JPS6396254A - コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法 - Google Patents
コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法Info
- Publication number
- JPS6396254A JPS6396254A JP24192786A JP24192786A JPS6396254A JP S6396254 A JPS6396254 A JP S6396254A JP 24192786 A JP24192786 A JP 24192786A JP 24192786 A JP24192786 A JP 24192786A JP S6396254 A JPS6396254 A JP S6396254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- magnetic disk
- substrate
- coated magnetic
- alloy substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims abstract description 24
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 14
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 14
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims abstract description 9
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 21
- 238000000265 homogenisation Methods 0.000 claims description 20
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 6
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 229910019064 Mg-Si Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910019406 Mg—Si Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 36
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 7
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 6
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 5
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 4
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 3
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 3
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 229910018084 Al-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018134 Al-Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018192 Al—Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018467 Al—Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000599 Cr alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000846 In alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- ZCDOYSPFYFSLEW-UHFFFAOYSA-N chromate(2-) Chemical compound [O-][Cr]([O-])(=O)=O ZCDOYSPFYFSLEW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 235000012489 doughnuts Nutrition 0.000 description 1
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 description 1
- 150000002344 gold compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、表面に磁性体を塗布して信号記憶に供するた
めのコーティング型磁気ディスク用Al合金基板の製造
法に関する。
めのコーティング型磁気ディスク用Al合金基板の製造
法に関する。
[従来の技術]
コーティング型磁気ディスクは、Al−Mg合金系の基
板の表面を精密研摩し、適切な処理(脱脂、酸洗、クロ
メート処理等)を施した後に、磁性体を被覆したもので
あり、この磁性体被膜を磁化することにより信号を記憶
させるものである。この磁性体における記憶がエラーな
く良好に行われるために、ベースでおるアルミニウム合
金基板には以下の特性が要求される。
板の表面を精密研摩し、適切な処理(脱脂、酸洗、クロ
メート処理等)を施した後に、磁性体を被覆したもので
あり、この磁性体被膜を磁化することにより信号を記憶
させるものである。この磁性体における記憶がエラーな
く良好に行われるために、ベースでおるアルミニウム合
金基板には以下の特性が要求される。
■ 精密研摩あるいは切削後の表面精度が良好なこと。
■ 研摩後はもちろんのことそれに続く化学処理工程に
おいても磁性体薄膜の欠陥の原因となる基板表面の突起
や穴ができにくく、またたとえできたとしても小さいこ
と。
おいても磁性体薄膜の欠陥の原因となる基板表面の突起
や穴ができにくく、またたとえできたとしても小さいこ
と。
■ おる程度の強度を有し、基板製作時の機械加工や使
用時の高速回転にも耐えること。
用時の高速回転にも耐えること。
■ 軽量、非磁性であり、ある程度の耐食性を有するこ
と。
と。
■ 媒体塗布後の加熱により変形しないこと。
従来より、このような特性を有する磁気ディスク用基板
としてA I −Mg−Mn−Cr系の5086合金や
その改良合金が使用されてきた。
としてA I −Mg−Mn−Cr系の5086合金や
その改良合金が使用されてきた。
[発明が解決しようとする問題点]
磁気ディスクの高記憶密度化が進んだため、コンパウン
ド(金属間化合物)に起因する材料欠陥の許容される限
度も小さくなってきている。
ド(金属間化合物)に起因する材料欠陥の許容される限
度も小さくなってきている。
したがって、従来の5086合金は使用することができ
ず、ある程度の地金純度の上昇と基板の製造法を工夫す
る必要がある。
ず、ある程度の地金純度の上昇と基板の製造法を工夫す
る必要がある。
すなわち、コーティング型磁気ディスクは基板表面に直
接磁性体を塗布するため、その表面に記憶エラーとなる
ような大きな欠陥のないことが要求される。しかしなが
ら、材料中にコンパウンドが存在すると研摩時に脱落し
て穴を作りやすい。このコンパウンドのうち、待にMg
−3i系化合物はA I −Fe系化合物に比較して脱
落しやすい。また、MQ−3i系化合物は、磁性体塗布
前の種々の化学処理でも溶解もしくは脱落しやすい。こ
こで問題となっている基板中のMg−5i系化合物は鋳
造時に生成された晶出物であり、不純物の5ifflを
厳しく抑制すればなくすことができる。したがって、高
純度地金を使用すれば良いが、純度99.99%以上の
地金を使用すると非常にコスト高となり、工業的でない
。
接磁性体を塗布するため、その表面に記憶エラーとなる
ような大きな欠陥のないことが要求される。しかしなが
ら、材料中にコンパウンドが存在すると研摩時に脱落し
て穴を作りやすい。このコンパウンドのうち、待にMg
−3i系化合物はA I −Fe系化合物に比較して脱
落しやすい。また、MQ−3i系化合物は、磁性体塗布
前の種々の化学処理でも溶解もしくは脱落しやすい。こ
こで問題となっている基板中のMg−5i系化合物は鋳
造時に生成された晶出物であり、不純物の5ifflを
厳しく抑制すればなくすことができる。したがって、高
純度地金を使用すれば良いが、純度99.99%以上の
地金を使用すると非常にコスト高となり、工業的でない
。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、MC2:3〜5.5%を含み、不純物Fe、
5itiがFe50.06%、Si≦0.04%であり
あるいはさらにCr : 0.05〜0.20%、Mn
:0.05〜0.60%、Z r : 0,05〜0.
