JPH11141585A - ディスクブレーキ用ロータ - Google Patents

ディスクブレーキ用ロータ

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JPH11141585A
JPH11141585A JP9303039A JP30303997A JPH11141585A JP H11141585 A JPH11141585 A JP H11141585A JP 9303039 A JP9303039 A JP 9303039A JP 30303997 A JP30303997 A JP 30303997A JP H11141585 A JPH11141585 A JP H11141585A
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JP
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disk
rotor
nodes
elongated hole
brake
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JP9303039A
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English (en)
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Toshitaka Suga
賀 登志隆 須
Hideyuki Kai
斐 秀 幸 甲
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Aisin Takaoka Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication date
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    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
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    • F16D2065/1316Structure radially segmented
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D2065/1328Structure internal cavities, e.g. cooling channels
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ鳴きが発生しにくいディスクブレー
キ用ロータを提供すること。 【解決手段】 ディスクブレーキ用ロータ10のアウタ
及びインナディスク12、13に放射状に第1、第2長
穴15、16を形成する。長穴15、16の角度間隔は
アウタ及びインナ間で相違させ、ブレーキ時に2つの振
動モードを励起させて互いに干渉させ、定常振動モード
の発生を抑制する。加えて、第2、第3フィン14b、
14cを配設して両ディスク12、13を補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車輪ブレー
キとして使用されるディスクブレーキのロータに関する
ものであり、特に、ブレーキ鳴きが発生し難いディスク
ブレーキ用ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のディスクブレーキ用ロータにおい
て、ブレーキ鳴き発生時、ロータの摺動部、即ちディス
ク部はロータ軸方向の振動の腹と節がロータ周方向にお
いて交互に現れる定常振動モードである事が知られてい
る。その節の数は、ロータの寸法形状により様々である
が、一般的な寸法形状のものでは2節〜10節である。
実験を通して求めたブレーキ鳴きの発生し難い節数の振
動モードを励起することでブレーキ鳴きの発生を抑制す
るため、ロータの一側面にその内周から外周に達する多
数の放射状溝を等角度間隔で形成すると共にロータの他
側面にも多数の放射状溝を一側面の放射状溝と対称的に
形成する提案が実開昭62−97329号公報により開
示されている。
【0003】
【発明が解決するための課題】しかしながら、上記の従
来技術は、ロータの一側面に形成した溝により励起した
振動モードの節数とロータの他側面に形成した溝により
励起した振動モードの節数とが同じであることにより、
ロータの両側面のうちの一方側面に形成した溝により励
起した振動モードでの振動がロータの両側面のうちの他
方側面に形成した溝により助長されるため、定常振動モ
ードとなり、ブレーキ鳴きが発生する可能性が高い。
【0004】本発明は、ブレーキ鳴きの発生につながる
定常振動モードが発生し難いディスクブレーキ用ロータ
を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、アウタディスクと、前記アウタディスクと同
軸に配設されるインナディスクと、前記アウタディスク
に第1の等角度間隔で形成された内周から外周に向かう
複数の第1長穴と、前記インナディスクに前記第1の等
角度間隔とは異なる第2の等角度間隔で形成された内周
