JPS6256716B2 - - Google Patents
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- JPS6256716B2 JPS6256716B2 JP56204867A JP20486781A JPS6256716B2 JP S6256716 B2 JPS6256716 B2 JP S6256716B2 JP 56204867 A JP56204867 A JP 56204867A JP 20486781 A JP20486781 A JP 20486781A JP S6256716 B2 JPS6256716 B2 JP S6256716B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/78—Television signal recording using magnetic recording
- H04N5/782—Television signal recording using magnetic recording on tape
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B15/12—Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams
- G11B15/14—Masking or switching periodically, e.g. of rotating heads
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00878—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes transducing different track configurations or formats on the same tape
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は映像信号記録装置に係り、1.5ヘツド
方式磁気記録再生装置の構成を更に発展させるこ
とにより、極めて小型の構成により特に現行の2
ヘツド方式ヘリカルスキヤン型磁気記録再生装置
(VTR)と同一のテープパターンフオーマツト及
び信号記録形態を有する磁気テープを記録作成し
得る映像信号記録装置を提供することを目的とす
る。
方式磁気記録再生装置の構成を更に発展させるこ
とにより、極めて小型の構成により特に現行の2
ヘツド方式ヘリカルスキヤン型磁気記録再生装置
(VTR)と同一のテープパターンフオーマツト及
び信号記録形態を有する磁気テープを記録作成し
得る映像信号記録装置を提供することを目的とす
る。
家庭用を目的とした簡易型VTRの主流とし
て、現在アジマス2ヘツド方式のヘリカルスキヤ
ン型VTRが著しく普及している。VTRのように
磁気テープを記録媒体とする装置では、磁気テー
プへの記録状態を統一するための規格が必要であ
り、これによつてすべての共通項目を一致させ、
所謂磁気テープの互換性が確立する。VTRでは
回転ドラム又は回転プレート等、回転ヘツドが固
着されている回転体(以下、説明の便宜上、回転
ドラムとして説明する)の回転面の直径は規格の
最重要項目の一つであり、同一規格のVTRはす
べて一定の直径になつている。この回転ドラムの
直径(以下「ドラム径」ともいう)は特にポータ
ブル型ではVTR全体の大きさを左右するほど多
大な影響をもつている。
て、現在アジマス2ヘツド方式のヘリカルスキヤ
ン型VTRが著しく普及している。VTRのように
磁気テープを記録媒体とする装置では、磁気テー
プへの記録状態を統一するための規格が必要であ
り、これによつてすべての共通項目を一致させ、
所謂磁気テープの互換性が確立する。VTRでは
回転ドラム又は回転プレート等、回転ヘツドが固
着されている回転体(以下、説明の便宜上、回転
ドラムとして説明する)の回転面の直径は規格の
最重要項目の一つであり、同一規格のVTRはす
べて一定の直径になつている。この回転ドラムの
直径(以下「ドラム径」ともいう)は特にポータ
ブル型ではVTR全体の大きさを左右するほど多
大な影響をもつている。
第1図は現行の2ヘツド方式ヘリカルスキヤン
型VTRのテープ走行系の一例の構成を示す図
で、供給側リール(図示せず)より繰り出された
磁気テープ1は全幅消去ヘツド2のギヤツプ面を
通過してポール3及び4により夫々案内されて回
転ドラム5に巻付けられ、更にポール6及び7、
オーデイオ及びコントロールヘツド8を経てキヤ
プスタン9及びピンチローラ10により挾持され
た後巻取側リール(図示せず)に巻取られる。磁
気テープ1は周知の如く、回転するキヤプスタン
9及びピンチローラ10により挾持駆動されて矢
印方向へ走行せしめられる。一方、回転ドラム5
には互いにアジマス角度の異なるギヤツプを有す
るビデオヘツドH1及びH2が180゜の角度で対向し
て取付けられている。
型VTRのテープ走行系の一例の構成を示す図
で、供給側リール(図示せず)より繰り出された
磁気テープ1は全幅消去ヘツド2のギヤツプ面を
通過してポール3及び4により夫々案内されて回
転ドラム5に巻付けられ、更にポール6及び7、
オーデイオ及びコントロールヘツド8を経てキヤ
プスタン9及びピンチローラ10により挾持され
た後巻取側リール(図示せず)に巻取られる。磁
気テープ1は周知の如く、回転するキヤプスタン
9及びピンチローラ10により挾持駆動されて矢
印方向へ走行せしめられる。一方、回転ドラム5
には互いにアジマス角度の異なるギヤツプを有す
るビデオヘツドH1及びH2が180゜の角度で対向し
て取付けられている。
磁気テープ1は第1図に示す如くポール4,6
等により回転ドラム5に180゜強に亘つて、か
つ、第1図中、反時計方向へ回転をする回転ドラ
ム5に対して第2図に示す如く下部固定ドラム1
1に設けられたテープガイド帯に沿つて傾斜して
巻付けられている。上記の如く磁気テープ1の回
転ドラム5への巻付け角度は180゜にオーバーラ
ツプ分を加えた角度であり、比較的ゆるい巻付け
角度なのでテープ走行が安定しており、また磁気
テープ1の自動的なローデイングも行ない易い。
また磁気テープ1は第2図に示す如く回転ドラム
5の回転面に対して傾斜して巻付けられているか
ら、そのテープパターンは磁気テープ1の長手方
向に対して傾斜したビデオトラツクがビデオヘツ
ドH1,H2により形成されたものとなることは周
知の通りである。このテープパターンは、ビデオ
トラツクを再生するビデオヘツドが記録時の同一
のアジマス角度のギヤツプを有するときは最大の
再生出力が得られるのに対し、記録時と異なるア
ジマス角度のギヤツプを有するときは殆ど再生出
力が得られないというアジマス損失効果を利用し
て、ビデオトラツクがガードバンド無く密接して
記録されたものであり、これにより磁気テープの
記録密度の向上が図られている。
等により回転ドラム5に180゜強に亘つて、か
つ、第1図中、反時計方向へ回転をする回転ドラ
ム5に対して第2図に示す如く下部固定ドラム1
1に設けられたテープガイド帯に沿つて傾斜して
巻付けられている。上記の如く磁気テープ1の回
転ドラム5への巻付け角度は180゜にオーバーラ
ツプ分を加えた角度であり、比較的ゆるい巻付け
角度なのでテープ走行が安定しており、また磁気
テープ1の自動的なローデイングも行ない易い。
また磁気テープ1は第2図に示す如く回転ドラム
5の回転面に対して傾斜して巻付けられているか
ら、そのテープパターンは磁気テープ1の長手方
向に対して傾斜したビデオトラツクがビデオヘツ
ドH1,H2により形成されたものとなることは周
知の通りである。このテープパターンは、ビデオ
トラツクを再生するビデオヘツドが記録時の同一
のアジマス角度のギヤツプを有するときは最大の
再生出力が得られるのに対し、記録時と異なるア
ジマス角度のギヤツプを有するときは殆ど再生出
力が得られないというアジマス損失効果を利用し
て、ビデオトラツクがガードバンド無く密接して
記録されたものであり、これにより磁気テープの
記録密度の向上が図られている。
しかるに、ポータブル型VTRでは小型化が望
まれているが、上記ドラム径の大きさが装置全体
の大きさを左右するほど多大な影響をもつてい
る。ところが、規格を定めるとこのドラム径は一
定となり、よつてポータブル型VTRでも2ヘツ
ド方式の場合は上記の大なるドラム径の回転ドラ
ムを使用せざるを得ず、装置の小型化に制約を与
えていた。
まれているが、上記ドラム径の大きさが装置全体
の大きさを左右するほど多大な影響をもつてい
