JPS63126354A - 電子黒板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子黒板に係わり、詳しくは、あらかじめ黒板
上に表示された画像に、筆記した画像を合成して出力す
る電子黒板に関する。

［従来の技術］ 従来この種の電子黒板としては、黒板上に筆記した画像
に光を照射し、その反射光をイメージセンサ等の受光素
子を用いて電気信号に変換し、その画像の情報に基づい
てプリンター等に出力するものがあった。また文字や図
形の画像をイメージスキャナ等で読み取り、この画像を
磁性粒子等を用いてディスプレイとして表示するものは
おったが、黒板上に表示するものはなかった。

［発明が解決しようとする問題点］ こうした電子黒板では、会議などで利用する場合、予め
用意した原稿の画像を黒板に表示することができないの
で、その画像を黒板に記入しなければならず時間と学問
を要した。また、予め用意した原稿の画像に加筆して説
明する場合、加筆によりその画像の形状が変化してその
画像を基に何度も加筆して説明することができず、原稿
の画像を何度も記入し直す必要があった。

本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、予め用意した原稿を黒板に記入する手間と時間を省
く使い勝手の優れた電子黒板を提供することを目的とす
る。

［問題点を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、本発明の電子黒板は、常
時は背景としての色を表示面に表示し、入力される画素
情報に基づいて、前記背景色と異なり視認し得る色を前
記表示面に表示する画素部を多数備え、前記背景色との
対比により画像を表示するボード表示部と、前記ボード
表示部の表示面側に配置され、前記ボード表示部の画像
を視認可能で且つ表面が筆記可能な材料で構成された透
過部材と、前記透過部材を介して前記ボード表示部に対
向し、前記ボード表示部上の画像及び前記透過部材に筆
記された画像を読み取る読取部と、前記読取部により読
み取られた画像情報を記録媒体に記録する記録部と、を
備えたことを特徴とする。ここで前記透過部材が前記ボ
ード表示部の表示面の複数面分の大きさを有していても
よい。

［作用］ 上記の電子黒板においては、ボード表示部は原稿や図面
などの画像を入力し、多数の画素部は、背景色との対比
により画像を表示する。上記ボード表示部の表示面側に
は読取部が配置され、表面に文字や図形の画像の筆記可
能な透過部材を介して対向する。

その読取部は、ボード表示部の画像と、透過部材に記入
された画像とを重ね合わせて読み取る。

そして読み取った画像情報を記録媒体に記録する。

それにより、予め用意した原稿の画像を黒板上に記入す
る必要がなくなり、それに要した時間と手間が省かれる
。また、ボード表示部に表示された画像に透過部材を介
して加筆することにより、ボード表示部の画像は変形す
ることがないので、その画像を基に何度も加筆して説明
することができる。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図は本発明の電子黒板２の第１実施例を示す斜視図
である。、電子黒板２の左右の支社４，６に支えられた
黒板８は、ボード表示部１ｏと透過部材としての表示シ
ート１２とから形成され、ボード表示部１０の表示シー
ト１２側には、表示面１０ａを形成する透明な表示板１
０ｂが取り付（プられている。このボード表示部１ｏの
内部には、画像を表示するために、磁性粒子１０Ｃ及び
シリコンオイル１０ｄ（第２図参照）が充填されている
。また表示シート１２には、透明であり、表面１２ａに
水性インクによる記入や消去が容易にできる素材、例え
ばボリエヂレンテレフタレートにエチレン−４フツ化エ
チレン共重合体を皮覆したシートが用いられる。

