JPS628893Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS628893Y2
JPS628893Y2 JP13887478U JP13887478U JPS628893Y2 JP S628893 Y2 JPS628893 Y2 JP S628893Y2 JP 13887478 U JP13887478 U JP 13887478U JP 13887478 U JP13887478 U JP 13887478U JP S628893 Y2 JPS628893 Y2 JP S628893Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
plate
work
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13887478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5555225U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13887478U priority Critical patent/JPS628893Y2/ja
Publication of JPS5555225U publication Critical patent/JPS5555225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS628893Y2 publication Critical patent/JPS628893Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼板等のワーク板の周縁部を折り曲
げて重ねるための、ヘミング装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 自動車のドア、フエンダー、ボンネツト等の鋼
板部分は2枚の鋼板から形成されており、2枚の
うちの一方の鋼板が他方の鋼板の周縁部を取り巻
くように、この周縁部上に折り曲げられ、重ねら
れて、両鋼板は一体に結合され、ドア等を形成し
ている。このように一方の鋼板の周縁部を折り曲
げ、他方の鋼板の周縁部を包むように重ねるため
に、従来にあつては、リンク機構によりポンチを
ダイスに進退動させるようにしたプレス装置を使
用していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、鋼板の周縁部を折り曲げるに
は、一方の鋼板の周縁部を他方の鋼板の周縁部上
に傾斜させる予備折り曲げと、この予備折り曲げ
をした鋼板の周縁部を他方の鋼板の周縁部に圧着
させる本折り曲げの2工程が必要であり、これを
上記プレス装置に行なわせるためには、ポンチを
支持するリンク機構が複雑になる欠点があり、こ
の結果装置の全体が大きくなると共に、ポンチを
交換するのに時間がかかる等の欠点があつた。本
考案は、これらの欠点を解消した鋼板等のヘミン
グ装置を提供することを目的として成されたもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、鋼板等
のワーク板の周縁部を折り曲げて重ねるために、
前記ワーク板の折曲げ部を下方から押えるダイス
と、該ダイスの上方に位置し、該ダイスに向けて
進退動するポンチとを備えたヘミング装置におい
て、前記ダイスには、前記ワーク板を水平に押さ
えるワーク載置面と、該ワーク載置面に連接し前
記ワーク板の端部側に位置して斜め下方を向いた
ポンチ逃げ面とを設け、一方、前記ポンチには、
前記ワーク板の端縁側に対向させた予備圧接面
と、該予備圧接面より前記ワーク板の内側に距離
を持たせ、予備圧接面に対して角度を付けた本圧
接面とを設け、前記ダイスを支持するフレーム側
には、前記ポンチを前記ダイスに対して上方から
進退自在に、しかも前記予備圧接面と本圧接面と
が順次、ワーク板を押圧するように姿勢を変える
ように案内させるカム通路を形成し、該カム通路
に前記ポンチに取り付けたガイドローラを嵌合す
ると共に、前記ポンチに、該ポンチが前記カム通
路に案内されて移動するためのシリンダ機構とセ
クターギヤの機構とを、リンクにより結合したも
のである。
(作用) このような構成とすれば、ワーク板をダイス上
に載置し、ポンチをその上方に位置させた開始状
態からシリンダ機構を作動させれば、シリンダ機
構はセクターギヤを動かし、セクターギヤはリン
クを介してポンチを下方に引くことになる。ポン
チは下方に引かれる過程でカム通路とガイドロー
ラにより姿勢制御され、最初、予備圧接面がワー
ク板を予備折り曲げし、続いて姿勢が変つて本圧
接面がこれを更に押して本折り曲げを行なうこと
になる。したがつて、シリンダ機構の作動制御を
行なうのみで、ワーク板の折り曲げと重ね合わせ
ができることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図を使用して説明す
る。第1図は本考案に係る装置の側面を示し、第
2図と第3図はこれを二つの部分に分けた側面図
である。また、第4図は第1図の−線に沿う
部分の断面を示し、第5図a,b,cはポンチの
姿勢変化を示す側面図である。第1図における1
はフレームで、図示しない床面に対して水平に設
けられており、ラツクギヤ2を水平方向に移動自
在に支持するものである。このフレーム1には、
図示しないがシリンダ機構が取り付けられてお
り、ラツクギヤ2を駆動するようになつている。
フレーム1には起立部3があり、この起立部3
に、ラツクギヤ2に噛合するセクターギヤ4の軸
5を支承する軸受6が取り付けられている。起立
部3の軸受6を取付けたのと反対側部分には、間
