JPS6268871A - 粘着剤または接着剤 - Google Patents

粘着剤または接着剤

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JPS6268871A
JPS6268871A JP20972385A JP20972385A JPS6268871A JP S6268871 A JPS6268871 A JP S6268871A JP 20972385 A JP20972385 A JP 20972385A JP 20972385 A JP20972385 A JP 20972385A JP S6268871 A JPS6268871 A JP S6268871A
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JP
Japan
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adhesive
copolymer
water
meth
acrylic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP20972385A
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English (en)
Inventor
Takashi Kishi
岸 高司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、 [+のう、な云゛町 (産業上の利用分野) 本発明は親水性の粘着剤または接着剤に関する。
(従来の技術) 各種表示用ラベルやステッカ−1壁紙、床月などは接着
剤や粘着剤を使用して貼付されることが多い。粘着剤層
を裏面に設けたラヘルやテープも多方面で使用されてい
る。貼付されたラヘルなどの被接着物は長時間放置する
と剥離するのが困難になったり、剥離したあとも接着剤
や粘着剤が被接着面に残留することが多い。接着剤や粘
着剤自体が水に可溶であれば、有機溶媒を用いずとも水
に溶解させて除去しうる。そのため、水溶性の接着剤や
粘着剤の開発が望まれている。
水溶性の接着剤としては、従来から澱粉、アラビアゴム
、トラガカントゴム、ゼラチン、カゼイン、アルギン酸
ソーダなどの天然のポリマー;およびポリビニルアルコ
ール、ポリビニルメチルエーテル、ポリ (メタ)アク
リル酸、 (メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル共
重合体5カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
チレンイミン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、1ニトロキシエチルセルロ−スルメチルエー
テル−無水マレイン酸共重合体,スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体などの合成のポリマーか利用されている。
これらはいずれも樹脂状もしくは粉末状であり.im常
.水を軟化剤として添加すると接着性が発現する。しか
し、ポリマー自体が水を吸収して適度な接着性を発現し
うる範囲が狭く,水分量が多いと軟化しすぎて流動化す
る。そのため、最良の接着性を発現させるように水分添
加星を調節するのが難しい。ポリマーが天然物に由来す
る場合はカビなどが発生しやすい欠点もある。接着後,
水分が蒸発すると5接着剤は硬化する。」−配接着剤の
ポリマーは粘弾性的性質に乏しくもろいため,衝撃によ
り接着した物体が被接着面から剥^1tすることも多い
上記化合物のうち例えば、ポリビニルピロリドン、カル
ボキシビニルポリマー、ビニルメチルエーテル−無水マ
レイン酸共重合体,メチルセルロースは,水堰外の不揮
発性軟化剤,例えばグリセリン、と相溶する。そのため
、このような不揮発性軟化剤を加えて粘着剤としても使
用される。しかし、軟化した状態のポリマーは粘着性が
不充分であり,かつ、粘弾性的性質に乏しい。内部凝集
力も不充分であるため.いわゆる糊残り現象を生じやす
い。最良の粘着性を発現させるように軟化剤の添加量を
調整するのが難しいのも水を軟化剤とした場合と同様で
ある。
粘着剤に関しては,」二重以外にも例えば、特公昭53
−18061号公報に(メタ)アクリル酸などのエチレ
ン不飽和カルボン酸とアクリル酸アルキルエステルとの
共重合体のカルボキシル基を2−アミノプロパツールで
中和した水溶性粘着剤が開示されている。特開昭58−
162685号公報には.紙スプライス用磁性テープに
用いられる水溶性粘着剤としてアクリル酸,アクリル酸
エステル、アクリル酸アミド、イタコン酸などの親水性
基を有する単量体を重合成分とするポリマーが開示され
ている。
特開昭58−27766号公報には,アルキルビニルエ
ーテル−無水マレイン酸共重合体を多価アルコールとと
もに水中で加熱・溶解し,これに多価金属塩を加えて金
属架橋させた水溶性粘着剤が開示されている。
しかし、これらの粘着剤はゴム系,アクリル系などの通
常の粘着剤と比べて粘着性の度合が不充分である。粘着
性の度合を高めるために,エチレングリコールなどの軟
化剤を配合すると,軟化剤と粘着剤との相溶性が悪いた
め軟化剤の分離やブルーミングを生じ,粘着性はかえっ
て低下する。
