JPS6262877A - 粘着剤または接着剤 - Google Patents

粘着剤または接着剤

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JPS6262877A
JPS6262877A JP20122485A JP20122485A JPS6262877A JP S6262877 A JPS6262877 A JP S6262877A JP 20122485 A JP20122485 A JP 20122485A JP 20122485 A JP20122485 A JP 20122485A JP S6262877 A JPS6262877 A JP S6262877A
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JP
Japan
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adhesive
copolymer
water
meth
acrylamide
Prior art date
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Pending
Application number
JP20122485A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kishi
岸 高司
Fumio Kamiyama
文男 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は親水性の粘着剤または接着剤に関する。
(従来の技術) 各種表示用ラベルやステッカ−1壁紙、床材などは接着
剤や粘着剤を使用して貼付されることが多い。粘着剤層
を裏面に設けたラベルやテープも多方面で使用されてい
る。貼付されたラベルなどの被接着物は長時間放置する
と剥離するのが困難になったり、剥離したあとも接着剤
や粘着剤が被接着面に残留することが多い。接着剤や粘
着剤自体が水に可溶であれば、有機溶媒を用いずとも水
に溶解させて除去しうる。そのため、水溶性の接着剤や
粘着剤の開発が望まれている。
水溶性の接着剤としては、従来から澱粉、アラビアゴム
、トラガカントゴム、ゼラチン、アルギン酸ソーダなど
の天然のポリマー;およびポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリ (メタ)アクリル酸、 
(メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリ
エチレンイミン、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒニルメチ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体などの合成のポリ
マーが利用されている。これらはいずれも樹脂状もしく
は粉末状であり1通常、水を軟化剤として添加すると接
着性が発現する。しかし。
ポリマー自体が水を吸収して適度な接着性を発現しうる
範囲が狭く、水分量が多いと軟化しすぎて流動化する。
そのため、最良の接着性を発現させるように水分添加量
を調節するのが難しい。被接着面が濡れていたり高湿度
下に置かれると水分を吸収して流動化する。ポリマーが
天然物に由来する場合はカビなどが発生しやすい欠点も
ある。接着後、水分が蒸発すると、接着剤は硬化する。
上記接着剤のポリマーは粘弾性的性質に乏しくもろいた
め、衝撃により接着した物体が被接着面から剥離するこ
とも多い。
上記化合物のうちポリビニルピロリドン、カルボキシビ
ニルポリマー、ビニルメチルエーテル−無水マレイン酸
共重合体およびメチルセルロースは、水以外の不揮発性
軟化剤1例えばグリセリン。
と相溶する。そのため、このような不揮発性軟化剤を加
えて粘着剤としても使用される。しかし。
軟化した状態のポリマーは粘着性が不充分であり。
かつ、粘弾性的性質に乏しい。内部成集力も不充分であ
るため、いわゆる糊残り現象を生じやすい。
最良の粘着性を発現させるように軟化剤の添加量を調整
するのが難しいのも水を軟化剤とした場合と同様である
粘着剤に関しては、上記以外にも例えば、特公昭53−
1.8061号公報に(メタ)アクリル酸などのエチレ
ン不飽和カルボン酸とアクリル酸アルキルエステルとの
共重合体のカルボキシル基を2−アミノプロパツールで
中和した水溶性粘着剤が開示されている。特開昭58−
162685号公報には、祇スプライス用磁性テープに
用いられる水溶性粘着剤としてアクリル酸、アクリル酸
エステル、アクリル酸アミド、イタコン酸などの親水性
基を有する単量体を重合成分とするポリマーが開示され
ている。
特開昭58−27766号公報には、アルキルビニルエ
ーテル−無水マレイン酸共重合体を多価アルコールとと
もに水中で加熱・溶解し、これに多価金属塩を加えて金
属架橋させた水溶性粘着剤が開示されている。
しかし、これらの粘着剤はゴ1、系、アクリル系などの
通常の粘着剤と比べて粘着性の度合が不充分である。粘
着性の度合を高めるために、エチレングリコールなどの
軟化剤を配合すると、軟化剤と粘着剤との相溶性が悪い
ため軟化剤の分離やブルーミングを生じ、粘着性はかえ
って低下する。
粘着剤の内部凝集力も不足するため2例えば粘着剤層を
