JPS6257800A

JPS6257800A - プレスの動的平衡装置

Info

Publication number: JPS6257800A
Application number: JP60198195A
Authority: JP
Inventors: Shozo Imanishi; 詔三今西; Mitsuo Sato; 佐藤　光夫
Original assignee: Aida Engineering Ltd
Current assignee: Aida Engineering Ltd
Priority date: 1985-09-07
Filing date: 1985-09-07
Publication date: 1987-03-13
Also published as: KR900005911B1; JPH0343958B2; EP0218773A1; EP0218773B1; CA1267001A; DE3670894D1; KR870002939A; US4817456A; ATE53900T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はプレスの動的平衡装置に関するものである。

（従来の技術）プレスにおいて昇降運動を行うスライドならびに偏心し
て回転するクランク軸の質量の慣性力を機械内部で動的
に平衡させるため、従来はクランク軸またはスライドか
らギヤ、レバー、リンク等を介して相対的に連動するバ
ランスウェイトラ設けていた。このため従来技術では構
造が複雑となり大形化するという問題があった。

上記した従来技術を解決するために、本願発明者は特願
昭５９−３８２５８号を提案した。

提案された発明は、クランク軸の偏心部に適合させたコ
ネクチングロッドの頭部にリンクを枢着し、前記クラン
ク軸の軸心両側近傍にプレススライドの運動方向に対向
して可動する一対のバランスウェイトを設け、前記各々
のバランスウェイトの上端に連結したレバーをスライド
中心部分で重合して前記リンクと枢着し、さらに前記各
レバーは中間部をプレスフレームに枢着したものであっ
た。

上記発明はプレスフレーム内容積を有効に利用してバラ
ンスウェイトを設けたことと、構造が簡単でかつ小形化
に成功したことで従来技術にはみられなかった利点をも
っていた。しかしながら、この発明はバランスウェイト
と連結させたレバーとスライドと連結したコネクチング
ロッドとがリンクで結合されているので、スライド等を
平衡させる作用点がクランク軸の軸心と一致していない
ため、欠点とはいえないまでも完全なバランスをさせる
には至らないといった問題があった。

（問題点を解決するための手段）本願発明は従来技術の問題点を解決すると共に、発明者
が提案した先の発明をさらに改良したものである。

本発明はクランク軸の偏心部とスライドとを連結するコ
ネクチングロッドの取付部に、コネクチングロッドと一
体に駆動されるリンクを設け、一方、クランク軸の前後
位置にプレススライドの運動方向に対向して可動する一
対のバランスウェイトを設け、前記各々のバランスウェ
イトの上端に連結したレバーをスライド中心部分で重合
して前記リンク上端と枢着し、さらに前記各レバーは中
間部をプレスフレームに枢着したものである。

（作用）クランク軸が回転すると、コネクチングロッドを介して
スライドが昇降する。また、コネクチングロッドと共に
リンクが上下に移動し、リンク上端に設けたレバーが枢
軸部を中心に揺動運動を行い、これによってバランスウ
ェイトはスライドが上昇するときは下降し、また下降す
るときは上昇する方向へ運動してスライドの質量の慣性
力を動的に平衡させる。

（実施例）第１図はプレス主要部となるクラウン部分の縦断正面、
第２図は第１図ＩＩ　−ＩＩＩｎ２第３図は第２図ｍ−
ｍ断面図である。

第１図においてプレスのフレームはクラウンｌがコラム
２上に載置され、図示しないプレスベッドと共に連結固
定するタイロッド３で構成されている。前記クラウンｌ
にはクランク軸４が軸架されており、クラウン１から突
出させた部分にフライホイール５が、また他端にはブレ
ーキ６が設けられている。フライホイール５には図示し
ないクラッチが内装されており、また、これも図示しな
いモータとベルトで連結されているので、モータにより
回転駆動されるフライホイール５の回転力をクラッチに
よりクランク軸４に伝達する。

