JPS6283666A - 生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法および測定用キツト - Google Patents

生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法および測定用キツト

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JPS6283666A JP61157772A JP15777286A JPS6283666A JP S6283666 A JPS6283666 A JP S6283666A JP 61157772 A JP61157772 A JP 61157772A JP 15777286 A JP15777286 A JP 15777286A JP S6283666 A JPS6283666 A JP S6283666A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば、血液中の遊離ホルモン量など、生物
学的液体中の遊離リガンド量を正確かつ高い信頼性で測
定することのできる測定方法および測定用キットに関す
るものである。
「従来の技術および問題点」 ごの数年間、平衡透析法は血清中の遊離ホルモンの測定
に用い得る唯一の方法であり、しかち、最近に至るまで
信頼性のある唯一の方法でもあった。この平衡透析法は
、前記測定において、正確度の低さ、煩雑さ等のいくつ
かの欠点を免れなかった。しかも、特に、この方法の結
果は、用いたトレーサーの純度に大きく依存するもので
ある。
EllisとEkins、R,は、彼等の論文[Dir
ect Measurement by Radioi
mmunoassay of the Free Th
yr。
id I(ormone Concentration
 in Serum、(Acta End。
cr、 (KbH,) 5upp1.177:106,
1973)]において、遊離ホルモン決定の直接法を明
らかにした。この論文は、平衡透析法に大きな進歩をも
たらせた。
すなわち−1この論文により、血清透析物中の遊離リガ
ンドレベルをラジオイムノアッセイ(RIA)で直接に
測定できるようになり、その結果、トレーサーの純度上
の問題点を解決することが可能となった。この方法は、
今や多くの人により遊離ホルモン測定の頼りとなる方法
と考えられている。
しかしながら、この方法においても、まだ測定に長時間
を要し、操作者依存的であり、この方法はほとんどの小
規模実験室では実用に適さないものである。
ここで、遊離ホルモン濃度の決定に用いられる間接的な
方法を簡単に紹介すると、次のようである。すなわち、
テストステロン/ステロイドホルモン結合性グロブリン
(S)(Bに)比法、サイロキシン(T 4)/サイロ
イド結合性グロブリン(TBG)比法、遊離T4インデ
ックス[トリヨードサイロニン(T3)アップティクと
T4に基づく]法および遊離アンドロジエンインデック
ス法である。
Ekins、R,は、(Free Thyroid H
ormones;Proceedings of th
e International Symposium
 held 1nVenice、December 1
97972〜92)におイテ、“ダイレクトダイナミッ
ク法”の概念を紹介している。
この方法では、抗遊離リガンド抗体か透析中の生物学的
液体と直接接触するように用いられている。
これは、いわゆる“イムノエキストラクション”法とよ
ばれるものの基礎を構成するものである。
このような方法の第1のものが、U、S、Patent
第4048870号で述べられている。この方法は、2
チユーブイムノアツセイ法によりT4の結合タンパクか
らT4特異抗体へのT4の転位率を測定する方法である
。この方法は、分析上および臨床上のいくつかの欠点を
免れず、これら欠点により他の遊離T4インデックス測
定法と実質的に差がない。
また、クリニカルアッセイ社(Cambridge、M
A 02139)により提供された第2の方法は、本当
のイムノエキストラクション法である。この方法は、1
本のデユープを用いた2段階の連続的(逆滴定)技術で
ある。この゛方法では、血清試料は、固定化抗体とイン
キュベート(保温、保持)される。そして、続いて洗浄
ステップの後、固定化抗体中の非占有部位を標識したリ
ガンドを用いて“逆滴定“する。この方法では、血清は
け諏されたりガントと接触しない。しかし、この方法は
理論と違って低感度および正確さの低さを免れず、しか
も両反応とも正確なタイミングを必要とする。
生物学的試料中の遊離リガンド濃度の決定のために1段
階イムノエキストラクション法が遊離リガンド測定法の
発展の次のステップとして開発された。これらの方法で
は、標識リガンドの内因性結合体からの分離には物理的
分離法ではなく化学的分離法を用いる。この目的を成し
遂げるためにいくつかのアブローヂが採用された。その
詳細を以下に示す。
始めの技術は、与えられたリガンドの構造を化学的に変
化さ仕ることにより、このリガンドの内因性結合体との
結合を減少あるいは消滅さける方法である。この方法に
ついては、ステロイドホルモンに関して後に詳細に説明
する(後述の遊離テストステロンの説明部分を参照)。
また、甲状腺ホルモンの場合、Ross、J、E、とT
apley、D、F、は、(E1’fect   of
’   various   analogues  
 on   the   binding  glob
ulin  and  prcalbumin、End
ocrinoJogy79:493.1966)におい
ては、TBC(サイロイド結合性グロブリン)のT4へ
の結合が、T’ 4 分子上の3゛部位にかなり大きな
置換を行なえば、阻害されることを示した。これに加え
、5chall、R,F、等は、(An enzyme
labeled immunoassay for t
he measurement  or unsatu
rated  thyroid  hormone  
binding capacity in serum
 and plasma、C11n、Chem。
25:107g(abstract)1979)におい
て、そして、Kleinhammer、G、等は、(E
nzyme  immunoassay  forde
termination  orthyroxine 
binding 1ndexC1in、Chem、24
:1033.1978)において、各々独立にTBGは
ワサビダイコン(horseradish)のペルオキ
シダーゼによって標識されたT4とは結合体形成ができ
ないことを示した。この事実はCorningGlas
s Works社のU’、S、Patent No、4
410633に示された1段階イムノエキストラクショ
ン法の基礎をなすものである。すなわち、これは、遊離
サイロキシン(T4)と、遊離3,5.3’−トリヨー
ドサイロニン(T3)の測定中にワサビダイコンのペル
オキシダーゼがT4、T3およびT3の放射標識体に化
学的に結合するためである。
これに加え、上記初期の技術は、下記報告においてT3
とT4が内因性結合タンパクと最もよく結合するには、
以下の!、2.3.に示す分子構造を必要とすることも
明らかにした。ここで内因性結合タンパクとは、TBG
、サイロイド結合性プレアルブミン(TBPA)、アル
ブミンである。5nycler、S、M、等(Bind
