JPS63120646A - 複合ポリエステルフイルム - Google Patents

複合ポリエステルフイルム

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JPS63120646A
JPS63120646A JP26560186A JP26560186A JPS63120646A JP S63120646 A JPS63120646 A JP S63120646A JP 26560186 A JP26560186 A JP 26560186A JP 26560186 A JP26560186 A JP 26560186A JP S63120646 A JPS63120646 A JP S63120646A
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JP
Japan
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film
polyester
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polyester film
thickness
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JP26560186A
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淳二 小林
正広 細井
徳田 寛志
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複合ポリエステルフィルムに関し、更に詳しく
は実質的に滑剤を含まない高透明ポリエステルフィルム
の少なくとも片面に特定の表面突起を有する易滑性のフ
ィルムを積層した、透明性。
滑り性、取扱い性9作業性等にすぐれた複合ポリエステ
ルフィルムに関する。
従来技術 ポリエステルフィルムは、透明性、熱安定性。
寸法安定性0強靭性等に優れていることから多くの分野
で使用され、特に近年透光特性を利用する分野例えばO
HP、ソーラーコントローラー、マイクロフィルム、光
カード等の用途での利用が注目され、この分野での使用
量が拡大してきている。
これら光学的用途に於ては、ポリエステルフィルムが高
い透明性を有する程好ましいが、これと同時に作業、取
扱い性にも優れていることが求められる。この作業取扱
い性、すなわち操作性、ハンドリング性などに優れた特
性をフィルムに付与する為に、通常ポリエステル中に微
粒子状滑剤を含有させる手段が用いられている。しかし
、この手段では、フィルムの厚み全体に該滑剤を含有。
分散させるため、滑り性向上に関与せず、透明性を低下
させる滑剤がフィルム中に多数存在することになり、ポ
リエステルフィルムが高透明でかつ易滑という、相反す
る両特性を具備することができにくいという、欠点があ
る。
フィルムに易滑性を付与する他の手段としては、エンボ
ス加工、化学薬品処理等の物理的、化学的処理によるフ
ィルム表面の粗面加工等があるが、いずれも機械的強度
等のフィルム固有の特性が損われたり、後処理のため均
質な加工が出き難くかったりしてロスを生じ易く、非効
率であるという問題がある。更に、他の手段として一軸
延伸後または二輪延伸後にフィルムの片面または両面に
粒子状滑剤をコーティングする方法が提案されているが
、この方法では使用条件により、例えばその後の加工等
に用いる溶媒等によって易滑面が剥れる場合があり、各
種の加工条件に向いたフィルムが製造し難いという、問
題がある。
マイクロフィルム、光カード等の情報記録用途では、最
近記録の高密度化が図られつつあり、より透明かつ漬り
易い取扱い性に優れたフィルムの出現が待望されている
発明の目的 本発明の目的は、かかる点を改善し、高透明で取扱い性
、ハンドリング性、耐久性等に優れたフィルムを提供す
ることにある。
発明の構成・効果 本発明の目的は、本発明によれば、実質的に微粒子状滑
剤を含まない高透明ポリエステルフィルムの少なくとも
片面に測定波長540nmでもって多重干渉法によって
測定したフィルム表面中の突起とその数が 2次の干渉縞を有する突起の数 15〜60個/mm2
3次の干渉縞を有する突起の数 1〜25個/−4次の
