JPS625806A - 集成板の製造方法 - Google Patents
集成板の製造方法Info
- Publication number
- JPS625806A JPS625806A JP14618185A JP14618185A JPS625806A JP S625806 A JPS625806 A JP S625806A JP 14618185 A JP14618185 A JP 14618185A JP 14618185 A JP14618185 A JP 14618185A JP S625806 A JPS625806 A JP S625806A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joining
- laminated board
- lamina
- width direction
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
(産業上の利用分野)
本発明は、住宅の構造材や造作材および建築用資材等と
して使用される、間伐材等の小径木を用いて得られる集
成板の製造方法に関するものである。
して使用される、間伐材等の小径木を用いて得られる集
成板の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
現在、我国においては、第二次大戦後造林された、杉、
檜等の森林において間伐時期に達しており、膨大な間伐
必要体が潜在している。
檜等の森林において間伐時期に達しており、膨大な間伐
必要体が潜在している。
しかるに、近年、これまで間伐材が利用されていた分野
に、セメント、鉄製品等の参入により需要構造の変化を
生じ、適正な価格での売買が困難な状況にある。このた
め、間伐に要する経費を間伐材の売上げで賄う事が出来
ず、間伐が手遅に成っている。
に、セメント、鉄製品等の参入により需要構造の変化を
生じ、適正な価格での売買が困難な状況にある。このた
め、間伐に要する経費を間伐材の売上げで賄う事が出来
ず、間伐が手遅に成っている。
この需要拡大対策として、製材品としてログハウス部材
、イスやテーブルへの利用等種々の提案がなされている
他、集成化に関するものとしては、例えば特開昭58−
82707に見られるように、これら小径木を長手方向
に同一幅を持つ長尺材に製材して集成化し、用途の拡大
を計ろうとする発明がなされている。
、イスやテーブルへの利用等種々の提案がなされている
他、集成化に関するものとしては、例えば特開昭58−
82707に見られるように、これら小径木を長手方向
に同一幅を持つ長尺材に製材して集成化し、用途の拡大
を計ろうとする発明がなされている。
しかし、なから、これらの発明においては、一般的に間
伐材は、末口側よりも元口側の方が直径が大きいにもか
かわらず、いずれも、ラミナの幅が末口側も元口側も同
一であるため、長尺のラミナを得ようとすると丸太から
の歩留りが悪くなり、必然的に短尺化して歩留りを向上
させなければならないという欠点を有している。さらに
、短尺化したラミナを用いて長尺板を得ようとすれば、
縦方向の接合が必要となり、その分工程が増えるためコ
ストアップにつながる。また、縦方向の接合は木口接着
となるため、強度的な信頼性も低下する。特に、厚さ方
向のラミナが一層だけであるような集成板の場合には、
この影響を受けやすいという欠点も有している。
伐材は、末口側よりも元口側の方が直径が大きいにもか
かわらず、いずれも、ラミナの幅が末口側も元口側も同
一であるため、長尺のラミナを得ようとすると丸太から
の歩留りが悪くなり、必然的に短尺化して歩留りを向上
させなければならないという欠点を有している。さらに
、短尺化したラミナを用いて長尺板を得ようとすれば、
縦方向の接合が必要となり、その分工程が増えるためコ
ストアップにつながる。また、縦方向の接合は木口接着
となるため、強度的な信頼性も低下する。特に、厚さ方
向のラミナが一層だけであるような集成板の場合には、
この影響を受けやすいという欠点も有している。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、丸太からの歩留りが高く、長尺板においても
強度の優りだ集成板の製造方法を提供せんとするもので
ある。
強度の優りだ集成板の製造方法を提供せんとするもので
ある。
「発明の構成」
(問題点を解決するための手段)
以下に本発明を一実施例により図面と共に説明する。
まず、第2図に示すように比較的小径の丸太の場合は(
イ)のように、また比較的大径の場合は仲)のように、
長尺の小径丸太1,1′を製材して同一厚さの板2,2
′を得る。こ−うして得られた製材板2゜2′は、次に
、第3図に示すように、断面が台形状になるように樹皮
の付いた耳の部分3を丸のこ、カッター等、適宜の方法
で切削する。この時、一般に、間伐材等の小径丸太は、
元口側よりも末口側の方が狭いため、歩留りを向上させ
るためほぼ樹幹の形状にそって、末口側を上底、元口側
を下底とするような、はぼ台形状に直線的に切削を行う
。また、木裏面8と、側面5,5′のなす角度4゜4′
は特に限定するものではないが、4と4′は各ラミナに
おいて常に同−一定であることが必要である。こうして
得られたラミナ6は第5図に示すように、木表側7と木
裏側8および末口側9と元口側10が、交互に表面に現
れるように幅方向に適宜の方法で接着接合する。この際
、本考案における接着面は、用いるラミナの形状のため
必然的にスカーフジヨイント的に傾斜しており、接着面
積が広い分だけ、通常のバットジヨイントに比べ接着強
度は高くなっているものの、接合面11に予め凹凸実加
工12.1’2’やフィンガー加工13゜13′を行っ
たり、ダボ穴14や、四方「工15を行ってダボ14′
や雇い実15′等の何等かの接合手段を併用すれば、よ
り強固な接合が得られる。こうして接合された広巾の板
は、接着完了後、目的に応じ必要な幅に切断され、自然
にあるいは人工的に乾燥させて集成板16が得られる。
