JPS6312815B2 - - Google Patents

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JPS6312815B2
JPS6312815B2 JP54117726A JP11772679A JPS6312815B2 JP S6312815 B2 JPS6312815 B2 JP S6312815B2 JP 54117726 A JP54117726 A JP 54117726A JP 11772679 A JP11772679 A JP 11772679A JP S6312815 B2 JPS6312815 B2 JP S6312815B2
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JP
Japan
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line pressure
power transmission
valve
oil
pressure
Prior art date
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Application number
JP54117726A
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English (en)
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JPS5643032A (en
Inventor
Toshio Takano
Toshio Kobayashi
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP11772679A priority Critical patent/JPS5643032A/ja
Priority to US06/171,769 priority patent/US4481877A/en
Priority to GB8026570A priority patent/GB2058994B/en
Priority to AU61474/80A priority patent/AU523975B2/en
Priority to CH6221/80A priority patent/CH650204A5/de
Priority to CA000358645A priority patent/CA1141995A/en
Priority to FR8018652A priority patent/FR2465135B1/fr
Priority to DE3034228A priority patent/DE3034228C2/de
Priority to SE8006380A priority patent/SE445319B/sv
Publication of JPS5643032A publication Critical patent/JPS5643032A/ja
Publication of JPS6312815B2 publication Critical patent/JPS6312815B2/ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等の車両の伝動系に装備され
た自動変速機と前後輪駆動機構とから成る自動変
速機付4輪駆動装置に関し、詳しくは、前輪駆動
のトランスアクスル型自動変速機に4輪駆動トラ
ンスフア機構を組合わせたものに関する。
【従来の技術】
自動車の駆動走行方式として、エンジンを車体
前部に搭載して前輪を駆動する、所謂フロントエ
ンジン・スロントドライブ(以下略して前輪駆動
と称する)のものが、プロペラ軸を不要にし、前
輪で駆動および操向することで安定した走行が可
能になる等の理由で多用されてきている。そして
この前輪駆動走行方式においても、伝動系に自動
変速機を用いて、車の走行状態に応じ自動的に変
速させることが行われており、かかる自動変速機
付前輪駆動装置では、トルクコンバータ、自動変
速機および前輪終減速機が近接配置される関係で
一体的に組合わされている。 ところで一般に2輪駆動では、急発進、ラフロ
ード、登坂走行等、特に低速高負荷運転時に駆動
輪がグリツプ能力を失い易く車両性能が充分発揮
できない場合があり、この点を改良すべく従来手
動の変速機を備えた前輪駆動装置に後輪駆動用の
トランスフア機構を付設して、手動操作により前