粘着剤の内部凝集力も不足するため.例えば粘着剤層を
形成したテープを貼付するとテープがずれたり5テープ
を剥離したときに粘着剤の一部が被接着面上に残留する
おそれがある。さらに、これらの粘着剤は上記天然もし
くは合成のポリマーと同様,水分を吸収して適度な粘着
性を発現する範囲が狭い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは,親水性に優れ,水に溶解もし
くは膨潤する性質を有し,かつ水などの軟化剤を用いて
最良の接着性が得られるように容易に調整しうる接着剤
を提供することにある。本発明の他の目的は.接着性に
優れ,かつ粘弾性的性質を有するため,衝撃などの外力
が加わっても被接着物が簡単に剥離することのない接着
剤を提供することにある。本発明のさらに他の目的は,
抗菌性を有するためカビなどの発生することのない接着
剤を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は,親水性に優れ水に溶解もし
くは膨潤する性質を有し,かつ水などの軟化剤を用いて
最良の粘着性が得られるように容易に調整しうる粘着剤
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は,粘
着性と粘弾性的性質とに優れ.かつ内部凝集力も充分で
あるため,例えばラベルなどを強力に貼付することが可
能で。
かつ剥離時にいわゆる糊残り現象を生じることのない、
♀Jl水性粘着剤を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は、抗菌性を有するためカビなどの発生ずる
ことのない粘着剤を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の粘着剤または接着剤は、第1共重合成分と第2
共市合成分とを含有する共重合体を主成分とする粘着剤
または接着剤であって、(1)該第1共重合成分が、置
換アンモニオ基を有する基が(メタ)アクリルオキシ基
とエステル結合により結合した化学構造の(メタ)アク
リル酸エステル誘導体であり;そして、(2)第2共重
合成分が(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ルであり。
そのことにより上記目的が達成される。
本発明の粘着剤または接着剤の主成分である共重合体は
9次の構造式を有する(メタ)アクリル酸エステル誘導
体を共重合成分として含有するニ(ここで、R3はHま
たはCtl+ ; R2は炭素数2〜6の飽和炭化水素
基;R3,R4およびP。
は炭素数1〜4のアルキル基;そしてXはCI、 Br
などのハロゲン原子である)。
このアクリル酸エステル誘導体は共重合体中では次のよ
うな形態で共重合されている。
(メタ)アクリル酸エステル誘導体(第1共重合成分)
としては、2(メタクリル芽キシ)エチルトリメチルア
ンモニウムクロライド、2 (アクリルオキシ)エチル
ジエチルメチルアンモニウムクロライド、3 (メタク
リルオキシ)2ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド。
3 (アクリルオキシ)プロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、3 (アクリルオキシ)プロピルトリメ
チルアンモニウムクロライドなどがある。
第2共重合成分である(メタ)アクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステルとしては、アクリル酸2ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、アクリル酸2ヒ
ドロキシプロピル、メタクリル酸2ヒドロキシプロピル
、アクリル酸2ヒドロキシブチル、メタクリル酸2ヒド
ロキシブチル。
アクリル酸3ヒドロキシブチル、メタクリル酸3ヒト[
1キシブチルなどがある。
さらに、上記第1および第2共重合成分のはかに第3の
共重合成分が含有されていてもよい。第)3共重合成分
には、 (メタ)アクリル酸アルキルエステル、アルコ
キシアルギル(メタ)アクリル酸エステル、N−アルキ
ル置換(メタ)アクリルアミド、アルキルビニルエステ
ル、無水マレイン酸、 (メタ)アクリル酸、 (メタ
)アクリルアミド、N−メチロール化(メタ)アクリル
アミド。
ビニルピロリドン、ジアセトンアクリルアミド。
メタクリル酸グリシジル、 (メタ)アクリルアミド、
 (メタ)アクリロニトリルなどがある。
このような第3共重合成分は上記第1および第2共重合
成分に加えて、増量剤として共重合されるほか、第3共
重合成分が有する化学的性質を共重合体鎖中に導入した
い場合にも使用される。例えば、親水性の度合を低くし
たい場合や内部凝集力を高める目的で使用される。さら
に2重合速度を制御し暴走反応やゲル化を防ぐ目的でも
使用される。特に第2共重合成分の含有率が高いときに
は、その第2共重合成分と容易に共重合しうる単量体1
例えばアクリル酸ブチル、を選んで添加すると共重合反
応を円滑に進めることが可能である。
共重合体中には第1共重合成分が15〜75重星%の割
合で、そして第2共重合成分が25〜65重量%の割合
で含有される。第3共重合成分が含有される場合には、
第3共重合成分は、共重合体全体の50重量%以下の割
合で含有される。第1.第2および第3共重合成分はそ