干渉縞を有する突起の数 0〜5個/a!を満足するポ
リエステルフィルムを積層し、かつ厚み50〜200μ
でのヘーズが1.5%以下であることを特徴とする複合
ポリエステルフィルムによって達成される。
本発明におけるポリエステルは、テレフタル酸。
イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸等の
如き芳香族ジカルボン酸とエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、ネオベン
チレンゲリコール等の如きグリコールとのエステルを主
たる成分とするポリマーである。該ポリエステルは芳香
族ジカルボン酸とグリコールとを直接重合させて得られ
るほか、芳香族ジカルボン酸ジアルキルエステルとグリ
コールとをエステル交換反応させた後盾縮合せしめる、
或いは芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステルを重
縮合せしめる等の方法によっても得られる。
該ポリマーの代表的なものとしてポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレート等が例示される。かかるポリマーは、共重合さ
れないホモ・ポリマーであってもよく、またジカルボン
酸成分の15モル%以下が非芳香族ジカルボン酸成分で
あり及び/又はジオール成分の15モル%以下が脂肪族
グリコール以外のジオール成分であるような共重合ポリ
エステルであってもよい。
本発明において実質的に粒子状滑剤を含まないポリエス
テルとは、上述のポリエステルであって、該ポリエステ
ル製造中に触媒が析出してポリマー中に微粒子(滑剤〉
を形成1)でなくかつ粒子状滑剤が添加されていないも
のである。このポリエステルは、光を吸収したり、散乱
させる不溶性微粒子を含有しないから、高い透明性を有
するフィルムを形成することができる。このフィルムは
通常へ一重鎖が厚み75μで約0.6%以下である。
本発明においては、上記実質的に粒子状滑剤を含まない
ポリエステルからなる、高透明なフィルムの少なくとも
片面、すなわち片面または両面に、測定波長が540n
m  (0,54μ)でもって多重干渉法によって測定
したフィルム表面中の突起とその数が 2次の干渉縞を有する突起の数 15〜60個/mm2
3次の干渉縞を有する突起の数 1〜25個/雇4次の
干渉縞を有する突起の数 0〜5個/siを満足するポ
リエステルフィルムを積層するが、この突起はポリエス
テル中に含有させる粒子状滑剤に由来する。この粒子状
滑剤は、析出系微粒子及び添加系微粒子のいずれでも良
い。析出系微粒子はポリエステル製造中に例えば触媒等
の一部又は全部をポリマー不溶性なものに変化、析出さ
せたものであり、該不溶性化には通常リン系化合物が用
いられる。また添加系微粒子としては例えば炭酸カルシ
ウム、シリカ、カオリン、クレー、アルミナ、リン酸カ
ルシウム、ガラス粉等を挙げることができる。
添加系微粒子は所定量をポリエステルの生成時に添加し
てもよく、また予めポリエステルに微粒子を添加したマ
スターポリマーを作成しておき、溶融押出し前又は溶融
してから微粒子を添加しないボリエスルと混合して所定
濃度としてもよい。
粒子状滑剤は、その平均粒径が0.5μm乃至3μ卯の
ものがよく、添加量としては0,005ffii1%乃
至0.03重量%とするのが良い。添加量がo、oos
重量%に満たないと、フィルムの滑り性が著しく悪くな
り、取扱い性が満足できない。一方添加量が0.03重
量%を越えると、滑り性は良くなるもののフィルムの透
明性が悪化するので、好ましくない。添加系微粒子、例
えばシリカ又は炭酸カルシュウムは、水やエチレングリ
コールのスラリーとして分散せしめ、この分散状態のま
まで分級手段(例えば巴工業社性p−660スーパーデ
カンタ−)を使用して更に分級して用いることが好まし
い。
さらに易滑面の表面性は過剰に粒子状滑剤を含有させて
粗らす必要はない。取扱い性、ハンドリング性に必要な
最低量であればよい。過剰に易滑面の粗さを大きくし、
易滑層の厚みを厚くして透明性を低下させる必要はない
本発明の複合フィルムは、厚さが50〜200μmのヘ
ーズが1.5%以下である必要がある。ヘーズ値が1.