輪駆動走行と前、後輪の4輪駆動走行とを共に可
能にしたものとして実開昭49−104828号公報が、
本件出願人により既に提案されている。 また、自動変速機付4輪駆動装置のトランスフ
アクラツチに摩擦クラツチを用いたものとして特
公昭48−3971号公報の先行技術がある。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前者の先行技術では、4輪駆動
のトランスフアクラツチは、自動変速機との組合
せからなるトランスフアクラツチも含めて通常の
ドツグクラツチを使用した機械的な結合方法を用
いており、必然的に手動操作する煩わしさが伴う
ばかりでなく、操作できる条件が、停車時あるい
は前後輪の回転差がない直進走行時のみに限られ
ていた。しかも自動変速機の場合には、手動変速
機のようにクラツチ操作ができないため、エンジ
ンからの動力を遮断するのはN(ニユートラル)
またはP(パーキング)位置に限られており、ト
ランスフアレバーの操作時には、メーンレバーを
一旦NまたはP位置にセツトしてからトランスフ
アレバーを操作するのが一般的な使われ方であ
り、一層操作が煩雑化していた。 また後者の先行技術では、車両の前進時におい
て常時4輪駆動とするための摩擦クラツチと、車
両の前、後輪の回転差に対応するための一方向駆
動装置と差動歯車装置とを設け、後進時における
前、後輪の回転差に対応するために、後進時には
摩擦クラツチの係合力を弱めて、摩擦クラツチを
スリツプ可能な状態とする手動選択弁および弁組
立体が摩擦クラツチの油圧系に設けられている。
従つて構造が複雑であり、かつ手動操作という煩
雑さがある。 こうしたことから、自動変速機のユニツトに4
輪駆動のトランスフア機構を組合わせる場合に
は、トランスフアに油圧クラツチを配設し、自動
変速機のライン圧を該クラツチの動作圧として利
用すれば、走行条件の如何に拘わらず前輪駆動
4WD(4輪駆動)の切換えができるばかりでな
く、該クラツチ用のライン圧回路切換バルブの動
作条件を予め設定することで、自動的に4WD走
行を得ることも可能となり、車両性能、操作性の
点で非常に有利になる。 本発明は、上述の要望に対処することを目的と
してなされた自動変速機付4輪駆動装置を提供す
るものである。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン
のクランク軸にオイルポンプを駆動するオイルポ
ンプ駆動軸を連設し、上記オイルポンプの油圧を
エンジンの負荷に応じて変化させる油圧制御装置
を設け、上記エンジンのクランク軸に連設された
自動変速機と、上記自動変速機の出力軸の出力を
前輪終減速機に常時直接伝動する第1の動力伝達
手段を設けた動力伝達装置において、上記第1の
動力伝達手段に連設され、上記自動変速機の出力
軸の出力を後輪の車輪終減速機に連設された第3
の動力伝達手段に選択的に連設する第2の動力伝
達手段を配設し、上記第2の動力伝達手段と上記
第3の動力伝達手段との間に、一入力軸と一出力
軸とを備える油圧式トランスフアクラツチを配設
し、上記油圧制御装置のライン圧油路から分岐し
て上記油圧式トランスフアクラツチに連通する油
路を設け、上記油路に、上記油圧制御装置にて発
生する前進時の上記ライン圧油路のライン圧が前
進高負荷時に所定値を越えたときに、上記ライン
圧により切換動作され、かつ上記ライン圧を上記
油圧式トランスフアクラツチに供給する自動切換
バルブを配設すると共に、上記トランスフアクラ
ツチを前進高負荷時に、上記油圧制御装置にて発
生する上記ライン圧に応じてトランスフアクラツ
チの伝達トルクを自動的に制御するように構成さ
れている。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体
的に説明する。 第1図、第2図において、符号1は自動変速機
付前輪駆動装置であり、大別するとトルクコンバ
ータ2、自動変速機3、前輪終減速機4および油
圧制御装置5から構成されており、このような自
動変速機付前輪駆動装置1の自動変速機3の後部
に、4輪駆動のトランスフア機構6が付設される
ようになつている。 トルクコンバータ2は、例えば対称3要素1段
2相型のもので、コンバータハウジング7内にポ
ンプインペラ2a、タービン2bおよびステータ
2cを設けて成る。ポンプインペラ2aは、ドラ
イブプレート9を介してエンジンクランク軸8に
直結され、タービン2bからのタービン軸10
が、トルクコンバータ後方の自動変速機3の側に