れぞれ2種以上が混合されていてもよい。
共重合体の親水性の度合は、主として第1共重合成分が
共重合体中に占める割合に依存する。ここで親水性とは
水もしくはアルコールに熔解しうる性質をいう。このよ
うな親水性の共重合体は水溶性もしくは水膨潤性である
。第1共重合成分の含有率が高くなるにつれ、共重合体
は水膨潤性から水溶性へと変化する。第2共重合成分も
共重合体の親水性を高める機能を有し、第1共重合成分
の含有率が一定であれば第2共重合成分の含有率が高く
なるほど共重合体の親水性の度合が高くなる。例えば、
第1共重合成分の含有率が15重量%のとき、第2共重
合成分が40重量%以上であれば共重合体は水溶性とな
る。他方、第2共重合成分含有率が高くなると、空気中
から水分を吸収して共重合体が軟化する度合は低くなる
。第1および第2共重合成分のみからなる共重合体の親
水性の度合が高すぎる場合には、第3共重合成分として
アクリル酸アルキルエステル、アルキルビニルエステル
などを選択して共重合させることにより親水性の度合を
低くすることも可能である。アクリル酸アルキルエステ
ルやアルキルビニルエステルの含有率が高くなると、得
られる粘(接)着剤の内部凝集力はやや低下する。
共重合体の粘着性の度合は、第1および第2共重合成分
の含有率に依存する。後述の軟化剤が共重合体中に適量
加えられている状態においては。
第1共重合成分の含有率が高いほど粘(接)宿性は高い
。第1共重合成分の含有率が高いと共重合体の極性が高
くなるため、ガラス、本祠、金属。
ホーローなど極性の高い物質の表面や水に濡れた表面へ
の粘(接)着力も高くなる。第2共重合成分の含有率が
高くなると、軟化剤の有無にかかわらず粘(接)宿性の
度合は高くなる傾向にある。     ′第2共重合成
分の含有率の比較的高い共重合体は。
軟化剤を加えなくてもそれ自身で粘(接)宿性を有する
共重合体を用いて得られる粘(接)着剤の内部凝集力は
、第2共重合成分の含有率が高くなるほど高い。これは
2重合時に第2共重合成分の占める割合が大きいと得ら
れる共重合体の重合度が高くなり、また、第2共重合成
分はヒドロキシル基を有するため分子間に水素結合が生
じて、その結果2強靭な樹脂が得られるためである。逆
に第1共重合成分含有率が高いと共重合体の重合度が低
下する。そのため、第1共重合成分含有率が高すぎると
(75重量%を越えると)共重合体の内部凝四力が低下
する。このような共重合体を用いた粘(接)着剤はいわ
ゆる糊残り現象が生じる。第3共重合成分として1例え
ばジアセトンアクリルアミド、 (メタ)アクリロニト
リルを共重合させることによっても粘(接)着剤の内部
凝集力を高めることができる。そのほか、同様の目的で
第3共重合成分として(メタ)アクリル酸グリシジルや
(メタ)アクリル酸を共重合させておき、これにジブチ
ル錫ジラウレートなどを作用させて後架橋を行うことも
可能である。
共重合体を用いて得られる粘(接)着剤の抗菌性の度合
は、共重合体中に第1共重合成分が占める割合に比例し
て増大する。第1共重合成分が共重合体中に15重量%
以上の割合で含有されていれば、抗菌性は実用上充分で
ある。共重合体樹脂は。
後述の軟化剤で適度に軟化されると高い抗菌性を有する
ようになる。
本発明の粘(接)着剤は上記親水性および抗菌性に加え
て導電性を有する。導電性も、主として共重合体中の第
1共重合成分に起因する。第1共重合成分が15重量%
以上の割合で含有されていれば、共重合体が軟化された
状態において充分な導電性が得られる。
上記第1共重合成分および第2共重合成分、さらに必要
に応じて第3共重合成分(いずれも単量体)を通常のラ
ジカル重合方法2例えば、溶液重合法により重合反応に
供して共重合体が得られる。
第1共重合成分は、仕込み時にはジアルキルアミノ基を
有する基が(メタ)アクリル酸エステルとエステル結合
により結合した構造の化合物1例えばジメチルアミノエ
チルアクリレート、のような形態であってもよい。共重
合体形成後、ハロゲン化アルキルを作用させると第1共
重合成分に相当する構造の部分がポリマー鎖中に形成さ
れる。溶液重合法による場合は、溶媒としては、使用す
る各単量体および生成する共重合体を溶解させうる溶媒
が利用される。このような溶液は、使用する@量体の組
成により異なり9重合反応が最も円滑に進行する溶媒が
選択される。例えば、水、水−アルコール混液(アルコ
ールは、メタノール、エタノール、イソプロパツールな
ど)、アルコール。
アルコール−ケトン類混液、アルコールー酢酸エステル
類混液が用いられる。
共重合体を得るには1例えば、上記の各単量体と溶媒と
を還流冷却器付き反応器に仕込み、この反応器内を窒素
などの不活性ガスにより置換し。
加熱・攪拌しながら触媒の投入を開始する。触媒として
は、ラジカル系触媒2例えば、アゾビスイソブチロニト
リル、過酸化ジ−t−ブチル、過酸化アン干ニウム、過
酸化カリウムが好適に用いられる。触媒量は1通常、全
単量体のモル数の0.1〜0.5モル%の範囲が採用さ
れる。触媒は溶媒に溶かして9滴下もしくは分割投入す
る。単量体の初期濃度は30〜90%とする。初期濃度
が60〜90%と高濃度であるときには9重合初期の触
媒濃度を0.1モル%以下とする。反応温度は50〜9
0’cとする。
重合反応が開始すると反応液の粘度が上昇し。
反応温度も上昇する。重合開始後数時間は重合速度が大