ing of thyroid hormones a
ndtheir analogues to thyr
oxine−globullin in human 
serum、J、Biol、chem、251:698
9,1976): Stering、に、等(Equi
librium dialysis 5tudies 
of the binding of’ thyrox
ine by human serum albumi
n、J。
C11n、InvesL41:1021,1962)1
、L−アラニン側鎖構造 24゛−ヒドロキシル基の存在(主にTBPAとアルブ
ミンの結合) 3 内側と外側のリング(3,5,3’および5゛部位
)における2個所のハロゲン置換の存在 数百のT3およびT4アナログ(類似化合物)が合成さ
れ、甲状腺ホルモン結合性クンバクとの結合活性が調べ
られた。
U、S、PaLent No、4366143と、この
パテントのヨーロッパでの対応パテントNO,0026
103では、幅広く、これらのアナログを、遊離ホルモ
ンを測定するための抗体の連続的滴定にではなく、同時
に用いる単純なイムノエキストラクンボンにおけるトレ
ーサーとして使用する用法が記されている(以下、これ
らのパテントをアマ−ジャム・パテントと記す)。
活性なアラニン側鎖は、T4とT3のTBGへの最適結
合に必要とされる。すなわち、アラニン側鎖のアミノ基
か必要不可欠である。−F記アマ−ジャム・パテントに
占かれているアナログは、アラニン側鎖を修飾したT3
およびT4である。理論上は、これらのアナログのTB
Gへの結合は無視できるが、T3とT4分子上の4°−
ヒドロキシル基が活性で残されている限り、アルブミン
とTBPAとに有色に結合する。アルブミンとTBPA
のサイロニンへの結合が特に生理的条件下では定置面で
あることは、下記において既に確立されている。
SLering、に、 (Molecular 5tr
ucture of thyroxine in re
latin to its binding by h
uman serumalbumin、J、Cl1n、
InvesL43:1721,1964)、およびPa
ges等(Binding ofthyroxine 
and thyroxine analogs to 
human serulnprealbumin、Bi
ochem、12+2773、1973)。
前記アマ−ジャムのパテントがアルブミンとTBPAと
のサイロニンへの結合の重要さを認識しなかったことが
、このパテントの技術を生物学的液体中の遊離T3、遊
離T4の真の測定には不適当なしのにしている。事実、
このパテントに則った市販試薬では、遊離ホルモンの測
定結果の読み間違いと不正確さが見られる。これは特に
、血液中のアルブミン1ノベルにおける顕著な変化によ
り特徴づけられるいくつかの病理状態で著しい。
最近の文献により、アルブミン濃度が前記アマ−ジャム
の測定法により得られた遊離T4i11度と直接に関連
していることが示されている。さろに、前記アマ−ジャ
ムの方法は、妊娠第3期やひとい非甲状腺疾患にかかっ
ている患者では誤った低値の遊離T 4の結果を与えろ
ことがよく報告され、一方、遺伝性異アルブミン過すイ
ロキンン血症の場合、T4が異常に血流中のアルブミン
に結合するため1.誤った高目の遊離T4レベルが得ら
れることがよく報告されている。
妊娠中、特に第3期においては、血流中のアルブミンは
正常時より低い。アマーノヤムの標識T4アナログトレ
ーサーは、アルブミンとTBPAに非常に多くの量(9
9%以上)結合するため、アマーンヤムの測定法では、
第3期期間中において、正常の遊離T4値よりも低い値
が得られろ。つまり、T4抗体と結合し得るより多くの
アナログトレーサーが存在し、その結果、高い結合を産
み、見掛けの値が低くなる。
非エステル化遊離脂肪酸は、アルブミンに結合している
標識アナログと置換し得る。そして、さらに、これらは
、妊娠中において正常値より高い濃度で循環している。
これは、前記アマ−ジャム法で測定した妊娠中の遊離T
4値が所期の値より低くなることを説明している。そし
て、見掛は上の遊離T4レヘルは、アルブミンの標識ア
ナログへの結合が存在する場合には期待されるよりもず
っと低い値であることになる。
この状況はヘパリン療法の場合にもよ(示されており、
この場合は非エステル化遊離脂肪酸が有意に上昇してい
る。アマ−ジャム法によりヘパリン処理した憶者で測定
した場合、遊離T4とT3のレベルは正常レベルより低
(示される。
同じ問題は、非甲状腺性の疾患でも起こり、この場合、
アマ−ジャム法で得られた遊離T3とT4の値は、直接
平衡透析法と比べた場合、正常甲状腺群における値より
有意に低くなる。
このアマ−ジャムのパテントの手法は、遊離リガンドレ
ベルの測定において、誤りと不正確な方法であると明ら
かにされることにより研究者達によって不充分な技術で
あるとされている。
「問題点を解決するための手段」 本願発明者は、」二足問題点を解決するために鋭意研究
を重ねたところ、リガンドアナログトレーザーと、ある
種の内因性タンパク、例えば生物学的液体中のアルブミ
ン、との結合から生じる問題を解明した。そして、この
問題は、特定の化学的結合阻害試薬の使用により克服さ
れることを知見した。
本発明は上記知見に基づいてなされたもので、技術上に
大きな進歩をもたらすものであり、本発明により始めて
より真実に近い遊離リガンドの濃度が測定可能となる。
まず、本願の第1の発明は、生物学的液体中に内因性結
合タンパクとそれに結合したりガントが存在する場合に
、遊離リガンドと結合リガンドの平衡をくずすことなく
、遊離リガンドのみを測定する方法であって、以下の(
a)(b)(c)の手順を含むことを特徴とする生物学
的液体中の遊離リガンドの測定方法である。すなイつち
、 (a)試料となる生物学的液体を、次の(i )(ii
 X1ii )の物質とともに保持する。(1)その化
学的構造のために特定の前記内因性タンパクと結合され
ないリガンドのアナログトレーサー、(11)特異的リ
ガンド結合体(リガンドに対して特異的に結合する化合
物)、(iii)前記リガンドのアナログトレーサーが
前記特定の内因性結合タンパク以外の内因性結合タンパ
クと結合するのを阻害する少なくとも一種の特異的な化
学物質。
(b)  m記特異的な結合体と結合した前記リガンド
のアナログトレーサーと、(同特異的リガンド結合体と
)結合しなかったアナログトレーサーとを分離する。
(c)  前記生物学的液体中の前記特異的な結合体と
結合した前記リガンドのアナログトレーサーを既知の遊
離リガンド標準液中の結合アナログトレーサーと比較し
て前記生物学的液体中の遊離リガンドの濃度を決定する
また、本願の第2の発明は、その中に内因性結合タンパ
クとこの内因性結合タンパクに結合したリガンドが存在
する生物学的液体に添加、保持されしことにより前記生
物学的液体中の遊離リガンドと結合リガンドの平衡をく
ずすことなく、遊離リガンドのみを測定可能とする測定
用キットであって、に)その化学的構造のために特定の
前記内因性タンパクと結合しないリガントのアナログト
レーサーと、(ii)特異的リガンド結合体(リガンド
に対して特異的に結合する化合物)と、(iii)前記
リガンドのアナログトレーサーが前記特定の内因性結合
タンパク以外の内因性結合タンパクと結合するのを阻害
する少なくとも一種の特異的な化学物質と、から構成さ
