JPH0122499B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122499B2 JPH0122499B2 JP55150742A JP15074280A JPH0122499B2 JP H0122499 B2 JPH0122499 B2 JP H0122499B2 JP 55150742 A JP55150742 A JP 55150742A JP 15074280 A JP15074280 A JP 15074280A JP H0122499 B2 JPH0122499 B2 JP H0122499B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction plate
- sliding friction
- fixed
- rotor
- fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 3
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、デイスクブレーキに使用されるベン
チレーテツドロータに関するものである。
チレーテツドロータに関するものである。
車両の制動時の摩擦熱によるロータの温度上昇
に起因するパツドの耐摩耗性の劣化や、車軸の軸
受温度の異常上昇を避けるために、ロータ内部に
放射状の通気孔を設けたベンチレーテツドロータ
が、特に大型車のデイスクブレーキに於て使用さ
れている。第1図、第2図に示す如き、この種の
ロータに於ては、パツドによつて均等に挾圧され
た場合に於ても、車輪のハブに固定された側の摺
動摩擦板1(以下固定側摺動摩擦板という)は、
車両のハブに固定するための、半径方向内側に突
出する取付部を付属させて熱容量が大なるため
に、温度上昇し難いが、他側制動摩擦板2は、熱
容量が小さく温度上昇し易い。従つて特に第2図
に示すイ部、すなわち、固定側摺動摩擦板1への
フイン4接続部下端付近に於て熱応力を生じ、は
なはだしい場合には、この部分に亀裂や、ねじれ
を生じてブレーキの安全性を阻害する。
に起因するパツドの耐摩耗性の劣化や、車軸の軸
受温度の異常上昇を避けるために、ロータ内部に
放射状の通気孔を設けたベンチレーテツドロータ
が、特に大型車のデイスクブレーキに於て使用さ
れている。第1図、第2図に示す如き、この種の
ロータに於ては、パツドによつて均等に挾圧され
た場合に於ても、車輪のハブに固定された側の摺
動摩擦板1(以下固定側摺動摩擦板という)は、
車両のハブに固定するための、半径方向内側に突
出する取付部を付属させて熱容量が大なるため
に、温度上昇し難いが、他側制動摩擦板2は、熱
容量が小さく温度上昇し易い。従つて特に第2図
に示すイ部、すなわち、固定側摺動摩擦板1への
フイン4接続部下端付近に於て熱応力を生じ、は
なはだしい場合には、この部分に亀裂や、ねじれ
を生じてブレーキの安全性を阻害する。
而して、本発明は、ベンチレーテツドロータの
固定側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との熱容
量をほぼ均等ならしめ、上記の欠点を解消するも
のである。
固定側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との熱容
量をほぼ均等ならしめ、上記の欠点を解消するも
のである。
次に、本発明に係る1実施例について第3図、
第4図に基づいて説明する。
第4図に基づいて説明する。
1は、図外の車輪のハブに固定される側の固定
側摺動摩擦板で、他側摺動摩擦板2との間に半径
方向に沿つた三角形状の通気孔3″が、両摺動摩
擦板1,2を連結するフイン4″に仕切られて方
射状に形成されている。而して、車両のハブに固
定するための、半径方向内側に突出する取付部を
付属させた固定側摺動摩擦板1側と他側摺動摩擦
板2側との熱容量が、ほぼ均衡する如くに、フイ
ン4″の取付巾が、固定側摺動摩擦板1側に於て、
他側摺動摩擦板2側に比較して巾狭くなつてい
る。
側摺動摩擦板で、他側摺動摩擦板2との間に半径
方向に沿つた三角形状の通気孔3″が、両摺動摩
擦板1,2を連結するフイン4″に仕切られて方
射状に形成されている。而して、車両のハブに固
定するための、半径方向内側に突出する取付部を
付属させた固定側摺動摩擦板1側と他側摺動摩擦
板2側との熱容量が、ほぼ均衡する如くに、フイ
ン4″の取付巾が、固定側摺動摩擦板1側に於て、
他側摺動摩擦板2側に比較して巾狭くなつてい
る。
ここに、両摺動摩擦板1,2側の熱容量を、ほ
ぼ均衡させればよく、従つて図に示す如く全べて
のフイン4″によらず一部のフイン4″の取付巾を
固定側摺動摩擦板1側に於て、他側摺動摩擦板2
側に比較して巾狭くしてもよい。
ぼ均衡させればよく、従つて図に示す如く全べて
のフイン4″によらず一部のフイン4″の取付巾を
固定側摺動摩擦板1側に於て、他側摺動摩擦板2
側に比較して巾狭くしてもよい。
本発明に係るベンチレーテツドロータは、固定
側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との熱容量
を、ほぼ均衡する如くにフインの構成により、す