隔を置いて2枚のポンチガイド7が取付けられて
いる。ポンチガイド7には、上方から、後述のダ
イス12のポンチ逃げ面12bに向けた方向の第
1の案内部8aと、この第1の案内部8aに連接
し、ポンチ逃げ面12bから離れる方向に向いた
第2の案内部8bと、この第2の案内部8bの下
端から垂直に降下する第3の案内部8cとからな
るカム通路8が設けられている。カム通路8に
は、後述のようにガイドローラ9,10が回転自
在に嵌合する。
2枚のポンチガイド7の間で、フレーム1の起
立部3より前方の部分には、鋼板等のワーク板1
1の折曲げ部11aを下方から押さえるダイス1
2が設けられている。このダイス12は、図示し
ない構造により、フレーム1に強固に支持され
る。ダイス12の上面には、ワーク板11を水平
に押さえるワーク載置面12aと、このワーク載
置面12aに連接しワーク板11の端縁側(折曲
げ部11a側)に位置して斜め下方を向いたポン
チ逃げ面12bとが設けられている。ワーク板1
1の上部にはワーク押え13が設けられており、
ワーク板11と、このワーク板11の折曲げ部1
1aに周縁部を挾持される鋼板14とを押さえる
ようになつている。
ワーク板11の上方にはポンチ15が位置して
いる。このポンチ15は、予備圧接面16aを有
する第1ポンチ部材16と、本圧接面17aを有
する第2ポンチ部材17とを、着脱可能に一体に
結合したものである。予備圧接面16aはワーク
板11の加工直前状態においてワーク板11の端
縁側に対向しており、本圧接面17aは予備圧接
面16aよりワーク板11の内側、すなわち第1
図における左方に距離を持たせて位置させ、予備
圧接面に対して角度θを付けてある(第5図a参
照)。
第5図a,b,cに示すように、ポンチ15の
第1ポンチ部材16からは、第2ポンチ部材17
の本圧接面17aと略直角を成す方向にアーム部
16bが突出しており、このアーム部16bの根
元部と先端部とに、ガイドローラ9,10が軸1
8,19により(第1図および第4図参照)回転
自在に支持されている。第4図に示すようにガイ
ドローラ9,10はアーム部16bの両側に設け
られており、前述のように間隔を置いて設けられ
た2枚のポンチガイド7のカム通路8に回転自在
に嵌合している。
第4図に示すように、ガイドローラ9を軸着す
る軸18は左右に延びた1本のものであり、ガイ
ドローラ10を軸着する軸19は左右別個の短い
ものである。軸18には左右のアーム部16bの
間の部分にカラー20が被せてあり、このカラー
20を介してリンク21の上端が回動自在に結合
している。リンク21の下端は第3図に示すよう
に軸22により、セクターギヤ4の一部に結合し
ている。
このように構成されたこの装置は、図示しない
シリンダ機構を作動させ、ラツクギヤ2を第1図
における右方に移動させると、このラツクギヤ2
と噛合しているセクターギヤ4は軸5を中心にし
て反時計方向に回動する。するとこのセクターギ
ヤ4の一部(軸5より前方)にリンク21で結合
されたポンチ15は、下方に移動することにな
る。そして移動しながら次のように姿勢を変え、
ワーク板11の折り曲げと重ね合わせを行なうこ
とになる。
前述のように、ガイドローラ9,10を案内す
るためにポンチガイド7に設けられたカム通路8
は、向きを異ならせた第1、第2、第3の案内部
8a,8b,8cが連接されて形成されているの
で、ガイドローラ9,10が、このカム通路8に
案内されて移動するとき、ポンチ15は姿勢を変
える。この姿勢変化は、ガイドローラ9,10が
第1の案内部8a内にあるときには、ポンチ15
の予備圧接面16aが第5図aに示すようにワー
ク板11に対して開いた状態で下降し、ガイドロ
ーラ9,10が第2の案内部8bに差しかかり、
この部分を通過するとき(第1図および第5図b
に示す状態のとき)、予備圧接面16aがワーク
板11の折曲げ部11aを予備折り曲げするよう
に位置と姿勢の設定をする。
次にガイドローラ9,10が第2の案内部8b
を通過するときにはポンチ15の予備圧接面16
aがダイス12のポンチ逃げ面12b上をこれに
接しないで図における右方に移動できるように設
定する。このためには、第2の案内部8bの形状
を、第1図に示すように弧状にしておくのがよ
い。ガイドローラ9,10が続いて第3の案内部
8cに入ると、ポンチ15は第5図cに示すよう
にワーク板11に対して再び開いた状態になり、
今度は本圧接面17aがワーク板11の折曲げ部
11aを強く押圧し、その部分で鋼板14の周縁
部を強く把持するように設定する。ワーク板11
のヘミング加工は以上のように行なわれるが、ワ
ーク板11をダイス12上に載置するには、折曲
げ部11aを前加工段階でL字形に屈折しておく
ことが必要である。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、ダイスにはポン
チ逃げ面とワーク載置面とを設け、一方、ポンチ
には予備圧接面と本圧接面とを設け、前記ダイス
を支持するフレーム側にはポンチをダイスに対し
て進退自在に、しかも姿勢を変えるように案内さ
せるカム通路を形成し、該カム通路に前記ポンチ
に取り付けたガイドローラを嵌合して、シリンダ
機構とセクターギヤの機構によつてポンチをカム
通路に沿わせて移動させるようにしたものである
から、ポンチをリンク機構に支持させるようにし
た従来の装置ではできなかつた、予備折り曲げと
本折り曲げの動作を得ることでき、鋼板等の加工
を無理なく、また確実に行なうことができる特長
がある。
そしてこの構造により、ポンチの支持構造がき
わめて簡単になると共に、この支持構造を含めて
全体の小型化を図ることができる。しかも、この
ように構造が簡単になる結果、従来装置のリンク
機構によつてポンチをダイスに進退動させるよう