れることを特徴とするものである。
以下、この発明をさらに詳しく説明する。
この発明は、アマ−ジャムのパテントの欠点に注目し、
そのアナログ法で生じる遊離甲状腺ホルモン測定におけ
る矛盾を効果的に解決しようとしたものである。
この発明では、アラニン側鎖が修飾されているT3およ
びT4の標識されたアナログを用いる。特に、TBGと
結合しないようにα−アミノ基が修飾されている。さら
に、これらの標識アナログがアルブミンおよびTBPA
と結合するのを妨げるようなステップが加えられ−でい
る。このことは、注は深く選ばれた一つまたは複数の外
因性化学物質により達仕られる。これらの物質は単独ま
たは組み合わせでアルブミンおよびTBPAの未結合部
位に結合して、これらの結合タンパクの結合部位を飽和
させ、サイロニンアナログや非エステル化遊離脂肪酸等
の他の内因性因子との結合能力を無くしてしまうことが
できる。これらの化学物質は、TBGとは結合せず、し
かも、その濃度をこれらの化学物質がアルブミンまたは
TBPAに結合しているどのようなホルモンとも置き変
わらないように設定しなければならない。
アルブミンとT4の結合定数は、約500000である
(この数字は、アルブミン分子中のT4の結合部位が1
ケ所であること、見掛は上の結合定数、すなわち、複合
体生成方向への平衡定数が5 x 105f21モルで
あること、という仮定に基づいて計算したものである)
。同様にして求めたアルブミンとT3との結合定数は、
約24600である。アルブミンは、アニオン性の色素
より遊離T3、T4あるいはそれらのアナログに対して
強い親和性を持つこと、さらに、T3、T4またはそれ
らのアナログより遊離脂肪酸の方に強い親和性を持つこ
とがよく知られている。
アルブミンの単環芳香族化合物に対する結合定数は比較
的低く、高いものでも、11000(2、4−ジニトロ
フェ2ノール)、2800(サリチル酸塩)などである
イムノエクストラクションにおいて、生体内(invi
vo)での平衡状聾を試験管内(in vitro)で
厳密に保持するためには、生理的状態を厳密に保つ必要
がある。このためには、I)Hは7.4でなければなら
ない。このp +(で、サイロニン分子は3つのイオン
基を持っている。すなわち、カルボキシル陰イオン、α
−アミノ陽イオン基、フェノール陰イオンである(この
う゛ちフェノール陰イオンは、82%がイオン化してい
る)。このような生理的条件下にアルブミンまたはTB
PAが置かれた場合、比較的多数のアミノ陽イオン基を
持つ電荷の高いアルブミンができる。このアルブミン分
子中のアミノ陽イオン基が、サイロニン分子中のフェノ
ール陰イオンと結合する。このような相互作用が、前記
アマ−ジャムやコーニングの特許の方法における標識ア
ナログがアルブミンと結合してしまう主な原因である。
この発明においては、アルブミンとTBPAへの比較的
高い結合定数を有する2、4−ジニトロフェノール(D
 N P )とサリチル酸ナトリウムがこれらの生理的
pH条件下でイオン化され、アルブミンやTBPA分子
中のイオンと相互作用できるフェノール陰イオンを供給
するようにしたものである。2.4−ジニトロフェノー
ルまたはサリチル酸ナトリウムまたはこの両方が過剰に
存在した場合、標識T3とT4のアナログのアルブミン
やTBPAへの結合は、実質的に不可能になる。2゜4
−ジニトロフェノールおよび/またはサリチル酸ナトリ
ウムの適切な濃度設定によるアルブミンやTBPAへの
標識T3とT4のアナログの結合を妨害する方法は、遊
離甲状腺ホルモンのイムノエクストラクツ゛ヨンアナロ
グ法において、アルブミンによって引き起こされろ誤っ
た測定結果を除く効果的な手段である。
この発明では、池の多くの化学的結合阻害剤も適用可能
である。すなわち、リガンドのアナログトレーサーと循
環している内因性の結合タンパクとの好ましくない反応
を阻害できろ試薬として適用可能である。例えば、モノ
アリル化合物に様々な置換基をつけたしのが利用できる
。このような化合物の置換基としては、ニトロ基、カル
ボキシル基、カル糸キシル塩等が含まれる。特に、フェ
ノール性水酸基を有するモノアリル化合物が有効である
。他のよい化合物群としては、スルホブロモフタレイン
、オレンジレッド、プロモクレンルブルーなどの色素を
挙げることができる。オレイン酸などの炭素数5以上の
高級脂肪酸し有効である。さらに、この他の化合物も、
この手法に利用可能である。例えば、多くのアミノ酸(
例えば、トリプトファンなど)は、アルブミンに高い親
和性を持つので、この発明の実施に有効である。他の適
切な化合物としては、内因性タンパクから標識アナログ
を置換する一方、他の特異的な結合タンパクには結合し
ないようなT3アナログ、T4アナログ、テストステロ
ンアナログがある。
この発明は、ヒト体液中に普通に見られる遊離リガンド
のどうようなものに対しても、その濃度測定に利用する
ことができる。このようなa離すガンドとしては、例え
ば、サイロキシン、トリヨードサイロニン、テストステ
ロン、コルチゾー ル、プロゲステロン、エストラジオ
ール、その他のホルモンおよびステロイド、または薬物
あるいは薬物の代謝産物、ビタミンB12等のビタミン
、毒素などが挙げられる。
リガンドの特異的結合体は、遊離のりガントに結合でき
る。この特異的結合体は、a離すガンドの特異的抗体ま
たは他の結合物質である。また、様々の遊離リガンドに
対する特異的なリガンド結合物質は、一般によく知られ
ており、ここでは詳しく記載しない。
リガンドのアナログトレーサーは、検出し、測定できる
ように標識されている。放射性標識は、良く知られ、利
用可能であり、その他に、このような実験にこれまで(
り用されてきた標識、例えば、酵素、蛍光物質、色素、
化学発光物質など、リカンドのアナログトレーサー分子
内に入れられるものは総て利用可能である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
「実施例I」 まず、遊離リガンドが遊離甲状腺ホルモンの場合につい
て、全般的に、説明し、続いて、各々の実施例(1〜7
)を示す。
L−サイロキシン(T4)と3.5.3°−トリヨード
サイロニン(T3)に対する抗体は、既知の方法、例え
ば、牛血清アルブミンにT4とT 3を結合させたしの
を免疫原として用いて兎から得ることができる。
ジ・ヨードサイロニン(T2)とT3のアナログは、ア
ラニン側鎖のα−アミノ基をスタンニル化し、て各々N
−[、−ジ・ヨードサイロニンコハク酸アミドと、N−
L−1リヨードサイロニンコハク酸アミドをつくり、こ
れらに通常の方法のヨード化を行ない、各々N  ”J
  r−hリョードサイロニンコハク酸アミドと、N 
 125I  L−サイロキノンコハク酸アミドとする
ことによって調製される。続いて、これらのトレーサー
をO,OIM IIEPES(N−2−ハイドロキシエ
ヂルピペラジン−N′−エタンスルポン酸)緩衝液pH
7,4と、Q、01%アジ化ナトリウムに混合する。そ
して、T3、T4が検出されない0.1%活性炭吸着ヒ
ト血清アルブミン(CAHSA)と、後に示すような結
合阻害剤を加える。
標準液の調製は、様々の量のT3またはT4をT3およ
び/またはT4の全く検出されないヒト血清に加え、平
衡透析法に対応させて濃度を測定して各々の量を決定す
る。
T3とT4の抗血清は、ポリプロピレンチューブ(12
X75mm)の壁面にCatLに、等によって(Sol
