JPS6312754Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6312754Y2
JPS6312754Y2 JP18838580U JP18838580U JPS6312754Y2 JP S6312754 Y2 JPS6312754 Y2 JP S6312754Y2 JP 18838580 U JP18838580 U JP 18838580U JP 18838580 U JP18838580 U JP 18838580U JP S6312754 Y2 JPS6312754 Y2 JP S6312754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furniture
belt
insertion hole
metal fitting
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18838580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57111247U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18838580U priority Critical patent/JPS6312754Y2/ja
Publication of JPS57111247U publication Critical patent/JPS57111247U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6312754Y2 publication Critical patent/JPS6312754Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は家具転倒防止装置に関するものであ
る。
従来の家具転倒防止装置は、第1図に示すよう
に、家屋の鴨居、壁あるいは柱へ取けるL形固定
金具1のベルト連結穴1aにベルト2の一端を挿
通してリベツト2aにより連結するとともに、こ
のベルト2の他端に締結具3を連接し、一方、家
具の上面に取付ける家具連結金具4のベルト連結
穴4aに他のベルト5を挿通してリベツト5aに
より連結するとともに、そのベルト5の他端を締
結具3へ締結するようにしたもので、第2図に示
すように、固定金具1を釘穴1b(第1図)を介
して鴨居6に釘止めするとともに家具連結金具4
を釘穴4b(第1図)を介して家具7の天板上面
に釘固定し、締結具3に通したベルト5の他端5
b(第1図)を引張つてベルト2,5を張設する。
ところが、固定金具1、ベルト2、締結具3、
家具連結金具4およびベルト5の5点の部品で構
成するために部品点数が多くなり、また家具連結
金具4は家具7の上面へ釘打しなければならない
ため、その作業が繁雑であるとともに家具7の移
動のたびごとにその上面に釘打による傷跡が増
え、さらに、家具連結金具4が室内側から見えて
美感を損なうという問題を有していた。
したがつて、この考案の目的は、部品点数を低
減でき、施工を簡略化でき、家具を損傷すること
がなく、しかも室内の美感を損なわない家具転倒
防止装置を提供することである。
この考案の一実施例を第3図ないし第12図を
用いて説明する。すなわち、この家具転倒防止装
置は、第3図に示すように、固定金具8、ベルト
9、基板金具10および補助金具11を備え、基
板金具10と補助金具11とで家具連結金具12
を構成する。固定金具8は、矩形金属板の中央部
を前方に膨出してその両側に一対のベルト連結穴
8a,8aを形成するとともに、両端にビス挿通
穴8b,8bを設ける。ベルト9は、その一端9
aを第4図に示すように上記ベルト連結穴8a,
8aに順次挿通し、さらにベルト9の他の部分に
重ね合わせてリベツト13により止める。基板金
具10は、矩形金属板の中央部を屈曲させて略Z
形に形成し、その下部横辺にボルト挿通穴10a
を形成するとともに、上部横辺にベルト挿通穴1
0bを打抜形成し、さらに下部横辺の下面に剥離
紙で被覆された粘着テープを添着する。補助金具
11は、ハツト形金具の中央部を打抜いてベルト
挿通穴11aを形成するとともに、その中央片1
1bの穴端縁にベルト係止用鋸歯部11cを形成
し、両フランジ部11d,11dを基板金具10
の両側片10c,10cに巻き付けて、中央片1
1bをベルト挿通穴10bのセンターに掛け渡
す。こうして、ベルト挿通穴10bと補助金具1
1とでベルト締結部を構成する。そして、第4図
および第5図に示すように、ベルト9の他端9b
を基板金具10のベルト挿通穴10bに下方から
通し、補助金具11の中央片11bに巻き付けて
ベルト挿通穴11aおよび10bに順次挿通し、
さらに基板金具10の先端片10dの下方を通し
