JPS6290238A - 帯電防止性シート状物の製造方法 - Google Patents

帯電防止性シート状物の製造方法

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JPS6290238A
JPS6290238A JP61222106A JP22210686A JPS6290238A JP S6290238 A JPS6290238 A JP S6290238A JP 61222106 A JP61222106 A JP 61222106A JP 22210686 A JP22210686 A JP 22210686A JP S6290238 A JPS6290238 A JP S6290238A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、静電気障害に弱い物品の包装に適し内部を透
視できる帯電防止性シート状物およびそれを用いて作っ
た袋、筒、箱などの容器に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 静電気障害に弱いIC等の電子部品を収納し内部を透視
できる包装材として、従来帯電防止剤をねり込んだポリ
オレフィンフィルムの袋および、透視できる程度に金属
薄膜を被覆したフィルムと帯電防止剤をねり込んだポリ
オレフィンフィルムとのラミネートフィルムの袋が知ら
れていたが(金属薄層を被覆したものについては、米国
特許第4154344号明細書、米国特許第41567
51号明細書参照)、前者は帯電防止性能が低く、特に
湿度が低くなると帯電防止性能が非常に低下する欠点が
あった。又、後者は金属薄層を被覆しである為に金属特
有の鋭い反射があるので、角度によっては内容物が見に
くくなり、又、金属の特性として化学的に不安定で酸化
による経時劣化が大きく。
又、比較的安定な貴金属やニッケル等の金属の蒸着薄膜
は高価である等の欠点があった。
本発明者等は、化学的に安定で湿度による導電性能の変
化が少なく鋭く不快な反射がない透視可能で導電性のあ
るカーボンの薄膜について研究し、先に特開昭58−4
2455号の発明を完成して出願した。特開昭58−4
2455号の発明は、導電性カーボンブラックを配合し
た導電性塗料を塗布して、透視可能な導電性のある塗膜
を得ることを技術手段とするものであり、関係湿度が低
い乾燥した空気中でも性能の低下が低い包装材料が得ら
れるが、光透過率が低くかつヘイズが大きく、内容物の
確認が比較的困難であり、又、塗膜中のカーボンブラン
クの含有率をますとカーボンブラックが脱離し易く、白
色のか紙で表面を摩擦した場合、黒く汚染がみとめられ
る等の欠点があった。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明の第一
の目的は、化学的に安定で長期間劣化が少なく関係湿度
が低い場合でも、導電性能がほとんど低下しない、鋭く
不快な反射がないカーボンブラックを主な導電の手段と
して用いて、透明性が改良されヘイズがより低く、透視
がより容易でカーボンブラックの脱離による汚染が防止
された、改良された透視可能な帯電防止性シート状物を
提供することである。
更に本発明のその他の目的は、機械的強度にすぐれ、製
袋などの二次加工性にすぐれ、耐摩擦性が良好な帯電防
止性シート状物を提供することである。
更に本発明のその他の目的は、静電気傷害を受は易い物
品の保護に適した構造の容器を提供することである。
本発明の目的は、透明なプラスチック層である基層に、
カーボンブラックを主な導電材料として含有している塗
材を以下に詳述するような方法で塗布し、更にこの上に
透明な表層を塗布して基層と導電層と表層からなる特別
な構造のシート状物とすることにより、更に基材、導電
層、表層を形成させる際に特定の物質又は配合を選ぶこ
とにより、更−に容器をつくる際に、特定の構造の容器
とすることにより達成できる。
本発明によれば、基層と導電層と表層からなるシート状
物であって、基層は透明なプラスチック層であり、導電
層は基層に塗布されており、カーボンブラック量が平面
に対して0.8〜0.01g/m2になるように含有さ
れ、かつ表層に対してカーボンブラックが一部突出して
おり、表層は透明な104m乃至0.2 μmのプラス
チック層であることを特徴とする帯電防止性シート状物
が提供される。
本発明に用いる透明なプラスチック基層は、透視可能で
包装材料として適当なものの中から選択される。例えば
、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、繊維素系プラスチックなど
のシート状物が用いられる。
本発明におけるシート状物は、軟質プラスチックの場合
における厚さ0.254mm未満のフィルムとして分類
されるものと、厚さ0.254mm以上のシートとして
分類されるものの両方が含まれ、また、硬質プラスチッ
クの場合における厚さ0.076mm未満のフィルムと
して分類されるものと、厚さ0.07Eimm以上のシ
ートとして分類されるものの両方が含まれるものである
特に強度を要求する用途には、二軸延伸された材料、例
えば二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ナイロン、二軸延
伸ポリプロピレンなどが望ましい。
ヒートシールを要する用途には、ヒートシール性が良好
な、例えばポリエチレン、EVA 、変性PPなどの材
料が好ましく、また、これらの材料を他の材料と積層し
た材料も好ましい。
二軸延伸された熱変形温度の高いフィルムにヒートシー
ル性の良い材料をラミネートしたものは、強度が大きく
、製袋加工などのヒートシール加工が容易な非常に有用
なものが得られる。
■C等の突起が多い物品を収納する目的の袋を作るため
のフィルムとしては、特に基材として二軸延伸ポリエス