id phaseradioimmunoassay 
in antibody−coated tubes、
5cience 158:1570.1967)に記載
された方法によって吸着(固定化)さ仕る。
遊離T4の測定の場合は、50μQの標学液または患者
検体を抗T 4抗体を塗布したチューブにピペットで入
れ、このチューブに1.Om&の標識T4アナログ溶液
を加える。そして、このチューブを37℃で60分間保
持する。その後、このチューブ中の液を捨て、チューブ
に結合した放射能を測定する。結果は、検量線より計算
し、n9/dQで表示される。
遊離T3の測定の場合は、100μQの標錦液または患
者検体を抗T3抗体を塗布したチューブにピペットで入
れ、I 、 OmQのT3の標識アナログ溶液を加える
。このチューブを37℃で3時間保持し、チューブ内の
液を捨て、放射能を測定する。結果を遊離T4の場合と
同様に計算し、pit/ mQ、で表示される。
(実施例■−1) 遊離T3または遊離T4の測定系における抗体は、遊離
ホルモンと、その輸送ホルモンの生理的平衡に影響を与
えないものでなければならない。この平衡は、その特異
抗体を測定系に加えた場合にら保持されなければならな
い。従って、抗体は遊離の測定物との親和定数および特
異性を考慮して選定することが必須である。このような
抗体はゆっくりした反応動力学を持つべきである。
遊離T4の場合、250000倍に希釈した抗体(2,
Ong IgG/チューブ)を用いた。アルブミンとア
ルブミン阻害剤の存在下および非存在下でのトレーサー
の抗体への結合の影響を見るために、250000倍希
釈(2,On91gG/n9一 Ony IgG/チューブ)の抗体塗布チューブを用意
した。最大結合率は、前記遊離T 4の操作手順に従っ
て決定した。その結果を表1に示す。
(以下、余白) 含まず(アルブミンを全く含まない系)。
・トレーサーBは、C A I S Aを添加什ず、5
0μQのO標準液由来1.0mgのアルブミン/チュー
ブを含む。
・トレーサーCは、1mgのCAl−19A/チユーブ
を含み、0標め液を含まず。
・トレーサーDは、1 mfBl) C A H S 
A / チューブと50μgの0標準液を含む。
・トレーサーEは、I R9(D C A H S A
 / チューブと50μQのO標準液と0.5mg7m
(lサリヂル酸ナトリウムを含む。
・トレーサーFは、I Rg(1) C A I S 
A / チューブと50μQの0標準液と5.0m9/
mQザリチル酸ナトリウムを含む。
・トレーサー〇 ハ、IHのCAH3A/ヂューブラム
と!朽/!lσ2,4−ジニトロフェノールを含む。
・トレーサー■]は、luのCAHSA/チューブと5
0μりの○標準液と25ttrq/mQサリチル酸ナト
リウムとG、15a9/m(12,4−ジニトロフェノ
ールを含む。
アルブミンまたは他のタンパクが存在しない場合、抗体
の量はどちらでも、125I  T4・アナログトレー
サーの抗体への結合は同等である。トレーサーDに見ら
れろように、トレーサーと0濃度標隼液に由来するアル
ブミンが2Il+9/チユーブ存在する場合、アナログ
トレーサーは、低濃度の抗体には結合せず、高濃度の抗
体にのみわずか9.4%結合する。アルブミンが119
/チユーブだけ存在する場合、すなわち、トレーサーB
とトレーサーCとでは、低濃度抗体への結合は、それぞ
れ2゜6%、1.4%と無視できるぐらい低い。ところ
が、高濃度抗体に対しては、18.1%、150%と明
らかに結合している。これらの実験から以下の結論が得
られる。
1 、2.Or+9/チューブのIgG抗体か存在して
も、実質的に1〜2mg/チューブのアルブミンはアナ
ログトレーサーと結合する。
2 、2.0n9/ヂコーブのIgG抗体は、そのアナ
ログトレーサーに対する親和性かアルブミンのそれより
低い。
3 アルブミン阻害剤が存在すると、標識されたT4の
アナログトレーサーの抗体への結合が回復する。
同様の実験を遊離T3の測定に対しても行なった。その
結果を表2に示す。この表から明らかなように、遊離T
4の場合と同様の結論が導かれる。
[表2] 含まず(アルブミンを全く含まない系)。
・トレーサーBは、CA HS Aを含まず、100μ
りの0標準液を含む。
・トレーサーCは、1.OmgのCA HS A /チ
ューブを含み、0標準液を含まず。
・トレーサーDは、L、OmgのCAHSA/チューブ
と100μQの0標準液を含む。
・トレーサーEは、1.O’m9のCA I(S A 
/チューブと100μ夕の0標め液とり、Omg/ry
tρサリチル酸ナトリウムを含む。
・トレーサーFは、1 mq/mQのCA HS A 
/チューブと100μQの0標孕液と5.Omg/mρ
ザリチル酸ナトリウムを含む。
・トレーサーGは、1 、Omg/次QのCA I(S
 A /デユープと100μm2のO標弗液と1.0m
9/pQサリヂル酸ナトリウムと1.0mg/mQ、 
2.4−ジニトロフェノールを含む。
・トレーサーHは、1 、Omy/mQのCAHSA/
ヂコ。
−ブと100μQの0標準液と25mg/mQサリチル
酸ナトリウムと0.15B/肩Q2.4−ジニトロフェ
ノールを含む。
このように、遊離ホルモンの測定に用いられる抗体の濃
度が重要であるから、抗体がホルモンを内因性タンパク
から奪わないように注色深く濃度を決定しなければなら
ない。アマ−ジャムとコーニングの特許においては、a
離T3、遊離T4の測定に用いられる抗体のQrXが示
されていない。しかしながら、雨音の特許には、アルブ
ミンの阻害剤について言及していないので、前記実験か
ら推察すると、雨音の特許では、抗体とアナログトレー
サーをうまく結合させるために、かなり高濃度の抗体を
使用しすいるものと考えられる。
(実施例l−2) 実施例1−1に基づいて、T3抗体およびT4抗体の濃
度は、各々5.5n9/チユーブ、2.0口9/チユー
ブと決定した。次に、遊離T3と遊離T4法で使用する
アルブミン阻害剤の至適濃度を決めろため、以下の表3
〜10に示す化合物を各表に示すように様々な濃度でア
ナログトレーサーに添加した[各々ノドレーサーはl 
m9/ mQのCA HS 、八(活性炭吸着ヒト血清
アルブミン)を含んでいる]。そして、0標早液を各々
のチューブに加え、最大結合率を測定した。
本発明は、もちろん表3〜10の例に限定されるもので
はない。抗体濃度が一定の場合、トレーサーの結合率は
、アルブミン阻害剤の濃度の増加に伴って、プラトーに
達するまで増加する。このことは、適当な濃度のアルブ
ミン阻害剤の使用により、T3およびT4標識アナログ
のアルブミンへの結合を排除できることを示している。
(実施例■−3) この遊離T3、T 4の測定系においては、アルブミン
が影響を及ぼさないことを示すため、以下の実験を行な
った。
5人の健常者および5人の妊娠第3三月期の女性よりな
る10人分の血清を集め、各々を4分割した。そのうち
3つには、活性炭吸着ヒト血清アルブミン(CAISA
)のの凍結乾燥物を各々終濃度10.20.50B/ 
Rf2となるように添加した。この4つをさらに2分割
し、遊離T3と遊離T4を4種の異なるトレーサー(表
11および12)を用いて二重測定を行なった。
そして、健常者(N=5)のアルブミン濃度の各々の平
均をとり、4種の添加したアルブミン濃度に対してトレ
ーサー毎にプロットした(第1図ないし第16図)。
以上の実験により、遊離T3、遊離T4の測定において