きいため、放置すると暴走反応やゲル化が起こる。その
ため1反応系に溶媒を加えて粘度を低下させたり9反応
温度を制御することが必要である。特に、溶媒希釈によ
る反応制御は重要である。このようにして3通常、20
〜50時間反応を行い、共重合体を含む粘稠な溶液が得
られる。
このようにして得られた共重合体はその共重合成分の種
類や量により異なるが2通常、乾燥状態では非粘着性で
あり、空気中に放置すると若干の粘着性を有するように
なる。しかし、この状態では粘(接)着性は不充分であ
り、抗菌性や導電性もほとんど発現されない。これに適
当な軟化剤が加えられると、共重合体は軟化して粘(接
)着性が高まり、粘(接)着剤として機能するようにな
る。内部凝築力も適度となり粘弾性的性質を有し抗菌性
や導電性を示すようになる。
軟化剤としては、水もしくはアルコールに可溶な不揮発
性の液体、または水が用いられる。粘着剤として使用す
る場合には、適度な粘着性を維持するために不揮発性の
軟化剤を用いる。不揮発性の軟化剤に代えて、水および
保水剤を用いてもよい。保水剤のみを共重合体に配合し
、空気中の水分の吸収により粘着性を付与することも可
能である。
水もしくはアルコールに可溶な軟化剤には、グリセリン
、ジグワセリン。グリセリンモノアルキルエーテル、グ
リセリンモノアルキルエステル。
プロピレングリコール、トリメチレングリコール。
ブチレングリコール類、アミレンゲリコール類。
ベンタンジオール、トリメチロールエタン、ジプロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール。
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール
、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコー
ルエーテル、アルキル硫酸トリエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、アミノアルキルプロパツール、アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、脂肪酸ジェタ
ノールアミド。
ソルビタンアルキルエーテル、ソルビタンアルキルエス
テル、ソルビタンポリオキシアルキレングリコール類、
ジメチルアルキルベタイン、ポリエチレンイミン、ポリ
エチレンイミン中和物などがある。なかでもグリセリン
およびジグリセリンが好適に用いられる。保水剤には、
塩化マグネシウム、塩化カルシウム、砂糖、ソルビトー
ル、乳酸ソーダなどがある。軟化剤や保水剤は2種以上
混合して用いてもよく、軟化剤、水および保水剤を併用
してもよい。
軟化剤や保水剤の量は共重合成分の組成、軟化剤の種類
、所望する粘(接)着性の度合などにより異なるが2通
常、共重合体100重量部に対して100重量部以下の
割合で添加される。粘着剤を調製する場合には比較的多
量に、接着剤とする場合にはやや少なめに添加される。
第1共重合成分の含有比率の高い共重合体はど、軟化剤
を相溶してこれを包含しうる能力が高い。そのため、粘
(接)着性を軟化剤の量を加減することにより調節する
のが容易である。保水剤を用いる場合には、粘(接)着
剤が約lO%の水分を含有しうるように保水剤の量ある
いは乾燥状態を調整すると適度の粘(接)着性が得られ
る。軟化剤量が過剰であると得られる粘(接)着剤の粘
(接)着性は増大するが。
過度に軟化し流動性を有するようになる。
(作用) このようにして得られた第1および第2共重合体を主成
分とする共重合体と軟化剤とを含有する粘(接)着剤は
親水性に優れ、さらに抗菌性と導電性とを有する。この
ような優れた性質を有する粘(接)着剤は、第1および
第2共重合成分を含む共重合体を使用してはじめて得ら
れる。第1もしくは第2共重合成分をそれぞれ単独重合
させても、または、第1もしくは第2共重合成分のみを
その他の単量体と共重合させても、]二二部れた性質を
すべて包含するポリマーは得られない。例えば、第1共
重合成分は重合性が悪いため、中独重合させると得られ
るポリマーは低分子となり、粘(接)着剤としては使用
できない。第2共重合成分のみを単独重合させると1重
合反応の途中でゲル化する場合が多い。重合体が得られ
ても親水性の度合が不充分であり軟化剤との相溶性も悪
く。
充分な粘着性が得られない。第2共重合成分に第1共重
合成分以外の単量体を加えて共重合させても、やはり同
様の傾向を示し2円滑に共重合させることが難しい。仮
に共重合体が得られても、やはり親水性や粘着性の度合
は不充分であり、抗菌性も導電性も発現し得ない。
共重合体が第1共重合成分を含有していれば。
第2共重合成分以外の単量体と共重合させた場合におい
てもある程度の親水性を有するポリマーが得られる。例
えば第1共重合成分と(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとを共重合させると、得られたポリマーは親水性を
有し、このポリマーに軟化剤を加えると親水性の粘(接
)着剤が得られる。しかし、充分な親水性を有するポリ
マーを得るには第1共重合成分の含有率を高くする必要
がある。さらに、充分な親水性を有する粘(接)着剤を
得るにはポリマー100重量部に対して50〜120重
量部という大量の軟化剤を添加する必要がある。
軟化剤を添加して最高の粘(接)着性が得られるように
