JPS6218538A - ハロゲン化銀乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤

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JPS6218538A
JPS6218538A JP60158891A JP15889185A JPS6218538A JP S6218538 A JPS6218538 A JP S6218538A JP 60158891 A JP60158891 A JP 60158891A JP 15889185 A JP15889185 A JP 15889185A JP S6218538 A JPS6218538 A JP S6218538A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀乳剤に関するものであり、特に
高感度で圧力減感等が少ないハロゲン化銀乳剤に関する
ものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀写真感光材料の業界では高感度の感光材料
をつくることは普偏的な課題であシ、膨大な量の特許が
すでに存在している。その中の1つとして米国特許第3
,3λo、otり号に乳剤粒子形成時に、チオシアン酸
塩を用いる技術が記載されている。しかしながらここに
記載の方法では十分な感度を得ることができず、また耐
圧力性、処理条件依存性に関しても不十分であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、乳剤粒子形成時にチオシアン酸塩を用
いる方法を改良することによシ、高感度で圧力による写
真感度の損傷が少なく、処理による変動が小さいハロゲ
ン化銀写真乳剤を提供することである。
(問題点を解決する九めの手段) 本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、乳剤粒子に含まれ
るチオシアン酸イオンの状態には3種の状態、すなわち
210Acm   %λ07Jcm”λOよコα  の
赤外線吸収ピークに対応する状態が存在し、20j2c
m   の吸収をコントロールすることが乳剤の写真性
、圧力性、処理性などの性態に重要であることを見出し
た。
すなわち前述の目的は、チオシアン酸塩を含有したハロ
ゲン化銀乳剤において、該ハロゲン化銀乳剤中のハロゲ
ン化銀iowt直径J、tflの円板に錠剤成型し、赤
外吸収分光法により分析したときチオシアン酸イオンの
20!2cm   の吸光度がθ、0/j以上であるこ
とを特徴とするハロゲン化銀乳剤によって達成されるこ
とを見い出した。
ここで、これらの波数は、チオシアン酸イオンのハロゲ
ン化銀粒子における存在状態を意味しているものと推測
され、210Aon’は粒子表面に吸着したものと対応
し、2073cm   は粒子表面に吸着し次側の状態
又は亜表面に存在し友ものと対応し、λO!コcrn−
1は粒子内部に組込まれた状態と対応していると推測さ
れる。
本発明において、チオシアン酸イオンのコO!2Cm”
の極大値は、ハロゲン化銀粒子の7・ロゲン組成、チオ
シアン酸イオンの存在量によって士10cm−”程度変
化することがある。
また本発明において、前述の測定方法で求め念吸光度は
好ましくは0.0λ以上であり、より好ましくは01O
4c以上である。ま九吸光度の値としては通常O01以
下である。
ここで、ハロゲン化銀粒子中のチオシアン酸塩の赤外分
光吸収は以下の手順により測定することができる。操作
はすべて安全灯下で行なう事が好ましい。
まず乳剤ま次は乳剤塗布物に市販の蛋白分解酵素を作用
させて、バインダーからハロゲン化銀粒子を分離し、蒸
留水を月頃てよ〈洗浄する。ここで結果的にコ1052
073cm−1のピークのすそに重なって2012cm