形成したテープを被接着面に貼付するとテープがずれた
り、テープを剥離したときに粘着剤の一部が被接着面上
に残留するおそれがある。さらに、これらの粘着剤は上
記天然もしくは合成のポリマーと同様、水分を吸収して
適度な粘着性を発現する範囲が狭いため、高湿度下では
流動化もしくはン夜化する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは、親水性に優れ、水に溶解もし
くは膨潤する性質を有し、かつ水などの軟化剤を用いて
最良の接着性が得られるように容易に調整しうる接着剤
を提供することにある。本発明の他の目的は被接着面が
濡れていても被接着物を容易に接着しうる接着剤を提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は、高湿度下に置かれても水分
を吸収することにより容易に軟化することなく優れた接
着性を示す接着剤を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は、接着性に優れ。
かつ粘弾性的性質を有するため、衝撃などの外力が加わ
っても被接着物が簡単に剥離することのない接着剤を提
供することにある。本発明のさらに他の目的は、殺菌性
を有するためカビなどの発生ずることのない接着剤を提
供することにある。
本発明のさらに他の目的は、親水性にイ憂れ水に溶解も
しくは膨潤する性質を有し、かつ水などの軟化剤を用い
て最良の粘着性が得られるように容易に調整しうる粘着
剤を提供することにある。本発明のさらに他の目的は被
接着面が濡れていても被接着物を容易に接着しうる粘着
剤を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
高湿度下に置かれても水分を吸収することにより容易に
軟化することなく優れた粘着性を示す粘着剤を提供する
ことにある。本発明のさらに他の目的は、粘着性と粘弾
性的性質とに優れ、かつ内部凝集力も充分であるため1
例えばラヘルなどを強力に貼付することが可能で、かつ
剥離時にいわゆる糊残り現象を生じることのない、親水
性粘着剤を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、殺菌性を有するためカビなどの発生することのな
い粘着剤を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の粘着剤または接着剤は、置換アンモニオ基を有
する基が(メタ)アクリルアミド基とアミド結合により
結合した化学構造の(メタ)アクリルアミド誘導体を共
重合成分として含有する共重合体を主成分とし、そのこ
とにより上記目的が達成される。
本発明の粘着剤または接着剤の主成分である共重合体は
9次の構造式を有する(メタ)アクリルアミド誘導体を
共重合成分として含有するニ(ここで、R1はHまたは
CI!+ : Ilzは炭素数2〜6の飽和炭化水素基
;R,、R4およびR9は炭素数1〜4のアルキル基;
そしてXはCI、 [3rなどのハロゲン原子である)
このアクリルアミド誘導体は共重合体中では次のような
形態で共重合されている。
(メタ)アクリルアミド誘導体(これを第1共重合成分
とする)としては、3 (アクリルアミド)プロピルト
リメチルアンモニウムクロライド、3(メタシリルアミ
ド)プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、3 
(アクリルアミド)イソペンチルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、3 (メタクリルアミド)プロピルジメ
チルエチルアンモニウムクロライドなどがある。
共重合体に含有される上記(メタ)アクリルアミド誘導
体以外の共重合成分(これを第2共重合成分とする)は
、該(メタ)アクリルアミド1.Q LS体と重合可能
な単量体であればよい。このような重合性単量体はそれ
自身が水溶性もしくは親水性の単量体であっても、また
、非水溶性の単量体であってもよい。水溶性もしくは親
水性の単量体としては、 (メタ)アクリル酸、 (メ
タ)アクリルアミド、ヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレート、ポリオキシアルキレングリコールモノ (メ
タ)アクリレート、グリセリンモノ (メタ)アクリレ
ート N−メチロール化(メタ)アクリルアミド。
ビニルピロリドン、ジアセトンアクリルアミド。
マレイン酸、N−アルキルスルホン酸(メタ)アクリ−
ルアミドなどがある。非水溶性の単量体としては、 (
メタ)アクリル酸アルキルエステル、フルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート N−アルキル置換(メタ)ア
クリルアミド、アルキルビニルエステル、無水マレイン
酸、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ルなどがある。
共重合体中には第1共重合成分が15〜75重景%の割
合で含有される。このような範囲においては後述の共重
合反応が円滑に進行し均質な共重合体が得られる。第1
および第2共重合成分はそれぞれ2種以上が混合されて
いてもよい。
共重合体の親水性の度合は、主として第1共重合成分が
共重合体中に占める割合に依存する。ここで親水性とは