調整するのも難しく、軟化剤が少しでも過剰であると流
動化する一方で若干でも不足すると粘(接)着力が不充
分となる。さらに、最高の粘(接)着力が得られるよう
に調整しても、なお粘(接)着性は不充分である。軟化
剤との相溶性も充分ではないため、軟化剤が分離したり
8周囲の湿度の変化によって粘着力が変化する。ポリマ
ー自身が強靭さに乏しくかつ大量の軟化剤が添加される
ので、得られる粘(接)着剤は内部凝集力に乏しい。そ
のため、いわゆる糊残り現象が生じる。
粘(接)着剤は抗菌性と導電性とを有するが、その度合
は充分であるとはいえない。
これに対して、第1共重合成分および第2共重金成分を
共重合させて得られる共重合体は、上記いずれのポリマ
ーに比べても親水性の度合が高い。
水に溶解もしくは膨潤するため、容易に水で除去されう
る。水や不揮発性液体などの軟化剤と相溶しうる範囲が
広いため、軟化度を調整するのが簡単であるうえ、加え
る軟化剤の量を調節することにより所望の粘(接)着性
を有する粘(接)着剤が得られる。軟化剤と相溶しうる
範囲が広いため。
被接着面が濡れていても、その水分を吸収し被接着物を
容易に貼付することが可能となる。被接着面の水分を吸
収しても簡単に流動化することがない。軟化剤を用いて
最良の粘(接)着性を発現しうる軟化度に調整するのも
容易である。
使用する共重合体自身が若干の粘着性を有するため、上
記第1共重合体と他の単量体がら得られるポリマーに比
較すると使用する軟化剤の量が少なくても充分な粘(接
)着性が得られる。軟化剤との相溶性も良いため、軟化
剤が分離する(ブルーミング現象を生じる)こともない
本発明の粘(接)着剤は、従来の親水性粘(接)着剤に
比べて粘(接)着けがはるかに高い。従来の水溶性粘(
接)着剤では難しかった極性の高い物質の表面へも容易
に被接着物を貼付することが11能である。粘(接)着
剤は粘弾性的性質を有するため、接着剤として用いた場
合に被接着物が衝撃により簡単に剥離することがない。
第1および第2共重合成分の共重合性が高いため、共重
合体は比較的高分子となり、そのため内部凝集力が高い
。従って、粘着剤として用いた場合も、いわゆる糊残り
現象を生じることがない。
この粘(接)着剤は、さらに、抗菌性を有するため保存
中もしくは使用時にカビなどが発生することもない。そ
のため1例えば、湿度の比較的高い押入れ内部の壁紙の
接着に好適に利用されうる。
粘(接)着剤の人体に対する毒性や皮膚に対する刺激性
もない。
さらにごの粘(接)着剤は導電性(帯電防止性)をも有
するため1例えば、ロール状のプラスチック製粘箔テー
プなどに用いると、テープを巻きもどした際に静電気が
発生してテープが目的外の物体に付着することがない。
粘(接)着剤の上記親水性、粘(接)着け2抗菌性およ
び導電性は、共重合体樹脂の組成、軟化剤の種類や量な
どにより所望の度合に調整することが可能である。得ら
れた粘(接)着剤は耐老化性にも優れる。粘(接)着剤
に用いられる共重合体は安価に合成されるため粘(接)
着剤が安価に供給される。このような粘(接)着剤は通
常の粘(接)着剤として利用されるのはもちろん1例え
ば、ポリビニルアルコールなどの水溶性フィルムや水溶
性の紙の表面に塗布して粘着剤層を形成すれば、水溶性
のテープ、例えばスプライシングテープ、が得られる。
また1通常のプラスデックフィルム、紙、布の表面に塗
布して粘着剤層を形成した粘着ラベル、粘着シール、粘
着ステッカ−2壁紙、襖紙、カバークロスなどの用途に
も広く利用されうる。
(以下余白) (実施例) 本発明を実施例につき説明する。
尖3@(Jlll− (A)共重合体の調製: (メタ)アクリル酸エステル
誘導体(第1共重合成分)として2(メタクリルオキシ
)エチルI・リメチルアンモニウムクロライド80g、
第2共重合成分としてアクリル酸2ヒドロキシエチル5
5g、第3共重合成分としてアクリル酸ブチル45g、
そして溶媒としてメチルアルコール85gを還流冷却装
置を備えた反応容器に仕込み、N2気流下、攪拌しなが
ら60℃に加温した。重合触媒としてはアゾビスイソブ
チロニトリル0.6gを使用した。触媒は100m4の
メチルアルコールに溶解させ、4時間ごとに5 mlず
つ4回1次いで、1onlずつ3回反応系に投入した。
さらに反応温度を70℃とし、10IIljIずつ3時
間ごとに5回投入した。重合反応中に、特に重合初期(
触媒溶液投入後2〜14時間)に2反応液の粘度が著し
く上昇した場合には、攪拌が困難となりゲル化や暴走反
応が起こるおそれもあるため、エチルアルコールを30
1117!ずつ追加した。このようにして2反応液は見
かけの粘度が30.0OOcps (センチボイズ)以
下に保たれた。触媒溶液投入完了後も同温度(70℃)
で6時間攪拌を続け1重合開始時から45時間後に反応
を終了させた。得られた反応液はやや乳白色の液であり
、含有される共重合体の濃度は25.2%、粘度は21
℃で約33,000cpsであった。得られた共重合体
の重量平均分子量は約440.000であった。
この共重合体溶液を流延・乾燥して得られた皮膜は、乾
燥状態では強靭で粘着性のない樹脂状であった。皮膜は
空気中に長時間放置すると吸湿しやや粘着性を帯びるが
、粘(接)着剤としては不充分である。この共重合体は
、そのまま、水活性化型の水溶性接着剤として利用され
得、支持体表面に塗布して接着ラベルや接着シートとじ
て好適に用いられる。共重合体に軟化剤を適度に配合す
