JPS6289953A - ハロゲン化銀乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤

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JPS6289953A
JPS6289953A JP60230828A JP23082885A JPS6289953A JP S6289953 A JPS6289953 A JP S6289953A JP 60230828 A JP60230828 A JP 60230828A JP 23082885 A JP23082885 A JP 23082885A JP S6289953 A JPS6289953 A JP S6289953A
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秀夫 池田
Shuzo Suga
菅 修造
Nobuaki Miyasaka
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    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀乳剤に関するものであり、高感度
、特に低照度の露光に対する感度の高いハロゲン化銀乳
剤に関するものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀写真感光材料の業界では高感度の感光材料
をつくることは普偏的な課題であり、膨大な量の特許が
すでに存在している。その中の7つとして米国特許第、
3,320,019号に乳剤粒子形成時に、チオシアン
酸塩を用いる技術が記載されている。また、特願昭1.
0−/、!;gg9/号には粒子形成時にチオシアン酸
塩を用いる際にハロゲン化銀粒子中のチオシアン酸塩の
2032ffi−1の赤外吸収の吸光度をコントロール
スルコが写真感度及び耐圧力性等に重要であることが記
載されている。しかしながらこれらに記載の方法では十
分な感度を得ることがでず、特に低照度露光に対する感
度は不十分であった。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、乳剤粒子形成時にチオシアン酸塩を用
いる方法において、さらに高感度な、特に低照度露光に
おける感度の高いハロゲン化銀写真乳剤を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、チオシアン酸塩
を含有したハロゲン化銀乳剤において、該ハロゲン化銀
乳剤中のハロゲン化銀を赤外吸収分光法により分析した
ときチオシアン酸イオンの一〇Sコcrn”の吸収が存
在しており、かつ、置換もしくは無置換であり、飽和も
しくは不飽和の、トリカルボン酸またはその塩を含むこ
とを特徴とするハロゲン化銀乳剤によって前述の目的が
達成されることを見い出した。
乳剤粒子に含まれるチオシアン酸イオンの状態には3種
の状態、すなわちコ106α−1; s。
73cm”、205コα−1の赤外線吸収ピークに対応
する状態が存在し、これらはチオシアン酸イオンのハロ
ゲン化銀粒子における存在状態を意味しているものと推
測され、210Acm’は粒子表面に吸着したものと対
応し、2073cm’は粒子表面に吸着した別の状態又
は亜表面に存在したものと対応し、206コα−1は粒
子内部に組込まれた状態と対応していると推測される。
本発明において、チオシアン酸イオンの、2OS、2c
m−1の極大値の位置は、ハロゲン化銀粒子のハロゲン
組成、チオシアン酸イオンの存在量によって±10C1
n’程度変化することがある。
本発明のチオシアン酸塩を含有したハロゲン化銀乳剤に
おいて、該ハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀10rq
を直径4.5mの円板に錠剤成型し、赤外吸収分光法に
より分析したときチオシアン酸イオンの20Sコcn1
−1の吸光度が0.00二以上であることが奸才しく、
0.07!以上であるとさらに好ましい。また吸光度の
値としては通常0.2以下である。
ここで、ハロゲン化銀粒子中のチオシアン酸塩の赤外分
光吸収はより詳しくは以下の手順により測定するととが
できる。操作はすべて安全灯下で行なう事が好ましい。
まず乳剤または乳剤塗布物に市販の蛋白分解酵素を作用
させて、バインダーからハロゲン化銀粒子を分離し、蒸
留水を用いてよく洗浄する。ここで結果的に2706、
λ073cm’のピークのすそに重なって2062cm
’の赤外吸収ピークがシャープに現れない場合は、臭化
物溶液を用いて洗浄し、次いで蒸留水を用いて洗浄する
とコ106cm”、2073譚−1の吸収は極度に弱く
なり、2052cm’のピークがシャープになり吸光度
をうまく測定することができる。その後よく乾燥させて
ハロゲン化銀粒子パウダーとする。
次に、ハロゲン化銀粒子パウダー10ηを直径λ、!;
mの錠剤成型器を用いて錠剤成型する。この時、圧力の
影響を一定にするために、圧力は直径コ、!咽の錠剤に
対してコsokg、加圧時間は7分とする。
得られたハロゲン化銀錠剤の赤外分光吸収の測定にはフ
ーリエ変換赤外分光器を用い、分解能ダcrn−1で1
IO00〜’l00cm  ’の範囲の吸光度を測定す
る。
チオシアン法による20!;2cm−1近傍の吸収の吸
光度は、スペクトルの2/20cm’及び二〇2θcr
n−1の点を直線で結んだものをベースラインとし、そ
こから2052cm”近傍のピークトップまでの吸光度
差で求める。
一方、本発明に用いられるトリカルボン酸またはその塩
は、粒子形成時、粒子形成後、脱塩工程(水洗工程)、
化学熟成(後熟)時さらには塗布直前までの工程のいず
れの工程にも、またすべての工程にも添加することがで
きる。また通常pH調整などに用いられる。
乳剤調製において沈澱形成時及び後熟時にpHををコン
トロールすることが乳剤性能を犬浅く左右する1つの要
因となることは当業界においては良く知られた事実であ
り、また脱塩時に採用される方法の主流となっている沈
降法においては、多価アニオンより成る無機塩類、たと
えば硫酸すl−IJウム、アニオン性界面活性剤、アニ
オン性ポリマー(たとえばポリスチレンスルホン酸)、
あるいはゼラチン誘導体(たとえば脂肪族アシル化ゼラ
チン、芳香族アシル化ゼラチン、芳香族カルバモイル化
ゼラチンなど)を使用し、それと併行してpHを調節す
る(通常pH−3〜4.5)。さらに通常、乳剤は最終
的にpHを5−ざの範囲に調節される。そうした意味で
、乳剤調製には酸が常用される。
本発明においてpHの調節などに使用する酸であるトリ
カルボン酸またはその塩の置換基としてはハロゲン原子
(塩素、臭素など)、水酸基などを挙げることができる
。また、その塩としては、ナトリウム、カリウムなどの
アルカリ金属塩、アンモニウム塩などを挙げることがで
きる。
以下に上述のトリカルボン酸の代表的な化合物を示すか
、不発HJ)はそn、らの例示化合物に限定されるもの
ではない。
(1)HOOC−CH2CHCH2−COOH0OH (2)HOOC−C1−12c=cH−COOHCoo
)i CH3COOH OH (4)HOOC−CH2−C−CH2−COOHCOO
H r (5)HOOC”CH2−CCH2C0OH■ COOH 本発明の酸の使用量としては、その時の系のpHバッフ
ァー能(たとえばゼラチンなどの酸塩基性ポリマー、ハ
ロゲン化銀溶剤としてのNH3などの酸塩基性添加物な
どの量に依存)lこより異なるか、・pHを7以上変化
させる量として通常、ハロゲン化銀7モル当たり、2.