テルフィルムを用い、製袋のためのヒートシール層とし
てポリオレフィン層を付加したものが、突起による突き
破りに対する強さ、製袋加工の容易さ、取扱作業の容易
さなどの点で特にすぐれている。
ポリオレフィン層はポリエチレン、EVA 、ポリプロ
ピレン等からつくられる。ポリオレフィン層に帯電防止
処理を行うと、この面の帯電防止効果を改良する効果が
あるので、所望の場合は帯電防止処理を行ってもよい。
帯電防止処理は、帯電防止剤を含むポリオレフィンを押
出コートスル力、或は帯電防止剤を含むポリオレフィン
フィルムを積層する方法をとり得る。トレーや、筒状の
マガジンや、箱や、板状などで用いる用途には、剛性の
大きい1例えば硬質ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート
、二軸延伸ポリスチレンなどの比較的厚みの大きなシー
ト材料を用いるのがよい。
基層に用いる基材の表面に導電層を形成させる。
導電層は、主な導′准材料として本来不透明なカーボン
ブランクを用い、しかもシート状物に透視可能でかつ良
好な帯電防止性をもたせるために特別な構造にしなけれ
ばならない。本発明においては、基層に塗布されてなる
導電層に、平面に対1、テ0.8〜0.01g/a7の
カーボンブラックを含有せしめる。また1本発明におい
ては、表層に対してカーボンブラックが一部突出した構
造にする。
このような構造の導電層は、以下に説明するようにして
形成させることができる。
先ず、カーボンブラックを含む導電性塗料を六(材の上
に塗布成膜させる。この導電性塗料は4改成分としてカ
ーボンブラックを含み、他に必要に応じてバインダー、
分散剤、溶媒または分散媒を配合したものである。
カーボンブラックは導電性フィラー用のものから選ぶの
がよい。種々の銘柄が入手できるが、粒度、分散性、焼
成による黒鉛化の程度、ストラフチャーの発達程度等に
ついて必ずしも一義的に決まる選択の尺度は見出してい
ない。導電性フィラー用のものを何種類かテストして、
同じ導電度に対してなるべく透明度のよい銘柄を選択す
るのがよい。
バインダーは、基材との接着性がなるべく良いもので、
カーボンブランクの分散をなるにく助けるようなものを
選ぶのがよい。バインダーとしては、例えばEVAラテ
ックス、アクリル系ラテックス、SBラテックスなどの
ラテックス類、PVA 、 繊維素誘電体類、でんぷん
、″A導体類、アクリル系樹脂、EVA系樹脂、スチレ
ン系樹脂などの溶剤に溶かして用いる樹脂類などが用い
られる。
バインダーの量については特に注意を要し、あまり多く
すべさではない。即ち、乾燥塗膜中のカーボン粒子、り
の割合を比較的大きくするようにすべきである。
このことは、透視可能な塗膜を得ると云う目的と一見相
反するように考えられるが、乾燥塗膜中にカーボンブラ
ック濃度が比較的低い場合には塗膜の機械的強度は大き
くなり、カーポンプチックの脱離による汚染は少なくな
るが、導電性と透視性とのバランスが悪化する。即ち導
電性を出すために膜厚を大きくすると、透視性は非常に
悪くなる。導電層塗膜中のカーボンブラックの濃度は、
使用するカーボンブラックの種類、分散方法、成膜方法
などで異るので一定の濃度範囲を記すのは困難であるが
、通常は8重量%程度以上で濃い方が望ましく、成膜方
法を選べば100重量%カーボンブラックでもよい。即
ちバインダーを全く用いないでも、カーボン粒子の凝集
により塗膜をつくることもできる。
分散剤としては、界面活性剤が所望により加えられる。
ラテックス類は通常若干量の界面活性剤を含有して居り
、特に分散剤を追加しないでもよい場合がある。又、溶
剤に溶かして用いるバインダーも分散剤として作用する
ことかめるから、分散剤を用いるか否かおよびその使用
量は、個々のケース毎に必要性を判断して決めればよい
導電塗料として塗布するカーボンブラックの塗布量は、
導電性が得られる限り少ない方が透視性能を良くする為
に望ましい。この量はカーボンブラックの種類や分散状
態などで変るが、上限は0.8g/m2で、0.1g/
m2以下が望ましい。下限については0.01g/m2
である。上記上限量以上では透視性能が劣り、下限界以
下では通常導電性能を発現し難い。また、導電層の厚み
、即ちほぼ連続した層状にカーボンブラックが成膜して
いる層の平均厚みは5ルff1〜0.O1鉢m、好まし
くは1終m〜0.01μmにするのがよい。導電層の特
徴として、カーボンブラックが表層に対して一部突出し
た構造にすることが必要である。
このような特殊な構造は、種々の方法でつくることがで
きる。
先ず、バインダー含有率がすくなく機械的に弱い導電層
をつくり、この上に表層を塗布することにより表層を塗
布する際の塗液か塗布装置の機械的な作用によって、導
電層を変形させて突出部をつくることができる。また、
レベリングし難い導電塗料をグラビアコーターなどで細
かい点状に塗布して、転写された微少な点を突出部にし
て残すこともできる。また、導電塗料中にカーボンブラ
ンクの凝集粒子を含ませる方法も用い得る。
カーボンブラックが凝集した粒子は、導電層から表層側
に突出した部分を形成することができる。
実施例1で例示した突出部は、この凝集した粒子による
ものである。また、カーボンの他、微少な導電体、たと
えばグラファイトや金属などの微小粒子を混合し、突出
部をつくることもできる。また、カーボンを吸着し易い
微粉末を混入して、カーボンが吸着された微粒子を形成
させて突出部をつくらせることもできる。カーボンブラ
ックの凝集粒子あるいはグラファイト々金属などの、カ
ーボンよりも大きい粒子あるいはカーボンを吸着し易い
他の粒子にカーボンを吸着させた粒子などによりつくら
れた、突出部分形成のための導電性粒子の大きさは、導
電層の平均厚みよりも明らかに突出する程度に大きいこ
とが必要である。その程度は、導電層の平均厚みの1.