ると粘着剤が得られ、粘着ラベルなどに利用されうる。
このようにして得られる粘(接)着剤はいずれも水に可
溶である。
(B)共重合体の接着力評価: (A)項で得られた共
重合体溶液を坪量約70g/m2のクルバック加工を施
した強化クラフト紙(引張り強度7.4kg/151)
の片面にその乾燥後の重量が100cm”あたり0.3
gとなるように塗布・乾燥した。これを幅15mmに切
断して試料テープを得た。このテープの共重合体層表面
を水で湿らし、清拭したガラス板表面に密着させた。乾
燥後、180°折り返し剥離法により接着力を測定した
ところ1360g/15mmであった。
(C−1)粘着剤および粘着シートの調製= (A)項
で得られた共重合体100重量部とジググセ9フ30重
量部とを含有するアルコール溶液を得た。
この粘着剤溶液から得られる粘着剤は、水溶性の粘着剤
として粘着ラベルなど広範囲の用途に使用されうる。こ
の粘着剤溶液を坪量約70g/m2のクルパック加工を
施した強化クラフト紙と厚さ25μmの延伸ポリプロピ
レンフィルムとの積層体のクラフト紙面上に、乾燥後の
重量が100cm2あたり0.5gとなるように流延・
乾燥した。
(D−1)粘着シートの性能評価:  (C−1)項で
得られた粘着シートを用い1次の方法で性能を評価した
。その結果、SP粘着力値は620g/15mm、ボー
ルタック値は21であり、凝集破壊は認められなかった
(1)SP粘着力値:粘着シートを15m++幅に切断
し粘着テープを得る。この粘着テープをサンドペーパー
(1280)で研摩したステンレス鋼板(約5cm X
 IQcm )面に約7 crnの長さにわたり貼付し
、2kgのゴム張りローラーを用いl往復して圧着する
圧着後、21℃で30分以上放置した後、その一端を1
80°折り返して300mm 7分の定速強制剥離を行
い、このときの粘着力を測定する(JIS−Z−152
2)。
(2)ボールタンク値二粘着シートを幅約301゜長さ
250 vAに切断し粘着テープを得る。室温でこの粘
着テープの粘着面を外側にして306の傾斜面に固定す
る。粘着面の斜面上部から下方に向がってほぼ中程の部
分を、非粘着薄フィルムで覆う。
その境界線から斜面上へ100++mの個所から、清浄
に拭かれたボールベアリング球を自然転送させる。
粘着面と非粘着面の境界線から100mm以内で自然停
止する球のうちの最大法の直径(1/32インチ単位と
し、その分子の数をもって示す;例えば17/32イン
チであれば17)をボールタンク値とする(JIS−Z
−0237>。
(3)凝集破壊性:SP粘着力値を測定する際に粘着テ
ープを定速剥離したときにスチール板表面に粘着剤の一
部が残留するか否かを調べた。粘着剤が残留した場合は
凝集破壊が生じたと判断する。
(C−2)粘着剤および粘着シートの調製= (A)項
で得られた共重合体溶液のポリマー成分100重量部に
対して6水和塩化マグネシウム35重量部を加えて粘着
剤溶液を得た。この粘着剤溶液は塗布・乾燥すると空気
中の水分を適当に吸収して粘着剤として機能する。この
粘着剤は3例えば、各種用途のラベル、シール、ステン
カーなどの接着に好適である。上記粘着剤溶液を用いて
(C−1)項と同様の方法で粘着シートを得た。
(D−2)粘着シートの性能評価:  (C−2)項で
得られた粘着シートを用い、  (D−1)項と同様に
その性能を評価した。sp粘着力値は560g/15m
m、ボールタック値は16であり、凝集破壊は認められ
なかった。
((、−3)粘着剤および粘着シートの調製: (A)
項で得られた共重合体100重量部とジググセ9フ30
重量部とを含有するアルコール溶液を調製した。これを
厚さ50μmの延伸された架橋ポリビニルアルコールフ
ィルムの片面にその乾燥後の厚さが約50μmとなるよ
うに塗布・乾燥して粘着シートを得た。
(D−3)粘着剤の性能評価: il+抗菌抗菌性評価性粘着シート ctn X 5 
cmの大きさに切断し試験片を15枚得た。この試験片
3枚の粘着剤層表面にそれぞれ大腸菌を約106個/m
βの割合で含有する菌体液1 tallをほぼ均等に噴
霧した。そのうちの1枚を速やかに5CDLPブイヨン
100+njl中に洗い出し、その中の生菌数を5CD
LP寒天培地を用いて混釈平板培養法により測定した。
残りの2枚を35℃でシャーレ内に保存し、1時間後お
よび2時間後に試験片を1枚ずつ回収し、同様の方法で
生菌数を測定し、た。菌体液を噴霧直後に測定した生菌
数からそれぞれの値を差し引き。
生菌の減少率を算出した。その結果を下表に示す。
大腸菌の代わりに緑膿菌、黄色ブドウ状球菌、白が、1
菌および黒こうじかび菌についても同様の方法で試験を
行った。ただし、白宕菌と黒こうじかび菌の保存温度は
25℃とし、 GPLP寒天培地を用いて測定した。そ
れぞれの結果を下表に示す。
比較例として水溶性の性質を有する下記組成の粘着剤を
調製し、同様の試験を行った。その結果を下表に示す。
ポリビニルピロリドン(kollidon−に−90;
 BASF社製)100重量部 ジグリセリン          60重量部(以下余
白) 使用菌株 大腸菌: Escherichia coli rlD
 0−55緑膿菌: Pseudomonas aer
uginosa 110 P−1黄色ブドウ球菌: 5
taphylococcus aureusFDA 2
09 P 白廚菌: Trichophyton mentagr
