JPS63100016A - トリクロロシランの製造方法 - Google Patents

トリクロロシランの製造方法

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JPS63100016A
JPS63100016A JP24316086A JP24316086A JPS63100016A JP S63100016 A JPS63100016 A JP S63100016A JP 24316086 A JP24316086 A JP 24316086A JP 24316086 A JP24316086 A JP 24316086A JP S63100016 A JPS63100016 A JP S63100016A
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hydrogen
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 車重よ!剋■分! 本発明は四塩化ケイ素と水素からトリクロロシランを製
造する方法に関する。
l米立茨歪 近年のエレクトロニクス産業の発展に伴ない多結晶シリ
コン、単結晶シリコン、モノシランガス等の需要は急激
に増大しており今後ますますその需要は増加の一途をた
どることが見込まれている、ここにおいてトリクロロシ
ランは上記シリコン物質の原料として最も大量に利用さ
れているものである9例えば高純度多結晶シリコンはト
リクロロシランの熱分解によって製造されており、現在
全世界での高純度多結晶シリコンの殆どがこの方法で製
造されている。また最近トリクロロシランの不均化反応
によってモノシランが製造される方法が実用化されつつ
あり極めてトリクロロシランの需要は今後その重要性が
増大する。しかしながら、これらの方法においては、ト
リクロロシランが消費されるとともに大量の四塩化ケイ
素が副生ずる。たとえばトリクロロシランの熱分解によ
る高純度多結晶シリコンの製造においては、トリクロロ
シランの約60%が四塩化ケイ素として副生じ、また、
トリクロロシランの不均化によるモノシランの製造にお
いては実質的にモノシランの3倍モルの四塩化ケイ素が
副生ずる事になる。従ってこの副生した四塩化ケイ素は
例えばアエロジル等の原料として利用することでトリク
ロロシランの生産コストを低減する方法等が知られてい
るが。
実質上置も優れた四塩化ケイ素の利用方法はこれを再び
トリクロロシランに変換し、上記方法の原料として再利
用することである。例えば四塩化ケイ素をトリクロロシ
ランに変換することによって、トリクロロシランの不均
化によるモノシランの製造は実質的には金属ケイ素と水
素によってモノシランを製造するプロセスに帰着し、こ
のプロセスは最近実用化されつつある。
従って四塩化ケイ素をトリクロロシランに変換する技術
はきわめて有用であり、特にこれを安価、簡便かつ効率
よく行うことはプロセスの経済上極めて重要である。
従来、四塩化ケイ素をトリクロロシランに変換する方法
としては次の方法が知られている。
(1)四塩化ケイ素と水素を1000°C前後またそれ
以上の温度で反応させトリクロロシランを製造する方法
(2)四塩化ケイ素水素および金属ケイ素を500°C
付近で反応させトリクロロシランを製造する方法。
(3)四塩化ケイ素、水素、金属ケイ素及び塩化水素を
500°C付近で反応させトリクロロシランを製造する
方法。
(1)の方法に関してはたとえば特開昭57−3711
号においては1100−1600°Cで水素および四塩
化ケイ素を上記温度の発熱体に吹き付ける方法でトリク
ロロシランが60%の収率で得られている。また特開昭
57−156318号では第一段目で900°Cの温度
において水素と四塩化ケイ素をモル比Hz/5iC1a
・2で反応させ25%の収率でトリクロロシランを得て
いる。また特開昭59−45920号においてはプラズ
マ中で四塩化ケイ素と水素を反応させてトリクロロシラ
ンを得ている。また特開昭60−81010号において
は1200−1400℃の温度範囲で四塩化ケイ素と水
素を反応させて約30%の収率でトリクロロシランを得
ている。
(2)の方法は(1)の方法に比較して比較的低温で反
応が進行し、エネルギー的に有利な方法であると云える
。また(2)の方法でさらに有効に反応を進行させるた
めに塩化水素ガスを使用する(3)の方法も当然のこと
