JP2846142B2 - パンチプレスの質量力平衡装置 - Google Patents

パンチプレスの質量力平衡装置

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JP2846142B2 JP3130499A JP13049991A JP2846142B2 JP 2846142 B2 JP2846142 B2 JP 2846142B2 JP 3130499 A JP3130499 A JP 3130499A JP 13049991 A JP13049991 A JP 13049991A JP 2846142 B2 JP2846142 B2 JP 2846142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フレ−ム，クランク−
又は偏心シャフトと、更に回転力を平衡させる手段によ
って駆動し、また、中間メンバ−を介して該手段に連結
された搖動力（oscilating forces）を平衡させる手段
を含むパンチプレスで質量力を釣り合わせる装置に関
し、その回転力を平衡させる手段は、前記クランク又は
偏心シャフトに直接支持されたパンチプレスの質量力平
衡装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのような質量力を平衡させる装置は、
例えば、US-PS 4 757 734 に開示されているが、その特
許出願明細書に開示された搖動力を平衡させるための釣
合いおもりは、ガイド・メンバ−により垂直に誘導され
る。この設計は、比較的小さな寸法の機械の場合には満
足できるが、寸法の大きな機械の場合には、垂直の誘導
に関係する構造部材に支障を来すことがある。この支障
は、その機械の操作の間の熱膨張に由来するものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の主
目的は、搖動力を平衡させるための釣合いおもりのガイ
ドが、熱膨張で垂直の誘導に悪影響されないように支持
されているパンチプレスでの質量力を平衡させる装置を
提供することにある。更に他の目的は、搖動力を平衡さ
せる手段が、クランクあるいは偏心シャフトの回転軸を
含む垂直平面に関して相互に左右対称に向い合って配置
された釣合いおもりより成り、各々の釣合いおもりは、
第１のエリアにおいてフレ−ムに旋回可能に取付けら
れ、その第１のエリアより遠隔の位置において、中間メ
ンバ−を形成する中間リンクを介して回転力を平衡させ
る手段に連結され、また、向い合って置かれた釣合いお
もりは、操作で旋回運動を行い、第１のエリアから離れ
た第２のエリアで、その旋回運動の垂直方向の運動成分
にお互を相互誘導するのに適用される、パンチプレスで
の質量力を平衡させる装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、前記請
求項１に記載のパンチプレスの質量力平衡装置を要旨と
するもので、かかる装置により上記課題は効果的に克服
される。
【０００５】
【実施例】添付図面を参照した以下の詳細な記述から、
本発明は一層容易に理解され、上記以外の目的も明らか
になるであろう。図１は、本発明の好ましい一例の垂直
断面図である。また、図２は、図１の線II−IIに沿って
切断した断面図である。
【０００６】クランク−又は偏心シャフト５は、装置の
フレ−ム７に支持される。通常の設計により、クランク
又は偏心シャフト５は、一般に知られた技術に従ってパ
ンチプレスのパンチ１２に旋回軸的に取付けられた一あ
るいは複数のパンチングロッド１１を駆動する。更に、
ヨ−ク６は減摩ベアリングを介してクランク又は偏心シ
ャフト５に支持される。このヨ−ク６は、機械の作動に
おいて、回転質量力の平衡に貢献する。中間メンバ−
３，４のそれぞれは、中間メンバ−３，４がリンク・メ
ンバ−として設計されたヨ−ク６のそれぞれの横方向の
端部に取付けられる。これらの中間メンバ−３，４に
は、搖動力の平衡化のために貢献あるいは作動する釣合
いおもり１，２が、それぞれ旋回軸的に取付けられる。
【０００７】従って、回転力を平衡させるヨ−ク６によ
り、釣合いおもり１，２は、搖動力を平衡させるために
中間（リンク）メンバ−３，４を介して機械の操作に組
み込まれる。
【０００８】図より分かるように、釣合いおもり１，２
は、クランクシャフト又は偏心シャフト５の回転軸を通
って延びる垂直面に関して対称に設計される。お互に向
き合った釣合いおもり１，２の二つの端部には、二つの
個々のベアリング・アイレット９，１０がある（図２も
参照）。これらのベアリング・アイレット９，１０は互
いに重なり合い、またピボット・メンバ−８を介して相
互に旋回可能に連結されている。図１の実例によれば、
このピボット・メンバ−８は、ベアリング・アイレット
９，１０の間に垂直に延び、そのそれぞれの端部の第２
エリアでそれぞれのベアリング・アイレット９，１０に
取付けられている。釣合いおもり１，２は、ベアリング
・アイレット９，１０の反対の端部の第１のエリアに突
出部１４，１４ａ及び１５，１５ａをそれぞれ含有す
る。これらの突出部は、機械のフレ−ムにそれぞれ支持
されたシャフト１６，１７に支持されている。