0〜l0−3モルの範囲で使用される。脱塩工程以前に
使用した場合に(は、脱塩工程の希薄作用により、最終
的にその//10〜/ / / o ’の量になる。ま
た、完成乳剤においては通常そnらの酸は、カリウム塩
やアンモニウム塩などの塩きして存在する。
乳剤中に存在するハロゲン化銀1モル当たりλ、θ〜1
0−6モルの多価カルボン酸また(まその堰は通常の液
体クロマトグラフィーを用いた方法で容易に検出するこ
七か出来る。すなわち乳剤から水溶性成分を水によって
抽出し、濃度の薄い場合には必要に応じて凍結乾燥法な
どにより濃縮する。続いて抽出液を各種クロマトグラフ
ィーを用いて分析する。この時妨害成分が多い場合には
イオン交換樹脂やイオン交換セルロースなどのアニオン
交換セルロースにより多価カルボン酸イオンを吸脱着、
分離するのか好ましいっクロマトグラフィーによる分析
としてはODS (オクタデシルシリカ)などを用いた
逆相クロマトグラフィーや1)ioneX社製xo/l
)i型機などを用いたイオンクロマトグラフィーか使用
できる。
また、多価カルボン酸またはその塩をより感度を上げて
検出定量することが必要な場合には、谷村悪徳監修「高
速液体クロマトグラフィー・データー集」p、Aff−
1? (幸書房)lこ記載の比色分析を併用したクロマ
トグラフィーにより分析できる。
本発明のハロゲン化銀乳剤の調製においてハロゲン化銀
粒子中のチオシアン酸イオンの=θ52(7)−1の赤
外吸収の検出か可能とならしめるためには少なくともハ
ロゲン化銀粒子形成の終了以前にチオシアン酸塩を存在
させる必要があるっここセ、チオシアン酸塩を使用する
水溶性銀塩の全量のうち、少なくきも9jチが添加され
る以前に反応溶器中に存在することが好ましく、少なく
ともqolが添加される以前に存在することかより好ま
しい。特に、粒子形成開始前に存在させておくことが好
ましい。
またチオシアン酸塩か存在する時の沈澱形成中のハロゲ
ン化物の過剰量を少なくする程チオシアン酸イオンの一
〇!、2tnI ’の吸収は大おなる。
本発明で用いる千オシアン酸塩としては、Na5CH,
KSCNなどのアルカリ金属塩の他、NH,1SCNな
どの水溶性塩を用いることかできる0 チオシアン酸塩の使用量としては、用いる水溶性銀塩に
対してO,S〜AOモルチの範囲が好ましい。また、−
〜り0モル%がより好ましいO本発明に用いらnる写真
乳剤には、臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀お
よび塩化銀のいずれのハロゲン化銀を用いてもよいっ好
ましいハロケン化銀(2J oモル係以下の沃化銀を含
む、沃臭化銀もしくは沃塩臭化銀であるC特に好ましい
のは二モル係から2Sモルチまでの沃化銀を含む沃臭化
銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギュ
ラー粒子でもよく、また球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を待つものあるい
はそれらの複合形でもよい。
ハロゲン化銀の粒径は、017ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が10ミクロンに至る迄の犬サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、公・凡の
方法で製造でき、例えばリサーチ・ディスクロージャー
(几D)、寛/り乙りJ(/9りg年/2月)、22〜
.23頁、−1,乳剤製造(Emulsion  pr
eparation and types)〃および同
、随/g71b  (/979年/7月)、6りざ貞に
記載の方法に従うことができる。すなわち、酸性法、中
性法、アンモニア法等のいずれでもよく、また可溶性銀
塩上可溶性ハロゲン塩を反応させる形式きしては片側混
合法、同時混合法そわらの組合わせなどのいずれを用い
てもよい。
粒子を銀イオン過剰のドにおいて形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合法の一
つの形式としてハロゲン化銀の生成する液相中のpAg
を一定に保つ方法、すなわちいわゆるコント0−ルド・