、トレーサー■の条件で測定を行なえば、5.0g/d
Qまでのアルブミンの添加(全量としては約89/dQ
)でら全く影響を受けないことが明らかとなった。
(実施例l−4) 前記標識された遊離T3、遊離T4アナログトレーサー
にTBC;(サイロイド結合グロブリン)か結合するか
どうかを決定するため、実施例3で述べたトレーサー■
を用いて以下の実験を行なった。
T3とT4を全く含まないT B Gを各々0標準液に
所定濃度加え、各遊離T3、遊離T4を測定した。
測定された結合率(B/Bo)を表13に示す。
[表13] (実施例r −4a) 実施例3のトレーサー■を用い、0漂学液へのアルブミ
ンの添加の影響を確認した。T3とT4を全く含まない
CAHSAを各遊離T3とT4に対オる0標準液に所定
濃度添加した。表14に測定した結合率(B /B o
)を示す。
[表14] 実施例4および4aからトレーサー■を用いれば、アナ
ログトレーサーは、TBGにもアルブミンにも結合しな
いことが示された。
(実施例l−5) アルブミン結合性の色素であるスルホブロモフタレイン
も高濃度では、T3、T4からアルブミン分子を奪うこ
とができる。低濃度のスルホブロモフタレインは、T3
およびT4のアナログトレーサーのアルブミンへの結合
を阻止できない。ヨード化したT4アナログを上記のよ
うに調製した後、5つに分割し、その各々に表15に示
す色素を添加した。
各々の測定は同一条件下で、20検体で行なった。
トレーサー1を標県として各トレーサーの実験データを
表示した(表16.17)。
0.05%のスルホブロモフタレインを用いたトレーサ
ー3の結果は、トレーサーlの結果とよく相関している
。ただし、iレーサー1の場合と比べて20%程低値と
なる。トレーサー4を用いると、トレーサーIの場合と
よい相関をとるが、遊離T4値はかなり高くなる。これ
は高濃度のスルホブロモフタレインによってアルブミン
からT4の遊離が起きているためと推察される。
(以下、余白) トレーサー5で用いたオレイン酸もアルブミンとトレー
ザー結合を阻止することが部分的には可能である。しか
し、このトレーサーを用いた検体の測定は、トレーサー
lの場合とあまりよい相関を示さない。オレイン酸は高
濃度(1xttto(1/Q以上)では、アルブミンに
結合した内因性のT4を遊離させしまう。
(実施例■−6) 遊離T3と遊離T4の測定系における遊離脂肪酸の影響
を調べるため、患者検体を凍結乾燥し、様々の濃度のオ
レイン酸を加えた蒸留水で再構成した。これらの検体に
対し遊離T3、遊離T4を一ヒ記操作法に従って測定し
た。この時、実施例I−3に記載した4種のトレーサー
の各々について測定を行なった。表18−1.18−2
にデータを要約したが、遊離T4の測定では、l・レー
サー1は明らかにアルブミンに結合しており、オレイン
酸によってアルブミン上のトレーサーが置き変わり、遊
離T4値が見掛は上代値となっていることが判る。
トレーサー■と■もアルブミンへの結合が起こりている
が、その程度は低い。しかしながら、トレーサー■は実
施例>3でも示したように、アルブミンの影響を全く受
けず、従って、オレイン酸の影響も全く受けないことが
判る。
遊MT3でも遊1 T 4と同様の結果が得られ、トレ
ーサー■では、非エステル化遊離脂肪酸の影響を全く受
けないことから実施例I−3の結果を確認することがで
きた。
[表18−1] [表18−2] (実施例l−7) 上記の遊離T4の測定結果が妊娠および非甲状腺疾徂に
影響されないことを示すため、185人の甲状腺正常者
、25人の妊娠第1三ケ月期、49人の第3三ケ月期お
よび14人の非甲状腺疾憶患者について、実施例3のト
レーサー■を用いて測定を行なった。表19および第1
7〜20図に要約l、たように、統計的にも臨床的にも
妊婦および非甲状腺疾低弘者と甲状腺正常者とは、遊離
T4に変化がなかった。
このことから、適当なアルブミン阻害剤の添加により生
体内でのアルブミン量の変化に影響を受けずに遊MT4
値を測定できることが確認された。
[表19コ なお、前記実施例■では、遊離リガンドが遊離甲状腺ホ
ルモンの場合で、そのアナログトレーサーとしてN−1
25I−L−トリヨードサイロニンコハク酸アミドとN
  l 25 I  L−ザイロキシンコハク酸アミド
とを用いたが、同様にして、N−+25r  L  h
リョードサイロニンコハク酸イミドとN  125I 
 L−サイロギシンコハク酸イミドも使用可能である。
次に、遊離リガンドが遊離テストステロンである場合の
実施例を示す。
「実施例■」 ステロイド分子は、分子中のARB環の両方または一方
が結合タンパクと結合していることが既に知られている
(ForesLM、等in″Phys iolOgic
alPeptides and New Trends
 in Radioimmunology。
” C,、A、Bizollon、ed、、 Amst
erdam:Elsevier/NorthHolla
nd Biochemical Press、1981
.p249−266)。A環とB環の一方または両方を
化学的に変化されることにより、殆どのステロイド(テ
ストステロン、プロゲステロン、エストラジオールなど
)を内因性の結合体への結合を阻止することができる。
以下、テストステロンをこれらの一例として選んで説明
する。
テストステロンのアナログである6−ハイドロキシテス
トステロン−19−カルボキシメチルエーテルヒスタミ
ンは、通常の手法により合成され、125Iで標識され
る。このアナログトレーサーを、Iyng/lnQの活
性炭吸着ヒト血清アルブミン(CA1−I S A )
と、0.01%のアジ化ナトリウムを含む0.OLM 
 HEPES緩衝液pi−17,4に溶解する。これに
以下の実施例に示すように阻害剤を添加した。
抗テストステロン抗体は、テストステロン−19−カル
ボキシメチルエーテルを牛血清アルブミンに結合させた
ものを免疫原として兎の中で作製し、遊離T4および遊
離T3の項で説明したのと同様の方法で、L2X75+
++xのポリプロピレンチューブの管壁に固定化する。
遊離テストステロンの標準液は、様々な量のテストステ
ロンをテストステロンを含まないヒト血清に添加し、直
接平衡透析法により遊離テストステロン値を測定してp
g/ mρの単位で表した。遊離テストステロンの測定
には、50μQの標準液または弘者検体を抗テストステ
ロン抗体を塗布したチューブに入れ、続いて1.OxQ
のヨード化した6−ハドロキシテストステロンー19−
カルボキシメチルエーテルヒスタミン・アナログ溶液を
加える。このチューブを37℃で4時間保持し、その後
、内容液を捨てて、チューブに付着した放射能を測定す
る。結果は標準曲線より計算する。
(実施例■−1) 阻害剤の遊離テストステロン測定に対する効果を調べる
ため、20検体を上記の方法で測定した。
スルホブロモフタレイン(SBP)の添加または無添加
に対し、サリチル酸ナトリウム、2.4−ジニトロフェ
ノール(D N P )、8−アニリノ−1−ナフタレ
ンスルホン酸(A N S )を様々の濃度で加えて測
定を行なった。各のトレーサーに対する測定値(平均)
を表20に示した。また、トレーサー間の相関について
表21に示した。
[表21] この結果よりスルホブロモフタレイン(SBP)を添加
しない場合、遊離テストステロン値が14%程上昇する
ことが判る(AおよびA’)。これは、SBPがアルブ