【０００９】従って、操作において、二つの釣合いおも
り１，２は、搖動力の平衡が行われるように、リンクメ
ンバ−３，４を介して、シャフト１６，１７の回りに旋
回状に上方及び下方に揺れ動く。全く明白であるが、釣
合いおもり１，２のベアリング・アイレット９，１０の
水平間隔の変化は、装置の操作において起こる。それ
は、これらのベアリング・アイレット９，１０が、円形
の線の部分に沿って動くからである。間隔のこの小さな
変化は、ピボット・メンバ−８によって吸収されるが、
そのため、該メンバ−８は斜めの位置に動くであろう。
【００１０】一端が機械のフレ−ム７に旋回可能に取付
けられ、また、他端がピボット・メンバ−８を介してお
互いに旋回可能に取付けられた搖動力平衡用の二つの釣
合いおもり１，２が存在するという事実によって、これ
まで必要であった垂直方向の誘導は、もはや必要でなく
なった。
【００１１】図解されたピボット・メンバ−８による釣
合いおもり１，２の垂直方向の相互誘導は、多数の具体
例のうちのただ一つであることを明確に注目すべきであ
る。例えば、釣合いおもり１，２が、例えばラックを介
して相互に対面する端部でかみ合い、あるいはそれらが
垂直方向への誘導のために、スチ−ル・ウェブを介して
相互に連結されるような具体例が予想される。本発明の
現在の好ましい具体例を示し、また記載したが、本発明
はそれらに限定されるものではなく、前記請求項に記載
の範囲内でいろいろに具体化され、実施されるであろう
ことは、明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の装置の垂直断面図である。
【図２】図１の線II−IIに沿った断面図である。
【符号の説明】
１，２・・・釣合いおもり ９，１０・・・ベアリン
グ・アイレット ３，４・・・ 中間メンバ− １１・・・パンチングロ
ッド ５・・・偏心シャフト １２・・・パンチ ６・・・ヨ−ク １４，１４ａ・・・突出
部 ７・・・フレ−ム １５，１５ａ・・・突出
部 ８・・・ピボット・メンバ− １６，１７・・・シャフ
ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B30B 15/06 F16F 15/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 フレ−ム（７）、クランク又は偏心シャ
    フト（５）を有し、更に、該クランク又は偏心シャフト
    に直接支持された回転力を平衡させる手段（６）によ
    り、また中間メンバ−（３；４）を介して該部材に連結
    されて駆動する搖動力を平衡させる手段を有するパンチ
    プレスの質量力平衡装置であって； その搖動力を平衡させるための前記手段は、前記クラン
    ク又は偏心シャフト（５）の回転軸を含む垂直面に関し
    て、お互に対称に向い合わせて相互配置される釣合いお
    もり（１；２）を含有し； その搖動力を平衡させるための各釣合いおもり（１；
    ２）は、突出部（１４，１４ａ；１５，１５ａ）を有す
    る第１のエリアで、シャフト（１６；１７）を介して前
    記フレ−ム（７）に旋回可能に取付けられ； また、突出部（１４，１４ａ；１５，１５ａ）を有する
    前記第１のエリアから離れた位置で、前記中間メンバ−
    を形成する中間リンク（３；４）を介して、回転力を平
    衡させるための前記手段（６）に旋回可能に連結され； 搖動力を平衡させるために対向して配置された釣合いお
    もり（１；２）は、作動において旋回運動を行い、該旋
    回運動の垂直方向の運動成分を相互に案内するのに適合
    する２個の突出したベアリングアイレット（９；１０）
    を有する、第１のエリアから離れた第２のエリアを含
    み； その突出したベアリングアイレット（９；１０）は、お
    互いに重なり合って、ピボット・メンバ−（８）を介し
    て相互に旋回可能に連結され； 該ピボット・メンバ−（８）は、前記の重なり合うベア
    リングアイレット（９；１０）の間に直立状に揃えら
    れ、相互に間隔をあけて設けられた二箇所で一対の前記
    アイレット（９；１０）のそれぞれに旋回可能に取付け
    られ； また、搖動力を平衡させるための前記釣合いおもり
    （１；２）は、前記ベアリングアイレット（９；１０）
    から遠く離れたエリアで前記フレ−ム（７）に旋回可能
    に取り付けられ、更に、前記ベアリングアイレット
    （９；１０）と該ベアリングアイレット（９；１０）か
    ら離れた突出部（１４，１４ａ；１５，１５ａ）を含む
    前記第１のエリアとの間の位置で、前記中間メンバ−を
    形成する中間リンク（３；４）のそれぞれを介して、回
    転力を平衡させるための手段を形成するヨ−ク部材
    （６）に旋回可能に取り付けられていることを特徴とす
    る上記装置。
JP3130499A 1990-05-09 1991-05-02 パンチプレスの質量力平衡装置 Expired - Fee Related JP2846142B2 (ja)

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