”の赤外吸収ピークがシャープに現れない場合は、臭化
物溶液を用いて洗浄し、次いで蒸留水を用いて洗浄する
と2106on  ”、2073cm   の吸収は極
度に弱くなシ20j−c1−1のピークがシャープにな
り吸光度をうまく測定することができる。その後よく乾
燥させてハロゲン化銀粒子/ぐウダーとする。
次に、ハロゲン化銀粒子パウダー10111を直径!、
!龍の錠剤成型器を用いて錠剤成型する。この時、圧力
の影響を一定にするために、圧力は直径λ、よNmの錠
剤に対してλjOK9、加圧時間は1分とする。
得られたハロゲン化銀錠剤の赤外分光吸収の測定にはフ
ーリエ変換赤外分光器を用い、分解能≠crrI−1で
4tooo 〜4Loocm   の範囲の吸光度を測
定する。
チオシアン酸による20!2cm”近傍の吸収の吸光度
は、スはクトルの2/20α−1及びコOコOcm”の
点を直線で結んだものをベースラインとし、そこから2
032Crn−”近傍のピークトップまでの吸光度差で
求める。
チオシアン酸イオンの20!−2crrL ”の赤外吸
収の吸光度を増加させるには、チオシアン酸塩が存在す
る時の沈澱形成中のハロゲン化物の過剰量を制限する必
要がある。過剰量としては、好ましくは20モルチ以下
、より好ましくは弘モルチ以下、特に好ましくは2モル
チ以下である。また、水溶性銀塩が過剰量存在していて
もよい。
ま次吸光度を向上させる場合には、ハロゲン化銀溶剤を
用い九シ、pHt−コントロールすることによっても可
能である。例えばハロゲン化銀溶剤を用いる場合には、
lX10  ”〜10モル1モルAg用いることが好ま
しく、この添加量を増加させると吸光度も増加させるこ
とができる。また、pHt上げることによっても増大さ
せることができ、好ましくはp’l(/以上とするのが
よい。
本発明で用いるチオシアン酸塩としては、Na5CN、
KSCNなどのアルカリ金属塩の他、NH4SCNなど
の水溶性塩を用いることができる。
チオシアン酸塩の使用量としては、用いる水溶性銀塩に
対してOlよ〜60モル係の範囲が好ましい。ま之、−
〜4AOモルチがよシ好ましい。
チオシアン酸イオンの20!2cm   の吸光度fO
00/j以上とする九めには、チオシアン酸塩の存在下
でハロゲン化銀粒子の形成を行なうことが必要である。
ここで、チオシアン酸塩を使用する水溶性銀塩の全量の
うち、少なくともり!チが添加される以前に反応溶器中
に存在することが好ましく、少なくとも20%が添加さ
れる以前に存在することがよシ好ましい。特に、粒子形
成開始前に存在させておくことが好ましい。
本発明に用いられる写真乳剤には、臭化銀、沃臭化銀、
沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀のいずれのハロゲン
化銀を用いてもよい。好ましいノ・ロゲン化銀は30モ
モル係下の沃化銀を含む、沃臭化銀もしくは沃塩臭化銀
である。特に好ましいのはλモル係から2!モルチまで
の沃化銀を含む沃臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギュ
ラー粒子でもよく、ま九球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つものあるい
はそれらの複合形でもよい。
ハロゲン化銀の粒径は、0.7ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が70ミクロンに至る迄の大サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、公知の方
法で製造でき、例えばリサーチ・ディスクロージャー(
RD)、&/761/−3(1971年12月)、22
〜23頁、″′1.乳剤製造(Emuhsion  p
reparation  and  types)’お
よび同、A/r7/A (/Fi1年l/月)、t≠!