延設されている。そしてクランク軸8のエンジン
動力で、ポンプインペラ2aを駆動してタービン
2bをステータ2cでオイルの流れを変えながら
回転作用することで、そのタービン2bと共にタ
ービン軸10に伝達トルクを負荷に応じて増大さ
せながら動力を出力するようになつている。また
上記ドライブプレート9と一体的なコンバータカ
バー11にはオイルポンプドライブ軸12が結合
され、この軸12が、タービン軸10内を通つて
自動変速機3の後部に配置されているオイルポン
プ13にそれを駆動すべく連結されている。 自動変速機3は、変速機ケース14の内部前方
にラビニヨー型プラネタリギヤ15が設けられ
て、この後方にローアンドリバースブレーキ1
6、フオワードクラツチ17、リバースクラツチ
18等が順次配置されている。上記トルクコンバ
ータ2からのタービン軸10は、フオワードクラ
ツチ17を介してプラネタリギヤ15のフオワー
ドサンギヤ15aに連結され、同時にリバースク
ラツチ18およびコネクテイングシエル19を介
してリバースサンギヤ15bに連結され、これら
のクラツチ17,18を油圧動作することでター
ビン軸10の動力をサンギヤ15a,15bに入
力させる。またリバースクラツチ18のコネクテ
イングシエル19と一体的なドラム18aにはブ
レーキバンド20が装着され、このバンド20を
油圧で締付けることでリバースサンギヤ15bを
ロツクする。 プラネタリギヤ15において、入力側の各サン
ギヤ15a,15bと噛合うシヨートピニオン1
5c、ロングピニオン15dを支持するキヤリヤ
15eに上記ローアンドリバースブレーキ16が
設けられると共に、それとセンタサポート21と
の間にワンウエイクラツチ22が設けられてい
て、これらのブレーキ16またはワンウエイクラ
ツチ22の動作でキヤリヤ15eをロツタする。
そしてプラネタリギヤ15のロングピニオン15
dと噛合うリングギヤ15fが、上記タービン軸
10の周囲に同軸上に配置されたアウトプツト軸
23に結合されている。なお、符号24はパーキ
ングギヤである。 前輪終減速機4は、上記トルクコンバータ2と
自動変速機3との間の軸10,12の下に配設さ
れるもので、それらのハウジング7とケース14
との間に装架されるケース25の内部に、上記プ
ラネタリギヤ15からのアウトプツト軸23が回
転自在に軸支されている。またアウトプツト軸2
3の下部にはドライブピニオン26からなる第1
の動力伝達手段が軸受支持して平行に配置され
て、これらのアウトプツト軸23とドライブピニ
オン26がリダクシヨンギヤ27で動力伝達すべ
く連結され、ドライブピニオン26は、同軸上に
配置されている軸10,12,23の下にそれと
直交配置されたデイフアレンシヤル機構28のク
ラウンギヤ29に噛合う。 4輪駆動のトランスフア機構6は、上記変速機
ケース14の後部にエクステンシヨンケース30
が連結されて、このケース30内部にリヤドライ
ブ軸31からなる第3の動力伝達手段が回転自在
に設けられている。一方、これらのケース14,
30の内部下方における上記前輪終減速機4のド
ライブピニオン延長線上にトランスフアドライブ
軸33からなる第2の動力伝達手段が回転自在に
配置されて、これらのドライブピニオン26と軸
33がスプライン継手32により着脱可能に連結
されるようになつている。リヤドライブ軸31に
は、上記自動変速機3のクラツチ17,18と同
様の油圧クラツチタイプのトランスフアクラツチ
35が設けられるもので、そのドラム35aがリ
ヤドライブ軸31に一体結合され、ハブ35bが
トランスフアギヤ34を介してトランスフアドラ
イブ軸33に動力伝達すべく連結されており、リ
ヤドライブ軸31の後端部にユニバーサル継手3
6を介してプロペラ軸37が連結される。 更に油圧制御装置5は、上下2つ割りに構成さ
れたバルブボデー38が、上記変速機ケース14
の下に取付けられるオイルパン39内部に水平設
置されるもので、このバルブボデー38の内部に
種々のバルブや油路が形成されている。即ち、第
3図に示されるように、オイルポンプ13からの
油路40-がプレツシヤレギユレータバルブ41
に接続されてライン圧を生じるようになつてお
り、このライン圧は油路40によりマニユアルバ
ルブ42に導かれ、ライン圧と同じ作動油圧が油
路43によりトルクコンバータ2や各潤滑部に供
給される。マニユアルバルブ42は、各レンジ位
置により油路の切換えを行うもので、例えば前進
速のDレンジではライン圧を油路44によりガバ
ナバルブ45、1−2シフトバルブ46およびフ
