JPS6278560A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS6278560A
JPS6278560A JP21805585A JP21805585A JPS6278560A JP S6278560 A JPS6278560 A JP S6278560A JP 21805585 A JP21805585 A JP 21805585A JP 21805585 A JP21805585 A JP 21805585A JP S6278560 A JPS6278560 A JP S6278560A
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formula
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真感光体に関し、特に特定のジスアゾ顔
料とポリカーボネートZ樹脂を含有することにより、特
性の改良された感光層を有する電子写真感光体に関する
[従来の技術] 従来の電子写真感光体としては、無機光導電物質のセレ
ン、硫化カドミュウム、酸化亜鉛や非晶質硅素を用いた
ものや、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルア
ントラセン等の光導電性ポリマー、又はジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾンの如
き低分子の各種有機光導電物質を用いたものや有機顔料
を分散したものが知られている。このうち、電子写真感
光体に使用される有機顔料としては、スーダンレッド、
グイアンプル−等のアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アルゴー
ルイエロー、ピレンキノン等のキノン顔料、キノシアニ
ン顔料、ペリレン顔料、インジゴ、チオインジゴ等のイ
ンジゴ顔料、インドファーストオレンジトナー等のビス
ベンゾイミダゾール顔料、銅フタロシアニン等のフタロ
シアニン顔料、キナクリドン顔料等が挙げられる。
これらの顔料を分散して有する感光体は一部実用化され
ているものもあるが感度的に充分満足されているもので
はない。
これは顔料の場合は成膜されるための結着剤というもの
が必要であり、この結着剤によって電荷の移動が阻害さ
れるためである。
そのため顔ネ4を使用する場合には、その顔料にとって
最適な結着剤が不可欠である。
一方、感光層を光によって電荷を発生する電荷発生層と
その電荷を輸送する電荷輸送層に分けた機能分離型感光
層の場合においては顔料は電荷発生層に使用される。こ
の場合には、電荷発生層の結着剤は勿論、電荷輸送層の
結着剤も感度を決定する要因となる。
即ち、電荷発生層で発生した電荷を効率よく電荷輸送層
に注入させることが高感度化の決め手であるが電荷発生
層の顔料と電荷輸送層の結着剤の組み合わせが悪いと両
層の界面に注入の障壁ができ注入効率が低下する。その
ため機能分離型感光層においても顔料にとって最適な電
荷輸送層の結着剤の選定が不可欠である。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、上記のような従来の技術に鑑み、感光居中に
含まれる顔料と結着剤樹脂を組み合わせることにより、
より高感度な電子写真感光体を提供することを目的とす
る。
さらに他の目的は生産安定性に優れた電子写真感光体を
提供することである。
[問題点を解決するための手段、作用コ本発明は顔料と
して後記一般式(1)で示されるジスアゾ顔料の少なく
とも1種を用い、結着剤として後記一般式(2)で示さ
れるポリカーボネ−)Z樹脂とを組み合わせることによ
り前記目的を達成したものである。
即ち、本発明は下記一般式(1)で示されるジスアゾ顔
料の少なくとも1種と下記一般式(2)で示されるポリ
カーポネー)Z樹脂を含有する感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体から構成される。
一般式 式中、Aはフェノール性OH基を有するカップラー残基
を示し、R1、R,°、R2及びR2’は水素原子、ハ
ロゲン原子又は置換基を有してもよいアルキル基、アル
コキシ基及びアラルキル基から選ばれる基を示す。
式中、nは平均重合度を示し、50〜5000の範囲で
ある。
本発明によれば、一般式(1)で示されるジスアゾ顔料
は、他の有機顔料に比べて高感度で光照射による劣化も
小さく高耐久である。
さらに一般式(2)で示されるポリカーボネートZ樹脂
と組み合わせることにより、高感度で機械的な表面劣化
の少ない高耐久の感光層が形成される。
上記一般式(1)におけるR1.R1’、R2及びR2
’の示す基において、ハロゲン原子の具体例としてはフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げら
れ、アルキル基の具体例とじてはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル等の基、アルコキシ基の具体例としてはメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等の基、アラ
ルキル基の具体例としてはベンジル、フェネチル、ナフ
チルメチル等の基が挙げられる。
さらに上記アルキル基、アルコキシ基及びアラルキル基
の有してもよい置換基としては、例えばメチル、エチル
