JPS61148047A - 抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯 - Google Patents

抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯

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JPS61148047A
JPS61148047A JP27133484A JP27133484A JPS61148047A JP S61148047 A JPS61148047 A JP S61148047A JP 27133484 A JP27133484 A JP 27133484A JP 27133484 A JP27133484 A JP 27133484A JP S61148047 A JPS61148047 A JP S61148047A
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JP
Japan
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film
steel strip
stainless steel
particles
paint
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JP27133484A
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English (en)
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昇 木下
長谷川 昇一
博 吉田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、建築物の屋根および壁等に用いる塗装ステン
レス鋼帯のうち、屋根あるいは外装工事で溶接工法を採
用する場合に適した抵抗溶接が容易な冶装ステンレス鋼
帯(板)に関する。
〈従来技術とその問題点〉 塗装ステンレス鋼帯の塗装に用いられる塗料は、下塗り
用にはエポキシ系、ポリエステル系あるいはアクリル系
の樹脂、上塗り用には、ポリエステル系あるいはフッ素
系の樹脂が代表的である。上塗り塗料には種々の色を出
すために色に応じた顔料が混合される。顔料には微粉末
とした金属酸化物が主に用いられるが、All粉末ある
いはCu粉末のような金属粉が用いられることもある。
下塗り塗料にはその構成材料に通電性がなく、また上塗
り塗料にはAn粉末のごとく通電性のある顔料が混合さ
れている場合があるものの、塗膜内では分散状態にある
ため粉末同志が連結して8111表面から鋼の表面まで
に達することは非常に起こりにくく、したがって、塗膜
表面から鋼板表面へ導電させることは不可□能に近く、
安定した抵抗溶接性をうろことは出来ない。
このような問題点を解決するため、特公昭48−175
35号では、塗膜内に導電性軟金属粉と硬金属粉とを混
合させる方法を提案し、特公昭58−19706号でも
前処理を施した鋼板上に鉄、二・ソケル、クロムなどの
金属もしくはそれらの合金の粉末とアルミニウムなどの
粉末および亜鉛末を混合した塗料で塗布・焼付する技術
を提示している。
また、日本ステンレス接摺No、15(昭和55年12
月15日発行)136頁には溶接可能カラーステンレス
(N S −X l)の断面構造として、2回塗装−2
回焼付して仕上げる塗装ステンレスの断面構造の模式図
が示され、−ヒ塗り塗膜内にステンレス鋼粉末を混合し
抵抗溶接性を得る技術が示されている。
これらの技術は溶接性を付与する導電物質を上塗り塗装
に供する塗料に混合しているため、塗膜の色調制御に多
大の配慮を要する欠点があった。
〈発明の目的〉 本発明は、北述した従来技術の欠点を解消し。
仕ヒ#I装面(2回塗装−2回焼付を施す塗装での上塗
り塗装面)の色調制御が容易であり、かつ安定した抵抗
溶接性が得られる塗装ステンレス鋼帯を提供することを
目的とするものである。
° 〈発明の構成〉 上述した目的は下記発明により構成される。
すなわち、本発明の第1の発明は、鋼帯の一方の面に、
耐錆性を有する鉄合金粒を混合した塗料による厚さ3〜
tog■の下塗り塗膜を形成させ、ついで、顔料として
の金属あるいは合金の粒子以外に導電物体を含まない塗
料で上塗り塗膜を形成させる塗装・焼付で仕上げる塗装
ステンレス鋼帯において、 溶接有効粒径dを有する該合金鉄粒が塗膜内に塗装面積