ミン結合したテストステロンを奪うことなく、アナログ
トレーサーのアルブミンへの結合を阻害するからである
。さらに重要な点としてサリチル酸(塩)、2.4−ジ
ニトロフェノール、ANSは、アルブミンおよび/また
はS HB G (SexHormon Bindin
g Globulin;性ホルモン結合性グロブリン)
からテストステロンを奪ってしまうことも判った。
(実施例■−2) 遊離テストステロン測定におけるアナログトレーサーの
効率をチェックするため、アナログトレーサーであるヨ
ウ素化された6−ハイドロキシテストステロン−19−
カルボキシメチルエーテルヒスタミンと、通常のトレー
サーであるヨウ素化されたテストステロン−19−カル
ボキシメチルエーテルヒスタミンとを遊離テストステロ
ン測定について患者検体を用いて比較を行なった。
トレーサーは前記のように、10μ9/IIIQのスル
ホブロモフタレインを加えて調製した。両トレーサーが
同等の感度を示すように、ポリプロピレンチューブ内壁
に固定化する抗体の量を調節した。
患者の検体数は20であり、そのテストステロン平均値
(pg/Il++2)と両者の相関式を表22に示す。
[表22] この結集は、アナログトレーサーである6−ハイドロキ
シテストステロシー19−カルボキノメチルエーテルヒ
スタミン−125■が内因性の結合物(SHBG等)に
結合せず、一方、テストステロン−19−カルボキシメ
チルエーテルヒスタミン−125■は結合することを示
している。従って、アナログトレーサーに比べ、通常の
トレーサーでは、約50%高いテストステロン測定値と
なる。
(実施例■−3) 遊離テストステロン測定系における性ホルモン結合性グ
ロブリン(SHBG)レベルの影響を調べるため、活性
炭処理したヒト血清にS HB Gを400μg/mc
(正常値の10倍レベル)加えて測定を行なった。上記
の方法で遊離テストステロンを測定すると、結合率B/
Boは99%であった。
活性炭により血清中のテストステロンは完全に吸収され
るので、遊離テストステロン値は0となる。従って、B
/BOは5HBGの有無と無関係に100%となるはず
である。この結果は、前記アナログトレーサーが高濃度
の5HBGに結合しないことを示している。
(実施例■−4) 血清中のアルブミン濃度が上昇した場合の遊離テストス
テロン測定に対する影響を調べるため、3種の凍結乾燥
した検体をo 、Lo、2.0.3.09/ dQのア
ルブミン水溶液で再溶解した。すべての検体は実施例T
l−3と同じトレーサーを用い、同時に測定し、表23
の結果を得た。
この結果は、この遊離テストステロン測定系は、アルブ
ミンのレベルが大きく上昇しても臨床上なんら影響を受
けないことを示している。3 、09/ dQのアルブ
ミンを加えた試料では、全測定系で79/dQという非
常に高いレベルのアルブミンを含んでいることが注目さ
れる。
(実施例■−5) いくつかの患者検体に対して、実施例ll−3と同じト
レーサーを用い、遊離テストステロンを活性炭処理前と
処理後で測定した。表24には処理面の遊離テストステ
ロン濃度をpg/ xρで、処理後の遊離テストステロ
ン濃度を結合率(%B / B o )で表した。
[表24] この結果、検体の活性炭処理により遊離テストステロン
値は、アナログ法で測定した場合、はとんど0、つまり
、はぼ100%の結合率(B /B o)となっている
ことが判る。活性炭処理は、テストステロンをはじめど
する他のステロイド類および低分子物質を取り除き、ア
ルブミン、S l−j B Gや他の結合タンパクは除
かない。従って、この実験は、アナログ法による遊離テ
ストステロンの測定が結合タンパク等のレベルに影響さ
れないことを示している。
(実施例n−6) 非エステル化遊離l旨肪酸(NFEA)は、アルブミン
に対する結合定数かテストステロンより大きい。このこ
とを様々の量のオレイン酸を3種類の検体に添加する実
験で確認した。遊離テストステロン測定に対するこの効
果について表25に示した。
[表25] 「発明の効果」 以上説明したように、本願の第1の発明は、生物学的液
体中に内因性結合タンパクとそれに結合したリガンドが
存在する場合に、遊離リガントと。
結合リガンドの平衡をくずすことなく、遊離リガンドの
みを測定する方法であって、以下の(a) (b)(c
)の手順を含むことを特徴とする生物学的液体中の遊離
リガンドの測定方法である。すなわち、(a)試料とな
る生物学的液体を、次の(i )(ii )(iii 
)の物質とともに保持する。い)その化学的構造のため
に特定の前記内因性タンパクと結合されないリガンドの
アナログトレーサー、(11)特異的リガンド結合体(
リガンドに対して特異的に結合する化合物)、(iii
)前記リガンドのアナログトレーサーが前記特定の内因
性結合タンパク以外の内因性結合タンパクと結合するの
を阻害する少なくと乙一種の特異的な化学物質。
(b)  前記特異的な結合体と結合した前記リガンド
のアナログトレーサーと、同特異的リガンド結合体と結
合しなかったアナログトレーサーとを分離する。
(c)  前記生物学的液体中の前記特異的な結合体と
結合した前記リガンドのアナログトレーサーを既知のM
離すガント標卆液中の結合アナログトレーサーと比較し
て前記生物学的液体中の遊離リガンドの濃度を決定する
また、本願の第2の発明は、その中に内因性結合タンパ
クとこの内因性結合タンパクに結合したりガントが存在
する生物学的液体に添加、保持されることに31−〇前
記生物学的液体中の遊離リガンドと結合リガンドの平衡
をくずすことなく、遊離リガンドのみを測定可能とする
測定用キットであって、(1)その化学的構造のために
特定の前記内因性タンパクと結合されないリガン)・の
アナログ1、レーサーと、(11)特異的リカント結合
体(リガンドに対して特異的に結合する化合物)と、(
iii)前記リガンドのアナログトレーサーが酸A2特
定の内因性結合タンパク以外の内因性結合タンパクと結
合するのを阻害する少なくとし一種の特7d的な化学物
質と、から構成されることを特徴と′4−ろらのである
従って、本発明の生物学的液体中の遊離リガンドの測定
方法および測定用キットは、例えば、サイロキシン、ト
リヨードサイロニン、テストステロン、コルチゾール、
プロゲステロン、エストラノオール、その他のホルモン
およびステロイド、または薬物あるいは薬物の代謝産物
、ビタミンB12等のビタミン、毒素などの人体液中に
普通に見られる遊離リガンドのどうようなものに対して
ら、その正確な濃度測定に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第16図は、遊離T3、遊離T 4の測定
系においては、アルブミンが影響を及ぼさないことを示
す本発明の実施例>3を説明するためのもので、h々購
軸にCA I−I S A (活性炭吸着ヒト血清アル
ブミン)濃度(mg/ *(1’)を取り、縦軸に遊離
T3濃度(ph/ mQ)または遁IT4濃度(ny/
 、+Q)を取って示したグラフ、第17図ないし第2
0図は、遊離1゛4の測定結果が妊娠および非甲状腺疾
患に影響されないことを示す本発明の実施例1−7を説
明するためのらので、横軸に遊離T4濃度を取り、縦軸
に頻度を取って示したグラフである。 出願人  ダイアグノスティック ブロダクツコーボレ