3倍程度、即ち平均1μmの導電層の場合には1.3 
μm、0.02 g mの平均厚みの場合には0.02
6 g m程度以上である。突出部の量については分析
が困難で、十分数量的に解明するには至っていないが、
顕微鏡で観察して容易に発見できる程度に含まれていれ
ば十分である。
このような特殊な構造をとることにより、表層表面の表
面抵抗を著しく低下させることができる。この効果の原
因の詳細は不明であるが、導電層の表層への突出部分は
電荷の集中を起こし易いと想像されるので、表層表面と
導電層間の電荷の拡散が主として導電層の突出部を経て
起こることも考えられる。
導電層は、基材の上に通常はぼ均一な厚みに塗布すれば
よいが、所望の場合には意図的に厚みに厚薄をつけるこ
とができる。細かいメツシュ状または平行線状などの連
続した線状のやや厚い部分を設けることは、意匠的な効
果のほかに透視し易くかつ表面抵抗率が低いものを得る
たあに有効である。また、連続した線状の部分のみを透
視できないほどに厚みを増し、又はカーボンブラック濃
度を上げても、全体として透視は可能であり表面抵抗率
を非常に低く改良することができる。
このような連続した細線状の厚みの厚い部分、又はカー
ボンブラックの平面当りの濃度が大きい部分は、グラビ
ア印刷法で版をそのようなバタンか出来るように作って
おくとか、薄く全面にほぼ均一に導電層を塗布した上に
更に重ねて上記のようなパタンを塗布するなどの方法で
作ることができる。この場合、線の間隔は細かくする方
が好ましく、なるべく20mm以下にすべきである。又
、線巾もなるべく細く、好ましくは2mm以下にすべき
である。線間隔が大きすぎると静電気障害に対する保護
性能か不十分になり、線幅をあまり太き・′すると透視
する際に目ざわりになるからである。
導電塗料の不揮発分中のカーボンブラ、り濃度が70重
量%以トに高くなると、基材との接着力も不足すること
が多くなる。しかし、カーボンブラックの濃度が高くな
るほど、導電層であるカーボンブラックの透視可能な層
の厚さは、薄くシても良好な導電性を示すようになる。
この際、この導電塗料の塗膜は液が浸透し易いものにな
るらしく、導電層の上に直接重ねて表層を設けるために
合成樹脂液を塗布すると、カーボンブランクの導電層の
導電性はほとんど低下しないで、合成樹脂液を基材に達
するまで浸透させることができること、および表層の合
成樹脂を基材との接着性のよいものの中から選ぶことに
より導電層と基材との接着性を改善することができるこ
とを見出した。
また、導電層の上に表層を塗布することにより、全体と
して光透過率とヘイズが改善される、即ちフィルムを通
して物体を透視確認し易くなることを見出した。光透過
率の改善の程度は、表層を欠くフィルムよりも通常2%
以上、良好な場合は5%以上も改善される。また、ヘイ
ズの改善は特に大きく、通常2%以上、良好な場合は1
0%以上も改善される。
導電塗料を基材に塗布する際に、基材との濡れを良くし
基材との接着性を向上させるために、基材にコロナ放電
処理などの前処理を行ったり、更に所望によっては下塗
りを行うこともできる。
表層は、導゛這塗料による塗膜のLに直接重ねて透明な
合成樹脂の塗料を塗布することによって設けることがで
きる。この表層は、帯電防止プラスチックフィルムまた
はシートの表面層をなすものであるから、包装材料とし
て要求される表面の諸性質、すなわち、硬度、光沢、す
べり性、耐ブロッキング性などを充たすものを選択すべ
きである。
表層は、帯電防止プラスチックフィルムの表面層になる
ものであるから、通常は電気抵抗が低い合成樹脂を用い
るべきであると考えるところであるが、これは必ずしも
必要でない。即ち、樹脂自体の体積抵抗率は、非常に高
い通常のポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂を用いても
、既に説明したような導電層の上に直接塗布成膜した表
層は、表面抵抗率を非常に低くすることが可能であるこ
とを見出した。これは全く予期できなかった効果であっ
たが、導電層に、表層に対して突出した部分を設けであ
ることによって成る程度は理解できると思われる。
表層として用い得る樹脂を例示すると、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、硝化綿などの繊維素系プラスチック、
ポリエチレン、EVA 、ポリアクリル酸エステル、ポ
リメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリア
ミド、ポリエステル等の熱可塑性樹脂やフェノール樹脂
、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を、エマルジョンや
溶液の形で塗布に用いることができる。また、重合性の
中量体を塗布して重合成膜させる方法をとることもでき
る。ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ルなどのアクリル系樹脂は、強度、接着性、透明性など
の点で特に好ましい。
表層には、滑り性の向上、耐摩耗性の改善などの目的で
種々のワックスなどの添加剤を添加することができる。
ポリエチレン系のワックスは耐摩耗性を向上させ、他の
ものを汚染させることが少ないので特に好適である。表
層の厚みは10+Bt〜0.2 μmの間が適当である
。0.2 gtsより厚い表層は帯電防止効果を不十分
にし、10mgより薄い表層は塗膜の機械的強度を不十
分にする。
本発明の帯電防止性シート状物は透視可能であり、光線
透過率20以上が充分に達成でき、光線透過率30以上
はもちろん、40以上も達成可能であり、ヘイズ20以
下が充分に達成でき、ヘイズ10以下も達成可能である
上記本発明の基本的な帯電防止シートを基礎とした積層
物として、本発明によれば更に、厚み0.2 μm〜1
0μmの透明なプラスチック層Aと、0、O1〜0.8
g/m2のカーボンブラックを含む導電層B(但し、表
層に対しカーボンブラックが一部突出している)と、融
点180°C以上の合成樹脂の基層Cと、乳化重合法に
よる乾燥減量0.01〜2%の塩化ビニリデン系共重合
体の熱融着層りとを、層A、B、C,Dの順に積層した
帯電防止シートも提供される。この積層物の層構成を第
2図に示す。
基層Cは、その表面に積層される導電層Bを支持すると
共に、包装用として使用する場合に要求される全体の強
度等を本フィルムに付与する基材としての役割を成すも
のである。
基層Cは、融点180°C以上の合成樹脂フィルムであ
ることが必要である。例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の融点が180℃未満の合成樹脂フィルムとす
ると、本フィルムを熱融着して袋にする場合に、基層C
が溶融したり収縮して、その表面に積層された導電層B
が分断されてしまい、良好な帯電防止効果が得られなく
なる。
基層Cは、上記導電層Bの支持並びに基材としての役割
を十分なものとし、かつ本フィルムを包装用として扱い
やすくまた十分な透視性を具備したものとするために、
厚みが5〜5071mで、平滑性や機械的強度に優れた
