JPS58164749A - 耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材 - Google Patents
耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材Info
- Publication number
- JPS58164749A JPS58164749A JP4773682A JP4773682A JPS58164749A JP S58164749 A JPS58164749 A JP S58164749A JP 4773682 A JP4773682 A JP 4773682A JP 4773682 A JP4773682 A JP 4773682A JP S58164749 A JPS58164749 A JP S58164749A
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- JP
- Japan
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- alloy
- corrosion resistance
- core material
- pitting corrosion
- composite
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、すぐれた耐孔食性を有し、特にM合金製熱
交換器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いるの
に適したM合金複合材に関するものである。
交換器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いるの
に適したM合金複合材に関するものである。
従来、一般に、例えば自動車のラジェータや空調機器な
どに広く用いられているM合金製熱交換器の管材や、タ
ンクなどの容器等の製造には、例えば、TI83003
で代表される4−Mn合金材が使用されている。このA
l−Mn合金材は、比較的耐食性にすぐれたものである
が、これを、例えば熱交換器の管材として用いた場、台
、その熱交換器の製造工程におけるろう付は工程で、前
記管材は高温加熱および緩慢冷却の熱履、!を受けるこ
とになり、この結果実用時に前記熱履−が原因で著しい
粒界腐食を伴う局部腐食がしばしば発生し、これは貫通
孔に発展して熱交換器の寿命を短命化し、さらに腐食生
成物(白粉)による空気汚染の問題毛′生じるものであ
った。
どに広く用いられているM合金製熱交換器の管材や、タ
ンクなどの容器等の製造には、例えば、TI83003
で代表される4−Mn合金材が使用されている。このA
l−Mn合金材は、比較的耐食性にすぐれたものである
が、これを、例えば熱交換器の管材として用いた場、台
、その熱交換器の製造工程におけるろう付は工程で、前
記管材は高温加熱および緩慢冷却の熱履、!を受けるこ
とになり、この結果実用時に前記熱履−が原因で著しい
粒界腐食を伴う局部腐食がしばしば発生し、これは貫通
孔に発展して熱交換器の寿命を短命化し、さらに腐食生
成物(白粉)による空気汚染の問題毛′生じるものであ
った。
そこで、上記Al−Mn合金を芯材とし、この芯材の片
面、または両面に、粒界腐食の発生を抑制する目的で、
芯材に比して電気化学的に卑で117、この結果芯材に
対して犠牲陽極効果をもつようになるJI870マ2で
代表されるAffi−Zn合金を皮材としてクラッドし
てなるM合金複合材を使用する試みもなされたが、前記
皮材であるAl−Zn合金は、苛酷な腐食環境下では比
較的腐食速度が大きく。
面、または両面に、粒界腐食の発生を抑制する目的で、
芯材に比して電気化学的に卑で117、この結果芯材に
対して犠牲陽極効果をもつようになるJI870マ2で
代表されるAffi−Zn合金を皮材としてクラッドし
てなるM合金複合材を使用する試みもなされたが、前記
皮材であるAl−Zn合金は、苛酷な腐食環境下では比
較的腐食速度が大きく。
かつしばしば局部腐食も生じるものであるため、芯材で
あるAj−Mn合金に粒界腐食が起るのを十分に抑制す
ることができないものであった。
あるAj−Mn合金に粒界腐食が起るのを十分に抑制す
ることができないものであった。
本発明者等は、上述のよう表観点から、熱交換器の管材
や、タンクなどの容器等の製造に用いることができ、か
つ製造工程においてろう材処理などを施しても実用時に
局部腐食のない、すなわ、ち耐孔食性にすぐれた材料な
得べく研究を行なった礒 結果、芯材の片面、または両面に皮材をクラッドしてな
るM合金複合材、あるいは芯材の片面に皮材を、他の片
面にM−81系合金のろう材をクラッドしてプレージン
グシートとしてなるM合金複合材において、前記芯材を
、Mn: O,1〜0.6 %、B1:0.1〜0.6
%を含有し、さらに必要に応じてCu:O,1〜0.