イ)のように、また比較的大径の場合は仲)のように、
長尺の小径丸太1,1′を製材して同一厚さの板2,2
′を得る。こ−うして得られた製材板2゜2′は、次に
、第3図に示すように、断面が台形状になるように樹皮
の付いた耳の部分3を丸のこ、カッター等、適宜の方法
で切削する。この時、一般に、間伐材等の小径丸太は、
元口側よりも末口側の方が狭いため、歩留りを向上させ
るためほぼ樹幹の形状にそって、末口側を上底、元口側
を下底とするような、はぼ台形状に直線的に切削を行う
。また、木裏面8と、側面5,5′のなす角度4゜4′
は特に限定するものではないが、4と4′は各ラミナに
おいて常に同−一定であることが必要である。こうして
得られたラミナ6は第5図に示すように、木表側7と木
裏側8および末口側9と元口側10が、交互に表面に現
れるように幅方向に適宜の方法で接着接合する。この際
、本考案における接着面は、用いるラミナの形状のため
必然的にスカーフジヨイント的に傾斜しており、接着面
積が広い分だけ、通常のバットジヨイントに比べ接着強
度は高くなっているものの、接合面11に予め凹凸実加
工12.1’2’やフィンガー加工13゜13′を行っ
たり、ダボ穴14や、四方「工15を行ってダボ14′
や雇い実15′等の何等かの接合手段を併用すれば、よ
り強固な接合が得られる。こうして接合された広巾の板
は、接着完了後、目的に応じ必要な幅に切断され、自然
にあるいは人工的に乾燥させて集成板16が得られる。
乾燥は、製材後ただちに行っても良いか、集成化された
後に行った方が、木表側7と木裏側8および末口側9と
元口側10が、交互に接層接合されているため、乾燥時
の反り、狂を各ラミナか相互に打ち消しあい、全体とし
ての反り、狂も少なくなり、結果的に歩留りの高い集成
板が得られる。こうして得られた集成板16は必要に応
じてプレーナー等を用いて表面を平滑にして、造作用材
、構造用材、あるいはそれらの芯材その他として利用で
きる。
後に行った方が、木表側7と木裏側8および末口側9と
元口側10が、交互に接層接合されているため、乾燥時
の反り、狂を各ラミナか相互に打ち消しあい、全体とし
ての反り、狂も少なくなり、結果的に歩留りの高い集成
板が得られる。こうして得られた集成板16は必要に応
じてプレーナー等を用いて表面を平滑にして、造作用材
、構造用材、あるいはそれらの芯材その他として利用で
きる。
なお、必要であればこの集成板を厚さ方向に積層して用
いてもなんら支障は無い。
いてもなんら支障は無い。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によって得られる集成板は
、各ラミナが長さ方向にも厚さ方□向にも台形状の断面
を有するように製材されているため丸太からの歩留りが
高く、かつ長尺の丸太から得られた長尺のラミナを用い
ることにより、縦方向の継目が無い、強度的な信頼性や
安全性の高い長尺集成板が得られる。また、木表側と木
裏側および末口側と元口側が交互に接合されているため
に、吸湿吸水等による使用時における反り、狂い等の応
力を夫々が打ち消しあうため、全体として狂のない安定
した集成板が得られるという効果が有る。
、各ラミナが長さ方向にも厚さ方□向にも台形状の断面
を有するように製材されているため丸太からの歩留りが
高く、かつ長尺の丸太から得られた長尺のラミナを用い
ることにより、縦方向の継目が無い、強度的な信頼性や
安全性の高い長尺集成板が得られる。また、木表側と木
裏側および末口側と元口側が交互に接合されているため
に、吸湿吸水等による使用時における反り、狂い等の応
力を夫々が打ち消しあうため、全体として狂のない安定
した集成板が得られるという効果が有る。
さらに、安価で利用価値の少ない間伐材等の小径木を用
いることにより、その需要の拡大を計られるという極め
て有益なる効果も有する。
いることにより、その需要の拡大を計られるという極め
て有益なる効果も有する。
第1図は本発明によって得られる集成板を示す斜視図。
第2図は木取り方法の例を示す丸太木口面であって(イ
)は比較的小径丸太、(ロ)は比較的大径丸太を示す。 第3図は製材された挽板の断面図、第4図はラミナを示
す斜視図、第5図はラミナを幅方向に接合した状態を示
す斜視図、第6図はラミナの幅方向の接合方法を示す断
面図であって、←)は実接合、(ロ)はフィンガー接合
、(ハ)はダボ接合、そしてに)は雇い実接合を示す。 1.1′・・・小径丸太 2,2′・・・挽板3・・・
耳 4,4′・・・木裏面と側面のなす角5.5′・・
・側面 6・・・ラミナ 7・・・木表側 8・・・木
裏側 9・・・末口側 10・・・元口側 11・・・
接合面 12・・・6実加工 12′・・・凹実加工
13.13’・・・フィンガー加工 14・・・ダボ穴
14′・・・ダボ 15・・・凹加工 15′・・・
雇い実 1゛6・・・集成板 特 許出願人 株式会社住建産業 第5図 一図 来 第1図 p 第2図
)は比較的小径丸太、(ロ)は比較的大径丸太を示す。 第3図は製材された挽板の断面図、第4図はラミナを示
す斜視図、第5図はラミナを幅方向に接合した状態を示
す斜視図、第6図はラミナの幅方向の接合方法を示す断
面図であって、←)は実接合、(ロ)はフィンガー接合
、(ハ)はダボ接合、そしてに)は雇い実接合を示す。 1.1′・・・小径丸太 2,2′・・・挽板3・・・
耳 4,4′・・・木裏面と側面のなす角5.5′・・
・側面 6・・・ラミナ 7・・・木表側 8・・・木
裏側 9・・・末口側 10・・・元口側 11・・・
接合面 12・・・6実加工 12′・・・凹実加工
13.13’・・・フィンガー加工 14・・・ダボ穴
14′・・・ダボ 15・・・凹加工 15′・・・
雇い実 1゛6・・・集成板 特 許出願人 株式会社住建産業 第5図 一図 来 第1図 p 第2図
Claims (5)
- (1)間伐材等の小径木1、1′を製材加工し、その断
面が台形で、かつ末口側の幅よりも元口側の幅の方が広
