JPH07266517A - 防湿性多層押出構造物およびそれを用いた防湿性多層容器 - Google Patents

防湿性多層押出構造物およびそれを用いた防湿性多層容器

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JPH07266517A
JPH07266517A JP6064148A JP6414894A JPH07266517A JP H07266517 A JPH07266517 A JP H07266517A JP 6064148 A JP6064148 A JP 6064148A JP 6414894 A JP6414894 A JP 6414894A JP H07266517 A JPH07266517 A JP H07266517A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防湿包装用の構造物において、耐衝撃性に優
れ、更に従来のポリプロピレン等のポリオレフィン系の
樹脂からなる構造物よりも防湿性に優れた多層押出構造
物および多層容器、又は防湿高酸素バリア性に優れた多
層押出構造物および多層容器を提供する。 【構成】ポリオレフィン系樹脂層の間に、環状オレフィ
ン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂層を
介在させた、少なくとも3層の樹脂構成を基本構成とす
る耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物およびそれを
用いて成形した防湿性多層容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水蒸気バリアが良好か
つ、耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物および、防
湿性高酸素バリア多層押出構造物に関するものであり、
さらに詳しくは、多層押出ブロー成形法、多層共押出
法、多層延伸ブロー成形法、ラミネート法、更には、多
層シートより真空又は圧空法で成形され、容器、及び袋
等に使用することができる防湿性多層押出構造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、防湿包装用の材質として、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系の樹脂が、価格、物性、
及び成形性などの点において良好であり、多く用いられ
ている。しかし、例えばポリプロピレンの場合、水蒸気
バリア性は透湿係数0.3g・mm/m2 ・24hr
(ASTMF1249)であり、前記以上の水蒸気バリ
ア性が要求される内容物においては、ポリプロピレンで
成形した包装の他に内袋、あるいは乾燥剤(水蒸気吸収
剤)等を併用するなどしている。この形態において、内
袋を用いることにより過剰包装となり、使用時の簡便性
が乏しい、廃棄物が多く出るなどの問題があり、あるい
は乾燥剤を用いることによる内容物との混同(例えば、
錠剤と間違えて誤飲してしまう等)、乾燥剤の寿命等の
問題があった。
【0003】また、ポリプロピレンより水蒸気バリア性
の優れた樹脂として、結晶化度が20%以下である様に
環状オレフィン成分5〜60モル%を含有させたポリオ
レフィンがある。ただし、前記ポリオレフィン単独では
成形性が悪く、更に耐衝撃性が乏しく使用に耐えないも
のにしかならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点を解決する為になされたものであり、
防湿包装用の構造物において、耐衝撃性に優れ、更に従
来のポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹脂からな
る構造物よりも防湿性に優れた多層押出構造物および多
層容器、又は防湿高酸素バリア性に優れた多層押出構造
物および多層容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ン系樹脂層の間に、環状オレフィン成分5〜60モル%
を有するポリオレフィン樹脂層を介在させた、少なくと
も3層の樹脂構成を基本構成とする耐衝撃性に優れた防
湿性多層押出構造物およびそれを用いて成形した防湿性
多層容器である。
【0006】以下、さらに詳しく説明する。本発明によ
る耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物における重要
な特徴は、中間層として環状オレフィン成分5〜60モ
ル%を有するポリオレフィンを使用する点にある。この
環状オレフィンを有するポリオレフィンとしては、水素
と炭素からだけからなるポリオレフィン系の樹脂で、な
おかつ、主鎖骨格或いは側鎖に、結晶構造を阻害する環
状構造、カサ高い構造等の因子が存在すれば良いが、主
査骨格に環状ポリオレフィン成分を有するポリオレフィ
ン系の樹脂「環状ポリオレフィン共重合体」が好ましく
用いられる。
【0007】環状オレフィン成分としては、例えばビシ
クロ(2.2.1)ヘプト−2−エンまたはその誘導
体、テトラシクロ(4.4.0.12,5 .17,10)−3
−ドデセンまたはその誘導体、ヘキサシクロ(6.6.