、プロピル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、こトロ基、シアノ
基、ジメチルアミノ、ジベンジルアミノ、ジフェニルア
ミノ等の置換アミノ基等が挙げられる。
又、上記一般式(1)におけるAで示されるフェノール
性OH,!!を有するカップラー残基としては、下記一
般式(3)乃至(9)で示される基から選らばれる。
一般式 式中、Xはベンゼン環と縮合してなるナフタレン環、ア
ントラセン環、カルへゾール扉、ベンズカルへゾール環
、ジベンゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及びジフェ
ニレンサルファイド環から選ばれる多環芳香環又はへテ
ロ環を形成するに必要な残基を示し、なかでもナフタレ
ン環、アントラセン環、ベンズカルバゾール環、カルバ
ゾール環がより望ましい、R3及びR4は水素原子、買
換基を有してもよいアルキル基、アラルキル基、アリー
ル基及びヘテロ環基から選ばれる基、又はR3,R4の
結合する窒素原子とともに形成する環状アミノ基を示し
、アルキル基の具体例としてはメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等の基、アラルキル基の具体例としてはベン
ジル、フェネチル、ナフチルメチル等の基、アリール基
の具体例としてはフェニル、ジフェニル、ナフチル、ア
ンスリル等の基、ヘテロ環基としてはカルバゾール、ジ
ベンゾフラン、ベンズイミダシロン、ベンズチアゾール
、チアゾール、ピリジン等の基が挙げられる。
上記アルキル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロ
環基の有してもよい置換基としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シ
アン基、ジメチルアミノ、ジベンジルアミノ、ジフェニ
ルアミノ等の置換アミ7基等が挙げられる。
一般式    R9 一般式(4)、(5)中のR5及びR6は置換基を有し
てもよいアルキル基、アラルキル基及びアリール基から
選ばれる基を示す。
上記R5及びR6の具体例としては、前記一般式(3)
、(4)におけるR3及びR4と同じ例が挙げられる。
υH 一般式 一般式(6)及び(7)中のYは芳香族炭化水素の2価
の基又は窒素原子を環内に含むヘテロ環の2価の基を示
す。
上記芳香族炭化水素の2価の基としては、〇−フェニレ
ン等の単環式芳香族炭化水素の2価の基、0−ナフチレ
ン、ペリナフチレン、1.2−アンスリレン、9.10
−フェナンスリレン等の多環式芳香族炭化水素の2価の
基が挙げられ、窒素原子を環内に含むヘテロ環の2価の
基としては、例えば3.4−ピラゾールジイル、2,3
−ピリジンジイル、4,5−ピリミジンジイル、6.7
−イミダゾールジイル、5.6−ベンズイミダゾールジ
イル、6.7−キラリンジイル等の5員あるいは6員環
のへテロ環で2価の基等が挙げられる。
ゝ2゛ 式中、R7及びR8は水素原子、置換基を宥してもよい
アルキル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロ環基
から選ばれる基、又はR7、R8の結合する炭素原子と
ともに5員あるいは6員環を形成する残基を示し、この
5員あるいは6員環は縮合芳香族環を有してもよく、Z
はベンゼン環と縮合してなるナフタレン環、アントラセ
ン環、カルバゾール環、ベンズカルバゾール環、ジベン
ゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及びジフェニレンサ
ルファイド環から選ばれる多環芳香環、又はヘテロ環を
形成するに必要な残基を示す。
上記アルキル基の具体例としてはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル等の基、アラルキル基の具体例としてはベ
ンジル、フェネチル、ナフチルメチル等の基、アリール
基の具体例としてはフェニル、ナフチル、アンスリル、
ピレニル等の基、ヘテロ環基の具体例としてはピリジル
、チェニル、フリル、カルバゾイル等の基が挙げられ、
さらに上記基の有してもよい置換基としては、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子
、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノ基、ジメチルアミ/、ジエチ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、ジベンジルアミノ、ジフ
ェニルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ等
の置換アミン基等が挙げられる。上記R7,R8の結合
炭素原子とともに5員あるいは6員環を形成する残基で
あって、この5員あるいは6員環は縮合芳香族環を有し
てもよい基の具体例としてはシクロペンチリデン、シク
ロヘキシリデン、8−キサンテニリデン等の基が挙げら
れる。
式中、R9及びRIOは水素原子、置換基を有してもよ
いアルキル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロ環
基から選ばれる基、又はR9,R10の結合する炭素原
子とともに5負あるいは6員環を形成する残基を示し、
この5員あるいは6員環は縮合芳香族環を有してもよく
、Zはベンゼン環と縮合してなるナフタレン環、アント