ながら同様な特長を有している。(2)及び(3)の方
法に関しては触媒を用いることが有効であり銅化合物ま
たは金属銅を触媒としている0例えば特開昭56−73
617号においてはvA粉を触媒として350〜600
℃で流動床反応を行いトリクロロシランを得ている。又
特開昭58−11042号においては銅担持又は銅及び
ニッケルを担持した触媒を用いて反応を行いトリクロロ
シランを得ている。
これらの方法において9例えば(1)の方法では。
かなり高い四塩化ケイ素の転化率でトリクロロシランが
得られているが、とりわけ30%以上の収率でトリクロ
ロシランを得るためには1000℃以上の高温で反応を
行わねばならずこれに費やすエネルギーは真人なもので
ある。加えて、高温反応であるため、塩素化ケイ素によ
る反応器等の腐食が激しくさらに、望ましくない高分子
量のクロロシラン類が不可避的に副生ずる等の欠点を有
しており未だ実用化には程遠いものである。
これに対し、(2)及び(3)の方法は熱力学的見地か
らも、トリクロロシランの製造に有用な方法であり、前
記した様にトリクロロシランの不均化によるモノシラン
を製造する方法で副生ずる四塩化ケイ素を変換しトリク
ロロシランを製造することは特に(2)の方法では実質
的にはケイ素と水素からモノシランを製造することとな
るため、非常に有用な方法であると云える。なお、(3
)の方法に於いては、トリクロロシランの収量は多いが
、塩化水素は四塩化ケイ素のトリクロロシランへの変換
には関与せず、実質的には金属シリコンからトリクロロ
シランを合成することに過ぎない、従って、四塩化ケイ
素の再利用という観点からすれば(2)の方法よりは幾
分有用性は劣るが、一方、トリクロロシランの収量が多
いと云う利点も有しており、塩化水素の使用量を少量に
して行うことにより、その特徴を発揮させることが望ま
しい。
さらに、これら(2)及び(3)の方法を組合せたプロ
セスも知られている(特開昭60−36318号)。
以上の方法において、四塩化ケイ素の有効再利用という
観点からすれば(2)の方法が最も優れており、またト
リクロロシランの生成という観点からすれば(3)の方
法も優れた方法であり捨てがたい。
すなわち、(2)または(3)の方法は経済性も高く特
に(2)の方法は現在本命の方法として実用化されつつ
ある。
しかしながら、(2)の方法においては5反応部度が通
常500〜600°Cで行われており、300°C以下
の反応温度においては実質上トリクロロシランが生成し
た例はない、従って当然のことながら9本発明における
が如く、四塩化ケイ素の臨界温度以下で四塩化ケイ素を
液体状として気体−液体一固体相の不均一反応によるト
リクロロシランを製造した例は従来全く知られていない
またこの(2)の方法においては、従来大量かつ連続的
にトリクロロシランを製造する場合には、気体一固体相
流動床装置が用いられている。しかしながら、その場合
、ffl動床を用いるため1反応により粒度の小さくな
ったケイ素金属や触媒成分の11[敗等による有効成分
の損失、高温反応による触媒成分の連敗、装誼の腐食、
更には高分子量のクロロシラン類の生成によるトリクロ
ロシランの選択率の低下、高温であるためエネルギーの
大量使用等といった。工業化するためにはさらに解決さ
るべき多くの欠点を有している。
又皿立且血 すなわち9本発明の目的は、上記トリクロロシランの熱
分解による多結晶シリコンの製造またはトリクロロシラ
ンの不均化反応によるモノシランの製造に於いて、副生
ずる四塩化ケイ素をトリクロロシランへ変換し、四塩化
ケイ素を有効に利用する上記(2)ないしく3)の方法
が有していた欠点を解決する極めて経済性の高い方法を
提供することにある。
本発明に従えば、四塩化ケイ素と金属ケイ素を、水素若
しくは水素及び塩化水素と反応せしめてトリクロロシラ
ンを製造する方法において、該反応を、金riAw4並
びに鉄、アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物或い
はヨウ化物の存在下に行うことを特徴とするトリクロロ
シランの製造方法が提供される。
又尻立鼠丞 以下本発明の詳細な説明する。
本発明で行う四塩化ケイ素のトリクロロシランへの変換
は基本的に次式 %式%(1) で表わされる。この反応は平衡反応であり、温度が高い
ほど、圧力が高いほど、さらにH2/5iC1aモル比
