JPS5910306B2 - 特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法 - Google Patents
特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法Info
- Publication number
- JPS5910306B2 JPS5910306B2 JP11657279A JP11657279A JPS5910306B2 JP S5910306 B2 JPS5910306 B2 JP S5910306B2 JP 11657279 A JP11657279 A JP 11657279A JP 11657279 A JP11657279 A JP 11657279A JP S5910306 B2 JPS5910306 B2 JP S5910306B2
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- JP
- Japan
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- paint
- metallic
- coating film
- solvent
- acrylic resin
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフエンス、門扉等の屋外製品として好適に使用
される特殊メタリック塗装体及びその塗装方法に関する
ものである。
される特殊メタリック塗装体及びその塗装方法に関する
ものである。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
明する。
図面において、1は金属製被塗装体であつて、鉄、銅、
亜鉛あるいはそれらの合金等から作製されている。
亜鉛あるいはそれらの合金等から作製されている。
該金属製被塗装体1は板、管、棒あるいはそれらが適宜
組合わされた形状となされている。又、該金属製被塗装
体1には塗装前処理が施されており、たとえば表面に付
着した油、ほこり等が各種脱脂剤で処理した後水洗され
て除去され、化成処理として金属製被塗装体1の表面に
リン酸亜鉛等のリン酸塩被膜が形成された後水洗、乾燥
されるものである。なお、前処理は上述の方法に限定さ
れることな<一般に従来から行なわれている方法であれ
ばよい。2はメタリック塗膜であつて、アルミニウム、
真ちゆう等の金属粉、顔料、溶剤が配合された溶剤焼付
型熱硬化性アクリル樹脂塗料がスプレーガンや静電スプ
レーガンによつて金属製被塗装体1の表面に塗装されて
形成されたものである。
組合わされた形状となされている。又、該金属製被塗装
体1には塗装前処理が施されており、たとえば表面に付
着した油、ほこり等が各種脱脂剤で処理した後水洗され
て除去され、化成処理として金属製被塗装体1の表面に
リン酸亜鉛等のリン酸塩被膜が形成された後水洗、乾燥
されるものである。なお、前処理は上述の方法に限定さ
れることな<一般に従来から行なわれている方法であれ
ばよい。2はメタリック塗膜であつて、アルミニウム、
真ちゆう等の金属粉、顔料、溶剤が配合された溶剤焼付
型熱硬化性アクリル樹脂塗料がスプレーガンや静電スプ
レーガンによつて金属製被塗装体1の表面に塗装されて
形成されたものである。
上記塗料にはその粘度が10〜20秒(フオードカツプ
遥4)となされたものが使用される。又、塗料の配合と
しては熱硬化性アクリル樹脂45%、金属粉1〜10%
、顔料1〜3%、シンナー等の溶剤42〜53%が混合
された塗料が使用され、塗装時にさらに溶剤でうすめら
れて使用されるものである。又、金属粉の代わりに雲母
等が配合されていてもよい。又、該メタリンク塗膜2の
厚みは、塗膜性能を維持するため15μ以上となされる
とノ 共に、必要以上に厚くしてもコスト高となるだけ
であるため通常40μ以下となされている。3はクリヤ
ー塗膜であつて、熱硬化性アクリル樹脂のクリヤー粉体
塗料が静電粉体塗装等によりメタリック塗膜2の上面に
塗装されて形成された; ものである。
遥4)となされたものが使用される。又、塗料の配合と
しては熱硬化性アクリル樹脂45%、金属粉1〜10%
、顔料1〜3%、シンナー等の溶剤42〜53%が混合
された塗料が使用され、塗装時にさらに溶剤でうすめら
れて使用されるものである。又、金属粉の代わりに雲母
等が配合されていてもよい。又、該メタリンク塗膜2の
厚みは、塗膜性能を維持するため15μ以上となされる
とノ 共に、必要以上に厚くしてもコスト高となるだけ
であるため通常40μ以下となされている。3はクリヤ
ー塗膜であつて、熱硬化性アクリル樹脂のクリヤー粉体
塗料が静電粉体塗装等によりメタリック塗膜2の上面に
塗装されて形成された; ものである。
又、該クリヤー塗膜3の厚みは塗膜性能を維持するため
30〜100μとなされている。次に本発明に卦いてメ
タリツク塗膜2を形成するには、金属粉、顔料、溶剤が
配合された溶剤焼付型熱硬化性アクリル樹脂塗料をスブ
レーガン等によつて金属製被塗装体1の表面に塗製し、
常温で10〜20分以上セツテイングして溶剤を飛散さ