5%およびZr: 0.02〜0.20 %のうちの1
種または2種を含有し、残りがMと不可避不純物からな
る組成奪有するM合金で構成すると共に、前記皮材を、
Mg: O,1〜1.2%、Zn:0.1〜1.5%を
含有し、残シがMと不可避不純物からなる組成(以上重
量%)を有するM合金で構成すると、上記のJI830
03のような1チ以上のMnを含有する従来4−Mn合
金の芯材においては、これが1例えばろう付は工程にお
ける600℃前後の高温に保持されると含有Mnのほと
んどが素地に固溶し、一方Mnはこれよシ十分低い温度
ではごくわずかしか素地に固溶することができないので
、冷却時に主として粒界にMとMnから々る化合物を析
出することにな)、この化合物の形成に要するMnu粒
界近傍の固溶Mnが補給されることから、粒界のごく近
傍に粒内よシも固溶量の低い相(Mn欠5− 2相)が連続して形成されるようになシ、この結果Mn
の固溶量の高い粒内は前記Mn欠乏相に比して電気化学
的に責になるので、腐食が生じて芯材に溶解が起るとM
n欠乏相が優先溶解し、粒界腐食となるのに対して、上
記の芯材では、Mn含有量が従来Al−Mn合金の芯材
に比して低い0.1〜0.6チであシ、かつSiの含有
によってMnの固溶および析出に対する変化量がきわめ
て低くおさえられるようになるので、局部腐食の発生が
著しく抑制され、しかも上記皮材は、すぐれた耐孔食性
を有するばかシでなく、芯材に比して電気化学的に卑で
あるため、芯材に対する犠牲陽極効果によってこれをよ
く防食することから、この結果のM合金複合材を熱交換
器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いた場合、
その実用に際して粒界腐食々どの局部腐食の発生がなく
、長期に亘っての使用が可能となるという知見を得たの
である。
や、タンクなどの容器等の製造に用いることができ、か
つ製造工程においてろう材処理などを施しても実用時に
局部腐食のない、すなわ、ち耐孔食性にすぐれた材料な
得べく研究を行なった礒 結果、芯材の片面、または両面に皮材をクラッドしてな
るM合金複合材、あるいは芯材の片面に皮材を、他の片
面にM−81系合金のろう材をクラッドしてプレージン
グシートとしてなるM合金複合材において、前記芯材を
、Mn: O,1〜0.6 %、B1:0.1〜0.6
%を含有し、さらに必要に応じてCu:O,1〜0.
5%およびZr: 0.02〜0.20 %のうちの1
種または2種を含有し、残りがMと不可避不純物からな
る組成奪有するM合金で構成すると共に、前記皮材を、
Mg: O,1〜1.2%、Zn:0.1〜1.5%を
含有し、残シがMと不可避不純物からなる組成(以上重
量%)を有するM合金で構成すると、上記のJI830
03のような1チ以上のMnを含有する従来4−Mn合
金の芯材においては、これが1例えばろう付は工程にお
ける600℃前後の高温に保持されると含有Mnのほと
んどが素地に固溶し、一方Mnはこれよシ十分低い温度
ではごくわずかしか素地に固溶することができないので
、冷却時に主として粒界にMとMnから々る化合物を析
出することにな)、この化合物の形成に要するMnu粒
界近傍の固溶Mnが補給されることから、粒界のごく近
傍に粒内よシも固溶量の低い相(Mn欠5− 2相)が連続して形成されるようになシ、この結果Mn
の固溶量の高い粒内は前記Mn欠乏相に比して電気化学
的に責になるので、腐食が生じて芯材に溶解が起るとM
n欠乏相が優先溶解し、粒界腐食となるのに対して、上
記の芯材では、Mn含有量が従来Al−Mn合金の芯材
に比して低い0.1〜0.6チであシ、かつSiの含有
によってMnの固溶および析出に対する変化量がきわめ
て低くおさえられるようになるので、局部腐食の発生が
著しく抑制され、しかも上記皮材は、すぐれた耐孔食性
を有するばかシでなく、芯材に比して電気化学的に卑で
あるため、芯材に対する犠牲陽極効果によってこれをよ
く防食することから、この結果のM合金複合材を熱交換
器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いた場合、
その実用に際して粒界腐食々どの局部腐食の発生がなく
、長期に亘っての使用が可能となるという知見を得たの
である。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下にM合金複合材における芯材および皮材の成分
組成を上記の通シに限定した理由6− を説明する。
