JPS63103729A - 車輌用ドアのヒンジ構造 - Google Patents

車輌用ドアのヒンジ構造

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JPS63103729A
JPS63103729A JP25123686A JP25123686A JPS63103729A JP S63103729 A JPS63103729 A JP S63103729A JP 25123686 A JP25123686 A JP 25123686A JP 25123686 A JP25123686 A JP 25123686A JP S63103729 A JPS63103729 A JP S63103729A
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door
self
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closing force
hinge
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JP25123686A
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Shigehiro Yasuki
安木 茂宏
Jun Ono
潤 小野
Yoshiaki Meguro
目黒 義昭
Chikao Shirasu
白須 近夫
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は車輌用ドアのヒンジ構造に関し、特に適度な自
閉性を有する車輌用ドアのヒンジ構造に関する。
〈従来の技術〉 車輌用ドアとして、概ね鉛直な軸線回りに回動する型式
のものが一般的に用いられているが、ドアラッチを完全
に係合させる上で、成る程度の自閉力を有するのが望ま
しい。特に、ドアシールとして比較的反力の大きいもの
が用いられる場合には、ドアの自閉力を増強する必要が
ある。
ドアの自閉力を得るためには、例えば実開昭55−97
065号公報に開示されているように、ヒンジの回動軸
線を車体内側に前傾させたり、又はドアの遊端側に向け
て前傾されれば良いことが知られている。しかしながら
、このヒンジ構造によれば、ドアの自閉力が比較的広い
開度範囲に亘って発生することから、ドアの自閉力が特
に必要となるドアの全開位置近傍に於て十分な自閉力を
得ようとすると、比較的ドア開度の大きい状態にあって
もかなりの自閉力を伴うこととなり、通常のドアチェッ
カを用いてはドアを半開位置に保持することが困難にな
り、特殊なドアチェッカが必要となる等、ドアの使用性
が損われる不都合が生じる。
また、実開昭57−94522号公報には、上端部にて
車体内側に向けて湾曲するドアガラスにより車輌の乗降
性が損われるのを回避するために、ヒンジの回動軸線を
ドアのヒンジ側に向けて前傾させる構造が提案されてい
る。しかしながら、この構造は、ドアの乗降性のみを考
慮し、ドアの自閉性については何等考慮していなもので
、むしろドアを開こうとする力のみが発生する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、特にドアの全開位置近傍に於て比較的大きな自閉力
を発生し、ドアの開度が比較的大きい領域にあっては比
較的小ざな自閉力を発生するように改善された車輌用ド
アのヒンジ構造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、車輌の開口部を開
開するために側端部にヒンジを備える形式のドアのヒン
ジ構造であって、前記ヒンジの回動軸線が、前記開口部
に略直交する第1の鉛直面内にて車体内側に向けて前傾
していると共に、前記第1の鉛直面に対して直交する第
2の鉛直面内にて前記ドアのヒンジ端側に向けて前傾し
ていることを特徴とする車輌用ドアのヒンジ構造を提供
することにより達成される。
〈作用〉 ヒンジの回動軸線を車体内側に向けて前傾させることに
よりドアを閉じようとする力が得られ、ヒンジの回動軸
線をドアのヒンジ端に向けて前傾させることによりドア
を開こうとする力が得られる。しかしながら、これらの
力とドアの開度との関係がそれぞれ異なるため、ヒンジ