ダブルジェット法を用いるこきもできる。この方法によ
ると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲ
ン化銀乳剤が得られる。
別々に形成したコ種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
前記のレギュラー粒子からなるハロゲン化銀乳剤は、粒
子形成中のpAg(!:pHを制御することにより得ら
れる。詳しくは、例えばフォトグラフイク・サイエンス
・アンド・エンジニアリング(photographi
c 5cience and pngineering
 )第6巻、759〜/65頁(/9A、2):ジャー
ナル・オブ・フォトグラフイク・サイエンス(Jour
nal  of photographic 5cie
nce) 。
/2巻1.2ヶΩ〜=S/頁(/ゾロ1I)、米国特許
第J、A!;!、J9ダ号および英国特許第7゜り/3
.7亭を号に記載さnている。
また単分散乳剤としては、平均粒子直径が約0゜7ミク
ロンより大きいハロゲン化銀粒子で、その少なくとも9
5重量%か平均粒子直径の±isoチ内にあるような乳
剤か代表的である。平均粒子直径か0.25〜2ミクロ
ンであり、少なくともワ5重Jiチ又は数量で少なくと
も9jチのハロゲン化銀粒子を平均粒子直径上コO%の
範囲内としたような乳剤を本発明で使用できる。このよ
うな乳剤の製造方法は米国特許第3.!;7’l、Aコ
g号、同第J、A!;!;、、394L号および英国特
許第7゜’I/J、79g号に記載さnている。また特
開昭<iざ、trt、oo号、同31−39027号、
同5/−gJOタク号、同!;3−/、37/J3号、
同jダーダg52/号、同s?−99亭/ヲ号、同!;
g−37633;号、同str−yqq3g@などに記
載さn、たような単分散乳剤も本発明で好ましく使用で
きる。
また、アスペクト比が5以上であるような平板状粒子も
本発明に使用できるっ平板状粒子は、ガトフ著、フォト
グラフイク・サイエンス・アンド・エンジニアリング(
Qutoff、photograhicScienc、
e  and  Engineering)、第19巻
、2’lt〜257頁(1970年);米国特許第!、
41.7タ、226号、同ダ、II/り、310号、同
亭、’1.3.3.O’1g号、同ケ、41.39.!
;コO号および英国特許第コ、//2./!;7号など
に記載の方法により簡単に調製することができる。平板
状粒子を用いた場合、増感色素による色増感効率の向上
、粒状性の向上および鮮鋭度の上昇などの利点のあるこ
とが、先に引用した米国特許第Q、’1.3II、2J
、A号などに詳しく述べらnている。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。こnらの乳剤粒子は、英国特許第1,0コア、/
4’4号、米国特許第3.Sos、obg号、同タ、l
ダダ、ざ7り号および特願昭!;g−2’5g’lA9
号等に開示されている。
またエピタキシャル接合によって組成の異なるノ)ロダ
ン化銀が接合さn、ていてもよく、また例えばロダン銀
、酸化鉛などの7Xロゲン化銀以外の化合物と接合され
ていてもよいつこれらの乳剤粒子は、米国特許第9,0
9り、At弘号、同夕、/’12゜qoo号、mヶ、ダ
!;9..3!3号、英国特許第、! 、 03g 、
 792号、米国特許第41,319゜622号、同ダ
、J9!;、り7g号、同+、+J3、!;0/号、同
9.ダ/、、3.OK7号、同J。
A!;1..962号、同3.g!;コ、067号、特
開昭j9−/A、2!rダO号等に開示されている0ま
た種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよいO ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロンラム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
本発明に用いらnるハロゲン化銀粒子の形成時には粒子
の成長をコントロールするためにノ\ロダン化銀溶剤き
して例えばアンモニア、チオエーテル化合m(例えば米
国特許第、? 、、27/ 、137号、同第、)、!