から外周に向かう複数の第2長穴とを有するディスクブ
レーキ用ロータを構成した。
【0006】好ましくは、前記第1長穴及び前記第2長
穴が前記アウタディスク及び前記インナディスクの放射
方向に配設されているディスクブレーキ用ロータが望ま
しい。
【0007】好ましくは、前記第1長穴の数と前記第2
長穴の数は、前記アウタディスクにおいて前記第1長穴
により励起される振動モードの節の数と前記インナディ
スクにおいて前記第2長穴により励起される振動モード
の節の数とは2節を除き一致しないように選定されてい
るディスクブレーキ用ロータが望ましい。
【0008】好ましくは、前記アウタディスクと前記イ
ンナディスクとの間で前記第1長穴に沿って配設される
第1補強フィンと、前記アウタディスクと前記インナデ
ィスクとの間で前記第2長穴に沿って配設される第2補
強フィンとを有するディスクブレーキ用ロータが望まし
い。
【0009】請求項1のディスクブレーキ用ロータは、
ブレーキ時にアウタディスクとインナディスクとにそれ
ぞれ振動モードが励起され、それらが互いに干渉するこ
とで定常振動モードの発生が抑制され、従って、ブレー
キ鳴きの発生が抑制される。請求項2のディスクブレー
キ用ロータは、請求項1の作用に加えて、第1及び第2
長穴がそれぞれのディスクにおいて、放射方向に配設さ
れる。
【0010】請求項3のディスクブレーキ用ロータは、
請求項1又は請求項2の作用に加えて、第1及び第2長
穴の数は、アウタディスクにおいて第1長穴により励起
される振動モードの節の数とインナディスクにおいて第
2長穴により励起される振動モードの節の数とは2節を
除き一致しないように選定される。
【0011】請求項4のディスクブレーキ用ロータは、
請求項1〜3の何れか一に記載の作用に加えて、第1補
強フィンが第1長穴に沿って両ディスク間に配設され、
第2補強フィンが第2長穴に沿って両ディスク間に配設
される。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明を実施の形態により具体的
に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明のディスク
ブレーキ用ロータの斜視図であり、図2は図1のディス
クブレーキ用ロータの側面図であり、図3は図2のアウ
タ側の正面図であり、図4は図2のインナ側の正面図で
あり、図5は図3の部分破砕断面図である。図1〜図5
に示すように、ロータ10は、一般的にベンチレーテッ
ドロータと呼称されるものであり、車輪ハブ(図示省
略)への取付け部11と、パッド(図示省略)と摩擦す
るアウタディスク12及びインナディスク13と、アウ
タディスク12とインナディスク13とに介在されてア
ウタディスク12とインナディスク13とに接続される
複数の冷却用のフィン14とを有している。
【0014】車両に装着した状態での外側(図2中左
側)に位置するアウタディスク12には、アウタディス
ク12の外側面から内側面にかけて貫通するとともに、
その内周から外周に達する放射状の第1長穴15の2本
が第1の等角度(180°間隔)で形成されている。車
両に装着した状態での内側(図2中右側)に位置するイ
ンナディスク13には、インナディスク13の外側面か
ら内側面にかけて貫通するとともに、その内周から外周
に達する放射状の第2長穴17の3本が第2の等角度
(120°間隔)で形成されている。
【0015】フィン14は、両ディスク12、13の内
周から外周に向かって放射状に配設されており、アウタ
ディスク12とインナディスク13との間に配設される
第1フィン14aと、アウタディスク12とインナディ
スク13との間で第1長穴15に沿って配設される第2
フィン14b(第1補強フィン)と、アウタディスク1
2とインナディスク13との間で第2長穴16に沿って
配設される第3フィン14c(第2補強フィン)とを有
している。
【0016】アウタディスク12の第1長穴15とイン
ナディスク13の第2長穴16とは、第2フィン14b
がインナディスク13上において第2長穴16上に位置
しないように、又、第3フィン14cがアウタディスク
12上において第1長穴15上に位置しないように、そ
の位置が決定されている。
【0017】アウタディスク12において第1長穴15
が形成されている部分がパッドによって押圧されても、
第2フィン14bが配設されていることから、パッドの
押圧によるアウタディスク12の変形を防止できる。同
様に、インナディスク13において第2長穴16が形成
されている部分がパッドによって押圧されても、第3フ
ィン14cが配設されていることから、パッドの押圧に
よるインナディスク13の変形を防止できる。
【0018】図6〜図8はロータ振動応答性を示すもの
であり、各図において横軸は振動周波数(単位はKH
z)、縦軸は振動レベル(単位はdB)である。図6は
アウタ及びインナディスクに放射状の長穴が形成されて
いないベンチレーテッドロータの振動応答性を示し、図
7はアウタ及びインナディスクに3本の放射状の長穴が
対象に形成されたベンチレーテッドロータの振動応答性
を示し、図8は図1〜5に示したベンチレーテッドロー
タ10の振動応答性を示す。図6及び図7では破線の矢
印で示す振動周波数でブレーキ鳴きが発生したが、本実
施の形態のベンチレーテッドロータ10では、図8に示
したように、図6及び図7の破線矢印で示す振動周波数