て、以下にM合金複合材における芯材および皮材の成分
組成を上記の通シに限定した理由6− を説明する。
A、芯材
(a) Mn
Mn成分には、芯材中に不可避的に含有され、耐食性を
低下させるFeと相互反応し、これを不溶性の4−Mn
−Fe系化合物にすることによJFeによる耐食性劣化
を低減するなか、芯材の高温強度を向上させ、もって例
えば熱交換器製造時のろう付は工程における熱変形を著
しく抑制し、さ1らに芯材を皮材に比して電気化学的に
責にし、この結果として皮材による犠牲陽極効果によっ
て芯材の防食がはかられるようになる作用をもつが、そ
の含有量がO,14未満では前記作用に所望の効果が得
られず、一方0.6 tlbを越えて含有させると、上
記のようにろう付は処理などを施した場合に1粒界のご
く近傍に粒内よシもMn固溶量、の低い相(Mn欠乏相
)が出現するようになって粒暑腐食が促進され1′・1
す るようになることから、その含有量を0.1〜0.6−
と定めた。
低下させるFeと相互反応し、これを不溶性の4−Mn
−Fe系化合物にすることによJFeによる耐食性劣化
を低減するなか、芯材の高温強度を向上させ、もって例
えば熱交換器製造時のろう付は工程における熱変形を著
しく抑制し、さ1らに芯材を皮材に比して電気化学的に
責にし、この結果として皮材による犠牲陽極効果によっ
て芯材の防食がはかられるようになる作用をもつが、そ
の含有量がO,14未満では前記作用に所望の効果が得
られず、一方0.6 tlbを越えて含有させると、上
記のようにろう付は処理などを施した場合に1粒界のご
く近傍に粒内よシもMn固溶量、の低い相(Mn欠乏相
)が出現するようになって粒暑腐食が促進され1′・1
す るようになることから、その含有量を0.1〜0.6−
と定めた。
(b) 81
S1成分には、Mnと結合して4−Mn−8i系化d物
を形成し、この化合物は熱的に安定したものであって、
高温強度を向上させるほか、高温を必要どする熱処理が
施されてもMnの結晶粒内への固溶およびこれよシの析
出を著しく抑制し、さらに芯材を電気化学的に責にする
作用があるが、その含有量がO,1%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方0.6%を越えて含有さ
せると、耐食性が劣化するようになることから、その含
有量を0、1〜0.6 %と定めた。
を形成し、この化合物は熱的に安定したものであって、
高温強度を向上させるほか、高温を必要どする熱処理が
施されてもMnの結晶粒内への固溶およびこれよシの析
出を著しく抑制し、さらに芯材を電気化学的に責にする
作用があるが、その含有量がO,1%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方0.6%を越えて含有さ
せると、耐食性が劣化するようになることから、その含
有量を0、1〜0.6 %と定めた。
(c) CuおよびZr
これらの両成分には、ともに芯材の強度を向上させる作
用があるほか、特にCuには、芯材を電気化学的に貴に
し、皮材による犠牲陽極効果のよシ一層の促進をはかる
作用が1)、またZrには、微細なAl−Zr系化合−
を析出形成して芯材を構成す1、す るM合金の再結晶温度を上昇させ、これによって形成さ
れる再結晶粒は粗大化されるようになるので、例えばプ
レーソングシートとして用いた場合。
用があるほか、特にCuには、芯材を電気化学的に貴に
し、皮材による犠牲陽極効果のよシ一層の促進をはかる
作用が1)、またZrには、微細なAl−Zr系化合−
を析出形成して芯材を構成す1、す るM合金の再結晶温度を上昇させ、これによって形成さ
れる再結晶粒は粗大化されるようになるので、例えばプ
レーソングシートとして用いた場合。
ろう材の芯材への侵入が著しく抑制されるようになる作
用があるので必要に応じて含有されるが、その含有量が
それぞれCu:O,1%およびZr:0.02饅未満で
は前記作用に所望の向上効果が得られず。
用があるので必要に応じて含有されるが、その含有量が
それぞれCu:O,1%およびZr:0.02饅未満で
は前記作用に所望の向上効果が得られず。
一方それぞれCu:0.51GおよびZr:0.20%
を越えて含有させると耐食性に低下傾向が現われるよう
になることから、その含有量を、それぞれcu:0.1
〜0.5 %、 Zr: 0.02〜0.20 %と定
めた。
を越えて含有させると耐食性に低下傾向が現われるよう
になることから、その含有量を、それぞれcu:0.1
〜0.5 %、 Zr: 0.02〜0.20 %と定
