JPS63127939A

JPS63127939A - 用紙重送防止装置

Info

Publication number: JPS63127939A
Application number: JP27747586A
Authority: JP
Inventors: Norihisa Nishimura; 西村　教久
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1986-11-19
Filing date: 1986-11-19
Publication date: 1988-05-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、複写機の如く用紙（転写紙等）を載置して給
紙する給紙部を有する電気機器の用紙重送防止装置に関
する。

〈従来技術〉従来、複写機の原稿紙や転写紙等の重送（ダブルフィー
ド）を防止する装置としては、ゴム材等からなるブレー
キ部材を用いた装置、あるいは逆転ローラーを泪いた装
置が知られている６く　発明が解決しようとする問題点
　〉上記の用紙電送防止装置において、ブレーキ材を用
いた装置では構造は簡単であるが、使用する転写紙や原
稿紙の材質等、あるいは使用頻度により性能が右左され
易い。

また、逆転ローラーを用いた装置では上記ブレーキ材を
用いた装置よりも性能的には良いが、その構造が複雑で
あり、また、使用する転写紙や原稿等の材質により性能
が大きく右左され易く、さらに調整が複雑であり、この
調整いかんによっては搬送性能にバラツキを生じるとい
う問題があった。

本発明は、上記問題点に鑑み、用紙（転写紙や原稿紙等
）の材質や使用頻度に性能が左右されず、かつ性能のバ
ラツキを防止し得る用紙重送防止装置の提供を目的とす
る。

〈　問題点を解決するための手段　〉本発明による問題点解決手段は、給紙路１に配された上
下一対の搬送手段２，３と、該両搬送手段２，３の間で
重送用紙４，５を分離する分離手段６と、前記両搬送手
段２．３の搬送方向前側Ｌ１で前記給紙路１に分岐して
形成された分離用紙排出路８と、前記分離された用紙５
を搬送手段２゜３から排出路８側に導くための分離用紙
吸着手段９とを具えてなる。

〈作用〉上記問題点解決手段において、給紙路１から重送用紙４
，５が搬送手段２．３に送られてくると分離手段６，７
によって上側の重送用紙４と下側の重送用紙５とが互い
に分離され、上側の重送用紙４はそのまま搬送方向りに
搬送され、下側の重送用紙５は搬送手段２，３の搬送方
向前ＩＩＩＩＩＬＩで分離用紙吸着手段９によって分離
用紙排出路８に搬送される。これ１こよって重送用紙４
．５が確実に分離されて上側の重送用紙４のみが給紙路
１を搬送方向りに搬送され、重送を防止する。

〈実施例〉以下、本発明用紙重送防止装置の実施例を第１図ないし
第４図に基づいて説明する。第１図は本発明の実施例を
示す用紙重送防止装置の縦断側面図、第２図は同じくそ
の給紙開始状態を示す縦断側面図、第３図は同じくその
重送用紙の分離開始状態を示す縦断側面図、第４図は同
じくその重送用紙の分離状態を示す縦断側面図である。

そして、図示の如く本発明の実施例を複写機を例にとっ
て説明すると、これは、複写機の給紙路１に配された上
下一対の搬送手段２，３と、該両搬送手段２，３の間で
重送用紙４，５を上下方向りに分離する上下方向分離手
段６と、前記両搬送手段２，３の間で重送用紙４，５を
搬送方向りで分離するための搬送方向分離手段７と、前
記両搬送手段２，３の搬送方向前側Ｌ１で前記給紙路１
に分岐して形成された分離用紙排出路８と、前記分離さ
れた用紙５を搬送手段２，３から排出路８側に導くため
の分離用紙吸着手段９とを具えたものである。

前記搬送手段２，３は第１図の如く、前後一対の第一ロ
ーラー２　ａ、　２　ｂに掛巻された上側搬送ベル）２
ｃと、該上側搬送ベル）２ｃに対向して前後一対の第二
ローラー３ａ、３ｂに掛巻された下側搬送ベル）３ｃと
から構成されている。