ラセン環、カルバゾール環、ベンズカルへゾール環、ジ
ベンゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及びジフェニレ
ンサルファイド環から選ばれる多環芳香環、又はへテロ
環を形成するに必要な残基を示す。
上記基のアルキル基の具体例としてはメチル、エチル、
プロピル、ブチル等の基、アラルキル基の具体例として
はベンジル、フェネチル、ナフチルメチル等の基、アリ
ール基の具体例としてはフェニル、ジフェニル、ナフチ
ル9アンスリル。
ピレニル等の基、ヘテロ環基の具体例としてはピリジル
、チェニル、フリル、カルバゾイル等の基が挙げられ、
さらに上記基が有してもよい着換基としては、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子
、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノ基、ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、ジベンジルアミノ、ジフ
ェニルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ビロリジノ等
の置換アミ7.8等が挙げられる。
上記Rg、R1oの結合炭素原子とともに5員あるいは
6員環を形成する残基であって、この5員あるいは6員
環は縮合芳香族環を有してもよい基の具体例としてはシ
クロペンチリデン、シクロヘキシリデン、9−キサンテ
ニリデン等の基が挙げられる。
前記一般式(1)で示されるジスアゾ顔料の具体例を以
下に示す。
例示化合物 No。
これらの例示顔料以外にも一般式(1)に含まれるジス
アゾ顔料は数多く存在する。
前記一般式(2)で示されるポリカーボネートZ樹脂は
、(a)透明性が良好、(b)電気絶縁性、耐電圧がと
もに高い、(c)表面が硬く適度の滑性を有しており、
機械的に摩耗しにくい等の特徴があり、さらに(d)溶
剤に溶解させた場合の安定性に優れている。
通常のポリカーボネート樹脂、即ち、 れるビスフェノールA5ポリカーボネート樹脂は高分子
の結晶性が高いため溶解をした場合にゲル化しやすく、
2日程度で使用不可能となる欠点を有しており、この点
で大きく異なる。
本発明の特定のジスアゾ顔料とポリカーボネートZ樹脂
を組み合わせることにより、顔料粒子と樹脂の界面に光
照射時の電荷の移動を阻止する障壁層が形成される程度
はポリカーボネートZ樹脂以外との組み合わせより格段
に小さく、かつ、ボリカーポネー)Z樹脂構造式のベン
ゼン環及びシクロヘキシル団が電荷の移動を容易にし、
感度を向上するようである。
本発明による電子写真感光体の形態としては、(a)一
般式(1)で示されるジスアゾ顔料(以下「ジスアゾ顔
料」と記載する)をポリカーポネ−)Z樹脂に分散した
感光層、 (b)ジスアゾ顔料をポリカーポネー)Zm脂と電荷輸
送物質(電子供与性化合物及び/又は電子受容性化合物
)に分散した感光層、 (C)ジスアゾ顔料を結着剤樹脂(ポリカーボネ−)Z
樹脂でもよいし、他の樹脂でもよい)に分散した層を電
荷発生層とし、この上にポリカーボネー)Z4a脂と電
荷輸送物質を含む電荷輸送層を積層した機能分離型感光
層。
(d)電荷輸送層の上にジスアゾ顔料とポリカーボネー
トZ樹脂を含む電荷発生層を蹟層した機能分離型感光層
等が挙げられる。
電子供与性化合物としては、主鎖又は側鎖にアントラセ
ン、ピレン、フェナンスレン、コロネン等の多環芳香環
又はインドール、カルバゾール、オキサゾール、イソオ
キサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、
オキサジアゾール、ピラゾリン、チアジアゾール、トリ
アゾール等の含窒素へテロ環を有する化合物、ヒドラゾ
ン化合物、芳香族アミノ化合物等が挙げられる。
電子受容性化合物としては、ニトロ基、ニトロン基、シ
アノ基等の電子受容性置換基を有する脂肪族環式化合物
、芳香族化合物、ヘテロ環式化合物等があり、例えばテ
トラシアノエチレン、トリニトロベンゼン、ジニトロア
セトフェノン、トリニトロアニソール、テトラニトロナ
フタレン、テレフタロニトリル、インフタロニトリル、
シアン化ベンゾイル、シアン化キノリン、シアノピリジ
ン、ニトロアンスラセン、ジニトロフルオレノン、トリ
ニトロフルオレノン、テトラニトロフルオレノン、テト
ラシアノピレン等が挙げられる。
電子受容性化合物は一般的に発癌性等の有害性のため好
ましくない。
電子供与性化合物を用いる場合、前述の(C)形態では
負帯電、(d)の形態では正帯電に使用される。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と樹脂を5:1〜l:2(
重量比)程度に混合されて形成され、膜厚は5〜20終
程度である。
前述(c)の形態でジスアゾ顔料の結着剤樹脂としては
、ポリカーボネートZのほかポリエステル、ポリビニル
ベンザ−フレ、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロ
リドン、メチルセルロース、ポリアクリル酸エステル類
、セルロースエステル類等が適宜使用される。
分散は樹脂溶液に顔料を混合した後ボールミル、ロール
ミル、サンドミル、コロイドミル等の常法によることが
できる。
電荷発生層の厚さは0.01〜lル、好ましくは0.0
5〜0.5μである。
電荷輸送層の上に形成される場合には、より厚く、0.