ーンヨン 第1図 第2図 にAt−15ハ1mc]/ml 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 CAH3A、mg/ml 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 CAH8A、mg/ml 第15図 第16図 第1.7図 第18図 T4. ng/dl

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生物学的液体中に内因性結合タンパクとそれに結
    合したリガンドが存在する場合に、遊離リガンドと結合
    型リガンドの平衡をくずすことなく、遊離リガンドのみ
    を測定する方法であって、以下の(a)(b)(c)の
    手順を含むことを特徴とする生物学的液体中の遊離リガ
    ンドの測定方法。 (a)試料となる生物学的液体を、次の(i)(ii)
    (iii)の物質とともに保持する。(i)その化学的
    構造のために特定の前記内因性タンパクと結合されない
    リガンドのアナログトレーサー、(ii)特異的リガン
    ド結合体(リガンドに対して特異的に結合する化合物)
    、(iii)前記リガンドのアナログトレーサーが前記
    特定の内因性結合タンパク以外の内因性結合タンパクと
    結合するのを阻害する少なくとも一種の特異的な化学物
    質。 (b)前記特異的な結合体と結合した前記リガンドのア
    ナログトレーサーと、同特異的リガンド結合体と結合し
    ていないアナログトレーサーとを分離する。 (c)前記生物学的液体中の前記特異的な結合体と結合
    した前記リガンドのアナログトレーサーを既知の遊離リ
    ガンド標準液中の結合アナログトレーサーと比較して前
    記生物学的液体中の遊離リガンドの濃度を決定する。
  2. (2)遊離リガンドがホルモン、ステロイド類、薬物、
    薬物の代謝産物、ポリペプチド、タンパク、ビタミン、
    抗原、毒素であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  3. (3)遊離リガンドが甲状腺ホルモンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定方法。
  4. (4)遊離リガンドが性ホルモンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊離
    リガンドの測定方法。
  5. (5)遊離リガンドがテストステロンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定方法。
  6. (6)リガンドのアナログトレーサーが、N−[^1^
    2^5I]−L−トリヨードサイロニンコハク酸アミド
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  7. (7)リガンドのアナログトレーサーが、N−[^1^
    2^5I]−L−サイロキシンコハク酸アミドであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的
    液体中の遊離リガンドの測定方法。
  8. (8)リガンドのアナログトレーサーが、放射性原子、
    酵素、蛍光物質、あるいは化学的発光物質で標識されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生
    物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  9. (9)リガンドのアナログトレーサーが、少なくとも一
    つの放射性ヨウ素原子で標識されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊離
    リガンドの測定方法。
  10. (10)リガンドのアナログトレーサーが、ヨウ素化さ
    れた6−ハイドロキシテストステロン−19−カルボキ
    シメチル・エーテルヒスタミンであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊離リ
    ガンドの測定方法。
  11. (11)特異的リガンド結合体が遊離リガンドの抗体で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生
    物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  12. (12)特異的リガンド結合体が固相に固定されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学
    的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  13. (13)固相がポリプロピレンであることを特徴とする
    特許請求の範囲第12項に記載の生物学的液体中の遊離
    リガンドの測定方法。
  14. (14)その他の内因性タンパクがアルブミンを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的
    液体中の遊離リガンドの測定方法。
  15. (15)化学的結合阻害物質が置換基を持つモノアリル
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  16. (16)置換基を持つモノアリル化合物が2,4−ジニ
    トロフェノールであることを特徴とする特許請求の範囲
    第15項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定
    方法。
  17. (17)置換基を持つモノアリル化合物がサリチル酸ナ
    トリウムであることを特徴とする特許請求の範囲第15
    項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  18. (18)化学的結合阻害物質が色素であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊
    離リガンドの測定方法。
  19. (19)色素がスルホブロモフタレインであることを特
    徴とする特許請求の範囲第18項に記載の生物学的液体
    中の遊離リガンドの測定方法。
  20. (20)化学的結合阻害物質が脂肪酸であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定方法。
  21. (21)脂肪酸がオレイン酸であることを特徴とする特
    許請求の範囲第20項に記載の生物学的液体中の遊離リ
    ガンドの測定方法。
  22. (22)化学的結合阻害物質がフェノール性水酸基を持
    つ化合物群であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  23. (23)化学的結合阻害物質がアミノ酸であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中
    の遊離リガンドの測定方法。
  24. (24)保持を37℃で行なうことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊離リガンド
