JPS63107795A - 写真処理廃液処理方法及びその装置 - Google Patents

写真処理廃液処理方法及びその装置

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JPS63107795A
JPS63107795A JP62049483A JP4948387A JPS63107795A JP S63107795 A JPS63107795 A JP S63107795A JP 62049483 A JP62049483 A JP 62049483A JP 4948387 A JP4948387 A JP 4948387A JP S63107795 A JPS63107795 A JP S63107795A
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evaporation
liquid treatment
acid
tank
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は廃液処理方法及びその装置に関し、特に自動
現像機による写真感光材料の現像処理に伴い発生する廃
液を自動現像機内もしくはその近傍にて処理するのに通
した廃液処理方法及びその装置に関する。
(発明の背景) 一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の写真処理は、黒白
感光材料の場合には、現像、定着、水洗等、カラー感光
材料の場合には発色現像、漂白定着(又は漂白、定着)
、水洗、安定化等の工程にて行なわれている。
そして、多量の感光材料を処理する写真処理においては
、処理によって消費された成分を補充し、一方、処理に
よって処理液中に溶出或いは蒸発によって濃厚化する成
分(例えば、現像液における臭化物イオン、定着液にお
ける銀錯塩等)を除去して処理液成分を一定に保つこと
によって処理液の性能を一定に維持する手段が採られて
おり、前記補充のために補充液が処理液に補充され、前
記写真処理における濃厚化成分の除去のために処理液の
一部が廃棄されている。
近年、現像処理液は水洗水を含めて公害上や経済的理由
から補充の量を大幅に減少させたシステムに変わりつつ
あるが、写真処理廃液は自動現像機の処理槽から廃液管
によって導かれ、水洗水や廃液や自動現像機の冷却水等
で稀釈されて下水道等に廃棄されている。
しかしながら、近年の水質汚濁防止法や各都道府県条例
による公害規制の強化により、水洗水や冷却水の下水道
や河川への廃棄は可能であるが、これら以外の写真処理
液[例えば、現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液
(又は漂白液、定着液)、安定液等]の廃棄は、実質的
に不可能となっている。写真処理廃液の公害負荷を低減
させる公害処理方法としては、例えば活性汚泥法(特開
昭51−7952号、同51−12943号等)、蒸発
法、特開昭49−89437号、特公昭56−3399
6号等)、電解酸化法(特開昭48−84462号、同
49−119457号、同49−119458号、特公
昭53−43478号等)、イオン交換法(特公昭51
−37704号、同53−43271号、特開昭53−
383号等)、逆浸透法(特開昭50−22463号等
)、化学的処理法(特開昭49−64257号、同53
−12152号、同49−58833号、同53−63
763号、特公昭57−37395号、同57−373
96号等)等が知られているが未だ十分ではない。
写真処理廃液の処理を容易に行なうことを目的として、
写真処理廃液を加圧して水分を蒸発乾固ないし固化する
装置が実開昭60−70841号に示されている。一般
に、写真処理廃液を蒸発処理した場合、亜硫酸ガス、硫
化水素、アンモニアガス等の有害ないし極めて悪臭性の
ガスが発生する。これは写真処理液の定着液や漂白定着
液によく用いられるチオ硫酸アンモニウムや亜硫酸塩(
アンモニウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩)が高温
のため分解することによって発生すると考えられている
。更に、蒸発処理時には写真処理廃液中の水分等が蒸気
となって気体化することにより体積が膨張し、蒸発釜中
の圧力が増大する。このため、この圧力によって蒸発処
理装置から前記有害ないし悪臭性のガスが装置外部へも
れ出してしまい、作業環境上極めて好ましくない。
(発明の目的) この発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたもので、
この発明の第1の目的は廃液の蒸発処理によって発生す
る有害ないし悪臭成分の外部への漏出を防ぐことができ
る廃液処理方法及びその装置を提供することである。ま
た、この発明の第2の目的は熱効率が良好で、蒸発効率
が良く、エネルギーコストが軽減され、装置がコンパク
トにできる廃液処理方法及びその装置を提供することで
ある。さらに、この発明の第3の目的は自動現像機によ
る写真感光材料の現像処理に伴ない発生する廃液を自動
現像機内もしくはその近傍にて処理するのに適した廃液
処理方法及びその装置を提供することである。また、こ
の発明の第4の目的は蒸発処理時に突沸の少ない廃液処
理方法及びその装置を提供することである。
(発明の要旨) 前記の目的を達成するこの発明の廃液処理装置は廃液を
溜める貯溜手段及び加熱する加熱手段を有する蒸発手段
と、この蒸発手段に廃液を供給する供給手段と、前記蒸
発手段により発生した蒸気を凝結する熱交換手段とを有
することを特徴としている。
また、前記の目的を達成するこの発明の廃液処理方法は
、蒸発工程に廃液を供給する供給工程と、この供給工程
により供給された廃液を溜める貯溜工程及び加熱する加
熱工程を有する蒸発工程と、この蒸発工程により発生し
た蒸気を凝結する熱交換工程とを有することを特徴とし
ている。
(発明の構成) 以下、この発明について詳細に説明する。
この発明の廃液処理方法及びその装置において、その効
果は廃液を溜める貯溜手段工程及び加熱する加熱手段を
有する蒸発手段工程Aと、この蒸発手段工程に廃液を供
給する供給手段工程Bと、前記蒸発手段工程により発生
した蒸気を凝結する熱交換手段工程Cの各構成要件を組
合せて使用する際にはじめて得られるものであり、これ
らのうち1つの手段工程であフてもそれがない場合には
、十分な効果を得ることができない。例えば、供給手段
工程Bがない場合にはコンパクトで簡便な廃液の処理方
法及び処理装置が不可であるし、また蒸発手段工程Aが
ない場合には、蒸発処理そのものができず、熱交換手段
工程Cがない場合には蒸発によって体積が膨張してしま
うため、この手段工程にて、凝結させて体積を減少せし
めることが効果的である。
また、この発明においては5更に熱交換手段を通過した
空気及び/又は非凝結成分を蒸発手段内に送る送り手段
を設けることにより、蒸発効率を良くし、また蒸発処理
時に発生した有害ないし悪臭ガスの処理を完全にし、外
部への漏出をより完全に押えることが可能となる。
この発明では、外気と連通したガス処理カラムを設け、
非凝結成分についても処理して外部に放出ことにより、
蒸発処理時に発生した有害ないし悪臭ガスを更に効率良
く除去することが可能となる。
この発明においては、廃液を溜める貯溜手段に液量を検
出するセンサの出力+i’JI8に従い廃液か自動的に
供給される際に、よりコンパクトで簡便性が付与される
ため、より好ましい態様となる。この液量を検出するセ
ンサとしては、廃液の重量、液面レベル、電気伝導度、
光学濃度、蒸気温度、粘度等を検出するセンサが含まれ
るが、とりわけ、その信頼性(正確性)の観点から廃液
の重量又は液面レベルを測定するセンサ及び液面レベル
検知センサが特に好ましい。また、別なる実施態様とし
て、この発明の廃液を溜める貯溜手段には装置が1回分
処理する容量以下の量の廃液が1回処理毎に供給される
方式、つまりバッチ処理方式が好ましく用いられる。
この発明の蒸発手段における加熱手段は、廃液を溜める
貯溜手段、の外部に配置される加熱手段又は、溜められ
た廃液中に浸漬される加熱手段であることが好ましい。
外部に配置される加熱手段としては、遠赤外線ヒータ、
熱風型ヒータ、石英管ヒータ、パイプヒータ、プレート
状ヒータ等が挙げられるが、特に蒸発効率の観点から遠
赤外線ヒータ又は熱風型ヒータにクロム線を加熱し、送
風して熱風を作り、この熱風によって加熱する方式)が
特に好ましい。
この発明においては、蒸発手段が溜められた廃液をすく
い挙げる手段を含むものである際に、蒸発効率がより良
好となるために、この発明では好ましく用いられる。と
りわけ、前記すくい上げ手段により、すくい上げられた
廃液を前記加熱手段等で加熱する際に、その蒸発効率が
著しく改良されるためより好ましい。また、前記すくい
上げ手段としては、1個又は複数個の回転ドラムあるい
は移動しているエンドレスベルトが好ましく用いられる
が、とりわけ蒸発手段がよりコンパクトになる効果の点
