JPS5816855Y2 - 塗装鋼板 - Google Patents
塗装鋼板Info
- Publication number
- JPS5816855Y2 JPS5816855Y2 JP15480278U JP15480278U JPS5816855Y2 JP S5816855 Y2 JPS5816855 Y2 JP S5816855Y2 JP 15480278 U JP15480278 U JP 15480278U JP 15480278 U JP15480278 U JP 15480278U JP S5816855 Y2 JPS5816855 Y2 JP S5816855Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- stainless steel
- steel plate
- paint
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は装飾的美観、耐食性及び耐候性を有する溶接可
能な塗装鋼板に関するものである。
能な塗装鋼板に関するものである。
従来、塗装鋼板は普通鋼板、メッキ鋼板又はステンレス
鋼板などの表面に塗料を塗装して装飾的美観、耐食性及
び耐候性などの向上を図っている。
鋼板などの表面に塗料を塗装して装飾的美観、耐食性及
び耐候性などの向上を図っている。
然しなから斯る塗装鋼板は塗装のままでは電気抵抗溶接
が不可能であり又通常の塗装法ではムラ肌の如き立体感
を有する塗膜を得ることはできない。
が不可能であり又通常の塗装法ではムラ肌の如き立体感
を有する塗膜を得ることはできない。
然るに本考案はローラー塗装の如き通常の塗装法にて所
謂ムラ肌の如き立体感を有する特殊仕上げが可能であり
、かつ耐食性、耐候性を著しく向上すると共に塗装材で
ありながらスポット、シーム溶接の如き電気抵抗溶接が
可能であるなど極めてすぐれた性質を有する広範囲の用
途に利用できる塗装鋼板に関するもので、被覆塗料層に
ステンレス鋼粉末を５〜５０重量％混合することにより
上記特性を発揮せしめたものである。
謂ムラ肌の如き立体感を有する特殊仕上げが可能であり
、かつ耐食性、耐候性を著しく向上すると共に塗装材で
ありながらスポット、シーム溶接の如き電気抵抗溶接が
可能であるなど極めてすぐれた性質を有する広範囲の用
途に利用できる塗装鋼板に関するもので、被覆塗料層に
ステンレス鋼粉末を５〜５０重量％混合することにより
上記特性を発揮せしめたものである。
従来からもアルミニウム粉末、銅又は銅合金粉末、亜鉛
粉末、その他の金属顔料を混合した塗料を塗装した鋼板
は公知であるが、斯る金属顔料には金属箔を搗砕して粉
末化したものが使用されるためにりん片状又は薄片状粉
を呈し、塗装の仕上りは通常の塗料と大差なく、所謂ム
ラ肌の如き特殊仕上げは不可能であり又微りん片状又は
薄片状のため積層効果による耐食性及び耐候性の向上は
期待できるが、溶接性は得られない。
粉末、その他の金属顔料を混合した塗料を塗装した鋼板
は公知であるが、斯る金属顔料には金属箔を搗砕して粉
末化したものが使用されるためにりん片状又は薄片状粉
を呈し、塗装の仕上りは通常の塗料と大差なく、所謂ム
ラ肌の如き特殊仕上げは不可能であり又微りん片状又は
薄片状のため積層効果による耐食性及び耐候性の向上は
期待できるが、溶接性は得られない。
本考案は前述の通り表面塗料層にステンレス鋼の粉末を
混合せしめたものを使用しているが、該粉末の塗料への
添加量は重量で５〜５０％であり、５％未満では充分な
効果がなく又５０％を越すと塗膜の密着性が悪くかつ塗
装板の加工性が悪くよって実用に適さない。
混合せしめたものを使用しているが、該粉末の塗料への
添加量は重量で５〜５０％であり、５％未満では充分な
効果がなく又５０％を越すと塗膜の密着性が悪くかつ塗
装板の加工性が悪くよって実用に適さない。
又ステンレス鋼粉末は理由は不明であるが塗装中に特殊
の凝集現象を起し、ムラ肌の立体感を有する特殊仕上げ
を得て装飾効果をあげることができ、さらに抵抗溶接に
際しステンレス鋼粉末の接触により通電性を生じ、塗装
のままでスポット、シームなどの抵抗溶接が可能となる
という大きな効果をも有している。
の凝集現象を起し、ムラ肌の立体感を有する特殊仕上げ
を得て装飾効果をあげることができ、さらに抵抗溶接に
際しステンレス鋼粉末の接触により通電性を生じ、塗装
のままでスポット、シームなどの抵抗溶接が可能となる
という大きな効果をも有している。
ステンレス鋼粉末としてはオーステナイトステンレス鋼
、フェライトステンレス鋼など各種ステンレス鋼が使用
可能であり、噴霧法などの一般の製造法によるものでよ
いが、粒界腐食法で製造した粉末は一定の大きさと形態
を有するので一層好ましい。
、フェライトステンレス鋼など各種ステンレス鋼が使用
可能であり、噴霧法などの一般の製造法によるものでよ
いが、粒界腐食法で製造した粉末は一定の大きさと形態
を有するので一層好ましい。
添付図面は本考案の実施例を示したもので、図面におい
て１は基体鋼板で普通炭素鋼板、メッキ鋼板及び合金鋼
板など各種鋼板が使用されるが、本例ではＱ、４ｍｍ厚
さのＳＵＳ ３Ｑ４ステンレス鋼板を使用する。
て１は基体鋼板で普通炭素鋼板、メッキ鋼板及び合金鋼
板など各種鋼板が使用されるが、本例ではＱ、４ｍｍ厚
さのＳＵＳ ３Ｑ４ステンレス鋼板を使用する。
２は塗膜層で、例えば−２５０メツシュ４０％ニー１０
０メツジュロ０％の粒度分布を有するステンレス鋼粉末
３を混合したトップ塗膜を示す。
０メツジュロ０％の粒度分布を有するステンレス鋼粉末
３を混合したトップ塗膜を示す。
なお本例ではプライマー塗膜４を設けているが、これは
必ずしも必要としない。
必ずしも必要としない。
本例では塗膜におけるプライマー塗料としてエポキシ樹
脂塗料を１９０℃で５μの厚さに焼付け、又トップ塗料
とじてシリコンポリエステル樹脂にステンレス鋼粉末を
混合した塗料を２１５℃で１８μの厚さに焼付けた。