オワードクラツチ17に導き、油路47によりセ
カンドバルブ48、2−3シフトバルブ49に導
き、更に油路50により上記バルブ48に導く。
ガバナバルブ45は、車速に対応したガバナ圧を
生じるもので、このガバナ圧が油路51により1
−2,2−3シフトバルブ46,49、2−3タ
イミングバルブ52およびプレツシヤモデイフア
イヤバルブ53に供給される。 また上記バルブ41で調圧されたライン圧は、
バキユームスロツトルバルブ54に供給されてエ
ンジン負荷に対応したスロツトル圧を得るように
なつており、このスロツトル圧は、油路55によ
り上記プレツシヤモデイフアイヤバルブ53の接
続側一方にポート53a、2−3シフトバルブ4
9、2−3タイミングバルブ52、プレツシヤレ
ギユレータバルブ41のライン圧増大操作側のポ
ート41aに導かれる。このようなスロツトル圧
系路として、上記バルブ53の接続側他方のポー
ト53bとバルブ41のライン圧低減操作側のポ
ート41bとの間に油路56が結ばれており、車
速と共にガバナ圧が上つてプレツシヤモデイフア
イヤバルブ53が動作することでポート53a,
53bが接続して、スロツトル圧が油路56を経
てバルブ41のポート41bにポート41aのス
ロツトル圧と対抗すべく作用し、こうしてバルブ
41によるライン圧が低下される。 これによりライン圧は、第4図に示されるよう
にエンジンのスロツトル弁全開時には特性曲線a
のように変化し、以下スロツトル開度が減じるの
に伴つて同様に階段状に変化してスロツトル全閉
時には特性曲線bのようになる。またRレンジに
セレクトされた場合には、ガバナバルブ45によ
るガバナ圧の発生がないのでプレツシヤモデイフ
アイヤバルブ56は動作しない状態に保持され
て、スロツトル圧がバルブ41のポート41bに
作用せず、且つ油路55のスロツトル圧が上記バ
ルブ41のポート41aに作用する。このためラ
イン圧は第4図のスロツトル全開時および全閉時
の破線c,dのように、車速に対してほとんど変
化しないが全体的に高くなる。 次いで1−2シフトバルブ46からセカンドロ
ツクバルブ48を経てブレーキバンド20のサー
ボ20-における締結側に油路57が結ばれて、
1−2シフトバルブ46の動作によりライン圧が
供給するようになつており、2−3シフトバルブ
49から2−3タイミングバルブ52、上記サー
ボ20-の解放側およびリバースクラツチ16に
油路58が結ばれ、2−3シフトバルブ49の動
作でライン圧を供給するようになつている。 このような油圧制御装置5において、また更に
ライン圧の油路40,44が、前輪駆動走行と4
輪駆動走行の切換バルブ(自動切換バルブ)59
を経てトランスフアクラツチ35の方に接続され
ている。切換バルブ59は、バルブチヤンバ59
a内にスプール59bが移動可能に挿入されて、
このスプール59bの一方の端部に操作チヤンバ
59cを有し、その反対側にスプリング59dが
付勢されており、その操作ポート59cに油路6
0を経て油路44が接続されている。また2つの
チヤンバ59a,59cのドレンポート59g
が、スプール59bの移動でポート59e,59
fを連通してドレンポート59gを閉じたり、ま
たはポート59eを閉じてポート59f、ドレン
ポート59gを連通すべく配設されていて、ポー
ト59cが油路61を経て油路40に接続され、
ポート59fが油路62を経てトランスフアクラ
ツチ35に接続されている。ここで上記スプリン
グ59dのスプリング力は、スロツトル全開より
少しスロツトル開度を減じた第4図の一点鎖線の
ようなライン圧PLと釣合うように設定されてい
る。 なお、符号63はスロツトルバツクアツプバル
ブであり、2または1レンジにシフトした時の作
動遅れを小さくするものである。また符号64は
ソレノイドダウンシフトバルブであり、ダウンシ
フトソレノイド65からキツクダウンの信号を受
けたときにダウンシフト操作を行う。 かくして本発明は、上述のように構成されてい
るから、エンジン運転時に油圧制御装置5におい
てプレツシヤレギユレータバルブ41に、オイル
ポンプ13からの油圧と共にバキユームスロツト
ルバルブ54からのスロツトル圧が作用して調圧
されたライン圧を生じ、このライン圧がマニユア
ルバルブ42の方に導かれ、トルコン作動油とし
てトルクコンバータ2に供給される。そこでトル
クコンバータ2は、オイルを介して伝動作用し、
エンジン動力が常にクランク軸8からタービン軸
10に伝達されるようになる。 そしてスロツトル開度と共にエンジン負荷が小