からエンドレスベルト方式がより好ましく用いられる。
さらに、これらすくい上げ手段には、濃縮ないし乾固し
た廃液をかき取る手段が配置されていることが好ましい
。このかき取り手段は、金属又はは合成樹脂等の板状の
もので濃縮ないし乾固された廃液をかきとるもので、す
くい上げ手段によりせっかく廃液中の水分と分離され濃
縮ないし乾固されたものを再び水分多過な廃液にもどし
てしまわないためのものである。これにより、廃液の蒸
発処理を連続的に行なうことができ、ユーザーにとって
は極めて効率的に、かつ簡便に廃液の処理を可能ならし
めるものである。
また、別の実施態様として、すくい上げ手段に濃縮ない
し乾固した廃液をかき取る手段が配置されていない場合
、廃液を溜める手段中に溜められた廃液が、蒸発が進む
につれて次第に濃厚になる。この場合、濃縮された廃液
を定期的に廃液を溜める手段から外に廃棄することが好
ましく、効率の良い蒸発を維持するとともに、この発明
の装置の導入効果を得るためには115から1/25に
濃縮された時点で排出することが好ましく、さらに1/
7から1/15に濃縮された時点で排出することが好ま
しい。
廃棄するタイミングを検知する手段としては、廃液を溜
める貯溜手段中の廃液の電気伝導度、光学濃度や粘度等
を検知するセンサ、廃液処理装置の内部又は外部に設け
られた廃液タンク及び/又は溜液貯蔵タンクの液面レベ
ルを検出するセンサ、廃液タンクから廃液を溜める貯溜
手段へ廃液を供給する供給手段の使用時間を積算する積
算計が好ましく用いられる。また前記バッチ処理方式の
場合には、廃液の重量、液面レベル、電気伝導度、光学
濃度や粘度等を検出する液■を検出するセンサが好まし
く用いられる。
この発明においては、好ましい実施態様として廃液を溜
める手段には、排出用バックが用意されており、濃縮な
いし乾された廃液が排出用バックごとに取り出されるも
のが挙げられる。排出用バックは、100〜400度程
度の高温に耐性を有するもので、6−ナイロン、6.6
−ナイロン、ポリアミド系のバックが好ましく用いられ
る。これらは家庭用の料理用のオーブン又は電子レンジ
等に用いられる袋が代用して使われてもよい。
この発明の好ましい実施態様として外気と連通したガス
処理カラムを有することが挙げられる。
これは、蒸発処理時に廃液水分の蒸気化により体積が著
しく膨張し、蒸発装置内の圧力が増大し、これによって
有毒ガスが外部へもれ出し、あるいは蒸発装置が加圧状
態となり危険になってしまうことを防止できる。さらに
この廃液処理装置を停止した際には装置内部の過熱によ
って膨張している蒸気ないしガスが収縮するための減圧
状態となってしまい、完全密閉な状態では装置が負圧の
ために破損することもあり得る。これらを防止すること
がこのガス処理カラムにより、外部から外気を導入され
ることによって可能ならしめられる。ガス処理カラム内
には例えば活性炭、ゼオライト等の吸着剤又は脱臭剤が
好ましく用いられる。これらの吸着剤又は脱臭剤は期待
の流通性が必要とされるため、粒状のものが好ましく用
いられ、特に、粒子径が0.3mm〜15mmの範囲の
ものが好ましく、とりわけ0.8mm〜6mmの範囲の
粒子径を有する吸着剤又は脱臭剤がとりわけ特に好まし
くこの発明の目的の効果の点から用いられる。
また、粒状活性炭がこの発明においては、その経済性及
び取扱い性の点から特に好ましく用いられる。粒状活性
炭の具体例としては、東洋力ルゴン■製粒状活性炭(B
PL、PCB、FILTRASORB400.CANE
CAL、CAL、CPG、SGL、FILTRASOR
B300.APC,IVP、HGR,CP−4,FCA
)、ノリット■製粒状活性炭(PK、RO,ROW、R
−20,PB、R,Extra、5obonorit、
SX、SA、PN、ZN、W−AZO,CA、CN)又
は式日薬品工業■製粒状活性炭(白鷺シリーズ)等が挙
げられる。
また脱臭剤の例としては、大日本精化工業n製(ダイム
シュー)、鉄(m)−フタロシアニンを数%(1〜10
重量%)含む多孔質繊維(TRIGGER1985年1
1月号、62〜6年貢1月号コ等が挙げつれる。
この発明者らは種種検討したところ、廃液を蒸発処理す
る際に発生する有害ガスが凝結水中に溶解しており、場
合によっては公害負荷の大きい成分が混入していること
がわかった。
例えば写真現像廃液の場合、亜硫酸ガス、アンモニアや
流化水素ガスが溶解しており、水との共沸でガス化した
エチレンダレコール、酢酸、ジエチレンダレコール、ベ
ンジルアルコール等の有機溶媒や有機酸等が凝結水中に
留出してくる。
このため、凝結水はBOD及びCOD等の公害負荷値が
大きくこのまま外部の下水道や河川に放出することは不
可能なケースが多々あるため、この発明においてはろ過
手段(とりわけ活性炭入りのろ過手段)が好ましく用い
られる。
この発明において、好ましい実施態様として凝結水をろ
過するろ過手段が交換可能なフィルタユニットで形成さ
れていることが挙げられる。これは前記したごとく凝結
水中には有害ガス成分が溶解していたり、あるいは公害
負荷の大きい成分が混合しているために、ろ過手段内の
充填物の交換ないしメンテナンスが必要となり、これを
行なう際に極めて簡便に行なえるメリットがあるためで
ある。ろ過手段内の充填物としては砂、活性炭、ガラス
、ビーズ、イオン交換樹脂、吸着樹脂、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、カイノール繊維、アラシド系繊維
等が挙げられるが、とりわけ活性炭が経済背及び有害物
処理能力の点から好ましく用いられる。活性炭の中でも
粒状のものが好ましく用いられ、特に粒子計が0.3m
m〜15mmの範囲のものが好ましく、とりわけ0.8
mm〜6mmの範囲の粒子径を有する活性炭がとりわけ
特に好ましく、この発明の目的の効果の点からも用いら
れる。
この発明において、別なる好ましい実施態様として、オ
ゾンを熱交換手段および/又はろ過手段内、又はそれら
の前段に供給することが挙げられる。
廃液のガス化したものに、オゾンを接触させると有害性
や悪臭性のガス又は有機溶媒等を酸化分解してしまう。
効率の点から熟女楔手段の前段に供給するのがとりわけ
特に好ましい。
この発明において別なる好ましい実施態様として凝結水
をろ過するろ過手段内にオゾンを供給することが挙げら
れる。前記したごとくろ過手段内には充填物が入ってお
り、オゾンがろ過手段内に供給されるとこの充填物のラ
イフタイムが著しく延びる効果を有している。
この発明者らは補極検討したところ、この発明の廃液の
処理方法及び処理装置において、この廃液の表面張力が
20〜60 d y n e / c mである際には
蒸発処理中に突沸現象を極めて生じにくいことが判った
。とりわけ、この表面張力が25〜60 d y n 
e / c mの際に、とりわけ前記効果を良好に奏す
る。この廃液の表面張力は、この発明の蒸発手段に供給
される前に、前記表面張力になっていればよい。この表
面張力にするには、いかなる方法を用いてもよく、例え
ばオルガノシロキサンや高級アルコールのごときいわゆ
る消泡剤や、界面活性剤等を蒸発処理中又は蒸発処理前
の廃液に添加して前記範囲にコントロールすればよい。
あるいは写真廃液の場合、処理される写真感光材料から
溶出する界面活性剤にて前記表面張力の範囲にコンロー
ルしてもよい。
前記表面張力は、「界面活性剤の分析と試験法(北原文
雄、早野茂夫、原一部共著、1982年3月1日発行、
■購談社発行)等に記載されである一般的な測定方法で
測定されこの発明では20℃における通常の一般的な測
定方法による表面張力の値である。
更にこの発明者らは補極検討したところこの発明の廃液
処理方法および処理装置において、この廃液が写真処理
廃液の際には有機酸第2鉄錯塩及びチオ硫酸塩を含有し
、かつ[有機酸第2鉄錯塩コ/〔チオ硫酸塩〕 (重量
比)が0.1〜2゜5の際に亜硫酸ガス等の有害ガスの
発生が少なく、かつ蒸発濃縮物ないし乾固物が蒸留釜や
すくい上げ手段等に固着しにくい別な効果があることが
判った。
とりわけこの効果は、前記[有機酸第2鉄錯塩コ/[チ
オ硫酸塩]が0.3〜1.6の際に、特に良好な前記効
果を奏する。これら有機酸第2鉄錯塩及びチオ硫酸塩は
後期実施例中で詳述する。
この発明においては、前記この発明の蒸発手段により発
生した蒸気を吸引して熱交換手段に供給する吸気手段を
有する際に、より好ましい実施態様となる。これはこの
発明のごとき実質的に密閉型の蒸発処理装置においては
、蒸発釜部(過熱蒸発部)で有毒ガス濃度が一番高く、
ここを負圧状態にすることにより装置のジヨイント部か
らの有害性ガスの漏出を防止すると同時に蒸発効率をよ
り良好にする効果かるためである。 この発明の最も好
ましい通用例としては写真処理廃液の処理を行なう場合
が挙げられるが、中でも自動現像機による写真感光材料
の現像処理に伴ない発生する廃液を自動現像機内もしく
はその近傍にて処理を行なうのに適している。ここで自
動現像機および写真処理廃液について説明する。
1九皇豫1 第1図において符号100で指示されており、図示のも