透明な合成樹脂フィルムで構成することが好ましい。包
装すべき物品は、ピンやパリ等の突起物を有することが
多いので、突起物に対して要求される十分な突き破り抵
抗性を有していることが好ましい。また、140℃以上
の温度に対して、平滑性、機械的強度、透明性が損われ
ないものであることが好ましい。
基層Cは、これに積層される他の層との接着力が高いこ
とが好ましく、この点からすると、表面のぬれ張力(J
IS−に−6768に準拠)が35dyne/cm以上
であることが好ましい。また、接着力を高めるために、
基層Cを構成する合成樹脂フィルムの表面にコロナ放電
処理を施しておいてもよい。
基層Cを構成する合成樹脂フィルムの具体例としては、
例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリイミド、セルロ
ースアセテート、ポリビニルアルコール等のフィルムを
挙げることができる。
熱融着層りは、製袋加工時に良好な熱融着強度を持たせ
ると共に、袋としたときの内面側からの静電気の帯電を
防止するものである。
熱融着層りは、乳化重合法によって形成された塩化ビニ
リデン系共重合体で構成されていることが必要である。
塩化ビニリデン系共重合体の製造方法には、懸濁重合法
と乳化剤を用いた乳化重合法とがある。、しかし、懸濁
重合法により製造した塩化ビニリデン系共重合体のフィ
ルムの表面抵抗は1016Ω以上であり、いかにこの熱
融着層りが大きな静電気発生原因の少ない袋の内面側表
面になる層とはいえ、必要な帯電防止を図れなくなる。
また、塩化ビニリデン共重合体以外で乳化重合法により
製造される合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリビ
ニルアルコール、四フフ化エチレン等があるが、これら
は熱融着性に欠けたり、またへ夕付きやブロッキングを
生じやすい。
熱融着層りは、基層Cの上に必要に応じてコロナ放電処
理を施したりアンカーコート層を設けた後、乳化重合法
によって製造した塩化ビニリデン系共重合体ラテックス
を塗布、乾燥させて形成することかできる。塩化ビニリ
デン系共重合体は、塩化ビニリデンの共重合比が重量比
で50〜95%、塩化ビニリデンと共重合する単量体が
重量比で5〜50%の組成で共重合させたものが好まし
く、単量体としては、例えば塩化ビニル、アクリロニト
リル、メチルメタアクリレート、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、酢酸ビニル等の中から一種または
二種以上を選ぶことができる。
乳化重合法に用いる乳化剤としては、アニオン系又は非
イオン系界面活性剤が用いられ、好ましくはアルキルス
ルホン酸塩、アルキル基の炭素数が8〜24のアルキル
アリールスルホン酸塩、ポリエチレングリコールアルキ
ルエーテルで、強酸で加水分解しないことから、アルキ
ルアリールスルホン酸塩が最適である。更に具体的に示
すと、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ジオクチル
スルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム等を用いることができる。
熱融着層りの表面抵抗は、ポリ塩化ビニリデンラテック
ス中の乳化剤の種類と添加量によって約109〜101
’Ωの範囲で変化するので、市販のグレードの中から、
塗布、乾燥後の表面抵抗を測定してグレードを選定する
ことが好ましい。
熱融着層りを形成するための塩化ビニリデン系共重合体
ラテックスの塗布量は、固形分として1.0g/m2以
上であれば表面抵抗については問題はない。しかし、良
好な熱融着性をこの熱融着層りで得るためには、塩化ビ
ニリデン系共重合体ラテックスを塗布し乾燥することに
よって得られる熱融着層りが3JLffi以上、最適に
は10〜100 μmの厚さとなるよう塗布することが
好ましい。塩化ビニリデン系共重合体ラテンクスの塗布
方法としては、例えばエアーナイフコート、グラビアコ
ート、ロールコート、メイヤバーコート等を用いること
ができる。
また、基層Cと熱融着層り間の接着力を向上させるため
のアンカーコート剤としては、例えばインシアネート系
、イミン系、ポリエステル系、ウレタン系、アクリル系
のアンカーコート剤又は塩素化ポリプロピレン等が用い
られる。この塗布量は、固形分で5 g/m2以下でよ
く、基層Cに塗布し乾燥させた後に熱融着層りを形成す
ればよい。
基層Cと熱融着層りの間に、第3図に示されるように、
補助熱融着層Eを設けることもできる。
この補助熱融着層Eは、熱融着層りが十分な熱融着強度
を得られるまで厚くしにくいことから、熱融着層りの厚
さに拘らず十分な熱融着強度が得られるようにするため
のものである。才た、補助熱融着層Eを設けても、その
表面は前述の熱融着層りで覆われるので、表面抵抗が高
くなったり、ベタ付きやブロッキングを生ずることはな
い。
この補助熱融着層Eは、透明性及び熱融着性に優れた合
成樹脂であればよいが、本フィルムの補強的役割をも成
し得る点でポリオレフィンが好ましい。また、ポリオレ
フィンの中でもポリエチレン、EVA 、ポリプロピレ
ンが好ましい。この補助熱融着層Eを設ける場合、前記
熱融着層りとの合計厚みが3ga+以上、最適には10
〜100 μmとなるように設けることが好ましい。補
助熱融着層Eの積層方法としては、例えばドライラミネ
ート法、押出コート法、共押出コート法等を利用するこ
とができる。補助熱融着層Eを設けた場合、熱融着層り
は、補助熱融着層E上に、必要に応じてコロナ放電処理
やアンカーコート剤を用いて前述と同様にして積層され
るもので、この場合、熱融着層りはIpm程度才で薄く
しても十分な融着強度が得られる。
上記層A、B、C,Dを積層した積層物は、導電層Bが
カーボンブランクを含む乾燥導電性塗料膜の極く薄い膜
として形成されること、並ひに表層Aの積層によってヘ
イズが減少されることが相俟って、実用上必要な透視性
を得ることができる。また、この導電層Bは、カーボン
ブラックを含む塗料の塗布、乾燥という簡便な方法で形
成できるばかりか、基層Cに対して表層Aと共にしっか
り接着されるので、折り曲げ等によって損傷される心配
がない。
一方、本発明における熱融着層りは、表面抵抗を10ツ
〜1014Ω程度にできることが確認されており、また
へ夕付きやブロッキングを生じにくいものである。この
理由は必ずしも明らかではないが、熱融着層りの水分が
その表面抵抗を下げると共に、塩化ビニリデン系共重合
体の有する結晶性がベタ付きやプロ、+ングを生じにく
いものとしていると推測される。
また、本発明によれば、上記積層物の層A、B、Cを同
一とし、D層を密度0.005〜0.50g/cm3の
緩衝性プラスチックシート(D′)で置き換えた緩衝性
の帯電防止シートが提供される。この積層物の層構成を
第4図に示す。
緩衝性プラスチックシートD′は、製袋加工蒔に良好な
熱融着強度を持たせ、衝撃から中身の物品を保護するの
に充分な緩衝性を持たせると共に、袋としたときの内面
側からの静電気の帯電を防止するものである。
緩衝性プラスチックシートD′は密度0.005〜0.