    の測定方法。
  25. (25)反応をpH7.4で行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の生物学的液体中の遊離リガ
    ンドの測定方法。
  26. (26)リガンドを除去したヒト血清に異なった量のリ
    ガンドを加え、これを平衡透析法によって遊離リガンド
    濃度を測定することにより既知の遊離リガンド標準液を
    調製することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の生物学的液体中の遊離リガンドの測定方法。
  27. (27)その中に内因性結合タンパクとこの内因性結合
    タンパクに結合したリガンドが存在する生物学的液体に
    添加、保持されることにより、前記生物学的液体中の遊
    離リガンドと結合型リガンドの平衡をくずすことなく、
    遊離リガンドのみを測定可能とする測定用キットであっ
    て、 (i)その化学的構造のために特定の前記内因性タンパ
    クと結合されないリガンドのアナログトレーサーと、 (ii)特異的リガンド結合体(リガンドに対して特異
    的に結合する化合物)と、 (iii)前記リガンドのアナログトレーサーが前記特
    定の内因性結合タンパク以外の内因性結合タンパクと結
    合するのを阻害する少なくとも一種の特異的な化学物質
    と、から構成されることを特徴とする生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定用キット。
  28. (28)遊離リガンドがホルモン、ステロイド類、薬物
    、薬物の代謝産物、ポリペプチド、タンパク、ビタミン
    、抗原、毒素であることを特徴とする特許請求の範囲第
    27項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用
    キット。
  29. (29)遊離リガンドが甲状腺ホルモンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体
    中の遊離リガンドの測定用キット。
  30. (30)遊離リガンドが性ホルモンであることを特徴と
    する特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定用キット。
  31. (31)遊離リガンドがテストステロンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体
    中の遊離リガンドの測定用キット。
  32. (32)リガンドのアナログトレーサーが、N−[^1
    ^2^5I]−L−トリヨードサイロニンコハク酸アミ
    ドであることを特徴とする特許請求の範囲第27項に記
    載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キット。
  33. (33)リガンドのアナログトレーサーが、N−[^1
    ^2^5I]−L−サイロキシンコハク酸アミドである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第27項に記載の生物
    学的液体中の遊離リガンドの測定用キット。
  34. (34)リガンドのアナログトレーサーが、放射性原子
    、酵素、蛍光物質、あるいは化学的発光物質で標識され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第27項に記載
    の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キット。
  35. (35)リガンドのアナログトレーサーが、少なくとも
    一つの放射性ヨウ素原子で標識されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定用キット。
  36. (36)リガンドのアナログトレーサーが、ヨウ素化さ
    れた6−ハイドロキシテストステロン−19−カルボキ
    シメチル・エーテルヒスタミンであることを特徴とする
    特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体中の遊離
    リガンドの測定用キット。
  37. (37)特異的リガンド結合体が遊離リガンドの抗体で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第27項に記載の
    生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キット。
  38. (38)その他の内因性タンパクがアルブミンを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第27項に記載の生物学
    的液体中の遊離リガンドの測定用キット。
  39. (39)化学的結合阻害物質が置換基を持つモノアリル
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第27項
    に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キット
  40. (40)置換基を持つモノアリル化合物が2,4−ジニ
    トロフェノールであることを特徴とする特許請求の範囲
    第39項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定
    用キット。
  41. (41)置換基を持つモノアリル化合物がサリチル酸ナ
    トリウムであることを特徴とする特許請求の範囲第39
    項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キッ
    ト。
  42. (42)化学的結合阻害物質が色素であることを特徴と
    する特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体中の
    遊離リガンドの測定用キット。
  43. (43)色素がスルホブロモフタレインであることを特
    徴とする特許請求の範囲第42項に記載の生物学的液体
    中の遊離リガンドの測定用キット。
  44. (44)化学的結合阻害物質が脂肪酸であることを特徴
    とする特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体中
    の遊離リガンドの測定用キット。
  45. (45)脂肪酸がオレイン酸であることを特徴とする特
    許請求の範囲第44項に記載の生物学的液体中の遊離リ
    ガンドの測定用キット。
  46. (46)化学的結合阻害物質がフェノール性水酸基を持
    つ化合物群であることを特徴とする特許請求の範囲第2
    7項に記載の生物学的液体中の遊離リガンドの測定用キ
    ット。
  47. (47)化学的結合阻害物質がアミノ酸であることを特
    徴とする特許請求の範囲第27項に記載の生物学的液体
    中の遊離リガンドの測定用キット。
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