での振動レベルが低くなり、ブレーキ鳴きの発生率が低
下した。図6では実線の矢印で示す振動周波数でブレー
キ鳴きが発生したが、本実施の形態のベンチレーテッド
ロータ10では、図8に示したように、図6の実線の矢
印で示す振動周波数での振動レベルが低くなり、ブレー
キ鳴きは発生しなかった。
【0019】第1長穴15、第2長穴16の角度間隔は
振動モードの節の角度間隔と同じであり、第1長穴15
の角度間隔と第2長穴16の角度間隔は、次の角度θ1
〜θ2 のいずれかのうち2節を除いた同じ節数を持たな
い2種類を組み合わせて用いる。
【0020】 θ1 =360°/16・・・2,4,8節 θ2 =360°/14・・・2,7節 θ3 =360°/12・・・2,3,4,6節 θ4 =360°/10・・・2,5,10節 θ5 =360°/9・・・3,9節 θ6 =360°/8・・・2,4節 θ7 =360°/7・・・7節 θ8 =360°/6・・・2,3節 θ9 =360°/5・・・5節 θ10=360°/4・・・2,4節 θ11=360°/3・・・3節 θ12=360°/2・・・2節 換言すれば、アウタディスク12を第1の等角度で分割
し、インナディスク13を第1の等角度とは異なり且つ
第1の等角度でのアウタディスク12の分割数と整数倍
にならないインナディスク13の分割数となる第2の等
角度で分割するものである。例えば、本実施の形態のよ
うに、アウタディスク12を180°で2分割し、イン
ナディスク13を120°で3分割する。又、アウタデ
ィスク12を180°で2分割し、インナディスク13
を72°で5分割する。即ち、第1の等角度で分割され
る分割数と第2の等角度で分割される分割数との比が、
例えば、2:3,2:5,3:4,3:5,‥‥‥‥と
なるように第1の等角度及び第2の等角度が設定され
る。
【0021】以上説明したように、本実施の形態のディ
スクブレーキ用ロータ10によれば、アウタディスク1
2に第1長穴15が第1の等角度(180°)で2本形
成され、インナディスク13に第2長穴16が第2の等
角度(120°)で3本形成されることにより、ブレー
キ時に、アウタディスク12には二つの第1長穴15に
よりブレーキ鳴きの発生し難い節数の振動モードが励起
され、インナディスク13には三つの第2長穴16によ
りブレーキ鳴きの発生し難い節数の振動モードが励起さ
れ、且つ、このアウタ及びインナディスク12、13に
より生じる振動モードが互いに干渉することで定常振動
モードの発生が抑制されることになる。更に、溝が形成
される従来のものにおいては、ディスクは溝の底部分に
よってその周方向で依然として連続していることから、
ブレーキ鳴きの発生し難い節数の振動モードを確実に励
起することが困難であったが、本実施の形態のディスク
ブレーキ用ロータ10によれば、アウタ及びインナディ
スク12、13には長穴15、16が形成されることに
より、各ディスク12、13をその周方向で確実に分断
することができることから、ブレーキ鳴きの発生し難い
節数の振動モードを確実に励起することができ、ひいて
は、ブレーキ鳴きの発生をより確実に抑制することがで
きる。
【0022】更に、第2、第3フィン14b、14cが
配設されていることから、パッドによるディスク12、
13の長穴15、16の配設部分の押圧に際してもディ
スク12、13が変形する虞はない。
【0023】従って、ブレーキ鳴きの発生につながる定
常振動モードが発生し難いディスクブレーキ用ロータ1
0を提供することを可能としている。
【0024】本実施の形態においては、長穴15、16
は直線状に形成されているが、特にこの構成に限定され
るものではなく、例えば、湾曲した形状の長穴を有する
本発明のディスクブレーキ用ロータにおいても同様の作
用効果が得られる。
【0025】又、本実施の形態においては、長穴15、
16は放射状に配設されているが、特にこの構成に限定
するものではなく、例えば、第1、第2長穴が放射方向
に対して傾斜して配設される本発明のディスクブレーキ
用ロータにおいても同様の作用効果が得られる。
【0026】(実施の形態2)図9は本発明の一実施の
形態のディスクブレーキ用ロータの斜視図であり、図1
0は図9のアウタ側の正面図である。る。両ディスクに
形成される第1、第2長穴の角度間隔が実施の形態1と
異なる以外は実施の形態1と同様であるので詳細な説明
は省略する。実施の形態1と同様の部材には同符号が付
してある。図9、図10に示すように、ロータ10は、
一般的にベンチレーテッドロータと呼称されるものであ
り、車輪ハブ(図示省略)への取付け部11と、パッド
(図示省略)と摩擦するアウタディスク12及びインナ
ディスク13と、アウタディスク12とインナディスク
13とに介在されてアウタディスク12とインナディス
ク13とを接続する複数の冷却用のフィン14とを有し
ている。
【0027】車両に装着した状態での外側(図9中上
側)に位置するアウタディスク12には、その内周から
外周に達する放射状の第1長穴15の5本が等角度(7
2°間隔)で形成されている。車両に装着した状態での
内側(図9中下側)に位置するインナディスク13に
は、その内周側から外周に達する放射状の第2長穴16
の3本が等角度(120°間隔)で形成されている。
【0028】フィン14は、両ディスク12、13の内
周から外周に向かって放射状に配設されており、アウタ