水もしくはアルコールに溶解しうる性質をいう。このよ
うな親水性の共重合体は水溶性もしくは水膨潤性である
。第1共重合成分が共重合されたポリマーの親木性は9
例えば第1共重合成分の代わりにカルボキシル基、ヒド
ロキシル基、アミン基、カルボニル基、エーテル基など
の他の親水性基を有するポリマーに比較するとはるかに
高い。第2共重合成分として非水溶性の単量体を用いる
場合は、第1共重合成分が35重世%以上であれば共重
合体は水溶性である。第1共重合成分が15〜35重■
%の範囲にあれば共重合体は水膨潤性となる。第2共重
合成分の一部を水溶性単量体としたり、第2共重合成分
として水溶性単量体のみを用いると第1共重合成分が3
5重量%以下であっても共重合体は水に可溶となる。水
膨潤性から水溶性への変化点は第1共重合成分や第2共
重合成分の種類によっても異なる。
共重合体の粘(接)着性の度合は乾燥状態では第1共重
合成分の含有率が大きいほど小さくなる。
第2共重合成分のみからなるポリマーが粘(接)着性を
有する場合(例えば、第2共重合成分がアクリル酸ブチ
ルである場合)は、第1共重合成分の含有率が30重〒
%を越えると乾燥状態では共重合体の粘(接)着性がな
くなる。しかし、共重合体に後述の軟化剤が加えられる
と、逆に第1共重合成分の含有率が大きいほど粘(接)
着性が大きくなる。
第1共重合成分の含有率が高いほど共重合体の親水性の
度合が高いため、第1共重合成分の含有率の大きい共重
合体を用いた粘着剤や接着剤はど水に濡れた表面への接
着性が良好になる。親水性が高いため2通常の粘(接)
着剤では被接着物を貼付することの難しい親水性の高い
物質や極性の高い物質の表面1例えばガラス、木材1紙
の表面。
へも被接着物を強力に接着することが可能となる。
このほか、第2共重合成分としてヒドロキシアルキルア
クリレートのような親水性の高い単量体を用いると粘(
接)着剤の粘(接)着力が向上する。
共重合体を用いて得られる粘(接)着剤の内部凝集力は
、粘着剤もしくは接着剤として充分であるが、より高い
内部凝集力の粘(接)着剤を得たい場合には、極性の高
い単量体を第2共重合成分の少なくとも一部として共重
合させればよい。このような極性の高い単量体としては
2例えばアクリロニトリルやヒドロキシアルキルアクリ
レートなどSP値が9.5以上の単量体が挙げられる。
第1共重合成分が75重量%を越えると得られる共重合
体の分子量が小さくなるため、粘(接)着剤の内部凝集
力が低下する。
内部凝集力を高める他の手段としては、後述の重合時に
多官能性単量体(微架橋剤)を微量加えて共重合させる
方法も仔効である。多官能性単量体としては1分子中に
2個以」二の(メタ)アクリルオキシ基を有する単量体
1例えば、アルキレンシオールジ(メタ)アクリレート
 ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート5
多価アルコールのポリ (メタ)アクリレートが好適に
用いられる。多官能性単量体が含有されると共重合時に
ごくわずかではあるが架橋(微架橋)が生じるため、共
重合体の内部凝集力が増大する。そのため2例えば、得
られる共重合体を含有する粘着剤を用いたシートもしく
はテープを貼付したときに粘着剤が周囲にはみ出したり
、シートやテープを剥離したときに粘着剤の一部が被接
石面に残留することがない。多官能性単量体は重合時に
全共重合成分(全単量体)の0.001〜0.1重量%
の割合で添加される。
共重合体を用いて得られる粘(接)着剤の抗菌性の度合
は、共重合体中に第1共重合成分が占める割合に比例し
て増大する。第1共重合成分が共重合体中に15重量%
以上の割合で含有されていれば、抗菌性は実用上充分で
ある。共重合体樹脂そのままでは抗菌性が得られず、後
述の軟化剤で軟化されると抗菌性を有するようになる。
本発明の粘(接)着剤は上記親水性および抗菌性に加え
て導電性を有する。導電性も、主として共重合体中の第
1共重合成分に起因する;第1共重合成分が15重量%
以上の割合で含有されていれば、共重合体が軟化された
状態においてその表面帯電電圧は0.3kV以下となる
上記第1共重合成分および第2共重合成分(いずれも単
量体)を通常のラジカル重合方法2例えば、溶液重合法
により重合反応に供して共重合体が得られる。第1共重
合成分は、仕込み時にはジアルキルアミノ基を有する基
が(メタ)アクリルアミドとアミド結合により結合した
構造の化合物。
例えばジメチルアミノエチルアクリルアミド、のような
形態であってもよい。共重合体形成後、ハロゲン化アル
キルを作用させると第1共重合成分に相当する構造の部
分がポリマー鎖中に形成される。溶液重合法による場合
は、溶媒としては、使用する各単量体および生成する共
重合体を溶解させうる溶媒が利用される。このような溶
液は、使用する単量体の組成により異なり2重合反応が
最も円滑に進行する溶媒が選択される。例えば、水。
水−アルコール混液(アルコールは、メタノール。
エタノール、イソプロパツールなど)、アルコール、ア
ルコール−ケトン 酸エステルRン昆液が用いられる。
共重合体を得るには,例えば、上記の各単量体と溶媒と
を還流冷却器付き反応器に仕込み.この反応器内を窒素
などの不活性ガスにより置換し。
加熱・攪拌しながら触媒の投入を開始する。単量体の初
期4度は60〜90%が好ましい。触媒としては,ラジ
カル系触媒,例えば、アブビスイソブチロニトリル、過