20%のうち1種以上を含み、残りAIと不可避的不純
物よりなる合金を連続鋳造により鋳造後、520〜55
0℃で2〜48時間均′質化処理することを特徴とする
コーティング型磁気ディスク用Al合金基板の製造法で
ある。
5itiがFe50.06%、Si≦0.04%であり
あるいはさらにCr : 0.05〜0.20%、Mn
:0.05〜0.60%、Z r : 0,05〜0.
20%のうち1種以上を含み、残りAIと不可避的不純
物よりなる合金を連続鋳造により鋳造後、520〜55
0℃で2〜48時間均′質化処理することを特徴とする
コーティング型磁気ディスク用Al合金基板の製造法で
ある。
本発明において用いる合金において、Mqは基板の強度
を高める必要から少なくとも3%以上添加する必要があ
る。しかし5.5%より多くなると熱間加工性が悪くな
る。
を高める必要から少なくとも3%以上添加する必要があ
る。しかし5.5%より多くなると熱間加工性が悪くな
る。
Or、Mn、Zrはいずれもその下限値より多く添加す
ると基板の結晶粒が微細化されて強度向上に効果がある
。しかしながら上限値より多く添加すると、鋳造時に粗
大な金属間化合物を形成し、基板として使用できない。
ると基板の結晶粒が微細化されて強度向上に効果がある
。しかしながら上限値より多く添加すると、鋳造時に粗
大な金属間化合物を形成し、基板として使用できない。
Fe、3iは上限値より多く存在すると大きなコンパウ
ンドを形成し、たとえ高温で均質化処理をしたとしても
容易に小ざくならない。このような大きなコンパウンド
は研摩時に脱落して穴をつくりやすい。またMq−s
r系化合物は磁性体塗布前の種々の化学処理でも脱落し
ゃすい。したがって特にSiが多く存在すると、Mg−
8i系化合物を形成しやすく、基板欠陥を生じやすいの
で、Feより厳しく抑制する必要がある。以上により欠
陥を作りやすい5μm以上の粗大なコンパウンドを極力
減らすにはFe50.06%、Si≦0.04%とする
必要がある。
ンドを形成し、たとえ高温で均質化処理をしたとしても
容易に小ざくならない。このような大きなコンパウンド
は研摩時に脱落して穴をつくりやすい。またMq−s
r系化合物は磁性体塗布前の種々の化学処理でも脱落し
ゃすい。したがって特にSiが多く存在すると、Mg−
8i系化合物を形成しやすく、基板欠陥を生じやすいの
で、Feより厳しく抑制する必要がある。以上により欠
陥を作りやすい5μm以上の粗大なコンパウンドを極力
減らすにはFe50.06%、Si≦0.04%とする
必要がある。
Fe、3i以外の不可避的不純物は各0.02%以下な
ら支障がない。
ら支障がない。
均質化処理温度は、主にMg−8i系金居間化合物を固
溶させるために520 ’C以上にする必要がある。し
かしながら550°Cを越えるとMg含有量の多い合金
のため非常に酸化しやすい。
溶させるために520 ’C以上にする必要がある。し
かしながら550°Cを越えるとMg含有量の多い合金
のため非常に酸化しやすい。
Al−Fe系化合物は550℃でもほとんど固溶しない
。均質化処理時間は2時間未満ではその効果が極めて少
なく、また48時間以上では変化がなく、また工業的に
も意味がない。