50g/cm”であることが必要である。密度が0.0
05g/cm3未満では中身の物品に対する保持性が低
下し、熱融着強度、突き破り抵抗性等の機楓的強度が劣
る。密度が0.50g/cm3を越えると衝撃に対する
緩衝性が充分でなくなる。ここで密度とは、緩衝性プラ
スチックシートの見かけの体積Vと、緩衝性プラスチッ
クシートの見かけの体積分の重ff1Mとから、次式に
よって求められる値をいう。
緩衝性プラスチックシートD′は良好な熱融着強度と充
分な緩衝性を持たせたものとするために、厚みは0.2
mm以上が適当で、熱融着性に優れるポリオレフィン系
樹脂又はポリスチレン系樹脂を原料として、例えば発泡
プラスチックシート、空気封入プラスチックシート等よ
り選択される。
また、ポリオレフィンの中でも、ポリエチレン;ポリプ
ロピレンが好ましい。
緩衝性プラスチックシートDは透視可能であることが必
要で、厚み方向の気泡数が10個以下であることが必要
であり、厚さ方向に5個以下が好ま1−く、より好まし
くは3個以下、最も好ましくは1個である。厚み方向の
気泡数が10個を越えると、曇り度が犬きく、光線透過
率が下がり、透視困難となる。
Wt衝性プラスチックシートDと基層Cとの積層方法と
しては、例えば、熱圧着、ドライラミネート法、押出コ
ート法又は、押出ラミネート法等を利用、又は併用する
のが良い。
R87性プラスチンクシートD′の外面はしわが入り、
たるみのあるのが好ましい。緩衝性プラスチックシート
D′を内側として物品を入れた場合、D層にしわやたる
みが入っていることにより多少のゆれや振動があっても
、物品をおさえ、動きにくくする効果があり、その結果
、物品とD′層との摩擦により静電気が発生する危険が
減少する。D′層にしわやたるみがなく上滑であると、
物品をおさえ、動きにく(する効果は小さくなる。しわ
やたるみを形成する方法は、例えば、緩衝性プラスチッ
クシートD′と基層Cとの積層時に、緩衝性プラスチッ
クシートを加熱させ、その後、急冷せず徐々に冷却する
ことや、D′とCとの積層後、ロール状に巻き取る際に
、巻き取り張力を強く、硬めに巻き取ることにより可能
となる。
緩衝性プラスチックシートD′は、帯電防止剤が練り込
まれたものや、塗布されたものを利用するのが良好であ
るが、第5図に示されるように、緩衝性プラスチックシ
ートD′に帯電防止剤を練り込んだポリオレフィンフィ
ルムEを補助熱融着層として更に積層して設けることも
できる。この際、緩衝性プラスチックシートD′は帯電
防W性の付与されていないものでも特に聞届はない。な
ぜなら、補助熱融着層E中の帯電防止剤が移行して緩衝
性プラスチックシートDに帯電防止性が付与、されるか
らである。この補助熱融着層Eは、緩衝性プラスチック
シートDが充分な熱融着強度を得にくい場合には、充分
な熱融着強度が得られるようにするためのものである。
また、補助熱融着層Eを設けても、緩衝性が損われるこ
ともなく、緩衝性プラスチックシートDの外面のしわや
たるみがなくなることもない。この補助熱融着層Eを設
ける場合、厚みは10〜100 μmが適当で、積層方
法としては、例えばドライラミネート法、押出コート法
等を利用することができる。
表面抵抗の測定値から表層の見かけの体積抵抗率を計算
すると、実施例中に示すように極めて低い値に改善され
ている。測定と計算は下記のように行った。
(1)表面抵抗率: JIS K6911に準拠した方
法による。測定電極は直径5cmの水銀電極およびこれ
と同心に配置した内径7cm、外径8CI11のドーナ
ツ状水銀電極で、接触面積はドーナツ状の極が11.8
cm2 、円型の極が19.6cm2である。
上記電極を測定表面に接触させて両電極間の抵抗値を測
定し、次式により表面抵抗率を求める。
電極間抵抗値rp(Ω) 表面抵抗率r(Ω) r = 18.arp  (Ω) 但し、18.8は電極形状で決まる定数である。
(2)表層の見かけの体積抵抗率の計算表層の厚みT(
cm) 導電性塗料の塗膜の電極間抵抗値rp+(Ω)導電性塗
料の塗膜に重ねた表層の 電極間抵抗値rp2(Ω) 表層の体積抵抗率R(Ω・cm) ΔrP=  rP2 − rPl 。−一ぎヱー(Ω、。。) 0.136  T 但し、0.136は電極の形状で決まる定数である。
基材の片面だけに導電性塗膜とその上に重ねた表層を設
けたフィルムにより、表層を袋の外側にした袋でも、か
なり良好な帯電防止の能力があるが、袋の内側に表層を
設けると、更に内容物の保護のために有効であることを
見出した。即ち、上記表層を袋の外側にした袋は、表層
を袋の内側にした袋に比べて内容物の静電気の蓄積が大
きl、Sことを認めた。
静電気によるIC等の障害の大部分は、素子内部の半導
体部分または導体部分を絶縁している絶縁薄膜の絶縁損
傷であることが知られており、この絶縁損傷の大部分は
帯電した導体(大部分は人体といわれる)から素子中の
導体部分または半導体部分への放電、または帯電した素
子中の導体部分または半導体部分からアースした導体(
人体など)への放電の経路で発生するので、袋中の導体
に電気を蓄積させないことは非常に重要な性質である。
袋の内面に上記表層を設ければ、もう一方の外側の面に
ついては必ずしも帯電防止処理は必要ではないが、外側
の面に帯電防止剤の練り込みや塗布により帯電防止処理
を行う方が望ましく、また、両面ともに導電塗料の塗膜
に重ねて表層を設けることも望ましい。
袋以外の箱、トレー、筒、マガジンなどの形の容器は剛
性の大きい厚みの厚い基材を用いたシート状物で作るの
に適している。これらはシート状物を熱成形して作るこ
とができる。これらの形の容器の場合にも、容器の内面
側を表面抵抗率の低い表層として容器をつくることによ
り、内容物をより良く静電気障害から保護することがで
きる。
[実施例] 以下実施例によって更に説明する。
実施例中における突き破り強さの測定は次のようにして
行った。
内寸100mm X 100m+;+の正方形の枠に被
測定フィルムを挾み込んで、枠とフィルムを水平に保持
し、フィルムの中央部にピン14本を有するICをのせ
て、上からICを50mm/minの速度で加圧して、
ピンによるフィルムの突き破りが生じた時の応力を求め
てKgで表示した。
光透過率とヘイズの測定は、JIS K 7105に檗
拠した方法により行った。
実施例1 導電性フィラーとして市阪されているカーボンブラック
であるライオンアクゾ株式会社のケ、。
チェンブラックE C10gl量%と、分散剤として非
イオン系界面活性剤8重量%と残部水とよりなる分散液
を作った。別にバインダーとして1部分けん化酢Sビニ
ルをメタノールと水との混合重州比90・10の混合溶
剤に9.2重量%溶解した液を作った。
カーボンブラックの分散液40重量部を攪拌しながら7
へインダー溶解液60重量部を添加して、力−ボンブラ
、り4重量%、界面活性剤3.2重量%、バインダー5