酸化ジ−t−ブチル、過酸化アンモニウム、過酸化カリ
ウムが好適に用いられる。
触媒量は,通常.全Iii量体のモル数の0.1〜O。
5モル%の範囲が採用される。触媒は最初,全量の1/
10〜1150を投入し.重合の進行とともに徐々にそ
の投入量を増加させる漸増分割投入方式が好適である。
重合反応が開始すると反応液の粘度が上昇し。
反応温度も上昇する。重合開始後数時間は重合速度が大
きいため,放置すると暴走反応やゲル化が起こる。その
ため、反応系に溶媒を加えて粘度を低下させたり.反応
温度を制御することが必要である。特に、溶媒希釈によ
る反応制御は重要である。このようにして5通常,約4
0時間以上反応を行い.共重合体を含む粘稠な溶液が得
られる。
このようにして得られた共重合体はその共重合成分の種
類や量により,それ自体で粘着性を有する場合もあるが
.通常,非粘着性で乾燥状態では比較的もろく硬い樹脂
状である。乾燥状態では抗菌性や導電性も発現されない
。しかし、これに適当な軟化剤が加えられると,共重合
体は軟化して粘(接)層性を有し.粘(接)着剤として
機能するようになる。内部凝集力も適度となり粘弾性的
性質を有し抗菌性や導電性を示すようになる。
軟化剤としては,水もしくはアルコールに可溶な不揮発
性の液体,または水が用いられる。水賦活型の接着剤と
して利用するときには,乾燥状態で保存し,使用時に水
を軟化剤として加えて軟化させる。粘着剤として使用す
る場合には不揮発性の軟化剤を加える。不揮発性の軟化
剤に代えて水および保水剤を用いてもよい。保水剤のみ
を共重合体に配合し,空気中の水分の吸収により粘着性
を付与することも可能である。
水もしくはアルコールに可溶な軟化剤には,グリセリン
、ジグワセリン。プロピレングリコール。
トリメチレングリコール、ブチレングリコール類。
アミレンゲリコール類,1・5−ベンタンジオール、ト
リメチロールエタン、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンブチルエーテル、ポリオキシプロピレンブ
チルエーテル。
アルキル硫酸トリエタノールアミン、ジェタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、アミノアルキルプロパツー
ル、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、脂肪
酸ジェタノールアミド、ソルビタンアルキルエーテル、
ソルビタンポリオキシアルキレングリコール類.ジメチ
ルアルキルヘタインなどがある。保水剤には,塩化マグ
ネシウム。
塩化カルシウム、砂糖.澱粉糖,ソルビトール。
乳酸ソーダなどがある。軟化剤や保水剤は2種以上混合
して用いてもよく,軟化剤.水および保水剤を併用して
もよい。
軟化剤の里は共重合成分の組成,軟化剤の種類。
所望する粘(接)層性の度合などにより異なるが。
通常.粘着剤とする場合には共重合体100重量部に対
して30〜60重量部,接着剤どするにはその172〜
1/4の量である。軟化剤量が過剰であると得られる粘
(接)着剤の粘(接)層性は増大するが。
軟化し流動性を有するようになる。
(作用) 本発明に用いられる共重合体樹脂に水やグリセリンなど
の軟化剤を添加すると軟化し、軟化の程度に応して粘着
剤または接着剤が得られる。
この粘(接)着剤は親水性に優れ、水に溶解もしくは膨
潤するため、容易に水で除去されうる。
水などの軟化剤と相溶しうる範囲が広いため、被接着面
が濡れていてもその水分を吸収し、被接着物を容易に貼
付することが可能となる。被接着面の水分を吸収しても
簡単に流動化することがない。
空気中に放置しても空気中の水分を吸収してヘタついた
り流動化することがない。軟化剤を用いて最良の粘(接
)着性を発現しうる軟化度に調整するのも容易である。
本発明の粘(接)着剤は、従来の親水性粘(接)着剤に
比べて粘(接)着性がはるかに高い。従来の水溶性粘(
接)着剤では難しかった極性の高い物質の表面へも容易
に被接着物を貼付することが可能である。粘(接)着剤
は粘弾性的性質を有するため、接着剤として用いた場合
に被接着物が衝撃により簡単に剥離することがない。粘
着剤として用いた場合も、内部凝集力が高いため、いわ
ゆる糊残り現象を生じることがない。
この粘(接)着剤は、さらに、抗菌性を有するため保存
中もしくは使用時にカビなどが発生することもない。そ
のため3例えば、湿度の比較的高い押入れ内部の壁紙の
接着に好適に利用されうる。
粘(接)着剤の人体に対する毒性や皮膚に幻する刺激性
もない。
さらにこの粘(接)着剤は導電性(帯電防止性)をも有
するため2例えば、ロール状のプラス千ツク製粘着テー
プなどに用いると、テープを巻きもどした際に静電気が
発生してテープが目的外の物体に付着することがない。
粘(接)着剤の上記親水性、粘(接)層性、抗菌性およ
び導電性は、共重合体樹脂の組成、軟化剤の種類や量な
どにより所望の度合に調整することが可能である。得ら
れた粘(接)着剤は耐老化性にも優れる。粘(接)着剤
に用いられる共重合体は安価に合成されるため粘(接)
着剤が安価に供給される。このような粘(接)着剤は通
常の粘(接)着剤として利用されるのはもちろん2例え
ば、ポリビニルアルコールなどの水溶性フィルムや水溶
性の紙の表面に塗布して粘着剤層を形成すれば、水溶性
のテープ、例えばスプライシングテープ、が得られる。
また2通常のプラスチックフィルム、紙、布の表面に塗
