 下記第1表に示す染料を用いてポリエステル布を染色し
た。得られた染色布にシリコン加工を施した後の湿潤堅
牢度を第1表に示す。
第1表に示すように、比較例1及び2のモノアゾ染料は
、ポリウレタン加工後の湿肋堅牢度では、本発明のベン
ゾチアゾール系モノアゾ染料と効果上顕著な差はないが
、シリコン加工を実施した際には、その差は拡大し、比
較例1及び2のモノアゾ染料は、大きく堅牢度が低下す
るが、本発明のベンゾチアゾール系モノアゾ染料の場合
には、実用的に良好なレベルを保つことができるのであ
る。
実施例3 実施例1の方法にしたがって、第2表に示した染料を用
い、ポリエステル布を染色し、第2表に示す色調の染色
布を得た。
得られた染色布をシリコン加工した後の湿潤堅牢度(ア
ルカリ汗堅牢度)を測定したところ、第2表に示す結果
が得られた。
発明の効果 本発明のベンゾチアゾール系モノアゾ染料は、合成繊維
類、特にポリエステル繊維を赤色ないし青色に染色する
のに適し、そして、得られた染色布を後加工した場合、
ブリードが生じることがなく、そして後加工の中でも特
にダメージが大きいとされているシリコン加工を施した
場合でも、後加工後の染色物の湿潤堅牢度を高く維持す
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、X及びYは、それぞれ水素原子、塩素原子、臭
    素原子又はニトロ基を表わし、Zは水素原子、メチル基
    又はアシルアミノ基を表わし、R^1はアルキル基を表
    わし、R^2はフェニル基、シクロヘキシル基、C_4
    〜C_8アルキル基、チオフェニル基又はアラルキル基
    を表わす) で示されるベンゾチアゾール系モノアゾ染料。
JP61278838A 1986-11-25 1986-11-25 ベンゾチアゾ−ル系モノアゾ染料 Expired - Lifetime JPH0745631B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0363904A2 (en) * 1988-10-11 1990-04-18 Sumitomo Chemical Company, Limited Monoazo disperse dye compounds, their production and their use

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0363904A2 (en) * 1988-10-11 1990-04-18 Sumitomo Chemical Company, Limited Monoazo disperse dye compounds, their production and their use
EP0363904A3 (en) * 1988-10-11 1990-10-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Monoazo disperse dye compounds, their production and their use

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