のはロール状の写真感光材料Fを、発色現像液NlCD
、漂白定着槽BF、安定化処理Njsbに連続的に案内
して写真処理し、乾燥り後、巻き取る方式のものである
(図示しないが、自動現像機としてはショートリーダー
又はガイドローラーに写真感光材料を案内させる発色槽
CD、漂白槽BL、定着[FIX、水洗代替安定槽sb
、第2安定糟を有する態様等補極のものがあるが代表例
として図示のものが挙げられる)。+01は補充液タン
クでありセンサー102により写真感光材料Fの写真処
理量を検知し、その検出情報に従い制御装置103によ
り各処理槽に補充液の補充が行われる。
なお、写真処理の方式、写真処理槽の構成、補充液の補
充方法は、上記に限定されるものではなく、例えば特開
昭58−14834号、同58−34448号、同57
−132146号及び同58−18631号、特頴昭5
9−119840同、同59−120658号等に示さ
れるいわゆる無水洗方式のものを含めて、他の方式ない
し構成のものに対してもこの発明が適用可能である。
各写真処理槽に対し補充液の補充が行わわるとオーバー
フロー廃液として処理槽から排出され、好ましくは別々
に若しくは2以上の写真処理廃液が区分されストックタ
ンク104.104°に集められる。
ストックタンク104,104°を用い、一定量を1度
に処理するようにすれば、濃縮ないし乾固させた写真処
理廃液を均一化でき、ストックタンク104,104’
 は写真処理液槽から廃液処理手段へのバファーとして
有用である。
図示の自動現像機においては、補充液の補充により処理
槽のF部からオーバーフローした分が写真処理廃液とし
て処理の対象となる。
オーバーフローした写真処理廃液をストックタンク10
4,104’ に移す手段としては、案内管を通して自
然落下させるのが簡易の方法であるが、途中に熱交換手
段を配置・して写真処理廃液の保有している熱エネルギ
ーを採取したり、或いは、自動現像機若しくは蒸発処理
装置の熱エネルギーを利用してストックタンク104,
104’に集められる以前に写真処理廃液を予備過熱、
若しくは水分を蒸発させる手段を設けてもよい、また、
ポンプ等より強制移送する場合もあり得る。
また前記したごとく、各写真処理槽CD、BF、Sbの
写真処理廃液中の成分に相違が有るため、この発明にお
いては、全ての写真処理廃液を一括処理せず、各写真処
理廃液槽毎に若しくは2又は3以上の群に分けられた処
理槽の廃液毎にストックタンク104.104’を用意
して別々に処理するのが好ましい。特に、銀の回収の点
から発色現像槽のCDの廃液と、漂白定着槽BD及び水
洗代替安定槽sbの廃液とを分けると有利である。
亙遺」Vシミ液 この発明により処理を行なうことができる写真処理廃液
を、その代表例として、写真材料がカラー用である場合
の写真処理液を用いてハロゲン化銀カラー写真材料を処
理する際に出る廃液について詳述するが、この発明によ
り処理を行なうことができる写真処理廃液はこれに限定
されるものではなく、他の写真処理廃液を用いてハロゲ
ン化銀カラー写真材料を処理する際に出る廃液が包含さ
れる。
発色現像液は発色現像処理工程(カラー色画像を形成す
る工程であり、具体的には発色現像主薬の酸化体とのカ
ラーカプラーとのカップリング反応によってカラー色画
像を形成する工程)に用いる処理液であり、従って、発
色現像処理工程においては通常発色現像液中に発色現像
主薬を含有させることが必要であるが、カラー写真材料
中に発色現像主薬を内蔵させ、発色現像主薬を含有させ
た発色現像液又はアルカリ液(アクチベータ液)で処理
することも含まれる。発色現像液に含まれる発色現像主
薬は芳香族第1級アミン発色現像主薬であり、アミノフ
ェノール系及びP−フェニレンジアミン系誘導体が含ま
れる。これらの発色現像主薬は有機酸及び無機酸の塩と
して用いることができ、例えば塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩
、p−トルエンスルホン酸塩、亜硫酸塩、シュウ酸塩、
ベンゼンジスルホン酸塩等を用いる。これらの化合物は
一般に発色現像液IIについて約0.1g〜約30gの
濃度、更に好ましくは、発色現像液11について約1g
〜15gの濃度で使用される。
前記アミンフェノール系現像剤としては例えばO−アミ
ノフェノール、p−アミノフェノール。
5−アミノ−2−オキシ−トルエン、2−アミノ−3−
オキシ−トルエン、2−オキシ−3−アミノ−1,4−
ジメチル−ベンゼン等が含まれる。
発色現像液は、現像液に通常用いられるアルカリ剤、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウ
ム、メタホウ酸ナトリウムまたはホウ砂等を含むことが
あり、更に種々の添加剤、例えばベンジルアルコール、
ハロゲン化アルカリ金属、例えば、臭化カリウム、また
は塩化カリウム等、あるいは現像調節剤として例えばシ
トラジン酸等、保恒剤としてヒドロキシルアミンまたは
亜硫酸塩等を含有することもある。さらに各種消泡剤や
界面活性剤を、またメタノール、ジメチルホルムアミド
またはジメチルスルホキシド等の有機溶剤等を適宜含有
することもある。なお、この発色現像液のpHは通常7
以上であり、好ましくは約9〜13である。
また、発色現像液には必要に応じて酸化防止剤としてジ
エチルヒドロキシアミン、テトロン酸、テトロンイミド
、2−アニリンノエタノール、ジヒドロキシアセトン、
芳香族第2アルコール、ヒドロキサム酸、ペントースま
たはヘキソース、ピロガロール−1,3−ジメチルエー
テル等が含有されてもよい。更に発色現像液中には、金
属イオン封鎖剤として、種々なるキレート剤が併用され
てもよい。例えばこのキレート剤としてエチレンジアミ
ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸等のアミノポリ
カルボン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸等の有機ホスポン酸、アミノトリ(メチレンホ
スホン酸)もしくはエチレンジアミンテトラメチレンホ
スホン酸等のアミノポリホスホン酸、クエン酸もしくは
グルコン酸等のオキシカルボン酸、2−ホ、スホノブタ
ンー1.2.4−トリカルボン酸等のホスホノカルボン
酸、トリポリリン酸もしくはヘキサメタリン酸等のポリ
リン酸、ポリヒドロキシ化合物等が挙げられる。
漂白安定液は漂白定着工程(現像によって生成した金属
銀を酸化してハロゲン化銀に代え、次いでに水溶性の錯
体を形成すると共に発色剤の未発色部を発色させる工程
)に用いられる処理液であり、漂白定着液に使用される
漂白剤はその種類を問わない。例えば有機酸の金属錯塩
は、アミノポリカルボン酸又はホウ酸、クエン酸等の有
機酸で鉄、コバルト、銅等の金属イオンを配置したもの
である。このような有機酸の金属錯塩を形成するために
用いられる有機酸としては、ポリカルボン酸またはアミ
ノポリカルボン酸が挙げられる。これらのポリカルボン
酸またはアミノポリカルボン酸はアルカリ金属塩、アン
モニウム塩もしくは水溶性アミン塩であってもよい。こ
れらの具体例としてはエチレンシアコンテトラ酢酸、ジ
エチレントリアミンペンタ酢酸、エチレンアミン−N−
(β−オキシエチル)−N、N、N−トリ酢酸、プロピ
レンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、シクロヘ
キサンジアミンテトラ酢酸、イミノジ酢酸、ジヒドロキ
シエチルグリシンクエン酸(または酒石酸)、エチルエ
ーテルジアミンテトラ酢酸、グリコールエーテルジアミ
ンテトラ酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、フ
ェニレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラ
酢酸ジナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テト
ラ(トリメチルアンモニウム)塩、エチレンジアミンテ
トラ酢酸テトラナトリウム塩、ジエチレントリアミンペ
ンタン酢酸ペンタナトリウム塩、エチレンジアミン−N
−(β−オキシエチル)−N、N、N−トリ塩酸ナトリ
ウム塩、プロピレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム塩、
ニトリロ三酢酸ナトリウム塩、シクロヘキサンジアミン
テトラ酢酸ナトリウム塩等が挙げられ、これらの漂白剤
は5〜450 g / 1、より好ましくは10〜15
0g/lで使用される。この漂白定着液には前記のごと
き漂白剤以外にハロゲン化銀定着剤を含有を、必要に応
じて保恒剤として亜硫酸塩を含有する組成の液が適用さ
れる。また、エチレンジアミン四酢酸鉄(nl)錯塩漂
白剤と前記のハロゲン化銀定着剤の他の臭化アンモニウ
ムのごときはハロゲン化物を少量添加した組成からなる
漂白定着液、あるいは逆に臭化アンモニウムのごときハ
ロゲン化物を6j量に添加した組成からなる漂白定着液