る。ところが、規格を定めるとこのドラム径は一
定となり、よつてポータブル型VTRでも2ヘツ
ド方式の場合は上記の大なるドラム径の回転ドラ
ムを使用せざるを得ず、装置の小型化に制約を与
えていた。
他方、ヘリカルスキヤン型VTRには上記の2
ヘツド方式以外にも、回転ドラムの周囲に磁気テ
ープを360゜の範囲に亘つて巻付ける1ヘツド方
式、90゜の範囲に亘つて巻付ける4ヘツド方式、
あるいは120゜の範囲に亘つて巻付ける3ヘツド
方式その他がある。しかして、ヘリカルスキヤン
型VTRでドラム径を最も小さく設定することが
できるのは1ヘツド方式であり、2ヘツド方式の
半分のドラム径で済むことは良く知られている。
従つて、装置の小型化の観点からすれば、1ヘツ
ド方式VTRが優れているが、ヘツドが磁気テー
プの一端部から他端部へ移る所では記録信号が欠
如するため、1本のビデオトラツクにオーバーラ
ツプ分を含んだ映像信号の1フイード分の記録は
不可能であるという致命的な欠点があり、また2
ヘツド方式との間での互換がとれないということ
から、従来は現行の2ヘツド方式VTRと互換性
のある1ヘツド方式VTRは作られることはなか
つた。
ヘツド方式以外にも、回転ドラムの周囲に磁気テ
ープを360゜の範囲に亘つて巻付ける1ヘツド方
式、90゜の範囲に亘つて巻付ける4ヘツド方式、
あるいは120゜の範囲に亘つて巻付ける3ヘツド
方式その他がある。しかして、ヘリカルスキヤン
型VTRでドラム径を最も小さく設定することが
できるのは1ヘツド方式であり、2ヘツド方式の
半分のドラム径で済むことは良く知られている。
従つて、装置の小型化の観点からすれば、1ヘツ
ド方式VTRが優れているが、ヘツドが磁気テー
プの一端部から他端部へ移る所では記録信号が欠
如するため、1本のビデオトラツクにオーバーラ
ツプ分を含んだ映像信号の1フイード分の記録は
不可能であるという致命的な欠点があり、また2
ヘツド方式との間での互換がとれないということ
から、従来は現行の2ヘツド方式VTRと互換性
のある1ヘツド方式VTRは作られることはなか
つた。
一方、ドラム径の縮小化を図りつつ、上記1ヘ
ツド方式の欠点である信号の欠如期間の発生を補
正したものに、従来1.5ヘツド方式VTRがあつ
た。このものは第3図に示す如く、回転ドラム1
2に角度αの取付角度で主ヘツドH3及び補助ヘ
ツドH4を取付け、磁気テープ1を、図中反時計
方向に回転する回転ドラム12の全周に亘つて巻
付けるべくガイドポール3,4,6,及び7の位
置を設定したものであるが、構造上どうしても
360゜全周に亘る巻付けは不可能である。いま、
回転ドラム12の外周で磁気テープ1に主ヘツド
H3,補助ヘツドH4が接触できない期間(信号欠
如期間)を角度βで表わすと、この角度βの期間
は磁気テープ1上に信号が記録されないことにな
るため、前記ヘツド取付角度αは角度βよりも若
干大なる角度に選定される。
ツド方式の欠点である信号の欠如期間の発生を補
正したものに、従来1.5ヘツド方式VTRがあつ
た。このものは第3図に示す如く、回転ドラム1
2に角度αの取付角度で主ヘツドH3及び補助ヘ
ツドH4を取付け、磁気テープ1を、図中反時計
方向に回転する回転ドラム12の全周に亘つて巻
付けるべくガイドポール3,4,6,及び7の位
置を設定したものであるが、構造上どうしても
360゜全周に亘る巻付けは不可能である。いま、
回転ドラム12の外周で磁気テープ1に主ヘツド
H3,補助ヘツドH4が接触できない期間(信号欠
如期間)を角度βで表わすと、この角度βの期間
は磁気テープ1上に信号が記録されないことにな
るため、前記ヘツド取付角度αは角度βよりも若
干大なる角度に選定される。
第3図に示す位置に主ヘツドH3が在るとき
は、この次は主ヘツドH3は磁気テープ1に接触
しない期間になる。一方、補助ヘツドH4はこの
時には既に磁気テープ1に十分接触しているの
で、この先は主ヘツドH3が記録できない期間だ
け記録を受持つことになる。このようにして、主
ヘツドH3が磁気テープ1上に大部分の期間、信
号の記録を行ない、欠如期間に相当する角度αの
回転期間だけ補助ヘツドH4が記録を受持つ構成
が1.5ヘツド方式VTRである。
は、この次は主ヘツドH3は磁気テープ1に接触
しない期間になる。一方、補助ヘツドH4はこの
時には既に磁気テープ1に十分接触しているの
で、この先は主ヘツドH3が記録できない期間だ
け記録を受持つことになる。このようにして、主
ヘツドH3が磁気テープ1上に大部分の期間、信
号の記録を行ない、欠如期間に相当する角度αの
回転期間だけ補助ヘツドH4が記録を受持つ構成
が1.5ヘツド方式VTRである。
主ヘツドH3及び補助ヘツドH4は回転ドラム1
2の回転面上に前記した如く角度αの間隔をもつ
て取付けられると共に、それらの高さ位置も異な
らせて配置されている。第4図は上記の1.5ヘツ
ド方式VTRで記録形成されたテープパターンの
一例を示す図である。同図中、TAは主ヘツドH3
により記録形成されたビデオトラツク、TBは補
助ヘツドH4により記録形成されたトラツク、TA
Uはオーデイオヘツドにより記録形成されたオー
デイオトラツク、TCNTはコントロールヘツドに
より記録形成されたコントロールトラツクで、更
にトラツクTA,TBの間にはテープ長手方向に沿
うキユートラツクTCが固定ヘツドにより記録形
成されているが、これは一例であつて無くても良
い。なお、上記トラツクTBには通常、垂直同期
信号が記録される。再生時には主ヘツドH3及び
補助ヘツドH4により夫々トラツクTA,TBが再
生される。
2の回転面上に前記した如く角度αの間隔をもつ
て取付けられると共に、それらの高さ位置も異な
らせて配置されている。第4図は上記の1.5ヘツ
ド方式VTRで記録形成されたテープパターンの
一例を示す図である。同図中、TAは主ヘツドH3
により記録形成されたビデオトラツク、TBは補
助ヘツドH4により記録形成されたトラツク、TA
Uはオーデイオヘツドにより記録形成されたオー
デイオトラツク、TCNTはコントロールヘツドに
より記録形成されたコントロールトラツクで、更
にトラツクTA,TBの間にはテープ長手方向に沿
うキユートラツクTCが固定ヘツドにより記録形
成されているが、これは一例であつて無くても良
い。なお、上記トラツクTBには通常、垂直同期
信号が記録される。再生時には主ヘツドH3及び
補助ヘツドH4により夫々トラツクTA,TBが再
生される。
しかるに、上記の従来の1.5ヘツド方式VTRに
よるテープパターンは第4図に示す如く、垂直同
期信号記録トラツクTBと、垂直同期信号期間以
外の期間の映像信号記録トラツクTAとが夫々不
連続的に形成されており、また相隣るトラツク間
にはガードバンドが形成されており、これに対
し、現行のアジマス記録再生方式を採用した2ヘ
ツド方式VTRによるテープパターンは周知の通
り、磁気テープの長手方向に対して傾斜したトラ
ツクは垂直同期信号を含めて1フイールド分及び
オーバーラツプ分の映像信号が1本のビデオトラ
ツクに連続的に記録されており、また相隣るビデ
オトラツク間にはガードバンドが形成されていな
いのが一般である。このため、従来の1.5ヘツド
方式VTRで記録された第4図に示すテープパタ
ーンの磁気テープ1を現行の2ヘツド方式で再生
することはできなかつた。
よるテープパターンは第4図に示す如く、垂直同
期信号記録トラツクTBと、垂直同期信号期間以
外の期間の映像信号記録トラツクTAとが夫々不
連続的に形成されており、また相隣るトラツク間
にはガードバンドが形成されており、これに対
し、現行のアジマス記録再生方式を採用した2ヘ
ツド方式VTRによるテープパターンは周知の通
り、磁気テープの長手方向に対して傾斜したトラ
ツクは垂直同期信号を含めて1フイールド分及び
オーバーラツプ分の映像信号が1本のビデオトラ
ツクに連続的に記録されており、また相隣るビデ
オトラツク間にはガードバンドが形成されていな
いのが一般である。このため、従来の1.5ヘツド
方式VTRで記録された第4図に示すテープパタ
ーンの磁気テープ1を現行の2ヘツド方式で再生
することはできなかつた。
本発明は上記の欠点を除去したものであり、上
記の1.5ヘツド方式を改良し、主ヘツドと副ヘツ
ドの間隔と取付高さ位置とを適宜設定するととも
に、記録信号のゲートコントロールをすることに
より、現行の2ヘツド方式VTRによるテープパ
ターンと等価なテープパターンを記録形成できる
ようにしたものであり、以下その一実施例につき
第5図乃至第11図と共に説明する。
記の1.5ヘツド方式を改良し、主ヘツドと副ヘツ
ドの間隔と取付高さ位置とを適宜設定するととも
に、記録信号のゲートコントロールをすることに