1.13,6 .110,13 .02,7.09,14)−4−ヘプタ
デセンまたはその誘導体、オクタシクロ(8.8.0.
2,9 .14,7 .111,10 .113,16 .03,8 .0
12,17 )−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシク
ロ(6.6.1.13,6 .02,7 .09,14)−4−ヘキ
サデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ(6.5.
1.13,6 .02,7 .0 9,13)−4−ペンタデセンまた
はその誘導体、ヘプタシクロ(8.7.0.12, 9 .1
4,7 .111,16 .03,8 .012,16 )−5−ヘンエイコ
センまたはその誘導体、トリシクロ(4.4.0.1
2,5 )−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ
(4.3.0.12,5 )−3−デセンまたはその誘導
体、ペンタシクロ(6.5.1.13,6 .02,7 .0
9,13)−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導
体、ペンタシクロ(4.7.0.12,5 .08,13.1
9,12)−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシ
クロ(7.8.0.13,6 .02,7 .1 10,17 .0
11,16 .112,15 )−4−エイコセンまたはその誘導
体、ノナシクロ(9.10.1.14,7 .03,8 .0
2,10.012,21 .113,20 .014,19 .1 15,19 )−5
−ペンタセコンまたはその誘導体をあげることができ
る。
【0008】環状オレフィン成分を含有させるポリオレ
フィンの成分としては、例えば、エチレン、及びプロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−ペンテ
ン、3−メチル−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテ
ン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等をあげる
ことができ、これら1成分からなるホモポリマーでも、
2成分以上からなる共重合ポリマーでも良い。環状オレ
フィン成分を含有させた環状ポリオレフィン共重合体に
おいて、エチレン成分に由来する構造単位は40〜95
モル%、好ましくは50〜80モル%の範囲、環状ポリ
オレフィン成分に由来する構造単位は1モル%添加から
効果があるが、通常5〜60モル%、好ましくは20〜
50モル%の範囲が適当であり、エチレン成分等のオレ
フィン成分に由来する構造単位はランダムに配列し環状
ポリオレフィン共重合体を形成している。
【0009】また、前記環状ポリオレフィン共重合体
を、ポリオレフィン系樹脂の間に介在させることによ
り、耐衝撃性に優れ、且つ成形性の良いポリオレフィン
系樹脂を用いることにより、前記環状ポリオレフィン共
重合体の持つ衝撃強度が小さく、また成形性が悪いとい
う欠点を補うことができる。
【0010】この前記環状ポリオレフィン共重合体を、
中間層として介在させる、ポリオレフィン系樹脂として
は、一般的なポリオレフィン樹脂、すなわちポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹
脂、ポリブテン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等に
エチレン−αオレフィン共重合体または、プロピレン−
αオレフィン共重合体を添加した樹脂、あるいはエチレ
ン−αオレフィン共重合体または、プロピレン−αオレ
フィン共重合体の単体の樹脂等のポリオレフィン樹脂、
または、これらの2種類以上の混合物を用いることがで
きる。
【0011】本発明の多層構造物を利用する場合の具体
的な構成はポリオレフィン系樹脂(A)の間に環状オレ
フィンを有するポリオレフィン(B)が介在するように
する限り任意の配置をとることができ、例えば、下記
(イ)の構成をとる。 (イ)A/B/Aの3層構成
【0012】前記(イ)の層構成において、層間の接着
性が乏しい場合には、樹脂層の間に接着性樹脂(C)を
介在することもでき、この場合の接着性樹脂としては酸
変性オレフィン樹脂、例えば無水マレイン酸、アクリル
酸、メタクリル酸、無水イタコン酸等のエチレン系不飽
和カルボン酸またはその無水物でグラフト変性されたポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン
共重合体等の接着性樹脂、あるいはエチレン含有量99
〜70モル%のエチレンと、不飽和モノカルボン酸との
共重合体、不飽和モノカルボン酸との共重合体の金属
塩、不飽和モノカルボン酸エステルとの共重合体から選
ばれる少なくとも1種の共重合体を介在させることがで
きる。その場合環状オレフィンを有するポリオレフィン
(B)に対して例えば、下記(ロ)の構成をとる。 (ロ)A/C/B/C/Aの5層構成
【0013】耐衝撃性、耐熱性、及び水蒸気バリア性に
加えて、酸素等のガスバリア性が要求される場合には、
ガスバリア性樹脂(D)に対して例えば、下記(ハ)〜
(チ)の構成をとる。 (ハ)A/B/D/Aの4層構成 (ニ)A/B/D/B/Aの5層構成 (ホ)A/D/B/Aの4層構成 (ヘ)A/B/A/Dの4層構成 (ト)A/B/D/A/Dの5層構成 (チ)D/A/B/Aの4層構成 前記(ハ)〜(チ)のガスバリア性樹脂(D)として
は、多塩基酸と多価アルコールからなる共重合体また
は、それぞれ多塩基酸と多価アルコールに、コモノマー
成分として他の多塩基酸および他の多価アルコール成分
を含む共重合体や、エチレン含量が25〜60モル%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96%以
上にケン化して得られる共重合体や、炭素数100個あ
たりのアミド基の数が3〜30個の範囲で含有されるホ
モポリアミド、コポリアミド、またはそのブレンド樹脂
が好適に使用し得る。また前記した層構成において、層
間の接着性が乏しい場合には、樹脂層の間に接着性樹脂
を介在することもでき、この場合の接着性樹脂としては
酸変性オレフィン樹脂、例えば無水マレイン酸、アクリ
ル酸、メタクリル酸、無水イタコン酸等のエチレン系不
飽和カルボン酸またはその無水物でグラフト変性された
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィ
ン共重合体等の接着性樹脂を介在させることができる。
【0014】本発明の防湿性多層構造物はスクラップ樹
脂を介在することもでき、具体的には、スクラップ樹脂
層(E)に対して下記(リ)、及び(ヌ)の層構成があ
げられる。 (リ)A/B/E/Aの4層構成 (ヌ)A/E/B/E/Aの5層構成 さらに、スクラップ樹脂層を含む構成において、前記し
たガスバリア性樹脂層を含む構成との組み合わせること
もなんら差し支えはない。また層間の接着性が乏しい場
合には、樹脂層の間に前記した接着性樹脂を介在するこ
ともできる。