頁に記載の方法に従うことができる。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
物理とイヒ学」、ボールモンテル社刊(P。
Glafkides、Chimie  et  Phy
siquePhotographique Paul 
Montel、  /りt7)、ダフィン著「写真乳剤
化学」、フォーカルプレス社刊(G、 F、 Duff
in、 PhotographicEmulsion 
Chemistr7(Focal  Press。
lりJj)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」
、フォーカルプレス社刊(V、 L、 Zelikma
nat  al、Making  and Coati
ngPhotographic  Ernulaion
、FocalPress、/りt≠)などに記載された
方法を用いて調製することができる。すなわち、酸性法
、中性法、アンモニア法等のいずれでもよく、また可溶
性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては片
側混合法、同時混合法、それらの組合わせなどのいずれ
を用いてもよい。粒子を銀イオン過剰の下において形成
させる方法(いわゆる逆混合法)を用いることもできる
。同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成す
る液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆる
コンドロールド・ダブルジェット法を用いることもでき
る。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが
均一に近いハロゲン化銀乳剤が得られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
前記のレギュラー粒子からなるハロゲン化銀乳剤は、粒
子形成中のpAgとpHを制御することによシ得られる
。詳しくは、例えば7オトグラフイク・サイエンス・ア
ンド・エンジニアリング(Photographic 
 5cience  andEngineering)
第6巻、/jり〜16j頁(lりj、2);ジャーナル
・オブ・フオトグ2フイク・サイエンス(Journa
l  ofPhotographlc  5cienc
e)、/ 2巻、24′−〜コ!/頁(lりt≠)、米
国特許第3.t!!、32≠号および英国特許第1.≠
/3,7≠を号に記載されている。
また単分散乳剤としては、平均粒子直径が約007ミク
ロンより大きいハロゲン化銀粒子で、その少なくともり
j重量%が平均粒子直径の士弘o4内にあるような乳剤
が代表的である。平均粒子直径がO,コ!〜コミクロン
であシ、少なくともり!重量%又は数量で少なくともり
!チのハロゲン化銀粒子を平均粒子直径士λO%の範囲
内とし次ような乳剤を本発明で使用できる。このような
乳剤の製造方法は米国特許第3.j7≠、tsr号、同
第j、tri−,Jりμ号および英国特許第1゜4tl
J、7≠r号に記載されている。ま次特開昭≠r−rt
oo号、同よ/−Jり027号、同!/−13017号
、同にJ−1J7/33号、同re−弘112/号、同
1+−タタμ/り号、同!!−37636号、同!r−
弘タタ3r号などに記載されたような単分散乳剤も本発
明で好ましく使用できる。
また、アススクト比が5以上であるような平板状粒子も
本発明に使用できる。平板状粒子は、ガト7著、フオト
グラフイク・サイエンス・アンド・エンジニアリング(
Gutoff、PhotographicScienc
e  and Engineering)+第1′A巻
、λ≠r〜2j7頁(lり70年);米国特許第≠。
弘3≠、226号、同弘、F/4’、310号、同≠、
弘33.O弘を号、同≠、弘3り、jコ0号および英国
特許第、2.//J、137号などに記載の方法により
簡単に調製することができる。平板状粒子を用いた場合
、増感色素による色増感効率の向上、粒状性の向上およ
び鮮鋭度の上昇などの利点のあることが、先に引用した
米国特許第≠。
弘3≠、226号などに詳しく述べられている。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。これらの乳剤粒子は、英国特許第1,027./
弘を号、米国特許第J、jor、otr号、同F、4t
4LF、1r77号および特願昭31−21/−144
69号等に開示されている。
また、エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲ
ン化銀が接合されていてもよく、また例えばロダン銀、
酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合されてい
てもよい。これらの乳剤粒子は、米m%許第4’、 o
 q a 、 A r p号、同4t、 /≠2,20
0号、回り、弘!?、3j3号、英国特許第2.OJ!
、7タコ号、米国特許第≠、34cデ、t22号、同≠
、3りj、≠7r号、同弘。
≠33.roi号、同弘、弘&j、017号、同J、j
j4.り42号、同3.r!コ、Ot7号、%開昭jタ
ー/62j≠O号等に開示されている。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の形成時には粒子
の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤とし
て例えばアンモニア、チオエーテル化合物(例えば米国
特許第j、27/、/!17号、同第3.!7弘、tJ
t号、同第3.70弘。
730号、同第弘、コタ7.≠32号、同第≠。
274、34!7号など)、チオン化合物(例えば特開
昭j3−/μ≠31り号、同z3−rコ≠Or号、同!