.5重量%を含有し、溶剤が、メタノールと水との混合
割合が重量比で56:44の混合溶剤である導電性塗料
を調製した。
この導電性塗料の不揮発分は12.7重量%で、不揮発
分の31重量%がカーボンブラックである。
溶剤としてメタノールと水の混合溶剤を用いると、水と
比較して乾燥速度を高め、また表面張力を低下させてプ
ラスチック表面に塗布し易くし、また、非イオン系界面
活性剤の分散作用を幾分低下させて、カーボンブラック
が若干凝集した粒子を作り易くすることができる。
厚み12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの片面を
コロナ放電処理して、この面に上記導電性塗料を乾t)
で0.2g/1rr2タラどアコ−ターで”!15し乾
燥し、この上に重ねてメタクリル酸メチルを主成分とす
るアクリル樹脂14.7重量%とポリニチレンワックス
0.3重量%を含むトルエンを溶剤とする上塗り塗料を
乾量でIg/m2塗布し乾燥した。
各塗料を乾燥した固形物の比重を1とすると、導電層の
厚みは約0.2 μm 、表層の厚みは約lJLmとな
る。カーボンブラックは0.06g/m2の割合で塗布
されている。
このフィルムの非塗布面に、非イオン系帯電防止剤であ
る三洋化成工業■製ケミスタッ)1100を0.7重量
%含むポリエチレンを65JLI11ノ厚ミニ押出コー
ト法により積層してヒートシール層を形成させた。
このフィルムは、表層の表面抵抗率が9 X 105Ω
、ヒートシール層の表面抵抗率が8 X 1011Ω、
光透過率が45%、ヘイズ■3%であり、容易に物体を
透視できた。
このフィルムの導電層と表層の側の断面の顕微鏡写真を
第1図に示した。第1図の通り、カーボンブラ、りが表
層に対レ一部突出していることが認められた。
このフィルムをポリエチレンフィルムで50回はげしく
摩擦して、直ちにリオン株式会社EAO3型静電PA測
定器により帯電測定すると、表層の面ではOvopt/
cm 、ポリエチレン層面では16vojpt/cmで
あり、帯電防止性能にすぐれていることがわかった。こ
のフィルムをヒートシールして袋を作ると製袋加工性良
好で、不良袋の発生率0%で取扱い容易な袋が得られた
。フィルムの突き破り強度を測定したら1.5Kgであ
り、 Iceの包材として1−分大きな値であることが
示された。また、JIS L 1048の学振式摩擦試
験機により、彦擦子に白布の代りに試験フィルムを張り
、フィルムとフィルムの摩擦試験を行って、表面抵抗が
初期の値を失って立ち」−がるまでの摩擦回数を測定し
た。このフィルムは25,000回であった。この種の
袋は放校以上同時に使Hノされることが多いので。
同じフィルム同志の耐摩擦性は実用」二千要であるが、
このフィルムはこの耐摩擦性が非常にすぐれていること
が示された。白色の2戸紙で表層を摩擦しても全く汚染
されなかった。比較のため、表層を塗布せず導電層のみ
を塗布したフィルムの表面抵抗率を測定したら、6X1
05Ωであった。
この塗布面は、白色のか紙で摩擦するとか紙を黒く汚染
することが認められた。表層の厚み方向の体積抵抗率は
I X 109Ω・cmと計算される。
別に表層の塗液を成膜して体積抵抗率を測定したら、2
X10”Ω・cmであった。表層の体積抵抗が著しく低
下し、改善されていることがわかった。
また、表層を塗布せず、導電層のみを塗布したフィルム
の光透過率は42%、ヘイズは18%であり、表層の塗
布によって、夫々3%および5%改善されたことがわか
った。
実施例2 厚み15μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを用い、
表層としてポリスチレンの15重量%トルエン溶液を用
いる以外は実施例1と同様にしてヒートシール層を積層
した帯電防止フィルムを得た。
表層の表面抵抗率9 X 105Ω、ヒートシール層の
表面抵抗率8X1011Ω、光透過率45%、ヘイズ1
3%であり、容易に物体を透視できた。
表層と導電層の断面を顕微鏡で観察すると、実施例1と
同様にカーボンブラックが表層に対して一部突出してい
ることが認められた。
製袋加工性は良好で不良品の発生はなく、開口性良好な
取扱い容易な袋に加工できた。突き破り強度は1.7K
gであった。また、耐摩擦回数は4000回であった。
比較のために、表層に用いた液を別に成膜して体積抵抗
を測定したら、lX1015Ω・Cff1であった。
表層の厚み方向の体積抵抗率はl X 109Ω・cm
と計算され、表層の体積抵抗率が著しく低下しているこ
とがわかった。
実施例3 実施例1で用いてカーボンブラックと、不揮発分40重
量%を含むスチレンブタジェンラテックスと水とを混合
して、導電塗料をつくった。この塗料は不揮発分2重呈
%を含み、不揮発分の90重4):%がカーボンブラッ
クである。この塗料は若干のカーボンブラックの凝集粒
子を含んでいた。厚み60μmのポリプロピレンフィル
ムの片面を二〇−)−放電処理し、その上にカルボキシ
ル基を有するアクリル系樹脂液を下塗りした上に、上記
導電性塗料を乾量で0.12g/m2塗布して乾燥させ
た。
カーボンブラックは0.11g/m2の割合で塗布され
ている。塗布物の光透過率は38%、ヘイズは25%で
透視して物を確認できるが、この塗膜は白色のが紙で摩
擦すると容易にか紙を黒く汚染し、実用できる包装材料
にはならない。塗布面の表面抵抗率は5 X 103Ω
であった。この上に重ねて実施例1で用いたアクリル樹
脂溶液を、乾量でIg/m”塗布して乾燥した。
塗膜の比重を1とすると、塗布層はl用mの厚みとなる
。塗布面の表面抵抗率は7 X 103Ωであった。塗
布したアクリル樹脂の薄層の体積抵抗率は8 X 10
6Ω・cmとなる。
表層の液を別に成膜して体積抵抗率を測定したら、2 
X 1014Ω・cmであった。フィルムの断面を顕微
鏡で観察すると、実施例1と同様にカーボンブラックが
表層に対して一部突出していることが認められた。塗布
物の光透過率は40%、ヘイズは8%で、色色のが紙で
塗膜を摩擦しても汚染は全くみられなかった。表層塗布
フィルムは、表層未塗布フィルムよりも、透過率で2%
、ヘイズで17%改善されていることがわかった。この
フィルムのアクリル樹脂塗布面を内側にして袋を作った
。5CIIIX5CI11、厚み0.3mmのアルミ板
の一端にポリスチレンの棒で柄をつけて絶縁し、この板
を袋の中に入れて手で柄を持って50回摩擦して直ちに
取り出し、リオン■製静電場測定器によりアルミ板の電
場を測ったら、12マoat/Cmであった。この袋は
袋の中の導体に電気を蓄積することが非常に少なく、し
たがって、ICなどの包装にすぐれていることがわかっ
た。
実施例4 実施例3で用いたカーボンブラックとスチレンブタジェ
ンラテックスと水とにより、導電性塗料をつくった。
この塗料は、不揮発分2重量%を含み、不揮発分の70
重量%がカーボンブラックである。この塗料は若干のカ
