JPS6287342A - ア−ス性を有する塗装鋼板 - Google Patents

ア−ス性を有する塗装鋼板

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JPS6287342A
JPS6287342A JP60228422A JP22842285A JPS6287342A JP S6287342 A JPS6287342 A JP S6287342A JP 60228422 A JP60228422 A JP 60228422A JP 22842285 A JP22842285 A JP 22842285A JP S6287342 A JPS6287342 A JP S6287342A
Authority
JP
Japan
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coating
graphite powder
coated steel
steel plate
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP60228422A
Other languages
English (en)
Inventor
憲一 増原
山吉 和雄
直人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP60228422A priority Critical patent/JPS6287342A/ja
Publication of JPS6287342A publication Critical patent/JPS6287342A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は両面塗装鋼板の裏面塗膜に高配向黒鉛粉末を含
有させて導電性を付与した7−ス性を有する塗装鋼板に
関する。
(在米技術) 従来家電業界における機器部材の製造は鋼板を成型加工
した後塗装するいわゆるポストコート法により行なわれ
ていたが、近年省力化や塗装に伴う公害防止のため、塗
装鋼板を購入して成型加1−するだけで製造するいわり
)るプレコート法が急速に普及してきた。
この家電業界向は塗装鋼板の製造は通常コイル塗装によ
り行なわれるが、塗装は、建材向けのものと同様に、必
要な表面だけでなく、裏面にもサービスコートと称する
塗装を施しでいた。これは一般に裏面を無塗装にすると
、裏面耐食性が表面に対して者しく劣ってしまう11が
、塗装後コイルに巻取りの際裏面の前処理化成処理皮膜
が表面に転写されて、表面が汚れたり、あるいはコイル
巻締まりにより表面に擦り傷が発生したりするからであ
る。
ところで従来の家電業界向は塗装鋼板の場合、裏面塗装
には特別な要)Rがなかったため、裏面塗装は建材向は
塗装鋼板の裏面塗装と同様なエポキシ樹脂系やポリエス
テル樹脂系塗料の塗装を施しでいたが、これらの塗装に
より形成された塗膜は絶縁性であるため、音#機器やビ
デオ機器のケースのごとく、裏面からアースをとって音
響効果(音質)を高める必要がある部材の場合、裏面塗
膜が障害になって裏面からアースをとることができない
ものであった。
裏面からアースをとるには、裏面塗膜を局部的に剥離す
るか、裏面を無塗装にすればよいのであるが、前者の方
法は家電機器部材の場合、生産量が着しく低く、剥離に
多くの要具を必要とするため、実施困難である。一方後
者の方法にすれば、前記のごとく耐食性が低下し、外観
も損なわれてしまう。
このためアース性を必要とする部材に使用する塗装鋼板
は耐食性低下を承知のうえで裏面を無塗装にして、塗装
後巻取り前に表面側塗装面に保護フィルムを貼付けると
か、裏面にアースがとれるように潤滑剤を非常に薄く(
通常2μ以下)塗布するとかして、外観が損なわれるの
を防止していた。
(発明が解決しようとする問題り しかしながら保護フィルムの貼付けは保iliフィルム
が高価であるため、製造コ入1が着しく高くなり、また
潤滑剤の塗布1よ薄く塗布するのが難しいため、アース
をとることかで鰺ない部分が発生する場合があった。
(問題点を解決するための手l!i) 本発明は、従来のアース性を有する塗装鋼板には上記の
ように品質、製造−1ユの問題があった点に鑑み、その
ような問題のない塗装鋼板を提供するものである。
本発明のアース性を有する塗装鋼板は両面塗装鋼板の裏
面塗装に特定の黒鉛粉末を所定に含有する塗膜にしで、