脂塗料を１９０℃で５μの厚さに焼付け、又トップ塗料
とじてシリコンポリエステル樹脂にステンレス鋼粉末を
混合した塗料を２１５℃で１８μの厚さに焼付けた。
下表にトップ塗料へ種々の比率でステンレス銅粉末を添
加した上記塗装鋼板の成績の調査結果を示す。
加した上記塗装鋼板の成績の調査結果を示す。
本考案は上記の通りステンレス鋼粉末を適当量塗料に混
合することによりステンレス鋼粉末のもつ耐食性を利用
しかつムラ肌の如き特殊塗装を可能にすると同時に電気
抵抗溶接をも可能ならしめたものであるから極めて広い
用途に応用できる利点□を肴する。
合することによりステンレス鋼粉末のもつ耐食性を利用
しかつムラ肌の如き特殊塗装を可能にすると同時に電気
抵抗溶接をも可能ならしめたものであるから極めて広い
用途に応用できる利点□を肴する。
添付図面は本考案の塗装鋼板の断面図である。
図中 １・・・・・・鋼板、２・・・・・・塗料層、３
・・・・・・ステンレス鋼粉末。
・・・・・・ステンレス鋼粉末。
Claims (1)
- 普通鋼板又はステンレス鋼板の表面にステンレス鋼粉末
を混合せる塗料層を被覆した塗装鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15480278U JPS5816855Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15480278U JPS5816855Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 塗装鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5570234U JPS5570234U (ja) | 1980-05-14 |
| JPS5816855Y2 true JPS5816855Y2 (ja) | 1983-04-05 |
Family
ID=29143248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15480278U Expired JPS5816855Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 塗装鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816855Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-10 JP JP15480278U patent/JPS5816855Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5570234U (ja) | 1980-05-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5047451A (en) | Welding corrosion inhibiting coating | |
| JPS5816855Y2 (ja) | 塗装鋼板 | |
| JP2690629B2 (ja) | 耐食性およびスポット溶接性に優れた有機複合被覆鋼板 | |
| JPH0494928A (ja) | 高耐食性制振鋼板 | |
| JPS61148047A (ja) | 抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯 | |
| JPS5910306B2 (ja) | 特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法 | |
| JPS58221286A (ja) | 溶接性塗装鋼板 | |
| JPS6086177A (ja) | メタリツク塗料組成物 | |
| JPH067952B2 (ja) | プレコート鋼板の製造方法 | |
| JPS6421156A (en) | Steel plate having sand | |
| JPS58138758A (ja) | 溶接可能なプレコ−トメタル用塗料組成物 | |
| JPS5975961A (ja) | 導電性電着塗料 | |
| JP2856592B2 (ja) | パール仕上塗装法 | |
| JPS59232852A (ja) | 印刷されたポリエステル樹脂フイルムを被覆した金属板 | |
| JPS57143368A (en) | Forming of antifouling layer to structure surface | |
| JPH02194069A (ja) | 海水電解用導電塗料膜 | |
| JPH0114867B2 (ja) | ||
| JPS6058845A (ja) | 溶接加工用塗装ステンレス鋼帯 | |
| JPS6021545B2 (ja) | 耐食性に優れた熱可塑性樹脂被覆金属板 | |
| Suda et al. | Self-Healing Observed for an Artificial Defect in Dry-in-Place Chromate Coating | |
| JPH02118082A (ja) | 緑青模様形成剤 | |
| JPS59146844A (ja) | 耐高温性で溶接可能な塗装鋼板 | |
| JPS5726198A (en) | Electrodeposition painting method using anion powder | |
| JPS5770295A (en) | Highly corrosion resistant painting method | |
| Sakaguchi et al. | Corrosion Resistance After Plastic Working of Zn--Fe/Zn--Ni Double Layer Electroplated Steel Sheet |