;7’l、62g号、同第3.70’l。
/J(7号、同第亭、、!97,1.7?号、同第り。
コア4.J417号など)、千オン化合物(例えば特開
昭33−/l14’j/9号、同!J−g2tlOt号
、同53−777.37号など)、アミン化合物(例え
ば特開昭3?−700777号など)などを用いること
ができる。こわらの溶剤の中でも特にアンモニアを用い
るのが本発明の乳剤にとって好ましい。ここでアンモニ
アとしてj’:l/X10−2〜10モル1モル−Ag
の範囲で好ましく用いられる。
本発明の方法で用いるハロゲン化銀乳剤は化学増感して
いても、していなくても良い0化学増感する場合は、通
常のイオウ増感、還元増感、貴金属増感及びそれらの組
合せが用いられる。さらに具体的な化学増感剤きしては
、アリルチオカルバミド(Al tyt  口tioc
arbamide)、チオ尿素、チオサルフェート、チ
オエーテルやシスチンなどの硫黄増感剤;ポタシウムク
ロロオーレイト、オーラス、チオサルフェートやポタシ
ウムクロoパラデート (potassim chlo
r。
palladate)などの貴金属増感剤;塩化スズ、
フェニルヒドロジンやレダクトンなどの還元増感剤など
を挙げることができる。
本発明の写真乳剤中には各種の親水性コロイドを結合剤
として使用することができる。
この目的に用いらnるコロイドとしては、例えばゼラチ
ン、コロイド状アルブミン、ポリサッカライド、セルロ
ーズ誘導体、合成樹脂、例えばポリビニルアルコール誘
導体を含むポリビニル化合物、アクリルアミドポリマー
等、一般に写真分野で使用せられる親水性コロイドを挙
げる事ができる。親水性コロイドき共に疎水性コロイド
例えば分散さnた重合ビニル化合物、特に写真材料の寸
法安定性を増大する様なもの、を含有せしめることがで
きる。この種の化合物の適当なものにはアルキルアクリ
レート又はアルキルメタアクリレート、アクリル酸、ス
ルホアルキルアクリレート又はスルホアルキルメタアク
リレート等のビニル系モノマーを重合してつくられる水
不溶性ポリマーが含まnる。更にデキストラン等のポリ
マーも併用してもよい。
上記の写真乳剤には感光材料の製造工程、保存中或いは
処理中の感度低下やカブリの発生を防ぐために種々の化
合物を添加することができるうそれらの化合物はt−ヒ
ドロキシ−6−メチル−7゜3.3a、7−チトラザイ
ンデン、3−メチル−ベンツチアゾール、/−フェニル
−5−メルカプトテトラゾールをはじめ、多くの複素還
化合物、含水銀化合物、メルカプト化合物、金属塩類な
ど極めて多くの化合物か古くから知られている。
使用できる化合物の一例は、ケイ・ミース(K。
Mees)著1ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラフ
イク プロセス(The  Theory  of  
thephotographic  process)
’ (第3版、7966年)に原文献を挙げて記されて
いるほか、特開昭’i’?−g10.2’1号、同5o
−baot、号、同5O−19Q29号、米国特許3.
ざso、t39号に記載さ眉、ているような当業界でよ
く知られたかぶり防止剤はいづnも用いることができる
本発明の写真乳剤もしくは写真乳剤を用いて得られた写
真感光材料の少なくとも一層の構成層ににはスタチック
防止剤として特に低分子もしくは高分子のフッ素系化合
物を少なくとも構成層の一層に併用することができる。
フッ素系低分子化合物としては、米国特許第3゜77!
、/2A号、同3.5tデ、デ06号、同3.79ざ、
265号、同3.77り、76g号、同’l、’707
,9.37号明細書、西独特許第1゜λ93./g9号
明細書、英国特許第1,2!;9゜391号明細書、英
国特許出願筒!!:、’IJ1号明細書、同/ 、、3
.30、.134号、四/、ダ77゜91!号、特開昭
41g−ざりgコロ号、同タワー10722号、同99
−9乙り3J号、同SO−/ A!2!;号、同Sニ0
−//322/号、同s。
−/A/コ36号、同!0−99!;コ5号、1司5/
−79/7号、同Sニ/−3232コ号、同S/−7O
A’l/り号、同S/ −/!;//21I号、同!/
−/!;//2!;号、同!/−/3;//2A号、同
j/−/S//コア号、同Sニ/−/2デ2コタ号、同
Sニー/279741号、同53−gダ7/コ号、同!
J−llI&&2−号、同j41−/lIコ2ダ号、同
54I−41ざ5λθ号、同55−クク6コ号、同jA
−//149クク号、同5g−762JJ号、同59−
233ダ亭号公報、特公昭<tr−93730号、同S
ニ2−/407.3号公報、リサーチ・ディスクロージ
ャー順・/A4.30.同/739/、同/クル//等
に記載さn、ている。
また、フッ素系高分子化合物きしては、米国特許第ダ、
/7!;、9A9号、四ダ、Oざ7,399号、同ダ、
0//s、/、2jT号、同、3,674゜723号、
同J、A7?、41//号、同9.30Q 、 !r5
2号明細書、特開昭6.2−129320号、S <(
−、’ !; g 、222号、同5J−7602乙、
同Sニ7−//JIIコ号、同5クー/り73!号、同
!?−/79337号公報、「化学総説随コア、新しい
フッ素化学」(日本化学会網、/9go年)、里用著「
機能性含フツ素高分子」(日刊工業新聞社、/9r2年
)等に記載さn、ている。
本発明を用いた感光材料において、写真ハロゲン化銀乳
剤層及び他の親水性コロイド層は任意の適当な硬膜剤で
硬化せしめるこ七ができる。こnらの硬膜剤には特開昭
