JPS627829A - 磁気デイスク基板用アルミニウム合金 - Google Patents

磁気デイスク基板用アルミニウム合金

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JPS627829A
JPS627829A JP14704985A JP14704985A JPS627829A JP S627829 A JPS627829 A JP S627829A JP 14704985 A JP14704985 A JP 14704985A JP 14704985 A JP14704985 A JP 14704985A JP S627829 A JPS627829 A JP S627829A
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JP
Japan
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less
impurities
magnetic disk
aluminum alloy
alloy
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Application number
JP14704985A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Endo
遠藤 和信
Tatsuo Otsuka
大塚 達雄
Kazuyoshi Nishizawa
西沢 和由
Masashi Sakaguchi
雅司 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は磁気ディスク基板用アルミニウム合金に関す
る。
従来の技術及び問題点 電子計算機等において記憶媒体として使用される磁気デ
ィスクは、磁気ディスク用基板の表面に磁性体薄膜が被
覆形成されてなるものである。而してこの磁気ディスク
を構成する磁気ディスク用基板の材料としては、従来よ
りAA5086アルミニウム合金が一般に用いられてい
る。これは、該アルミニウム合金によれば磁気ディスク
基板に要求される、■高速回転に耐え得る充分な機械的
強度を有すること、■非磁性、軽量であること、■耐食
性が良好でかつある程度の耐熱性を有することなどの諸
性質を満足しうろことに因る。
しかしながら、上記アルミニウム合金基板では、基板に
被覆した磁性体薄膜の表面に微細な突起を生じるもので
あり、これが欠陥となって昨今要求されている磁気ディ
スクの記録密度の増大化に限界があるということが、そ
の後の研究により判明した。
一方、AA5086アルミニウム合金に代わる磁気ディ
スク基板用アルミニウム合金の開発も行われているが(
例えば特公昭56−39699号)、総じてアルミニウ
ム合金組成中の特にFe、Si等の含有量を減少するこ
とにより、それらの粗大な金属間化合物の生成を抑制し
ようとする傾向にあり、この場合、原料地金の高純度化
により、コストアップの要因となるものであった。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
磁性体薄膜表面の欠陥をなくし得て材料コストの安価な
磁気ディスク基板用アルミニウム合金の提供を意図して
なされたものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために発明者は、磁性体薄膜表面の
突起の原因を解明した結果、該突起はアルミニウム合金
の組織中に存在する金属間化合物、なかでも特にAf−
Fe−Mn系化合物に起因するものであり、Aj!−F
e系、Al−Fe−Si系等の化合物の場合はさほど有
害な欠陥にならないものであることがわかった。
すなわち、磁性体皮膜の基板への被覆に先だって、該基
板には切削加工等による鏡面加工が施されたのち、さら
に磁性体薄膜との密着性を良くする目的で下地処理が施
されるが、この下地処理工程で形成される下地処理皮膜
(一般的にtま化成皮膜でおる)は、特に基板表面に露
呈した前記Aj!−Fe−Mn系化合物上で厚く成長し
て部分的な突起を形成し、このためその上に被覆される
磁性体皮膜に該突起が顕出することに起因するものであ
ることを知見するに至った。
従ってこの欠陥をなくすにはFeまたはMllを減じて
A、ff−Fe−Mn系化合物の生成を抑制すれば良い
が、Feの減少化はコストアップを招来することがらM
nの減少化を試みることを第一の着眼点として種々実験
と研究を重ねた結果、この発明を完成しえたものである
すなわちこの発明は、必須成分としてFe:0.1〜0
.5wt%、Mg:3.0〜6.0wt%を含み、更に
好ましくはB:0.0005〜0.01wt%、Be 
: 0.0005〜0.01wt%のいずれか一方また
は両方を含み、かつ不°純物としてs;  :o、 2
wt%以下、Mn:0゜05wt%以下、Cr : 0
.15wt%以下、Ti :0.03wt%以下にそれ
らの含有量が規制され、残部がアルミニウム及び前記不
純物以外の不可避不純物からなる磁気ディスク基板用ア
ルミニウム合金を要旨とするものである。
先ず合金の各成分の範囲限定についてその理由を説明す
れば、Feは結晶粒を微細化し基板表面のうねりを小さ
くする効果がおるが、0゜1wt%未満ではその効果が
なくしかも地金の大幅なコストアップを招く。逆に0.