ーボンブラックの凝集粒子を含んでいた。
片面をコロナ処理した厚み150μmのポリスチレンの
二軸延伸フィルムのコロナ処理面に、上記導電性塗料を
乾量で0.12g/m2塗布して乾燥させた。カーボン
ブラックは0.08g/m2の割合で塗布されている。
塗布物の光透過率は52%、ヘイズ19%で、フィルム
は透視性をもっているが、この塗膜は白色のか紙で摩擦
すると容易に濾紙を黒く汚染し実用出来る包装材料には
ならない。塗布面の表面抵抗率は4X105Ωであった
。この上に重ねて、硝化綿の15%エチルアルコール溶
液を、乾量で1.6g/m2塗布して乾燥した。硝化綿
の比重を1.6とすると塗膜の厚みはlpmである。塗
布面の表面抵抗率は6 X 105Ωで、塗布物の光透
過率は54%、ヘイズは7%であり、良好な透視性と低
い表面抵抗率を有していた。白色の7戸紙で塗布面を摩
擦しても全く汚染されなかった。表層塗布フィルムは、
表層未塗布フィルムよりも、透過率で2%、ヘイズで1
2%改着されていた。
このフィルムの断面を顕微鏡で観察すると、カーボンブ
ラックが表層に対して一部突出しているのが認められた
。比較のため、この硝化綿塗液を別に成膜して1体積抵
抗率を測定したら3 X 1ollΩ・Cl1lであっ
た。
上記硝化綿の表層の体積抵抗率は8 X 108Ω・C
ff1となり、非常に低い値に改善されていることがわ
かった。このシートは、熟成型して、トレーや容器をつ
くり、静電気障害に弱い物品の包装に用いるのに有用で
ある。
実施例5 実施例3で用いたラテックスと、導電性フィラーとして
市販されているカーボンブラックである電気化学株式会
社製のデンカブラックと水とによって、導電性塗料を作
った。この塗料は、不揮発分10重量%を含み、不揮発
分の10重量%がカーボンブランクであり、若干のカー
ボンブラックの凝集粒子を含んでいた。
片面をコロナ処理した60μmのポリプロピレンフィル
ムのコロナ処理面に、上記導電性塗料を乾量で0.5g
/m2塗布し乾燥した。カーボンブラックは0.05g
/m2の割合で塗布されている。
塗布物の光透過率は35%、ヘイズ15%で、透視して
物を確認できた。白色のか紙で塗布綿を摩擦すると、僅
かに汚染が認められた。塗布面の表面抵抗率は2 X 
107Ωで、比較的良好な帯電防止性能を有していた。
この塗膜の上に重ねて、スチレン樹脂の15%トルエン
溶液を乾量でIg/m2塗布して乾燥した。塗膜の比重
を1とすると塗布層はlpmの厚みとなる。塗布面の表
面抵抗率は6 X 107Ωであった。塗布したスチレ
ン樹脂層の体積抵抗率は2 X 1011Ω・cmと計
算される。
スチレン樹脂の塗液を別に成膜して体積抵抗率を測定し
たら、lX1015Ω・cmであった。このフィルムの
断面を顕微鏡で観察すると、表層に対してカーボンブラ
ックが一部突出しているのが認められた。
塗膜を白色のが紙で摩擦しても全く汚染は認められなか
った。光透過率は38%、ヘイズは7%で、透視性が改
善された。この表層塗布フィルムは1表層未塗布フィル
ムより、透過率で3%、ヘイズで8%改善された。この
フィルムのスチレン樹脂塗布層を内側にして袋を作った
。実施例3と同様にしてアルミ板の摩擦帯電による電場
を測ると、16voj!t/cmであった。
実施例6 厚み20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムのコロ
ナ処理面に、実施例1で用いた導電性塗料を線の巾0.
5mm 、線間隔2.5mm 、線の部分の塗布乾量0
.4g/m2 、線の間の塗布乾量0.13g/m2に
、密な平行線状にグラビアコーターで塗布乾燥し、その
上に重ねて実施例1と同様にして表層を塗布乾燥した。
カーボンブラックは、線の部分が0.12g/m2、線
の間が0.04g/m2の割合で塗布されている。
このフィルムの断面を顕微鏡で観察すると、カーボンブ
ラックが一部表層に対して突出していることが認められ
た。このフィルムの非塗布面に実施例1と同様にしてヒ
ートシール層を積層した。
このフィルムは表層の表面抵抗率が3 X 105Ω、
ヒートシール層の表面抵抗率が8X1011Ω、光透過
率が49%、ヘイズ16%であり、容易に物体を透視で
きた。別に、表層を塗布してない、導電層のみを塗布し
たフィルムの光透過率とヘイズを測定したら、光透過率
が47%、ヘイズが23%であった。表層塗布フィルム
は、表層未塗布フィルムよりも、透過率で2%、ヘイズ
で7%改善されていた。平行線状に導電層に細線を入れ
たことによって、表面抵抗率も光透過率も改善された。
このフィルムは袋として用いるのに有用である。突き破
り強さは1.1Kgであった。
実施例7 実施例3のフィルムを用いて塗布面を外側にして袋を作
り、実施例3と同様にアルミ板の電場を測った。140
voi)t/cmでった。この袋は市販の帯電防止剤を
ねり込んだフィルムの袋よりも、内部の導体に電気を蓄
積させにくいことが比較例5との比較でわかる。
実施例8 実施例3の袋の塗布面の反対側の面に、比較例5で用い
た帯電防止剤をねり込んだ袋のフィルムを積層して、塗
布面を外側にして袋を作った。この袋は内側が帯電防止
剤をねり込んだポリエチレンであり、外側に塗布面が出
ている。実施例3と同様にアルミ板の電場を測ると、6
0voj)t/cmであった。これは非常に低い値であ
ることが比較例5との比較でわかる。
比較例1 実施例3で用いたカーボンブラックとラテックスを用い
てスチレンブタジェンラテックスと、水にカーボンブラ
ックを分散させて、導電性塗料を調製した。この塗料は
、不揮発分20重量%を含み、不揮発分中の7重量%が
カーボンブラックであった。この塗料はカーボンブラッ
クの含有率が低いために、上記実施例で用いた導電性塗
料よりもカーホンブラックの分散は容易であり、分散状
態は良好であった。
15μmの二軸延伸ポリエステルフィルムのコロナ処理
面にこの塗料を415乾燥して6p、mの塗膜をつくっ
た。カーボンブラックは0.42g/m2の割合で塗布
されている。塗膜は平滑で光沢があったが、はとんど不
透明で真黒に着色していた。この塗膜面を鏡面仕上げさ
れた加熱ローラーで加圧して、更に平滑で光沢のある面
に仕上げ、カーボンブラックの突出を除いた。この塗膜
面の表面抵抗率は8 X 107Ωであった。この上に
重ねて実施例3で用いたアクリル樹脂の塗液を塗布乾燥
して13μmの厚みの塗膜にした。この塗布面の表面抵
抗率は2X1011Ωであり、帯電防止フィルムとして
不十分な値であった。
比較例2 実施例1で用いたカーボンブラック0.8重量部を実施
例1で用いたアクリル樹脂の上塗り塗料100重量部の
中に混合して、カーボンブランクを含む塗料をつくった
。この塗料の不揮発分は5重量%のカーボンブラックを
含み、これは実施例1の全塗膜中のカーボンブラックの
平均の濃度と同じである。
実施例1で用いた基材フィルムにこの塗料を乾量で1.
