JPS6257508B2 - - Google Patents

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JPS6257508B2
JPS6257508B2 JP16448779A JP16448779A JPS6257508B2 JP S6257508 B2 JPS6257508 B2 JP S6257508B2 JP 16448779 A JP16448779 A JP 16448779A JP 16448779 A JP16448779 A JP 16448779A JP S6257508 B2 JPS6257508 B2 JP S6257508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
weight
ethylene
resin
layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP16448779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5686748A (en
Inventor
Keiji Kazeto
Nobuyuki Iwazawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP16448779A priority Critical patent/JPS5686748A/ja
Publication of JPS5686748A publication Critical patent/JPS5686748A/ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は農薬や燃料油、工業薬品を収納するの
に適する容器に関する。 従来、農薬や燃料油、工業薬品(芳香族炭化水
素系、脂肪族炭化水素系)などは一般に広く使用
されているポリエチレンやポリプロピレンなどの
ポリオレフインでは耐薬品性が不十分で容器の膨
潤や経時後のクラツク現象が生じやすく安全性の
面からも使用に耐えないものであつた。このよう
な耐薬品性を向上させる方法としてナイロンなど
のような有機薬品に対して優れた樹脂を用いる方
法があり、古くからナイロン単体による中空容器
の成形が試みられて来たが、ナイロンの樹脂コス
トが高いこと、熔融粘度が低くドローダウンが生
じ成形加工が困難なこと、ボルト底部の融着部の
密着性が悪く、ボルト落下時に容易に剥離してし
まうなどの欠点が多く実用化されていない。した
がつて、現在このような内容物に対しては金属罐
やガラスボルトなどを使用することがほとんどで
あり、使用後における廃棄処理の困難性を含めて
その代替え容器というものが強く望まれて来た。
最近このような問題に対処する方法として、特開
昭53−21675に示される如く、特に有機溶剤等に
すぐれた耐性を示すナイロンやエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物を内容液と直接する内層に
使用し、中間層に接着性ポリオレフインの3層で
多層共押出しブロー成形法により、耐薬品性及び
成形加工性を有する容器が開発され実用化されつ
つある。しかしこのような樹脂はすべての内容液
に優れた耐性を示すわけではなく、例えばナイロ
ンではフエノール類、アルコール系、強酸、弱酸
などに非常に弱い。またエチレン−酢酸ビニル共
重合体けん化物ではナイロンと同様水酸基を有す
る溶剤に十分耐えられないという欠点があつた。
また金属も酸、ガラスはアルカリ系水和物に不適
である。 一方全ての薬品に対して優れた耐性を示すもの
として一般的に知られたフツ素樹脂がある。この
フツ素樹脂は一般的に耐薬品性が優れ、吸水性も
全くなく、耐摩耗性、自己潤滑性、非粘着性など
が合成樹脂の中でも最も優れている。このフツ素
樹脂中でも最も良く知られている四フツ化エチレ
ン樹脂(以下TFEという)は含フツ素ポリマー
の極限の形での化学的不活性、低摩擦、非粘着
性、誘電特性、極小の吸水率、耐熱耐寒性、耐候
性などが最も良い。しかしながらこのTFEは融
点を有するが溶融軟化する可塑性がなく、そのた
め加工性が著しく悪いので粉末治金に類似の加工
法がとられ、その用途が限定されていた。 また熱可塑性フツ素樹脂としては、熱可塑性で
押出し成形が可能であるエチレン−四フツ化エチ
レン交互共重合樹脂(以下ETFEという)、フツ