布して粘着剤層を形成した粘着ラベル、粘着シール、粘
着ステッカ−2壁祇1襖祇、カバークロスなどの用途に
も広く利用されうる。
(以下余白) (実施例) 本発明を実施例につき説明する。
爽旌汎土 (A)共重合体の調製: (メタ)アクリルアミド誘導
体(第1共重合成分)として3 (メタクリルアミド)
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド70g、第
2共重合成分としてアクリル酸2ヒドロキシエチル11
0g、そしてt各課としてメチルアルコール30gおよ
び水50gを反応容器に仕込み。
N2気流下、攪拌しながら60°Cに加温した。重合触
媒としてはアゾビスイソブチロニトリル0.54gを使
用した。触媒は100mj!のメチルアルコールに溶解
させ、3時間ごとに5mlずつ8回反応系に投入した。
さらに反応温度を70℃とし、10m7!ずつ3時間ご
とに6回投入した。重合反応中に、特に重合初期(触媒
溶液投入後8時間以内)に1反応液の粘度が著しく上昇
した場合には、P#、拌が困難となりゲル化や暴走反応
が起こるおそれもあるため、エチルアルコールを30m
j2ずつ14回にわたり追加した。このようにして5反
応液は見かけの粘度が20,0OOcps (センチボ
イズ)以下に保たれた。触媒溶液投入完了後も同温度(
70℃)で7時間攪拌を続け1重合開始時から46時間
後に反応を終了させた。得られた反応液は透明な粘稠液
であり、含有される共重合体の濃度は26.8%、粘度
は21℃で約25.0OOcpsであった。得られた共
重合体の重量平均分子量は約470,000であった。
この共重合体溶液から得られるポリマーは、乾燥状態で
は強靭でもろく粘着性のない樹脂状物であった。ポリマ
ーは水またはアルコールに可溶である。この共重合体は
20〜60重世%の水分を含有させると適度に軟化し、
粘着性を有するようになった。水に代えて不揮発性の軟
化剤を加えるか。
保水剤を水と併用することにより、粘(接)層性に優れ
安定した性能の粘着剤または接着剤が得られる。
(B−1)粘着剤および粘着シートの調製:(A)項で
得られた共重合体溶液のポリマー成分100重量部に対
してポリオキシエチレン(3)−ポリオキシプロピレン
(17)グリコール5o重量部を加えて粘着剤溶液を得
た。この粘着剤)8液がら得られる粘着剤は、水溶性の
粘着剤として広範囲の用途に使用されうる。この粘着剤
溶液を厚さ50μmの不溶化ポリビニルアルコールフィ
ルムの片面に。
乾燥後の厚みが40μmとなるように流延・乾燥した。
(C−1)粘着シートの性能評価:  (B−1)項で
得られた粘着シートを用い2次の方法で性能を評価した
。その結果、 sp粘着力値は610g/15 s+i
ボールタック値は20であり、凝集破壊は認められず、
粘着剤は水に溶解した。
(1)SP粘着力値:粘着シートを15mm幅に切断し
粘着テープを得る。この粘着テープをサンドペーパー 
(#280)で研磨したステンレス鋼板(約5 cm 
X10cm)面に約7 ctnの長さにわたり貼付し、
2kgのゴム張りローラーを用い1往復して圧着する。
圧着後、21℃で30分以上放置した後、その一端を1
8o。
折り返して300mm/分の定速強制剥離を行い、この
ときの粘着力を測定する(JIS−Z−1522)。
(2)ポールタック値二粘着シートを幅約30鰭、長さ
250龍に切断し粘着テープを得る。室温でこの粘着テ
ープの粘着面を外側にして30°の傾斜面に固定する。
粘着面の斜面上部から下方に向がってほぼ中程の部分を
、非粘着薄フィルム(厚さ20μmのセロハン)で覆う
。その境界線から斜面上へ10011mの個所から、 
?ff浄に拭かれたボールヘアリング球を自然転走させ
る。粘着面と非粘着面の境界線から1001重以内で自
然停止する球のうちの最大法の直径(1/32インチ単
位とし、その分子の数をもって示す;例えば17/32
インチであれば17)をポールタンク値とする (JI
S−Z−0237) 。
(3)凝集破壊性:SP粘着力値を測定する際に粘着テ
ープを定速剥離したときにスチール板表面に粘着剤の一
部が残留するか否かを調べた。粘着剤が残留した場合は
凝集破壊が生じたと判断する。
(4)親水性:粘着シートを約3 cm X 3 cm
の大きさに切り取り、50mj2の水に浸漬し、21’
Cで24時間放置する。シートを引きあげ、粘着剤が水
に溶解しているか、または膨潤しているかを観察した。
膨潤しているときはその厚みを測定し、何倍に膨潤した
かを算出する。
(B−2)接着剤の調製:(八)項で得られた共重合体
溶液のポリマー成分100重量部に対してポリオキシエ
チレン(3)ポリオキシプロピレン(17)グリコール
15重量部を加えて接着剤溶液を得た。
この接着剤溶液は塗布・乾燥し水賦活型接着剤として用
いられる。例えば、壁面用の装飾性粘着シート;各種用
途のラベル、シール、ステッカ−などの接着に好適であ
る。
(C−2)接着剤の性能評価:  (B−2)項で得ら
れた接着剤溶液を2枚のヘニャ製試験仮(幅×長さ×厚
み:20關xioo龍X3ai+)の長手方向の一側端
部表面(側縁がら少なくとも20+nの部分)に乾燥後
のI7さが500μmとなるように塗布した。
長手方向端部から2Onの部分を重ねて接着し、乾燥後
、21°Cで引張り試験機にかけて30c+n/分の引
張り速度で剪断接着力を測定した。剪断接着力は47.