て固定金具8側に引き出し、それからその他端9
bを引張ることによりベルト9を固定金具8と家
具連結具12間に張設するとともに、補助金具1
1の鋸歯部11cをベルト9に食い込ませてベル
ト9の締結ゆるみを防止する。なお、固定金具8
は、第5図に示すように、建物本体の壁14へビ
ス15により垂直に取付ける。また、基板金具1
0は、第5図および第6図に示すように、下置家
具ユニツト16の天板と上置家具ユニツト17の
地板を連結するボルト18を、自己のボルト挿通
穴10a内に貫通させて両家具ユニツト16,1
7へ連結する。
つぎに、この装置の施工手順を説明する。ま
ず、ベルト9により固定金具8と家具連結具12
を連結した状態で、第7図に示すように、その固
定金具8を壁14の下置家具取付予定位置Aの上
方へビス15により固定する。ついで、第5図お
よび第6図に示すように、下置家具ユニツト16
を壁14に沿わせて所定位置に設置する。その
後、基板金具10のボルト挿通穴10aを下置家
具ユニツト16の天板に設けたボルト挿通穴16
aに位置合せするとともに、その基板金具10の
下面に添着した粘着テープにより下置家具ユニツ
ト16の天板上面へ仮接着し、その状態でベルト
9の他端9bを軽く引くことによりベルト9を張
設する。ついで、上置家具ユニツト17を下置家
具ユニツト16上に設置して、上置家具ユニツト
17の地板下面に形成した切欠凹部17a内に上
記家具連結具12を配する。それから、家具連結
ボルト18を上置家具ユニツト17の地板に形成
したボルト挿通穴17b、基板金具10のボルト
挿通穴10aおよび下置家具ユニツト16のボル
ト挿通穴16aに順次挿通して、そのボルト挿通
穴16aに予め嵌着した埋込ナツト19へねじ込
むことにより、両家具ユニツト16,17を相互
に連結するとともに、基板金具10をボルト18
を介して両家具ユニツト16,17へ接続する。
なお、ボルト18の頭部および埋込ナツト19に
は、それぞれカバー20を被せる。
このように、基板金具10を家具に取付けるた
めの固着具を、両家具ユニツト16,17を連結
するためのボルト18で兼用しているため、家具
転倒防止のために準備しなければならない部品
は、固定金具8、ベルト9、基板金具10および
補助金具11の4点であり、第1図に示す5点の
部品数からなる家具転倒防止装置に比べて、部品
点数を低減することができる。また、補助金具1
1の鋸歯部11cがベルト9に食い込むため、常
時の微振動によつてベルト9にゆるみが生じるこ
とがなく、したがつて、地震等の非常時において
充分な耐力で両家具ユニツト16,17の転倒を
防止できる。さらに、基板金具10は、そのボル
ト挿通穴10aに両家具ユニツト16,17を連
結するためのボルト18を通して連結するため、
家具を損傷することもない。その上両家具ユニツ
ト16,17のボルト18による連結作業のなか
で、ボルト18を基板金具10のボルト挿通穴1
0aへ合わせて貫通させるだけで基板金具10の
取付を行なえるため、施工も容易となる。その場
合、基板金具10は、その下面に添着した粘着テ
ープにより下置家具ユニツト16の上面へ仮接着
して両ボルト挿通穴10aおよび16aを相互に
位置合せするため、上置家具ユニツト17を下置
家具ユニツト16上に載せたときの振動等によつ
てもずれることがなく、したがつて、ボルト18
を基板金具10のボルト挿通穴10aに容易かつ
確実に挿通できる。しかも、家具転倒防止装置は
両家具ユニツト16,17により隠蔽されるため
室内の美感も損なわれない。また固定金具8は壁
14に垂直に固定し、また家具連結具12は切欠
凹部17a内に配設するため、家具背面のデツド
スペースも少なくできる。
なお、基板金具10の下部横辺下面に添着した
粘着テープに代え、第8図に示すようにその下部
横辺下面に爪21を突設し、その爪21を下置家
具ユニツト16の上面に食い込ませて仮固定する
ようにしてもよい。また、上記実施例において
は、上置家具ユニツト17の地板下面に切欠凹部
17aを形成したが、第9図に示すように、下置
家具ユニツト16の天板上面に切欠凹部16bを
形成してもよい。その場合は、家具連結具12が
その切欠凹部16b内に配されて上置家具ユニツ
ト17に当接しなくなるため、上置家具ユニツト
17を下置家具ユニツト16上に載せたときに家
具連結具12が上置家具ユニツト17に当たつて
ずれるということがなく、したがつて、ボルト1
8による両家具ユニツト16,17と家具連結具
12の連結作業を一層容易かつ確実に行なえる。
もちろん、第10図に示すように、家具ユニツト
16,17の両方に切欠凹部16b′,17a′を形
成するようにしてもよい。さらに、第11図に示
すように、固定金具8は壁14に埋設した鴨居2
2に取付けるようにしてもよく、あるいは第12
図に示すように、その固定金具8を壁板23を介
