JPS626854A - 車輛下部洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車輛の下部洗浄装置に関し、構造の簡単化と
動作の確実性を目的とするものである。

〔従来の技術〕

自動車等の車輛の洗浄の自動化は現在車輛洗浄機として
種々の形態で実現されている。

しかし、これら車輛洗浄機で洗浄できるのは車輛上面と
側部に限られ、車輛下面や足回り等車幅下部の洗浄はで
きなかった。

そのため近年車輛下部洗浄のための洗浄機の開発が種々
試みられている。

このような下部洗浄機は、移動台車を車輛下面に走行せ
しめて、該台車から洗浄水を噴射するように構成するの
が一般的である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし上記した構成の場合、車幅を持上げるリフトを必
要とする上、台車の移動に伴って洗浄水ホースや電気ケ
ーブル等も移動させる装置が必要であり、ｆｃ装費用が
嵩む欠点があった。また台車走行が円滑に行なわれなか
ったり、或はホースやケーブル等が破損する等のトラブ
ルが生じ易い欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記した従来技術の欠点を改善するためになさ
れたもので、走行する台車を用いることなく、床上に配
設した洗浄流体噴射ノズルにより車輪下部を洗浄するよ
うにしたものである。

噴射ノズルは複数個設け、床面上或は必要に応じて床面
から適宜の高さに設置する。噴射ノズルは、車輪の必要
とする被洗浄面を洗浄し得る数量及び流体の噴射波がり
をもつものとする。各ノズルは固定式としても良いし。

或はその噴射方向や噴射の拡がりを変えられるようにし
ても良い。

この噴射ノズル上に被洗浄車輛を導入する導入路が設け
られる。導入路は床面と同レベルとしても良いが１通常
は配管等を避けるために若干床面より上げ、床面と若干
の傾斜面により接続し導入路とする。なお、噴射ノズル
は必ずしも車輛の直下に来なくても良く。

車輛下面直下から外れた側方から車輪下部に向けて流体
を噴射させても良い。

噴射ノズルには洗浄流体供給源から洗浄流体が供給され
る。そして該ノズルと供給源との間に開閉弁が介在させ
である。この開閉弁は流体の供給・停止を選択的に行な
うもので、各ノズル毎或は各ノズルグループ毎に供給・
停止を行なう。この開閉弁をコントロールして各ノズル
毎或は各ノズルグループ毎に順次流体の供給を切換え、
該ノズルから順次流体を噴射せしめて下面洗浄を行なう
。この切換えのシーケンスは必要に応じて適宜法めれば
良い。またノズルを単独で制御するか、グループで制御
するか、グループを形成するノズルの組合せ等も適宜必
要に応じて決定すれば良い。

〔作　　用〕

以上の構成において、導入路に車輛を導入し、洗浄流体
供給源から噴射ノズルに洗浄流体を供給し、車輛下部に
吹き付けて洗浄する。

そして開閉弁により順次噴射ノズルを切換えて、必要と
する被洗浄部全体を洗浄する。このノズルの切換えによ
り従来の台車を走行させるのと同じ機能を得られる。ま
たポンプ等による流体供給量は、同時に噴射させるノズ
ルの数に見合った供給量で曳く、全ノズル数ｌこ対応す
る供給量とする必要がないから、ポンプや配管等の負担
を少なくでき、その分装室の簡略化が可能である。また
被洗浄車輛には種々の長さ、幅があるが、この長さ、幅
に対応してノズルの供給・停止を制御すれば。

洗浄流体等の節約が図れ省エネルギ化に寄与できる。

〔実施例〕

以下本発明を図面に示す一実施例に基づいて説明する。

第１図は全体の配置平面図、第２図はその側面図、第３
図は部分拡大平面図、第４図はその側面図である。

はぼ中央に１本の配管αＯが配設され、これに交差して
Ｕ字状の配管−が複数個（図では（２０ａ）〜（２０ｆ
）まで６セツト）配設されている。

各配管α０［には噴射ノズル（１）〜（３）が備えられ
ており、これについては第３図と第４図に基づいて後述
する。

配管αａｅＢは夫々回動可能となっており、軸受α１１
ｃ！ηにより夫々支持されている。

配管αＧの一端部にはモータ亜が設置され、クランク機
構（２）を介して配管αＯを揺動させるようにしている
。この揺動角度は、この実施例では８０’　　となって
いる。Ｕ字状の配管−は連結リンク機構（２）により連
結され、一端部に設けられたモータ翰ｉこクランク機構
φ９を介して接続され、６０ｏの角度で揺動するように
なっている。配管−のＵ字状基部にはスイベルジヨイン
ト（ホ）が介装され、この揺動を可能にしている。