1kg/ 4 cotであった。
尖止燃1 (A)共重合体の調製: (メタ)アクリルアミド誘導
体(第1共重合成分)として3 (メタクリルアミド)
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド100g、
第2共重合成分としてアクリル酸ブチル80g、多官能
性単量体として1・6−ヘキサンゲリコールジメタクリ
レートO,Ig、そして溶媒としてメチルアルコール8
0gを用いて実施例1 (A)項と同様に共重合体を調
製した。ただし触媒の量を0.45gとした。得られた
反応液に含有される共重合体の濃度は31.4%、21
“Cでの粘度は約29.000 cpsであった。得ら
れた共重合体の重量平均分子量は約440,000であ
った。
この共重合体溶液から得られるポリマーは乾燥状態では
粘着性がなく、ややもろい樹脂状であった。水またはア
ルコールに可溶で、20〜50重量%の水分を含有させ
ると適度に軟化し、優れた粘着性を示す。適当な軟化剤
を加えると安定した粘(接)層性を示す粘(接)着剤が
得られる。この共重合体から得られる粘(接)着剤は抗
菌性を有するため、壁紙の接着用などにも好適に用いら
れる。
(B−1)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(
A)項で得られた共重合体溶液のポリマー成分100重
量部に対してジグリヤ9フ50重量部を加えて粘着剤溶
液を得た。これを用いて実施例1(B−1)項と同様の
方法で粘着シートを調製した。
(C−1)粘着剤の性能評価:本実施例(B−1)項で
得られた粘着シートを用い、実施例1 (C−1)項の
方法で粘着剤の性能を評価した。sp粘着力値は690
g / 15 am 、ボールタック値は25であり、
凝集破壊は認められず、粘着剤は水に溶解した。粘着剤
の抗菌性についても次の方法で試験を行なった。
抗菌性評価二粘着シートを5 cm X 5 cmの大
きさに切断し試験片を15枚得た。この試験片3枚の粘
着剤層表面にそれぞれ大腸菌を約106個/mlの割合
で含有する菌体液1 mj2をほぼ均等に噴霧した。そ
のうちの1枚を速やかに5CDLPブイヨン100m1
l中に洗い出し、その中の生菌数を測定した。
残りの2枚を35℃で保存し、1時間後および2時間後
に試験片を1枚ずつ回収し1同様の方法で生菌数を測定
した。菌体液を噴霧直後に測定した生菌数からそれぞれ
の値を差し引き、生菌の減少率を算出した。その結果を
表1に示す。大腸菌の代わりに緑膿菌、黄色ブドウ状球
菌、白唐菌および黒こうじかび菌についても同様の方法
で試験を行なった。ただし、白唐菌と黒こうじかび菌の
保存温度は25℃とした。それぞれの結果を表1に示す
比較例として水溶性の性質を有する下記組成の粘着剤を
調製し、同様の試験を行なった。その結果を表1に示す
ポリビニルピロリドン(kollidon−に−90;
 BASF社製)100重星重 量グリセリン       60重量部(以下余白) (B−2)接着剤の調製二本実施例(八)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100重量部に対してジグ
リセリン25重量部を加えて接着剤溶液を得た。この接
着剤溶液から得られる接着剤は。
抗菌性を有するため、壁紙、襖紙、障子紙などの接着用
に好適である。
(C−2)接着剤の性能評価一本実施例(B−2)項で
得られた接着剤を用い、実施例1  (B−2)項と同
様の方法で剪断接着力を測定したところ38.8 kg
/ 4 cIllであった。
フく旅泄ユ (A)共重合体の調製: (メタ)アクリルアミド誘導
体(第1共重合成分)として3 (アクリルアミド)イ
ソペンチル2−トリメチルアンモニウムクロライド50
g、第2共重合成分としてアクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピル80g、および酢酸ビニル50g、多官能性単量
体としてポリエチレングリコールジアクリレート(分子
1308) 0.2g 、そして溶媒としてエチルアル
コール80gを用いて実施例1 (A)項に曇(シて共
重合体を調製した。ただし。
触媒の量を0.4gとした。得られた反応液はほぼ透明
な溶液であった。共重合体濃度は33.2%であり、2
1°Cでの粘度は約30,000 cpsであった。得
られた共重合体の重量平均分子量は約410,000で
あった。
この共重合体溶液から得られるポリマーは、乾燥状態で
は強靭で粘着性のない樹脂状物であった。
この共重合体に適度の軟化剤を添加すると粘着剤または
接着剤が得られる。
(B−1)粘着剤および粘着シートの調製:本実施例(
A)項で得られた共重合体溶液のポリマー成分100重
量部に対してジグリヤ9215重量部およびポリオキシ
エチレン(30)ポリオキシプロピレン(30)ブチル
エーテル20重量部を加えて粘着剤溶液を得た。これを
用いて実施例1  (B−1)項と同様の方法で粘着シ
ートを調製した。
(C−1)粘着剤の性能評価二本実施例(B−1)項で
得られた粘着シートを用い、実施例(C−1)項の方法
で粘着剤の性能を評価した。sp粘着力値は580g 
/15m5.  ボールタンク値は18であり。
凝集破壊は認められず、粘着剤は水に溶解した。
(B−2)接着剤の調製:本実施例(A)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100重量部に対してグリ
セリン5重量部およびポリオキシエチレン(30)ポリ