より、現行の2ヘツド方式VTRによるテープパ
ターンと等価なテープパターンを記録形成できる
ようにしたものであり、以下その一実施例につき
第5図乃至第11図と共に説明する。
第5図は本発明になる映像信号記録装置のテー
プ走行系の一実施例の構成を示す。同図中、第1
図と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。磁気テープ1はガイドポール13,
14,15を経て回転ドラム16の外周側面に添
接せしめられ、ガイドポール17により回転ドラ
ム16に360゜弱の角度範囲に亘つて巻付けら
れ、ガイドポール18により走行路が変えられ
る。第1図に示した2ヘツド方式VTRと本発明
装置との互換性が成立するためには、これから説
明するテープパターンフオーマツト以外に、オー
デイオ及びコントロールヘツド8の位置を2ヘツ
ド方式VTRと同一にする必要がある。すなわ
ち、回転ドラム16から磁気テープ1が離れる位
置から、オーデイオ及びコントロールヘツド8ま
での距離を2ヘツド方式VTRのそれと同一値に
する必要がある。なお、全幅消去ヘツド2やキヤ
プスタン9、ピンチローラ10、ガイドポール1
3〜18の位置は自由でよい。回転ドラム16に
はその回転面上に主ヘツドHAと副ヘツドHBと
が、夫々前記した1.5ヘツド方式VTRと同様に、
第6図Aに示す如く、磁気テープ1にヘツドH
A,HBが接触できない期間の角度よりも若干大な
る角度αの間隔をもつて取付けられている。
プ走行系の一実施例の構成を示す。同図中、第1
図と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。磁気テープ1はガイドポール13,
14,15を経て回転ドラム16の外周側面に添
接せしめられ、ガイドポール17により回転ドラ
ム16に360゜弱の角度範囲に亘つて巻付けら
れ、ガイドポール18により走行路が変えられ
る。第1図に示した2ヘツド方式VTRと本発明
装置との互換性が成立するためには、これから説
明するテープパターンフオーマツト以外に、オー
デイオ及びコントロールヘツド8の位置を2ヘツ
ド方式VTRと同一にする必要がある。すなわ
ち、回転ドラム16から磁気テープ1が離れる位
置から、オーデイオ及びコントロールヘツド8ま
での距離を2ヘツド方式VTRのそれと同一値に
する必要がある。なお、全幅消去ヘツド2やキヤ
プスタン9、ピンチローラ10、ガイドポール1
3〜18の位置は自由でよい。回転ドラム16に
はその回転面上に主ヘツドHAと副ヘツドHBと
が、夫々前記した1.5ヘツド方式VTRと同様に、
第6図Aに示す如く、磁気テープ1にヘツドH
A,HBが接触できない期間の角度よりも若干大な
る角度αの間隔をもつて取付けられている。
また主ヘツドHAと副ヘツドHBとの高さ位置
は、第6図Bに示す如く、主ヘツドHAの方が副
ヘツドHBよりもdなる距離だけ高い位置に取付
けられている。第6図Bは第5図に示したガイド
ポール15,17側から回転ドラム16側をみた
正面図で、一点鎖線で示す磁気テープ1が回転ド
ラム16及び下部固定ドラム19に夫々添接され
て矢印X方向へ走行せしめられる。また主ヘツド
HAと副ヘツドHBとは夫々回転ドラム16と一体
的に矢印Y方向に回転せしめられる。
は、第6図Bに示す如く、主ヘツドHAの方が副
ヘツドHBよりもdなる距離だけ高い位置に取付
けられている。第6図Bは第5図に示したガイド
ポール15,17側から回転ドラム16側をみた
正面図で、一点鎖線で示す磁気テープ1が回転ド
ラム16及び下部固定ドラム19に夫々添接され
て矢印X方向へ走行せしめられる。また主ヘツド
HAと副ヘツドHBとは夫々回転ドラム16と一体
的に矢印Y方向に回転せしめられる。
また上記の主ヘツドHAは第7図A,Bに示す
如く、互いにアジマス角度の異なる2つのギヤツ
プが、高さ位置は同じで間隔がtだけ離れた位置
に形成されており、回転方向先行する側の第1の
ギヤツプによるヘツドHA1と後行する側の第2の
ギヤツプによるヘツドHA2とより構成されてい
る。これは副ヘツドHBについても全く同様で、
互いにアジマス角度の異なる2つのギヤツプのう
ち、回転方向先行する側の第1のギヤツプによる
ヘツドHB1と後行する側の第2のギヤツプによる
ヘツドHB2とより構成されており、ヘツドHB1及
びHB2の高さ位置は同じで、互いにtなる距離だ
け離間配置されている。
如く、互いにアジマス角度の異なる2つのギヤツ
プが、高さ位置は同じで間隔がtだけ離れた位置
に形成されており、回転方向先行する側の第1の
ギヤツプによるヘツドHA1と後行する側の第2の
ギヤツプによるヘツドHA2とより構成されてい
る。これは副ヘツドHBについても全く同様で、
互いにアジマス角度の異なる2つのギヤツプのう
ち、回転方向先行する側の第1のギヤツプによる
ヘツドHB1と後行する側の第2のギヤツプによる
ヘツドHB2とより構成されており、ヘツドHB1及
びHB2の高さ位置は同じで、互いにtなる距離だ
け離間配置されている。
上記の如き構成で、各ヘツドの記録の範囲を定
め、ヘツド取付角度α、高さ位置のずれdなどを
後に詳記する如く選定することにより、第8図に
示す如きテープパターンフオーマツトが得られる
(なお、この第8図は連続して記録形成したテー
プパターンのうちの一部を示している。)。同図
中、TAU,TCNTは夫々オーデイオトラツク、コ
ントロールトラツクで磁気テープ1の長手方向に
沿つて磁気テープ1の端部に記録形成されてお
り、これらの間にテープ長手方向に対して傾斜し
た傾斜トラツクが記録形成されている。この傾斜
トラツクは、1本のトラツクの最初の方に存在す
る副ヘツドHBにより記録形成された疎なる間隔
のハツチングで示す第1のトラツク部と、その後
に在る主ヘツドHAにより記録形成された密なる
間隔のハツチングで示す第2のトラツク部とが時
系列的に合成されたトラツクであり、第1及び第
2のトラツク部の各トラツク中心線は夫々互いに
一致せしめられており、またトラツク幅も等しく
されている。またヘツドHAとHBとの切換わり点
は記録時に電気的に記録信号をゲートすることで
抜けや重複は起らないようにする。
め、ヘツド取付角度α、高さ位置のずれdなどを
後に詳記する如く選定することにより、第8図に
示す如きテープパターンフオーマツトが得られる
(なお、この第8図は連続して記録形成したテー
プパターンのうちの一部を示している。)。同図
中、TAU,TCNTは夫々オーデイオトラツク、コ
ントロールトラツクで磁気テープ1の長手方向に
沿つて磁気テープ1の端部に記録形成されてお
り、これらの間にテープ長手方向に対して傾斜し
た傾斜トラツクが記録形成されている。この傾斜
トラツクは、1本のトラツクの最初の方に存在す
る副ヘツドHBにより記録形成された疎なる間隔
のハツチングで示す第1のトラツク部と、その後
に在る主ヘツドHAにより記録形成された密なる
間隔のハツチングで示す第2のトラツク部とが時
系列的に合成されたトラツクであり、第1及び第
2のトラツク部の各トラツク中心線は夫々互いに
一致せしめられており、またトラツク幅も等しく
されている。またヘツドHAとHBとの切換わり点
は記録時に電気的に記録信号をゲートすることで
抜けや重複は起らないようにする。
また傾斜トラツクは互いにガードバンド無く密
接して記録形成されており、第8図に示す傾斜ト
ラツクのハツチングの傾きによりアジマス角度を
模式的に示してある。すなわち、1本の傾斜トラ
ツクは同じアジマス角度のギヤツプのヘツドHA1
及びHB1、又はHA2及びHB2により夫々記録形成
されている。更に後記する如く、1本の傾斜トラ
ツクのうち前記第1のトラツク部には主に垂直同
期信号付近が記録されており、第2のトラツク部
には1フイールド分のうち垂直同期信号付近を除
く主映像信号が記録されるが、この両信号の記録
時の時間は連続していない。すなわち、テープパ
ターン上では連続した傾斜トラツクであるが、1
本の傾斜トラツクの第1のトラツク部と第2のト
ラツク部とに記録される2つの信号(垂直同期信
号付近と主映像β信号)は、互いに若干異なつた
フイールドにおける2つの信号によつて記録され
たものである。しかし、偶数フイールドと奇数フ
イールドの関係、水平走査期間の連続性などを考
慮することにより、このような設定は実用上全く
問題はない。なお、第8図中、TA1-1,TA1-3,
TA1-5,TA1-7は前記ヘツドHA2によつて記録さ
れた第2のトラツク部、TA2-2,TA2-4,TA2-
6,TA2-8は前記ヘツドHA2によつて記録された
第2のトラツク部、TB1-1,TB1-3,TB1-5TB1-7
は夫々前記ヘツドHB1によつて記録された第1の
