JPS6287038A - 製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で小麦粉等を回転混練し、パン作り
を行なう製パン機に関するものである。

従来の技術 一般に、パン作りを行なう場合、混線機１発酵器、のし
棒、オーブン等の機器を使用している。

パン作りの行程で非常に重要なのが、混線機で練ったパ
ン生地を発酵させ、途中で発生した炭酸ガスを抜く、゛
ガス抜き“　という行程で、これをうまく行なわないと
、すだちの荒いパンや、香りの悪い、良くふくれないパ
ンが出来ることになる。従来、家庭でこの作業を行なう
場合、特に専用の機器は無く、例えばのし棒を使って自
分の手で押しのはしてガス抜きを行なったシ、混練機に
よって数秒〜数十秒間混線を行なうことによってガス抜
きを行なっていた。また、混練機に加温機能やタイマ機
能を設け、混練・発酵・ガス抜き等を自動的に行なえる
様な機器もあるが、ガス抜きの方法は上記と同様、混練
によるものであった。

発明が解決しようとする問題点 この様な従来の方法で、のし棒を使用するのはかなりの
力が必要であり、のし方に個人差があシ、均一なガス抜
きを行なうのはむずかしい。又、発酵が終了するまでの
時間的な制約をうけるという問題がある。又、混線機で
ガス抜きを行なう場合、混線機はもともと小麦粉を強く
練り上げる為に３００〜５００　ｒｐｍの回転数で練る
為、この混練機で数秒〜数十秒ガス抜きを行なうと、回
転力が強すぎ、せっかく発酵によシ成長したグルテンの
膜を引き裂いてしまい、強くて薄く細いすだちの良いパ
ンが出来なくなるという問題があった。

本発明はこのような従来の問題点を解決するもので、ガ
ス抜き時にパン生地の傷みをなくして、すだちが細かく
香シの良い良好なパンを得ることができる製パン機を提
供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明の製パン機は、これらの問題点を解消する為、ガ
ス抜き時の練り羽根の回転を間欠的に行なわせてパン生
地を混練するようにしたものである。

作用 上記の手段により、３００〜ｓ　ｏ　Ｏｒｐｍの連続回
転に比べ間欠的に練り羽根が動く為、パン生地から離れ
たり再度衝突したりする様なパン生地を引き裂く様な強
い力が発生せず、しかも練シ羽根の休止状態で今まで練
り羽根により持ち上げられた形になっていたパン生地が
容器底部に下がるため、運転・休止のたびにパン生地が
移動し、ガスが均一に抜け、パン生地を傷めず、均一に
ガス抜きが出来、良好なパンが出来るものである。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図をもとに説明する
。第１図において、２０は本体ホティ、２１は本体ボデ
ィ２０内に設けられたシャーシで、このシャーシ２１に
はモータ２３が固定されている。モータ２３のシャフト
２２には小プーリ２４が固定され、ベルト２５を介して
大プーリ２６に動力が伝達される。さらにシャーシ２１
には、下ヒータ２７を設けた熱盤２８を底面に固定し、
外周に断熱材２９を装備した焼成室３０が固定されてい
る。この焼成室３０の内部には底部に着脱自在の練シ羽
根３１を設けたパン焼き型３２があり、パン焼き型３２
底に固定されたパン型台３３に羽根軸３４．上コネクタ
３５が軸支されている。練り羽根３１は正・逆回転によ
シ、起立状態と倒伏状態に回動するようになっている。

さらにパン焼き型３２は、焼成室３０底部に設けられた
シャーシ２１に固定されたパン型費は台３８に着脱自在
に嵌合している。パン型費は台３８は、大プーリ２６と
下コネクタ３７を取付けたプーリ軸３６を軸支すている
。前記した焼成室３０内の側面には、弾性的に支持され
た温度検知部３９が突出しており、パン焼き型３２側面
に圧接している。また焼成室上面は、開閉自在な蓋体４
ｏと蓋体４０〜下面に設けられた内蓋４１により密閉す
ることがで来る。又、内蓋４１中央付近の上面に接して
上ヒータ４２が設けられ、蓋体４０下面に固定されてい
る。さらに蓋体４ｏ内には、蓋体４０に着脱自在に設置
される水タンク４３の注水弁４４を開閉し、蓋体４０に
設けられた注水口４５より水を滴下させる為の注水用ソ
レノイド４６が設置されている。４７は入力設定用のス
イッチパネル、４８はスイッチパネル４７０入力を基に
、モータ２３゜下ヒータ２７．上ヒータ４２．注水用ソ
レノイド４６の制御条件を決定し出力する為の制御装置
である。この制御装置４日による制御条件に従って、混
練からパンの焼き上げまでを自動的に行なうものである
。