jJ−7/、023号、同5J−7602乙号や同53
−77AI9号に記載された如きビニルスルホニル化合
物:活性ハロゲンを有する硬膜剤ニジオキサン誘導体ニ
オキシ澱粉の如きオキシポリサッカライド等が含まれる
本発明を用いた感光材料において写真乳剤は、増感色素
によって比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または
赤外光に分光増感さnてもよい。増感色素として、シア
ニン色素、メロシアニン色素、コンプレックスシアニン
色素、コンプレックスメロシアニン色素、ホロポーラ−
シアニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキ
ソノール色素、ヘミオキソノール色素等を用いることか
できるC 本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀
乳剤に用いられると同等の濃度で用いらnる。とくに、
ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落さない程度の
色素濃度で用いるのが有利である。ハロゲン化銀1モル
当り増感色素の約7゜0×10−5〜約5X10  ’
モノへとくにハロゲン化銀1モル当り増感色素の約11
×10  ’〜λ’1.10  ’モ/しの濃度で用い
るこ七が好ましい。
本発明を用いた感光材料には親水性コロイド層にフィル
ター染料として、あるいはイラジェーション防止、ハレ
ーション防止その他種々の目的で水溶性染料を含有して
よい。このような染料にはオキソノール染料、ヘミオキ
ソノール染料、スチリル染料、メロシアニン染料、シア
ニン染料及びアゾ染料が包含される。中でもオキソノー
ル染料:へミオキソノール染料及びメロシアニン染料が
有用であるっ本発明の感光材料において、親水性コロイ
ド層に染料や紫外線吸収剤などが包含される場合に、そ
nらはカチオン性ポリマーなどによって媒染されてもよ
い。
本発明を用いた感光材料には、種々の目的で界面活性剤
を含んでもよい。目的に応じ非イオン性、イオン性及び
両性界面活性剤のいず石を用いることもでき、例えばポ
リオキシアルキレン誘導体、両性アミノ酸(スルホベタ
イン類も含む)等かあげられる。
本発明を用いたハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層又は
保d層中に、好ましくは、保護層中にはマット剤及び/
又は平滑剤などを添加してもよい。
マット剤の例としては適当な粒径(粒径0.3〜511
のものまたは、保護層の厚味のコ倍以上、特に9倍以上
のものか好ましい)のポリメチルメタアクリレートなど
のご七き水分散−性ビニル重合体のごとき有機化合物又
はハロゲン化銀、硫酸ストロンチュームバリウムなどの
ごとき無機化合物などが好ましく用いられる。平滑剤は
マット剤と類似した接着故障防止に役立つ他、特に映画
用フィルムの撮影時もしくは映写時のカメラ適合性に関
係する摩擦特性の改良に有効であり、具体的な例として
は伏動パラフィン、高級脂肪酸のエステル類などのごと
きワックス類、ポリフッ素化炭化水素類もしくはその誘
導体、ポリアルキルポリシロキサン、ポリアリーヌボリ
シロキサン、ポリアルキルアリールポリシロキサン、も
しくはそnらのアルキレンオキサイド付加誘導体のごと
きシリコーン類などが好ましく用いらnる。
本発明の乳剤(ば、通常、物理熟成および化学熟成、必
要に応じて分光増感を行ったものを使用する。このよう
な工程で使用さ石、る添加剤は前述のものの他に、リサ
ーチ・ディスクロージャー第776巻、随/りA9.3
  (/9’1g年72月)および同第1tり巻、N[
L/lrり/6(/?79年/7月)に記載されており
、その該当個所を後掲の表にまとめた。
本発明を用いた感光材料に使用できる前述の写真用添加
剤の他に上記の一つのリサーチ・ディスクロージャーに
記載さnており、後掲の表に記載個所を示した0 添加剤種類  RD/7A+3RD/gq/乙/ 化学
増感剤   23頁   Aりを頁右欄〜コ 感度上昇
剤            同上3 分光増感剤  2
3〜コ享頁  A’1g頁右欄〜り 強色増感剤   
       6ダ9頁右欄S 増 白 剤   ハ頁 6 かぶり防止剤 2Q−z2j頁  499頁右欄お
よび安定剤 7 カプラー    25頁 t 有機溶媒   25頁 9 光吸収剤、フ 25〜26頁  A11q右欄〜イ
ルター染料        A50左欄10 紫外線吸
収剤 // スティン防止剤  、25頁右欄  bso頁左
〜右欄/コ 色素画像安定剤   25頁 /J 硬膜剤   26頁   66/頁左欄/l バ
インダー    コロ頁      同上/S 可塑剤
、潤滑剤   コア頁    t、SO右欄/6 塗布
助剤、表面 26〜27頁     同上活性剤 /7 スタチック防止剤  27頁       同上
本発明の乳剤は、粒子サイズの異なった乳剤、晶へきの
異なった乳剤、感度の異なった乳剤、内部のかぶったハ
ロゲン化銀乳剤などと併用してもよい。例えば内部のか
ぶったハロゲン化銀粒子と併用して塗布(同一乳剤層も
しくは隣接層)することによって高い最高濃度、高感度
、高ガンマな画像を与える感光材料を提供することがで
きる。
このような用い方については、米国特許第2.994.
3g2号、同、)、39g、917号、同t?39 、
 Jj!’/号、特開昭5g−2156り7号、同j9
−gAO3り号、同j?−100り3g号、同s ? 