!−77737号など)、アミン化合物(例えば特開昭
!≠−1007/7号など)などを用いることができる
本発明の方法で用いるハロゲン化銀乳剤は化学増感して
いても、していなくても良い。
化学増感する場合は、通常のイオウ増感、還元増感、貴
金属増感及びそれらの組合せが用いられる。
さらに具体的な化学増感剤としては、アリルチオカルバ
ミド(Allyl  thioearbamide)、
チオ尿素、チオサルフェート、チオエーテルやシスチン
などの硫黄増感剤;ポタシウムクロロオーレイト、オー
ラス、チオサルフェートやポタシウムクロロパラデー)
 (Potas8im chlor。
palladate)などの貴金属増感剤;塩化スズ、
フェニルヒドロジンやレダクトンなどの還元増感剤など
を挙げることができる。
本発明の乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および分光
増感を行ったものを使用する。このような工程で使用さ
れる添加剤は前述のものの他に、リサーチ・ディスクロ
ージャー第77G巻、ム171.413 (/27を年
72月)および同第11r7巻、&/17/l(197
9年71月)に記載されておシ、その該当個所を後掲の
表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されておシ、後掲
の表に記載個所金示した。
/ 化学増感剤     23頁    6≠r頁右欄
〜λ 感度上昇剤              同上3
 分光増感剤    −23〜2昼頁  t4Lr頁右
欄〜≠ 強色増感剤            6昼り頁
右欄!増白剤  2昼頁 t かぶυ防止剤   λ弘〜−2j頁  t≠り頁右
欄および安定剤 7 カプラー    25頁 r 有機溶媒   −23頁 タ 光吸収剤、フ   2j〜−2を頁  64′り右
欄〜イルター染料            120左欄
io  紫外線吸収剤 l/ スティン防止剤  21頁右欄   tzo頁左
〜右欄12 色素画像安定剤   2t頁 /3 硬膜剤    26頁   41/頁左欄l≠ 
バインダー     26頁      同上/j 可
塑剤、潤滑剤   27頁    120右欄16 塗
布助剤、表面  26〜27頁    同上活性剤 /7 スタチック防止剤   27頁       同
上本発明のハロゲン化銀乳剤は、黒白ノ・ロゲン化銀写
真感光材料(例えば、Xレイ感材、リス型感材、黒白撮
影用ネガフィルムなど)やカラー写真感光材料(例えば
、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラーペ
ーノを−など)に用いることができる。更に拡散転写用
感光材料(例えば、カラー拡散転写要素、銀塩拡散転写
要素)、熱現像感光材料(黒白、カラー)などにも用い
ることができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例−7 (1)  乳剤および塗布試料の調製 まず本発明の乳剤−7を次の方法によシ調製し友。
不活性ゼラチンλ0?とKI≠1とKSCNり。
7tとを含む60°Cに保温された水溶液itに、2当
量のNH3で錯化しfcAgNOs j Of! ′f
!!:含む水溶液とKBrJAfを含む水溶液とを10
分間にわたり同時に添加し次。続いて中性のAgN03
jOf含む水溶液とKBr / / II tを含む水
溶液とを20分間にわ九シ同時に添加した後3j分間熟
成した。その後通常の沈降法により脱塩洗浄し、塩化金
酸およびチオ硫酸す) IJウムを用いた金・硫黄増感