第２図はガス抜き時のモータ２３の運転状態を示したも
ので、混練時はモータ２３は強力な混練性能を得る為、
連続で運転し、ガス抜き時は運転時間ｔ、休止時間ぜで
示す間欠運転を繰り返す様にしている。なお、運転時間
ｔは練り羽根３１の回転角度がほぼ１回転乃至それ以下
になるように設定されている。この様な方法によって、
混練後一定時間、一定温度で放置して発酵させたパン生
地をグルテンの膜を切断したり、引き裂いたすせずに、
間欠運転によって無理なくガス抜きを行なう。その結果
として良好なパンが出来上るものである。又、連続運転
の場合は、練り羽根３１により上方に持ち上げられパン
生地がねじれた形で混合が行なわれるが、間欠運転の場
合、回転時は上方に持ち上げられ、休止時は下方に下が
る為、パン生地はｌａシ羽根３１により力を受ける部分
が変化し、全体に均一なガス抜きが出来るものである。

第３図はガス抜き時におけるモータの間欠運転時におい
て、練り羽根３１の回転角をほぼ１回転以下に設定した
時の混線状態を示す。

人は練り羽根３１が休止した状態から、スタート罪始し
ようとする点で、パン生地４９はパン焼き型３２内で下
にさがり、練シ羽根３１がパン生地４９内に埋もれた状
態になる。この状態から回転を始め約Ａ回転したのがＢ
の状態で、練シ羽根３１で力を受ける前方部分（ａ）と
、力のかからない後方部（ｂ）の間に伸び力（Ｃ）が働
き、パン生地が引き裂かれずに伸びてゆく。さらに回転
し、Ｃの状態はほぼ１回転した状態で、練り羽根３１は
パン焼き型３２の壁との間でローラ効果を行ない（ｄ）
の部分を後に残しながら停止する。この時、連続的に練
り羽根３１を回転させるとその勢いで練り羽根３１はパ
ン生地４９の前方部（６）を飛び出してしまい、この時
、パン生地４９を引き裂いてしまう。

しかし、１回転以内で停止すれば、パン生地前方へ練り
羽根３１が突出してゆくことは無い。Ｃの状態で停止す
れば、パン生地が下へさがりＤの状態となり、さらに人
の状態へとなるものである。

上記のような間欠運転ではパン生地を引き裂く事は無く
、パン生地を全く傷めずにガス抜きが出来るものである
。

次に間欠運転において、正転・逆転を任意に行なうと（
例えば正転を一定時間行ないその後逆転を行なう）、正
転時は第３図に示す様に練り羽根３１が起立して図の様
にパン生地内部のガス抜きを行ない、逆転時（第４囚人
の矢印方向）は、練り羽根３１が第４図Ｂのように破線
位置から実線位置に倒伏するものである。この場合、練
り羽根３１上をパン生地４９が転ろがる様になる為、パ
ン生地表面のガス抜きが出来る。

以上のように、１回転以内の練り羽根３１の間欠運転、
或は正・逆転により全体にムラなく良好なガス抜きが可
能になるものである。なお、練り羽根３１の間欠運転の
みによっても良好なガス抜きが行なえるものであり、必
ずしも実施例のとおりの仕様でなくともよい。又、本実
施例では混練から焼成まで全自動で行なえる製パン機を
例にとって説明したが、単に混練機単体でも同様に考え
られる。

発明の効果 以上の様に、本発明によれば、回転羽根でのガス抜きの
方法として、羽根の間欠運転によって、パン生地を傷め
る事なく均一にガス抜きが出来、すだちの細かく、香り
の良い良好なパンが得られ′るという効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明における一実施例の製パン機の縦断面図
、第２図は同製パン機の運転状態を示す行程図、第３図
は同製パン機によるガス抜き動作を示す練り部の概略平
面図、第４図ム、Ｂは第３図とは異なるガス抜き動作を
示す概略平面図および断面図である。 ２３・・・・・・モータ、３１・・・・・・練シ羽根、
３２・・・・・・パン焼き型、４８・・・・・・制御装
置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 ４ｑパン生地

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）パン生地を練り上げる練り羽根を備え、この練り
   羽根をパン作り行程におけるガス抜き時に、間欠運転さ
   せてパン生地を混練してなる製パン機。
2. （２）ガス抜き時の練り羽根の１回の回転角をほぼ１回
   転以下とした特許請求の範囲第１項記載の製パン機。
3. （３）練り羽根は正・逆回転し、逆転時には起立状態か
   ら倒伏状態に回動するようにした特許請求の範囲第１項
   記載の製パン機。