黒鉛粉末により導電性を付4するようにしたのである。
すなわち本発明は裏面塗装を塗料の不揮発分100重に
部に対して比表面積が3〜10m2/9である高配向黒
鉛粉末を5〜20重量部添加して塗装、焼付乾燥した含
有黒鉛粉末塗膜にして、塗膜厚を:)〜10μ、含有黒
鉛粉末の平均粒径を塗膜厚の172以」二塗膜厚以下、
塗膜の表面塗膜抵抗を104Ω、cI#2以下にするこ
とによりアース性を付り、したのである。
一般にt!に膜に導電性を付与する方法としては、金属
粉末(例えばZn、^1、FeP、 Cuなどの粉末)
やカーボンブラックなどの導電剤を塗料中に添加して、
塗装する方法が知られているが、金属粉末を添加する方
法は金属粉末の比重が大きく、塗装の際沈降しやすいた
め、ロールコート法により塗装する場合、沈降防止剤を
添加したり、特別の装置を必要としたりする。一方力−
ポンブラックを添加する方法の場合には、このような問
題はないが、カーボンブラックは粒子径が小さいため、
導電性を付与するのに多量に添加しなければならず、し
かも多量に添加すると、比表面積が大きいため、塗料が
着しく増粘して、塗装が困難となる。これに対して黒鉛
粉末は粒子径を大軽くすることがで終るので、カーボン
ブラックのよ)に多量に添加する必要がなく、塗料は増
粘しない。
本発明の場合、塗料に黒鉛粉末のうち、特に高配向黒鉛
粉末を添加して、その塗料□を鋼板裏面に塗装、焼付乾
燥することにより塗膜に導電性を付与するのであるが、
添加する高配向黒鉛粉末としでは、配向度が例えば第1
図tこ示すような配向状態でLa≧1000λ、d(0
02)= 3.3!55λ程度以−にに配向したものを
使用する。また純度は99.9%以」−のものを使用す
るのが好ましい。
ところでこの高配向黒鉛粉末を塗膜に含有させで、アー
スがとれる程度に導電性を付与−するには、塗膜の導電
性が表面塗膜抵抗で104Ω、 cts2以下になるよ
うに添加する必要がある。一方塗膜の表面塗膜抵抗は塗
膜中の高配向黒鉛粉末の粒子の大きさ、密度、塗膜厚な
どと密接な関係がある。
そこで本発明者らは裏面塗膜の表面塗膜抵抗を104Ω
、0m2以下にすべく、塗料の塗装性および塗膜の平滑
性、密着性などを考慮しながら、塗膜中の高配向黒鉛粉
末の粒子の大軽さ、密度、塗膜厚などを検討した結果、
高配向黒鉛粉末と1.で、平均粒子径が目的塗膜厚の1
72以上塗膜厚以下、比表面積が3〜10m、”/9の
ものを用い、その塗料への添加を不揮発分100重鼠装
置対し・て5〜20重量部とし、かつ目的塗膜厚を3〜
10μにすればよいことを見出だしたのである。
ここで平均粒子の大きさを目的塗膜厚の172以」二塗
M)¥以下としたのは、平均粒子が塗膜厚の172未満
であると、粒子間の距離を小さくして絶縁抵抗を小さく
するのに添加量を多くしなければならず、逆に塗膜厚を
越えると、塗膜表面の粗度が大トくなって、コイルに巻
取るとき巻締まりにより表面塗膜に傷を付けやすく、ま
た粒子と塗膜との密着性も低下するからである。
また比表面積を3〜10u2/9にしたのは、非表面積
が3v=279未満であると、塗料が増粘して、塗装が
困難になり、10輸2/9を越えると、吸着が大きくな
って、樹脂の配合量を多くしなければならないからであ
る。
さらに塗料への添加量を不揮発分100重量部に対1−
て5〜20重量部としたのは、添加量が5重量部未満で
あると、粒子間距離が大きくなって、絶縁抵抗が大きく
なり、20重被部を越えると、塗膜の密着性が低下する
からである。
また塗膜厚を3〜10μにしたのは、塗膜厚を3μ未満
にするのはロールコート法による塗装では塗装困難であ
るとともに、:(μ未1v4′?1′はあまり耐食性が
得られず、10μを越えると、表面@膜抵抗が104Ω
、c12を越えてしまうからである。
裏面塗膜の樹脂は本発明の場合焼付乾燥型のものであれ
ばどのような種類のものであってもよく、エポキシ樹脂
系、アクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系のものでもよ
い。
また鋼板も特に限定がなく、許通鋼またはステンレス鋼
の冷延鋼板、各種のめっき鋼板であってもよい。
次に実施例により本発明を説明する。
(実施例) 亜鉛付着量609/l112の溶融IIE鉛めっト鋼板
に常法によりリン酸処理を施した後、まず表面にポリエ
ステル樹脂系ブライマーを塗装し、次に不揮発分100
重量部に灯して^1粉米を12重置部添加したポリエス