めた。
B、皮材
(a) Zn
Zn成分には、皮材を芯材に比して電気化学的に卑にす
ると共に、腐食形態を全面溶解型にし、もって芯材に対
するすぐれた犠牲陽極効果と、すぐれた耐孔食性を付与
せしめる作用があるが、その含有量がO,1%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方1.5 %を越
えて含有させると、犠牲陽極効果が低下するようになる
ばかシでなく、腐食形態が局部溶解型になって耐孔食性
の劣化を招くようになることから、その含有量をO1〜
1.5−と定めた。
ると共に、腐食形態を全面溶解型にし、もって芯材に対
するすぐれた犠牲陽極効果と、すぐれた耐孔食性を付与
せしめる作用があるが、その含有量がO,1%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方1.5 %を越
えて含有させると、犠牲陽極効果が低下するようになる
ばかシでなく、腐食形態が局部溶解型になって耐孔食性
の劣化を招くようになることから、その含有量をO1〜
1.5−と定めた。
(b) Mg
9−
Mg成分には%Znとの共存においてZnKよってもた
らされる作用、すなわち犠牲陽極効果と耐孔食性をよシ
一段と向上促進させる作用があるが、その含有量が0.
191未満では前記・作用に所望の向上効果が得られず
、一方1.29gを越えて含有させると、加工性が劣化
するようになって複合材の製造が困難になることから、
その含有量を0.1〜1.2−と定めた。
らされる作用、すなわち犠牲陽極効果と耐孔食性をよシ
一段と向上促進させる作用があるが、その含有量が0.
191未満では前記・作用に所望の向上効果が得られず
、一方1.29gを越えて含有させると、加工性が劣化
するようになって複合材の製造が困難になることから、
その含有量を0.1〜1.2−と定めた。
つぎに、仁の発明のM合金複合材を実施例によシ具体的
に説明する。
に説明する。
実施例
通常の溶解鋳造法によシ、それぞれ第1表に示される成
分組成をもった本発明芯材用M合金1〜8、従来芯材用
M合金30本発明度材用M合金a。
分組成をもった本発明芯材用M合金1〜8、従来芯材用
M合金30本発明度材用M合金a。
b、従来皮材用M合金C1およびろう材用M合金を溶製
し、鋳造して鋳塊とした。なお、これらの鋳塊は、第1
表には表示を省略したが、いずれも不可避不純物として
、Mn: 0.01係以下、 Mg :0、 OI I
s以下、 Cu: 0.04 To以下、Zn:0.0
2%以下、 Fe: 0.35 ’In以下、およびC
r:O,O1%以10− 下を含有するものであった。
し、鋳造して鋳塊とした。なお、これらの鋳塊は、第1
表には表示を省略したが、いずれも不可避不純物として
、Mn: 0.01係以下、 Mg :0、 OI I
s以下、 Cu: 0.04 To以下、Zn:0.0
2%以下、 Fe: 0.35 ’In以下、およびC
r:O,O1%以10− 下を含有するものであった。
ついで、この結果得られた各種のM合金鋳塊に熱間圧延
を施して、芯材用M合金は板厚:8saa。
を施して、芯材用M合金は板厚:8saa。
皮材用M合金とろう材用M合金は板厚:3mとし、さら
に皮材用M合金とろう材用M合金の熱延板には冷間加工
を施して板厚:1mとした。
に皮材用M合金とろう材用M合金の熱延板には冷間加工
を施して板厚:1mとした。
つぎに上記の板厚:8mの芯材用M合金の熱延板の一部
に、上記の板厚:lBの皮材用M合金の冷延板を、第2
表に示される組合せにしたがって組合せ、熱間圧延にて
両面クラッドし、引続いて冷間圧延を施すことによって
、いずれも板厚:0、51111を有する本発明M合金
複合材1〜8および従来M合金!合材lをそれぞれ製造
した。
に、上記の板厚:lBの皮材用M合金の冷延板を、第2
表に示される組合せにしたがって組合せ、熱間圧延にて
両面クラッドし、引続いて冷間圧延を施すことによって
、いずれも板厚:0、51111を有する本発明M合金
複合材1〜8および従来M合金!合材lをそれぞれ製造
した。
また、同様に・上記の板厚:8Hの芯材用M合金の熱延
板の一部Jに、上記の板厚IBの皮材用M合金とろう材
用M、・・1合金の冷延板を第2表に示される組合せに
したカー′?て重ね合わせ、熱間圧延にてクラッドし、
引iい1て冷間圧延にて板厚: 0.5 mwの 。
板の一部Jに、上記の板厚IBの皮材用M合金とろう材
用M、・・1合金の冷延板を第2表に示される組合せに
したカー′?て重ね合わせ、熱間圧延にてクラッドし、