黒板８にはその両側に跨がって表面上を移動する移動部
１４が設けられている。この移動部１４の表側には、ボ
ード表示部１ｏに画像を表示するだめの表示用磁気ヘッ
ド１６と、黒板８に表示された画像を光学的手段により
読み取る読取部１８が設けられ、−５裏側にはボード表
示部１０の画像を消去するための消去用磁気ヘッド２０
が設けられている。ざらに移動部１４には、読取部１８
゜両磁気ヘッド１８．２０及び移動部１４の駆動の制御
や画像情報の処理等を行うために電子制御装置２２（第
５図参照）が取りつけられている。この移動部１４を駆
動するために、移動部１４の上部にはモーター２４．ギ
ヤボックス２６及び走行車輪２８が、設けられ、一方黒
板８の上端には走行レール３０が設けられている。さら
に上記支柱６には原稿３２を光学的手段によって読み取
るための原ｍ読取部３４と、ボード表示部１０の表示面
１０ａ上及び表示シート１２の表面１２ａ上の両画像を
重ね合わせて出力するために、記録媒体としての用紙に
記録を行うプリンター３６が取り付けられている。

第２図は本実施例の要部を拡大して示す説明図である。

ボード表示部１０は六角形状の小室４０（第３図参照）
に仕切られており、その内部には画像を表示する画素と
して動く磁性粒子１０Ｇと背景の色を表示するシリコン
オイル１０ｄが充填されている。この黒色の磁性粒子１
０ｃとは、透ｖｌｉ率の高い酸化物磁性材料や鉄、コバ
ルト、ニッケルなどの合金系の金属性材料から形成され
、シリコンオイル１０ｄの中には白色の着色材として微
分末炭酸カルシウム、酸化チタンくチタンホワイト）等
が混入されている。

上記磁性粒子４２を移動するために黒板８の両側には表
示用磁気ヘッド１６と消去用磁気ヘッド２０が対向して
移動部１４に設置されている。この両ｌａ気ヘッド１６
，２０は、ａ心５０，５２にコイル５４．５６を巻き一
定の間隔を保って黒板８の縦方向に配列されている（第
４図参照）。また読取部１８は光を照射する光源６０．
ボード表示部１０の表示部１０ａヤ表示シート１２の表
面１２ａからの反射光を集光するレンズ６２．レンズ６
２からの光を受けて電気信号にかえるイメージセンサ６
４及び遮光板６６から構成されている。

第５図は電子制御装置２２の電気的構成を示すブロック
図である。この電子制御装置２２においては、原稿読取
部３４及びイメージセンサ６４から画像情報としての電
気信号を入力部７２に入力し、周知のＣＰＵ７４．制御
用のプログラムやデータを予め格納するＲＯＭ７６及び
読み書き自由のＲＡＭ７８間でバス８０を用いてデータ
を転送して処理し、表示用磁気ヘッド１６．消去用磁気
ヘッド２０．モーター２４．プリンター３６等を制御す
る信号を出力部８２より出力する。

第６図及び第７図はこの電子制御装置２２等によって行
われる画像の合成の方法を示す説明図である。まず表示
用磁気ヘッド１６の磁力によって磁性粒子１０Ｃがボー
ド表示部１０の表示面１０ａの近傍に移動すると、磁性
粒子１０Ｃの黒色が背景としての白色の中に現われて、
画像として認識される。次に表示シート１２の表面１２
ａに筆記された文字や図形９０に光源６０より光を照射
すると、その光は表示面１０ａに描かれた文字や図形９
１及び表示シート１２の表面１２ａに描かれだ文字や図
形９０で反射するとともに、背景としての白色の表示面
１０ａで反射する。これらの文字や図形９０．９１で反
射した光を受光した素子はレベルＡ、レベルＡ′の電気
信号を出力し、背景の表示面１０ａで反射した光を受光
した場合はレベルＣの電気信号を出力し、第７図のよう
に適当な電気信号の出力（レベルＢ）で区別すれば、容
易に文字や図形９０．９１の有無を判断して、２値化し
て信号として取り出すことができる。尚、レベルＢで表
される電気信号の出力を適宜に設定すれば、レベルＡと
レベル八−の電気信号を区別でき、表示シー１〜１２に
加重した画像とボード表示部１０により表示される画像
とを区別でき、この電子黒板２は使い勝手において更に
優れたものとなる。