トラツク部、TB2-2,TB2-4,TB2-6,TB2-8は前
記ヘツドHB2によつて記録された第1のトラツク
部を示す。
接して記録形成されており、第8図に示す傾斜ト
ラツクのハツチングの傾きによりアジマス角度を
模式的に示してある。すなわち、1本の傾斜トラ
ツクは同じアジマス角度のギヤツプのヘツドHA1
及びHB1、又はHA2及びHB2により夫々記録形成
されている。更に後記する如く、1本の傾斜トラ
ツクのうち前記第1のトラツク部には主に垂直同
期信号付近が記録されており、第2のトラツク部
には1フイールド分のうち垂直同期信号付近を除
く主映像信号が記録されるが、この両信号の記録
時の時間は連続していない。すなわち、テープパ
ターン上では連続した傾斜トラツクであるが、1
本の傾斜トラツクの第1のトラツク部と第2のト
ラツク部とに記録される2つの信号(垂直同期信
号付近と主映像β信号)は、互いに若干異なつた
フイールドにおける2つの信号によつて記録され
たものである。しかし、偶数フイールドと奇数フ
イールドの関係、水平走査期間の連続性などを考
慮することにより、このような設定は実用上全く
問題はない。なお、第8図中、TA1-1,TA1-3,
TA1-5,TA1-7は前記ヘツドHA2によつて記録さ
れた第2のトラツク部、TA2-2,TA2-4,TA2-
6,TA2-8は前記ヘツドHA2によつて記録された
第2のトラツク部、TB1-1,TB1-3,TB1-5TB1-7
は夫々前記ヘツドHB1によつて記録された第1の
トラツク部、TB2-2,TB2-4,TB2-6,TB2-8は前
記ヘツドHB2によつて記録された第1のトラツク
部を示す。
次に第8図に示すような現行の2ヘツド方式
VTRによるテープパターンと等価なテープパタ
ーンを記録形成するための、本発明装置における
ヘツド取付角度α及びヘツド取付高さdにつき更
に詳細に説明する。ヘツドHAとHBとの記録トラ
ツクが連続して現行の2ヘツド方式VTRの記録
テープパターンと等価なテープパターンを得るた
めには次の条件が必要である。
VTRによるテープパターンと等価なテープパタ
ーンを記録形成するための、本発明装置における
ヘツド取付角度α及びヘツド取付高さdにつき更
に詳細に説明する。ヘツドHAとHBとの記録トラ
ツクが連続して現行の2ヘツド方式VTRの記録
テープパターンと等価なテープパターンを得るた
めには次の条件が必要である。
1本の傾斜トラツクにおいて記録ヘツドのア
ジマス角度が一致すること。
ジマス角度が一致すること。
1本の傾斜トラツクにおいて記録信号の奇
数、偶数フイールドが一致すること。
数、偶数フイールドが一致すること。
テープパターン上の水平走査期間の順位(水
平走査線番号の順位)が連続し、かつ、主及び
副のヘツド切換わり点で水平走査期間(1水平
走査期間のテープパターン上の長さ)が、ヘツ
ド切換わり点以外の部分の水平走査期間と同一
であること。
平走査線番号の順位)が連続し、かつ、主及び
副のヘツド切換わり点で水平走査期間(1水平
走査期間のテープパターン上の長さ)が、ヘツ
ド切換わり点以外の部分の水平走査期間と同一
であること。
トラツクの位置(高さ方向)が揃うこと。
PAL,SECAM方式カラー映像信号の記録時
は水平走査期間毎の色信号形態の順序が揃うこ
と。
は水平走査期間毎の色信号形態の順序が揃うこ
と。
上記の各条件を満たすヘツド取付角度α及びヘ
ツド取付高さdの選定につき第9図と共に説明す
るに、同図中、RAは主ヘツドHAの記録範囲、R
Bは副ヘツドHBの記録範囲を示し、両記録範囲を
加えたのが1フイールド分の記録範囲となる。ま
た、主ヘツドHAが第9図に示す記録範囲RAの始
点に在るとき、第6図Aに示す如く主ヘツドHA
に対し角度αだけ離間して、かつ同図Bに示す如
く高さdだけ低く取付けられた副ヘツドHBは、
第9図に示す如く記録範囲RBの終点に位置す
る。第9図中、l〓は取付角度α分の距離を示
す。そして両ヘツドHA,HBが走査する傾斜トラ
ツクの延長線をトラツクA○、トラツクB○とする
と、これらのトラツクは記録磁化方向が同一で
(すなわち同一のアジマス角のヘツドで記録さ
れ)、かつ、そこに記録される映像信号の奇数、
偶数のフイールド関係は同じでなくてはならな
い。このためには、トラツクA○とB○との間には、
奇数本の傾斜トラツクが記録されていなくてはな
らないことになる。換言すれば、トラツクA○及び
B○の間の距離dは、傾斜トラツクのトラツクピツ
チの偶数倍の長さでなければならないことにな
る。
ツド取付高さdの選定につき第9図と共に説明す
るに、同図中、RAは主ヘツドHAの記録範囲、R
Bは副ヘツドHBの記録範囲を示し、両記録範囲を
加えたのが1フイールド分の記録範囲となる。ま
た、主ヘツドHAが第9図に示す記録範囲RAの始
点に在るとき、第6図Aに示す如く主ヘツドHA
に対し角度αだけ離間して、かつ同図Bに示す如
く高さdだけ低く取付けられた副ヘツドHBは、
第9図に示す如く記録範囲RBの終点に位置す
る。第9図中、l〓は取付角度α分の距離を示
す。そして両ヘツドHA,HBが走査する傾斜トラ
ツクの延長線をトラツクA○、トラツクB○とする
と、これらのトラツクは記録磁化方向が同一で
(すなわち同一のアジマス角のヘツドで記録さ
れ)、かつ、そこに記録される映像信号の奇数、
偶数のフイールド関係は同じでなくてはならな
い。このためには、トラツクA○とB○との間には、
奇数本の傾斜トラツクが記録されていなくてはな
らないことになる。換言すれば、トラツクA○及び
B○の間の距離dは、傾斜トラツクのトラツクピツ
チの偶数倍の長さでなければならないことにな
る。
また上記距離l〓の長さの傾斜トラツク部分に
記録される水平走査期間数は、上記距離d内の傾
斜トラツク本数と、隣り合う2本の傾斜トラツク
の水平走査期間の順位ずれ数(所謂Hずれ数)が
関係してくる。
記録される水平走査期間数は、上記距離d内の傾
斜トラツク本数と、隣り合う2本の傾斜トラツク
の水平走査期間の順位ずれ数(所謂Hずれ数)が
関係してくる。
以上を実施例の数値を入れて判り易く説明す
る。本実施例の諸数値を次のように設定する。
る。本実施例の諸数値を次のように設定する。
傾斜トラツクピツチ p=0.06(mm)
Hずれ数 k=1.5(H)
テープ・ヘツド非接触期間の角度 β≒25゜
上記角度βを25゜程度とすると、ヘツド取付角
度αは少し余裕を見て30゜位に設定される。する
と、このトラツク取付角度30゜程度内の距離l〓
の傾斜トラツク部分に記録される水平走査期間数
は22H程度となる。この距離l〓の傾斜トラツク
部分に記録される水平走査期間数LHは、距離d
の中に含まれる傾斜トラツクのトラツクピツチ数
d/pと前記Hずれ数kとの積に等しい。ここで、前 記したように距離dの中に含まれる傾斜トラツク
のトラツクピツチ数d/pは偶数でなければならない が、d/pは上記の関係からLH/kに等しいから、L
H/kも偶 数でなければならない。従つて、このことを勘案
してLHを24Hとすると、 LH/k=24/1.5=16 と偶数にできる。従つて、上記距離dは d=p・LH/k=0.06×16=0.96(mm) となる。なお、距離d内のトラツクピツチの倍数
は、PAL方式又はSECAM方式カラー映像信号記
録装置にあつては、色信号形態の水平走査期間順
序を揃えるため、更に4の倍数にすることが望ま
しい。上記の場合、1本の傾斜トラツクの距離l
〓の長さに記録されている水平走査期間数を24H
としたから、ヘツドHA,HBの取付角度αは α=24/262.5×360≒32.9゜ となる。
度αは少し余裕を見て30゜位に設定される。する
と、このトラツク取付角度30゜程度内の距離l〓
の傾斜トラツク部分に記録される水平走査期間数
は22H程度となる。この距離l〓の傾斜トラツク
部分に記録される水平走査期間数LHは、距離d
の中に含まれる傾斜トラツクのトラツクピツチ数
d/pと前記Hずれ数kとの積に等しい。ここで、前 記したように距離dの中に含まれる傾斜トラツク
のトラツクピツチ数d/pは偶数でなければならない が、d/pは上記の関係からLH/kに等しいから、L
H/kも偶 数でなければならない。従つて、このことを勘案
してLHを24Hとすると、 LH/k=24/1.5=16 と偶数にできる。従つて、上記距離dは d=p・LH/k=0.06×16=0.96(mm) となる。なお、距離d内のトラツクピツチの倍数
は、PAL方式又はSECAM方式カラー映像信号記
録装置にあつては、色信号形態の水平走査期間順
序を揃えるため、更に4の倍数にすることが望ま
しい。上記の場合、1本の傾斜トラツクの距離l
〓の長さに記録されている水平走査期間数を24H