。均質化処理時間は2時間未満ではその効果が極めて少
なく、また48時間以上では変化がなく、また工業的に
も意味がない。
[実施例]
本発明を実施例並びに比較例によりさらに詳細に説明す
る。
る。
実施例1
表1に示す組成の厚さ300mmの合金鋳塊を連続鋳造
法により製造し、同表に示す均質化処理条件により均質
化処理を施した後、自然冷却によって空温まで冷却し、
その後面前を施し、450°Cに加熱後熱間圧延により
厚さ6mmの板とした。その後冷間圧延により厚さ2m
mの板とし、ドーナツ状に打ち扱きの後、360’Cで
1時間加圧焼鈍しO材とした。
法により製造し、同表に示す均質化処理条件により均質
化処理を施した後、自然冷却によって空温まで冷却し、
その後面前を施し、450°Cに加熱後熱間圧延により
厚さ6mmの板とした。その後冷間圧延により厚さ2m
mの板とし、ドーナツ状に打ち扱きの後、360’Cで
1時間加圧焼鈍しO材とした。
表1 実施例1の化学成分(vt%)及び均質化処理条
件表2に実施例1の加圧焼鈍したO材基板のコンパウン
ド分布及びグレンサイズを示す。コンパウンド分イFは
試料を顕微鏡にセットし、コンパウンドのみ検出するよ
うにイメージアナライザーのスクリーン上に出し、測定
した。縁側定面積は1mm’である。グレンサイズはA
STMカードとの比較により求めた。また判定は1mm
2あたり5μm以上のコンパウンド数が5個以下で、か
つ5μm以上のMCl−3i系化合物数が2個以下のも
のを合格とした。
件表2に実施例1の加圧焼鈍したO材基板のコンパウン
ド分布及びグレンサイズを示す。コンパウンド分イFは
試料を顕微鏡にセットし、コンパウンドのみ検出するよ
うにイメージアナライザーのスクリーン上に出し、測定
した。縁側定面積は1mm’である。グレンサイズはA
STMカードとの比較により求めた。また判定は1mm
2あたり5μm以上のコンパウンド数が5個以下で、か
つ5μm以上のMCl−3i系化合物数が2個以下のも
のを合格とした。
表2 実施例1のフンパウンド分布及びグレンサイズ1
高温酸化が激しく多量の水素ガスを吸収し、ふくれが
発生庫2 熱間加工時に割れが発生 合金NO,1〜4では不純物の3i、Fe@が少ないた
め5μm以上のコンパウンドがかなり少ない。また特に
問題となるMg−5r系化合物は極めて少ない。99.
92%ベースのNo、5でも高温で均質化処理を行なう
ことによりコンパウンド分布は微細になる。しかしなが
ら均質化処理温度が低い(NO,6>と化合物の溶入化
が不十分で5μm以上の大きなコンパウンドが多く認め
られ、550℃を越えて均質化処理を行なう(No、7
>と高温酸化が激しく健全な基板ができない。No、8
は均質化処理時間が1時間と短いため、コンパウンドの
溶入化の効果がまだ少ない。NO19,10は不純物母
が請求範囲外のため5μm以上の大きなコンパウンドが
多くなっている。No、11はMCl量が多いため熱間
圧延時に割れが発生し、圧延できなかった。
高温酸化が激しく多量の水素ガスを吸収し、ふくれが
発生庫2 熱間加工時に割れが発生 合金NO,1〜4では不純物の3i、Fe@が少ないた
め5μm以上のコンパウンドがかなり少ない。また特に
問題となるMg−5r系化合物は極めて少ない。99.