なわち、少なくとも一部のフイン4″の固定側摺
動摩擦板1側への取付巾を他側摺動摩擦板2側へ
の取付巾に比較して巾狭に形成して、調整してあ
るので制御時のパツドによる摩擦熱に起因する固
定側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との温度差
は実用上問題とならない範囲にまで減少される。
側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との熱容量
を、ほぼ均衡する如くにフインの構成により、す
なわち、少なくとも一部のフイン4″の固定側摺
動摩擦板1側への取付巾を他側摺動摩擦板2側へ
の取付巾に比較して巾狭に形成して、調整してあ
るので制御時のパツドによる摩擦熱に起因する固
定側摺動摩擦板側と他側摺動摩擦板側との温度差
は実用上問題とならない範囲にまで減少される。
以上の説明から理解されるように、固定側摺動
摩擦板側と他側摺動摩擦板側との温度差が少なく
なるために大きな熱応力の発生が防止され、従つ
て固定側摺動摩擦板のフイン接続部下端付近等に
亀裂や、ねじれの発生がなく、ブレーキの安全性
が確保される。
摩擦板側と他側摺動摩擦板側との温度差が少なく
なるために大きな熱応力の発生が防止され、従つ
て固定側摺動摩擦板のフイン接続部下端付近等に
亀裂や、ねじれの発生がなく、ブレーキの安全性
が確保される。
第1図は、従来のベンチレーテツドロータの外
周面の展開図で、第2図は第1図のA−A線切断
面で示すベンチレーテツドロータの断面図で、第
3図は本発明の一実施例に係るベンチレーテツド
ロータの外周面の展開図で、第4図は第3図のC
−C線切断面で示すベンチレーテツドロータの断
面図である。 1……固定側摺動摩擦板、2……他側摺動摩擦
板、3,3″……通気孔、4,4″……フイン。
周面の展開図で、第2図は第1図のA−A線切断
面で示すベンチレーテツドロータの断面図で、第
3図は本発明の一実施例に係るベンチレーテツド
ロータの外周面の展開図で、第4図は第3図のC
−C線切断面で示すベンチレーテツドロータの断
面図である。 1……固定側摺動摩擦板、2……他側摺動摩擦
板、3,3″……通気孔、4,4″……フイン。
Claims (1)
- 1 車輪のハブに固定される固定側摺動摩擦板と
他側摺動摩擦板との間に半径方向に放射状に通気
孔を設けたベンチレーテツドロータに於て、前記
両摩擦板を連結する少なくとも一部のフインの固
定側摺動摩擦板側への取付巾を他側摺動摩擦板側
への取付巾に比較して巾狭に形成したことを特徴
とするベンチレーテツドロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15074280A JPS5776334A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Ventilated rotor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15074280A JPS5776334A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Ventilated rotor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5776334A JPS5776334A (en) | 1982-05-13 |
JPH0122499B2 true JPH0122499B2 (ja) | 1989-04-26 |
Family
ID=15503416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15074280A Granted JPS5776334A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Ventilated rotor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5776334A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101028U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-09 | 日産ディーゼル工業株式会社 | デイスクブレ−キロ−タ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1129282B (it) * | 1979-10-03 | 1986-06-04 | Automotive Prod Co Ltd | Disco per un freno a disco |
-
1980
- 1980-10-29 JP JP15074280A patent/JPS5776334A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5776334A (en) | 1982-05-13 |
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