l/16m112あたり16個以上1600個未満あり
、かつ下塗り塗膜厚1+、上塗り塗膜厚t2および溶接
有効粒の粒径dとの間で次式を満たすことを特徴とする
表面色調の制御が容易な抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯
である。
本発明の@2の発明は、鋼帯の両面に、耐錆性を有する
鉄合金粒を混合した塗料による厚さ3〜10μmの下塗
り塗膜を形成させたのち、鋼帯の一方の面の前記下塗り
塗膜上に顔料としての金属あるいは合金の粒子以外に導
電物体を含まない塗料で上塗り塗膜を形成させる塗装・
焼付で仕上げる塗装ステンレス鋼帯において、 油接有効粒径dを有する該合金鉄粒が塗膜内に塗装面積
1 / 16mm2あたり16以上1600個未満あり
、かつ下塗り塗膜厚1+、上塗り塗膜厚t2および溶接
有効粒の粒径dとの間で次式を満たすことを特徴とする
表面色調の制御が容易な抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯
である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に係る塗装ステンレス鋼帯は、抵抗溶接が可能と
なるように下塗り塗膜の膜厚の2/3〜3/2の大きさ
の粒径をもった耐錆性のある鉄合金粒、例えばステンレ
ス鋼粒、低Cフェロクロム粒、燐化鉄粒などが塗装面積
1/16wm2あたり16個以上1600個以下塗膜内
にあるよう3〜1OuLIの下塗り塗装を施した上に、
顔料として以外の導電粒を含まない塗料で上塗り塗装を
施した鋼帯(板)である。
1:#Iり塗膜の膜厚が薄く場合には塗装の耐久性に劣
り、また下塗り塗膜の色を隠蔽しにくく、つまり上塗り
塗装の色調を制御できなくなり、ついでト塗り塗膜が厚
い場合には抵抗溶接性を阻害することが生じる。
これらを回避できるための適当条件は、下塗り塗膜厚の
範囲が3〜10ILmであるときには、導電体として混
合する耐錆性鉄台金粒の粒径d、下塗り塗膜厚t1およ
び上塗り塗膜厚t2との間で、次式 を満足するように塗膜厚を制御し、かつ(1)式を満た
す粒径の鉄合金粒を塗装面積1/16+sm2あたり1
6個以上1600個未満の数であるように塗膜内に混合
、分散させることである。
ここで、下塗り塗膜厚を3〜10 p、yaとする理由
はつぎの通りである。
塗装による鋼板表面の保護効果を発揮させるには、全塗
膜厚が約15終■以上であることが9ましい、一方、下
塗り塗膜に混合した鉄合金粒で抵抗溶接時に電極−鋼の
間に導電をもたらすためには、電極間を加圧力による塗
膜樹脂の圧縮、破壊が生じても鉄合金粒の大きさが全塗
膜厚の約l/4以ヒである必要が実験で確認された。こ
の大きさの鉄合金粒を塗装時に塗H(下塗り塗膜)に取
り込むためには、その下塗り塗膜を前述のごとく3〜1
0鉢■にする必要がある。
つぎに、下塗り塗膜厚と上塗り塗膜厚と鉄合金粒径との
関係を(1)式で結びつけた理由は、上塗り塗膜の厚さ
が鉄合金粒の大きさの約4倍以上になると加圧力を10
0kg重/c■2前後に高めても安定した抵抗溶接を得
にくく、さらに上塗り塗膜厚が小さすぎると、耐久性と
色調制御に困難をきたすので、これらを回避するには下
塗り塗膜厚との関連において上塗り塗膜厚と鉄合金粒径
の関係を規制する必要があるためである。
さらに、(1)式の関係下にある鉄合金粒の塗装面内に
おける粒子数を1716mm2あたり16個以、ヒ16
00個未満にした理由は、16個以下の塗膜面では抵抗
溶接時に穴あきあるいはナゲツトの断面割れを生じやす
く、他方1600個以上になると塗膜の曲げ加工性が劣
化するにも拘らず抵抗溶接性の向上はほとんどみられな
いためである。
第1表は実験室でバーコーターにより作製した塗装鋼板
の抵抗溶接性をスポット溶接機で試験した結果である。
ここで、導電粒子の大きさと数は、塗膜断面の顕微鏡写
真から算出したものである。算出の方法は400倍の拡
大下で、100mmの長さの断面にみられる所定粒の数
を16倍している。
スポット溶接条件は、電流7000A、加圧力100k
g、電極径5mmであった。なお、基板には5US30
4の0.4層重鋼板を用いた。この結果は、下塗り膜厚
、同膜内の導電粒のうちのある大きさのものの膜内の存
在数および上塗り膜厚とを特定化することにより下塗り
塗膜内に導電粒子を分散させることにより、上塗り*M
に導電粒を分散させずとも抵抗溶接性が得られることを
示している。
〈実施例〉 次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。