92%ベースのNo、5でも高温で均質化処理を行なう
ことによりコンパウンド分布は微細になる。しかしなが
ら均質化処理温度が低い(NO,6>と化合物の溶入化
が不十分で5μm以上の大きなコンパウンドが多く認め
られ、550℃を越えて均質化処理を行なう(No、7
>と高温酸化が激しく健全な基板ができない。No、8
は均質化処理時間が1時間と短いため、コンパウンドの
溶入化の効果がまだ少ない。NO19,10は不純物母
が請求範囲外のため5μm以上の大きなコンパウンドが
多くなっている。No、11はMCl量が多いため熱間
圧延時に割れが発生し、圧延できなかった。
実施例2
表3に示す組成の合金鋳塊を製造し実施例1と同様の工
程でコーティング型磁気ディスク用合金基板を作成した
。
程でコーティング型磁気ディスク用合金基板を作成した
。
表3 実施例2の化学成分(wt%)及び均質化処理条
件[ 表4に実施例2の加圧焼鈍後のOvi基板のコンパウン
ド分布及びグレンサイズを示す。合否の判定は実施例1
と同様とした。
件[ 表4に実施例2の加圧焼鈍後のOvi基板のコンパウン
ド分布及びグレンサイズを示す。合否の判定は実施例1
と同様とした。
表4 実施例2のコンパウンド分布及びグレンサイズ1
高温酸化が激しく多量の水素ガスを吸収し、ふくれが
発生112 鋳造時に巨大な金属間化合物が晶出No
、1及び2では不純物のSi、Fefiが極めて少ない
ので5μm以上のコンパウンドは皆無に近い。N013
は均質化処理温度が請求範囲よりも低いが、Si、Fe
iが少ないのでコンパウンド分布の判定は合格となって
いる。しかしNo、2に比較してMg−3i系の比較的
大きな化合物が目立ち、N052よりかなり劣っている
。またNo、4〜8では請求範囲内の温度にて均質化処
理を行なうことにより、微細なコンパウンド分布が得ら
れている。また、均質化時間については、範囲内でおれ
ば長いほどコンパウンドが微細になる傾向にある。
高温酸化が激しく多量の水素ガスを吸収し、ふくれが
発生112 鋳造時に巨大な金属間化合物が晶出No
、1及び2では不純物のSi、Fefiが極めて少ない
ので5μm以上のコンパウンドは皆無に近い。N013
は均質化処理温度が請求範囲よりも低いが、Si、Fe
iが少ないのでコンパウンド分布の判定は合格となって
いる。しかしNo、2に比較してMg−3i系の比較的
大きな化合物が目立ち、N052よりかなり劣っている
。またNo、4〜8では請求範囲内の温度にて均質化処
理を行なうことにより、微細なコンパウンド分布が得ら
れている。また、均質化時間については、範囲内でおれ
ば長いほどコンパウンドが微細になる傾向にある。
これに対しNO,9では均質化処理温度が低すぎるため
に5μm以上のコンパウンドが多くなり、またNo、1
0では均質化処理温度が高すぎるために高温酸化が激し
く、水素ガスを多く吸収し、鋳肌がふくれ、また一部に
共晶融解を生じた。健全な基板が得られそうにないので
、圧延は中止した。また、NO,11では均質化処理時
間が短いため、5μm以上の粒子がかなり認められ、溶
入化が不十分である。一方純度の悪いNO,12,13
では適正な均質化処理条件でも5μm以上のコンパウン
ドが多く形成されている。No、14ではCriが請求
範囲の上限値よりも多いため、鋳造時に巨大な金属間化
合物が生じ、健全な板ができなかった。
に5μm以上のコンパウンドが多くなり、またNo、1
0では均質化処理温度が高すぎるために高温酸化が激し
く、水素ガスを多く吸収し、鋳肌がふくれ、また一部に
共晶融解を生じた。健全な基板が得られそうにないので
、圧延は中止した。また、NO,11では均質化処理時
間が短いため、5μm以上の粒子がかなり認められ、溶
入化が不十分である。一方純度の悪いNO,12,13
では適正な均質化処理条件でも5μm以上のコンパウン
ドが多く形成されている。No、14ではCriが請求
範囲の上限値よりも多いため、鋳造時に巨大な金属間化
合物が生じ、健全な板ができなかった。
尚、実施例2ではMn、Cr、Zr等の微細化元素を添
加しているため、実施例1よりも全体的に結晶粒が細か
くなっている。
加しているため、実施例1よりも全体的に結晶粒が細か
くなっている。
[発明の効果]
本発明によれば、穴などの欠陥を形成する大きなコンパ
ウンド(待にMg−3i系化合物)を極力減らし、磁気
記録エラーの少ない高密度のツーティ5ング型磁気ディ
スク用Al合金基板を作ることができる。又、99.9
9%以上の非常に高純度の地金を使用しなくても高密度
磁気ディスク用合金基板の製造ができ、コスト面で大き
な効果がおる。
ウンド(待にMg−3i系化合物)を極力減らし、磁気
記録エラーの少ない高密度のツーティ5ング型磁気ディ
スク用Al合金基板を作ることができる。又、99.9
9%以上の非常に高純度の地金を使用しなくても高密度
磁気ディスク用合金基板の製造ができ、コスト面で大き
な効果がおる。
Claims (2)
- (1)重量基準でMg:3〜5.5%を含み、不純物F
e、Si量がFe≦0.06%、Si≦0.04%であ
り、残りAlと不可避的不純物よりなる合金を連続鋳造
により鋳造後、520〜550℃で2〜48時間均質化
処理することを特徴とするコーティング型磁気ディスク
用Al合金基板の製造法。 - (2)重量基準でMg:3〜5.5%を含み、さらにC
r:0.05〜0.20%、Mn:0.05〜0.60
%、Zr:0.05〜0.20%のうちの1種以上を含
み、不純物Fe、Si量がFe≦0.06%、Si≦0
.04%であり、残りAlと不可避的不純物よりなる合
金を連続鋳造により鋳造後520〜550℃で2〜48
時間均質化処理することを特徴とするコーティング型磁
気ディスク用Al合金基板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24192786A JPS6396254A (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24192786A JPS6396254A (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396254A true JPS6396254A (ja) | 1988-04-27 |