5〜5井程度である、 顔料と樹脂の比は5:1〜1:2程度である。
[発明の効果] 本発明の電子写真感光体において、特定のジスアゾ顔料
とポリカーボネートZ樹脂を合宿する感光層は高感度で
残留電位が少なく、さらに帯電、露光を縁り返した際の
明部電位が上昇することなく安定しており、又、表面に
ポリカーボネートZ樹脂が存在するので表面の高度が高
く、潤滑性にも優れているので摺擦傷が付きにくく、機
械的耐久性を向上させることができる。
さらにポリカーボネートZ樹脂の溶液は保存安定性が良
いので、生産性が向上し、品質安定化にも貢献すること
ができる。
[実施例] 実施例1〜6 基体として肉厚J、5mmで60φX260mm・のア
ルミニウムシリンダーを用意した。
次に共重合ナイロン(商品名CM8000、束し■製)
4部及びタイプ8ナイロン(商品名ラフカマイド500
3、大日本インキ化学■製)4部をメタノール50部、
n−ブタノール50部に溶解し、上記基体上に浸漬塗布
して0.6!厚のポリアミド下引層を形成した。
次に前記一般式(1)のジスアゾ顔料の例示顔料から選
らばれたジスアゾ顔料を10部及びポリビニルブチラー
ル(商品名工スレツクBM−2、抗水化学@製)10部
をシクロヘキサノン120部と共にサンドミル装置で1
0時間分散した0分散液にメチルエチルケトン30部を
加えて上記下引層上に塗布し、o、xsg厚の電荷発生
層を形成した。
次にポリカーボネートZ樹脂(三菱ガス化学株制)の重
量平均分子量12万のもの10部を用意し、下記構造式
のヒドラゾン化合物10部と共にモノクロルベンゼン8
0部に溶解した。これを上記電荷発生層上に塗布して1
6.1の電荷輸送層を形成した。
上記選択の例示ジスアゾ顔料(1)、(9)、(15)
、(22)、(31)、(38)に対応して実施例1〜
6の電子写真感光体とする。
このようにして作成した電子写真感光体を、−5,6K
Vコロナ帯電、画像露光、乾式トナー現像、普通紙への
トナー転写、ウレタンゴムブレード(高度70°、圧力
5kg w/ c m’ 、感光体に対する角度20″
′)によるクリーニング工程等を有する電子写真複写機
に取り付けて電子写真特性を評価した。
電位を測定すると暗部電位(Vp)が−700Vで10
ルツクス・秒の露光を与えた時の電位(■し)は第1表
に示す結果となった。
比較例1〜4 実施例1のジスアゾ顔料に代えて下記A−Dの有機顔料
を用いた他は実施例1と同様な方法で電子写真感光体を
作成した(A−Dに対応して比較例1〜4とする)。
電子写真特性の測定結果は第1表に示した。
有機顔料 A β型銅フタロシアニン(大日本インキ化学■製、但
し、水、エタノール、メチルエチルケトンで順次熱 過
して生成した顔ネ4である) 第  1  表 実施例1(D   14o    150   良 好
実施例2   (8)   135   145   
良 好実施例3  (15)   140   150
   良 好実施例4  (22)   +45   
155   良 好実施例5  (31)   140
   155   良 好実施例8  (38)   
+50   160   良 好以上のように、比較例
に比べて実施例の電子写真感光体は感度が高く、しかも
、かぶりのない鮮明な画像が得られた。
実施例7 実施例1のジスアゾH料に代え前記例示顔料(4)を用
いた他は実施例1と同様な方法で電子写真感光体を作成
した。
比較例5〜8 実施例7における電荷輸送層の形成の際に用いたポリカ
ーボネートzm脂に代え下記の樹脂を用い、他は実施例
7と同様の方法で電子写真感光体を作成した。
これ等の電子写真感光体を用いて、実施例1と同様なプ
ロセスを有する電子写真複写機(但し。
露光量は7.2ルツクス・秒)により評価を行った。評
価は、初期のVD、■し及び1万枚耐久後のVp、vし
さらに1万枚目の画像を見ることにより比較した。結果
を第2表に示した。
第2表 実施例7 700  140  8FJO[0比較例5
 690  150   [1+0  190比較例8
 890  150  820  190比較例7 8
40   90  520  110比較例8 811
15  13(1Boo   1451万枚目の画像 実施例7   良 好 比較例5   薄いかぶり発生 比較例6   薄いかぶり発生 比較例7   画像濃度低い 比較例8   摺擦傷によるかぶり発生以上のように1
万回の耐久性において、特にポリカーボネートZ樹脂を
使用した本発明の実施例は、感度、電位安定性及び画質
の面で優れていることを証明した。
比較例9 実施例7における電荷輸送層の形成の際に用いたポリカ
ーボネートZ樹脂に代えポリカーボネートA樹脂(商品
名パンライ)L−1250,帝人化成輛製)を用い、他