、さらにエチレンジアミン四酢酸鉄(III)錯塩漂白
剤と多量の臭化アンモニウムのごときハロゲン化物との
組合わせからなる組成の特殊な漂白定着液等が用いられ
ることがある。前記ハロゲン化物としては臭化アンモニ
ウムの他に塩化水素塩、臭化水素塩、臭化リチウム、臭
化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ
化カリウム、ヨウ化アンモニウム等も使用することがで
きる。
漂白定着液に含まれる前記ハロゲン化銀定着剤としては
通常の定着処理に用いられるようなハロゲン化銀と反応
して水溶性の錯塩を形成する化合物、例えば、チオ硫酸
カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
のごときチオ硫酸塩、チオシアン酸カリウム、チオシア
ン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムのごときチ
オシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等がその代表的
なものである。これらの定着剤は5g/1以上、溶解で
きる範囲の量で使用されるが、一般には39g〜250
g/lで使用される。
なお、漂白定着液にはホウ酸、ホウ砂、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリ
ウム、水酸化アンモニウム等の各種pH緩衝剤を単独あ
るいは2種以上組合わせて含有することがある。さらに
また、各種の蛍光増白剤や、消泡剤あるいは界面活性剤
を含有することがある。またヒドロキシルアミン、ヒド
ラジン、アルデヒド化合物の重亜硫酸付加物等の保恒剤
、アミノポリカルボン酸等の有機キレート化剤あるいは
ニトロアルコール、硝酸塩等安定剤、メタノール、ジメ
チルスルホンアミド、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒等を適宜含有することもある。更には、漂白安定液は
、特開昭46−280号、特公昭45−8506号、同
46−556号、ベルギー特許第770.910号、特
公昭45−8836号、同53−9854号、特開昭5
4−71634号及び同49−42349号等に記載さ
れる種々の漂白促進剤を添加することがある。
漂白定着剤のpHは4.0以上で用いられるが、一般に
はpH5,0以上、pH9,5以下で使用され、望まし
くはpH6,0以上、pH8゜5以下で使用され、更に
述べれば最も好ましいpH6,5以上、pH8,5以下
で処理される。
なお漂白定着処理は、前記漂白剤を主成分とする漂白液
による漂白処理と、前記定着剤を主成分とする定着液に
よる定着処理とに分離されて実施される場合もある。
水洗代替安定液は通常の安定化処理ではなく水洗代替処
理であり、特開昭58−134636号等の他特願昭5
8−2709号等に記載のような画像安定化処理をさし
、実質的に水洗処理をなくすためのものである。従フて
処理浴の名称は必ずしも安定化処理でなくてもよい。こ
の発明においては水洗代替安定化処理と結合させて使用
すると廃液の量が少なく蒸発処理するのに好ましい。
安定液にはカラー画像を安定化させる機能の処理と水洗
ムラ等の汚染を防止する水切り浴的機能の安定液もある
。他にはカラー画像を着色する着色調整液や、帯電防止
剤を含んだ帯電防止液もこれらの安定液に含まれる。安
定液には前浴から漂白定着成分が持ち込まれるときには
、これらを中和化、脱塩及び不活性化し色素の保存性を
劣化させない工夫がされる。
このような安定液に含まれる成分としては鉄イオンとの
キレート安定度定数が6以上(特に好ましくは8以上)
であるキレート剤がある。これらのキレート剤は、有機
カルボン酸キレート剤、有機リン酸キレート剤、ポリヒ
ドロキシ化合物、無機リン酸キレート剤等があり、なか
でも好ましいキレート剤としては、エチレンジアミンジ
オルトヒトロキシフェニル酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒド
ロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒドロキシエチルイミノニ酢酸、ジアミノプロ
パンパノール四酢酸、エチレンジアミンテトラキスメチ
レンスルホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、1
−ヒドロクシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1.
1−ジホスホンエタン−2−カルボン酸、2−ホスホノ
ブタン−1,2,4−1リカルボン酸、1−ヒドロキシ
−1−ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸
、カテコール−3,5−ジスルホン酸、ビロリン酸ナト
リウム、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン
酸ナトリウムがあり、この発明の効果のために特に好ま
しくはジエチレントリアミン五酢酸、1−ヒドロキシエ
チリデン−1゜1−ジホスホン酸やこれらの塩である。
これらの化合物は一般に安定液11について約0.1〜
10gの濃度、更に好ましくは、安定液11について約
0.5〜5gの濃度で使用される。
安定液に添加される化合物としては、アンモニウム化合
物がある。これらは各種の無機化合物のアンモニウム塩
によって供給されるが、J’L体的には水酸化アンモニ
ウム、臭化アンモニウム、炭酸アンモニウム、塩化アン
モニウム、次亜リン酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、亜リン酸アンモニウム、フッ化アンモニウム、酸性
フッ化アンモニウム、フルオロホウ酸アンモニウム、ヒ
酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、フッ化水素ア
ンモニウム、iM水素アンモニウム、硫酸アンモニウム
、ヨウ化アンモニウム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸ア
ンモニウム、酢酸アンモニウム、アジピン酸アンモニウ
ム、ラウリントリカルボン酸アンモニウム、安息香酸ア
ンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、クエン酸アン
モニウム、ジエチルジチオカルバミン酸アンモニウム、
ギ酸アンモニウム、リンゴ酸水素アンモニウム、シュウ
酸水素アンモニウム、フタル酸水素アンモニウム、酒石
酸水素アンモニウム、乳酸アンモニウム、リンゴ酸アン
モニウム、マレイン酸アンモニウム、シュウ酸アンモニ
ウム、フタル酸アンモニウム、ピクリン酸アンモニウム
、ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム、サリチ
ル酸アンモニウム、コハク酸アンモニウム、スルファニ
ル酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、チオグリコー
ル酸アンモニウム、2.4.6−ドリニトロフエノール
アンモニウム等である。これらのアンモニウム化合物の
添加量は安定液11当り0.05〜100gの範囲で使
用され、好ましくは0゜1〜20gの範囲で用いられる
安定液に添加される化合物としては、酢酸、硫酸化、塩
酸、硝酸、スルファニル酸、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化アンモニウム等のpH調整剤、安息香
酸ソーダ、ヒドロキシ安息香酸ブチル5抗生物質、テヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸カリウム、サイアベンダゾール、
オルト−フェニルフェノール等、5−クロロ−2−メチ
ル−4−インチアゾリン−3−オン、2−才クチル−4
−イツチアゾリンー3−オン、1−2−ベンツイソチア
ゾリン−3−オン、の外、特願昭59−146325号
明細書第26〜30頁記載の防パイ剤、水溶性金属塩等
の保恒剤、エチレングリコール、コール、ポリビニルピ
ロリドン(PVP  K−15、ルビスコールに−17
等)埠の分散剤、ホルマリン等の硬膜剤、蛍光増白剤等
が挙げられる。なお、これらの添加化合物の中でも特願
昭58−58693号明細書に記載されるアンモニウム
化合物は画像被膜中にpH保存にとって最適な弱酸性に
調整する働きをする。アンモニウム化合物と共に用いら
れる化合物としては酸があり、硫酸化、塩酸等が用いら
れる。とりわけこの発明においては前記防パイ剤を含有
した水洗安定液を用いる際に蒸発処理装置内にタールの
発生が少ないために好ましく用いられる。
安定液のpH値は、0.1〜10に調整され、好ましく
は2〜9、より好ましくはpH4〜8゜5で処理される
。また、安定化処理工程は多段槽とし、補充液は最終段