が高いほど反応が右方向へ進行する。従って300°C
前後の低温でトリクロロシランを製造した例は今まで知
られていなかったが1本発明においては上記反応を金属
銅並びに鉄、アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物
或いはヨウ化物と云う特定の添加物の存在下に行うこと
で、トリクロロシランを収率よく製造することを可能な
らしめたものである。また当然のことであるが塩化水素
ガスを本発明反応系内に加えることによって明らかにト
リクロロシランの収量を増大させる結果をもたらす手段
を採用しても良い。
本発明に使用する金属ケイ素の純度等はとくに限定する
ものではなく、冶金ケイ素の98%程度の低純度品でも
高純度ケイ素でもいずれであっても構わない、経済的な
観点からすれば前者で充分好結果が得られるのでこれを
使用することが好ましい、これら金属ケイ素の形態は問
わないが好ましくは反応速度の観点から表面積の大きい
粉末状で使用することが推奨される。勿論3粒状等他の
形態で使用することも可能である。
本発明においては、上記反応を金属鋼並びに鉄、アルミ
ニウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物の存
在下に行うが1本発明で使用する金属銅は特に限定する
ものではなく1通常市販の電解銅が用いられるがその他
還元銅も使用可能である。純度に関してはそれほど問題
にする必要はない、金属銅の形態は問わないが好ましく
は反応速度の観点から表面積の大きい粉末状で使用する
ことが推奨される。勿論5粒状等他の形態で使用するこ
とも可能である。
次に本発明で使用する並びに鉄、アルミニウム若しくは
バナジウムの臭化物或いはヨウ化物とは分子式でFeB
rx、FeBr3.Fe1l、AlBr3. A11s
、AhBri+VBrs+ などであり、これらの1種
又は2種以上の混合物で使用する。
次に本発明に於ける四塩化ケイ素のトリクロロシランへ
の変換方法について述べる。
変換反応は基本的には上記(1)式に従って行われるが
1本発明においては1反応は、気体相−固体相の所謂気
−固相の不均一系で行う0通常四塩化ケイ素及び水素が
、若しくは四塩化ケイ素。
水素及び塩化水素が気体状態になるようにして反応を行
う、また反応に使用する水素はあらかじめ反応に不活性
な媒体(気体)たとえばアルゴン。
ヘリウム及び/又は窒素等で稀釈して用いても構わない
が、反応平衡1反応速度及び経済的な観点から水素単独
で使用することが好ましい、又通常予期される程度の不
純物を含んでいても差し支えな(さらには加圧で反応を
行う際には水素を同時に加圧媒体とすることが好ましい
、また反応条件に於いて原料、生成物、および金属銅並
びに鉄。
アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化
物等の添加物等にたいして不活性な溶媒。
例えばn−ヘキサン、n−へブタンに代表される脂肪族
炭化水素、シクロヘキサン、シクロオクタンに代表され
る脂環式炭化水素及びベンゼン、トルエンに代表される
芳香族炭化水素等を使用することも可能である。
また5反応層度は敢えて規定しないが、実質的に反応を
進行させるためには150°C以上好ましくは四塩化ケ
イ素の臨界温度以上で加圧反応を行うことが反応平衡上
の観点からも推奨される。なお本反応を行うに際して原
料として仕込む四塩化ケイ素中に反応子if以下のトリ
クロロシランが混在していても構わなく、このことは反
応によって生成したトリクロロシランを蒸留等により分
離した際四塩化ケイ素中にトリクロロシランが残存して
いるものも使用可能であることを意味するが。
好ましくは反応平衡上なるべくトリクロロシランを含ま
ない若しくはトリクロロシラン含有量が出来るだけ少な
い四塩化ケイ素を使用することが実質的にトリクロロシ
ランの生成量が最も多くなる事となり望ましい。
次に本発明における原料、金属銅並びに鉄、アルミニウ
ム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物等の添加
物の使用量について述べる0本発明に於ける。金属ケイ
素の使用量は特に限定はしないが、バッチ式で行う場合
は四塩化ケイ素に対して1重量%以上で行うことが好ま
しくこの偵未満であると反応とともに金属ケイ素が消費
され有効に反応が行いえな(なる恐れがある。又金属銅