−/ lIり3SO号、特願昭5r−irs、yOS号
、同Sター!;04!97号、同Sター7705gg号
、同AO−933=g号、同60−/4141g93号
などに詳しく記載されている。本構成の感光性ハロゲン
化銀と内部をかぶらせた本発明のハロゲン化銀との含有
比率は使用される乳剤型(例えば、ハロゲン組成)、使
用される感光材料の種類もしくは用途、使用される乳剤
のコントラストなどによって変えることができるが、好
ましくは100:/から/:100であり、特に10:
/から/”、10が好ましい。また、塗布銀量としては
、総量でo、r〜10y/m2が好ましい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は必要により他の乳剤と共に
支持体上に一層もしくはそれ以上(例えば2層、3層)
設けることができる。また、支持体の片側に限らず両面
に設けることもできる。また、異なる感色性の乳剤とし
て重層することもできる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、黒白ハロゲン化銀写真感
光材料(例えば、Xレイ感材、リス型感材、黒白撮影用
ネガフィルムなど)やカラー写真感光材料(例えば、カ
ラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラーペーパ
ーなど)に用いることができる。更に拡散転写用感光材
料(例えば、カラー拡散転写要素、銀塩拡散転写要素)
、熱現像感光材料(黒白、カラー)などにも用いること
ができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
実施例−7 (1)乳剤及び塗布試料の調製 まず赤外分光法によるチオシアン酸イオンの二0!r2
cm   の吸収が検出可能なハロゲン化銀を含む乳剤
/〜gを次の方法により調製した。
不活性ゼラチン/A02とに工tlIyとKBr360
ノとKSCN? 7 、t、yと23wt%のNH3水
溶液x g o CCとを含む50°Cに保温された水
溶液gtにkgNO3,)201を含む水溶液を7分間
にわたり添加した。続いてAgNO3ノ210?を含む
水溶液と、KBrをtlIo’i含む水溶液とを20分
間にわたり添加し3層分間物理熟成した。こうして得ら
れたハロゲン化銀乳剤をg等分して各々にナフタレンス
ルフォン酸塩のホルマリン縮金物をu、jlづつ添加し
、表/に記載の種々の酸を用いてpHを9.ダに調節し
、沈降法により2時間にわたり脱塩しく水溶性物質の希
薄率://4100)その後pHをす、tに調節して塩
化金酸およびチオ硫酸ナトリウムを用いた金・硫黄増感
法により化学増感を行ない、安定剤トシて9−ヒドロキ
シン−乙−メチル−/、3゜3a、7−チトラザインデ
ンを加えて平均粒子サイズ0.9μの感光性沃臭化銀乳
剤7〜g(沃化銀タモル係)を調製した。
次ζ(赤外分光法により、チオシアン酸イオンの20!
;2tyn’の吸収が検出されないハロゲン化銀を含む
乳剤9〜/2を次の方法により調製した。
不活性ゼラチンtoりとK1..7uPとKBr/lo
yと、l 5 w t%のNH3水溶液i lIo C
Cとを含む65°Cに保温された水溶液11−にAgN
03 / A O?を含む水溶液を7分間にわたり添加
した。続いてkgNO3A?Ofを含む水溶液と、KB
rを4IコO?含む水溶液とを20分間にわたり添加し
、35分間物理熟成した。こうして得られたハロゲン化
銀乳剤をり等分して各々にナフタレンスルフォン酸塩の
ホルマリン縮金物をコ、Stづつ添加し、表/に記載の
種々の酸を用いてpHを*、llに調節し沈降法により
脱塩しく水溶性物質の希薄率://eoo)、以下乳剤
7〜ざと同じ手順で平均粒子サイズ0.9μの感光性沃
臭化銀乳剤9〜/2(沃化銀ダモルチ)を調製した。
このようにして得られた乳剤/〜/2の各々に、増粘剤
としてp−ビニルベンゼンスルフォネート、写真特性改
良剤としてオキサモノメチンシアニン系色素およびタ、
5−ジヒドロー2.?−ジフェニル−5−フェニルイミ
ノ−/H−トリアゾリウムインナーソルトサリチル酸塩
、硬膜剤としてビニルスルフォン系化合物を加えて乳剤
塗布液とした。続いて、それらの塗布液を下引き加工し
たポリエステルベース上に別々に均一に塗布し、その上
にマット剤として平均粒径3μのポリメチルメタアクリ
レート、スタチック防止剤としてアルキルフェノールと
ケトンの縮合物にエチレンオキシドを付加させた化合物
および、C3F17S02N(C3H7)CH2CH2
KおよびC3F17SO8N (CaHy) (CH2
CH20)H(N−/ s)、膜質良化剤としてスノー
テックスを含有するゼラチン水溶液の表面保護層を塗布
して、塗布試料/〜/コを作製した。
このとき試料7〜/コの塗布銀量はそれぞれ3゜sr/
m2であり、保護層のゼラチン塗布量はそれぞれ/、/
y/m2であり、乳剤層のゼラチン塗布量はそれぞれs
、sy/m2であった。
(2)乳剤粒子の赤外分光吸収の測定 乳剤/〜/コの各々゛に科研化学■製蛋自分解酵素プロ
ナーゼPをlIo 0cにおいて2時間作用させゼラチ
ンを分解した。続いて遠心分離してノ10ゲン化銀を沈
め上澄みを除去した。その後蒸留水への再分散、遠心分
離をくり返し/”tロダン化銀粒子を洗った。さらに1
oy7tのKBr水溶液を用い口紙上で洗浄し、ひき続
き蒸留水で洗浄した後、乾燥させた。得られたハロゲン
化銀粒子パウダーのIO■を■日立製作所製ミクロ錠剤
成型器(MPD−を型)を用いて全圧コ50吻で1分間
加圧し直径コ、jWの錠剤とした。赤外分光吸収の測定
はフーリエ変換赤外分光器(日本電子■JI几41o型
)を用い分解能4ICIn−1でダ000〜ttoo儒
−1をyo回積算した。光源はグローバー(シリコン系
発熱体)、検知器はTGS(Tri−Glycine−
8ulfate)を用い、ビームコンデンサーは■日立
製作所IRB−コ型を用いた。チオシアン酸による20
52cm”近傍の吸収の吸光度はスペクトルの、l/、