法によシ化学増感を行ない、安定剤として≠−ヒドロキ
シーt−メチルー7,3゜3a、7−チトラザインデン
を加えて平均粒子サイズ/、/μの感光性沃臭化銀乳剤
−7(沃化銀2モル係)を調製し次。
次に比較用の乳剤−2を次の方法により調製し次。
不活性ゼラチンコoyとKI≠tとKSCNり。
7tとを含むJj’Cに保温された水溶液/1にコ当量
のNH3により錯化されたAgN03jOfを含む水溶
液とKBrAOffを含む水溶液とを70分間にわ九シ
同時に添加した。続いてNH3を酸によシ中和し、中性
のkgNO3/101を含む水溶液とKBrPO?を含
む水溶液とを20分間にわたり同時に添加し33分間放
置した。その後乳剤−/と同様に脱塩・化学増感を行な
い安定剤を加えて平均粒子サイズ/、 /μの感光性沃
臭化銀乳剤−λを調製した。
このようにして得られ次乳剤の各々に塗布助剤トシてド
デシルベンゼンスルフォン酸塩、増粘剤トシてp−ビニ
ルベンゼンスルフォネート、硬膜剤としてビニルスルフ
ォン系化合物、および写真特性改良剤としてポリエチレ
ンオキサイド系化合物を加えて乳剤塗布液を作った。続
いてそれらの塗布液を下引き加工し友ポリエステルベー
ス上に別々に均一に塗布し、その上に主にゼラチン水溶
液から成る表面保護j−ヲ塗布して、本発明の乳剤−/
を有する塗布試料−/および比較用の乳剤−2を有する
塗布試料−λを作製した。このとき試料・l及び−の塗
布銀量はそれぞれ弘、097m2であシ、保護層のゼラ
チン塗布量はそれぞれ7゜35’/m2であり、乳剤層
のゼラチン塗布量は、それぞれ2.7?/m2であった
(2)  乳剤粒子の赤外分光吸収の測定乳剤l及びλ
の各々に科研化学■製蛋自分解酵素プロナーゼPを≠0
0Cにおいて2時間作用させゼラチンを分解し念。続い
て遠心分離してハロゲン化銀を沈め上澄みを除去し次。
その後蒸留水への再分散、遠心分離をくシ返しハロゲン
化銀粒子を洗った。さらにtoe/LのKBr水溶液を
用い口紙上で洗浄し、ひき続き蒸留水で洗浄した後、乾
燥させた。得られたハロゲン化銀粒子/lウダーのio
■を■日立製作所製ミクロ錠剤成型器(MPD−/型)
を用いて全圧コjOKgで1分間加圧し直径コ、jfl
の錠剤とした。赤外分光吸収の測定はフーリエ変換赤外
分光器(日本電子■JIRμθ型)を用い分解能≠α−
1で≠000〜≠00cm   をaO回積算し友。光
源はグローパー(シリコン系発熱体)、検知器はTGS
(Tri−Glycine−8ulfate)を用い、
ビームコンデンサーは■日立製作所IRB−λ型を用い
た。チオシアン酸による20J2cm   近傍の吸収
の吸光度はスペクトルの2/ 20cm   及び−0
20cn”の点を直線で結んだベースラインから、20
4″2cm   のピークトップまでの吸光度差を求め
た。
(3)塗布試料の評価 (1)で作製した塗布試料l及びコの試料片を光でウェ
ッジ露光した後、自動現像機(富±フィルム■、FPM
−17000自動現像機)を用い、現像液としては下記
処方の現像液を用い、写真感光材料を通してランニング
状態にした後、3j0Cで2j秒間現像し、次いで定着
、水洗、乾燥を行ないセンシトメトリーを行つ友。
(現像液処方) 水酸化カリウム         コタ、l≠1氷酢酸
             io、り11亜硫酸カリウ
ム         μμ、209重炭酸ナトリウム 
        7.!Ofホウ酸         
    /、00?ジエチレングリコール      
21.2A?エチレンジアミン四酢酸      /、
47fj−メチルインシトリアゾール  o、oty!