【0015】本発明の多層構造物をヒートシール等によ
り製袋する場合の具体的な層構成として、基材層(F)
としてシーラント層より熱変形温度の高い樹脂層、例え
ば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂等が良好
に使用できる。前記基材層は、一般的な押出ラミネート
法(ドライラミネート、ウェットラミネート)による基
材として、二軸延伸フィルムの構成であっても差し支え
なく、例えばポリエステル系樹脂の場合、成形後縦方向
に4〜6倍、横方向に4〜6倍二軸延伸して、二軸延伸
後熱固定した二軸延伸ポリエステルフィルム等が好まし
く用いられる。あるいは、基材層とも共押出であっても
差し支えなく、更に、金属等で蒸着された基材層を用い
てもなんら差し支えない。また、シーラント層構成中の
ポリオレフィン系樹脂は、一般的なポリオレフィン樹
脂、すなわちポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ポリメチルペンテン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン酢
酸ビニル共重合体等にエチレン−αオレフィン共重合体
または、プロピレン−αオレフィン共重合体を添加した
樹脂、あるいはエチレン−αオレフィン共重合体また
は、プロピレン−αオレフィン共重合体の単体の樹脂等
のポリオレフィン樹脂あるいは、これらのブレンド樹脂
等が使用でき、具体的には基材層(F)に対して下記
(ル)の層構成があげられる。 (ル)F/A/B/A 前記(ル)の層構成において、層間の接着性が乏しい場
合には、樹脂層の間に前記した接着性樹脂を介在するこ
ともでき、さらに前記したガスバリア性樹脂層を含む構
成、加えて前記したスクラップ層を含む構成との組み合
わせることもなんら差し支えはない。
【0016】本発明における耐衝撃性に優れた防湿性多
層押出構造物は、環状オレフィン成分5〜60モル%を
有するポリオレフィンを、ポリオレフィン樹脂に介在さ
せる3層構成を基本とし、前記したようなバリエーショ
ンを有し、層構成が対称であっても非対称であっても差
し支えない。
【0017】
【作用】本発明では、ポリオレフィン系樹脂層の間に、
環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフ
ィン樹脂層を介在させることにより、耐衝撃性に優れた
防湿性多層押出構造物を提供可能とする。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例とその比較例を示す。 <実施例1>3本のスクリュー押出機を有する多層押出
ブロー成形機を用いて、外層として、ポリエチレン樹
脂、中間層樹脂として、環状ポリオレフィン共重合体
(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;5
0モル%)樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の3層構
成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボト
ルを成形した。
【0019】<実施例2>3本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として、ポリ
プロピレン樹脂、中間層樹脂として、環状ポリオレフィ
ン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレ
ン成分;50モル%)樹脂、内層としてポリプロピレン
樹脂の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積80
0mlのボトルを成形した。
【0020】<実施例3>3本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として、ポリ
エチレン樹脂、中間層樹脂として、環状ポリオレフィン
共重合体(環状オレフィン成分;20モル%,エチレン
成分;80モル%)樹脂、内層としてポリエチレン樹脂
の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800m
lのボトルを成形した。
【0021】<実施例4>3本のスクリュー押出機を有
する多層押出成形機を用いて、外層として、ポリエチレ
ン樹脂、中間層樹脂として、環状ポリオレフィン共重合
体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;
50モル%)樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の3層
構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成
形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100ml
のカップを成形した。
【0022】<実施例5>3本のスクリュー押出機を有
する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層として、ポリ
プロピレン樹脂、中間層樹脂として、環状ポリオレフィ
ン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレ
ン成分;50モル%)樹脂、内層としてポリプロピレン
樹脂の3層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率
2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、
表面積0.050m2 、内容積500mlのボトルを成
形した。
【0023】<実施例6>6本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外層)
として、ポリエチレン樹脂、第2層として、環状ポリオ
レフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,
エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層の接着剤層と
して、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイ
ン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂として、エチレ
ン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第
5層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重
合体の無水マレイン酸変性物、第6層(最内層)として
ポリエチレン樹脂の6層構成、胴部平均肉厚750μ
m、内容積800mlのボトルを成形した。
【0024】<実施例7>7本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外層)
として、ポリエチレン樹脂、第2層として、環状ポリオ
レフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,
エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層の接着剤層と
して、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイ
ン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂として、エチレ
ン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第
5層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重
合体の無水マレイン酸変性物、第6層として、環状ポリ
オレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル
%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第7層(最内
層)としてポリエチレン樹脂の7層構成、胴部平均肉厚
750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0025】<実施例8>5本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外層)
として、ポリエチレン樹脂、第2層として、環状ポリオ
レフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,
エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層としてポリエ
チレン樹脂、第4層の接着剤層として、エチレンとα−
オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第5層
(最内層)のガスバリア樹脂として、エチレン含量が2
5モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度
96%にケン化して得られる共重合体の5層構成、胴部
平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形
した。
【0026】<実施例9>8本のスクリュー押出機を有
する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外層)
として、ポリエチレン樹脂、第2層として、環状ポリオ
レフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,
エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層の接着剤層と
して、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイ
ン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂として、エチレ
ン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第
5層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重
合体の無水マレイン酸変性物、第6層として、ポリエチ
レン樹脂、第7層の接着剤層として、エチレンとα−オ
レフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第8層(最
内層)のガスバリア性樹脂として、エチレン含量が25
モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度9
6%にケン化して得られる共重合体の8層構成、胴部平
均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形し
た。
【0027】<実施例10>5本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)のガスバリア樹脂として、エチレン含量が25モル
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度96%
にケン化して得られる共重合体、第2層の接着剤層とし
て、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン
酸変性物、第3層として、ポリエチレン樹脂、第4層と
して、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成
分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第
5層(最内層)として、ポリエチレン樹脂の5層構成、
胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを
成形した。
【0028】<実施例11>5本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)として、ポリエチレン樹脂、第2層の接着剤層とし
てエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸
変性物、第3層樹脂として、環状ポリオレフィン共重合
体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;
50モル%)樹脂、第4層の接着剤層としてエチレンと
α−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第5
層(最内層)としてポリエチレン樹脂の5層構成、胴部
平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形
した。
【0029】<実施例12>4本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)として、ポリエチレン樹脂、第2層樹脂として、環
状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50
モル%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層のス
クラップ層として、ポリエチレン樹脂と、本実施例から
なる多層構造物のスクラップ材を50:50重量比で混
合した樹脂、第4層(最内層)としてポリエチレン樹脂
の4層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800m
lのボトルを成形した。
【0030】<実施例13>7本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)として、ポリエチレン樹脂、第2層樹脂として、環
状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50
モル%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第3層の接
