JPH01300401A - テープ装置 - Google Patents

テープ装置

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Publication number
JPH01300401A
JPH01300401A JP63131006A JP13100688A JPH01300401A JP H01300401 A JPH01300401 A JP H01300401A JP 63131006 A JP63131006 A JP 63131006A JP 13100688 A JP13100688 A JP 13100688A JP H01300401 A JPH01300401 A JP H01300401A
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JP
Japan
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tape
recording
magnetic tape
guide drum
tape guide
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Pending
Application number
JP63131006A
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English (en)
Inventor
Shigeo Obata
茂雄 小幡
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
Satoru Mitsunabe
哲 三鍋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP63131006A priority Critical patent/JPH01300401A/ja
Publication of JPH01300401A publication Critical patent/JPH01300401A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、情報信号を記録再生するテープ装置に関し、
複数種類のテープ移送速度においてテープ状記録媒体の
互換性を保ち、かつ装置を小型化せんとするものである
(従来の技術) 近年、各種の情報を記録再生する手段として、テープ装
置やディスク装置等が非常に多くの方式で提案されてき
ている。一般には、高密度記録を行うテープ装置として
、磁気テープを用いる磁気記録方式が採用されることが
多く、テープ案内ドラム上に回転ヘッドを取り付け、こ
れら回転ヘッドにて磁気テープに映像信号を高密度に記
録する方式、いわゆるヘリカルスキャン方式が採用され
ている。
しかしながら、このようなヘリカルスキャン方式におい
て、回転2ヘツド形VTRのテープ案内ドラムの径は所
定の大きさを持たなければならない。
ここで、VTR装置の小型化、特にポータプル化を図ろ
うとする場合、最も問題となるのはテープ案内ドラムの
径である。一般には、テープ案内ドラムの径が大きいほ
ど記録しうる情報量は大量にすることが出来るが、これ
は機器の寸法が増大することにつながる。従って、テー
プ案内ドラムの径を増大させることなく大量の情報量を
記録再生させるために、従来より多くの手法が提案され
てきた。
例えば、テープ案内トラ11の径を大きくすることなく
、大量の情報を記録する手段として、特公昭60−51
306号公報に記載された方法などが提案されている。
以下従来の技術について、図面にノ1(づいて説明する
第9図において、テープ案内ドラム1は59.94)1
zで回転し、その直径は、通常の回転2ヘツド形のテー
プ案内ドラムの直径の略6割になされている。このテー
プ案内ドラム1に2つの回転ヘッド2a、2bを、後述
するように互いに近接して取り付ける。このテープ案内
ドラム1の回転方向を矢印1aで示し、磁気テープ21
の移動方向は矢印1bで示す。
又回転軸4の回転はプーリ、平ベルト等によりキャプス
タン6に伝達される。
同期盤13は、垂直同期信号■。、水平同期信号H,を
作成し、これら同期信号によりテレビカメラ14の偏向
系が駆動される。このテレビカメラ14は、垂直同期信
号、水平同期信号および映像からなるテレビジョン信号
を作成し、そのテレビジョン信号中のY信号(輝度信号
)をビューファインダ]5に供給すると共に、FM変調
器16によってFM信号に変調し、加算回路17に供給
する。一方、この加算回路170入力として、低域変換
されたクロマ信号を供給する。
ここで後述するごとく、Y信号中の水平周波数は通常よ
りも高くされているので、クロマ信号の低域変換用の搬
送波の周波数も高く設定してあり、磁気テープ上に記録