は実施例7と同様の方法で電子写真感光体を作成した場
合、電子写真感光体としての特性は、■しで実験誤差程
度のO〜10Vの変化であり、大差はなかった。
し力)シ、ポリカーボネートA樹1旨とヒドラソ°ン化
合物の樹脂溶液は、24時間後において粘度が3〜4倍
に上昇し、48時間後にはゲル化して流動性が失われた
のに対し、ポリカーポネー)Z樹脂の場合は48時間後
においても年度変化が全くなく、溶液安定性の面で著し
く優れていた。
実施例8 ポリビニルカルバゾール(重量平均分子量6万のもの)
10部とm−ターフェニル2部をモノクロルベンゼン8
0部及び塩化メチレン20部に溶解した。
これを実施例1と同様に形成した下引層上に浸ffl塗
布し、18ル厚の電荷輸送層を設けた。
次に前記例示顔料(6)のジスアゾ顔料10部をポリカ
ーボネートZ樹脂(奇人化成■製、!l!量平均分子量
15万のもの)の8%シクロヘキサノン溶液250部に
加えサンドミル装量で10時間分散した。この分散液を
上記電荷輸送唐土にドラムを回転させながらスプレー塗
布した。このようにして3ル厚の電荷発生層を形成した
この電子写真感光体を実施例1と同様の電子写真複写機
に取り付けて評価した。但し、コロナ帯電は+5.2K
Vとした。
結果はVDが 700V、7.5)Lt、クスー秒露光
させた場合の■しは140Vであり、良好な画像を得る
ことができ、実施例7と同等の結果を得ることができた
一方、比較例5〜8と同様に樹脂を代えて電子写真感光
体を作成しても、やはり比較例5〜8と同様の結果であ
った。
実施例9 実施例1のジスアゾ顔料に代えて前記例示顔料(2)の
ジスアゾ顔料を用いた他は実施例と同様な方法で電子写
真感光体を作成した。
こうして作成した電子写真感光体に一5KVのコロナ放
電を行った。この時の表面電位を測定した(初期電位V
o)。
さらに、この電子写真感光体を5秒間暗所で放置した後
の表面電位(暗減衰Vに)を測定した。
感度は、暗減衰した後の電位VKをl/2に減衰するに
必要な露光量(El/2μJ/cm”)を測定すること
によって評価した。
この際、光源としてガリウム/アルミニウム/ヒ素の三
元素半導体レーザー(出力5 m W 、発振波長77
8nm)を用いた。
この結果は次のとおりであった。
Vo  :  670V、VK : 98%、E l/
2 : 1.3gJ/cm” 次に同上の半導体レーザーを備えた反転現像方式の電子
写真方式プリンターであるレーザービームプリンター(
商品名LBP−CX、キャノン■製)に上記電子写真感
光体を該LBP−CXの感光体に塁き換えてセットし、
実際の画像形成テストを行なった0条件は以下のとおり
である。
−次帯電後の表面電位ニー700V、 像露光後の表面電位ニー150V(露光量2ルJ/cm
”)、 転写電位:+700V、現像剤極性:負極性、プロセス
スピード: 50mm/s e c、現像条件(現像バ
イアス)ニー450V、像露光スキャン方式:イメージ
スキャン、−次帯電前露光:50ルックス・秒の赤色全
面露光 画像形成は、レーザービームを文字信号及び画像信号に
従ってラインスキャンして行なった。
1万枚コピーの結果、かぶりのない鮮明な画像が得られ
た。
一方、比較例5〜8と同様に樹脂を代えて作成した電子
写真感光体の画像は1画像濃度が低かったり、かぶりが
発生していたりしており良好な画像が得られなかった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)で示されるジスアゾ顔料の少な
    くとも1種と下記一般式(2)で示されるポリカーボネ
    ートZ樹脂を含有する感光層を有することを特徴とする
    電子写真感光体。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 式中、Aはフェノール性OH基を有するカップラー残基
    を示し、R_1、R_1′、R_2及びR_2′は水素
    原子、ハロゲン原子又は置換基を有してもよいアルキル
    基、アルコキシ基及びアラルキル基から選ばれる基を示
    す。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) 式中、nは平均重合度を示し、50〜5000の範囲で
    ある。
  2. (2)一般式(1)中のAが、下記一般式(3)乃至(
    9)で示されるフェノール性OH基を有するカップラー
    残基から選ばれる特許請求の範囲第1項記載の電子写真
    感光体。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(3) 式中、Xはベンゼン環と縮合してなるナフタレン環、ア
    ントラセン環、カルバゾール環、ベンズカルバゾール環