さい場合には、第4図から明らかなようにライン
圧も低く押えられており、例えばDレンジにセレ
クトした際に、このように比較的低いライン圧が
マニユアルバルブ42によりフオワードクラツチ
17に供給されて係合動作する。そのため自動変
速機3において、タービン軸10の動力がプラネ
タリギヤ15のフオワードサンギヤ15aに入力
すると共に、ワンウエイクラツチ22でキヤリヤ
15eがロツクされることで、リングギヤ15f
からアウトプツト軸23にギヤ比最大の回転動力
が取出され、これがリダクシヨンギヤ27、ドラ
イブピニオン26を径てデイフアレンシヤル機構
28の方に伝達されると共に、スプライン継手3
2、トランスフアドライブ軸33を経てトランス
フア機構6の方にも伝達されるようになる。 一方、このようにライン圧が低いことにより、
切換バルブ59ではスプール59bがスプリング
59dにより移動してポート59eを閉じ、ポー
ト59fとドレンポート59gを連通しており、
これによりトランスフアクラツチ35は排油解放
動作してトランスフアギヤ34とリヤドライブ軸
31を切断し、リヤドライブ軸31以降の後輪側
へは動力伝達しなくなり、デイフアレンシヤル機
構28の前輪駆動のみによる前輪駆動第1速の走
行状態になる。 次いで車速が増大してガバナ圧が上昇すると、
1−2シフトバルブ46の動作により、油路44
のライン圧が油路57を経てブレーキバンド20
のサーボ20-に供給されそのブレーキバンド2
0を締付動作する。そこで自動変速機3のリバー
サンギヤ15bがロツクしてアウトプツト軸23
にギヤ比の小さい回転動力が取出され、第2速に
自動変速される。更に車速が増してガバナ圧も上
ると、2−3シフトバルブ49も動作して油路4
7のライン圧が、油路58を経てブレーキバンド
20のサーボ解放側に供給されてそれを解放し、
同時にリバースクラツチ18に供給されてそれを
係合動作する。そのため自動変速機3でプラネタ
リギヤ15は2個のサンギヤ15a,15bから
同時に動力が入力することで一体化し、タービン
軸10とアウトプツト軸23の直結によりエンジ
ン動力がそのまま取出されて、第3速の状態にな
る。このような前輪駆動走行の前進時で低速の場
合には、プレツシヤモデイフアイヤバルブ53の
右端に作用するガバナ圧が低いため、プレツシヤ
モデイフアヤバルブ53は左側のスプリングにて
右端に位置してそのポート53bを閉じているた
め、スロツトル圧はプレツシヤレギユレータバル
ブ41のポート41aにのみ作用するので、ライ
ン圧は高い状態にある。そしてエンジン負荷が高
くこのライン圧が第4図の一点鎖線で示す所定の
値を越えると、切換バルブ59において操作チヤ
ンバ59cで作用する油圧力が、スプリング59
dのスプリング力に打勝つてスプール59bを移
動するようになり、このためドレンポート59g
が閉じてポート59e,59fが連通し、油路4
0のライン圧がトランスフアクラツチ35に供給
されて、そのドラム35aとハブ35bとを係合
動作する。そこでこのトランスフアクラツチ35
により、トランスフアギヤ34とリヤドライブ軸
31とが機械的に結合し、動力がリヤドライブ軸
31からプロペラ軸37を経て後輪側にも伝達さ
れ、前、後輪を同時に駆動した4輪駆動走行状態
になる。そして車速の増加と共にガバナ圧が増大
すると、前記プレツシヤモデイフアイヤバルブ5
3が左端に移動することでポート53bが開か
れ、スロツトル圧が油路56に導かれてプレツシ
ヤレギユレータバルブ41のポート41b側に作
用し、ライン圧が階段的に低下する。切換バルブ
59が元に戻つてトランスフアクラツチ35は排
油解放されるようになり、こうして再び前輪駆動
走行状態になる。 なお、1または2レンジにセレクトした場合に
も、マニユアルバルブ42により油路44にライ
ン圧が導かれて切換バルブ59を動作し、前述と
同様に4輪駆動走行への自動切換えが可能にな
る。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、前進時の
前輪が比較的グリツプ能力を失い易い低速高負荷
運転時には、自動的に4輪駆動走行に切換えられ
るので発進加速性、運転性が向上し、自動切換え
されることで操作性が非常に良い。 第1の動力伝達手段に連設され、自動変速機の
出力軸の出力を後輪の車輪終減速機に連設された
第3の動力伝達手段に選択的に連設する第2の動
力伝達手段を配設し、第2の動力伝達手段と第3
の動力伝達手段との間に、一入力軸と一出力軸と
を備える油圧式トランスフアクラツチを配設した