前記上下方向分離手段６は、前記各搬送ベルＦ２ｃ、３
ｃの搬送面に形成された多数の用紙吸着用孔１０．１０
と、前記両搬送ベル）２ｃ、３ｅのうち、給紙路側のベ
ルトの裏側に形成されて吸着用孔１０．１０に連通する
第一吸込口１１および第二吸込口１２と、該両吸込口１
１．１２のそれぞれに配された第一吸込ファン１３およ
び第二吸込７アン１４とから構成されている。

そして、前記第一吸込口１１は前記第一ローラー２ａ、
２ｂの間に形成される。一方、前記第二吸込口１２は第
一吸込口１１よりも搬送方向前側Ｌ１に長く形成される
。すなわち、第二吸込口１２は第二ローラー３　ａ、　
３　ｂのうち搬送方向前側Ｌ１の第二ローラー３ａの前
部まで延長されて湾曲部１２ａが形成されている。

また、前記両ファン１３．１４はそれぞれ搬送手段２．
３の外部に配され、該両７７ン１３．１４はファン室１
３Ａ、１３Ｂに内装支持され、該両室１３Ａ、１３Ｂは
それぞれ前記第一吸込口１１および第二吸込口１２に連
通路１３ａ、１３ｂを介して連通されている。

また、前記第一吸込ファン１３および第二吸込ファン１
４のそれぞれの駆動用モータは回転数が同様であり、該
両ファン１３，１４においては第一吸込７アン１３が第
二吸込ファン１４に比して大径とされる。

前記搬送方向分離手段７は前記第一ローラー２ａ、２ｂ
お上り第二ローラー３　ａ、　３　ｂの回転駆動用モー
タから成り、該モータの駆動が第一ローラー２ａ、　２
　ｂおよび第二ローラー３８．３　ｂに伝達される際、
適宜のギア等により第一ローラー２ａ、２ｂの回転数が
第二ローラー３１．３　ｂのそれに比して大となる様に
構成されている。また、それぞれ別個のモータを用いて
第一ローラー２ａ、２ｂおよび第二ローラー３８．３　
ｂの回転数に差を生じさせてもよい。

前記搬送手段２．３の搬送方向前側Ｌ１に上下一対の搬
送ローラー１５．１６が配され、該搬送ローラーＩ　Ｓ
、１６と前記搬送手段２，３との開に上下一対の用紙ガ
イド’１７．１８か形成され、該下側の用紙ガイド１８
の反搬送方向後端に下方に折曲された排出〃イド１９が
形成され、該排出ガイ１″１９と前記下側の搬送手段３
との間に分離用紙５を搬送手段２，３の下側に配された
専用トレイ２０へ導くための前記排出路８が形成されて
いる。そして、前記分離用紙吸着手段９は、第二吸込口
１２に配された第二吸込７アン１４と前記第二吸込口１
２の湾曲部１２ａとから成る。

前記搬送ローラー１５．１６の搬送方向側Ｌ１に上下一
対のタイミングローラ−２１，２２が配され、該タイミ
ングローラ−２１，２２と前記搬送ローラー１５．１６
との間にも上下一対の用紙ガイド２３．２４が配されて
いる。第１図において２５は用紙４．５を載置するため
の給紙カセット、２６は該カセット２５の上側に配され
た給紙ローラーである。２７は給紙口で、給紙ローラー
２６と前記上側の搬送手段２の間に配されたがイド２８
と、前記カセット２５の上端ガイド片２５ａとによって
形成される給紙口である。

次に作用を説明すると、例えば給紙ローラー２５によっ
て給紙された用紙４，５が二枚型なっていた場合、第２
図の如く、まず両用紙４．５は給紙路２７に至る。さら
に搬送方向りに移動すると、搬送方向分離手段７、即ち
第一ローラー２ａ、２ｂと第二ローラー３８．３　ｂの
回転速度が異る（第二ローラー３　ａ、　３　ｂが遅い
）ことにより、第３図の如く、下側の用紙５は上側の用
紙４に比してわずかに遅延して搬送されることになる。

そして、上下方向分離手段６、即ち第一吸込ファン１３
の回転による吸着力が第二吸込ファン１４の回転による
吸着力より大であるので、上側の用紙４は上側搬送ベル
）２ｃに吸着され、下側の用紙５が下側搬送ベルト３ｃ
に吸着される。