にしたものに比べて、故障の発生も少なく、保守
が容易であり、その上動作が早くなつて作業能率
が向上することから、製品を安価に製造できるこ
とになる利点もある。さらに、カム通路の形状を
変更するだけで、ポンチの軌跡を自由に変更でき
るので、従来のリンク機構を用いたものに比べ
て、ポンチの軌跡変更がきわめて容易に行なえる
ことになる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図お
よび第3図は第1図のものを二つに分けたそれぞ
れの部分の側面図、第4図は第1図の−線に
沿う断面図、第5図a,b,cはポンチの姿勢変
化を示す説明図である。 1…フレーム、2…ラツクギヤ、3…フレーム
の起立部、4…セクターギヤ、7…ポンチガイ
ド、8…カム通路、9,10…ガイドローラ、1
1…ワーク板、11a…折曲げ部、12…ダイ
ス、12a…ワーク載置面、12b…ポンチ逃げ
面、14…鋼板、15…ポンチ、16a…予備圧
接面、17a…本圧接面、21…リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板等のワーク板の周縁部を折り曲げて重ねる
    ために、前記ワーク板の折曲げ部を下方から押さ
    えるダイスと、該ダイスの上方に位置し、該ダイ
    スに向けて進退動するポンチとを備えたヘミング
    装置において、前記ダイスには、前記ワーク板を
    水平に押さえるワーク載置面と、該ワーク載置面
    に連接し前記ワーク板の端縁側に位置して斜め下
    方を向いたポンチ逃げ面とを設け、一方、前記ポ
    ンチには、前記ワーク板の端縁側に対向させた予
    備圧接面と、該予備圧接面より前記ワーク板の内
    側に距離を持たせ、予備圧接面に対して角度を付
    けた本圧接面とを設け、前記ダイスを支持するフ
    レーム側には、前記ポンチを前記ダイスに対して
    上方から進退自在に、しかも前記予備圧接面と本
    圧接面とが順次、ワーク板を押圧するように姿勢
    を変えるように案内させるカム通路を形成し、該
    カム通路に前記ポンチに取り付けたガイドローラ
    を嵌合すると共に、前記ポンチに、該ポンチが前
    記カム通路に案内されて移動するためのシリンダ
    機構とセクターギヤの機構とを、リンクにより結
    合したことを特徴とする鋼板等のヘミング装置。
JP13887478U 1978-10-09 1978-10-09 Expired JPS628893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13887478U JPS628893Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13887478U JPS628893Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5555225U JPS5555225U (ja) 1980-04-14
JPS628893Y2 true JPS628893Y2 (ja) 1987-03-02

Family

ID=29112449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13887478U Expired JPS628893Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS628893Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162836U (ja) * 1987-04-15 1988-10-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5555225U (ja) 1980-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3598489B2 (ja) ヘミング加工装置およびヘミング加工方法
US6477879B1 (en) Method and apparatus for roller type processing
JP2675347B2 (ja) ヘミング成形装置
JP2003136161A (ja) ヘミング加工装置およびヘミング加工方法
JPH0215829A (ja) 板材の曲げ加工機械
JPS61103625A (ja) パネルフオ−マ−
JPH0571328B2 (ja)
JP2579530B2 (ja) ヘミング成形方法
JPS628893Y2 (ja)
JPS6211929B2 (ja)
JPH06297046A (ja) ヘミング加工方法およびヘミング加工装置
JPS6186031A (ja) U曲げ加工装置
JPH0985377A (ja) ばね成形機
JP3452165B2 (ja) 板金ワークのヘミング加工方法
JP2013154385A (ja) ローラヘミング加工方法およびその装置
JPH01107924A (ja) 板金部材のヘミング加工装置
JPH01107925A (ja) 板金部材のヘミング加工方法
JP3895861B2 (ja) 板材折曲げ加工機の曲げ加工方法およびその装置
JP3013684B2 (ja) 複合プレス装置
JPH03146226A (ja) 板材折曲げ機
JP2002113538A (ja) 窓枠ヘミングプレス装置及びそれを用いる自動車ドア窓枠の製造方法
JPH08243794A (ja) プレス加工機
JPH06154862A (ja) 板材曲げ型装置
JPH10118715A (ja) プレス折曲成形機
JPH01186222A (ja) ヘム成形装置