化ビニリデン樹脂(PVDF)四フツ化エチレン−
フツ化ビニリデン交互共重合樹脂、フツ化ビニル
樹脂(PVF)、エチレン−塩化三フツ化エチレン
交互共重合樹脂(ECTFE)、三フツ化塩化エチ
レン樹脂(PCTFE)、四フツ化エチレン−六フ
ツ化エチレン交互共重合樹脂(FEP)などが存
在し、これらはその分子セグメント内にフツ素を
含有するため、TFEとほぼ同様の性能を示す。
しかしながらフツ素樹脂は、すぐれた性能を有し
ているにもかかわらず非常に高価格である為、そ
の用途が経済的な面から制約され一部の特殊な分
野で使用されているにすぎない。 また、熱可塑性フツ素樹脂は一般に非粘着性に
優れ、他樹脂との積層が困難であつた。 本発明は上記の点に鑑み欠点を解消したもので
あり、熱可塑性を有するフツ素樹脂を用い優れた
耐薬品性、防湿性及び耐層間接着性、経済的にも
安価な多層共押出し成形による多層中空容器を提
供するものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明は内層が熱可塑性フツ素樹脂、中間層が
エチレン−エチルアクリレート共重合体
(EEA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)または該EVAの変性体、外層がポリオレ
フイン、または無機質充填剤あるいはガラス繊維
を含むポリオレフインから成り多層共押出しブロ
ー成形法により成形された多層中空容器である。 ここで本発明の内層には、フツ素樹脂の中でも
融点が比較的低く(200℃以下)成形加工性の容
易なフツ化ビニリデン樹脂、四フツ化エチレン−
フツ化ビニリデン交互共重合樹脂等が使用でき
る。高融点を有する他のフツ素樹脂では大型容器
への応用は困難な点が多いが前記2種のフツ素樹
脂はポリオレフインと同等の成形加工性を有する
為、自動車用ガソリンタンク、工業薬品用容器等
の大型多層容器への応用が可能となつた。 本発明で外層に使用するポリオレフインとして
は、高、中、低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体等がある。又
ポリオレフインにガラス繊維を混合すると耐熱
性、機械的強度の優れたものになり、無機質充填
剤を混合すると剛性が増して成形サイクル短縮等
でコスト・ダウンが図れる。本発明において用い
られるガラス繊維充填ポリオレフインは、ポリオ
レフイン10〜95重量%、ガラス繊維5〜90重量
%、好ましくはポリオレフイン40〜80重量%、ガ
ラス繊維20〜60重量%である。ガラス繊維はトリ
エトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなど
でポリオレフインとの親和性を向上させる為に表
面処理をするのが好ましい。ガラス繊維の平均長
さは0.05〜30mm、好ましくは0.2〜15mmである。 又、無機質充填ポリオレフインはポリオレフイ
ン40〜90重量%、無機質充填剤10〜60重量%であ
るが、特に中空成形に用いる無機質充填ポリオレ
フインは充填量が高濃度になると成形加工性衝撃
強度が低下し容器としての機能が低下する為、充
填量に限度がある。よつて無機質充填剤の添加量
は30〜50重量%が適当である。 本発明において無機質充填剤とは炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩の粉末、カオリ
ンクレー粉、焼成クレー粉、マイカ粉、ケイ酸カ
ルシウム等ケイ酸を主成分とする鉱物の粉末、硫
酸バリウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩の粉末、
ホワイトカーボン等の合成ケイ酸、合成ケイ酸塩
の粉末、ボーキサイト等のアルミナ水和物の粉
末、酸化チタン等の酸化物の粉末を使用すること
が出来る。あるいはポリオレフインへの分散性、
ぬれ等の諸性質を改良する目的で各種の有機物、
無機物で表面処理された上記無機物粉末も使用出
来る。又これらの無機質充填剤は1種類のみの単
独でもよくあるいは2種類以上を任意の割合で混
合されたものでもよい。 本発明の中間層に用いられるエチレン−エチル
アクリレート共重合体(EEA)又はエチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)はこのようなフツ
素樹脂とポリオレフインとを堅固に接着すること
ができる。ここでEEAはエチルアクリレート含