10cm’及び、2020α−1の点を直線で結んだベ
ースラインから20!92α−1のピークトップまでの
吸光度差を求めた。
(3)塗布試料の評価 (7)で作製した塗布試料随/〜/2の試料片を光で1
0−1秒間ウェッジ露光した後、自動現像機(富士フィ
ルム■、FPM−1I000自動現像機)を用い、現像
液としては下記処方の現像液を用い、写真感光材料を通
してランニング状態にした後、Jj’Cで25秒間現像
し、次いで定着、水洗、乾燥を行ないセンシトメトリー
を行った。
(現像液処方) 水酸化カリウム        29・/′I7氷酢酸
            10,9Af亜硫酸カリウム
        99.202重炭酸ナトリウム   
     7.!101ホウ酸           
 / 、00?ジエチレングリコール     2g、
94fエチレンジアミン四酢酸     1.A7?S
−メチルベンゾトリアゾール  0.0AtS−ニトロ
インダゾール     0.2!?ハイドロキノン  
       、io、ooy/−フェニル−3−ピラ
ゾリドン i、soyグルタルアルデヒド      
 ダ、932メタ重亜硫酸ナトリウム    lコ、4
09臭化カリウム          り、00り水を
加えて/lに仕上げる。
pHを10.コSに調整する。
また、別の塗布試料Nil/〜/2を光で703秒間、
/ / / 0000の照度でウェッジ露光し、同様の
処理を行ない低照度露光に対する感度を測定した。
以上で得られた結果を表−/屹まとめた。
表/から明らかなように、赤外分光法による乳剤粒子の
チオシアン酸イオンの2052cm  ’近傍の吸収が
検出可能であり、かつ脱塩工程で使用する酸に本発明の
ドルカルボン酸を用いた乳剤より成る塗布試料N116
〜!rは感度、特に低照度露光に対する感度が高い。一
方、乳剤粒子のコOSコc1n−1の吸収が検出可能で
あっても脱塩工程で使用する酸に本発明のトリカルボン
酸以外の酸を用いた乳剤より成る塗布試料NIL/〜5
は感度、特に低照度露光に対する感度が低い。また、乳
剤粒子の2052cm”の吸収が検出されない乳剤より
成る塗布試料9〜ノコは感度、特に低照度露光に対する
感度がさらに低く、脱塩工程に用いた酸の種類に対する
影響は顕著でない。
実施例−コ (1)乳剤及び塗布試料の調製 まず赤外分光法によるチオシアン酸イオンのコOS、t
、α−1の吸収が検出可能なハロゲン化銀を含む乳剤/
J〜/りを次の方法により調製した。
不活性ゼラチ71009とK1.20tとKSCNoと
、syとを含む75 °Cに保温された水溶液stに、
−当量のNH3で錯化したAgNO32!0?を含む水
溶液とKBr/goyを含む水溶液とを70分間にわた
り同時添加した。こうして得られた種乳剤を、すばやく
5等分し、各々に表2に記載の種々の酸を添加してpH
を5.5に調節した。続いて各々に中性のA g N 
03 / s 。
1を含む水溶液とKBr//layを含む水溶液とを2
θ分間にわたり同時に添加した後3S分間熟成した。そ
の後、各々にナフタレンスルフォン酸のホルマリン縮金
物をΩ、52ずつ添加し、硫酸を用いてpHを+、41
に調節し、沈降法により2時間にわたり脱塩しく水溶性
物質の希薄率://*00)、塩化金酸およびチオ硫酸
ナトリウムを用いた金・硫黄増感法により化学増感を行
ない、安定剤として亭−ヒドロキシ−6−メチル−7,
3゜、7a、?−テトラザインデンを加えて平均粒子サ
イズ/、7μの感光性沃臭化銀乳剤73〜/7(沃化銀
コモル%)を調製した。
次に赤外分光法により、チオシアン酸イオンの20!、
2α−1の吸収が検出されないハロゲン化銀を含む乳剤
/r−2/を次の方法により調製した。
不活性ゼラチンgoyとKI / 4 fとを含む7s
 ’Cに保温された水溶液Ql−にコ当量のNH3で錯
化したkgNO3tooyを含む水溶液とKBrtyy
tを含む水溶液とを70分間にわたり同時添加した。こ
うして得られた種乳剤を9等分し、添加終了2S分後に
各々に表−に記載の種々の酸を添加してpHを5.5に
調節した。続いて各々に中性のAgNO3/!Ofを含
む水溶液と、KBr//eyを含む水溶液とを20分間
にわたり同時添加した後35分間熟成した。その後脱塩
洗浄工程以降、乳剤73〜/7と同じ平頭で平均粒子サ
イズ/、/μの感光性沃臭化銀乳剤/ざ〜コl (沃化
銀二モル%)を調製した。
このようにして得られた乳剤73〜.2/の各々に塗布
助剤としてドデシルベンゼンスルフォン酸塩、増粘剤と
してp−ビニルベンゼンスルフォネート硬膜剤としてビ
ニルスルフォン系化合物、写真特性改良剤としてt、5
−ジヒドローー・4′−ジフェニル−5−フェニルイミ
ノ−/H−)IJアゾリウムインナーソルトサリチル酸
塩およびポリエチレンオキサイド系化合物を加えて乳剤
塗布液を作った。続いてそれらの塗布液を下引き加工し
たポリエステルベース上に別々に均一に塗布し、その上
に主にゼラチン水溶液から成る表面保護層を塗布して、
塗布試料/j−,2/を作製した。このとき試料13〜
コlの塗布銀量はそれぞれダ。
oy/m2であり保護層のゼラチン塗布量はそれぞれ/
 、J ? / m 2であり、乳剤層のゼラチン塗布
量はそれぞれコ、 ? ? / m 2であった。
−)乳剤粒子の赤外分光吸収の測定 実施例/の(2)に記載の方法により測定した。
(J))塗布試料の評価 (1)で作製された塗布試料73〜2/の試料片につい
て実施例/の(3)と同じ実験を行ない、センシトメト
リー(低照度露光感度)の評価を行った。
得られた結果を表−コに才とめた。
表2から明らかなように、赤外分光法による乳剤粒子の
チオシアン酸イオンの、20S、2m−/近傍の吸収が
検出可能であり、かつ粒子形成時に使用する酸に本発明
のトリカルボン酸を用いた乳剤より成る塗布試料覧15
〜/りは、感度、特に低照度露光に対する感度が高い。
一方、乳剤粒子の2052cm’の吸収が検出可能であ
っても粒子形成時に使用する酸に本発明のトリカルボン
酸以外の酸を用いた乳剤より成る塗布試料Nu/、、?
