JPS6280287A - Al合金製犠牲陽極材 - Google Patents

Al合金製犠牲陽極材

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JPS6280287A
JPS6280287A JP60220969A JP22096985A JPS6280287A JP S6280287 A JPS6280287 A JP S6280287A JP 60220969 A JP60220969 A JP 60220969A JP 22096985 A JP22096985 A JP 22096985A JP S6280287 A JPS6280287 A JP S6280287A
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Hajime Kudo
元 工藤
Ken Toma
当摩 建
Isao Takeuchi
竹内 庸
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、電気化学的に卑な、すなわちすぐれた1に
牲陽極効果を発揮するAl合金製1≧牲陽極材に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、一般に、水または海水用配管や、例えば太陽熱利
用装置、海水淡水化装置、さらにラジェータなどの水ま
たは海水を利用する熱交換器の管部材などには、これを
防食する目的で、これより電気化学的に卑な@Anや各
種のAl合金製犠牲陽極材が、例えばフィン部材などと
して使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらのt4Alや各種のAl合金製1i牲陽
極材においては、防食対象物によっては電気化学的に十
分部でない場合が生じ、必ずしも満足する犠牲陽重効果
を発揮しないのが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、電気化
学的に十分部な犠牲陽極材を開発すべく研究を行なった
結果、AlにBiを含有させた状態のAl合金溶湯を、
通常の鋳型1造法により鋳造してインゴットとした場合
には、Biが素地に粗大に晶出し、純Alと同程度の電
位した示さず、電気化学的に十分部とすることはできな
いが、これを・通常の冷却速度が103℃/秒以上とな
る超急冷法により凝固させると、この結果のAl合金は
、素地中に微細なBiが均一分散した組織をもつように
なり、この超忠冷凝固組織をもったAl合金は電気化学
的に著しく卑となり、すぐれた犠牲陽極効果を発揮する
という知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、重量%で(以下%は重量%を示す)、Bi  : 
 0.01〜1%。
を含有し、さらに、 (a) M(] :  0.1〜10%。
(b) Fe :  0.1〜10%。
(C)Zn: 0,01〜1%。
Ga :  0.01〜1%。
Sn :  0.005〜0.1%。
In :  0.005〜0.1%。
のうちの1種または2種以上、 以上(a)〜(C)のうちの1種または2種以上を含有
し、残りがAlと不可避不純物からなる組成、並びに素
地中に微細なBiが均一分散した超n冷凝固組織を有す
るAl合金で構成されたAl合金製犠牲陽極材に特徴を
有するものである。
つぎに、この発明の1に牲陽極材を構成するAl合金の
成分組成を上記の通りに限定した理由を説明する。
(a)Bi Bi酸成分は、上記の通り、Al合金溶溶湯超急冷凝固
されることによって、素地中に微細均一に分散して、A
l合金を電気化学的に十分に卑ならしめる作用があるが
、その含有量が001%未満では前記作用に所望の効果
が1@られず、一方その含有量が1%を越えてもより一
層の向上効果が得られず、経済性を考慮して、その含有
量を0.01〜1%と定めた。
(b)M(I Mg成分には、Al合金の電気化学的性質を損なうこと
なく、素地に固溶して、これを強化し、かつ耐食性を向
上させる作用があるので、これらの特性が要求される場
合に必要に応じて含有させるが、その含有量が0.1%
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その含
有量が10%を越えても、より一層の向上効果は得られ
ないことから、その含有量を0.1〜10%と定めた。
(c)Fe Fe成分には、Al合金の電気化学的性質を損なうこと
なく、素地に微細均一に分散して、これを強化する作用
があるので、強度が要求される場合に必要に応じて含有
させるが、その含有1が0.1%未満では所望の強度向
上効果が得られず、一方その含有1が10%を越えると
、脆化傾向が現われるようになることから、その含有量
を081〜10%と定めた。
(d)Zn、Ga、Sn、およびIn これらの成分には、Al合金をより一層電気化学的に卑
にする作用があるので、必要に応じて含有されるが、そ
の含有けが、それぞれZn:0.01%未満、Qa :
  0.01%未満、Sn:0005%未満、およびZ
n :  0.005%未満では所望の犠牲陽極効果の
より一層の向上をはかることができず、一方その含有量
が、それぞれZn:1%、Ga:1%、 3n :  
0.1%、およびIn:0.1%を越えると耐食性が低
下するようになることから、その含有量を、それぞれZ
n :  0.01〜1%、 Ga :  0.01〜
1%、 Sn :  0.005〜0.1%2およびI
n :  0.005〜0.1%と定めた。
〔実施例〕
つぎに、この発明の犠牲陽極材を実施例により具体的に