された搬送波のパターンは従来と同様になるようにされ
ている。そしてこの加算回路17の出力をスイッチ回路
18及び19に供給する。
次に、以上のように構成された従来例の動作について説
明する。
第10図において、磁気テープ21のテープ案内ドラム
1に対する巻き付き角度をa(a弁300°)、α=2
π−a、回転ヘッド2a、2b間の角度間隔をβとする
。このときの回転ヘッド2a;2bにより記録される第
11図り、Eに示すような記録1ヘラツクta、tbの
長さしは、テープ案内トラム1に対する磁気テープ21
の巻き付き角度aに対応している。
第11図りまたはEに於いて斜線で示す領域は、回転ヘ
ッド2aまたは2bを通して記録トラックtaまたはt
bに記録される垂直同期信号を示している。
この垂直同期信号に対応したテレビカメラ14の垂直偏
向信号は、第11図Fに示すようになる。即ち、回転ヘ
ッド2aに記録すべき信号が供給される期間丁aは角度
a+α−βに対応し、また、回転ヘッド2bに記録すべ
き信号が供給される期間Tbは角度a+α+βに対応し
ており、互いに異なる長さである。
そしてTa + Tbは1フレ一ム期間の長さである。
また記録トラックta、tbに記録される水平同期信号
の本数は262.5本であり、この記録トラックta。
tb以外の1フレ一ム期間内には水平同期信号は存在す
るから、通常のテレビジョン44号の場合(1垂直周期
内に262.5本の水平周波数が入る)より水平周波数
は約20%高くなる。
以上のごとく、テープ案内ドラムが略60Hzで、即ち
テレビジョン信号の1フイールドに対応した時間で1回
転の割合をもって回転するも、回転ヘッドに供給される
テレビジョン信号の水平周波数が高く設定されでいるの
で、磁気テープがテープ案内ドラムに接触している領域
において通常テレビジョン信号の1フイ一ルド分の映像
信号(262,5本の水平信号区間)が磁気トラック上
に記録される。即ち、この記録装置によって記録された
磁気パターンを、iiM常知られる回転2ヘツド形VT
Rの磁気パターンと同様とすることがきる。
ところで、第9図における60Hzで回転するテープ案
内トラム1に対する磁気テープ21の巻付角度aは30
0°近くであるから、回転ヘッドと磁気テープの相対速
度を考えた時、このテープ案内ドラム1の径としては通
常の回転2ヘツド形VTRのテープ案内ドラムの略1/
2程度でよい。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような方式においては、本来、回転
ヘッドと、磁気テープとの相対速度は180度巻き付は
形のVTRの場合とは異なっているために、幾つかの問
題点が生しることになる。
以下、家庭用VTRとして普及しているNTSC放送方
式におけるVH8方式のV T Rを例にとって説明し
よう。例えばS/N比を向1−させる目的でテープの移
送速度を大きくして、トラックピッチを大きく取る標準
モードと、テープの!11位時間当りの消費量を低減さ
せる目的で、移送速度を小さくして、トラックピッチを
小さくする長時間モードという、2つの動作態様を兼備
したV ’rR装置が一般に普及している。
第1表にVH8方式のテープフォーマツ1へを示す。表
に示すようにV I(S方式においては、磁気テープ」
二に記録されたトラックの磁気テープの長手方向に対す
る角度、いわゆる1〜ラック角度は、標準モードにおい
て5°5g’ 9.!1”となり、長時間モードにおい
て5°56’ 48.2”になる。
第1−表 これらの値は、テープ案内ドラムの直径、テープ案内ド
ラムに設けられたリード溝の回転ヘッドの回転平面に対
する角度(以後リード角と略記する)、磁気テープの巻
き付き角度及び単位時間当りの磁気テープの移送速度に
よって一意的に定まる。
しかしながら特公昭60−51306号公報に示す方式
において、磁気テープの巻き付き角度と単位時間当りの
磁気テープの移動速度を定めると、VHSフォーマット
と同一のトラック角度を得るためのテープ案内ドラムの
直径とリード角は、標準モードと長時間モードにおいて
それぞれ独自に一意的に定まってしまう。
例えば、テープ案内ドラムに対する磁気テープの巻き付
き角度を300°にした時、標準モードまたは長時間モ
ードに対応したテープ案内ドラムの直径とリード角は、
第2表のような値をとる。
第2表 一般に、情報記録装置は、機器間の互換性が特に要求さ
れ、テープ装置においては、1−ラック幅方向へのずれ
量がある一定値以下である必要性がある。しかしながら
、第2表によると、磁気テープをテープ案内ドラムに3
00°巻き付けた場合の標準モードと長時間モードのリ
ード角の差は約13.5”であり、これをトラック幅方
向にずれに換算すると約6.4戸になる。従って、磁気
テープをテープ案内ドラムに300°巻き付けて、リー
1〜角を例えば標準モードに対応して5″56’27.