槽から補充し、順次前段槽にオーバーフローする逆流方
式にすることが補充量を少なくできて好ましい。安定化
処理の後には水洗処理を全く必要としないが、極〈短時
間での少量水洗によるリンス、表面洗浄等が必要に応じ
て行なわれることがある。
漂白定着処理工程に続き、実質的に水洗工程を経ずに直
接安定化処理を行なうときには、漂白定着浴と安定化浴
の間に銀回収のための短時間の銀回収や溜水によるリン
ス等が設けられることがある。なお安定化処理の後、界
面活性剤を含有する水切り浴等を設けてもよいが、好ま
しくは、銀回収浴、リンスおよび水切り浴等は設けない
ことである。これらの付加処理はスプレーや塗りつけ処
理をすることもある。
また前記発色現像処理の後のコンディショニング槽が設
けられることがあり、このコンディショニング槽は現像
を停止させ、漂白反応を促進させるために使用し、漂白
定着液への現像剤の混入を防止し、その悪影習を少なく
するために役立つものであり、このコンディショニング
槽には例えば漂白促進剤とバッファー剤が含有される。
この漂白促進剤としては、一般には有機イオン化合物が
用いられ、メルカプト化合物やチオン化合物が使用され
る。更に酢酸やクエン酸、コハク酸、硫酸、水酸化ナト
リウム等の酸やアルカリ土類金属ディショナーのpHを
調整するために使用される。こわらの漂白促進剤やバフ
ァー剤の添加量はコンディショニナ−11当り0.00
1gから100gの範囲で使用される。また上記添加剤
以外にもキレート剤等を添加することもある。
処理される感光材料がネガ用である場合、このネガ用安
定液には写真画像保存性改良のため、アルデヒド誘導体
が添加されることがある。
前記ネガ用安定液には必要に応じて各種の添加剤、例え
ば、シロキサン誘導体等の水滴ムラ防止剤、ホウ酸、ク
エン酸、燐酸、酢酸、あるいは水酸化ナトリウム、酢酸
ナトリウム、クエン酸カリウム等のpH調整剤、カリ明
ばん、クエン明ばん等の硬膜剤、メタノール、エタノー
ル、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒、エチレンダレ
コール、ポリエチレンダレコール等の調湿剤、その他色
調剤等処理効果を改善、拡張するための添加剤が加えら
れるこがある。
また前記ネガ用安定液は前記した安定液と同様向流流路
長を長くするため2つ以上の区画に仕切られてもよい。
また補充液の作り方や補充量は前記安定液に場合と同様
でよい。
またカラーベーパー用発色現像液や安定液でスチルベン
系蛍光増白剤を用いることがある。
前記発色現像液の廃液に含まれる成分は、前記各種成分
ないし添加剤及び処理される写真材料から溶出し蓄積す
る成分等である。
前記漂白定着液及び安定液の廃液に含まれる成分は、前
記各種成分ないし添加剤及び処理される写真材料から溶
出し蓄積する成分等である。
この発明の最も好ましい適用例としては写真処理廃液の
処理を行なう場合が挙げられるが、中でも自動現像機に
よる写真感光材料の現像処理に伴ない発生する廃液を自
動現像機内もしくはその近傍にて処理を行なうのに適し
ている。
この発明に係る廃液処理方法および装置は写真処理廃液
の処理だけでなく、一般の廃液処理、例えばメッキ廃液
、研究所廃液、鍍金廃液、写真製版廃液、電化工業廃液
、塗料廃液、化学工業廃液、研磨工業廃液、ホウロウ廃
液、食品工業廃液、醸造工業廃液、鉄工所廃液、染色工
業廃液、印刷所廃液、伸管工業廃液、防蝕工業廃液、樹
脂加工廃液、放熱器工業廃液、ゴム工業廃液、製薬工業
廃液、新聞社廃液、病院廃液、アルマイト工業廃液、給
食センター廃液、IC製造廃液、カーボン研磨工業廃液
、熱処理工業廃液、セメント工業廃液、フッソ処理廃液
、インキ製造廃液、プリント基板廃液、自動剥膜機廃液
、ps版自動現像機廃液、消去水洗機廃液、ネームプレ
ート製作廃液、電着塗装廃水、リン酸被膜廃水、半導体
製造工業廃水、バッテリー廃液、化粧品工業廃水、食堂
廃水、FRP耐酸工事廃水等の処理に広く適用できるこ
とは言うまでもない。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながらこの発明の実施例につい
て詳述する。
第2図はこの発明の第1の実施例を示す構成図である。
1は廃液タンクであり、内部に廃液2を収容する。廃液
タンクlは周囲が断熱材でおおわれ、臭気、熱等が外部
へ拡散されにくい密室性のある容器である。廃液タンク
1内の廃液2は供給ポンプ3により加熱蒸発部4内の廃
液槽5へ供給される。さらに廃液槽5内の廃液2は再度
、廃液タンク1内へ戻され、循環を行なっている。もち
ろん廃液2を循環させることは必ずしも必要ではない。
また廃液槽5内の液面位置は図示しない液面検出センサ
によって常に一定に調節されている。
廃液タンク1内あるいは廃液槽5へ至る経路中に電気式
ヒータ43を設けて廃液2を予め予備加熱することは任
意である。この発明の最も好ましい通用例である写真処
理廃液の処理に際しては、例えば自動現像機より洗出さ
れる廃液を作業者が直接廃液タンク1内へ移してもよい
し、自動現像機より廃液タンク1内へ自動供給するよう
にしてもよいし、あるいは自動現像機より直接廃液MI
S内へ自動供給するようにしてもよい。廃液タンク1内
へ自動供給する場合には廃液タンク1に液面検出センサ
を設けることが望ましい。
前記のようにして廃液槽S内へ供給されてきた廃液2は
次に加熱蒸発部4にて加熱蒸発される。
すなわちドラムフードカバー44内に回動自在に設置さ
れている回転ドラム6の回転とともに廃液M5内の廃液
2は回転ドラム6の周囲に沿いながら上方向へすくい上
げられ、この際、廃液2は回転ドラム6内部に設けられ
た電熱ヒータ7によって加熱される。
回転ドラム6は、腐食防止のため表面処理された金属、
陶磁器、ガラス、合成樹脂材により形成されるものであ
り、或は、表面に布地、合成樹脂発電体等、廃液を含浸
させる機能を有する部材を取り付けたもの、表面に凹凸
等を形成したものを包含する。とりわけ、チタン又はス
テンレス製のものか好ましく用いられる。
加熱方法は、この実施例では断熱ヒータ7を用いている
か、これに限定されるものではなく、例えばオイルバス
、加圧蒸気方式でもよい。
加熱処理によって回転ドラム6表面に残留した固化成分
はスクレーバー8によって掻き取られ、シュート部45
を通って容器9内に収納される。
固化成分は粉末状で、周囲に飛散し易いので、例えば容
器9としてナイロン袋を用い、最後に熱融着装置により
風刺するようにすれば、周囲に固化成分が飛散すること
なく、また作業者の手も汚さずに処理できる。ドラムフ
ードカバー44は断熱材でおおわれ、また一部はガラス
窓47が設けられ、スクレーバー8の掻き取り状況が観
察できる。
餌記の加熱処理によって発生した蒸気は循環ファン10
によって吸引され、コンデンサ一部12へと送られてい
く。加熱蒸発部4内の圧力は非常に高くなり、発生した
蒸気中でも悪臭ないし有害ガスが漏れ出すという欠点が
従来存在していたが、この実施例の如く、発生した蒸気
を吸引してコンデンサ一部12へ送り込むようにすれば
従来の不都合はなくなる。
コンデンサ一部12へと送り込まれる蒸気は九零ファン
13により冷却(熱交換作用)されて凝結し、凝結水は
ドレインタンク11内へ落下する。ドレインタンク11
内に落下した凝結水はろ退部14でろ過された後、装置
外へ排出される。
ろ退部14では凝結水中の公害負荷の大きい成分がろ過
される訳であるが、ろ過手段としては一般的に活性炭を
用いるのが好ましく、この実施例のろ退部14はいくつ
かの槽に仕切られた活性炭槽である。このようにして前
記加熱蒸発工程で発生した蒸気は凝結され、出来た凝結
水はろ過された後排出される訳であるが、コンデンサ一
部12を通過してもなお凝結しない非凝結成分について
は、15で示す経路を通過し、エアーヒータ16によっ
て加熱された後、再び加熱蒸発部4へ送り込まれる。例
えば写真処理廃液の処理を行なった場合には蒸気非凝結
成分中にも悪臭ないし有害成分が含まれているが、この
実施例のように非凝結成分を加熱蒸発部4へ送り込めば
外部へ漏れ出す不都合は全く生じない。また、非凝結成
分を加熱蒸発部4へ送り込む経路中に吸引手段を用いて
もよい。なお蒸気エアーヒーター16による加熱は必ず
しも必要ではないが、加熱諺発部4での熱効率を下げな
いためにも加熱を行なった方か好ましい。17は内部に
活性炭が充填された吸収塔であり、装置内の圧力と外圧
との調節の役目を果たすものである。また48はダンパ
ー、49は排気ファンである。
またこの実施例では加熱蒸発部4で発生した蒸気はコン
デンサ一部12の上方から送り込まれるようになってい
るが、コンデンサ一部12の下方から送り込まれるよう
にしてもよい。
またこの実施例では例えばろ退部14において、活性炭
の如きろ通則が用いられているが、ろ通則には公害負荷
の大きい成分が吸着するため、定期的にろ通則の交換も
しくはメンテナンスが必要である。ところがオゾンを供
給することによってろ通則を再生させる効果があり、こ
の実施例においても、例えばドレインタンク11内へオ
ゾンを供給することにより用いられるろ通則のライフタ