5wt%を超えると粗大なA、ff1−Fe系化合物が
形成される。
好ましい範囲は0.1〜0.3wt%である。
Mgは合金の強度向上に寄与するものである。
しかし3.Qwt%未満ではその効果に乏しく所要の機
械的強度を得ることができず、逆に6゜Qwt%を超え
るとA 、e−Mg化合物を生成し基板の鏡面加工性を
低下する。好ましい範囲は3゜5〜5.□wt%である
上記成分に加えて、この発明では更に好ましくはB:0
.0005〜0.01wt%、Be:0.0005〜o
、o’+wt%のいずれか一方または両方が含有される
Bは凝固結晶粒の微細化に有効なものであるが、O,0
005wt%未満ではその効果に乏しく、逆に0.01
wt%を超えるとTiB2化合物が多くなりすぎ、微細
化効果も大きく期待できない。また前記TiB2化合物
の大きな粒子は基板の鏡面加工性を低下させるため、合
金組織中におけるTiBz化合物の粒径は1.0μm以
下であることが望ましい。
3eはMOの酸化防止効果を有するが、毒性が高いため
含有範囲は0.01wt%までが限界であり、望ましく
は0.005wt%以下とするのが良い。しかしO,0
005wt%未満では上記効果を発揮しえない。
上記成分のほか、この発明では不純物としてSi  :
0.2wt%以下、Mn :0.Q5wt%以下、Cr
 :o、15wt%以下、Ti  :0.03wt%以
下にそれらの含有量が規制されなければbらない。Sl
はFe同様原料地金中に含まれるもので0.2wt%を
超えて含有されるとMg2Si化合物を形成し、鏡面加
工性を低化させる。好ましくは0.1wt%以下となさ
れるのが良い。Mnは0.05wt%を超えて含有され
るとAJ−Fe−Mn系化合物を生成し、本発明の所期
の目的が達成できない。好ましくはOlQ ’l wt
%以下に設定されるのが良い。Crは耐食性の向上に役
立つもので必るが0.15wt%を超えると粗大化合物
を形成する。Tiは凝固結晶粒の微細化に寄与するが、
0.03wt%を超えると同じく粗大化合物を形成する
磁気ディスクの製造は、一般的には、上記組成の合金を
溶解鋳造してスラブを作製し、熱間圧延、冷間圧延を経
て基板を作製し、次いでこの基板に鏡面加工、下地処理
を施したのら、磁性体皮膜を被覆形成することにより行
われる。
このような!l!造工程においては、例えばスラブ凝固
時の冷却速度を可及的速くしたり、均質化処理を施した
り、圧延のりダクションを大にする等して、合金組織中
の金属間化合物を可及的小さくすることが推奨される。
発明の効果 この発明の合金は、Mnの含有量を減少したものである
から、組織中におけるAj!−Fe −Mn系化合物の
生成を抑制した磁気ディスク基板とすることができる。
従って、基板表面に現れるA1−Fe−Mn系化合物の
個数が減少しかつその大きさも小さくなるから、基板に
施される下地処理に際して下地処理皮膜が該化合物上で
厚く形成されて生じる皮膜欠陥の個数が減少しまたその
突出程度も少なくなり、下地処理皮膜ひいてはその上に
被覆形成される磁性体薄膜を高精度な平滑状態となしえ
、記録密度の極めて高い磁気ディスクを実現できる。ま
た、この発明に係るアルミニウム合金はFeの含有量を
抑制するものではないため、アルミニウムの原料地金に
高純度を要求されないから、基板の製作費用も安価なも
のとすることができる。
実施例 次にこの発明の実施例を比較例、従来例との対比におい
て示す。
第1表に示す各種組成のアルミニウム合金を溶解鋳造し
てスラブを形成し、該スラブを520℃×15時間で均
質化処理したのち、熱間にて厚−ざ6Mに圧延し、次い
で冷間にて厚さ2mに圧延し、その後250℃×4時間
及び350℃×4時間で調質焼鈍して磁気ディスク基板
を製作した。続いて各基板に鏡面切削を施したのち、同
一条件にて下地処理を施して基板表面に化成内膜を形成
した。
そして各基板につき、下地処理後の皮膜表面の欠陥を、
微分干渉顕微鏡、E、 P、 )1. A、表面粗さ計
で調査し、17当りの欠陥の個数と最大表面粗さを測定
した。その結果を第2表に示す。
[以下余白] 第2表 上記結果から明らかなように、本発明合金によれば、合
金組織中のAj!−Fe−Mn系化合物の生成を抑制し
うる結果、基板の下地処理皮膜の表面欠陥の数、最大表
面粗さともに減少し、平滑性に極めて優れたものとなし
うろことを確認しえた。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)必須成分としてFe:0.1〜0.5wt%、M
    g:3.0〜6.0wt%を含み、不純物としてSi:
    0.2wt%以下、Mn:0.05wt%以下、Cr:
    0.15wt%以下、Ti:0.03wt%以下にそれ
    らの含有量が規制され、残部がアルミニウム及び前記不
    純物以外の不可避不純物からなる磁気ディスク基板用ア
    ルミニウム合金。
  2. (2)必須成分としてFe:0.1〜0.5wt%、M
    g:3.0〜6.0wt%、B:0.0005〜0.0
    1wt%を含み、不純物としてSi:0.2wt%以下
    、Mn:0.05wt%以下、Cr:0.15wt%以
    下、Ti:0.03wt%以下にそれらの含有量が規制
    され、残部がアルミニウム及び前記不純物以外の不可避
    不純物からなる磁気ディスク基板用アルミニウム合金。
  3. (3)必須成分としてFe:0.1〜0.5wt%、M
    g:3.0〜6.0wt%、Be:0.0005〜0.
    01wt%を含み、不純物としてSi:0.2wt%以
    下、Mn:0.05wt%以下、Cr:0.15wt%
    以下、Ti:0.03wt%以下にそれらの含有量が規
    制され、残部がアルミニウム及び前記不純物以外の不可
    避不純物からなる磁気ディスク基板用アルミニウム合金
  4. (4)必須成分としてFe:0.1〜0.5wt%、M
    g:3.0〜6.0wt%、B:0.0005〜0.0
    1wt%、Be:0.0005〜0.01wt%を含み
    、不純物としてSi:0.2wt%以下、Mn:0.0
    5wt%以下、Cr:0.15wt%以下、Ti:0.
    03wt%以下にそれらの含有量が規制され、残部がア
    ルミニウム及び前記不純物以外の不可避不純物からなる
    磁気ディスク基板用アルミニウム合金。
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