ディスク12とインナディスク13との間に配設される
第1フィン14aと、アウタディスク12とインナディ
スク13との間で第1長穴15に沿って配設される第1
フィン14b(第1補強フィン)と、アウタディスク1
2とインナディスク13との間で第2長穴16に沿って
配設される第3フィン14c(第2補強フィン)とを有
している。
【0029】その他の作用効果は実施の形態1と同様で
あるので説明は省略する。
【0030】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、アウタディスクに第1長穴が第1の等角度で複
数形成され、インナディスクに第2長穴が第1の等角度
とは異なる第2の等角度で複数形成されることにより、
ブレーキ時に、アウタディスクには第1長穴によりブレ
ーキ鳴きの発生し難い節数の振動モードが励起され、イ
ンナディスクには第2長穴によりブレーキ鳴きの発生し
難い節数の振動モードが励起され、且つ、このアウタ及
びインナディスクにおいて生じる振動モードが互いに干
渉することで定常振動モードの発生が抑制されることに
なる。即ち、ブレーキ鳴きの発生が抑制されるものであ
る。
【0032】更に、アウタ及びインナディスクには長穴
が形成されることにより、各ディスクをその周方向で確
実に分断することができることから、ブレーキ鳴きの発
生し難い節数の振動モードを確実に励起することがで
き、ひいては、ブレーキ鳴きの発生をより確実に抑制す
ることができる。
【0033】従って、ブレーキ鳴きの発生につながる定
常振動モードが発生し難いディスクブレーキ用ロータを
提供することを可能としている。
【0034】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、長穴のよりよい配設形態を示してい
る。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、第1の等角度間隔及び第
2の等角度間隔のよりよい形態を示している。
【0036】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明の効果に加えて、第1、第2補強フィンが配設され
ていることから、ブレーキ時の押圧部材による各ディス
クの長穴の配設部分の押圧に際してもディスクが変形す
る虞はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のディスクロータ10の斜視図。
【図2】図2の側面図。
【図3】図2の左方から見た側面図。
【図4】図2の右方から見た側面図。
【図5】図3の部分破砕断面図。
【図6】従来のベンチレーテッドロータの振動応答性を
示す図。
【図7】従来の放射状溝長穴付ベンチレーテッドロータ
の振動応答性を示す図。
【図8】図1のベンチレーテッドロータ10の振動応答
性を示す図。
【図9】実施の形態2のディスクロータ10の斜視図。
【図10】図9の上方から見た図。
【符号の説明】
10 ディスクブレーキ用ロータ 12 アウタディスク 13 インナディスク 14 フィン 14b 第2フィン 14c 第3フ
ィン 15 第1長穴 16 第2長穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタディスクと、 前記アウタディスクと同軸に配設されるインナディスク
    と、 前記アウタディスクに第1の等角度間隔で形成された内
    周から外周に向かう複数の第1長穴と、 前記インナディスクに前記第1の等角度間隔とは異なる
    第2の等角度間隔で形成された内周から外周に向かう複
    数の第2長穴と、 を有するディスクブレーキ用ロータ。
  2. 【請求項2】 前記第1長穴及び前記第2長穴が前記ア
    ウタディスク及び前記インナディスクの放射方向に配設
    されている請求項1のディスクブレーキ用ロータ。
  3. 【請求項3】 前記第1長穴の数と前記第2長穴の数
    は、前記アウタディスクにおいて前記第1長穴により励
    起される振動モードの節の数と前記インナディスクにお
    いて前記第2長穴により励起される振動モードの節の数
    とは2節を除き一致しないように選定されている請求項
    1又は請求項2のディスクブレーキ用ロータ。
  4. 【請求項4】 前記アウタディスクと前記インナディス
    クとの間で前記第1長穴に沿って配設される第1補強フ
    ィンと、前記アウタディスクと前記インナディスクとの
    間で前記第2長穴に沿って配設される第2補強フィンと
    を有する請求項1〜3の何れか一に記載のディスクブレ
    ーキ用ロータ。
JP9303039A 1997-11-05 1997-11-05 ディスクブレーキ用ロータ Pending JPH11141585A (ja)

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JP9303039A JPH11141585A (ja) 1997-11-05 1997-11-05 ディスクブレーキ用ロータ
US09/185,971 US6161660A (en) 1997-11-05 1998-11-05 Rotor for disc brake

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