テル4811tf系上塗り塗料を塗装(7て、それぞれ
焼付乾燥した。そのt表裏面に不揮発分100重量部に
対して高配向黒鉛粉末3〜20重量部添加したポリエス
テル+84脂系塗祠を塗装【7て、200℃で1分間焼
付乾燥し、塗膜厚5μの黒鉛粉末含有塗膜を形成した。
また比較のために同要領でカーボンブラック含有塗膜も
形成した。
表1に裏面ポリエステル樹脂系塗料に添加した高配向黒
鉛粉末の性状や添加量などと、形成した黒鉛粉末含有塗
膜の物性との関係を示す。
表1,1:り表面塗膜中に含有さ仕る尚配向黒鉛粉末の
ヤ1−状や添加量および塗膜厚など本発明の範囲にすれ
ば、塗膜の表面塗膜抵抗を104Ω、CaI2以訃゛に
することができる。
(効果) 本発明の塗装鋼板は裏面塗膜に導電性を付与したもので
あるので、従来の裏面無塗装のものより耐食性に優れて
いる。また通常の塗装鋼板と同様に製造することができ
るので、裏面を無塗装にして、表面に保W1フィルムを
貼付けたものより安価であり、かつ裏面の塗膜厚範囲は
広いので、潤滑剤を塗布する場合のごとく導電性を有し
ない部分が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は高配向黒鉛粉末の配向状態を示す図であり、t
IIJ2図は表面塗膜抵抗測定機の回路図である。 特許出願人  日新製鋼株式会社 代  理  人     進  藤   満第  1 
 図 (a)      (b) 探知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表裏に異なる塗料を塗装した両面塗装鋼板において、裏
    面塗装が塗料の不揮発分100重量部に対して比表面積
    が3〜10m^2/gである高配向黒鉛粉末を5〜20
    重量部添加して塗装、焼付乾燥した黒鉛粉末含有塗膜で
    あって、塗膜厚が3〜10μ、含有黒鉛粉末の平均粒径
    が塗膜厚の1/2以上塗膜厚以下、塗膜の表面塗膜抵抗
    が10^4Ω.cm^2以下になっていることを特徴と
    するアース性を有する塗装鋼板。
JP60228422A 1985-10-14 1985-10-14 ア−ス性を有する塗装鋼板 Pending JPS6287342A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60228422A JPS6287342A (ja) 1985-10-14 1985-10-14 ア−ス性を有する塗装鋼板

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JP60228422A JPS6287342A (ja) 1985-10-14 1985-10-14 ア−ス性を有する塗装鋼板

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JPS6287342A true JPS6287342A (ja) 1987-04-21

Family

ID=16876225

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JP60228422A Pending JPS6287342A (ja) 1985-10-14 1985-10-14 ア−ス性を有する塗装鋼板

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JP (1) JPS6287342A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05147154A (ja) * 1991-11-27 1993-06-15 Kawasaki Steel Corp 表裏識別性に優れた有機複合被覆鋼板
JPH07290253A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Nippon Steel Corp プレコート金属板の接合方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05147154A (ja) * 1991-11-27 1993-06-15 Kawasaki Steel Corp 表裏識別性に優れた有機複合被覆鋼板
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