着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水
マレイン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂として、
エチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合
体、第5層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン
共重合体の無水マレイン酸変性物、第6層のスクラップ
層として、ポリエチレン樹脂と、本実施例からなる多層
構造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹
脂、第7層(最内層)として、ポリエチレン樹脂の7層
構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボ
トルを成形した。
【0031】<実施例14>7本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)として、ポリエチレン樹脂、第2層の接着剤層とし
て、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン
酸変性物、第3層として、環状ポリオレフィン共重合体
(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;5
0モル%)樹脂、第4層の接着剤層として、エチレンと
α−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第5
層のガスバリア性樹脂として、エチレン含量が25モル
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度96%
にケン化して得られる共重合体、第6層の接着剤層とし
て、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン
酸変性物、第7層(最内層)としてポリエチレン樹脂の
7層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800ml
のボトルを成形した。
【0032】<実施例15>8本のスクリュー押出機を
有する多層押出ブロー成形機を用いて、第1層(最外
層)として、ポリエチレン樹脂、第2層の接着剤層とし
て、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン
酸変性物、第3層として、環状ポリオレフィン共重合体
(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;5
0モル%)樹脂、第4層の接着剤層として、エチレンと
α−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第5
層のガスバリア性樹脂として、エチレン含量が25モル
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度96%
にケン化して得られる共重合体、第6層の接着剤層とし
て、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン
酸変性物、第7層のスクラップ層として、ポリエチレン
樹脂と、本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を
50:50重量比で混合した樹脂、第8層(最内層)と
してポリエチレン樹脂の8層構成、胴部平均肉厚750
μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0033】<実施例16>4本のスクリュー押出機を
有する多層押出成形機を用いて、基材層(最外層)とし
て、ポリエチレンテレフタレート樹脂、第2層樹脂とし
てポリエチレン樹脂、第3層樹脂として、環状ポリオレ
フィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,エ
チレン成分;50モル%)樹脂、第4層(最内層)樹脂
としてポリエチレン樹脂の4層構成、平均厚さ250μ
mのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内
容積200mlのパウチを製袋した。
【0034】<実施例17>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、3本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
樹脂として、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフ
ィン成分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹
脂、第3層樹脂として、ポリエチレン樹脂の3層構成の
フィルムを、ドライラミネート法により張り合わせ、
(ラミネート面は基材層と第1層の間)、平均厚さ25
0μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールによ
り、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0035】<実施例18>あらかじめ、基材層にアル
ミ蒸着された、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹
脂構成フィルムと、3本のスクリュー押出機を有する多
層押出成形機を用いて成形された、第1層樹脂として、
ポリエチレン樹脂、第2層樹脂として、環状ポリオレフ
ィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%,エチ
レン成分;50モル%)樹脂、第3層樹脂として、ポリ
エチレン樹脂の3層構成のフィルムを、ドライラミネー
ト法により張り合わせ(ラミネート面は基材層と第1層
の間)、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さら
にヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製
袋した。
【0036】<実施例19>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、4本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
樹脂として、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフ
ィン成分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹
脂、第3層のスクラップ層として、ポリエチレン樹脂
と、本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を5
0:50重量比で混合した樹脂、第4層樹脂として、ポ
リエチレン樹脂の4層構成のフィルムを、ドライラミネ
ート法により張り合わせ(ラミネート面は基材層と第1
