JPS627874Y2 - - Google Patents

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JPS627874Y2
JPS627874Y2 JP1980180438U JP18043880U JPS627874Y2 JP S627874 Y2 JPS627874 Y2 JP S627874Y2 JP 1980180438 U JP1980180438 U JP 1980180438U JP 18043880 U JP18043880 U JP 18043880U JP S627874 Y2 JPS627874 Y2 JP S627874Y2
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JP
Japan
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vibration
support pin
compressor
support
isolating rubber
Prior art date
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Expired
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JP1980180438U
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JPS57102732U (ja
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧縮機等の如く振動装置を防振支持
する防振構造の改良に関するもので、振動装置に
設けた防振具と基板に設けた支持ピンの正規の嵌
合がきわめて簡単に得られるようにし、しかも十
分な振動の吸収効果を得ることを目的の一つとす
るものである。
従来、この種の防振構造は、例えば圧縮機の場
合、第5図に示す如く圧縮機aの脚部bに、同図
に示す如くゴム等からなる防振具cを取付け、こ
れを基板eに設けたボルトfへ貫通し、先端をナ
ツトgにて固定することにより、防振支持を行つ
ていた。ところが、この構造は前記防振具cにお
いてボルトfが貫通する穴dが同一径であること
と、圧縮機aを上方から下方へ移動させることか
ら、ボルトfと防振具cの嵌合作業がきわめて悪
い欠点を有していた。また防振具cの肉厚が全体
に厚くて振動に充分追従できず、振動吸収効果も
不充分であつた。
本考案は、上記従来の防振構造にみられる欠点
を除去するものである。
以下、本考案をその一実施例を示す添付図面の
第1図〜第4図を参考に説明する。
同図において、1は周知の構造からなる圧縮機
で、その底部には脚部2が溶接等の手段にて取付
けられている。3は前記脚部2に設けられた嵌合
穴で、前記圧縮機1の底面投影面積内に設けられ
ている。4は前記圧縮機1を載置する基板で、そ
の適所には、前記嵌合穴3の中心と同軸に支持ピ
ン5が溶接等によつて固定されている。6は前記
脚部2と基板4の間に介在された防振ゴムで、天
然ゴム等の弾性材より形成されている。この防振
ゴム6は、第2図、第3図に示す如く前記脚部2
の嵌合穴3へ嵌合される外周に形成した環状の凹
溝6aと、この凹溝位置に対応し内部に形成した
円錐台形状の空胴部6bと、上端に位置して内部
に前記空胴部6bと連続したピン収納凹部6cを
有する被覆部6dと、この被覆部6dに形成され
た空気抜き穴6eと、前記基板4と当接する当接
部6fと、この当接部6fに形成されたピン挿入
穴6gとより構成されている。したがつて、この
防振ゴム6は、凹溝6a周縁部においてその肉厚
が、他の部分よりも若干厚く、しかも支持ピン5
との間に空間が生じるよう形成している。
上記構成において、圧縮機1の据付について説
明する。
まず、圧縮機1の脚部2に防振ゴム6を取付け
その状態で基板4へその上方から、支持ピン5と
防振ゴム6の各中心が合致する如く圧縮機1を載
置することにより、据付け作業が完了する。
ここで、従来であると、支持ピン5の中心と防
振ゴム6の中心が正確に合致しないと据付けが行
えないが、本実施例によれば、ピン挿入穴6gと
支持ピン5の中心が必ずしも一致しなくても、そ
の近辺に支持ピン5の先端がくれば、当接部6f
が弾性変形して支持ピン5を空胴部6b内へ導く
ことができ、また前記空胴部6b内へ支持ピン5
が入れば、空胴部6bの内部傾斜面に沿つて支持
ピン5をピン収納凹部6cへ導くものである。
したがつて、圧縮機1の据付けに際し、支持ピ
ン5と防振ゴム6の中心を正確に合致しなくとも
支持ピン5と防振ゴム6との嵌合が行えるため、
作業性がきわめて良好となる。圧縮機1を据付た
後の定常運転においては、防振ゴム6の凹溝6a