7”に設定した装置で、磁気テープの移送速度を長時間
モードに対応した値11.12mm / secで移送
し記録した磁気テープを、φ62mm、2ヘツドのテー
プ案内ドラムを搭載したデツキにて再生すると、約6.
4戸のトラックずれを発生してしまうことになる。
一方、長時間モードのトラックピッチは19.3μIで
あるから、アジマス記録の場合、RF高出力3.5dB
減少してしまうことになる。これは長時間モードのよう
に、トラック幅の小さい場合はS/N比が劣化すること
になり、画質が劣化してしまう。場合によっては画面上
にノイズバーが重畳してしまうことになる。
また標準モードであっても、隣接するトラックのC信号
を再生してしまうことになり、画面上クロスビートが発
生してしまい、画質が大きく損なうことになる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本発明の技術的手段は、回転ヘッド
にて磁気テープに記録再生する期間と、しない期間にお
けるテープの移送速度が互いに異なるように、前記テー
プの移送速度を制御する制御手段を具備し、トラック角
が長時間モード、標準モード共に所定の値になるように
構成したものである。
(作 用) この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、−に記のごとく回転ヘッドにて磁気テープに
記録再生する期間と、しない期間における前記テープの
移送速度が互いに異なるように、前記テープの移送速度
を制御する制御手段を具備したことにより、リード角が
異なっている場合でも、磁気テープ上の回転ヘッドの回
転軌跡は任意の形状をとることが可能になる。すなわち
、リード角を標準モードに対応した角度に設定していて
も、記録されたトラック角を長時間モードのフォーマッ
トにて定められたトラック角度に一致させることが可能
になる。
従って、回転2ヘツド形VTRのテープ案内ドラムの径
を小さくしてVTRを小型化し、しかも上述のような回
転2ヘツド形VTRと同様な記録形式(アジマス記録)
の記録を行い、かつ複数種類のテープ移送速度での記録
登行つても、フォーマツ1−に定められたトラック角を
得ることが可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明する
。第1図は、本発明の一実施例のVH8方式を例にとっ
たテープ装置の記録動作時におけるブロック図である。
また第8図に、本実施例におけるテープ走行系を示す。
磁気テープ21は、供給リール200より引き出され、
複数本のテープ案内ポストでガイドされてテープ案内ド
ラム1に略300″の角度で巻き付けられている。ここ
で磁気テープ2】はテープ案内ドラム1に設けられたリ
ード溝に沿うようにテープ案内ドラム1に巻き付けられ
、回転ヘッド2a、2bによって映像信号がテープ長手
方向に対して斜め方向に設けられたトラック上に記録さ
れる。
そして、テープ案内ドラム1において記録された磁気テ
ープ21は、再び複数本のテープ案内ボスi〜と、コン
トロール信号記録ヘッド20を介してキャプスタン6に
至る。ここで、キャプスタン6はピンチローラ120と
協働して磁気テープ21に移送する。更に磁気テープ2
1は巻取リール210によって巻取られる。
第1図において、テープ案内ドラlz 1の1回転に要
する時間周期は1159.94secであり、その直径
は通常の回転2ヘツド形のテープ案内ドラムの直径の略
6割にあたる37.165mnになされている。
またそのリード角は5°56’ 27.7”に設定しで
ある。このテープ案内ドラム1に2つの回転ヘッド2a
、2bを第2図に示すように互いに近接して取り付けで
ある。このテープ案内ドラム1の回転方向を矢印1aで
示し、磁気テープ2】の移動方向は矢印1bで示す。そ
してドラムモータ3の回転軸4には一体的にエンコーダ
70が、これら回転ヘッド2a、’2bと所定の位相を
成すように取り付けらける。この回転ヘッド2a及び2
bの取り付は方法として、まず回転ヘッド2aおよび2
bを同一のヘッド基板(図示せず)−Hに同一の高さで
所定間隔離して設け、このヘッド基板をテープ案内ドラ
