JPS6133307Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6133307Y2 JPS6133307Y2 JP18433580U JP18433580U JPS6133307Y2 JP S6133307 Y2 JPS6133307 Y2 JP S6133307Y2 JP 18433580 U JP18433580 U JP 18433580U JP 18433580 U JP18433580 U JP 18433580U JP S6133307 Y2 JPS6133307 Y2 JP S6133307Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding friction
- parts
- ventilation
- flange
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 20
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 claims description 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 3
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はデイスクブレーキに使用されるベンチ
レーテツドロータに関し、詳しくは左右摺動摩擦
板の熱均衡の熱均衡を計つたベンチレーテツドロ
ータに関するものである。
レーテツドロータに関し、詳しくは左右摺動摩擦
板の熱均衡の熱均衡を計つたベンチレーテツドロ
ータに関するものである。
デイスクブレーキに使用されるベンチレーテツ
ドロータは、車両制動時の摩擦熱による温度上昇
に起因して、パツドの耐摩耗性が劣化したり、車
軸の軸受温度が異常に高温となるのを避けるため
に、ロータ内部に放射状の通気孔を設けたもので
あり、特に大型車用のデイスクブレーキに採用さ
れている。
ドロータは、車両制動時の摩擦熱による温度上昇
に起因して、パツドの耐摩耗性が劣化したり、車
軸の軸受温度が異常に高温となるのを避けるため
に、ロータ内部に放射状の通気孔を設けたもので
あり、特に大型車用のデイスクブレーキに採用さ
れている。
ところで、左右摺動摩擦板の熱均衡を図るべく
半径方向の放射状の通気孔に連通する通気路をフ
ランジ部の両側に交互に具えた半環状体の摺動摩
擦板の一対を結合して円盤を形成したデイスクブ
レーキ用ロータがあるが、かかるロータに於ても
その半環状体の両端部での熱均衡は十分にはなさ
れず、フランジ部に歪や、摺動摩擦部に亀裂を発
生する原因となつている。
半径方向の放射状の通気孔に連通する通気路をフ
ランジ部の両側に交互に具えた半環状体の摺動摩
擦板の一対を結合して円盤を形成したデイスクブ
レーキ用ロータがあるが、かかるロータに於ても
その半環状体の両端部での熱均衡は十分にはなさ
れず、フランジ部に歪や、摺動摩擦部に亀裂を発
生する原因となつている。
本考案は、半環状体の両端部における熱均衡を
図り、熱応力を除去して前記の如き欠点を改善せ
んとするものである。
図り、熱応力を除去して前記の如き欠点を改善せ
んとするものである。
以下に、図面に基いて本考案に係るデイスクブ
レーキのロータについて説明する。
レーキのロータについて説明する。
第1図,第2図に示す半環状体体の一対で円環
を形成する如くに結合してデイスクブレーキのロ
ータが構成される。
を形成する如くに結合してデイスクブレーキのロ
ータが構成される。
図中にて、1はフランジ部であり、2,2′は
摺動摩擦部であり、説明の都合上、2は右側摺動
摩擦部、2′は左側摺動摩擦部とする。3は右側
通気路で、4は左側通気路であり、いずれも放熱
フイン5aにより複数個に区画されたロータの外
周面に開口する通気孔5に連通している。なお7
は左右摺動摩擦部2′,2の熱膨張を吸収するス
リツトであり、左右通気路4,3毎に設けてあ
る。
摺動摩擦部であり、説明の都合上、2は右側摺動
摩擦部、2′は左側摺動摩擦部とする。3は右側
通気路で、4は左側通気路であり、いずれも放熱
フイン5aにより複数個に区画されたロータの外
周面に開口する通気孔5に連通している。なお7
は左右摺動摩擦部2′,2の熱膨張を吸収するス
リツトであり、左右通気路4,3毎に設けてあ
る。
すなわち、フランジ部1が右側摺動摩擦部2と
接続してフランジ部1の左側通気路4から通気孔
5に連絡する区域と、フランジ部1が左側摺動摩
擦部2′と接続してフランジ部1の右側通気路3
から通気孔5に連絡する区域とが、フランジ部1
が左右摺動摩擦部2′,2と接続を断つ止切部6
を境として千鳥状に配置されている。(第3図,
第6図参照)。このベンチレーテツドロータで
は、左右通気路4,3の位置関係から半環状体の
両端結合部近くのフランジ部1と左右摺動摩擦部
2′,2との接続部において、イ部,イ′部及びロ
部,ロ′部の如く中実部の容積、ひいては熱容量
に大きな差異を生じているために、この部分に摺
動摩擦熱に伴なう熱応力を生じフランジ部1の歪
や、左右摺動摩擦部2′,2の亀裂の原因となつ
ている。そこで本考案は、半環状体の周方向の両
端部付近であつて、フランジ部1の外周端部と摺
動摩擦部2,2′とを接続する中実部の周方向の
長さの大なるイ部及びロ′部に左右通気路4,3
に比較してより小形の通気路8,8′をそれぞれ
設けてロータの外周面に開口する通気孔5に連通
させ、イ部とイ′部及びロ部とロ′部の中実部の容
積をほぼ均衡させたものであり、その結果熱応力
の減少を図ることができる 以上の説明により理解されるように、本考案に
なるベンチレーテツドロータは、左右の摺動摩擦
部とフランジ部とを有する半環状体の一対を環状
に組合せ、フランジ部の外周端部が左右の摺動摩
擦部に交互に中実部で接続してフランジ部の左右
に千鳥状の複数の通気路を周方向に形成し、該各
通気路が左右の摺動摩擦部の間に形成された放熱
フインにて複数個に区画された径方向の通気孔に
