JPS6288794A - 車輛運搬用リフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル内における各階層へ車輌を運搬するため
のリフト、特に自動車の゛製造、研究、販売、修理など
を目的とする会社社屋、或いは一般のビル形の階層駐車
場に利用してを効な車輌の昇降運搬用リフトに関するも
のである。

〔従来の技術と問題点〕

従来、自動車メーカー或いは修理工場、駐車場などにお
いて、車輌を建築物の上層階に移動させるためには、予
じめ建築物の内部もしくは外側に車輌が自走して各階層
へ移動できるスロープ状移動路を設けておくという手段
が広く知られている。

またその外には駐車場などでよく知られているように、
建築物に設けた車輌専用のリフト内に車輌を運転者が自
走させて収納し、所定階層に到ったときには再び運転者
が自走させて、リフトケージ内から階層フロア上に蘭脱
するという形式のものも周知である。

ところでこのように従来から知られている車輌の昇降運
搬手段は、全て車輌が運転者によって自走して移動する
ことを前提としているために、例えば故障車や研究過程
にある未完成車輌のように自走できない車輌は各階層へ
運搬できないという問題がある。なおこのような場合、
前記のような車輌専用リフトを利用すれば、自走不能の
車輌で′あっても、これを外力でケージ内に押込んで扉
を閉じ、所定階層に到ったときにはケージ内から外力を
もって引出すという方法をとれば運搬できないことはな
い。

しかしながら従来の車輌専用リフトは、前記のように車
輌が自走してケージ内に入り、所定階層到着後は自走し
てケージから出る形式を前提とするため、ケージが間口
よりも奥行きの深い形状となっており、自走不能な車輌
を車体の長さ方向に沿ってケージ内に押込んだり引出し
たりするためには大変な労力を必要とする。

また従来の車輌専用リフトにおいては、前記のようにケ
ージが奥行きの深い形状となっているため、自走できる
車輌であっても車輌を前進の形でケージ内に自走収納し
たときは、所定階層において後退してケージ内から出な
ければならず、後退してケージ内から出た状態で車体の
方向変換ができないときには困るので、必らず最下層フ
ロアのケージ入口前面に車体の向きを変えるターンテー
ブルを設けておく必要がある。

しかし、このようにターンテーブルによって車体の向き
を前後進のいずれかに変えたとしても、あくまで運転者
が自分で運転して車輌を間口の狭いケージ内に入れたり
出したりしなければならないので、車輌をケージ内の正
しい位置に入れたり出したりするための手間が繁雑であ
り、ともすると車体を損傷させるなどの問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記のような従来における車輌の昇降運搬手段
の問題点を解決するために、リフトケージを間口が奥行
きよりも広い横長として、このケージ内底面上に、ケー
ジの奥行きに沿った左右側・側辺を車輌の出入側とした
横長の車輌搭載台車を、ケージ内の電源と巻取型給電ケ
ーブルを介して接続される駆動モータにより駆動される
ようにして、ケージ前面の開閉口と平行する長手方向の
前後辺からケージ開閉口を通じてケージ底面と所定階層
フロアとの間を自由に出入できるように配置したことを
特徴としたものである。

〔作　　用〕

この発明に係るリフトでは、車輌をリフト内に搭載しよ
うとする場合、リフトの開閉口が開くと、ケージ内から
間口に沿って長手方向の横長の台車がその階層フロア上
に移動して出て来るので、車輌をこの台車上にケージの
奥行きに沿った横手方向の左右両側辺のいずれか一方か
ら乗り移らせる。

車輌の台車上への移動は、広いフロアの上で行えるので
、運転者が車輌を自走させて乗せる場合でも、また自走
不能な車輌を外力を介して乗せる場合でも搭載が楽に行
える。

台車上に車輌を乗せ終えると、台車は再びリフトケージ
内に戻って開閉口が閉じられ、ケージが車輌を所定階層
へ昇降運搬する。ケージが目的の階層に達して開閉口が
開くと、車輌を乗せた台車がフロア上に出てくるので、
車輌は台車の左右いずれか一方の側辺からフロア上に自
走もしくは外力を介して降したのち、台車は再びリフト
ケージ内に戻る。

〔実施例〕

次にこの発明に係るリフトの実施例を図面により説明す
ると、第１図に示すようにリフトケージ■は、シャッタ
ー３を有する間口開閉口２が奥行きよりも広（なるよう
な横長に形成されており、このケージｌ内の底面４上に
この底面４の広さに納まるような横長の車輌搭載台車５
が配置されている。