せる。
30〜100μとなされている。次に本発明に卦いてメ
タリツク塗膜2を形成するには、金属粉、顔料、溶剤が
配合された溶剤焼付型熱硬化性アクリル樹脂塗料をスブ
レーガン等によつて金属製被塗装体1の表面に塗製し、
常温で10〜20分以上セツテイングして溶剤を飛散さ
せる。
次いで150〜180℃の温度で10〜20分間加熱し
て上述の塗料を硬化させてメタリツク塗膜2を形成する
ものである。又、塗料の加熱硬化条件としては、メタリ
ツク塗膜2に発泡が生じないことが必要であると共に塗
膜性能が損なわれないようにすることが必要であること
から150〜180℃の温度で10〜20分間加熱する
ことが最適である。又、クリアー塗膜3を形成するには
、加熱硬化して形成したメタリツク塗膜2を空冷してメ
タリツク塗膜2の上面にクリアー塗膜3を形成しても該
塗膜3にムラが生じないように温度調整を行なつた後、
熱硬化性アクリル樹脂のクリアー粉体塗料を静電塗装に
よつてメタリツク塗膜2の上面に塗装する。
て上述の塗料を硬化させてメタリツク塗膜2を形成する
ものである。又、塗料の加熱硬化条件としては、メタリ
ツク塗膜2に発泡が生じないことが必要であると共に塗
膜性能が損なわれないようにすることが必要であること
から150〜180℃の温度で10〜20分間加熱する
ことが最適である。又、クリアー塗膜3を形成するには
、加熱硬化して形成したメタリツク塗膜2を空冷してメ
タリツク塗膜2の上面にクリアー塗膜3を形成しても該
塗膜3にムラが生じないように温度調整を行なつた後、
熱硬化性アクリル樹脂のクリアー粉体塗料を静電塗装に
よつてメタリツク塗膜2の上面に塗装する。
次いで170〜200℃の温度で15〜20分間加熱し
て上述の塗料を硬化させてクリアー塗膜3を形成するも
のである。又、塗料の加熱硬化条件としては塗膜性能が
損なわれないように170〜200℃の温度で15〜2
0分間加熱するのが好ましい。〔実施例〕 縦15cm,横7cm1厚み1wnの鉄板の表面をアル
カリ脱脂、水洗、化成処理、水洗、乾燥の順に前処理し
、アルミニウム粉を4%配合した溶剤焼付型熱硬化性ア
クリル樹脂塗料(日本油脂社製ベルコート#1100)
にシンナ一を30#)配合し該塗料を靜電スブレーガン
により鉄板表面に塗装し、常温で20分間放置して溶剤
を飛散させた後、170℃の温度で17分間加熱して厚
み25μのメタリツク塗膜を形成し、空冷により該塗膜
の温度を90℃とし、次いで熱硬化性アクリル樹脂粉体
塗料(日本油脂社製コナツク#4500)を静電粉体塗
装によりメタリツク塗膜の上面に塗装し、180℃の温
度で20分間加熱して厚み60μのクリアー塗膜を形成
した。
て上述の塗料を硬化させてクリアー塗膜3を形成するも
のである。又、塗料の加熱硬化条件としては塗膜性能が
損なわれないように170〜200℃の温度で15〜2
0分間加熱するのが好ましい。〔実施例〕 縦15cm,横7cm1厚み1wnの鉄板の表面をアル
カリ脱脂、水洗、化成処理、水洗、乾燥の順に前処理し
、アルミニウム粉を4%配合した溶剤焼付型熱硬化性ア
クリル樹脂塗料(日本油脂社製ベルコート#1100)
にシンナ一を30#)配合し該塗料を靜電スブレーガン
により鉄板表面に塗装し、常温で20分間放置して溶剤
を飛散させた後、170℃の温度で17分間加熱して厚
み25μのメタリツク塗膜を形成し、空冷により該塗膜
の温度を90℃とし、次いで熱硬化性アクリル樹脂粉体
塗料(日本油脂社製コナツク#4500)を静電粉体塗
装によりメタリツク塗膜の上面に塗装し、180℃の温
度で20分間加熱して厚み60μのクリアー塗膜を形成
した。
上述の鉄板をサンシヤインウエザメータ一により耐候性
試験を行なつたが、500時間照射してもその光沢保持
率が94%であり耐候性の良好な塗膜が得られた。
試験を行なつたが、500時間照射してもその光沢保持
率が94%であり耐候性の良好な塗膜が得られた。
以上詳述した如〈、本発明は溶剤焼付型熱硬化性アクリ
ル樹脂のメタリツク塗膜の上面に熱硬化性アクリル樹脂
の厚み30〜100μのクリアー塗膜が層成されている
ので、メタリツク塗膜とクリアー塗膜が強固に密着して
いると共に塗膜の変色、艶びけ、剥離等がなく耐候性に
優れた塗装体とすることができる。
ル樹脂のメタリツク塗膜の上面に熱硬化性アクリル樹脂
の厚み30〜100μのクリアー塗膜が層成されている
ので、メタリツク塗膜とクリアー塗膜が強固に密着して
いると共に塗膜の変色、艶びけ、剥離等がなく耐候性に
優れた塗装体とすることができる。
又、金属粉、顔料、溶剤が配合された溶剤焼付型熱硬化
性アクリル樹脂のメタリツク塗料を塗装するので、顔料
を変えることによつて容易に種々の色に着色できると共
に、金属感の強い美観に優れた塗装体を得ることができ
る。さらに、粉体塗装によりクリアー塗膜を形成するの
で、クリアー塗膜の厚みを容易に厚く塗装でき、その結
果メタリツク塗膜の変色、艶びけを抑制し、耐候性、耐
久性に優れた塗膜を容易に得ることができる。
性アクリル樹脂のメタリツク塗料を塗装するので、顔料
を変えることによつて容易に種々の色に着色できると共
に、金属感の強い美観に優れた塗装体を得ることができ