連絡したベンチレーテツドロータに於て、半環状
体の周方向の両端部付近であつて、フランジ部の
外周端部と摺動摩擦部とを接続する中実部の周方
向の長さの大なる側に熱容量均衡のための小形の
通気路を設け、該通気路をロータの外周面に開口
する通気孔に接続してある。従つて、ロータを形
成する半環状体の周方向の両端部のフランジ部の
外周端部と摺動摩擦部とを接続する中実部の熱均
衡が図られフランジ部の歪や、摺動摩擦部の亀裂
の発生は防止される。
接続してフランジ部1の左側通気路4から通気孔
5に連絡する区域と、フランジ部1が左側摺動摩
擦部2′と接続してフランジ部1の右側通気路3
から通気孔5に連絡する区域とが、フランジ部1
が左右摺動摩擦部2′,2と接続を断つ止切部6
を境として千鳥状に配置されている。(第3図,
第6図参照)。このベンチレーテツドロータで
は、左右通気路4,3の位置関係から半環状体の
両端結合部近くのフランジ部1と左右摺動摩擦部
2′,2との接続部において、イ部,イ′部及びロ
部,ロ′部の如く中実部の容積、ひいては熱容量
に大きな差異を生じているために、この部分に摺
動摩擦熱に伴なう熱応力を生じフランジ部1の歪
や、左右摺動摩擦部2′,2の亀裂の原因となつ
ている。そこで本考案は、半環状体の周方向の両
端部付近であつて、フランジ部1の外周端部と摺
動摩擦部2,2′とを接続する中実部の周方向の
長さの大なるイ部及びロ′部に左右通気路4,3
に比較してより小形の通気路8,8′をそれぞれ
設けてロータの外周面に開口する通気孔5に連通
させ、イ部とイ′部及びロ部とロ′部の中実部の容
積をほぼ均衡させたものであり、その結果熱応力
の減少を図ることができる 以上の説明により理解されるように、本考案に
なるベンチレーテツドロータは、左右の摺動摩擦
部とフランジ部とを有する半環状体の一対を環状
に組合せ、フランジ部の外周端部が左右の摺動摩
擦部に交互に中実部で接続してフランジ部の左右
に千鳥状の複数の通気路を周方向に形成し、該各
通気路が左右の摺動摩擦部の間に形成された放熱
フインにて複数個に区画された径方向の通気孔に
連絡したベンチレーテツドロータに於て、半環状
体の周方向の両端部付近であつて、フランジ部の
外周端部と摺動摩擦部とを接続する中実部の周方
向の長さの大なる側に熱容量均衡のための小形の
通気路を設け、該通気路をロータの外周面に開口
する通気孔に接続してある。従つて、ロータを形
成する半環状体の周方向の両端部のフランジ部の
外周端部と摺動摩擦部とを接続する中実部の熱均
衡が図られフランジ部の歪や、摺動摩擦部の亀裂
の発生は防止される。
第1図は本考案に係るベンチレーテツドロータ
の半分を示す半環状体の正面図で、第2図は同側
面図で、第3図は第2図のA−A線断面図で、第
4図は第2図のB−B線断面図で、第5図は第2
図のC−C線断面図で、第6図は第3図、第4
図、第5図に示す断面の接続状態を示す斜視図で
ある。 1……フランジ部、2……右側摺動摩擦部、
2′……左側摺動摩擦部、3……右側通気路、4
……左側通気路、5……通気路、6……止切部、
7……スリツト、8,8′……小形通気路。
の半分を示す半環状体の正面図で、第2図は同側
面図で、第3図は第2図のA−A線断面図で、第
4図は第2図のB−B線断面図で、第5図は第2
図のC−C線断面図で、第6図は第3図、第4
図、第5図に示す断面の接続状態を示す斜視図で
ある。 1……フランジ部、2……右側摺動摩擦部、
2′……左側摺動摩擦部、3……右側通気路、4
……左側通気路、5……通気路、6……止切部、
7……スリツト、8,8′……小形通気路。
Claims (1)
- 左右の摺動摩擦部とフランジ部とを有する半環
状体の一対を環状に組合せ、フランジ部の外周端
部が左右の摺動摩擦部に交互に中実部で接続して
フランジ部の左右に千鳥状の通気路を周方向に形
成し、該各通気路が左右の摺動摩擦部の間に形成
された放熱フインにて複数個に区画された径方径
の通気孔に連絡したベンチレーテツドロータに於
て、半環状体の周方向の両端部付近であつてフラ
ンジ部の外周端部と摺動摩擦部とを接続する中実
部の周方向の長さの大なる側に熱容量均衡のため
の小形形の通気路を設け、該通気路をロータの外
周面に開口する通気孔に接続したことを特徴とす
るベンチレーテツドロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18433580U JPS6133307Y2 (ja) | 1980-12-23 | 1980-12-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18433580U JPS6133307Y2 (ja) | 1980-12-23 | 1980-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107028U JPS57107028U (ja) | 1982-07-01 |
JPS6133307Y2 true JPS6133307Y2 (ja) | 1986-09-29 |
Family
ID=29984410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18433580U Expired JPS6133307Y2 (ja) | 1980-12-23 | 1980-12-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6133307Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-23 JP JP18433580U patent/JPS6133307Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107028U (ja) | 1982-07-01 |
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