イムを著しく伸ばすことができ、交換、メンテナンスの
回数も少なくて済み好ましいことである。
第3図はこの発明の第2の実施例を示す構成図である。
18は内部に廃液19を収容する廃液タンクである。廃
液19は廃液タンク18より加熱蒸発部20の下方に設
けられた廃液槽21内へ流量をコントロールしながら供
給される。廃液槽21内へ供給された廃液19は加熱蒸
発処理の効率を上げるために、予めヒータ22によって
予備加熱されるとともに、熱風発生器23で発生した熱
風が廃液槽21内へ注入24(つまりエアーバブル)さ
れる。
廃液19の加熱蒸発処理は次のようにして行われる。す
なわち、回転ローラ−25a〜25f間に張架され、図
示する矢印方向へ搬送されているエンドレスベルト26
により廃液19が上方へすくい上げられる。この際、す
くい上げられた廃液19は、熱風発生器23で発生し、
吹出口29a〜29eから吹き出された熱風によって加
熱される。加熱蒸発部20は周囲への熱の拡散を防止す
るため断熱材でおおわれた機密容器であり、内部の加熱
温度は温度計30によって検出される。
加熱蒸発処理によりエンドレスベルト26上に残留する
固化成分はスクレーバー27で掻き取られ、ホッパー2
8内へ貯留される。
一方、加熱蒸発処理により発生した蒸気は加熱蒸発部2
0上部の排気口より循環ファン29で吸引され、コンデ
ンサ一部30へ供給される。コンデンサ一部30では、
空冷ファン31.31゛が作動し、供給されてきた蒸気
は熱交換作用により凝結され、凝結水となる。この凝結
水には悪臭ないし存置成分も含まれており、ろ退部32
にてろ過が行われる。この実施例ではろ退部32には活
性炭等のろ通則33が充填され、凝結水がろ通則33中
を上から下方向へ通過していく。ろ過済みの凝結水はろ
退部32の下部に溜り、水位計34の検知によって一定
量溜まった時点で外部に排水される。また、コンデンサ
一部30を通過してもなお凝結しない非凝結成分は35
で示す経路を通って再び熱風発生器23内へ送られ、循
環が行われる。非凝結成分は加熱蒸発部20内へ送って
もよい。図面には示されていないが、35で示す経路に
は循環を良好に行わせるための吸引手段だ加熱蒸発部2
0での熱効率を下げないようにするための加熱手段を設
けてもよい。
36で示されるものは活性炭が充填されている排気管で
あり、装置内部の圧力との調整を行なうためのものであ
る。
また、前述したように、オゾンはろ通則の再生効果かあ
り、この実施例においても、例えば37で示される取入
口により、オゾンを装置内部に供給することによって用
いられているろ通則のライフタイムを伸ばすことができ
る。
第4図はこの発明の第3の実施例を示す構成図である。
廃液処理装置400の外部に設けられた図示しない例え
ば201の廃液タンクに満たされた廃液は、定量ポンプ
401によって、加熱蒸発部402a、402bに設け
られた一対のエンドレスベルト403,404の上方か
ら、エンドレスベルト403,404上へ供給され、こ
の廃液は下部の廃液槽405に貯溜する。この廃液はエ
ンドレスベルト403,404によって上方へすくい上
げられ、この廃液は廃液槽405両側に配置された送風
ファン406,407へ送られ、さらにヒータ408,
409によって熱せられた熱風によって加熱される。こ
の加熱蒸発処理によって発生した蒸気は、2つの加熱蒸
発部402a、402bの間に設けられた排気口410
を通り、循環ファン411によって吸引される。そして
、コンデンサ一部412で凝結されて、凝結水となって
活性炭を充填した2木のカラム413.414を通って
、廃液処理装置400外へ排出される。
なお、415は冷凍機であり、一方、コンデンサ一部4
12を通過してもなお凝結しない非凝結成分は活性炭を
充填したガス処理カラム416を通フて装置内へ排出さ
れる。そして、201の廃液タンクに設けられた液面検
出計417によって、廃液かなくなったことが検知され
ると、図示しない=ttUブザーが鳴るので、トレイン
コック418を開けて濃縮された廃液を抜く。
第5図及び第6図はエンドレスヘルド403に熱風を送
る他の実施例を示しており、第5図では熱風をエンドレ
スベルト403の中央部から、第6図はエンドレスベル
ト403の両側から送り、廃液を加熱するようになって
いる。
第7図乃至第9図はエンドレスベルトと、その駆動手段
の他の実施例を示している。
ベルト231の材質は、不燃性のカーボンやグラスファ
イバー等の無機繊維やアラミド繊維を用いるのか好まし
い。
ヘルドは織布であってもよいし、織布に上記繊維を植え
込んだものであってもよい。
ベルト231に代えて、表面に多数の孔、溝、ひだ等の
形成された金属・陶ffi器、合成樹脂製の板や棒等を
チェーン或いはベルトに固定したものを利用してもよい
更に、ヘルド231の表面の凹凸を形成すること、この
凹凸を金属等、ベルト231本体の材質と異なる材質の
もので形成することも許される。
ヘルド231の表面は熱吸収率を良好にするために黒色
にすることが好ましい。
ベルト231はループの外、第7図に示すごとく、様々
のループに構成することが許される。
このベルト231を取付けるには、例えば第8図及び第
9図に示すごとく、処理室の側壁や天井(蓋の場合を含
む)部に固定される支持フレーム233を用意してベル
ト231を取付ける軸の両端ないし一端を固定して取付
けるようにする。
支持フレーム233の固定は、ビス等によって処理室の
側壁に取付ける方式のもの以外に、例えば処理室の側壁
にガイドレールを配置し、このガイドレールに沿って上
下ないし左む・斜方向等に移動し得るようにするものを
包含する。
ガイドレールを用いる場合においては、すくい上げ手段
を上下方向に移動させ、ギヤ等駆動系に連結させると共
に、ベルト231下端を容器の廃液中に浸漬させるよう
にすることができ、容器の取出しに際しては、すくい上
げ手段を上下に移動させて逃し、これにより容器を水平
に取出すことが可能になる。
前記の動作を得冬ためには、支持フレーム233にベル
トの軸の端部が係合する切り欠き部を形成しておき、各
軸が別々に脱着し得るようにしても設計可能である。
第10図及び第11図はそれぞれ第2図及び第3図のコ
ンデンサ一部12.30の別の実施例を示したものであ
る。図中、38は前記した加熱蒸発部4.20に相当す
るものであり、39は内部に活性炭の如きろ通則が充填
されたコンデンサ一部である。第10図では加熱蒸発部
38で発生した蒸気がコンデンサ一部39の上方から、
第11図ではコンデンサ一部39の下方からそれぞれ送
りこまれる構成と成っている。
何れの場合においても、熱交換と凝結水のろ過が同時に
行なわれ、コンデンサ一部39の下方からはろ過された
凝結水が取り出されることになり、前述したろ過手段と
熱交換手段が兼用された形となっている。ろ過された凝
結水はタンク40内に溜められ、水位計41の検知によ
って一定量毎にI非出される。
また第10図および第11図において、Aで示す箇所に
は外気と連通したガス吸着カラムが、Bで示す箇所には
吸気手段を設けることが前述のように好ましい。
第12図は第3図における掻き取り部の他の実施例を示
したものである。第3図に示すものにおいてはエンドレ
スベルト26上に残留する固化成分はスクレーバー27
で掻き取っていたが、第12図(a)、(b)に示すよ
うにエンドレスベルト26自体を強制的に蛇行させて固
化成分を落下させる方法でもよいし、また第12図(C
)に示すように歯車42を用いて掻き取るようにしても
よい。また、撞き撮られた固化成分が廃液槽21内に落
下するのを防止するために、第13図に示す如く、ホッ
パー28の位置を下方へずらすようにした配置をとるこ
ともできる。
[実験例] 以下、実験例を説明するが、これによりこの発明の実地
態様が限定されるものではない。
市販のカラー写真用ペーパーを絵焼き後、次の処理工程
と処理液を使用して連続処理を行った。
基準処理工程 (1)発色現像  38度      3分(2)漂白
定着  38度      1分30秒(3)安定化処
理 25度〜35度   3分(4)乾燥    75
度〜100度  約2分処理液組成 [発色現像タンク液] ベンジンアルコール         15m1エチレ
ングリコール         15m1亜硫酸カリウ
ム            2.0g臭化カリウム  
           1.3g塩化ナトリウム   
         0.2g炭酸カリウム      
       24.0g3−メチル−4−アミノ−N
−エチル −N−(β−メタンスルホンアミド エチル)アニリン硫酸塩        4.5g蛍光
増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘
導体)        1.0gヒドロキシルアミン硫
酸塩       3.0g1−ヒドロキシエチリンデ
ンー1.1−ニホスホン酸            0
.4gヒドロキシエチルイミノジ酢酸     5.0
g塩化マグネシウム・6水塩      0.7g1.