−二トロインダゾール      O,コ!tハイドロ
キノン         io、oot/−フ二二ルー
3−ピラゾリドン i、zotグルタルアルデヒド  
     ≠、り3tメタ重亜硫酸ナトリウム    
 /2.tOf?臭化カリウム           
7.00?水を加えて/lに仕上げる。
pHを10.2!VC調整する。
ま次側の試料片を2j0C,40チRHの雰囲気下でA
flφの曲率で打シ曲げ圧力を加え穴径、光でウェッジ
露光し、同様に処理し、センシトメトリーラ行ない圧力
が加えられ次部分の感度を測定した。さらに、別の試料
片を光でウェッジ露光した後、同じ自動現像機、処理液
を用い310Cで2j秒間現像し、次いで定着、水洗、
乾燥してセンシトメトリーを行ない感度を測定し友。
得られた結果を表−lにまとめた。
表1から明らかなように、乳剤粒子のSOtλc1n−
1の吸光度がo、oit以上である本発明の乳剤−7よ
り成る塗布試料−7は相対感度が高く、圧力による感度
の損傷が小さく、低温処理における感度の低下が小さく
本発明の効果が顕著である。
実施例−2 (1)乳剤および塗布試料の調製 まず本発明の乳剤−3を次の方法によシ調製した。
不活性ゼラチンλ01とKIJ’fとKBr4’j2と
KSCNり、71と2 j w t %のNH3水溶液
−!のとを含むroocに保温され念水溶液ltにAg
NO3≠orを含む水溶液を7分間にわ九り添加した。
続いてAgNO3/jOft−含む水溶液と、KBrを
1Jjf含む水溶液とを20分間にわ念り添加し念。そ
の後通常の沈降法によシ脱塩、洗浄し、塩化金酸および
チオ硫酸す) IJウムを用いた金・硫黄増感法により
化学増感を行ない、安定剤トして弘−ヒドロキシ−t−
メチル−7゜J、ja、7−チトラザインデンを加えて
平均粒子サイズO1りμの感光性沃臭化銀乳剤−3(沃
化銀≠モルチ)を調製し友。
次に比較用の乳剤−≠を次の方法により調製した。
最初のゼラチン水溶液中のKSCNをj、09にし、反
応温度をJj’Cとする他は乳剤−3と同じ方法により
平均粒子サイズo、yμの感光性沃臭化銀乳剤−弘を調
製した。このようにして得られた乳剤の各々に塗布助剤
としてドデシルベンゼンスルフォン酸塩、増粘剤として
p−ビニルベンゼンスルフォネート硬膜剤としてビニル
スルフォン系化合物、写真%性改良剤としてμ、!−ジ
ヒドローλ、l−ジフェニル−!−フェニルイミノー/
H−)リアゾリウムインナーンルトサリチル酸塩と、オ
キサモノメチンシアニン色素を加えて乳剤塗布液とし次
。続いて、それらの塗布液を下引き加工し友ポリエステ
ルベース上に別々に均一に塗布し、その上に平均粒径3
μのポリメチルメタアクリレートを含有するゼラチン水
溶液の表面保護層を塗布して、本発明の乳剤−3を有す
る塗布試料−3および比較用の乳剤−μを有する塗布試
料−4Lを作製した。このとき試料−3及び弘の塗布銀
量はそれぞれ1.197m2であシ保護層のゼラチン塗
布量はそれぞれ/、117m2であり、乳剤層のゼラチ
ン塗布量はそれぞれλ、!?/m2であつ友。
(2)乳剤粒子の赤外分光吸収の測定 実施例1の(2)に記載の方法によシ測定し次結果、乳
剤粒子iomg当りのチオシアン酸イオンの一〇j2c
rn−1近傍の吸光度は乳剤−3について0゜020で
あり、乳剤−≠について0,0/2であつ友。
(3)塗布試料の評価 filで作製され次塗布試料3及び≠の試料片を実施例
1の(3)と同じ実験を行ない、センシトメトリー、圧
力依存性、・、処理温度依存性の評価を行った。
得られた結果を表−λにまとめた。
表2から明らかなように、類似処方の乳剤どうしで乳剤
粒子のチオシアン酸イオンのλO!λ備−1の吸光度が
異る場合においても、o、oijよりも大きい吸光度を
有する本発明の乳剤−3よシ成る塗布試料−3は、0.
01!より小さい吸光度を有する比較用の乳剤−≠よシ
成る塗布試料−ダに比較して相対感度、耐圧力性、処理
安定性において優れておシ本発明の効果が顕著である。
特許出願人  富士写真フィルム株式会社昭和ぶ1年Z
月ンr日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チオシアン酸塩を含有したハロゲン化銀乳剤において、
    該ハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀10mgを直径2
    .5mmの円板に錠剤成型し、赤外吸収分光法により分
    析したときチオシアン酸イオンの2052cm^−^1
    の吸光度が0.015以上であることを特徴とするハロ
    ゲン化銀乳剤。
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