、/亭は感度、特に低照度露光をこ対する感度が低い。
また乳剤粒子の2052cm’の吸収が検出されない乳
剤より成る塗布試料m1t−2iは感度、特に低照度露
光に対する感度がさらに低く、粒子形成時に用いた酸の
種類に対する影響は顕著でない。
実施例−3 (1)乳剤及び塗布試料の調製 赤外分光法によるチオシアン酸イオンのSOSコcrn
−1の吸収が検出可能なハロゲン化銀を含む乳剤2.2
〜.25を次の方法により調製した。
不活性ゼラチンgoyとK1.yayとKBr/got
とKSCN、、7g 、g yと23wt%のNH3水
溶液/1Ordとを含む50 °Cに保温された水溶液
+zにA g N O3/ A O?を含む水溶液を7
分間にわたり添加した。続いてAgN03A?02を含
む水溶液と、KBrlI2orを含む水溶液とを20分
間にわたり添加し、35分間物厚熟成した。その後p−
ビニルベンゼンスルフォネートs +x y、ナフタレ
ンスルフォン酸塩のホルマリン縮合物111およびx、
sMの硫酸アンモニラムコtを添加し、塩析を利用した
沈降法により脱塩した。得られた乳剤をり等分し、各々
に表3に記載の種々の酸を用いてpHを乙、ざに調節し
た。
続いて各々の乳剤について、塩化金酸および千オ硫酸ナ
トリウムを用いた金・硫黄増感法により化学増感を行な
い、安定剤としてターヒドロキシ−6−メチル−/、J
、、33.7−チトラザインデンを加えて平均粒子サイ
ズo、qμの感光性沃臭化銀乳剤−一〜25(沃化銀9
モルチ)を調製した。
このようにして得られた乳剤、22〜25の各々に、硬
膜剤としてビニルスルフォン系化合物、写真特性改良剤
として9.5−ジヒドローー、クージフェニル−5−フ
ェニルイミノ−/H−トリアゾリウムインナーソルトサ
リチル酸塩と、オキサモノメチンシアニン色素を加えて
乳剤塗布液とした。続いて、それらの塗布液を下引き加
工したポリエステルベース上に別々に均一に塗布し、そ
の上に実施例/−(ハで用いたものと同じゼラチン水溶
液の表面保護層を塗布して、塗布試料Napコ〜25を
作製したらこのとき試料−3及びlの塗布銀量はそれぞ
れ3.sy/m2であり保護層のゼラチン塗布骨はそれ
ぞれコ、srt/m2であった。
(2)乳剤粒子の赤外分光吸収の測定 実施例/の(2)に記載の方法により測定した。
(3)塗布試料の評価 (1)で作製された塗布試料Nllコー〜コSの試料片
を実施例/の(3)と同じ実験を行ない、センシトメト
リー、低照度露光感度の評価を行った。
得られた結果を表−3にまとめた。
表3から明らかなように、赤外分光法による乳剤粒子の
チオシアン酸イオンの20!;2cm  ’近傍の吸収
が検出可能であり、かつ粒子形成時または脱塩工程以外
に使用する酸に本発明のトリカルボン酸を用いた乳剤よ
り成る塗布試料Na!+、コ5゛は感度、特に低照度露
光に対する感度が高い。
−力木発明のトリカルボン酸以外の酸を用いた乳剤より
成る塗布試料随ココ、コ3は感度、特に低照度露光に対
する感度が低い。
(発明の効果) また実施例1〜3の結果を総合して、赤外分光法による
乳剤粒子のチオシアン酸イオンの203コ備−1近傍の
吸収が検出可能であり、かつ乳剤調製のいづれかの工程
で本発明のトリカルボン酸を用いた乳剤は、感度、特に
低照度露光に対する感度が高く本発明の効果が顕著であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チオシアン酸塩を含有したハロゲン化銀乳剤において、
    該ハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀を赤外吸収分光法
    により分析したときチオシアン酸イオンの2052cm
    ^−^1の吸収が存在しており、かつ、置換もしくは無
    置換であり、飽和もしくは不飽和の、トリカルボン酸ま
    たはその塩を含むことを特徴とするハロゲン化銀乳剤。
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