5%より大きくなると、透明性が低くなり好ましくない
。複合フィルムの各層の厚み構成比は、特に限定されな
いが、基本的には滑り性と透明性との均衡の点から、易
滑面層の厚みは5μm以下乃至0.5μ卯以上、更には
1μm以下乃至0.5μm以上とするのが好適である。
かかる複合フィルムはその製法によって制約を受けるも
のでないが、実質的に粒子状滑剤を含有しないポリエス
テルと所定量の粒子状滑剤を含有するポリエステルとを
1.別々の押出礪から溶融押出した後、溶融ポリマー流
路管内または押出口金内において層流状で接合積層せし
めて押出口金から吐出し、しかる後、縦、横の両方向に
二輪延伸及び熱処理する方法により、製造するのが好ま
しい。延伸、熱処理条件は、例えば延伸温度は1段目延
伸基度(例えば縦方向延伸温度:T1)が(1−10)
〜(Tg+45)”Cの範囲(但し、Tg :ポリエス
テルのガラス転移温度)から、2段目延伸基度(例えば
横方向延伸温度二T2)が(T+ +15)〜(T+ 
+40) ”cの範囲から選択するとよい。また、延伸
倍率は一軸方向の延伸倍率が2.5以上、特に3倍以上
でかつ面積倍率が8値以上′、特に10倍以上となる範
囲から選択するとよい。更にまた、熱固定温度は180
〜250℃、更には200〜23′0℃の範囲から選択
するとよい。
本発明の複合ポリエステルフィルムは高透明であり、か
つ滑り性が良いことから、ソーラー用。
IQカード、マイクロフィルム、透明断熱フィルム等の
用途に好ましく使用することができる。
また、表面に導電層を設けることによって透明導電性フ
ィルムとして使用することができる。
次に、本発明における主な物性の測定法を示す。
1)不活性固体粒子の平均粒径 島津製作所CP −50型セントリフニゲル パーティ
クル サイズ アナライザー(CentrHugal 
 Particle 5ide Ana+yser )
を用いて測定した。得られた遠心沈降曲線を基に算出し
た各粒径の粒子とその存在量との累積曲線から、50マ
スパーセント(mass percent)に相当する
粒径を読みとり、この値を上記平均粒径とした(「粒度
測定技術」日刊工業新聞社発行、 1975年頁242
〜247参照)。
2)摩擦係数 重ね合せた2枚のフィルムの下側に固定したガラス板を
置き、重ね合せたフィルムの下側(ガラス板と接してい
るフィルム)のフィルムを定速ロールにて引きとり(約
10〜15α/分)、上側のフィルムの一端(下側フィ
ルムの引きとり方向と逆端)に検出端を固定し、フィル
ム/フィルム間の引張力を検出する。尚、その時に用い
るスレッドは重さIKj、下側面積60〜100ciの
ものを使用する。
3)多重干渉法による突起数 フィルムの表面に400〜500人乃至それ以下の厚み
にアルミニウムを均一に真空蒸着し、反対の非蒸着面く
フィルム面)にコロジオンを塗って貼付け、乾燥する。
タリウム単色光多重干渉反射式顕微!!(例えば、Ca
cl Zeiss  JENA社製)を用い、100倍
の倍率でアルミニウム蒸着面の任意の100−を観察し
た。顕微鏡視野中の突起物の突起高さを対応して生じる
2環以上の干渉縞を持つ突起数(個)をカウントする。
4)ヘーズ JISK−6714の手法に従って、市販のヘーズメー
ターで測定した値である。
実施例 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
実施例1,2及び比較例1〜3 平均粒径が1.50μmの無定形シリカ0.007及び
0.026重垣%を混合したポリエチレンテレフタレー
ト(A)と微粒子状の添加物や触媒残渣を含まないポリ
エチレンテレフタレート(B)とを、別個の押出し磯に
供給した。両者をマ二ボールドを3個有する口金内に導
き、ポリエチレンテレフタレート(B)を芯層にポリエ
チレンテレフタレート(A)を外層にして該口金内で3
層に積層ゼしめて押出し、急冷して厚み1000μ汎の
未延伸フィルムを得た。厚みの構成は微粒子を含まない
芯層を厚くし、微粒子を含む外層を薄くした。
この未延伸フィルムを常法により縦方向に3.6倍、横
方向に3.7倍に延伸し、更に熱固定を施して最終厚み
75μmの二軸配向フィルムを得た。
比較のために無定形シリカを混入した単層フィルム、並
びに微粒子を実質的に混入しない単層フィルムを得た。
これらのフィルムの透明性(ヘーズ)と滑り性の良否を
評価した。この結果を表1に示す。
表1から明らかな様に、実施例のフィルムは比較例のフ
ィルムに比べて高透明でかつ漬り性、取扱い性にともに
優れていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 実質的に微粒子状滑剤を含まない高透明ポリエステルフ
    ィルムの少なくとも片面に測定波長540nmでもつて
    多重干渉法によって測定したフィルム表面中の突起とそ
    の数が 2次の干渉縞を有する突起の数 15〜60個/mm^
    23次の干渉縞を有する突起の数 1〜25個/mm^
    24次の干渉縞を有する突起の数 0〜5個/mm^2
    を満足するポリエステルフィルムを積層し、かつ厚み5
    0〜200μでのヘーズが1.5%以下であることを特
    徴とする複合ポリエステルフィルム。
JP26560186A 1986-11-10 1986-11-10 複合ポリエステルフイルム Granted JPS63120646A (ja)

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