ophytesIPO6202 黒こうじかび菌:八spergillus niger
 IFO4414(2)電気的特性:  (C−3)項
の組成の粘着剤を約50μmの厚さの皮膜とし、その電
気的特性を調べた。体積固有抵抗率は7.8Ω・cm、
表面抵抗率は560Ωであった。
大麹遺( (A)共重合体の調製: (メタ)アクリル酸エステル
誘導体(第1共重合成分)として3 (メタクリルオキ
シ)2ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
ライド60g、第2共重合成分としてアクリル酸2ヒド
ロキシエチル40gおよびアクリル酸2ヒドロキシプロ
ピル80g、そして溶媒として水60gおよびメチルア
ルコール40gを用いて実施例1 (A)項と同様に共
重合体を調製した。
得られた反応液に含有される共重合体の濃度は23.3
%、21℃での粘度は約41 、0OOcpsであった
。得られた共重合体の重量平均分子量は約620,00
0であった。
得られた共重合体は水またはアルコールに可溶である。
共重合体の皮膜を形成すると、乾燥状態では粘着性をも
たないが、空気中に放置して平衡状態に達すると粘着性
を有するようになる。例えば、70〜80%R)lとい
う高湿度下であれば、約2時間放置すると粘着剤として
使用できる程度の粘着性が得られる。通常の湿度下では
、軟化剤を少量加えて用いる。
(B)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(A)
項で得られた共重合体100重附部とジググセ9フ20
重量部とを含有するアルコール溶?&を調製した。これ
を用いて実施例1  (C−1)項と同様の方法で粘着
シートを調製した。
(C)粘着剤の性能評価二本実施例(B)項で得られた
粘着シートを用い、実施例1(D−1)項の方法で粘着
剤の性能を評価した。SP粘着力値は650g/15m
m 、  ボールタック値は28であり、凝集破壊は認
められなかった。
大施孤主 (A)共重合体の調製: (メタ)アクリル酸エステル
誘導体(第1共重合成分)として3 (アクリルオキシ
)プロビルトリメチルアンモニウムクロライド110g
、第2共重合成分としてメタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル20gおよびアクリル酸2−ヒドロキシプロピル5
0g、そして溶媒として水120gを用いて実施例1 
(A)項に準じて共重合体を調製した。ただし、触媒と
して過硫酸カリウムを用い5その0.04 gを100
gの水に溶解した。
反応温度は前半を70°C2後半を80℃とした。得ら
れた反応液はやや乳白色の溶液であった。共重合体濃度
は21.7%であり、21°Cでの粘度は約46,00
0cpsであった。得られた共重合体の重量平均分子量
は約730,000であった。
この共重合体溶液から得られるポリマーは、水またはア
ルコールに可溶である。この共重合体の皮膜を形成する
と、乾燥状態では粘着性をもたないが2例えば、70%
R1+の空気中に4時間以上放置するとやや粘着性を有
するようになる。この共重合体は、水活性化型水溶性接
着剤として接着ラベルや接着シートに用いられる。共重
合体に軟化剤を配合すると粘着ラベルなどに好適な粘着
剤が得られる。
(B)共重合体の接着力評価:本実施例(A)項で得ら
れた共重合体溶液を用い、実施例1 (B)項と同様に
共重合体の接着力を測定したところ1550g/15m
mであった。
(C−1)粘着剤および粘着シートの調製:本実施例(
A)項で得られた共重合体100重景重量ポリプロピレ
ングリコール(分子量約1,000) 30重量部とを
含有する水/アルコール溶液を調製した。これを用いて
実施例1  (C−1)項と同様の方法で粘着シートを
調製した。
(D−1)粘着剤の性能評価:本実施例(C−1)項で
得られた粘着シートを用い、実施例1 (D−1)項の
方法で粘着剤の性能を評価した。SP粘着力値は670
g/15mm 、ボールクック値は22であり、凝集破
壊は認められなかった。
(C−2)粘着剤および粘着シー1−の調製:本実施例
(A)項で得られた共重合体100重川部用ポリエチレ
ンイミン(重合度約3,000)の酢酸中和物40重量
部とを含有する水/アルコール溶液を調製した。これを
用いて実施例1  (C−1)項と同様の方法で粘着シ
ートを調製した。
(D−2)粘着剤の性能評価二本実施例<C−2)項で
得られた粘着シートを用い、実施例1 (D−1)項の
方法で粘着剤の性能を評価した。SP粘着力値は720
g/15mm 、  ボールタック値は27であり、凝
集破壊は認められなかった。
実施例↓ (A)共重合体の調製: (メタ)アクリル酸エステル
誘導体(第1共重合成分)として2(メタクリフレオニ
1−シ)エチルトリメチルアンモニウムクロライド 酸2ヒドロキシエチル30gおよびアクリル酸2ヒドロ
・トシプロピル70g,第3共重合成分として酢酸ビニ
ル50g2そして溶媒としてメチルアルコール70gを
用いて実施例1 (A)項に準じて共重合体を調製した
。ただし、触媒の量を0.7 gとした。
得られた反応液は半透明な溶液であり,含有される共重
合体の濃度は29.8%,21℃での粘度は約38、 
000cpsであった。得られた共重合体の重量平均分
子量は約400, 000であった。
この共重合体溶液から得られるポリマーは水に溶解しな