前記クラタンク軸４には２個所の偏心部４ａ、４ａが形
成されており、該偏心部４ａ　、　４ａにコネクチング
ロッド７．７が装着されている。また、前記コネクチン
グロッド７．７の下端の球部８，８にはスライド９が連
結されている。さらに前記クランク軸４には偏心部４ａ
、４ａに対応して動的な平衡をとるパンランスウェイト
１０．ｔｏが設けられている。

次に各図を参照して本発明装置を説明する。バランス装
置はクランク軸４の各々の偏心部４ａに設けられている
ので、以下の説明は一方についてのみ行うが、構造その
他は他方についても同じである。

クランク軸４の偏心部４ａには、コネクチングロッド７
の他にコネクチングロッドとは反対方向（上向き）に延
びるリンク２ｏが装着されている。

特に第１図を参照して偏心部４ａにはブツシュ２１がは
め込まれており、コネクチングロッド７はブツシュ２１
に装着され、リンク２０　、２０はコネクチングロッド
の前後に各１枚が装着されている。そしてリンク２０　
、２０は途中部分を固定ポルト２２で連結されている。

一方、リンク２０が延長された自由端の近傍には前記ク
ラウンｌの一部を構成する取付フレームｌａ、ｌａが設
けられている。そして取付フレームｌａ、ｌａにはリン
ク２０の前後位置にプレスのクランク軸と平行な支点軸
２）　、２）が架設されている。ざらに又、前記支点軸
２）　、２）には軸の前後方向に延びるレバー２４　、
２４が装着されており、プレスの中心に向う部分は重合
されて前記リンク２０の上端部分と共に枢軸２５で連結
されている。

なお、枢軸２５とレバー２４の連結部分には、何れか一
方のレバー（第２図では枢軸２５から左方向へ延びるレ
バー）と、枢軸２５との間に偏心ブツシュ２Ｇを介在さ
せて連結する。これはリンク２０の上下連動によってレ
バー２４　、２４に支点軸２）を中心とする揺動Ｍ動を
起させるのであるが、レバー２４．２４の自由端は互い
に支点軸２）を中心に円弧状の軌跡に沿った運動をしよ
うとするので、通常の軸で連結したのではレバーとリン
クがロック状態となってしまう、そこで前記レバー２４
の一方に偏心ブツシュ２８ｔ−装入することによって前
述した系統のロックを防止している。

第２図において、枢軸２５の連動に注目すれば、枢軸２
５の軌跡は左側のレバー２．４のアームにより定まる円
弧となり、右側のレバーは偏心ブツシュ２６の作用で左
側のレバーに連動可能となる。従ってこれら偏心ブツシ
ュ２Ｂは両方のレバー２４に設けてもよいことになる。

ざらに又、前記クラウンｌ内にはクランク軸４の前後に
位置するバランスウェイト３０　、３０が、前記レバー
２４　、２４の自由端にピン３）　、３）によって連結
されている。このバランスウェイト３０．３０は。

上端中央部に窪み３０ａ、３Ｑａが形成されており、レ
バー２４　、２４はこの窪み３０ａ　、　３０ａの中に
挿入されビン３）　、３）で連結されている。また、バ
ランスウェイト３０　、３０は、中心部に上下に貫通さ
れた穴３２　、３２が設けられており、クラウンｌの下
部フレームｌｂ、ｌｂに上向きに立設したガイドボスト
３３　、３３が前記穴３２　、３２内に挿入されていて
上下方向に移動可能であり、さらにガイドボスト３３　
、３３と穴３２　、３２との間に球継手３４　、３４が
装着されている。

バランスウェイト３０に形成する穴３２はバランスウェ
イトの中心部分にあけるので、穴の上端は窪み３０ａの
底部に開口し、また、ガイドボスト３３と穴３２との間
に球継手３４を介在させているので、バランスウェイト
３０が上下に移動するとき、上方が左右に揺れても２球
継手３４によってバランスウェイト３０はガイドボスト
３３にガイドされて摺動する。