    、ジベンゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及びジフェ
    ニレンサルファイド環から選ばれる多環芳香環又はヘテ
    ロ環を形成するに必要な残基を示し、R_3及びR_4
    は水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、アラル
    キル基、アリール基及びヘテロ環基から選ばれる基、又
    はR_3、R_4の結合する窒素原子とともに形成する
    環状アミノ基を示す。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(4) 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(5) 一般式(4)、(5)中のR_5及びR_6は置換基を
    有してもよいアルキル基、アラルキル基及びアリール基
    から選ばれる基を示す。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(6) 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(7) 一般式(6)及び(7)中のYは芳香族炭化水素の2価
    の基又は窒素原子を環内に含むヘテロ環の2価の基を示
    す。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(8) 式中、R_7及びR_8は水素原子、置換基を有しても
    よいアルキル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロ
    環基から選ばれる基、又はR_7、R_8の結合する炭
    素原子とともに5員あるいは6員環を形成する残基を示
    し、この5員あるいは6員環は縮合芳香族環を有しても
    よく、Zはベンゼン環と縮合してなるナフタレン環、ア
    ントラセン環、カルバゾール環、ベンズカルバゾール環
    、ジベンゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及びジフェ
    ニレンサルファイド環から選ばれる多環芳香環、又はヘ
    テロ環を形成するに必要な残基を示す。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(9) 式中、R_9及びR_1_0は水素原子、置換基を有し
    てもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基及びヘ
    テロ環基から選ばれる基、又はR_9、R_1_0の結
    合する炭素原子とともに5員あるいは6員環を形成する
    残基を示し、この5員あるいは6員環は縮合芳香族環を
    有してもよく、Zはベンゼン環と縮合してなるナフタレ
    ン環、アントラセン環、カルバゾール環、ベンズカルバ
    ゾール環、ジベンゾフラン環、ベンゾナフトフラン環及
    びジフェニレンサルファイド環から選ばれる多環芳香環
    、又はヘテロ環を形成するに必要な残基を示す。
  3. (3)感光層が一般式(1)のジスアゾ顔料を電荷発生
    材とし、電荷輸送材と一般式(2)のポリカーボネート
    Z樹脂の中に分散したものである特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の電子写真感光体。
  4. (4)感光層が一般式(1)のジスアゾ顔料を含む電荷
    発生層と電荷輸送材と一般式(2)のポリカーボネート
    Z樹脂を含む電荷輸送層を積層したものである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の電子写真感光体。
  5. (5)感光層が電荷輸送層の上に一般式(1)のジスア
    ゾ顔料と一般式(2)のポリカーボネートZ樹脂を含む
    電荷発生層を積層したものである特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の電子写真感光体。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57146257A (en) * 1981-03-04 1982-09-09 Ricoh Co Ltd Composite electrophotographic receptor
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