オキシプロピレン(30)ブチルエーテル10重量部を
加えて接着剤溶液を得た。この接着剤溶液から得られる
接着剤は、木質材1紙、布。
ガラス、タイル、金属などを接着する用途に適している
(C−2)接着剤の性能評価二本実施例(B−2)項で
11られた接着剤を用い、実施例1(B−2)項と同様
の方法で剪断接着力を測定したところ45.5 kg/
 4 calであった。
去嵐炎」 (A)共重合体の調製: (メタ)アクリルアミド誘導
体(第1共重合成分)として3 (アクリルアミド)プ
ロピル1−リメチルアンモニウムクロライt”30g 
、第2共重合成分としてアクリル酸ブチル120gおよ
びアクリル酸2エチルヘキシル40g、多官能性’Af
fi体として1・6−ヘキサンゲリコールジメタクリレ
ート0.2gそして溶媒としてメチルアルコール50g
および酢酸エチル30gを用いて実施例1 (A)項に
阜して共重合体を調製した。ただし、触媒の星を0.4
8gとし、稀釈)8媒としては酢酸エチル−メチルアル
コール(容!fl比1 : 1) ?R液を用いた。得
られた反応液は透明なを8液であり。
含有される共重合体の濃度は28.6%、21℃での粘
度は約31 、0OOcpsであった。得られた共重合
体の重量平均分子量は約490,000であった。
この共重合体溶液から得られるポリマーはそれ自身で充
分な粘着性を茸する。水には)8解しないがアルコール
可溶性である。吸水すると白化・膨潤する。
(B)粘着シートの調’A’溶液に軟化剤を加えずにそ
のまま使用し、実施例1(13−1)項に阜じて粘着シ
ートを調製した。
(C)粘着剤の性能評価二本実施例(B)で得られた粘
着シー1−を用い、実施例1  (C−1)項の方法で
粘着剤の性能評価を行なった。sp粘着力値は520g
/15mm、ボールタック値は16であり、凝集破壊は
認められなかった。親水性試験で粘着剤は白濁しもとの
厚さの約2.3倍に膨潤した。
実施例5 (A)共重合体の調製= (メタ)アクリルアミド誘4
体(第1共重合成分)として3 (メタクリルアミド)
プロビルジメチルエチルアンモニウムクロライド60g
および3 (アクリルアミド)イソペンチルトリメチル
アンモニウムクロライド70g。
第2共重合成分としてビニルピロリドン40gおよびア
クリル酸ブチル30g、多官能性車用体としてポリエチ
レングリコールジアクリレートく分子ff1308)0
.3g、 そして溶媒としてメチルアルコール50Bお
よび水40gを用いて実施例1 (A)項に準じて共重
合体を調製した。ただし、触媒としては過硫酸アンモニ
ウム0.4gを水10012に溶解して使用し、稀釈溶
媒としては水を用いた。得られた反応液に含有される共
重合体の濃度は33.8%、21°Cでの粘度は約31
,000 cpsであった。得られた共重合体の重量平
均分子量は約350.000であった。
この共重合体?8液から1−トられるポリマーは乾燥状
態では粘着性がなく、ややもろい樹脂状であった。水ま
たはアルコールに可溶であり、適量の軟化剤を加えると
粘着剤または接着剤が得られる。
(B−1)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(
八)項で得られた共重合体溶液のポリマー成分100重
量部に対してポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロ
ピレン(17)グリコール20重量部およびl’1gc
 / 2  ・6)1□020重量部を加えて粘着剤溶
液を得た。この粘着剤溶液から得られる粘着剤は。
通常の環境条件下(20℃、50〜70%R11)で約
20%の水分を吸収し、優れた粘着性を発揮する。この
粘着剤は水溶性粘着剤としてラベル、テープなどの接着
用に、また抗菌性を有するため壁紙などの接着用にも好
適に用いられる。さらに、この粘着剤は高い導電性を存
する。
上記粘着剤溶液をを用いて実施例1  (B−1)項と
同様の方法で粘着シートを調製した。
(C−1)粘着剤の性能評価二本実施例(Bi)項で得
られた粘着シートを用い、実施例1 (C−1)項の方
法で粘着剤の性能を評価した。sp粘着力値は720g
 /15@■、ボールタック値は26であり。
凝集破壊は認められず、粘着剤は水に溶解した。
次に、実施例2  (B−1)項の方法に学じて抗菌性
の評価を行なった。その結果を表2に示す。
(以下余[:l]) 量 さらに下記の方法で導電性の評価を行なった。
インピーダンスは3.3にΩであった。
インピーダンス測定法:厚さ0.03mmの錫箔の片面
に、上記粘着剤の層(約4cmX4cm)を400μm
の厚みに形成する。粘着剤層上に、同じ厚みの別の錫7
f3(約2cmX2cm)を重ねる。この2枚の錫箔間
に1otlz、 10 mVの正弦波を印加し、その時
に粘着剤層を通じて流れる電流値(1)を測定し。
下式から抵抗値R(インピーダンス)を算出する。
実施例2 (B−1)項で調製した比較例の粘着剤(ポ
リビニルピロリドンニジグリセリン−100:60)を
用い2同じ方法によって比較試験したところ全く通電し
なかった(R=OO)。
(B−2)接着剤の調製:本実施例(A)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100重量部に対してポリ
オキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(17)グ
リコール20重量部およびMgCA・61h05重量部
を加えて接着剤溶液を得た。この接着剤は水に溶解しや