説明する。
溶解るつぼ内で、それぞれ第1表に示される成分組成を
もった溶湯を調製した後、前記るつぼの底部に設けた0
、5mm X 15 mmの寸法をもったスリットから
、前記溶湯を、その直下に位置し、かつ3000 rp
mで回転する直径:260mの水冷銅製ロールの表面に
吹き付けて、これを超急冷凝固することによって、幅:
15sX厚さ250μmの寸法をもったリボン状箔体か
らなる本発明犠牲陽極材1〜16およびMAltl犠牲
陽極材(以下比較犠牲陽極材1という)をそれぞれ製造
した。
また、比較の目的で、本発明犠牲陽極材2と同じ成分組
成をもった溶湯を用い、これを水冷鋳をにvT造して3
0mmX 150mmX 300#の寸法をもった鋳塊
とし、この鋳塊に通常の条件で熱間圧延を施し、ざらに
冷間圧延と中間焼鈍とを繰り返し施すことによって同じ
寸法をもった比較犠牲陽極材2を製造した。
ついで、これらの犠牲陽極材について、犠牲陽極効果を
評価する目的で、孔食電位を測定し、さらに、これを例
えばAl合金製熱交換器のフィン部材などとして用いる
場合、ろう付けすることが行なわれるが、このろう付け
に相当する条件、すなわち温度+ 600℃に3分間保
持の条件で加熱処理を施した状態で孔食電位を測定した
また、耐食性を評価する目的で、これらの加熱処理前の
犠牲陽極材について、3.5%Na Cff1水溶液中
での腐食速度を測定した。これらの測定結果を第1表に
示した。
〔発明の効果) 第1表に示される結果から、本発明犠牲陽極材1〜16
は、いずれも電気化学的に十分部であり、しかもこの結
果の電気化学的性質は加熱処理によっても変化すること
がなく、かつすぐれた耐食性を示し、さらに特に本発明
犠牲陽極材1〜3と比較犠牲陽極材1との比較において
、Biの含有によって電気化学的に卑になることが明ら
かであり、また本発明犠牲陽極材2と比較犠牲陽極材2
との比較から、通常の鋳造法、熱間および冷間圧延法に
よる場合には十分満足する電気化学的性質が得られない
が、これを超急冷1疑固組織とした場合には、成分組成
が同じであるにもかかわらず、電気化学的により一層卑
になることが明らかである。
上述のように、この発明のAl合金製犠牲陽極材は、超
急冷凝固にて形成された、素地中に微細なBiが均一分
散した組織によって電気化学的に十分卑となっているの
で、これを実用に供した場合、すぐれた犠牲陽極効果を
発揮するのである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Bi:0.01〜1%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  2. (2)Bi:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Mg:0.1〜10%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  3. (3)Bi:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Fe:0.1〜10%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  4. (4)Bi:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Zn:0.01〜1%、 Ga:0.01〜1%、 Sn:0.005〜0.1%、 In:0.005〜0.1%、 のうちの1種または2種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  5. (5)Bi:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Mg:0.1〜10%、 Fe:0.1〜10%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  6. (6)Bi:0.01〜1%、 を含有し、 Mg:0.1〜10%、 を含有し、さらに、 Zn:0.01〜1%、 Ga:0.01〜1%、 Sn:0.005〜0.1%、 In:0.005〜0.1%、 のうちの1種または2種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  7. (7)Bi:0.01〜1%、 を含有し、 Fe:0.1〜10%、 を含有し、さらに、 Zn:0.01〜1%、 Ga:0.01〜1%、 Sn:0.005〜0.1%、 In:0.005〜0.1%、 のうちの1種または2種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
  8. (8)Bi:0.01〜1%、 を含有し、 Mg:0.1〜10%、 Fe:0.1〜10%、 を含有し、さらに、 Zn:0.01〜1%、 Ga:0.01〜1%、 Sn:0.005〜0.1%、 In:0.005〜0.1%、 のうちの1種または2種以上、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)、並びに素地中に微細なBiが均一分散した
    超急冷凝固組織を有するAl合金で構成されたことを特
    徴とするAl合金製犠牲陽極材。
JP60220969A 1985-10-03 1985-10-03 Al合金製犠牲陽極材 Granted JPS6280287A (ja)

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