クランク軸４が回転すると、コネクチングロッド７によ
ってスライド９が上下方向に運動する。

また、同時にコネクチングロッド７と反対方向に設けた
リンク２０が上下方向に連動し、リンク２０はレバー２
４　、２４を枢軸２５　、２５を中心に揺動させる。

このレバー２４　、２４の揺動運動は、さらにバランス
ウェイト３０　、３０をガイドポス？　３３　、３３に
沿って上下方向に連動させることになる。

すなわち、スライド９の運動に対し、バランスウェイト
３０　、３０はスライドとは反対方向に運動してスライ
ド質量の慣性力を動的に平衡させる。

（発明の効果）本発明は、バランスウェイトを上下運動させるレバーと
連結させたリンクをクランク軸の偏心部に装着してリン
クの作用点とクランク軸の作用点とを一致させたので完
全なバランスをさせることができるものである。

また、本発明はバランスウェイトをプレスのクラウン内
に収容したので、フレーム内容積を有効に利用すること
ができる効果がある。

ざらに又、本装置はクランク軸に装着したリンク、リン
クと連結したレバー、ならびにリンクと連結したバラン
スウェイトとで構成されているので、構造が簡単な平衡
装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はプレス主要部を縦断した正面図、第２図は第１
図ＩＩ　−ＩＩ線の断面図、第３図は第２図ｍ−■線の
断面図である。１・・・クラウン　　　　　２・・・コラム３・・・タ
イロッド　　　　４・・・クランク軸４ａ・・・偏心部
　　　　　　５・・・フライホイール６・・・ブレーキ
　　　　　７・・・コネクチングロッド８・・・球部　
　　　　　　９・・・スライド１０・・・バランスウェ
イト　２０・・・リンク２１・・・ブツシュ　　　　　
２２・・・固定ボルト２）・・・支点軸　　　　　　２
４・・・レバー２５・・・枢軸　　　　　　　２Ｂ・・
・偏心ブツシュ３０・・・バランスウェイト　３０ａ・
・・窪み３）・・・ビン　　　　　　　３２・・・穴３
３・・・ガイドボスト　　　３４・・・球継手特　許　
出　願　人　　　アイダエンジニアリング株式会社代理
人　弁理士　　中　　　山　　　　　清手続有口正置（
自発）昭和６０年ｉｏ月１５日ｔ　　ＪＧ件の表示昭和６０年特許願１９８１９５号２　発明の名称プレスの動的平行装置３　補正をする者＝１９件との関係　特許出願人住所　神奈川県相模原市大山町２番ｌＯ号名称　　アイ
ダエンジニアリング株式会社代表取締役　会１）啓之助４代理人住所　東京都千代田区麹町４丁目１番地手続補正書（鮫
）昭和６０年ＩＯ月３）日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）クランク軸の偏心部に適合させ先端にスライドを
連結したコネクチングロッド、前記偏心部に適合させ、コネクチングロッドとは反対方
向に延設したリンク、前記クランク軸の前後に上下方向に移動可能に設けた一
対のバランスウェイト、前記それぞれのバランスウェイトの上端と軸着し、自由
端はクランク軸の上方で重合して前記リンクと枢着し、
中間部分をプレスのフレームに軸止した一対のレバーとを具備するプレスの動的平衡装置。
（２）前記リンクはコネクチングロッドの前後に各１枚
が装着され、リンク中間部分が固定ボルトで連結されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のプレ
スの動的平衡装置。
（３）前記バランスウェイトは上端に窪みが形成され、
窪み底部に開口する貫通された穴が中心部に設けられ、
プレスフレームに立設したガイドポストが前記穴に挿入
されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のプレスの動的平衡装置。
（４）前記バランスウェイトの穴とガイドポストとの間
には球継手が装着されていることを特徴とする特許請求
の範囲第３項記載のプレスの動的平衡装置。
（５）前記レバーの何れか一方には、リンク先端と連結
する枢軸との間に偏心ブッシュが装着されていることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載のプレスの動的平
衡装置。