引iい1て冷間圧延にて板厚: 0.5 mwの 。
プレージングシートとすることによって本発明M合金複
合材9〜16および従来M合金複合材2を=12− それぞれ製造した。
合材9〜16および従来M合金複合材2を=12− それぞれ製造した。
この結果得られた各種のM合金複合材より、50mX’
80+sX 0.5mmの寸法をもった試験片を切出し
、この試験片を用いて、圧カニ 10−’torrの真
空中、あるいは10torrの窒素ガス雰囲気中、温度
:600℃に3分間保持後空冷の熱処理を施した状態で
、loppmのCu イオン含有の温度:40℃の水
道水中、およびそれぞれ1 o o ppmの(J−。
80+sX 0.5mmの寸法をもった試験片を切出し
、この試験片を用いて、圧カニ 10−’torrの真
空中、あるいは10torrの窒素ガス雰囲気中、温度
:600℃に3分間保持後空冷の熱処理を施した状態で
、loppmのCu イオン含有の温度:40℃の水
道水中、およびそれぞれ1 o o ppmの(J−。
SO;−およびHco;イオンと、l OppmのCu
”木イオンを含有する温度:40℃の溶液中に30日間
浸漬の水道水浸漬試験および溶液浸漬試験を行ない、孔
負数と最大孔食深さを測定した。なお、ろう材をクラッ
ドしたものについてはろう打倒を塗料で絶縁して試験に
供した。これらの試験結果を第2表に合せて示した。
”木イオンを含有する温度:40℃の溶液中に30日間
浸漬の水道水浸漬試験および溶液浸漬試験を行ない、孔
負数と最大孔食深さを測定した。なお、ろう材をクラッ
ドしたものについてはろう打倒を塗料で絶縁して試験に
供した。これらの試験結果を第2表に合せて示した。
第2表に示される結果から1本発明M合金複合材1−1
6においては、きわめて強い腐食性環境□。
6においては、きわめて強い腐食性環境□。
下においても局部腐食の発生がなく、著しくすぐれた耐
孔食性を示すのに対して、従来M合金複合材1.2にお
いては、局部腐食の発生が著しいこ上述の占うに、この
発明のM合金複合材は、きわめてすぐれた耐孔食性を有
しているので、著しく苛酷な腐食環境にさらされる熱交
換器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いた場合
に、これらの部材に孔食や粒界腐食の発生にもとづく事
故発生が皆無となシ、著しく長期に亘っての使用が可能
となるなど工業上有用な特性を有するのである。
孔食性を示すのに対して、従来M合金複合材1.2にお
いては、局部腐食の発生が著しいこ上述の占うに、この
発明のM合金複合材は、きわめてすぐれた耐孔食性を有
しているので、著しく苛酷な腐食環境にさらされる熱交
換器の管材や、タンクなどの容器等の製造に用いた場合
に、これらの部材に孔食や粒界腐食の発生にもとづく事
故発生が皆無となシ、著しく長期に亘っての使用が可能
となるなど工業上有用な特性を有するのである。
出願人 三菱アルミニウム株式会社
代理人 富 1) 和 夫
Claims (4)
- (1) Mn: 0.1〜0.6 qb、si: 0
.1〜0.6 %を含有し、残シが態と不可避不純物か
らなる組成を有するM合金を芯材とし、この芯材の片面
、または両面に、Mg: 0,1〜’l、2 To、
Zn: 0.1〜1.5 %を含有し、残シが態と不可
避不純物からなる組成(以上重量Is)を有するM合金
を皮材としてクラッドしてなる耐孔食性にすぐれたM合
金複合材。 - (2) Mn: O,1〜0.6 To、 81 :
0.1〜0.6 %を含有し、残シがMと不可避不純
物からなる組成を有するM合金を芯材とし、この芯材の
片面に、Mg:0、1〜1.2 % 、 Zn: O
,1〜1.5 %を含有し、残シが態と不可避不純物か
らなる組成(以上重量%)を有するM合金を皮材として
、また他の片面に、Aj−Si系合金のろう材をクラッ
ドしてプレーソングシートとしてなる耐孔食性にすぐれ
たM合金複合材。 - (3) Mn: 0.1〜0.6 ’!6.8i:
0.1〜0.6 Toを含有し、さらにCu: O,1
〜0.5 ’l)およびZr:0.02〜0.20 q
Aのうちの1種または2種を含有し、残シがMと不可避
不純物からなる組成を有するM合金を芯材とし、この芯
材の片面、または両面に、Mg: O,l〜1.2 %
、 Zn: 0.1〜1.5 Toを含有し、残シがM
と不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有するM