すいことが必要な用途に最適である。例えば、ガラス製
の実験器具にラベルを貼付する際の接着剤として用いる
と、器具洗浄時に水で容易に溶解・除去しうる。
(C−2)接着剤の性能評価:本実施例(13−2)項
で得られた接着剤を用い、実施例1  (1’3−2)
項と同様の方法で剪断接着力を測定したところ36.0
 kg/ 4 c+イであった。
去斯り1影 (八)共重合体の調製:第1共重合成分として3 (メ
タクリルアミド)プロピルトリメチルアンモニウムクロ
ライド80g、第2共重合成分としてアクリル酸2−ヒ
ドロキシプロピル40g、アクリルM2ヒドロキシエチ
ル30gおよびアクリル酸ブチル30g、そして溶媒と
してメチルアルコール50gおよび水30gを用い実施
例1 (A)項に〈1ζじて共重合体を調製した。ただ
し触媒星を0.4gとした。
得られた反応液は透明な溶液であり、含有される共重合
体の濃度は32.5%、21°Cての粘度は34,00
0cpsであった。得られた共重合体の重電平均分子量
は約500.000であった。
この共重合体溶液から得られるポリマーは強靭で、乾燥
状態においてわずかに粘着性を示す。共重合体は水に可
溶であり、微量の軟化剤を加えると適度の粘着性を有す
るようになる。
(B−1)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(
A)項で得られた共重合体溶液のポリマー成分100重
置部に対してジメチルアルキルヘタイン(アノンBF;
日本油脂社製)40重量部およびMgCl 2  ・6
11□010重量部を加えて粘着剤溶液を得た。この粘
着剤溶液から得られる粘着剤は、水溶性の粘着剤として
広範囲の用途に使用されうる。
さらに抗菌性を存するため1例えば、壁紙用の粘着剤と
して用いられる。導電性の粘着剤としても使用されうる
上記粘着剤を用いて実施例1  (B−1)項と同様の
方法で粘着シートを調製した。
(C−1)粘着剤の性能評価二本実施例(B−1)項で
得られた粘着シートを用い、実施例1  (C−1)項
の方法で粘着剤の性能を評価した。sp粘着力値は67
0g /15mm、  ボールタック値は24であり。
凝集破壊は認められず、粘着剤は水に溶解した。
さらに、実施例5(B−1)項の方法でインピーダンス
を測定したところ3.1にΩであった。
(B−2)接着剤の調製二本実施例(八)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100重量部に対してグリ
セリン15重量部を加えて粘着剤溶液を得た。この接着
剤溶液から得られる接着剤は、水)容性接着剤として広
範囲の用途に使用されうる。
例えば、ガラス、陶磁器類、ホーロー、石質、木材、布
1紙など無機質や極性の高い有機質材料の接着に適して
いる。この接着剤は特に高湿度下でない限り、長時間安
定した接着力を保持する。
(C−2)接着剤の性能評価:木実施例(B−2)項で
得られた接着剤を用い、実施例1  (B−2)項と同
様の方法で剪断接着力を測定したところ39.4 kg
/ 4 crAであった。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、親水性に優れ。
粘(接)着力が高く、かつ抗菌性および導電性をあわせ
もつ粘(接)着剤が得られる。
本発明の粘(接)着剤は親水性の粘(接)着剤であるた
め、粘(接)着剤を水で溶解もしくは膨潤させると1例
えば貼付したラベルおよび使用した粘(接)着剤を被接
着面から容易かつ完全に除去しうる。水で濡れた面へも
ラベルなどの被接着物を貼付することが可能である。被
接着面上の水分や空気中の水分を吸収しても節単に流動
化することがない。粘(接)層性も従来の親水性粘(接
)着剤に比べてはるかに高い。内部凝集力にも優れるた
め、いわゆる糊残り現象を生じることがない。
さらに粘(接)着剤は抗菌性に優れるため、カビなどが
発生することがない。そのため2例えば湿度の高い押入
れ内部の壁紙などの接着に好適に用いられる。粘(接)
着剤の人体に対する毒性や皮膚刺激性もない。粘(接)
着剤は導電性を有するため1例えば、粘着剤の層をプラ
スチック支持体上に設けた粘着テープを調製すると、使
用時にテープの巻きもどしによる静電気の発生がな(、
テープが目的外の物体に付着することがない。
上記粘(接)着剤の親水性、抗菌性および導電性は、共
重合体樹脂の組成、軟化剤の種類や景などにより所望の
度合に調製されうる。そのため。
各種用途の粘(接)着剤として広く利用されうる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、置換アンモニオ基を有する基が(メタ)アクリルア
    ミド基とアミド結合により結合した化学構造の(メタ)
    アクリルアミド誘導体を共重合成分として含有する共重
    合体を主成分とする粘着剤または接着剤。 2、前記共重合体中に前記(メタ)アクリルアミド誘導
    体が15〜75重量%の割合で含有される特許請求の範
    囲第1項に記載の粘着剤または接着剤。 3、水もしくはアルコールに可溶の液体、または水を軟
    化剤として含有する特許請求の範囲第1項に記載の粘着
    剤または接着剤。 4、水とともに保水剤を含有する特許請求の範囲第3項
    に記載の粘着剤または接着剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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