る。さらに、粉体塗装によりクリアー塗膜を形成するの
で、クリアー塗膜の厚みを容易に厚く塗装でき、その結
果メタリツク塗膜の変色、艶びけを抑制し、耐候性、耐
久性に優れた塗膜を容易に得ることができる。
第1図は本発明塗装体の一実施例を示す断面図、第2図
は本発明方法の一実施例を示す工程説明図である。 1・・・金属製被塗装体、2・・・メタリツク塗膜、3
・・・クリアー塗膜。
は本発明方法の一実施例を示す工程説明図である。 1・・・金属製被塗装体、2・・・メタリツク塗膜、3
・・・クリアー塗膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 前処理された金属製被塗装体の表面に金属粉が配合
された溶剤焼付型熱硬化性アクリル樹脂の厚み15〜4
0μのメタリック塗膜が形成され、該メタリック塗膜の
上面に熱硬化性アクリル樹脂の粉体塗装による厚み30
〜100μのクリヤー塗膜が層成された特殊メタリック
塗装体。 2 金属製被塗装体の表面に前処理を施した後、金属粉
、顔料、溶剤が配合された溶剤焼付型熱硬化性アクリル
樹脂のメタリック塗料を塗装し、該塗料の溶剤を飛散さ
せた後加熱して塗料を硬化させて厚み15〜40μのメ
タリック塗膜を形成し、該塗膜を冷却し、続いてメタリ
ック塗膜の上面に熱硬化性アクリル樹脂のクリヤー粉体
塗料を塗装し、加熱して該塗料を硬化させて厚み30〜
100μのクリヤー塗膜を形成することを特徴とする特
殊メタリック塗装体の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657279A JPS5910306B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657279A JPS5910306B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5640546A JPS5640546A (en) | 1981-04-16 |
JPS5910306B2 true JPS5910306B2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=14690422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11657279A Expired JPS5910306B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 特殊メタリツク塗装体及びその塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910306B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57176153A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-29 | Sharp Kk | Coated flat plate steel plate for working |
JPS58137247A (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-15 | Hitachi Ltd | 固体撮像装置 |
US4882619A (en) * | 1986-04-07 | 1989-11-21 | Olympus Optical Co., Ltd. | High resolution image pickup system with color dispersion means |
DE3730012A1 (de) * | 1986-09-09 | 1988-03-17 | Olympus Optical Co | Bildbildende optische einrichtung |
US5194959A (en) * | 1989-12-21 | 1993-03-16 | Ricoh Company, Ltd. and Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Image forming apparatus for forming image corresponding to subject, by dividing optical image corresponding to the subject into plural adjacent optical image parts |
JP3190220B2 (ja) * | 1994-12-20 | 2001-07-23 | シャープ株式会社 | 撮像装置 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP11657279A patent/JPS5910306B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5640546A (en) | 1981-04-16 |
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