して桟木24に固定するようにしてもよい。
この考案の他の実施例を第13図ないし第15
図を用いて説明する。すなわち、この家具転倒防
止装置は、上記実施例と比べて次の点において相
違する。まず、第13図および第14図に示すよ
うに、固定金具8′の上端を前方に折曲して、そ
の上端近傍にベルト係止用溝8cを形成する。ま
た、第15図に示すように、基板金具10′の下
部横辺に釘挿通穴10eとビス挿通穴10fを形
成し、またボルト挿通穴10a′を上方から打抜く
ことによりその穴周縁10g(第14図参照)を
下方に突出させる。その場合、基板金具10の下
部横辺下面には、粘着テープは添着しない。さら
に、補助金具11′は、基板金具10′の下方側か
ら両側片10c,10cへ取付ける。その他の構
成は、上記実施例と同一であるので、同一部分に
同一符号を付してその説明を省略する。
このように構成した結果、上記実施例と同様の
効果を達成できる他、さらに次の効果を付加でき
る。すなわち、下置家具ユニツト16の設置前
に、ベルト9の他端9bを固定金具8のベルト係
止用溝8cに引掛けておけば、下置家具ユニツト
16の設置時にベルト9が壁14と下置家具ユニ
ツト16の背面間に垂れ下がるのを防止でき、つ
ぎの基板金具10′の仮止め作業へ円滑に移行す
ることができる。また、基板金具10′に釘挿通
穴10eおよびビス挿通穴10fを形成したた
め、上置家具ユニツト17の天板上面にもビス固
定または釘固定できる。さらに、基板金具10′
のボルト挿通穴10a′の穴周縁10gを下方に突
出させたため、第14図に示すように、その穴周
縁10gを下置家具ユニツト16のボルト挿通穴
16aの上端周縁に係合させることにより基板金
具10′を所定位置に位置決めすることができ、
したがつてボルト18による両家具ユニツト1
6,17と基板金具10′の連結を容易かつ確実
に行なえる。
以上のように、この考案の家具転倒防止装置
は、下置家具ユニツトの天板上に上置家具ユニツ
トの地板を重ねて両者をボルト連結するとともに
そのボルト挿通位置に対応する上記天板と地板の
少なくとも一方の対接面後部に切欠凹部を形成し
た家具と、この切欠凹部内に配設されて一端にベ
ルト締結部を有するとともに他端に形成したボル
ト挿通穴に前記ボルトを貫通させた家具連結具
と、前記切欠凹部後方の建物本体垂直面に取付け
た固定金具と、一端を前記固定金具に連結すると
ともに他端を前記家具連結具のベルト締結部へ締
結して張設したベルトとを備え、前記家具連結具
は、下部横辺に前記ボルト挿通穴を有するととも
に上部横辺にベルト挿通穴を有する略Z形基板金
具と、前記ベルト挿通穴の中央に橋架連結してそ
の橋架部分にベルト係止用鋸歯部を形成した補助
金具とからなり、前記ベルト締結部が前記ベルト
挿通穴と前記補助金具とで構成されているため、
部品点数を低減でき、施工を簡略化でき、家具を
損傷することがなく、しかも室内の美感も損なわ
れないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の斜視図、第2図はその使用状
態を示す斜視図、第3図はこの考案の一実施例の
要部分解斜視図、第4図はその組立状態を示す斜
視図、第5図はこの実施例の断面図、第6図はそ
の斜視図、第7図はその施工途中を示す要部断面
図、第8図は基板金具の応用例を示す要部側面
図、第9図および第10図はそれぞれ家具に設け
る切欠凹部の応用例を示す斜視図、第11図およ
び第12図はそれぞれ固定金具の取付例を示す断
面図、第13図は他の実施例に用いる固定金具の
正面図、第14図はその実施例の断面図、第15
図は家具連結具の平面図である。 8,8′……固定金具、8c……ベルト係止用
溝、9……ベルト、10,10′……基板金具
(家具連結金具)、10a,10a′……ボルト挿通
穴、10b……ベルト挿通穴、11,11′……
補助金具(家具連結具)、11b……中央片(橋
架部分)、11c……鋸歯部、12……家具連結
具、16……下置家具ユニツト、17……上置家
具ユニツト、17a……切欠凹部、18……ボル
ト、21……爪(仮止部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下置家具ユニツトの天板上に上置家具ユニツ
    トの地板を重ねて両者をボルトで連結するとと
    もにそのボルト挿通位置に対応する上記天板と
    地板の少なくとも一方の対接面後部に切欠凹部
    を形成した家具と、この切欠凹部内に配設され
    て一端にベルト締結部を有するとともに他端に
    形成したボルト挿通穴に前記ボルトを貫通させ
    た家具連結具と、前記切欠凹部後方の建物本体
    垂直面に取付けた固定金具と、一端を前記固定
    金具に連結するとともに他端を前記家具連結具
    のベルト締結部へ締結して張設したベルトとを