配管αＯを中央にして、左右に被洗浄車輛の導入路であ
るステップ（４）が配設されている。

このステップ（４）は側板（４０）により床面（ｇ）よ
り若干上がっており、傾斜板（４１）により床面と連結
している。前記軸受３つは核側板（４０）に装着されて
いる。

配管αａｇ３は、洗浄流体供給源である貯水槽＋５１と
連結している。貯水ｍ　（５）には高圧ポンプ（５０）
が附属しており、基ポンプ（５０）から高圧（約６０　
ＫＦ／、ｗりで洗浄水を配管α０［に供給しているｏ　
（ｓｉ）はＵ字状配管四に洗浄水を供給する供給配管で
あり、Ｕ字状の底部において各配管四に洗浄水を供給し
ている。

第３図及び第４図に示すようｉこ、中央の配管ａａｔこ
は等間隔で噴射ノズル（１）が上向きに噴射するように
配設されている。ノズル（１）の位置はＵ字状配管田の
各配管の丁度真中にくるよう−こなっている。

Ｕ字状配管ＣＩＪＩこは、その各管（２００ａ）　（２
００ｂ）　ｌこ夫々７個の噴射ノズル（２）　（３）が
備えられている。

第４図のｆ　（ｚｏｏｂ）において噴射ノズル（３）は
配管ωの端部ｌζおいて立上り管ωの頂部に設けられて
いる。このノズル（３）は車幅の側面下部を洗浄するた
めのものである。立上り管ωの下方にはノズル（２ａ）
が備えられ、車輛のタイヤ及びタイヤハウスを外側から
洗浄するようになっている。ステップ（４）をはさんで
該ノズル（２ａ）の反対側には更にノズル（２ｂ）が設
けられ、また中央の配管αＯをはさんでノズル（２Ｃ）
（２ｄ）が夫々設けられており、車輛下面を洗浄するよ
うになっている。更にＵ字状の底部側のステップ（４）
をはさんでノズル（２ｅ）　（２ｆ）が設置されている
。他方の管（ｚｏｏａ）にも同様な配列で同数のノズル
が備えられているが、ノズル（３）と立上り管（至）は
Ｕ字状の底部側端部に設けられ、ノズル（３）　（３）
は斜向いに対向するようになっている。したがってノズ
ル（３）は第２図に示すようｌこ１つ置きに管（２ｏｏ
）に装着される構成となっている。

これら噴射ノズルｉｌ＋　１２１　（３）は、いうまで
もなく、配管明四の揺動により揺動し、該揺動角度の範
囲で洗浄水を噴射する。

配管ａＯ（イ）と高圧ポンプ（５０）との間には開閉弁
（６１（７）が夫々介装されている。開閉弁（６）は配
管αＧの端部ｌζ設けられてセリ、開閉弁（７）は各Ｕ
字状配管（７）の底部と供給配管（５１）を結ぶ各接続
管（５２）に夫々装備されている。開閉弁（６）（７）
は同一の構成であり、これを第３図Ｉこ示す開閉弁（７
）につき説明する。開閉弁（７）は通常の手動による切
換弁を用いており、これをエアシリンダ（７０）により
動かすように構成している。エアシリンダ（７０）は、
ステップ（４１のフレームに水平方向回動可能に枢支さ
れ、その作動端にはクランク片（７１）が装着されてい
る。

該クランク片（７１）の他端は開閉弁（７）のコック（
７２）に回動可能に連結している。この構成により、シ
リンダ（７０）の稼動によりコック（７２）を約９０°
回動させ弁の開閉を行なう。ここで開閉弁（６）（７）
として電磁弁を用いなかったのは、この種の洗浄機に必
要とされる６　０　ｔＱｐ／ｃｙｔ”もの水圧を開閉し
得る電磁弁は非常に高価であり、装置の価格上昇を招く
ためである。

