JPS627867Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS627867Y2
JPS627867Y2 JP1980156495U JP15649580U JPS627867Y2 JP S627867 Y2 JPS627867 Y2 JP S627867Y2 JP 1980156495 U JP1980156495 U JP 1980156495U JP 15649580 U JP15649580 U JP 15649580U JP S627867 Y2 JPS627867 Y2 JP S627867Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc rotor
disc
rotor
pad
movable caliper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980156495U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5779239U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980156495U priority Critical patent/JPS627867Y2/ja
Publication of JPS5779239U publication Critical patent/JPS5779239U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS627867Y2 publication Critical patent/JPS627867Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可動キヤリパ型デイスクブレーキにお
けるデイスクロータの改良に関する。
可動キヤリパ型デイスクブレーキAは、従来一
般に第1図にて例示したように、デイスクロータ
10の一側(車両においては通常車両外側)にパ
ツド11を介して位置する押圧爪12aとデイス
クロータ10の他側にパツド13及びピストン1
4を介して位置するシリンダ12bを一体的に有
してデイスクロータ10の回転軸(図示しない車
軸に相当する)に沿つて摺動可能な可動キヤリパ
12を具備している。ところで、この可動キヤリ
パ12においては、制動時シリンダ12b内の液
圧が高くなると、押圧爪12aが図示破線のごと
く開いて、押圧中心がデイスクロータ10の外周
側に大きく移行し、パツド11とデイスクロータ
10が接触する制動面Sa上の圧力分布が、第2
図にて示したように、デイスクロータ10の外周
側に極端に集中する。このようになると、特に高
速から制動した場合、パツド11が局部的に加熱
し摩擦係数が低下するばかりでなく、パツド11
が半径方向において偏摩耗する。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、以下にその一実施例を図面に基づいて説明す
る。第3図に示した可動キヤリパ型デイスクブレ
ーキBにおいて、そのソリツド型デイスクロータ
20の外周には、半径方向に延び外方に向けて開
口する環状の溝20aが設けられている。この溝
20aは、第4図にて拡大して示したように、可
動キヤリパ12の押圧爪12a側、すなわちパツ
ド11側に偏位して設けられており、かつデイス
クロータ20の外周縁20bに向つて漸次拡開す
る形状に形成されている。その他の構成は、第1
図に示したデイスクブレーキAと同じであるた
め、同一符号を付してその説明は省略する。
かかる構成のデイスクブレーキBにおいては、
制動時シリンダ12b内の液圧が高くなると、押
圧爪12aが第3図図示仮想線のように開くべく
変形するが、このときにはデイスクロータ20の
外周縁部が第4図図示仮想線のごとく変形する。
このため、押圧中心のデイスクロータ20の外周
側への移行が緩和され、パツド11とデイスクロ
ータ20が接触する制動面Sb上の圧力分布が第
5図にて示したようになる。したがつて、高速か
ら制動した場合にもパツド11が局部的に加熱さ
れることはなく、摩擦係数の低下が抑制されるば
かりか、パツド11の半径方向における偏摩耗が
抑制される。なお、上記した作用・効果は、デイ
スクロータ20の材質として、通常採用されてい
るねずみ鋳鉄を採用した場合よりも、靭性に富む
材質(例えば、ダクタイル鋳鉄或いは銅系合金)
を採用した場合に顕著に得られる。
またこのデイスクブレーキBにおいては、デイ
スクロータ20の外周に環状の溝20aを設けた
ので、デイスクロータ20の軽量化を図ることが
できるとともに、冷却面積の増加が図れるため、
デイスクロータ20の冷却性能を向上させること
ができる。
なお、本考案は上記実施例に限らず、ベンチレ
ーテイツド型デイスクロータにも同様に実施し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可動キヤリパ型デイスクブレー
キの一例を示す部分縦断面図、第2図は第1図に
示したデイスクロータにおける左側制動面にての
圧力分布図、第3図は本考案を実施してなる可動
キヤリパ型デイスクブレーキの一例を示す部分縦
断面図、第4図は第3図に示したデイスクロータ
の要部拡大図、第5図は第3図に示したデイスク
ロータにおける左側制動面にての圧力分布図であ
る。 符号の説明、11……パツド、12……可動キ
ヤリパ、12a……押圧爪、12b……シリン
ダ、13……パツド、14……ピストン、20…
…デイスクロータ、20a……環状の溝、B……
可動キヤリパ型デイスクブレーキ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクロータの一側にパツドを介して位置す
    る押圧爪と前記デイスクロータの他側にパツド及
    びピストンを介して位置するシリンダを一体的に
    有して前記デイスクロータの回転軸に沿つて摺動
    可能な可動キヤリパを具備してなる可動キヤリパ
    型デイスクブレーキにおいて、前記デイスクロー
    タの外周に半径方向に延び外方に向つて漸次拡開
    して開口する環状の溝を前記押圧爪の配設側に偏
    位して設け、前記デイスクロータの一側外周縁部
    を同デイスクロータの他側へ変形可能に構成した
    ことを特徴とする可動キヤリパ型デイスクブレー
    キにおけるデイスクロータ。
JP1980156495U 1980-10-30 1980-10-30 Expired JPS627867Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980156495U JPS627867Y2 (ja) 1980-10-30 1980-10-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980156495U JPS627867Y2 (ja) 1980-10-30 1980-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5779239U JPS5779239U (ja) 1982-05-15
JPS627867Y2 true JPS627867Y2 (ja) 1987-02-24

Family

ID=29515650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980156495U Expired JPS627867Y2 (ja) 1980-10-30 1980-10-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS627867Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54108879U (ja) * 1978-01-18 1979-07-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5779239U (ja) 1982-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4220224A (en) Disc brake
JPS627867Y2 (ja)
US3151709A (en) Brake drum
JPS6322350Y2 (ja)
JPH08210395A (ja) ドラムブレーキのブレーキシュー
US2393032A (en) Rail car wheel brake
JP3949780B2 (ja) ブレーキディスク
JPH0749086Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ
JP4581265B2 (ja) ディスクブレーキ
JPH09196092A (ja) ディスクブレーキ装置
JP2565874Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
KR100422542B1 (ko) 자동차의 디스크 로터 구조
JPH0244108Y2 (ja)
JPS621460Y2 (ja)
JPH02253020A (ja) 熱変形防止ブレーキディスク
JPH02508Y2 (ja)
JP2510665Y2 (ja) ディスクブレ―キ
JPH0725340U (ja) ディスクブレーキ用パッド
JPH0122499B2 (ja)
JPS6324270Y2 (ja)
JP2000145842A (ja) ディスクブレーキ用ロータ
JPH0527714Y2 (ja)
JPH02107834A (ja) ベンチレーテッドブレーキロータ
KR970005001Y1 (ko) 자동차용 디스크 브레이크
JPS6136817Y2 (ja)