としたから、ヘツドHA,HBの取付角度αは α=24/262.5×360≒32.9゜ となる。
なお、ヘツド取付角度α及び距離(HA,HBの
相対的高さずれ)dは、上記の場合はテープパタ
ーン上のトラツクから求めているが、実際は回転
ドラム上の角度及び距離で求める必要がある。こ
の場合、ヘツド軌跡のパターンで作図すると良
い。因みに、このときのヘツド取付角度αは α=24/262.5+k×360≒32.7゜ となり、上記のテープパターン上で求めた32.9゜
よりも若干狭くなる。またヘツドHA,HBの相対
的高さずれdも若干少なくなるが、極少量であ
り、計算が複雑なので省略する。
相対的高さずれ)dは、上記の場合はテープパタ
ーン上のトラツクから求めているが、実際は回転
ドラム上の角度及び距離で求める必要がある。こ
の場合、ヘツド軌跡のパターンで作図すると良
い。因みに、このときのヘツド取付角度αは α=24/262.5+k×360≒32.7゜ となり、上記のテープパターン上で求めた32.9゜
よりも若干狭くなる。またヘツドHA,HBの相対
的高さずれdも若干少なくなるが、極少量であ
り、計算が複雑なので省略する。
次にヘツドHA1とHA2との距離t、及びヘツド
HB1とHB2との距離tの選定につき説明する。本
実施例は、アジマス2ヘツド方式VTRとの互換
を目的としているから、1.5ヘツド方式の本実施
例もそれに対応する必要がある。本来、1.5ヘツ
ド方式ではアジマス記録再生は行なえないという
のが一般的な通例であつたが、本発明ではアジマ
ス記録も行なえるものである。
HB1とHB2との距離tの選定につき説明する。本
実施例は、アジマス2ヘツド方式VTRとの互換
を目的としているから、1.5ヘツド方式の本実施
例もそれに対応する必要がある。本来、1.5ヘツ
ド方式ではアジマス記録再生は行なえないという
のが一般的な通例であつたが、本発明ではアジマ
ス記録も行なえるものである。
第6図B、第7図A,Bに示す如く、主ヘツド
HA、副ヘツドHBは夫々極めて近い距離tだけ離
間して配設された互いに異なるアジマス角度をも
つ2つのギヤツプ部を有する構成とされる。この
2つのギヤツプ部に相当するヘツドHA1,HA2又
はHB1,HB2が、記録時には1回転毎に交互に記
録に用いられることにより、隣り合う傾斜トラツ
クは第8図に示したように、異なるアジマス角の
ヘツドで記録されたものとなる。
HA、副ヘツドHBは夫々極めて近い距離tだけ離
間して配設された互いに異なるアジマス角度をも
つ2つのギヤツプ部を有する構成とされる。この
2つのギヤツプ部に相当するヘツドHA1,HA2又
はHB1,HB2が、記録時には1回転毎に交互に記
録に用いられることにより、隣り合う傾斜トラツ
クは第8図に示したように、異なるアジマス角の
ヘツドで記録されたものとなる。
ここで、上記距離tは、ヘツド製造上の制約を
受けるが、テープパターン上での1水平走査期間
又は0.5水平走査期間等の記録長さに設定すると
良い。因みに1水平走査期間の記録長さは、一例
として0.37mm程度である。この距離tを水平走査
期間に関連して設定するのは、後記の信号処理に
おいて、ヘツドHA1及びHB1により記録される映
像信号を、ヘツドHA2及びHB2により記録される
映像信号との記録位置合わせをするために遅延す
る必要があるからで、この遅延のための遅延回路
としては1水平走査期間又は0.5水平走査期間を
遅延する回路は構成が比較的楽であるのに対し、
他の遅延時間の回路は遅延素子が得にくいからで
ある。しかし、任意の遅延時間の遅延回路を得る
ことができるならば、上記距離tは本実施例に限
定されるものではなく、遅延時間に合わせて設定
することができる。
受けるが、テープパターン上での1水平走査期間
又は0.5水平走査期間等の記録長さに設定すると
良い。因みに1水平走査期間の記録長さは、一例
として0.37mm程度である。この距離tを水平走査
期間に関連して設定するのは、後記の信号処理に
おいて、ヘツドHA1及びHB1により記録される映
像信号を、ヘツドHA2及びHB2により記録される
映像信号との記録位置合わせをするために遅延す
る必要があるからで、この遅延のための遅延回路
としては1水平走査期間又は0.5水平走査期間を
遅延する回路は構成が比較的楽であるのに対し、
他の遅延時間の回路は遅延素子が得にくいからで
ある。しかし、任意の遅延時間の遅延回路を得る
ことができるならば、上記距離tは本実施例に限
定されるものではなく、遅延時間に合わせて設定
することができる。
次に本発明装置の信号処理系につき第10図に
示すブロツク系統図、第11図A〜Hに示す信号
波形及び動作タイミング図と共に説明する。第1
0図において、入力端子20には記録すべき映像
信号が入来する。この映像信号は垂直同期信号単
位で図示すると第11図Aに示す如き波形であ
り、1H遅延回路21に供給され、ここで1H遅延
された後切換スイツチS1の端子aに印加される一
方、遅延されることなく直接に切換スイツチS1の
端子bに印加される。なお、ここではヘツドHA1
とHA2との間の距離t、並びにヘツドHB1とHB2
との間の距離tはいずれも1Hの記録長さに選定
されている。
示すブロツク系統図、第11図A〜Hに示す信号
波形及び動作タイミング図と共に説明する。第1
0図において、入力端子20には記録すべき映像
信号が入来する。この映像信号は垂直同期信号単
位で図示すると第11図Aに示す如き波形であ
り、1H遅延回路21に供給され、ここで1H遅延
された後切換スイツチS1の端子aに印加される一
方、遅延されることなく直接に切換スイツチS1の
端子bに印加される。なお、ここではヘツドHA1
とHA2との間の距離t、並びにヘツドHB1とHB2
との間の距離tはいずれも1Hの記録長さに選定
されている。
一方、前記回転ドラム16の回転が公知の方法
により検出されており、回転ドラム16の半回転
毎に第11図Bに示す如き回転検出パルスが取り
出されており、これを一定時間遅延した同図Cに
示す遅延回転検出パルスの立上りエツジで切換ス
イツチS1が切換接続される。これにより切換スイ
ツチS1は第11図DにHレベルで示すドラム半回
転期間(時刻t2〜t6)は端子aに接続され、Lレベ
ルで示すドラム半回転期間(時刻t6〜t10)は端子
bに接続され、ドラム半回転毎に切換接続され
る。
により検出されており、回転ドラム16の半回転
毎に第11図Bに示す如き回転検出パルスが取り
出されており、これを一定時間遅延した同図Cに
示す遅延回転検出パルスの立上りエツジで切換ス
イツチS1が切換接続される。これにより切換スイ
ツチS1は第11図DにHレベルで示すドラム半回
転期間(時刻t2〜t6)は端子aに接続され、Lレベ
ルで示すドラム半回転期間(時刻t6〜t10)は端子
bに接続され、ドラム半回転毎に切換接続され
る。
切換スイツチS1より取り出された映像信号は第
10図に示す記録信号処理回路22に供給され、
ここで互換再生を意図する現行の2ヘツド方式
VTRによる記録信号と同一の信号形態の信号
(例えば周波数変調輝度信号と低域変換搬送色信
号との周波数分割多重信号であつて、更に低域変
換搬送色信号は再生時のクロストーク除去のため
に所定の位相推移処理を受けた信号)とされた
後、開閉成スイツチS2を介して切換スイツチS4に
印加される一方、開閉成スイツチS3を介して切換
スイツチS5に印加される。上記の各スイツチS2,
S3,S4及びS5は前記第11図Bに示した回転検出
パルスを図示を省略したスイツチングパルス発生
回路により波形整形して得たスイツチングパルス
により第11図E,F,G及びHに示す如きタイ
ミングで夫々スイツチング制御される。
10図に示す記録信号処理回路22に供給され、
ここで互換再生を意図する現行の2ヘツド方式
VTRによる記録信号と同一の信号形態の信号
(例えば周波数変調輝度信号と低域変換搬送色信
号との周波数分割多重信号であつて、更に低域変
換搬送色信号は再生時のクロストーク除去のため
に所定の位相推移処理を受けた信号)とされた
後、開閉成スイツチS2を介して切換スイツチS4に
印加される一方、開閉成スイツチS3を介して切換
スイツチS5に印加される。上記の各スイツチS2,
S3,S4及びS5は前記第11図Bに示した回転検出
パルスを図示を省略したスイツチングパルス発生
回路により波形整形して得たスイツチングパルス
により第11図E,F,G及びHに示す如きタイ
ミングで夫々スイツチング制御される。
すなわち、開閉成スイツチS2は第11図Eに示
す如く、切換スイツチS1が端子aに接続されてい
る期間及びその前後の若干の期間(時刻t1〜t7,
t9〜)のみオン(閉成)とされ、他方、開閉成ス