いが,水に浸漬すると約5倍にまで膨潤する。共重合体
溶液を塗布・乾燥して得られた皮膜は強靭で非粘着性で
ある。空気中に長時間放置しても粘着剤として使用でき
るほどの粘着性は得られない。この共重合体は水活性化
型接着剤としで,また、適当な軟化剤を加えることによ
り粘着剤として各種用途に利用されうる。
(B−1)接着剤の調製およびその性能評価:本実施例
(A)項で得られた共重合体溶液のポリマー成分100
重量部あたりポリオキシエチレン(20)ポリオキシプ
ロピレン(20)グリコール30重量部を加えて接着剤
溶液を得た。これを用い,実施例1 (B)項の方法に
準じて接着剤層を有するシートを調製し,接着力を測定
したところ, 1030g/15mmであった。
(B−2)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(
A)項で得られた共重合体100重量部とジメチルヤシ
アルキルベタイン(アノンBFi商品名)50重量部と
を含有するアルコール溶液を調製した。これを用いて実
施例1  (C−1)項と同様の方法で粘着シートを調
製した。
(C−2)粘着剤の性能評価二本実施例(B−2)項で
得られた粘着シートを用い、実施例1 (D−1)項の
方法で粘着剤の性能を評価した。SP粘着力値は550
g/15mm 、ボールクック値は12であり、凝隼破
壊は認められなかった。
(B−3)粘着剤および粘着シートの調製二本実施例(
A)項で得られた共重合体100重量部とベンタンジオ
ール30重量部およびラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン20重量部とを含有するアルコール溶液を調製した。
これを用いて実施例1  (C−1)項と同様の方法で
粘着シートを調製した。
(C−3)本実施例(B−3)項で得られた粘着シート
を用い、実施例1  (D−1)項の方法で粘着剤の性
能を評価した。sp粘着力値は580g/15mm、ボ
ールクック値は18であり、a集破壊は認められなかっ
た。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、親水性に優れ。
粘(接)着力が高く、かつ抗菌性および導電性をあわせ
もつ粘(接)着剤が得られる。
本発明の粘(接)着剤は親水性の粘(接)着剤であるた
め、粘(接)着剤を水で溶解もしくは膨潤させると1例
えば貼付したラベルおよび使用した粘(接)着剤を被接
着面から容易かつ完全に除去しうる。水で濡れた面へも
ラベルなどの被接着物を貼付することが可能である。粘
(接)着けも従来の親水性粘(接)着剤に比べてはるか
に高い。
内部凝集力にも優れるため、いわゆる糊残り現象を生じ
ることがない。さらに粘(接)着剤は抗菌性に優れるた
め、カビなどが発生することがない。
そのため2例えば湿度の高い押入れ内部の壁紙などの接
着に好適に用いられる。粘(接)着剤の人体に対する毒
性や皮膚刺激性もない。粘(接)着剤は導電性を有する
ため5例えば、粘着剤の層をプラスチック支持体上に設
けた粘着テープを調製すると、使用時にテープの巻きも
どしによる静電気の発生がな(、テープが目的外の物体
に付着することがない。
上記粘(接)着剤の親水性、抗菌性および導電性は、共
重合体樹脂の組成、軟化剤の種類や量などにより所望の
度合に調製されうる。そのため。
各種用途の粘(接)着剤として広く利用されうる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1共重合成分と第2共重合成分とを含有する共重
    合体を主成分とする粘着剤または接着剤であって、 (1)該第1共重合成分が、置換アンモニオ基を有する
    基が(メタ)アクリルオキシ基とエステル結合により結
    合した化学構造の(メタ)アクリル酸エステル誘導体で
    あり;そして、 (2)第2共重合成分が(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
    アルキルエステルである、 粘着剤または接着剤。 2、前記共重合体中に前記第1共重合成分が15〜75
    重量%の割合で、そして第2共重合成分が25〜65重
    量%の割合で含有される特許請求の範囲第1項に記載の
    粘着剤または接着剤。 3、水もしくはアルコールに可溶の液体、または水を軟
    化剤として含有する特許請求の範囲第1項に記載の粘着
    剤または接着剤。 4、水とともに保水剤を含有する特許請求の範囲第3項
    に記載の粘着剤または接着剤。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502035A (ja) * 1973-02-24 1975-01-10
JPS57109748A (en) * 1980-12-26 1982-07-08 Sanyo Chem Ind Ltd Method for improving stability of cationic vinyl monomer
JPS58125748A (ja) * 1981-10-15 1983-07-26 アライド・コロイズ・リミテイド 壁装材プレペイスト用接着剤組成物

Patent Citations (3)

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