JPS6271747A - 車両洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、特に大、中型トラックを洗浄することがで
きる車両洗浄装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の車両洗浄装置は、例えば、実開昭５８−
１１２６６９号（実願昭５７−８７９２号）公報記載の
考案があり、すなわち、第９図に示すように、床面ａ上
に両側ａｂと天井Ｃとによる囲いｄが設置され、この囲
いｄ内に床面ａに上向きの噴水口を有する下側ノズルｅ
と、両側壁すに沿って互いに内方向に噴水口を有する側
方ノズルｆとが多数並設され、かつこれらの少なくとも
下側ノズルｅが作動機構により所要角度で揺動可能に設
けられた車両洗浄部ｇと、この車両洗浄部ｇにおける洗
浄使用水を回収して浄化し、洗浄水をポンプによって前
記下側ノズルｅ及び側方ノズルｆに圧送する循環式汚水
浄化装置部りとの組合せによりなるものである。

しかし、前記従来の車両洗浄装置は１以上に述べたよう
に、車両洗浄部ｇが固定式で車両が徐行進退走行により
洗浄されるため、車両自体を走行させるために作業者１
名が付きっきりで作業しなければならず、また車両が揺
動する少なくとも下側ノズル上を通過するに過ぎないた
め、洗浄効果が不充分である等の問題点がある。

さらに、洗浄水の霧散を防ぐため囲いｄの前後部を閉鎖
して洗浄室を構成する場合は、これが長くなり大きなス
ペースが必要となる。

［問題点を解決するための手段］ この発明は以上に述べた事情に鑑みなされたもので、そ
の概要は、車間の巾より広く間隔を置いて配設される一
対の側方案内部材が床面上車両の前後方向に互いにほぼ
平行に配設され、かつ前記一対の側方案内部材の間に下
方案内部材がほぼ平行に配設され、前記両側方案内部材
に沿って駆動手段により移動可能な側方台車がそれぞれ
配設され、これらの側方台車に、互いに対峙する側方に
向う平面内の円周上に沿って回転可能とされる側方ノズ
ルがそれぞれ互いに対峙する側方に向って配設され、前
記下方案内部材に沿って駆動手段により移動可能な下方
台車が配設さ九、この下方台車に、上方に向う平面内の
円周上に沿って回転可能とされる下方ノズルが上方に向
って配設され、前記両側方ノズル及び下方ノズルがポン
プ手段を介してそれぞれ洗浄液源に連通されてなること
により、ノズルが旋回しながら同時に車両の前後方向に
移動することができ、この動作を自動的に制御すること
によって、前記従来の装置のように長い車両洗浄室を設
ける必要がなく、また、無人で自動的に洗浄作業をする
ことができるとともに。

洗浄水の噴射をオーバラップさせて、洗浄効果を高める
ことができる車両洗浄装置を提供することにある。

［実施例コ 以下添付図面に基づいてこの発明の一実施例を説明する
。

第１図、第２図、第３図及び第４図はこの発明の装置を
示す概略平面図、Ａ−Ａ矢視図、Ｂ−Ｂ矢視図及びＢ−
Ｂ矢視一部拡大図で、図面中１は。

車両が載置される床面２上に、並設される二本−組ずつ
の側方案内手段である側方レールで、側方レール１は車
両Ｓの巾よりも広い間隔を置いて互いにほぼ平行に一対
配設される。

前記両側方レール１上には、第５図及び第６図にその正
断面図及び側断面図を示すように、車軸３を介して側方
レール１上に沿って駆動手段であるモータ４により転動
される側方台車５がそれぞれ配設される。両側方台車５
には、立上り部６が枠組され、立上り部６の上方には、
それぞれ対峙される側にほぼ水平方向に突出される管体
７が駆動手段であるモータ８により回転可能に軸支、さ
れ、管体７の突出端部には、レール１に沿うほぼ垂直平
面内に長い管体９のほぼ中央部が連通状態で連結される
。管体９の両端部にはそれぞれほぼ対峙する方向（対峙
する方向から外方に１５°傾斜した方向）に側方ノズル
１０がそれぞれ装着される。

また、ノズル１０が回転するその外周を覆うようにカバ
ー１１が形成される。

また、第１図及び第３図に示すように１両側方レール１
の中間部には、油水分離槽１２に管路１３を介して連通
される溝１４がほぼ平行に形成される。溝１４の両側部
には下方案内部材である一対の下方レール１５が前記両
側方レールｌにほぼ平行に配設される。

前記下方レール１５上には、第７図及び第８図にその正
断面図及び側断面図に示すように、車輪１６を介して駆
動手段であるモータ１７により下方レール１５に沿って
転動される下方台車１８が配設される。なお、下方台車
１８の上面１８ａは床面ネとほぼ同一平面とされる。下
方台車１８には、上面１８ａの上方に突出される管体１
９がほぼ垂直方向に沿って軸支され、かつ管体１９は駆
動手段であるモータ２０により回転可能である。