いラミナ6を形成し、該ラミナ6を、木表面と木裏面、
および末口面と元口面とが、交互に表面に現れるように
幅方向に接合してなる、縦方向の接合の無いことを特徴
とする集成板の製造方法。 - (2)幅方向に接合するに際して、接合面に凹凸実加工
12、12′を施すことを特徴とする特許請求の範囲第
一項記載の集成板の製造方法。 - (3)幅方向に接合するに際して、接合面にフィンガー
加工13、13′を施すことを特徴とする特許請求の範
囲第一項記載の集成板の製造方法。 - (4)幅方向に接合するに際して、接合面にダボ接合1
4、14′を施すことを特徴とする特許請求の範囲第一
項記載の集成板の製造方法。 - (5)幅方向に接合するに際して、接合面に顧い実接合
15、15′を施すことを特徴とする特許請求の範囲第
一項記載の集成板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14618185A JPS625806A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 集成板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14618185A JPS625806A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 集成板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625806A true JPS625806A (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=15401965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14618185A Pending JPS625806A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 集成板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625806A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011093128A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Meinan Mach Works Inc | セパレーテッドスカーフ面の形成方法 |
JP2015206255A (ja) * | 2014-10-07 | 2015-11-19 | 松原産業株式会社 | 組み立て用フローリング基材 |
US10480045B2 (en) | 2012-03-26 | 2019-11-19 | Kurion, Inc. | Selective regeneration of isotope-specific media resins in systems for separation of radioactive isotopes from liquid waste materials |
JP2020134914A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | 澄夫 山本 | 竹材を用いた弦楽器 |
JP2023117568A (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-24 | 大輔 宮崎 | 単板及び単板を用いた化粧棚装置並びに単板の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5557410A (en) * | 1978-10-26 | 1980-04-28 | Chugoku Kikai Seisakusho Kk | Sawing method of wood |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14618185A patent/JPS625806A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5557410A (en) * | 1978-10-26 | 1980-04-28 | Chugoku Kikai Seisakusho Kk | Sawing method of wood |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011093128A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Meinan Mach Works Inc | セパレーテッドスカーフ面の形成方法 |
US10480045B2 (en) | 2012-03-26 | 2019-11-19 | Kurion, Inc. | Selective regeneration of isotope-specific media resins in systems for separation of radioactive isotopes from liquid waste materials |
JP2015206255A (ja) * | 2014-10-07 | 2015-11-19 | 松原産業株式会社 | 組み立て用フローリング基材 |
JP2020134914A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | 澄夫 山本 | 竹材を用いた弦楽器 |
JP2023117568A (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-24 | 大輔 宮崎 | 単板及び単板を用いた化粧棚装置並びに単板の製造方法 |
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