2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸−ニ
ナトリウム塩    0.2g水を加えて11とし、水
酸化カリウムと硫酸でpH10,20とする。
[発色現像補充液] ベンジルアルコール         20m1エチレ
ングリコール         20m1亜硫酸カリウ
ム            3.0g炭酸カリウム  
           24.0gとドロキシアミン硫
酸塩        4.0g3−メチル−4−アミノ
−N−エチル −N−(β−メタンスルホンアミド エチル)アニリン硫酸塩        6.0g蛍光
増白剤(4,4°−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘
導体)        2:5g1−ヒドロキシエチリ
ンデンー1,1−ニホスホン酸           
  0.5gヒドロキシエチルイミノジ酢酸     
5・Og塩化マグネシウム・6水塩      0.8
g1.2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン
酸−二ナトリウム塩    0.3g水を加えて11と
し、水酸化カリウムと硫酸でpH10,70とする。
[漂白定着タンク液] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         60.0gエチ
レンジアミンテトラ酢酸      3.0gチオ硫酸
アンモニウム(70!Il溶液)   IQQ、0ml
亜硫酸アンモニウム(4096溶液 )   27.5
ml水を加えて全量を11とし、炭酸カリウムまたは氷
酢酸でpH7,1に調整する。
[漂白定着補充液A] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩        260.0g炭酸
カリウム             =12.0g水を
加えて全Ht+とする。
この溶液のpHは酢酸又はアンモニア水を用いて6.7
±0.1とする。
[漂白定着補充液B] チオ硫酸アンモニウム(70を溶液)   500.0
ml亜TIt酸アンモニウム(4096溶液)    
250.0mlエチレンジアミンテトラ酢酸     
17.0g氷酢酸               85
.0[+11水を加えて全量を11とする。
この溶液はpHは酢酸又はアンモニア水を用いて5,3
±0.1である。
[水洗代替安定タンク液及び補充液] エチレングリコール          1.0g2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オン       
          0.02g1−ヒドロキシエチリ
デン−1,1 −ニホスホン酸(60を水溶液)      1.0g
アンモニア水(水酸化アンモニウム 25を水溶液)              2.0g
水で11とし、50%硫酸でpH7,0とする。
自動現像機に前記の発色現像タンク液、漂白定着タンク
液及び安定タンク液を満し、前記市販のカラー写真ベー
パー試料を処理しながら3分間隔毎に前記した発色現像
補充液と漂白定着補充液A、Bと安定補充液をベローズ
ポンプを通じて補充しながらランニングテストを行った
補充量はカラーベーパー1ゴ当りそれぞれ発色現像タン
クへの補充量として190m1.漂白定着タンクへの補
充量として漂白定着補充液A、B各々50m1.安定化
槽への補充量として水洗代替安定補充液を250m1補
充した。なお、自動現像機の安定化槽は試料の流れの方
向に第1M1〜第3糟となる安定槽とし、最終槽から補
充を行い、最終槽からのオーバーフロー液をまたその前
段の糟に流入させる多槽向流方式とした。
水洗代替安定液の総補充量が安定タンク容量の3倍とな
るまで連続処理を行った。
以下、上記処理によってオーバーフロー液による実験例
を説明する。なお、以下の説明においては、発色現像液
のオーバーフロー液をCD廃液、漂白定着液のオーバー
フロー液BF廃液、安定化処理液のオーバーフロー液を
sb廃液と略称する。
実験例1: 先ず、各廃液の化学的組成を分析したところ、主たる成
分は下記の通りであった。
CD廃液:a、ヘンシルアルコール b、炭酸カリウム C1亜硫酸塩(アンモニウム塩又は カリウム塩) d1発色現像主薬 e、ヒドロキシルアミン f、蛍光増白剤 g、エチレングリコール BF廃液:a、EDTA鉄錯塩 す、チオ硫酸塩(アンモニウム塩又 はカリウム塩) C2銀錯塩 d、亜硫酸塩 e、臭化アンモニウム塩 (注:漂白と定着とを別々の糟で行なう槽構成の場合、
漂白廃液からは、EDTA鉄錯塩、臭化アンモニウム塩
、定着廃液からは、アンモニウム塩、ナトリウム塩等の
チオ硫酸塩、亜硫酸塩が検出された。) sb廃液:アンモニウム化合物 :漂白定着液成分 これら各写真処理廃液を混合し、第2図に示すドラム方
式の廃液処理装置を用いて蒸発処理を行った。
電熱ヒータ7として3.6KWのものを用い、エアーヒ
ータ16としてはIKWのものを用いた。ドラムフード
カバー44は厚さ20mmでガラスウール断熱剤が用い
られている。回転ドラム6はチタン材質のものを用い、
その他の部材は5US316のステンレス材質のものを
用いた。ドレインタンク11内には粒状活性炭F I 
LTRASORB300  (東洋カルボン(株)製)
が入っている。 電気式ヒータ43は0.5KWのもの
を用い、供液ポンプ3を常に駆動させて廃液槽5内につ
いに60℃〜90’Cの廃液を循環させ、オーバーフロ
ー液が、廃液タンク1にもどるようにさせた。
コンデンサ一部12は材質として5US318Lを使用
し、長さ0.5mで直径20 m mの複数のパイプか
らなる熱交換手段を使用。なおパイプ周辺には放熱用フ
ィンが配設されている。
この廃液処理装置を連続10時間運転したところ、約1
81の写真処理廃液が処理でき、ろ退部14を通過した
排出液は約171回収できた。
この排出液のBOD値を測定したところ80ppmであ
り、無色無臭であった。更に処理装置の周辺でも何ら臭
気は感じられなかった。また突沸もなかった。
(比較実験) 第2図の非凝結成分を加熱蒸発部4内に送る手段を除去
して同様の実験を行ったところ、10時間で写真処理廃
液は131処理できたのみであった。さらに10時間後
には、ガス処理カラム17から、アンモニア臭及び亜硫
酸ガス臭がした。また加熱蒸発部4では、10時間後に
は小さな突沸現像が生じ、廃液の飛散が生じていた。
次にろ退部14内の活性炭を除去して同様の実験を行っ
たところ、排出液のBOD値960ppmとなり白濁で
、アンモニア臭及び亜硫酸ガス臭がした。
次にガス処理カラム17内の活性炭を除去して同様の実
験を行ったところ、処理装置周辺に悪臭がたちこめた。
またガス処理力ラム17自体を除去し、ガスの出入がな
い様にした際にも、同様に装置周辺に悪臭がたちこめた
次にコンデンサ一部12を除去して実験1と同じ実験を
行ったところ、ガス処理カラム17の粒状活性炭に蒸気
が結露しガス吸着の役割をしなくなって悪臭か周囲にた
ちこめた。
吸引用循環ファン10を除去して実験1を行ったところ
、10時間で121処理できたのみであり、かつ装置の
内壁がベトベトにぬれた状態となり、スクレーバー8で
けずりとられた廃液乾燥物はシュート部45に付着して
しまい、乾燥苗受は容器9に補集することができなかっ
た。
[実験例2コ 実験例1の廃液処理装置に、オゾン発生機(オゾンジェ
ネレーター、0ZGU−75、(株)エステツク製)を
設置し、発生したオゾンを小型ポンプにてコンデンサ一
部12のスタート部に導入した。
この際、ろ退部14通過後の排出液性のBOD値は60
ppmとなった。
次いで、オゾンをろ退部14内に導入して、同様の実験
を行ったところBOD値55ppmとなった。また実験
1で1日10時間の廃液処理を20日間続けたところ、
排出液のBOD値は20日?支には120ppmとなっ
たか、オゾンをろ退部14内に導入している場合には2
0日後でも90ppmと極めて良好な値を維持した。
[実験例3コ 実験例1の処理装置を用いて補記実験で用いたCD、B
F、Sbの芥新液を1:1:1で混合し、モデル廃液を
作成した。次いでオルガノシロキサン(ダウコーニング
(株)製、FSアンチフオーム025)を適宜用いて表
面張力が20〜70dyne/cmに変化させ実験例1
と同様の実験を行なった。この結果、表面張力が20〜
65 dyne/cmの範囲で蒸発濃縮時に突沸がほと
んど生じないが、この範囲外では突沸が生じ、蒸発釜内
の器壁に濃縮した廃液が飛散し汚染を生じた。とりわけ
、25〜60dyne/cI11の際には突沸が全くな
く蒸発処理ができた。
[実験例4] 実験例1で用いたモデル写真廃液を使用してエチレンジ
アミン四酢酸鉄アンモニウム及びチオ硫酸アンモニウム
を適宜変動させ[エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウ
ムコ/[チオ硫酸アンモニウム](重量比)を0〜5に
なる様に変化させ実験例1と同様の実験を行った。
その結果、[有機酸第2鉄錯塩コ/[チオ硫酸塩〕が0
゜1〜2.5の範囲にある際は回転ドラム6に蒸発濃縮
物又は乾固物が固着しにくく、且つ、亜硫酸ガス等の発
生も比較的少ないことが判明した。特に、0.1〜1.