の回動軸線の傾斜角度を前記した方向に適切に定めるこ
とにより、ドアの全開位置近傍に於てのみ特に強い自閉
力を1qるようにすることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図は、車体1に対して上下一対のヒンジ2により側
端部にて蝶着されたドア3を示すもので、ヒンジ2の回
動軸線4が、第1図の紙面、即ちドア3により閉じられ
るべき車体開口部に対して直交する第1の鉛直面内に於
いて、鉛直線5に対して角度αをもって車体内側に向け
て前傾している。
従来の自動車に於ては、このαとして1°30’〜2°
30’程度の角度を用いて、ドア3に対して成る程度の
自閉力を与えるようにしていた。それに対して、本発明
によれば、αを比較的大きな値、例えば約4°としてい
る。
第2図は車体1の側面図で、ヒンジ2の回動軸線4が、
第2図の紙面、即ち前記第1の鉛直面に対して直交する
第2の鉛直面内に於いて、鉛直線5に対して角度βをも
って前傾している。従来の一般的な自動車に於ては、β
=Oとしているのに対して、本発明によればβを例えば
2°としである。このように、ヒンジ2の回動軸線4を
仝閉時のドア3のヒンジ2側に向けて前傾させると、ド
ア3が自ら開こうとする力が発生するが、後記するよう
に、ヒンジ4の回動軸線4の車体内側に向けての傾斜角
αの作用と相俟って、ドア3の自閉力を適切にしている
第3図は、ドアの自閉力またはドアを開こうとする力が
発生する原理を示すための説明図である。
ヒンジ2の回動軸vA4が鉛直である場合には、ドア3
の重心CGは水平面内にて円運動を行い、従って自閉力
或いはドアを開こうとする力は何等発生しない。ヒンジ
3の回動軸線4を第1図に示されているように車体内側
に向けて前傾させると、重心CGの描く軌跡が水平面に
対して角度αをなす面内にて円運動し、車体の軸線方向
に対して平行をなす鉛直面(第2の鉛直面)、即ち第2
図の紙面に対して平行をなす面内に於ける前記軌跡の射
影が、第3図に示されたような楕円となる。このとき、
回動軸線4と重心CGとの距離をrGとすれば、前記楕
円の長袖及び短軸に整合する方向にX、Y軸を有する直
交座標系に於ける重心CGの座標が、以下の式(1)に
より表わされる。
XG −rG CO3θ YG −re sinθsin a      (1)
但し、θはドア3の開度を表わす。尚、ここで、傾斜角
αが小さな値であることから、実際にはこの楕円がもつ
と偏平であるが、説明の便宜のためにY方向に誇張して
図示されている。
次に、第2図に示されているように、回動軸線4がドア
3のヒンジ2側に向けて角度βをもって前傾しているこ
とから、前記鉛直面に対する重心CGの軌跡のll)I
彰が、前記鉛直面内に於て角度βだけ回転することとな
る。従って、傾斜角α、βの両方を考慮した場合、重心
CGの水平面からの距離としてのVGは以下の式(2)
により表わされる。
yG =XG sinβ十YGCO3β   (2)即
ち ya =rGstnβCOSθ 十rGsin (ZCOSβsinθ  (3)ドアの
自閉力が、ドアの開度θに対するドアの重心CGの上下
位置yGの変化率として与えられることを考慮して、V
Gをθにより微分すれば、以下の式(4)が得られ、こ
れによりドアの自閉力を評価することができる。
dy/dθ= rGsin crcosβCOSθ−r
Gsinβsinθ    (4)式(4)の第2項は
、ヒンジ2の回動軸線4のドア開口面内に於ける傾斜角
βのみに依存するファクタであって、ドアを開こうとす
る力を表わす。
第1項は、傾斜角β及びヒンジの回動軸線4の車体内方
に向けての傾斜角αの両者に依存するファクタを表わす
が、傾斜角α及びβがいずれも小さい角度であることか
ら、COSβが概ね1に近い値であってβの影響をそれ
程受けないのに対して、αの影響を強く受けるファクタ
であって、ドアを閉じようとする力を表わす。
第4図はこれら2つの項の関係を示すもので、第1項は
主に従来から知られている傾斜角αの影響を示すもので
、θ=Oの近傍、即ちドアの仝閉位置近傍に於て、比較
的なだらかな曲線を描いている。第2項は傾斜角βの影
響を示すもので、その絶対値が、θ=Oの近傍、即ちド
アの仝閉位置近傍から、比較的急激に増大する。従って
、従来技術によれば、ドア開度が比較的大きくなっても