開閉弁（６１（７）のエアシリンダ（６ｏ）　（７０）
は夫々制御装置（８）により制御されており、この実施
例では、シリンダ（６ｏ）　→（７０ａ）　−＋　（７
０ｂ）　−＋　（７０（り＋　（７０ｄ）　−＊　（７
０ａ）　−＊　（７０ｆ）　→（６０）の順に開閉の切
換えを行なうようにしている。ここでは同時に複数の弁
を開とすることはなく、これにより高圧ポンプ（５０）
や配管の負荷を低減し、設備の簡略化を図っている。

なお、制御装置（８）ではシリンダ（６０）　（７ｏ）
の制御だけではなく、前記モータ斡（イ）及び高圧ポン
プ（５０）の制御を行なっている。

次に動作を説明する。

まず被洗浄車輛をステップ（４）上に自走させ設置する
。この際、立上り管■及びノズル（３）は車幅下面に位
置せず、車輛側面に対向する。

この立上り管ωが運転席からの乗降に障害になる場合に
は、配管σＧの回動角度を大きくし、当初立上り管田を
水平に寝かせておくなどの適宜手段をとれば良い。

車幅の設定を行なったら、制御装置（８）の始動ボタン
を押せば、モータａ２に）が稼動し、配管αＧ（４）及
び噴射ノズル＋１１　＋２１　（３）が揺動を始める。

同時に高圧ポンプ（５０）が稼動し、上記した順で開閉
弁（６）　（７１を順次切換えて行く。これにより配管
（１０４（２０１Ｌ）　→（２ｏｂ）　−＋　（２０Ｃ
）　４　（２ｏｄ）　４（２０ｅ）→（２０ｆ）→αＯ
の順に通水し、これらのノズル１１１　＋２１から順次
洗浄水が噴射され、順次車輛下部の洗浄を行なう。同時
にノズル（３ａ）→（３ｂ）　→（３ｃ）　−＋　（３
ｄ）　−＋　（３ｅ）　→（３ｆ）の順に洗浄水が噴射
され、車輛側面下部の洗浄も行なわれる。

このノズルの切換えにより、従来の走行台車を走行させ
るのと同一の洗浄を行なえる上。

台車の走行不良やホースやケーブルの処理等の問題も生
じない利点がある。

噴射ノズル（１）　（２）　（３）からの洗浄水はノズ
ルの揺動に伴って揺動し、その角度を変えるため、広範
囲の洗浄が行なえ、また洗浄効果も大きくなる。

なお、開閉弁の制御は上記しただけではなく、洗浄目的
や被洗浄車輛の大きさに応じて適宜のシーケンスで行な
えば良く、たとえば車輛が小さい場合には一部の開閉弁
を閉じた才まにすることにより洗浄水の節約を行なえる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の洗浄装置によれば、走行
台車及びこれに附随するケーブルやホースの走行装置更
には車輛を持上げるリフトを必要としないため装置の構
造が簡単でコスト低減を図れる上、これら装置の稼動不
良等の問題を生じない。またノズルを順次切換えるよう
に構成しているため高圧ポンプや配管の負担が少なく装
置の簡単化を図ることができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図はその
側面図、第３図は部分拡大平面図、第４図はＵ字状配管
の一方の管を示す側面図である。 （１１（２１（３）・・・噴射ノズル、（４）・・・ス
テップ、（５）・・・貯水槽、（６）と（７）・・・開
閉弁、（８）・・・制御装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 床上の適宜位置に配設された複数の洗浄 流体噴射ノズルと、 該噴射ノズル上に被洗浄車輛を導入する 導入路と、 前記噴射ノズルに洗浄流体を供給する洗 浄流体供給源と、 該洗浄流体供給源と噴射ノズル間に介在 し、各噴射ノズル毎或は複数の噴射ノズル グループ毎に洗浄流体の供給・停止を行な う開閉弁とを備え、 各噴射ノズル毎或は各噴射ノズルグルー プ毎に洗浄流体の供給を順次切換えるよう に構成したことを特徴とする車輛下部洗浄 装置。