次に電子制御装置２２の動作を第８図のフローチャート
を用いて説明する。まず読み取る原稿の有無を判断しく
ステップ１００）、イメージスキャナ等の光学的手段に
より画像を読み込み（ステップ１１０）、ＲＡＭ７８に
記憶する（ステップ１２０）。次に原稿の読み取りを完
了したと判断したら（ステップ１３０）、ＲＡＭ７８か
ら画像信号を１ライン分表示用磁気ヘッド１６に転送し
くステップ１４０）、表示用磁気ヘッド１６を１ライン
分移動する（ステップ１５０）。次に磁気による表示が
終了したと判断したら（ステップ１６０）一旦表示のた
めの処理を終了する。次に上記表示による画像と表示シ
ー１へ１２に筆記された画像とを合成してプリンターに
出力するかを判断しくステップ１７０）、出力する場合
は読取部を１ライン分移動しくステップ１．８０）、読
み取ったデータを文字や図形の有無を判断した後にＲＡ
Ｍ７８に記憶して（ステップ１９０）　、プリンターに
１ライン分出力する（ステップ２００＞。次にプリンタ
ーの出力の終了を判断しくステップ２１０）、終了の場
合は、さらに表示面１０ａの画像を消去するかを判断し
て（ステップ２２０）、消去する場合は、消去用磁気ヘ
ッド２０を１ライン分移動する（ステップ２３０）。こ
の動作を繰り返し、表示部１０ａの消去が完了したなら
ば（ステップ２４０）本処理を終了する。

上記動作によって原稿３２を電子黒板２に表示でき、こ
の画像と黒板８上に筆記した画像とを合成して記録媒体
であるプリンター３６の用紙に出力することができる。

なお上記記録媒体及び記録部としては、磁気記録ディス
ク及び磁気記憶装置等を用いてもよく、黒板８の表示に
は、磁性粒子１０Ｃを用いるもの以外にも色彩の対比で
文字や図形を表示できるものとして例えばカラー液晶を
用いてもよい。さらに読取部１８で読み取った画像の情
報を、文字認識を利用して処理してもよい。また表示シ
ート１２を用いないで表示板１０ｂに水性インク筆で筆
記してもよい。

第９図は第２実施例の要部を示す説明図で、ボード表示
部３１０の表示面３１０ａを覆う左右に長い帯状の表示
シート３００は、巻取部３２０゜３３０にて巻き取られ
ている。この巻取部３２０゜３３０の回転により、表示
シート３００が左右に移動することができるので、磁気
によって表示された画像と表示シート３００上の様々な
画像を合成して出力することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の電子黒板は、文字や図形
の原稿を読み込んで黒板上に表示し、ざらにその表示し
た原稿の画像と、黒板上に筆記した画像とを合成して出
力することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を一部破断して示す斜視図
、第２図はその要部を拡大して示す説明図、第３図はそ
の小室を拡大して示す説明図、第４図はその磁気ヘッド
を拡大して示す説明図、第５図はその電気的構成を示す
ブロック図、第６図及び第７図は画像を合成する方法を
示す説明図、第８図は電子制御装置の処理を示すフロー
ヂャート、第９図は第２実施例の要部を示す説明図であ
る。 ２・・・電子黒板　　　　　　８・・・黒板１０．３１
０・・・ボード表示部 １０ａ、３１０ａ・・・表示面 １２．３００・・・表示シート １２ａ・・・表示シートの表面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　常時は背景としての色を表示面に表示し、入力され
   る画素情報に基づいて、前記背景色と異なり視認し得る
   色を前記表示面に表示する画素部を多数備え、前記背景
   色との対比により画像を表示するボード表示部と、 前記ボード表示部の表示面側に配置され、前記ボード表
   示部の画像を視認可能で且つ表面が筆記可能な材料で構
   成された透過部材と、 前記透過部材を介して前記ボード表示部に対向し、前記
   ボード表示部上の画像及び前記透過部材に筆記された画
   像を読み取る読取部と、 前記読取部により読み取られた画像情報を記録媒体に記
   録する記録部と、 を備えたことを特徴とする電子黒板。 ２　前記透過部材が前記ボード表示部の表示面の複数面
   分の大きさを有している特許請求の範囲の第１項に記載
   された電子黒板。