層の間)、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さ
らにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを
製袋した。
【0037】<実施例20>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、5本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重合体
の無水マレイン酸変性物、第3層樹脂として、環状ポリ
オレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル
%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第4層の接着剤
層として、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マ
レイン酸変性物、第5層樹脂として、ポリエチレン樹脂
の5層構成のフィルムを、ドライラミネート法により張
り合わせ(ラミネート面は基材層と第1層の間)、平均
厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシー
ルにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0038】<実施例21>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、6本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重合体
の無水マレイン酸変性物、第3層樹脂として、環状ポリ
オレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル
%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第4層の接着剤
層として、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マ
レイン酸変性物、第5層のスクラップ層として、ポリエ
チレン樹脂と、本実施例からなる多層構造物のスクラッ
プ材を50:50重量比で混合した樹脂、第6層樹脂と
して、ポリエチレン樹脂の6層構成のフィルムを、ドラ
イラミネート法により張り合わせ(ラミネート面は基材
層と第1層の間)、平均厚さ250μmのフィルムを成
形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlの
パウチを製袋した。
【0039】<実施例22>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、6本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
樹脂として、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフ
ィン成分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹
脂、第3層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィ
ン共重合体の無水マレイン酸変性物、第4層のガスバリ
ア性樹脂として、エチレン含量が25モル%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度96%にケン化して
得られる共重合体、第5層の接着剤層として、エチレン
とα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第
6層樹脂として、ポリエチレン樹脂の6層構成のフィル
ムを、ドライラミネート法により張り合わせ(ラミネー
ト面は基材層と第1層の間)、平均厚さ250μmのフ
ィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積2
00mlのパウチを製袋した。
【0040】<実施例23>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、7本の
スクリュー押出機を有る多層押出成形機を用いて成形さ
れた、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層樹
脂として、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィ
ン成分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹
脂、第3層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィ
ン共重合体の無水マレイン酸変性物、第4層のガスバリ
ア性樹脂として、エチレン含量が25モル%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度96%にケン化して
得られる共重合体、第5層の接着剤層として、エチレン
とα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第
6層のスクラップ層として、ポリエチレン樹脂と、本実
施例からなる多層構造物のスクラップ材を50:50重
量比で混合した樹脂、第7層樹脂として、ポリエチレン
樹脂の7層構成のフィルムを、ドライラミネート法によ
り張り合わせ(ラミネート面は基材層と第1層の間)、
平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒート
シールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0041】<実施例24>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、7本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重合体
の無水マレイン酸変性物、第3層樹脂として、環状ポリ
オレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル
%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第4層の接着剤
層として、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マ
レイン酸変性物、第5層のガスバリア性樹脂として、エ
チレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合体、
第6層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共
重合体の無水マレイン酸変性物、第7層樹脂として、ポ
リエチレン樹脂の7層構成のフィルムを、ドライラミネ
ート法により張り合わせ(ラミネート面は基材層と第1
層の間)、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さ
らにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを
製袋した。
【0042】<実施例25>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、8本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、第1層樹脂として、ポリエチレン樹脂、第2層
の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共重合体
の無水マレイン酸変性物、第3層樹脂として、環状ポリ
オレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル
%,エチレン成分;50モル%)樹脂、第4層の接着剤
層として、エチレンとα−オレフィン共重合体の無水マ
レイン酸変性物、第5層のガスバリア性樹脂として、エ
チレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を、ケン化度96%にケン化して得られる共重合体、
第6層の接着剤層として、エチレンとα−オレフィン共
重合体の無水マレイン酸変性物、第7層のスクラップ層
として、ポリエチレン樹脂と、本実施例からなる多層構
造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹
脂、第8層樹脂として、ポリエチレン樹脂の8層構成の
フィルムを、ドライラミネート法により張り合わせ(ラ
ミネート面は基材層と第1層の間)、平均厚さ250μ
mのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内
容積200mlのパウチを製袋した。
【0043】<比較例1>1本のスクリュー押出機を有
するブロー成形機を用いて、ポリエチレン樹脂の単層構
成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボト
ルを成形した。
【0044】<比較例2>1本のスクリュー押出機を有
するブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層
構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボ
トルを成形した。
【0045】<比較例3>1本のスクリュー押出機を有
するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合
体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;
50モル%)樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μ
m、内容積800mlのボトルを成形した。
【0046】<比較例4>1本のスクリュー押出機を有
する押出成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構
成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形
により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlの
カップを成形した。
【0047】<比較例5>1本のスクリュー押出機を有
する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体
(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成分;5
0モル%)樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを
成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μ
m、内容積100mlのカップを成形した。
【0048】<比較例6>1本のスクリュー押出機を有
する延伸ブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の
単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0
倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積
0.050m2 、内容積500mlのボトルを成形し
た。
【0049】<比較例7>1本のスクリュー押出機を有
する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共
重合体(環状オレフィン成分;50モル%,エチレン成
分;50モル%)樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550
μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面
倍率4.70倍、表面積0.050m2 、内容積500
mlのボトルを成形した。
【0050】<比較例8>2本のスクリュー押出機を有
する多層押出成形機を用いて、基材層(外層)として、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、内層としてポリプロ
ピレン樹脂の2層構成、平均厚さ250μmのフィルム
を成形し、さらにヒートシールにより、内容積200m
lのパウチを製袋した。
【0051】<比較例9>二軸延伸されたポリエチレン
テレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、1本のス
クリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形さ
れた、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成
分;50モル%,エチレン成分;50モル%)樹脂の単
層フィルムを、ドライラミネート法により張り合わせ、
平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒート
シールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0052】<比較例10>二軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂構成フィルムの基材層と、1本の
スクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて成形
された、ポリエチレン樹脂のフィルムを、ドライラミネ
ート法により張り合わせ、平均厚さ250μmのフィル
ムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200
mlのパウチを製袋した。
【0053】以上の結果を(表1)、(表2)に示す。
(評価方法) 落下衝撃強度については、容器10個に
水を満水まで充填し、5℃に12時間保存後、正立状態
でコンクリート上に1mの高さより、10回自由落下さ
せた場合の割れ本数を測定した。透湿度については、J