また管体１９の突出端部にはほぼ水平方向に長い管体２
１のほぼ中央部が互いに連通状態で連結される。管体２
１の両端部には下方ノズル２２が、垂直方向に対して３
０°外方に傾斜状態で上方に向うようにそれぞれ装着さ
れる。

前記それぞれの垂直方向及び水平方向に長いそれぞれの
管体９及び２１の端部には、高圧の洗浄水を前記それぞ
れのノズル１０．２２に圧送する各ホース２３の一端部
が連結される。それぞれのホース２３は図示を略す巻き
戻しスプリングを備えたホースリール２４に巻設され、
ホース２３の他端部は管路２５を介してポンプ手段であ
る高圧ポンプ２６に連通され、高圧ポンプ２６は図示を
略す洗浄液源に連通される。

なお、前記それぞれの台車５，１８は、前記床面２上に
載置される車両Ｓの前後端位置を検出する検出手段であ
るリミットスイッチからの信号により移動操作がなされ
、各台車５，１８は自動的に往復動され、またホースリ
ール２４は巻出し及び巻き戻しスプリングによる巻入れ
がおこなわれる。

本実施例では台車の走行速度を一定にして往復動させる
ようにしているが、車両Ｓの下部で特に汚れのひどい部
分（例えば足廻り）を重点的に洗浄するために、該部分
を検出して又は予め制御装置に設定して、自動的に台車
の走行速度を低くするように制御することも可能である
。

［作用］ この発明の装置は以上に述べたようであるから。

前記床面２に車両を入れ、洗浄装置の起動スイッチを入
れると１台車５，１８のモータ４，１７が作動され、走
行がはじまり、洗浄すべき車両の前端を検知し、高圧ポ
ンプ２６が作動されると共に。

ノズル回転用のモータ８，２０が自動的に作動され、車
両Ｓの洗浄作業が開始される６台車５，１８は前記リミ
ットスイッチからの信号により自動的に車両Ｓの前後端
部間を設定された回数往復動され、したがって、ノズル
１０．２２の軌跡Ｘ（第１図及び第２図示）は、連続的
に平行移動されるほぼ円状とされるので、洗浄水の噴射
がオーバラップされる。

〔発明の効果〕

この発明による車両洗浄装置は以上に述べたようである
から、ノズルが旋回しながら同時に台車により車両の前
後方向に移動することができ、この動作を自動的に制御
することによって、前記従来の装置のように長い車両洗
浄部を設ける必要がなく、また、従来装置のように車両
を運転する者を必要としないため、無人で自動的に洗浄
作業をすることができ、さらに、ピッチの細かい移動に
より洗浄水の噴射がオーバラップされるので、洗浄効果
が大巾に向上する効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図はこの発明の装置を示す概略
平面図、Ａ−Ａ矢視図及びＢ−Ｂ矢視図、第４図はＢ−
Ｂ矢視一部拡大図、第５図及び第６図はこの発明の装置
に使用可能な側方台車の正断面図及び側断面図、第７図
及び第８図はこの発明の装置に使用可能な下方台車の正
断面図及び側断面図、第９図は従来の装置の一部を断面
にして示す側面図である。 なお図面において、 Ｓ　　　　車両 １　　　　側方レール（側方案内手段）２　　　　床面 ５　　　　側方台車 １０　　　側方ノズル １２　　　油水分離槽 １４溝 １５　　　下方レール（下方案内手段）１８　　　下方
台車 ２２　　　下方ノズル ２３　　　ホース ２４　　　ホースリール ２６　　　高圧ポンプ である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の巾より広く間隔を置いて配設される一対の
   側方案内部材が床面上車両の前後方向に互いにほぼ平行
   に配設され、かつ前記一対の側方案内部材の間に下方案
   内部材がほぼ平行に配設され、前記両側方案内部材に沿
   って駆動手段により移動可能な側方台車がそれぞれ配設
   され、これらの側方台車に、互いに対峙する側方に向う
   平面内の円周上に沿って回転可能とされる側方ノズルが
   それぞれ互いに対峙する側方に向って配設され、前記下
   方案内部材に沿って駆動手段により移動可能な下方台車
   が配設され、この下方台車に、上方に向う平面内の円周
   上に沿って回転可能とされる下方ノズルが上方に向って
   配設され、前記両側方ノズル及び下方ノズルがポンプ手
   段を介してそれぞれ洗浄液源に連通されてなる車両洗浄
   装置。
2. （２）前記側方台車及び下方台車は、前記車両の前後端
   部位置を検出する検出手段の信号により自動的に往復動
   されてなる特許請求の範囲第１項記載の車両洗浄装置。