3g/m2の割合で塗布乾燥させた。塗布物は実施例1
と同様に、1.3g/m2の塗膜を有し、カーボンブラ
ックは実施例1と同様に0.006g/m2の割合で塗
布されているが、表面抵抗率を測定すると6 X 10
13Ωであり、帯電防止の効果は全くなかった。実施例
1と同じ割合でカーボンブラックを塗布しても実施例1
のような特殊な塗膜の構造を欠くものは帯電防止効果が
ないことがわかった。
比較例3 帯電防止剤を練り込んだ厚み60μmのポリエチレンフ
ィルムでできた市販のIC包装用袋を、実施例1と同様
に摩擦して帯電を測定すると、表面も裏面も20voρ
t/cmであった。この値は表面も裏面も実施例1の袋
より劣っていた。突き破り強度は0.9Kgであり、実
施例1の袋より劣っていた。
比較例4 IC等の包材として市販されている、表面に金属を透視
可能な程度にコートしたラミネートフィルムの袋で、実
施例1と同じ摩擦試験を行うと、耐摩擦回数は300回
であった。金属をコートしたフィルムに比べると、実施
例1のフィルムは極めて耐摩擦性がよいことがわかる。
比較例5 市販の帯電防止剤をねり込んだICなどを包装するため
に特に作られたポリエチレン袋の中に、実施例3で用い
たアルミ板を入れて同様に摩擦してアルミ板の電場を測
った。1500vopt/amであった。この種の帯電
防止剤をねり込んだ袋では、袋自体が帯電することは少
ないが、内部の導体に非常に高圧の電気を生じるので、
ICなどの包装に用いると危険が多いことがわかった。
[発明の効果] 本発明の帯電防止性シート状物は表面抵抗率が低く、優
れた帯電防止性能を示し、物品が透視可能であり、表面
の摩擦抵抗性に優れ、シート状物に接触する物品を汚染
したりすることかない。
従って、本発明のシート状物は静電気障害に弱い物品の
包装用材料容器等として好適に用いられ、その工業的意
義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシート状物の導電層の構造を例示する
ための、実施例1のシート状物の断面の顕微鏡像である
。lは導電層、2は表層、3は基層である。導電層が一
部表層に対し突出している状態がみられる。 第2図〜第5図は基本となるシート状物の1゜2.3の
各層を選択された材質、すなわち、導電層B、表層A、
基層Oで構成するとともに、更に別種の層を積層してな
る積層物の層構成を示す断面図で、第2図は基本となる
シート状物に熱融着層りを積層した積層物を示し、第3
図は第2図の積層物のCとDの間に補助熱融着層を設け
た積層物を示し、第4図は基本となるシート状物に緩衝
性プラスチックシートD′を積層した積層物を示し、第
5図は第4図の積層物のD面に補助熱融着層を設けた積
層物を示す。 L−」 0Pm 第2図 第3図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基層と導電層と表層からなるシート状物であって
    、基層は透明なプラスチック層であり、導電層は基層に
    塗布されており、カーボンブラック量が平面に対して0
    .8〜0.01g/m^2になるように含有され、かつ
    表層に対してカーボンブラックが一部突出しており、表
    層は透明な10μm乃至0.2μmのプラスチック層で
    あることを特徴とする帯電防止性シート状物。
  2. (2)基層が透明でフレキシブルなプラスチックフィル
    ムである特許請求の範囲第1項記載の帯電防止性シート
    状物。
  3. (3)透明でフレキシブルなプラスチックフィルムが二
    軸延伸耐熱性プラスチックフィルムである特許請求の範
    囲第2項記載の帯電防止性シート状物。
  4. (4)基層がヒートシール性の層を積層したものである
    特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の
    帯電防止性シート状物。
  5. (5)基層が硬質の熱可塑性シートである特許請求の範
    囲第1項記載の帯電防止性シート状物。
  6. (6)導電層が5μm〜0.01μmの厚みに塗布され
    ている特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に
    記載の帯電防止性シート状物。
  7. (7)導電層が、塗材の不揮発分中にカーボンブラック
    を8重量%以上含有する塗材によって塗布されて成る特
    許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の帯
    電防止性シート状物。
  8. (8)表層がアクリル樹脂である特許請求の範囲第1項
    〜第7項のいずれか1項に記載の帯電防止性シート状物
  9. (9)表層がポリエチレン系ワックスを含有している特
    許請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の帯
    電防止性シート状物。
  10. (10)導電層が、細いメッシュ状、平行線状などの線
    状に連なった厚い部分或はカーボンブラック濃度の高い
    部分を有する特許請求の範囲第1項〜第9項のいずれか
    1項に記載の帯電防止性シート状物。
  11. (11)基層と導電層と表層からなるシート状物であっ
    て、基層は透明なプラスチック層であり、導電層は基層
    に塗布されており、カーボンブラック量が平面に対して
    0.8〜0.01g/m^2になるように含有され、か
    つ表層に対してカーボンブラックが一部突出しており、
    表層は透明な10μm乃至0.2μmのプラスチック層
    であるシート状物でつくられ、容器の内面に表層がくる
    ように構成された、袋、筒、マガジン、トレーなどの容
    器。
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