有量が10〜25重量%、好ましくは20〜25重量%、
EVAは、酢酸ビニル含有量が10〜35重量%、好
ましくは25〜35重量%の樹脂が推奨される。ま
た、EEA又はEVAを酸化、ケン化、塩素化、ク
ロルスルホン化あるいはエポキシ化合物やカルボ
キシル基含有化合物をグラフト重合させたもの
等、種々の変性物であつても良く、またこれらの
混合物でも良い。 この3層による中空容器は従来の多層押出ブロ
ー成型法により成型することができる。経済的に
は内層のフツ素樹脂層を薄く、汎用ポリオレフイ
ンの外層を厚くするのが好ましい。 このようにすれば、従来よりも安価にフツ素樹
脂の性能を失うことなしに耐薬品性に優れた容器
を提供でき、高密度ポリエチレンとの組合せでは
耐衝撃性にすぐれた薬品容器、ポリプロピレンと
の組合せでは熱殺菌可能な医薬品用容器への応用
が可能となつた。 以下、本発明の実施例を示す。 実施例 1 外層に密度0.95、メルトインデツクス0.3の高
密度ポリエチレン(HDPE)中間層に密度0.96メ
ルトインデツクス30、酢酸ビニル含有量33wt%
のEVA、内層に融点180℃、密度1.77、溶融粘度
が加工温度210〜260℃の範囲で103〜104ポアズの
ポリフツ化、ビニリデン・ホモポリマー
(PVDF)を用い、多層共押出しブロー成形機に
て3成構成の重量が45g、内容量が500c.c.の容器
を成形した。 この時の肉厚比は外/中/内=7/1/2であ
つた。 実施例 2 外層及び内層に実施例1と同等の樹脂、中間層
に密度0.93、メルトインデツクス20、エチルアク
リレート含有量20wt%のEEAを使用し、実施例
1と同様のボルトを成形した。 実施例 3 外層に、実施例1と同等のHDPE、中間層に密
度0.96メルトインデツクス30、酢酸ビニル含有量
33wt%のEVA、内層に融点約130℃の密度1.88、
メルトインデツクス(g/10min、230℃、10
Kg/cm2)30〜40のポリフツ化ビニリデン−コポリ
マー(四フツ化エチレン・フツ化ビニリデン交互
共重合体)を用い、実施例1と同様のボルトを成
形した。 実施例 4 外層及び内層に実施例3と同等の樹脂、中間層
に密度0.93、メルトインデツクス20、エチルアク
リレート含有量20wt%のEEAを使用し、実施例
1と同様のボルトを成形した。 実施例 5 外層及び内層に実施例3と同等の樹脂、中間層
に密度0.95、MI16、酢酸ビニル含有量28wt%、
ケン化度40%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物を使用し、実施例1と同様のボトルを成形
した。 次に実施例1〜実施例5で得られたボルトの物
性を表1に示す。
【表】 但し落下強度は5℃で、80cm下方のコンクリー
ト上に落とした時の異常の有無を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内層がフツ化ビニリデン樹脂、又は四フツ化
    エチレン−フツ化ビニリデン交互共重合樹脂、中
    間層がエチルアクリレート含有量5〜30重量%の
    エチレン−エチルアクリレート共重合体
    (EEA)、酢酸ビニル含有量10〜40重量%のエチ
    レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、またはそれ
    らの変性物あるいはそれらの混合樹脂、外層がポ
    リオレフインまたはガラス繊維あるいは無機充填
    剤を含有するポリオレフインからなる多層中空容
    器。 2 外層に用いるポリオレフインへの無機質充填
    剤の添加量が10〜60重量%である特許請求の範囲
    第1項記載の多層中空容器。 3 外層に用いるポリオレフインへのガラス繊維
    添加量が5〜90重量%である特許請求の範囲第1
    項記載の多層中空容器。
JP16448779A 1979-12-18 1979-12-18 Multilayer hollow vessel Granted JPS5686748A (en)

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JPS5686748A JPS5686748A (en) 1981-07-14
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