イツチS3は同図Fに示す如く、切換スイツチS1が
端子bに接続されている期間及びその前後の若干
の期間(時刻t1〜t3,t3〜t11)のみオンとされる。
また切換スイツチS4,S5は夫々第11図G,Hに
示すハイレベル期間(時刻t1〜t4,t5〜t8)は端子
b側に接続され、ローレベル期間は端子a側に接
続され、従つて両スイツチS4,S5が端子bに接続
されている期間は同図AにV.SyNcで示す垂直同
期信号及びその前後の期間のみであり、また両ス
イツチS4及びS5は1フイールド毎に交互に端子b
に接続される。
す如く、切換スイツチS1が端子aに接続されてい
る期間及びその前後の若干の期間(時刻t1〜t7,
t9〜)のみオン(閉成)とされ、他方、開閉成ス
イツチS3は同図Fに示す如く、切換スイツチS1が
端子bに接続されている期間及びその前後の若干
の期間(時刻t1〜t3,t3〜t11)のみオンとされる。
また切換スイツチS4,S5は夫々第11図G,Hに
示すハイレベル期間(時刻t1〜t4,t5〜t8)は端子
b側に接続され、ローレベル期間は端子a側に接
続され、従つて両スイツチS4,S5が端子bに接続
されている期間は同図AにV.SyNcで示す垂直同
期信号及びその前後の期間のみであり、また両ス
イツチS4及びS5は1フイールド毎に交互に端子b
に接続される。
上記切換スイツチS4の端子a,bはヘツドHA
1,HB1に夫々接続されており、また切換スイツ
チS5の端子a,bはヘツドHA2,HB2に夫々接続
されている。従つて、時刻t2よりt4までヘツドHB
1により1H遅延された垂直同期信号及びその前後
の若干の期間(すなわち垂直同期信号付近)の映
像信号が記録され、時刻t4よりt6までヘツドHA1
により1H遅延された垂直同期信号付近の次の主
映像信号が記録され、時刻t6よりt8まではヘツド
HB2により遅延されていない垂直同期信号付近の
映像信号が記録され、しかる後に時刻t8よりt10ま
ではヘツドHA2により遅延されていない主映像信
号が記録され、以下この動作が周期的に繰り返さ
れる。
1,HB1に夫々接続されており、また切換スイツ
チS5の端子a,bはヘツドHA2,HB2に夫々接続
されている。従つて、時刻t2よりt4までヘツドHB
1により1H遅延された垂直同期信号及びその前後
の若干の期間(すなわち垂直同期信号付近)の映
像信号が記録され、時刻t4よりt6までヘツドHA1
により1H遅延された垂直同期信号付近の次の主
映像信号が記録され、時刻t6よりt8まではヘツド
HB2により遅延されていない垂直同期信号付近の
映像信号が記録され、しかる後に時刻t8よりt10ま
ではヘツドHA2により遅延されていない主映像信
号が記録され、以下この動作が周期的に繰り返さ
れる。
このようにして、記録形成されたテープパター
ンフオーマツトは前記の第8図に示す如くにな
り、また1本の傾斜トラツクに隣接する傾斜トラ
ツクとの信号のオーバーーラツプ記録期間を有
し、かつ、信号欠如期間なく連続して記録するこ
とができる。これにより、このテープパターンフ
オーマツトの磁気テープ1を現行のアジマス2へ
ヘツド方式VTRで再生することができる。
ンフオーマツトは前記の第8図に示す如くにな
り、また1本の傾斜トラツクに隣接する傾斜トラ
ツクとの信号のオーバーーラツプ記録期間を有
し、かつ、信号欠如期間なく連続して記録するこ
とができる。これにより、このテープパターンフ
オーマツトの磁気テープ1を現行のアジマス2へ
ヘツド方式VTRで再生することができる。
なお、このテープパターンフオーマツトの磁気
テープ1を第6図A,B及び第7図A,Bに示す
ヘツドHA1,HA2,HB1,HB2により再生するこ
ともできる。この場合は、第10図に示す1H遅
延回路21は再生時にも必要になり、記録時とは
逆のタイミングで挿入する。
テープ1を第6図A,B及び第7図A,Bに示す
ヘツドHA1,HA2,HB1,HB2により再生するこ
ともできる。この場合は、第10図に示す1H遅
延回路21は再生時にも必要になり、記録時とは
逆のタイミングで挿入する。
またアジマス記録再生方式を採用していない2
ヘツド方式VTRにより再生することを目的とす
る場合は、第6図A,B、第7図A,Bに示すよ
うに主ヘツドHA,副ヘツドHB共に1つのギヤツ
プを有する構成とすればよく、またこの場合は第
10図に示す1H遅延回路21、スイツチS1,S3
及びS5は不要となる。
ヘツド方式VTRにより再生することを目的とす
る場合は、第6図A,B、第7図A,Bに示すよ
うに主ヘツドHA,副ヘツドHB共に1つのギヤツ
プを有する構成とすればよく、またこの場合は第
10図に示す1H遅延回路21、スイツチS1,S3
及びS5は不要となる。
ところで、本発明装置では、1本の傾斜トラツ
クは、映像信号の大部分を記録する主ヘツドHA
(ここではHA1,HA2)と垂直同期信号付近を記
録する副ヘツドHB(ここではHB1,HB2)とに
より時系列的に記録形成されるが、両ヘツドH
A,HBの記録時の時間は異なつている。この記録
時間のずれは、両ヘツドの相対的高さずれdに含
まれるトラツクピツチ数で決まり、本実施例では
前記した如くこのトラツクピツチ数は16本である
から、ずれの時間は0.27(=16×1/60)秒となる。
クは、映像信号の大部分を記録する主ヘツドHA
(ここではHA1,HA2)と垂直同期信号付近を記
録する副ヘツドHB(ここではHB1,HB2)とに
より時系列的に記録形成されるが、両ヘツドH
A,HBの記録時の時間は異なつている。この記録
時間のずれは、両ヘツドの相対的高さずれdに含
まれるトラツクピツチ数で決まり、本実施例では
前記した如くこのトラツクピツチ数は16本である
から、ずれの時間は0.27(=16×1/60)秒となる。
上記の記録時間のずれは、連続して記録してい
る場合には、さほど問題ではないが、記録開始点
と記録終了点で問題となる。すなわち、記録開始
点では副ヘツドHBの記録トラツクの延長上には
主ヘツドHAの記録トラツクが0.27秒間存在せ
ず、又記録の終了点から0.27秒間直前までの範囲
では逆に副ヘツドHBの記録トラツクが主ヘツド
HAの記録トラツクの延長上に存在しないことに
なる。このことは特につなぎ撮りを行なうときに
注意しなくてはならない。すなわち、前の記録と
つなぎ撮りをする後の記録とでは、0.27秒間だけ
垂直同期信号と主映像信号とがでたらめの関係に
なるおそれがある。
る場合には、さほど問題ではないが、記録開始点
と記録終了点で問題となる。すなわち、記録開始
点では副ヘツドHBの記録トラツクの延長上には
主ヘツドHAの記録トラツクが0.27秒間存在せ
ず、又記録の終了点から0.27秒間直前までの範囲
では逆に副ヘツドHBの記録トラツクが主ヘツド
HAの記録トラツクの延長上に存在しないことに
なる。このことは特につなぎ撮りを行なうときに
注意しなくてはならない。すなわち、前の記録と
つなぎ撮りをする後の記録とでは、0.27秒間だけ
垂直同期信号と主映像信号とがでたらめの関係に
なるおそれがある。
そこで、上記の現象を防止するために、奇数、
偶数フイールドとアジマスヘツドの関係を一定に
保つようにした上で、どちらのフイールドで記録
を終了するかを規定し、つなぎ撮り時はそれに連
続するフイールドから記録を開始するようにする
工夫が必要となる。あるいは、記録開始点及び記
録終了点の両方に0.27秒間のタイムラグを設け、
常に両ヘツドHA,HBの各記録トラツク軌跡が接
がる範囲だけ夫々のヘツドHA,HBに記録信号を
供給するようにゲートコントロールを加えるよう
にしても良い。この場合は、記録終了後は0.27秒
×2の時間分だけ磁気テープを巻き戻しておく
と、次の記録時に連続した記録トラツク軌跡がで
きる。
偶数フイールドとアジマスヘツドの関係を一定に
保つようにした上で、どちらのフイールドで記録
を終了するかを規定し、つなぎ撮り時はそれに連
続するフイールドから記録を開始するようにする
工夫が必要となる。あるいは、記録開始点及び記
録終了点の両方に0.27秒間のタイムラグを設け、
常に両ヘツドHA,HBの各記録トラツク軌跡が接
がる範囲だけ夫々のヘツドHA,HBに記録信号を
供給するようにゲートコントロールを加えるよう
にしても良い。この場合は、記録終了後は0.27秒
×2の時間分だけ磁気テープを巻き戻しておく
と、次の記録時に連続した記録トラツク軌跡がで
きる。
上述の如く、本発明になる映像信号記録装置
は、傾斜トラツクのトラツクピツチをp、隣接ト
ラツク間のHずれ数をk、副ヘツドによる1本の
記録傾斜トラツクに記録される水平走査期間数を
LHとしたとき、少なくとも(d/p)=(LH/
k)=(偶数)なる式を満足する値dだけ主ヘツド