そして、第一吸込口１１は第一ローラー２ａ、２ｂの間
のみに形成されているので、上側の用紙４は搬送ベル）
２ｃに巻付いて戻ることなく、その先端部が上側搬送ベ
ル）２ｃから剥離して搬送ローラー１５．１６に送られ
る。

一方、下側の用紙５は分離用紙吸着手段９、即ち湾曲部
１２ａからの吸着力によって下側搬送ベル）３ｃに吸着
されながらその先端部から排出路８に至る。これによっ
て用紙４．５が重送されると用紙４，５が上側と下側に
分離され、下側の用紙５は排出路８を通って下側搬送ベ
ル）３ｃから剥離して専用トレイ２０に落ちて載置され
る。

なお、給紙が正常な状態、すなわち用紙４のみが給紙さ
れた場合、第一吸込ファン１３の吸着力が第二吸込ファ
ン１４に比して大であるので用紙４は上側搬送ベル）２
ｃに吸着されて搬送される。

また、たとえば用紙が三枚重送された場合、上側搬送ベ
ル）２ｃと下側搬送ベル）３ｃとの回転速度が異るため
、それぞれの用紙４．５．６の先端位置が互いにずれ、
これと上下分離手段の吸着力の差とにより、最上位の用
紙４以外は排出路８を通って専用トレイ２０に載置され
、確実に重送を防止できる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの（１正および変
更を加え得ることは勿論である。

例えば、上下分離手段６は上記実施例に限定されるもの
ではなく、ローラーのみを用い、これをある程度接近さ
せて配し、それぞれのローラー間に吸込口を設けるよう
にしてもよい。また、本発明は複写機においての使用に
限らず、文書細断機における細断用紙の重送防止にも使
用できる。

また、上下方向分離手段は上側または下側の一方だけで
もよく、搬送方向分離手段も同様である。

また、上下の各ファンによる吸着力を変化させるために
、径を同一にして回転数を変化させるようにしてもよい
。また、湾曲部と吸込口を別体に設けて吸着用のファン
をそれぞれに設けて重送用紙を分離してもよい。

〈発明の効果〉以上の説明から明らかな通り、本発明によると、給紙路
から重送用紙が搬送手段に送られてくると分離手段によ
って上側の重送用紙と下側の重送用紙とが互いに分離さ
れ、上側の重送用紙はそのまま搬送方向に搬送され、下
側の重送用紙は搬送手段の搬送方向前側で分離用紙吸着
手段によって分履用紙排出路に搬送されるので、重送用
紙が確実に分離されて上側の重送用紙のみが給紙路を搬
送方向に搬送され、重送を防止できるといった優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す用紙重送防止装置の縦断
側面図、第２図は同じくその給紙開始状態を示す縦断側
面図、第３図は同じくその重送用紙の分離開始状態を示
す縦断側面図、第４図は同じくその重送用紙の分離状態
を示す縦断側面図である。１：給紙路、２　、３　：ｌ１１送手段、２　ａｔ　２
　ｂ：第一ローラー、２ｃ：上側搬送ベルト、３　ａ、
　３　ｂ：第二ローラー、３ｃ：下側搬送ベルト、４，
５：用紙、６：上下方向分離手段、７：搬送方向分離手
段、８：排出路、９：分離用紙吸着手段、１０：吸着用
孔、１１：第一吸込口、１２ａ：湾曲部、１４：第二吸
込ファン、１５．１６：搬送ローラー、２０：専用トレ
イ、２５：給紙ローラー、２７：給紙口、Ｄ＝上下方向
、Ｌ：搬送方向、Ｌｌ：搬送方向側。第３図第４図第２図第１図椋

Claims

【特許請求の範囲】

給紙路に配された上下一対の搬送手段と、該両搬送手段
の間で重送用紙を分離する分離手段と、前記両搬送手段
の搬送方向前側で前記給紙路に分岐して形成された分離
用紙排出路と、前記分離された用紙を搬送手段から排出
路側に導くための分離用紙吸着手段とを具えたことを特
徴とする用紙重送防止装置。