Family
ID=17081633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24192786A Pending JPS6396254A (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6396254A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03100146A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-25 | Kobe Steel Ltd | 高容量アルミニウムデイスク基板の製造方法 |
JPH04341535A (ja) * | 1991-05-20 | 1992-11-27 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 高密度コーティング型磁気ディスク用アルミニウム合金基板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639699A (en) * | 1979-09-10 | 1981-04-15 | Toshiba Corp | Acoustic transducer |
JPS5816059A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-29 | Kobe Steel Ltd | 磁気デイスク基盤用Al基合金板の製造法 |
-
1986
- 1986-10-14 JP JP24192786A patent/JPS6396254A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639699A (en) * | 1979-09-10 | 1981-04-15 | Toshiba Corp | Acoustic transducer |
JPS5816059A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-29 | Kobe Steel Ltd | 磁気デイスク基盤用Al基合金板の製造法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03100146A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-25 | Kobe Steel Ltd | 高容量アルミニウムデイスク基板の製造方法 |
JPH04341535A (ja) * | 1991-05-20 | 1992-11-27 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 高密度コーティング型磁気ディスク用アルミニウム合金基板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4431461A (en) | Method for producing Al-base alloy substrates for magnetic recording media | |
JP6998305B2 (ja) | 磁気ディスク基板用アルミニウム合金板及びその製造方法、並びに磁気ディスク | |
WO2016190277A1 (ja) | 磁気ディスク用アルミニウム合金基板及びその製造方法、ならびに、当該磁気ディスク用アルミニウム合金基板を用いた磁気ディスク | |
JP2020029595A (ja) | 磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク及びその製造方法、ならびに、当該磁気ディスク用アルミニウム合金ブランクを用いた磁気ディスク及びその製造方法 | |
JPH0448859B2 (ja) | ||
JPH0261025A (ja) | 成形性の優れたAl−Si系合金板材とその製造方法 | |
JPH06145927A (ja) | 磁気ディスク用Al−Mg系合金圧延板の製造法 | |
JPS6396254A (ja) | コ−テイング型磁気デイスク用a1合金基板の製造法 | |
JPH02205651A (ja) | 磁気ディスク基板用アルミニウム合金 | |
JPH11315338A (ja) | ジンケート処理性に優れた磁気ディスク用アルミニウム合金 | |
JPS634050A (ja) | 磁気デイスク用アルミニウム合金基板の製造法 | |
JPS59193537A (ja) | 磁気デイスク基板用Al合金 | |
JPH07331397A (ja) | 磁気ディスク基板用アルミニウム合金板の製造方法 | |
JPH04341535A (ja) | 高密度コーティング型磁気ディスク用アルミニウム合金基板 | |
JPH07195150A (ja) | Hdd用アルミニウム合金の鋳造方法 | |
JPS6151018B2 (ja) | ||
JPH02159340A (ja) | 優れたメッキ性を有するディスク用アルミニウム合金板 | |
JPS63216953A (ja) | 磁気デイスク用a1合金基板の製造法 | |
JPH0499143A (ja) | NiPめっき性の良い磁気ディスク基板用アルミニウム合金 | |
JP2002275568A (ja) | 磁気ディスク用アルミニウム合金及び磁気ディスク用基板 | |
WO2022138614A1 (ja) | 磁気ディスク用アルミニウム合金ディスクブランク及び磁気ディスク | |
JPS627829A (ja) | 磁気デイスク基板用アルミニウム合金 | |
JPH02282452A (ja) | 磁気デイスク用アルミニウム合金基板の製造方法 | |
JP2023032364A (ja) | 磁気ディスク用アルミニウム合金基板及び当該磁気ディスク用アルミニウム合金基板を用いた磁気ディスク | |
JPH0690792B2 (ja) | 磁気デイスク用Alサブストレ−トの製造方法 |