    備え、 前記家具連結具は、下部横辺に前記ボルト挿
    通穴を有するとともに上部横辺にベルト挿通穴
    を有する略Z形基板金具と、前記ベルト挿通穴
    の中央に橋架連結してその橋架部分にベルト係
    止用鋸歯部を形成した補助金具とからなり、前
    記ベルト締結部が前記ベルト挿通穴と前記補助
    金具とで構成された家具転倒防止装置。 (2) 前記基板金具は、その下面に仮止部材を付設
    している実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    家具転倒防止装置。 (3) 前記固定金具は、ベルト係止用溝を形成して
    いる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の家具
    転倒防止装置。
JP18838580U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS6312754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18838580U JPS6312754Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18838580U JPS6312754Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57111247U JPS57111247U (ja) 1982-07-09
JPS6312754Y2 true JPS6312754Y2 (ja) 1988-04-12

Family

ID=29991909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18838580U Expired JPS6312754Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6312754Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130749U (ja) * 1984-02-09 1985-09-02 山本 恵一 家具
GB2471315A (en) * 2009-06-25 2010-12-29 Mark John Donohoe Shelving Assembly Without Fixings
JP2014157283A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Toshiba Corp 映像表示装置
US11357328B2 (en) 2017-09-14 2022-06-14 Elbee Pty Ltd. Furniture securing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57111247U (ja) 1982-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2507828C (en) Accessible ceiling grid system
US4394808A (en) Fastener for attaching panel to stud
JPS6312754Y2 (ja)
CZ279315B6 (cs) Okno
JP3307273B2 (ja) 壁面パネル装置
JPS5819202Y2 (ja) 本実形状板体雌実部の下縁部分と固定取付具との組合せ
JP2603046Y2 (ja) 係止具のネジ止め構造
CA2531369C (en) Strap tightening device
CA1142729A (en) Fastener for attaching panel to stud
JPH0649724Y2 (ja) 外壁材用留付け金具
JP3017054U (ja) 家具の転倒防止装置
JP2002348968A (ja) ブレースの取付け構造
JP3343640B2 (ja) 濡れ縁の取付構造
JPH0739704B2 (ja) 可動間仕切壁
JPH0542168Y2 (ja)
JPH0617933Y2 (ja) コ−ナ−パネル取り付け構造
JPH0620834Y2 (ja) 天井廻縁の取付構造
JPS5948097B2 (ja) 家具設置面の隙間防止装置
JP2902458B2 (ja) 不燃パネルの取付構造
JPH0453383Y2 (ja)
JPH069207Y2 (ja) 浴室壁材の取付構造
JPH0725379Y2 (ja) 壁パネルの取付構造
JPH07259303A (ja) 床材支持具
JPH0810103Y2 (ja) 組立家屋の間仕切り部の構造
JP3343641B2 (ja) 濡れ縁の取付構造