かなりのドア自閉力が存在するのに対して、本発明によ
れば、第2項の影響が加わることから、ドアの自閉力は
、第4図に於てFで示されるように第1項及び第2項の
合成として表わされる。従って、ドアの開度が増大する
に従ってドアの自閉力が急激に減少する。
このように、本発明によれば、ドアを半開位置に容易に
保持し得るにも関わらず、特に強い自閉力が必要となる
ドアの仝閉位置近傍に於て強い自閉力が得られる。
第5図は、本発明に基づくヒンジ構造を用いたドアの自
閉力を従来技術に基づくヒンジ構造のドアの自閉力とを
比較するもので、実線はα−4°、β−2°とした本発
明に基づくヒンジ構造を用いた場合のドアの自閉力を示
し、破線はα−3°、β=O°とした場合の従来技術に
基づくヒンジ構造を用いたドアの自閉力を示す。
一般にドア全開時のθは60°〜65°程度であるが、
従来技術に基づくヒンジ構造の場合にはθ−90°に於
いて自閉力がOになるのに対して、本実施例によるヒン
ジ構造の場合θ−963°に於いて自閉力がOとなる。
即ち、従来技術に基づくヒンジ構造の場合には略ドア全
開時にあっても、第5図にGとして示されたように、か
なりの自閉力が発生する。また、O°≦θ≦27°の範
囲にめっては、本実施例によるヒンジ構造の自閉力が、
従来技術のヒンジ構造の自閉力よりも強いのに対して、
θ〉27°の範囲にあっては、従来技術のヒンジ構造の
自閉力が、本実施例によるヒンジ構造の自閉力を上回る
ようになる。従って、前記したように、本発明に基づく
ヒンジ構造の場合、θ=O1即ちドア仝閉位置近傍に於
て強い自閉力が得られ、ドアの開度が大きくなるに従っ
て、従来技術に基づくヒンジ構造に比較してドアの自閉
力が急激に小さくなる。
上記実施例は車輌前方側にヒンジを有する前部ドアに関
するものであったが、侵部ドア、或いは横開きのテール
ゲート、車輌後方側にヒンジを有するドア等にも等しく
適用可能でおる。
〈発明の効果〉 このように、本発明によれば、ドアチェッカの構造に何
等変更を加える必要を生じさせることなくドアの自閉力
を高めることができるため、所謂半ドアを効果的に防止
することができ、ドアの使用性を改善する上で多大な効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はヒンジの回動軸線の傾斜方向を示す
ための車輌の正面図及び側面図である。 第3図はドアの自閉力を剖亦する要領を示すための説明
図である。 第4図はドアの自閉力に対する角度α及びβの影響を示
すためのドアの開度に対するドアの自閉力の大きさを表
わすグラフである。 第5図は本発明に基づくヒンジ構造及び従来型式のヒン
ジ構造に於けるドアの自閉力を比較して示すグラフであ
る 1・・・車体      2・・・ヒンジ3・・・ドア
      4・・・回動軸線5・・・鉛直線 特 許 出 願 人  本田技研工業株式会社代   
理   人  弁理士 大 島 陽 −第3図 ドア関度(θン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輌の開口部を開閉するために側端部にヒンジを
    備える形式のドアのヒンジ構造であつて、前記ヒンジの
    回動軸線が、前記開口部に略直交する第1の鉛直面内に
    て車体内側に向けて前傾していると共に、前記第1の鉛
    直面に対して直交する第2の鉛直面内にて前記ドアのヒ
    ンジ端側に向けて前傾していることを特徴とする車輌用
    ドアのヒンジ構造。
JP25123686A 1986-10-22 1986-10-22 車輌用ドアのヒンジ構造 Granted JPS63103729A (ja)

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FR2699458A1 (fr) * 1992-12-21 1994-06-24 Peugeot Agencement d'une porte latérale de véhicule automobile.
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JPH0541448B2 (ja) 1993-06-23

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