と副ヘツドの高さ位置が異なるように回転体に取
付けることにより、主ヘツドによる1本の記録傾
斜トラツク部と副ヘツドによる1本の記録傾斜ト
ラツク部とが夫々合成されて少なくとも1フイー
ルド分の映像信号が記録された1本の連続した傾
斜トラツクを形成し、該1本の傾斜トラツクに記
録される映像信号の水平走査期間の順位が連続す
ると共に該主及び副ヘツドの記録傾斜トラツク部
の接続点で正規の水平走査期間が記録され、更に
相隣る傾斜トラツクには夫々奇数、偶数フイール
ドの映像信号を記録するようにしたため、既存の
2ヘツド方式VTRによるテープパターンと等価
なテープパターンを記録形成でき、また上記主及
び副ヘツドを夫々互いに距離tだけ離間して配設
されたアジマス角度の異なる2つのギヤツプを有
するヘツド構成とし、上記主ヘツドの2つのヘツ
ド部及び上記副ヘツドの2つのヘツド部のうち
夫々記録時先行する第1のヘツド部に供給する映
像信号を、後行する第2のヘツド部に供給する映
像信号よりも相対的に前記距離tの記録に相当す
る時間だけ遅延することにより、該主ヘツドによ
る記録傾斜トラツク部と該副ヘツドによる記録傾
斜トラツク部のうち同一アジマス角のヘツド部に
より記録された該主及び副ヘツドの各1本の記録
傾斜トラツク部どおしが夫々合成されて少なくと
も1フイールド分の映像信号が記録された1本の
連続した傾斜トラツクを形成するようにしたた
め、現在家庭用VTRとして最も普及しているア
ジマス2ヘツド方式VTRによるテープパターン
と同等のテープパターンを記録形成でき、このテ
ープパターンは1.5ヘツド方式による主及び副ヘ
ツドにより記録形成したものであるから、現行の
2ヘツド方式VTRのドラム径よりも小なるドラ
ム径とすることができ、従つて装置全体を2ヘツ
ド方式VTRよりも小型化することができ、ポー
タブル型VTRに特に適したものとすることがで
きる等の特長を有するものである。
は、傾斜トラツクのトラツクピツチをp、隣接ト
ラツク間のHずれ数をk、副ヘツドによる1本の
記録傾斜トラツクに記録される水平走査期間数を
LHとしたとき、少なくとも(d/p)=(LH/
k)=(偶数)なる式を満足する値dだけ主ヘツド
と副ヘツドの高さ位置が異なるように回転体に取
付けることにより、主ヘツドによる1本の記録傾
斜トラツク部と副ヘツドによる1本の記録傾斜ト
ラツク部とが夫々合成されて少なくとも1フイー
ルド分の映像信号が記録された1本の連続した傾
斜トラツクを形成し、該1本の傾斜トラツクに記
録される映像信号の水平走査期間の順位が連続す
ると共に該主及び副ヘツドの記録傾斜トラツク部
の接続点で正規の水平走査期間が記録され、更に
相隣る傾斜トラツクには夫々奇数、偶数フイール
ドの映像信号を記録するようにしたため、既存の
2ヘツド方式VTRによるテープパターンと等価
なテープパターンを記録形成でき、また上記主及
び副ヘツドを夫々互いに距離tだけ離間して配設
されたアジマス角度の異なる2つのギヤツプを有
するヘツド構成とし、上記主ヘツドの2つのヘツ
ド部及び上記副ヘツドの2つのヘツド部のうち
夫々記録時先行する第1のヘツド部に供給する映
像信号を、後行する第2のヘツド部に供給する映
像信号よりも相対的に前記距離tの記録に相当す
る時間だけ遅延することにより、該主ヘツドによ
る記録傾斜トラツク部と該副ヘツドによる記録傾
斜トラツク部のうち同一アジマス角のヘツド部に
より記録された該主及び副ヘツドの各1本の記録
傾斜トラツク部どおしが夫々合成されて少なくと
も1フイールド分の映像信号が記録された1本の
連続した傾斜トラツクを形成するようにしたた
め、現在家庭用VTRとして最も普及しているア
ジマス2ヘツド方式VTRによるテープパターン
と同等のテープパターンを記録形成でき、このテ
ープパターンは1.5ヘツド方式による主及び副ヘ
ツドにより記録形成したものであるから、現行の
2ヘツド方式VTRのドラム径よりも小なるドラ
ム径とすることができ、従つて装置全体を2ヘツ
ド方式VTRよりも小型化することができ、ポー
タブル型VTRに特に適したものとすることがで
きる等の特長を有するものである。
第1図は現行の2ヘツド方式ヘリカルスキヤン
型VTRのテープ走行系の一例を示す図、第2図
は第1図の要部の正面図、第3図は従来の1.5ヘ
ツド方式VTRのテープ走行系の一例を示す図、
第4図は第3図に示すVTRによるテープパター
ンフオーマツトの一例を示す図、第5図は本発明
装置のテープ走行系の一実施例を示す図、第6図
A,Bは夫々第5図の要部の平面図及び正面図、
第7図A,Bは夫々本発明装置の主ヘツド又は副
ヘツドのヘツド構成を示す平面図及び正面図、第
8図は本発明装置によるテープパターンフオーマ
ツトの一実施例を示す図、第9図は本発明装置の
ヘツド取付角度α及びヘツド取付高さdの選定方
法を説明するための図、第10図は本発明装置の
信号処理系の一実施例を示すブロツク系統図、第
11図A〜Hは夫々第10図の動作説明用の信号
波形及び動作タイミングを示す図である。 1…磁気テープ、5,12,16…回転ドラ
ム、11,19…固定下部ドラム、20…映像信
号入力端子、21…1H遅延回路、22…記録信
号処理回路、HA,HA1,HA2…主ヘツド、HB,
HB1,HB2…副ヘツド、S1,S4,S5…切換スイツ
チ、S2,S3…開閉成スイツチ、d…主ヘツドと副
ヘツドの高さ位置の差、α…主ヘツドと副ヘツド
との間の取付け角度。
型VTRのテープ走行系の一例を示す図、第2図
は第1図の要部の正面図、第3図は従来の1.5ヘ
ツド方式VTRのテープ走行系の一例を示す図、
第4図は第3図に示すVTRによるテープパター
ンフオーマツトの一例を示す図、第5図は本発明
装置のテープ走行系の一実施例を示す図、第6図
A,Bは夫々第5図の要部の平面図及び正面図、
第7図A,Bは夫々本発明装置の主ヘツド又は副
ヘツドのヘツド構成を示す平面図及び正面図、第
8図は本発明装置によるテープパターンフオーマ
ツトの一実施例を示す図、第9図は本発明装置の
ヘツド取付角度α及びヘツド取付高さdの選定方
法を説明するための図、第10図は本発明装置の
信号処理系の一実施例を示すブロツク系統図、第
11図A〜Hは夫々第10図の動作説明用の信号
波形及び動作タイミングを示す図である。 1…磁気テープ、5,12,16…回転ドラ
ム、11,19…固定下部ドラム、20…映像信
号入力端子、21…1H遅延回路、22…記録信
号処理回路、HA,HA1,HA2…主ヘツド、HB,
HB1,HB2…副ヘツド、S1,S4,S5…切換スイツ
チ、S2,S3…開閉成スイツチ、d…主ヘツドと副
ヘツドの高さ位置の差、α…主ヘツドと副ヘツド
との間の取付け角度。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録映像信号の1フイールド期間に相当する
周期で周期回転せしめられる回転体に、互いに近
接した角度αで取付けられた主ヘツド及び副ヘツ
ドにより、ヘツド非接触期間が上記角度αよりも
小なる角度範囲となるよう上記回転体の略全周に
亘つて添接され、かつ、走行せしめられる磁気テ
ープ上の傾斜トラツクに映像信号を記録する装置
において、傾斜トラツクのトラツクピツチをp、
隣接トラツク間のHずれ数をk、上記副ヘツドに
よる1本の記録傾斜トラツクに記録される水平走
査期間数をLHとしたとき、少なくとも(d/
p)=(LH/k)=(偶数)なる式を満足する値d
だけ上記主ヘツドと上記副ヘツドの高さ位置が異
なるように上記回転体に取付けることにより、該
主ヘツドによる1本の記録傾斜トラツク部と該副
ヘツドによる1本の記録傾斜トラツク部とが夫々
合成されて少なくとも1フイールド分の映像信号
が記録された1本の連続した傾斜トラツクを形成
し、該1本の傾斜トラツクに記録される映像信号
の水平走査期間の順位が連続すると共に該主及び
副ヘツドの記録傾斜トラツク部の接続点で正規の
水平走査期間が記録され、更に相隣る傾斜トラツ
クには夫々奇数、偶数フイールドの映像信号を記
録することを特徴とする映像信号記録装置。 2 記録映像信号の1フイールド期間に相当する
周期で同期回転せしめられる回転体に、互いに近
接した角度αで取付けられた主ヘツド及び副ヘツ
ドにより、ヘツド非接触期間が上記角度αよりも
小なる角度範囲となるよう上記回転体の略全周に
亘つて添接され、かつ、走行せしめられる磁気テ
ープ上の傾斜トラツクに映像信号を記録する装置
において、夫々互いに距離tだけ離間して配設さ
れたアジマス角度の異なる2つのギヤツプを有す
るヘツド構成とした上記主ヘツド及び副ヘツド
を、傾斜トラツクのトラツクピツチをp、隣接ト
ラツク間のHずれ数をk、上記副ヘツドによる1