ので、動力伝達系の構成が非常に簡単になると共
にコンパクトにまとめられ、かつ床下寸法(最低
地上高)の低減が図られると共に、低重心により
すぐれた高速安定性が得られる。 また、前輪駆動車にする場合は、第1の動力伝
達手段から第2の動力伝達手段を取外すだけで良
く、自動変速機付前輪駆動装置は全く共通化でき
るので、前輪駆動車との互換性が非常に良い。 さらに、油圧制御装置のライン圧油路から分岐
して油圧式トランスフアクラツチに連通する油路
を設け、上記油路に、上記油圧制御装置にて発生
する前進時の上記ライン圧油路のライン圧が前進
高負荷時に所定値を越えたときに、上記ライン圧
により切換動作され、かつ上記ライン圧を上記油
圧式トランスフアクラツチに供給する自動切換バ
ルブを配設すると共に、上記トランスフアクラツ
チを前進高負荷時に、上記油圧制御装置にて発生
する上記ライン圧に応じてトランスフアクラツチ
の伝達トルクを自動的に制御するように構成した
ので、4輪駆動状態での旋回時におけるタイトコ
ーナブレーキング現象に対しては、アクセルペダ
ルを戻すことで、自動的に油圧式トランスフアク
ラツチへのライン圧の油圧が低下し、油圧式トラ
ンスフアクラツチがスリツプして前後輪の駆動軸
に発生する捩りトルクを吸収し、自動的にタイト
コーナブレーキング現象を回避することができ
る。 さらにまた、油圧式トランスフアクラツチに、
自動変速機のライン圧によつて自動的に作動する
自動切換バルブを配設したので、車両性能、操作
性の自動化がより機能化され、効率的な車両特性
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動変速機付4輪駆動装
置の一実施例を示す縦断面図、第2図は同装置を
模式的に示すスケルトン図、第3図は油圧制御装
置の回路図、第4図は車速に対するライン圧の関
係を示す線図である。 1……自動変速機付前輪駆動装置、2……トル
クコンバータ、3……自動変速機、4……前輪終
減速機、5……油圧制御装置、6……トランスフ
ア機構、35……トランスフアクラツチ、44…
…油路、59……切換バルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンのクランク軸にオイルポンプを駆動
    するオイルポンプ駆動軸を連設し、上記オイルポ
    ンプの油圧をエンジンの負荷に応じて変化させる
    油圧制御装置を設け、上記エンジンのクランク軸
    に連設された自動変速機と、上記自動変速機の出
    力軸の出力を前輪終減速機に常時直接伝動する第
    1の動力伝達手段を設けた動力伝達装置におい
    て、 上記第1の動力伝達手段に連設され、上記自動
    変速機の出力軸の出力を後輪の車輪終減速機に連
    設された第3の動力伝達手段に選択的に連設する
    第2の動力伝達手段を配設し、 上記第2の動力伝達手段と上記第3の動力伝達
    手段との間に、一入力軸と一出力軸とを備える油
    圧式トランスフアクラツチを配設し、 上記油圧制御装置のライン圧油路から分岐して
    上記油圧式トランスフアクラツチに連通する油路
    を設け、 上記油路に、上記油圧制御装置にて発生する前
    進時の上記ライン圧油路のライン圧が前進高負荷
    時に所定値を越えたときに、上記ライン圧により
    切換動作され、かつ上記ライン圧を上記油圧式ト
    ランスフアクラツチに供給する自動切換バルブを
    配設すると共に、上記トランスフアクラツチを前
    進高負荷時に、上記油圧制御装置にて発生する上
    記ライン圧に応じてトランスフアクラツチの伝達
    トルクを自動的に制御するように構成したことを
    特徴とする自動変速機付4輪駆動装置。
JP11772679A 1979-09-13 1979-09-13 Four wheel drive with automatic transmission Granted JPS5643032A (en)

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CA000358645A CA1141995A (en) 1979-09-13 1980-08-20 Automatic transmission for four wheel drive automotive vehicles
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