IS Z0222に準拠した透湿度測定を行った。
【0054】
【表1】
【0055】(表1)は、各実施例で得られた容器の物
性を示す。
【0056】
【表2】
【0057】(表2)は、各比較例で得られた容器の物
性を示す。
【0058】
【発明の効果】本発明の方法によると、ポリオレフィン
系樹脂層の間に、環状オレフィン成分5〜60モル%を
有するポリオレフィン樹脂層を介在させることにより、
物性及び、成形性等の点において良好で、耐衝撃性に優
れ、更に従来のポリオレフィン系樹脂よりも、防湿性に
優れた多層押出構造物およびそれを用いた防湿性に優れ
た多層容器を得ることが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 俊一 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂層の間に、環状オレ
    フィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂
    層を介在させたことを特徴とする、少なくとも3層の樹
    脂構成からなる耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造
    物。
  2. 【請求項2】前記ポリオレフィン系樹脂層の間に、前記
    防湿性多層押出構造物のリサイクル材料を含有する層
    を、少なくとも1層有することを特徴とする請求項1記
    載の耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  3. 【請求項3】請求項1記載の樹脂構成において、ポリオ
    レフィン系樹脂層の間に接着性樹脂層を、少なくとも1
    層有することを特徴とする耐衝撃性に優れた防湿性多層
    押出構造物。
  4. 【請求項4】前記ポリオレフィン系樹脂層の間に、前記
    防湿性多層押出構造物のリサイクル材料を含有する層
    を、少なくとも1層有することを特徴とする請求項3記
    載の耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の樹脂構成において、ガスバ
    リア性樹脂層を少なくとも1層有することを特徴とする
    耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  6. 【請求項6】前記ポリオレフィン系樹脂層の間に、前記
    防湿性多層押出構造物のリサイクル材料を含有する層
    を、少なくとも1層有することを特徴とする請求項5記
    載の耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  7. 【請求項7】請求項5記載の樹脂構成において、最外層
    となる樹脂層と最内層となる樹脂層の間に接着性樹脂層
    を、少なくとも1層有することを特徴とする耐衝撃性に
    優れた防湿性多層押出構造物。
  8. 【請求項8】前記ポリオレフィン系樹脂層の間に、前記
    防湿性多層押出構造物のリサイクル材料を含有する層
    を、少なくとも1層有することを特徴とする請求項7記
    載の耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  9. 【請求項9】シーラント層として、請求項1記載の耐衝
    撃性に優れた防湿性多層押出構造物からなる層構成、外
    層である基材層として、シーラント層構成中の最内層樹
    脂層であるポリオレフィン系樹脂層より熱変形温度の高
    い樹脂層を有することを特徴とする、少なくとも4層の
    樹脂構成からなる耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造
    物。
  10. 【請求項10】前記シーラント層構成中のポリオレフィ
    ン系樹脂層の間に、前記防湿性多層押出構造物のリサイ
    クル材料を含有する層を、少なくとも1層有することを
    特徴とする請求項9記載の耐衝撃性に優れた防湿性多層
    押出構造物。
  11. 【請求項11】請求項9記載の樹脂構成において、各樹
    脂層の間に接着性樹脂層を、少なくとも1層有すること
    を特徴とする耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  12. 【請求項12】前記シーラント層構成中のポリオレフィ
    ン系樹脂層の間に、前記防湿性多層押出構造物のリサイ
    クル材料を含有する層を、少なくとも1層有することを
    特徴とする請求項11記載の耐衝撃性に優れた防湿性多
    層押出構造物。
  13. 【請求項13】請求項9記載の樹脂構成において、シー
    ラント層構成中のポリオレフィン系樹脂層の間に、ガス
    バリア性樹脂層を、少なくとも1層有することを特徴と
    する耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造物。
  14. 【請求項14】前記シーラント層構成中のポリオレフィ
    ン系樹脂層の間に、前記防湿性多層押出構造物のリサイ
    クル材料を含有する層を、少なくとも1層有することを
    特徴とする請求項13記載の耐衝撃性に優れた防湿性多
    層押出構造物。
  15. 【請求項15】請求項13記載の樹脂構成において、各
    樹脂層の間に接着性樹脂層を、少なくとも1層有するこ
    とを特徴とする耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造
    物。
  16. 【請求項16】前記シーラント層構成中のポリオレフィ
    ン系樹脂層の間に、前記防湿性多層押出構造物のリサイ
    クル材料を含有する層を、少なくとも1層有することを
    特徴とする請求項15記載の耐衝撃性に優れた防湿性多
    層押出構造物。
  17. 【請求項17】請求項1乃至請求項16に記載の防湿性
    多層押出構造物において、多層シート成形品であること
    を特徴とする、耐衝撃性に優れた防湿性多層押出構造
    物。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項8に記載の防湿性多
    層押出構造物であって、多層シートの真空成形又は圧空
    成形、あるいは真空圧空成形方法を用いて成形されたこ
    とを特徴とする、耐衝撃性に優れた防湿性多層容器。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項8に記載の防湿性多
    層押出構造物であって、該防湿性多層押出構造物を多層
    ブロー成形方法を用いて成形されたことを特徴とする、
    耐衝撃性に優れた防湿性多層容器。
  20. 【請求項20】請求項1乃至請求項8に記載の防湿性多
    層押出構造物であって、該防湿性多層押出構造物を多層
    延伸ブロー成形方法を用いて成形されたことを特徴とす
    る、耐衝撃性に優れた防湿性多層容器。
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