この車輌搭載台車５は、第２図乃至第４図に示すように
、ケージ１の奥行き方向に沿った左右両側辺６ａ　、６
ｂにスロープ７ａ、７ｂが設けられていて、車輌がこの
左右両側辺から乗り降りするようになっている。またケ
ージ１の間口開閉口２と平行な前後辺８ａ、８ｂの下方
には、夫々車輪９が該前後辺１）ａ、３ｂと平行な向き
の車軸によって軸支され、全体が前後辺８ａ、３ｂの方
向からケージ開閉口２を通してケージ１の内外に移動す
るようになっている。

台車５の後辺８ｂ上の中央部には、下方の車輪に駆動力
を伝えるための駆動モータ１１と、このモータの側方に
は所定の長さの給電ケーブル１２を巻取るケーブルリー
ル１）とからなる台車駆動装置１０が設けられており、
この給電ケーブルｌ２がケージｌ内の電源と自由に伸縮
できる状態で接続されている。

駆動モータ１１の回転はチェーン１４を介して下方のス
プロケット１５に伝えられ、このスプロケット１５の両
輪に夫々自在継手１６を介して接続されたシャツ１−１
７の先端が、台車後辺８ｂ両端部における車軸９ａ、９
ｂの車軸に連結されている。

また台車５の前辺８ａ上の一方には、前記駆動モータ１
１と、該前辺８ａ側一端の車輪９Ｃに設けた電磁ブレー
キ１９を操作するための台車操作盤１８が配置されてい
る。なお図中２０はケージの昇降操作盤を示す。

このリフトを用いて車輪を運搬する際は、第５図ａのよ
うにケージ１の開閉口２を開いて中から台車５をその階
層フロア上に引出し、開閉口２の側方に待機していた車
輌Ａを台車５上に左右いずれかの側辺５ａ、５ｂから移
動搭載する。車輌Ａを台車５上に乗せたなら、第５図す
のように台車５をケージ１内に戻して開閉口２を閉じ、
ケージ１を目的とする階層フロアへ昇降移動する。目的
の階に達したのちは、第５図Ｃのように開閉口２を開い
て車輌Ａを搭載した台車５を当該階層フロア上に押出し
、車輌Ａを台車の左右いずれかの側辺から降ろす。

台車５の駆動モータ１１における給電ケーブル１２は、
台車５がケージ１から出るときにリール１）から自由に
繰出され、また台車５がケージ１内に戻るときはリール
１）に巻取られるので、台車５の移動に支障を与えるよ
うなことがない。

〔効　　果〕

この発明の車輌運搬用リフトは、上記のようにリフトケ
ージ１を、間口開閉口２が奥行きよりも広くなるような
横長に形成して、このケージ内に駆動モータ１１によっ
て該ケージ内と所定階層フロアとの間を自由に出入でき
る横長の車輌搭載台車５を配置したので、第５図ａのよ
うに車輌Ａをケージ１内に収納するとき、及び同図Ｃの
ように目的とする階層フロアに達してケージから出すと
きに、従来のリフトのように運転者が自から車輌を運転
して狭いケージ内に入れたり出したりする必要がなく、
車輌Ａの台車５上への乗り降りが広いフロアの上で台車
５の左右の側辺６ａ、６ｂから行えるため、台車への搭
載及び降下が楽に行えると共に、ケージ外において車体
の向きを変える必要がなく、車輌の移動に際してｔ員傷
させる惧れを大幅に解消することができる。

また台車６が狭いケージ内から広いフロア上に出た状態
で、車輌を台車上に乗せたり降したりできるので、故障
車や研究過程にあるモデル車のように自走できない車体
を台車上に乗せたり降したりする作業が広いフロア上に
おいて安全かつ能率よく行え、自走不能車でも支障なく
運搬できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るリフトの一実施例を示すリフトケ
ージの斜視図、第２図は車輌搭載台車の平面図、第３図
は第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線における断面図、第４図は
同じく第２図のＴＶ−ＴＶ線における断面図、第５図ａ
乃至Ｃはいずれもリフトの使用状態を示す斜視図である
。 １：リフトケージ、２：間口開閉口、 ３：シャッター、４：ケージ底面、 ５：車輌搭載台車、６ａ、６ｂ：台車左右側辺、？ａ、
７ｂニスロープ、 ８ａ、８ｂ：台車前後辺、９：車輪、 １０：台車駆動装置、１１：駆動モータ、１２：給電ケ
ーブル、１）：ケーブルリール、１７：シャフト、１８
：台車繰作盤、 １９：電磁ブレーキ、２０：昇降操作盤。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）間口を奥行きよりも広くしたリフトケージ内底面
   上に、ケージの奥行きに沿った左右両側辺を車輌の出入
   側とし、長手方向の前後両辺をケージ前面の開閉口と平
   行させた横長の車輌搭載台車を、ケージ内の電源と巻取
   型給電ケーブルを介して接続される駆動モータの駆動に
   より、ケージ前面の開閉口を通じてケージ底面と所定階
   層フロアとの間を自由に出入できるように配置したこと
   を特徴とする車輌運搬用リフト。