に対応する内部に円錐台形状の空胴部6bを設け
ているため、支持ピン5との間に空間が生じ、ね
じり方向の振動をやわらかく吸収でき、また、上
下方向の振動については、空胴部6a周辺の部分
にて吸収できる。
また、輸送時、始動、停止時などで横方向又は
ねじり方向に大きな振動が生じた場合は、凹溝の
周縁の肉厚が他のところより厚くしているため、
第4図に示すような形状となり十分なこわさでこ
の大きな振動を吸収できる。また輸送時に大きな
上下振動が生じ、圧縮機1が上方に飛び上つた場
合でも、圧縮機1が下がる時、支持ピン5の先端
部が防振ゴム6をその内部傾斜面に沿つて導くた
め、圧縮機は正規に位置にもどり、支持ピン5が
脚部の嵌合穴3からはずれたりすることが起こら
ない。この結果圧縮機定常運転時にはやわらかい
支持により十分な振動吸収が行なえ、圧縮機の低
振動運転が可能となり、また輸送時、始動停止時
の大きな振動に対しても、十分なこわさをもつて
これを吸収できる。
また、防振ゴム6は、圧縮機1の底面投影面積
内にほぼ収まる位置であるため、その据付けに要
するスペースの削減化がはかれる。また支持ピン
5の先端は被覆部6dにて覆われているため、支
持ピン5の先端が圧縮機1の塗装をはがすことも
なく、錆による腐食も防止できる。
なお、本実施例においては、圧縮機1の防振構
造について説明したが、これに限らず、例えば発
電機等の防振構造にも広く実施できる。
上記実施例より明らかなように、本考案におけ
る振動装置の防振構造は、防振ゴムの内部空胴を
略円錐台形状としているため、支持ピンと防振ゴ
ムの中心が合致しなくとも支持ピンを防振ゴムの
正規の位置へ導くことができ、据付けに要する作
業がきわめて容易となり、作業性の向上がはか
れ、さらに防振ゴムの上部は支持ピンの端部上面
を覆う形状とし、支持ピンが防振ゴムを貫通せ
ず、また環状の凹部を通る平面内での空胴部の径
を支持ピンの径よりも大きくしているので定常運
転における振動に対してはやわらかく支持すると
ともに、空胴部内部には支持ピンを有するため輸
送時や始動停止時の大きな振動に対しても十分な
こわさをもつてこれを吸収できる。また支持ピン
を、振動装置における支持面の投影面積内に設け
ることにより、据付けに要するスペースの削減化
がはかれるとともに上下方向への大きな振動が加
わつても支持ピンによつて振動装置がまた振動装
置によつて支持ピンが破損することもない等、
種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における圧縮機の防
振構造を示す要部断面図、第2図は同防振構造に
おける防振ゴムの斜視図、第3図は同防振ゴムの
縦断面図、第4図は同防振ゴムにおける大きな振
動が生じた時の状態を示す縦断面図、第5図は従
来例を示す圧縮機の防振構造を示す要部断面図で
ある。 1……圧縮機(振動装置)、2……脚部、4…
…基板、5……支持ピン、6……防振ゴム、6a
……凹溝、6b……空胴、6d……被覆部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動装置の底部に固定され前記振動装置の底面
    投影面内に嵌合穴を有する脚部と、前記振動装置
    を載置する基板と、この基板に固定され上方へ突
    出する支持ピンと、この支持ピンの外周を覆う防
    振ゴムとを備え、前記防振ゴムは、前記基板上面
    に当接する当接部と、前記脚部の嵌合穴と係合す
    る環状の凹溝と、前記支持ピンの端部上面を覆う
    被覆部と、上部へいくほどその径が順次小さくな
    る円錐台形状の空胴部とを有し、前記環状の凹溝
    を通る平面内での前記空胴部の径を前記支持ピン
    の径よりも大きくした振動装置の防振構造。
JP1980180438U 1980-12-15 1980-12-15 Expired JPS627874Y2 (ja)

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JP1980180438U JPS627874Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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JPS57102732U JPS57102732U (ja) 1982-06-24
JPS627874Y2 true JPS627874Y2 (ja) 1987-02-24

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JPS4813804B1 (ja) * 1968-04-27 1973-05-01

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