本の記録傾斜トラツクに記録される水平走査期間
数をLHとしたとき、少なくとも(d/p)=(L
H/k)=(偶数)なる式を満足する値dだけ上記
主ヘツドと上記副ヘツドの高さ位置が異なるよう
に上記回転体に取付けると共に、上記主ヘツドの
2つのヘツド部及び上記副ヘツドの2つのヘツド
部のうち夫々記録時先行する第1のヘツド部に供
給する映像信号を、後行する第2のヘツド部に供
給する映像信号よりも相対的に前記距離tの記録
に相当する時間だけ遅延することにより、該主ヘ
ツドによる記録傾斜トラツク部と該副ヘツドによ
る記録傾斜トラツク部のうち同一アジマス角のヘ
ツド部により記録された該主及び副ヘツドの各1
本の記録傾斜トラツク部どおしが夫々合成されて
少なくとも1フイールド分の映像信号が記録され
た1本の連続した傾斜トラツクを形成し、該1本
の傾斜トラツクに記録される映像信号の水平走査
期間の順位が連続すると共に該主及び副ヘツドの
記録傾斜トラツク部の接続点で正規の水平走査期
間が記録され、更に相隣る傾斜トラツクには夫々
奇数、偶数フイールドの映像信号を互いにアジマ
ス角の異なる上記ヘツド部により記録することを
特徴とする映像信号記録装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56204867A JPS58105675A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 映像信号記録装置 |
US06/445,658 US4517609A (en) | 1981-12-18 | 1982-11-30 | Video signal recording apparatus |
GB08235199A GB2113893B (en) | 1981-12-18 | 1982-12-09 | Video signal recording apparatus |
KR8205618A KR860000092B1 (ko) | 1981-12-18 | 1982-12-12 | 영상신호 기록장치 |
DE3246862A DE3246862C2 (de) | 1981-12-18 | 1982-12-17 | Aufzeichnungsgerät für Videosignale |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56204867A JPS58105675A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 映像信号記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58105675A JPS58105675A (ja) | 1983-06-23 |
JPS6256716B2 true JPS6256716B2 (ja) | 1987-11-26 |
Family
ID=16497708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56204867A Granted JPS58105675A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 映像信号記録装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4517609A (ja) |
JP (1) | JPS58105675A (ja) |
KR (1) | KR860000092B1 (ja) |
DE (1) | DE3246862C2 (ja) |
GB (1) | GB2113893B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019373A (ja) * | 1983-07-14 | 1985-01-31 | Sony Corp | カメラ一体型vtr |
JPS60116660U (ja) * | 1983-12-31 | 1985-08-07 | アルプス電気株式会社 | 磁気記録再生装置 |
GB2167889B (en) * | 1984-11-28 | 1988-05-11 | Sony Corp | Video tape recorders |
JPH0738713B2 (ja) * | 1985-11-15 | 1995-04-26 | キヤノン株式会社 | 再生装置 |
US4739419A (en) * | 1986-01-06 | 1988-04-19 | Eastman Kodak Company | Apparatus for eliminating midfield skew error by delaying the lower half field of a T M format video signal to be recorded on the second of two tracks |
US5392164A (en) * | 1990-05-25 | 1995-02-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Dubbing system |
JPH05336483A (ja) * | 1991-07-31 | 1993-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高品位カラー映像信号および音声信号の磁気記録再生装置 |
KR960003700B1 (ko) * | 1993-11-16 | 1996-03-21 | 대우전자주식회사 | 2배속 고속복사전용 브이씨알 시스템의 데크주행계 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH455312A (de) * | 1965-11-05 | 1968-06-28 | Akai Electric | Wiedergabeanordnung in einem magnetischen Bandaufzeichnungs- und Wiedergabegerät |
JPS5132990B2 (ja) * | 1971-11-12 | 1976-09-16 | ||
JPS5378716A (en) * | 1976-12-23 | 1978-07-12 | Sony Corp | Magnetic picture recorder/reproducer |
JPS5514541A (en) * | 1978-07-19 | 1980-02-01 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Magnetic recording and reproducing system |
JPS58101579A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-16 | Sony Corp | 磁気記録装置 |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP56204867A patent/JPS58105675A/ja active Granted
-
1982
- 1982-11-30 US US06/445,658 patent/US4517609A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-12-09 GB GB08235199A patent/GB2113893B/en not_active Expired
- 1982-12-12 KR KR8205618A patent/KR860000092B1/ko active
- 1982-12-17 DE DE3246862A patent/DE3246862C2/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3246862A1 (de) | 1983-07-14 |
GB2113893A (en) | 1983-08-10 |
US4517609A (en) | 1985-05-14 |
KR860000092B1 (ko) | 1986-02-18 |
KR840003179A (ko) | 1984-08-13 |
JPS58105675A (ja) | 1983-06-23 |
DE3246862C2 (de) | 1985-06-20 |
GB2113893B (en) | 1986-03-12 |
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