6の範囲の際には、とりわけ良好てあった。
[実験例5コ 実験例1で用いたドラム方式の処理装置をエンドレスベ
ルト方式(第3図)のものに代えて、同様の実験を行っ
た。
その結果、実験例1とほぼ同様の結果を得た。
然しながら、装置としては、ドラム方式のものと比較し
て約1.5分の1の大きさとなった。
たたし、廃液槽21の内側には電子レンジ用ナイロン袋
を設置した。
[実験例6] 実験例5で用いたエンドレスベルト方式の処理装置から
かき取り手段27(ステンレスナイフ)を取り除き、同
様の実験を行った処、廃液層21内に濃縮物がP7和し
、10時間毎にナイロン袋を取り換えねばならなかった
。しかるに、かき取り手段27が配設されている場合に
は、100時間処理してもナイロン袋を取つ換えなくと
もよかった。
[実験例7] 実験例1の廃液処理装置のドラムの表面にフッ素樹脂コ
ーティングを施こし、他は実験例1と同様の実験を行っ
たところ、廃液乾燥品のドラムからの剥離が8意となり
、スクレーバーナイフの寿命が約3倍に延びた。
[実験例8] バルブ廃水(BOD、2800ppm)および染色廃水
(BOD、890ppm)について、前記実験例1及び
5の廃液処理装置をそれぞれ用いて、同様の実験を行っ
たところ、装置周辺ては何ら臭気は感しられなかった。
また排出液のBODを測定したところ、そわぞれ45p
pm(バルブ廃水)、20ppm(染色廃水)であり、
無色無臭であった。
[実験例9コ 実験例1で用いたドラム方式の処理装置のコンデンサ一
部を第10図又は第11図に示す処理装置におきかえて
同じ実験を行ったところ、はぼ同様の結果を得た。
たたし、コンデンサ一部39内には粒状活性単FI L
TRASORB300及びIVP(いずれも東洋カルボ
ン(株)製 )が1:1の比で混合したものが入ってい
る。
[実験例10] 実験例8のろ過手段(活性炭(14)及び(33))を
除去して同様の実験を行ったところ5BOD値はそれぞ
れ50ppm(バルブ廃水)、29ppm(染色廃水)
であった。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明の洗処理方法によ
れば、廃液の蒸発処理によって発生する有害ないし悪臭
成分を一切外部へ漏出することなく完全な処理を行なう
ことが出来、分外防止及び作業環境上様わめて好ましい
ものである。
またこの発明の廃液処理方法は熱効率か良好で、蒸発効
率が良く、エネルギーコストが軽減され、蒸発処理時に
突沸が少ないものである。
さらにこの発明の廃液処理装置は簡単な構成にてこの発
明の廃液処理方法を実現することが出来、装置としての
コンパクト化も可能である。
従って、特に自動現像機により写真感光材料の現像処理
にともない発生する廃液を自動現像配向もしくはその近
傍にて処理するのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動現像機の断面図、第2図はこの発明の第1
の実施例を示す構成図、第3図はこの発明の第2の実施
例を示す構成図、第4図はこの発明の第3実施例を示す
構成図、第5図は及び第6図は熱風を送る他の実施例の
構成図、第7図はエンドレスベルトの他の実施例の構成
図、第8図及び第9図はベルトの駆動手段を示す斜視図
、第10図及び第11図はそれぞれコンデンサ一部の他
の実施例を示す構成図、第12図(a)、(b)及び(
C)は撞き取り部の他の実施例を示す構成図、第13図
は掻き取り部近傍の別の構成例を示す構成図である。 1.18,405−・・廃液タンク 2.19・・・廃液、 4 、20 、402 a 、 402 b −−−加
熱蒸発部5、21 ・・・廃7夜糟 6・・・回転ドラム 8.27−・・スクレーバー 10.29,411・・・循環ファン 12.30,412−・・コンデンサ一部14.32・
・・ろ退部 26.231,403,404 ・・・エンドレスベルト 第1図 第4図 第6図 第7図 第10図 A 第11図

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)廃液を溜める貯溜手段及び加熱する加熱手段を有
    する蒸発手段と、この蒸発手段に廃液を供給する供給手
    段と、前記蒸発手段により発生した蒸気を凝結する熱交
    換手段とを有する廃液処理装置。
  2. (2)前記熱交換手段を通過した空気及び/又は非凝結
    成分を前記蒸発手段内に送る送り手段を有する前記特許
    請求の範囲第1項記載の廃液処理装置。
  3. (3)前記蒸発手段は外気と連通したガス処理カラムを
    有する特許請求の範囲第1項記載の廃液処理装置。
  4. (4)前記蒸発手段が、写真処理廃液を溜める貯溜手段
    の外部に配置される加熱手段により、廃液を加熱蒸発さ
    せるものである特許請求の範囲第1項記載の廃液処理装
    置。
  5. (5)前記蒸発手段が、溜められた写真処理廃液中に浸
    漬される加熱手段を含むものである特許請求の範囲第1
    項記載の廃液処理装置。
  6. (6)前記外部に配置される加熱手段が熱風型ヒータで
    ある特許請求の範囲第1項又は第4項記載の廃液処理装
    置。
  7. (7)前記蒸発手段により発生した蒸気を吸引して熱交
    換手段に供給する吸気手段を有する特許請求の範囲第1
    項乃至第6項のいずれかに記載の廃液処理装置。
  8. (8)前記蒸発手段が溜められた廃液をすくい上げるす
    くい上げ手段を含むものである特許請求の範囲第1項乃
    至第7項のいずれかに記載の廃液処理装置。
  9. (9)前記すくい上げ手段が回転ドラムである特許請求
    の範囲第8項記載の廃液処理装置。
  10. (10)前記すくい上げ手段がエンドレスベルトである
    特許請求の範囲第8項記載の廃液処理装置。
  11. (11)前記熱交換手段により凝結された凝結水をろ過
    するろ過手段を有する特許請求の範囲第1項乃至第10
    項のいずれかに記載の廃液処理装置。
  12. (12)前記熱交換手段及び/又はろ過手段内又はそれ
    らの前段にオゾンを供給する特許請求の範囲第1項乃至
    第11項のいずれかに記載の廃液処理装置。
  13. (13)前記ガス処理カラム内に活性炭が存在する特許
    請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の廃液
    処理装置。
  14. (14)前記ろ過手段内に活性炭が存在する第11項乃
    至13項記載のいずれかに記載の廃液処理装置。
  15. (15)前記廃液は現像機による写真感光材料の現像処
    理に伴ない発生する廃液である特許請求の範囲第1項乃
    至第14項のいずれかに記載の廃液処理装置。
  16. (16)蒸発工程に廃液を供給する供給工程と、この供
    給工程により供給された廃液を溜める貯溜工程及び加熱
    する加熱工程を有する蒸発工程と、この蒸発工程により
    発生した蒸気を凝結する熱交換工程とを有する廃液処理
    方法。
  17. (17)前記熱交換工程を通過した空気及び/又は非凝
    結成分を前記蒸発工程内に送る送り工程を有する特許請
    求の範囲第16項記載の廃液処理方法。
  18. (18)外気と連通したガス処理カラムを有する特許請
    求の範囲第16項又は第17項記載の廃液処理方法。
  19. (19)前記蒸発工程により発生した蒸気を吸引して熱
    交換工程に供給する吸気工程を有する特許請求の範囲第
    16項乃至第18項のいずれかに記載の廃液処理方法。
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