(実施例1) ウレタン変性エポキシ樹脂に6Bmを中心粒径とするリ
ン化鉄粒を体積率で25%混合し、平均粗度0.8 g
 tsを有する0、3mm厚X914mwo幅の5US
3’)4鋼帯上に約5go+厚の塗膜になるようセミリ
バース法でロールコートして焼付後、同鋼帯の下塗り面
の上にシリコンポリエステル系樹脂(ブラウン色)を1
2 u、m厚になるよう塗装焼+t した。塗膜は上下
塗膜とも目標厚みであり。
下塗り塗装面内には、顕微鏡観察によると塗膜板面1/
16mm2あたり4〜74rsのリン化鉄粒112個、
3gm以下のリン化鉄粒144個が存在した。
この板を塗装面を外側にして2枚を重ね合せ。
50kgの加圧力、5000Aの電流、3.2mmφの
電極でスポット溶接した6溶接ナゲツトは空隙のない正
常なものであった。
(実施例2) ウレタン変性エポキシ樹脂系塗料に、12gmを中心粒
径とする。5US304粒を体積率で20%混合し、平
均粗度0.84tsの表面をもつ0.4腸膜厚X914
幅5US304cr+鋼帯上に平均厚8.4g11の塗
膜を焼付した。この下塗り面の上にフッ化ビニリデン樹
脂塗料を塗装焼付し15.2g薦厚の塗膜を得た。
下塗り塗膜の塗装面にはl/16m@2あたり、6〜9
gmの5US304粒48個、5JLm以下の5OS3
04粒64債が存在した。
この板を70kgの加圧力、450OAの電流、3.2
emΦの電極で塗装面を外側に2枚合せてスポット溶接
した。溶接ナゲー、トは空隙および割れのない正常のも
のであった◆ 〈発明の効果〉 本発明によれば、(1)式を満足するような下塗りおよ
びL塗り塗膜厚とし、さらに(1)式を満足する鉄台金
粒を下塗り塗膜内に存在させることにより、h塗り塗膜
に特別に導電粒を添加しな〈ても、良好な抵抗#接種が
得られ、また−ヒ塗り塗膜による色調制御が容易である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼帯の一方の面に、耐錆性を有する鉄合金粒を混
    合した塗料による厚さ3〜10μmの下塗り塗膜を形成
    させ、ついで、顔料としての金属あるいは合金の粒子以
    外に導電物体を含まない塗料で上塗り塗膜を形成させる
    塗装・焼付で仕上げる塗装ステンレス鋼帯において、 溶接有効粒径dを有する該合金鉄粒が塗膜内に塗装面積
    1/16mm^2あたり16個以上1600個未満あり
    、かつ下塗り塗膜厚t_1、上塗り塗膜厚t_2および
    溶接有効粒の粒径dとの間で次式(1/6)t_2≦(
    2/3)t_1≦d≦(3/2)t_1≦t_2を満た
    すことを特徴とする表面色調の制御が容易な抵抗溶接用
    塗装ステンレス鋼帯。
  2. (2)鋼帯の両面に、耐錆性を有する鉄合金粒を混合し
    た塗料による厚さ3〜10μmの下塗り塗膜を形成させ
    たのち、鋼帯の一方の面の前記下塗り塗膜上に顔料とし
    ての金属あるいは合金の粒子以外に導電物体を含まない
    塗料で上塗り塗膜を形成させる塗装・焼付で仕上げる塗
    装ステンレス鋼帯において、 溶接有効粒径dを有する該合金鉄粒が塗膜内に塗装面積
    1/16mm^2あたり16以上1600個未満あり、
    かつ下塗り塗膜厚t_1、上塗り塗膜厚t_2および溶
    接有効粒の粒径dとの間で次式(1/6)t_2≦(2
    /3)t_1≦d≦(3/2)t_1≦t_2を満たす
    ことを特徴とする表面色調の制御が容易な抵抗溶接用塗
    装ステンレス鋼帯。
JP27133484A 1984-12-22 1984-12-22 抵抗溶接用塗装ステンレス鋼帯 Pending JPS61148047A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63209830A (ja) * 1987-02-25 1988-08-31 新日本製鐵株式会社 溶接可能塗装金属板
US4771336A (en) * 1986-11-11 1988-09-13 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Device for setting trimming areas of an original
JPH01301241A (ja) * 1988-05-31 1989-12-05 Nippon Steel Corp 溶接可能塗装金属板

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