合金を皮材としてクラッドしてなる耐孔食性にすぐれた
M合金複合材。 - (4) Mn : o、°1〜0.6%、 Si:
0.1〜0.6%を含有し、さらにCu:0.1〜0.
5%およびZr:0.02〜0.20 %のうちの1種
または2種を含有し、残シがMと不可避不純物からなる
組成を有するM合金を芯材とし、この芯材の片面に、M
g:O,1〜1、2 % 、 Zn : O,1〜1.
5 %を含有し、残りがMと不可避不純物からなる組成
(以上重量qb)を有するM合金を皮材として、′また
他の片面に、at−si系合金のろう材をクラッドして
プレージングシートとしてなる耐孔食性にすぐれたM合
金複合材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4773682A JPS58164749A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4773682A JPS58164749A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58164749A true JPS58164749A (ja) | 1983-09-29 |
JPH029098B2 JPH029098B2 (ja) | 1990-02-28 |
Family
ID=12783623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4773682A Granted JPS58164749A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58164749A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194144A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-08-28 | Furukawa Alum Co Ltd | 耐孔食性アルミニウム合金 |
JPS63303024A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-09 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐すきま腐食性にすぐれたラジエータタンカ材 |
JPH02175093A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-07-06 | Kobe Steel Ltd | ろう付け用アルミニウム合金複合材 |
CN109536789A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 安徽鑫发铝业有限公司 | 一种超薄中空高铁铝型材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150310A (en) * | 1978-05-19 | 1979-11-26 | Furukawa Aluminium | Pitting and corrosion resistant aluminum clad material for vacuum brazing |
JPS575840A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-12 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Aluminum alloy brazing sheet having excellent pitting- corrosion resistance and high strength |
-
1982
- 1982-03-25 JP JP4773682A patent/JPS58164749A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109536789A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 安徽鑫发铝业有限公司 | 一种超薄中空高铁铝型材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029098B2 (ja) | 1990-02-28 |
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