並びに鉄、アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物或
いはヨウ化物等の添加物の使用量は特に限定はしないが
、金属ケイ素に対して金属原子比(g−at■s/g−
at■3)で各々金属銅は0.5%以上、並びに鉄、ア
ルミニウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物
は0.1%以上で行うことが反応速度上好ましい。
次に本発明を実際に実施するための具体的な態様につい
て述べる。前記した様に本発明における反応は150℃
以上を必要とし、さらに加圧(水素加圧が好ましい)状
態で行われることが好ましく、また流通式反応法もしく
はバッチ式反応のいずれの方法で行うことも可能である
本発明に於ける実施方法に関しては特に規定はしないが
実施し易い方法として以下の方法が挙げられる。もちろ
んこれらの方法に本発明は限定されるものではない。
(1)オートクレーブ中に所定量の四塩化ケイ素。
金属ケイ素、金属銅並びに鉄、アルミニウム若しくはバ
ナジウムの臭化物或いはヨウ化物を入れたのち所定の圧
力に水素で加圧しその後加熱撹拌反応を行う方法。
(2)予め所定温度、及び水素で所定圧に保たれた加圧
反応器中に所定量の四塩化ケイ素8w4並びに鉄、アル
ミニウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物を
連続的に導入しかつ生成ガスを連続的に抜出し反応を行
う方法。
(3)予め金属ケイ素、銅並びに鉄、アルミニウム若し
くはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物を反応器中に入
れ所定温度に保ち乍ら水素加圧で四塩化ケイ素及び水素
を連続的に導入し且つ生成ガスを連続的に抜出しながら
反応を行い必要に応じて金属ケイ素、金属銅並びに鉄、
アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化
物を間歇的に導入する方法。
とりわけ大量にトリクロロシランを製造する方法として
(2)又は(3)の方法が望ましい、加えて連続反応を
行うことで1反応によって金属ケイ素は消費されるが、
銅並びに鉄、アルミニウム若しくはバナジウムの臭化物
或いはヨウ化物は実質上消費されない、従って反応を低
温で行えばこれらの揮散を防ぐことができるので反応器
中で金属ケイ素に対する銅並びに鉄、アルミニウム若し
くはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物との比率が高く
ても、更にこれらを継足す必要はそれほどないため充分
経済的に成立しうる方法として行える。
立尻殖果 本発明は四塩化ケイ素をトリクロロシランへ経済的に変
換する極めて有効な方法である。従来行われている反応
温度領域以下である150°C以上で好ましくは四塩化
ケイ素の臨界温度以上で行うトリクロロシランの製造方
法としては極めて有効な方法である。即ち低温でさえ効
率よくトリクロロシランを製造することが出来るため製
造装置の腐食、触媒、添加物等の揮散を抑制することが
出来反応速度が増大する結果反応装置を小型化すること
が可能となった。加えて低エネルギーでトリクロロシラ
ンを製造することが可能となり経済的効果は非常に大き
く工業的にきわめて有用である。
すなわち総括すれば、従来高温反応のため多大のエネル
ギーを要していたものが、低温反応が可能となったため
、これにより大幅なエネルギーの削減が可能となり9反
応容器を小型化出来1反応装置の腐食を抑制し、かつス
チーム等の低温の熱媒体が使用出来るなど、大幅な設備
の削減が可能となるのである。
災旌斑 以下本発明を実施例によって更に具体的に説明する。
実施例 1 耐圧300Kg /cm”G 、耐層500℃5tlS
316製オートクレーブ(内容積200m1)に、金属
ケイ素(200メツシユ、純度99.9%) 6.0O
g (214mg−atm) 、市販の金属銅粉末86
.25g (98,4mg−atm) 、臭化アルミニ
ウム6.67g (25,0mmol)及び四塩化ケイ
素88.3g  (520ms+ol )を入れた後室
温で水素を40Kg/c+s” Gに圧入した後、 3
00rpmに撹拌し乍ら260℃に加熱しく昇温時間2
0分)260°Cで各々2.5.1.5.1.0,0.
5及びO(昇温直後)時間反応を行った。後オートクレ
ーブを5°Cに冷却し、常圧に降圧し反応液をガスクロ
マトグラフ法により分析した。結果は第1表に示したよ
うに反応時間1時間でほぼ反応平衡組成に達しているこ
とが確り召された。
第1表 0     15.0   85.0 * Te3  : トリクロロシラン、STC:四塩化
ケイ素を示す、以下同様。
実施例 2 実施例1と同一のオートクレーブに実施例1と同一量の
金属ケイ素、金属銅粉末B及び四塩化ケイ素をそれぞれ
加え、更に臭化アルミニウムの代わりにこれと同一モル
量の第2表に掲げたような鉄、アルミニウム及びバナジ
ウムのハロゲン化物をそれぞれ加え、水素で40Kg/
cm″Gに圧入し、実施例1と同様に260°Cで0.
5時間反応を行った。
同様に冷却・降圧後それぞれ反応液を分析した。
結果は第2表に示したようにそれぞれ臭化アルミニウム
程度の反応活性が認められた。
Te3       5TC 6Falt      15.3    84.7実施
例 3 金属ケイ素を純度98%、150メツシユのもの9.0
0gに変更した他はすべて実施例1と同−仕込量の同一
水素圧で260 ’C0,5時間反応を行った。その後
同様にして冷却、腎圧後反応液を分析した6反応液組成
はトリクロロシラン18.4モル%、四塩化ケイ素81
.6モル%となり実施例1099.9パ一純度の金属ケ
イ素を使用した場合と実質的に同一の成績が得られた。
すなわち、原料ケイ素は一般の市販品で充分であること
が確認された。
比較例 臭化アルミニウムを添加しない以外は実施例3と同一の
仕込量9反応条件で同様に反応を行い同様に冷却、降圧
後反応液を分析した。トリクロロシラン4.9モル%、
四塩化ケイ素95.1モル%であり上記臭化アルミニウ
ム等の効果が顕著であることが判明した。
実施例 4 内径25+111.長さ700++sの5tlS316
製反応管に金属ケイ素(純度98%) 150g、臭化
第一鉄10.0g、金属銅粉末810gを充填し内圧を
10Kg/cm”Gに深ちながら各々第3表に示した反
応温度で四塩化ケイ素と水素(Hz/5iC1,〜2モ
ル比)の混合気体を空間線速度2.1cm/秒で導入し
流動状態でそれぞれ反応を行った0反応ガスは反応器出
口より取り出し。
大気圧に降圧後70°Cに保温しながらガスクロマトグ
ラフ法によりガス状態のまま分析した。第3表に定常状
態でのトリクロロシランと四塩化ケイ素の組成を示した
。この結果は極めて効率よくトリクロロシランが生成し
たことを示している。
第3表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)四塩化ケイ素と金属ケイ素を、水素若しくは水素
    及び塩化水素と反応せしめてトリクロロシランを製造す
    る方法において、該反応を、金属銅並びに鉄、アルミニ
    ウム若しくはバナジウムの臭化物或いはヨウ化物の存在
    下に行うことを特徴とするトリクロロシランの製造方法
  2. (2)反応を四塩化ケイ素及び水素が、若しくは四塩化
    ケイ素、水素及び塩化水素が気体状態で行う特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  3. (3)反応を四塩化ケイ素の臨界温度以上で行う特許請
    求の範囲第2項記載の方法。
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