ム1に取り付ける。
なお、キャプスタン6を駆動するために、ドラムモータ
3とは別にキャプスタンモータ30がキャプスタン6に
直接取り付けられている。
また、キャプスタン6にはエンコーダ71が一体的に取
り付けられ、キャプスタン6の回転角速度と回転位相を
速度位相検出器62で検出して、この速度位相情報は速
度位相比較器740にフィードバックされる。
ここで、テープ移送速度情報110が位相角速度情報メ
モリー100と速度位相比較器740を介してキャプス
タンモータ駆動増幅器64に与えられ、キャプスタンモ
ータ30は、磁気テープ21がテープ案内ドラム1の回
転位相に対応した移送速度になるようにキャプスタン6
を回転駆動する。キャプスタン6はピンチローラ120
と協働して磁気テープ21を移送する。
また、テープ案内ドラム1の回転角速度と回転位相は、
エンコーダ70によって検出され、このエンコーダ出力
は速度位相検出器72を介して速度位相比較器74に入
力される。ここで前記テープ移送速度情報110は、位
相角速度情報メモリー100内の所定のメモリー情報を
選択させる。このメモリー情報は、テープ移送速度とテ
ープ案内ドラム1の回転位相とに対応したキャプスタン
モータの回転速度の基準情報からなり、前記速度位相検
出器72の出力とともに速度位相比較器740に入力さ
れ、更にキャプスタンモータ30の駆動増幅器64へと
入力されることで、キャプスタン6の回転角速度かテー
プ案内ドラム1の回転位相に対応した所定の値になるよ
うにキャプスタンモータ30の回転を制御する。すなわ
ち、駆動増幅器64によってキャプスタンモータ30は
、300°区間では一定速度で回転し、また60°区間
では加速又は減速をしてテープの移送速度が所定の値に
なるように駆動制御される。
キャプスタン6とピンチローラ120の協働によって移
送される磁気テープ21の瞬時テープ移送速度は、第3
表に示すように、標準モードにおいてはテープ案内ドラ
ム1の位相に関係なく33.35wn/secであり、
また一方、長時間モードにおいては、300°区間では
6.72mn/sec、60°区間では、キャプスタン
モータの加速減速期間を含めての平均値は33.12n
wn/secである。
第3表            単位器/secなお、
テープ案内ドラム1が1回転する間に磁気テープ21が
移送される長さは11.12159.94+nmである
また、速度位相検出器72と位相角速度情報メモリー1
00の出力は同期盤13に供給される。この同期盤13
は、速度位相検出器72と位相角速度情報メモリー10
0の出力によりテープ案内ドラムの回転位相に対応して
垂直同期信号V。、水平同期信号HDを作成し、これら
同期信号によりテレビカメラ14の偏向系が駆動される
。このテレビカメラ14は、垂直同期信号、水平同期信
号および映像からなるテレビシコン信号を作成し、その
テレビジョン信号中のY信号(輝度信号)をビューファ
インダ15に供給すると共に、FM変調器16によって
FM信号に変調し、加算回路】7に供給する。一方、こ
の加算回路17の入力として低域変換されたC信号(ク
ロマ信号)を供給する。
ここで、Y信号中の水平周波数は通常よりも高くされて
いるので、クロマ信号の低域変換用の搬送波の周波数も
高くして、磁気テープ上に記録された搬送波のパターン
が従来と同様になるようにされている。そしてこの加算
回路17の出力をスイッチ回路180に供給する。そし
て、同期盤13の出力に応じて加算回路17の出力を回
転ヘット2a、2bに交互に供給する。この同期盤13
の出力をコントロール信号記録ヘッド20に供給する。
上述のように構成された本実施例の動作を以下説明する
第2図において、磁気テープ21のテープ案内ドラム1
に対する巻き付き角度をa(a4300°)、α=2π
−a、回転ヘッド2a、2b間の角度間隔をβとする。
ここで、磁気テープ21に第2図(a)に示すように回
転ヘッド2aが接し始めた時、エンコーダ70は回転ヘ
ッド2aに対応した位置を示す信号を検出し、第3図A
に示すようなパルスを速度位相検出器72に設けられた
フリップフロップ(図示せず)のセット端子(図示せず
)に供給する。
このときフリップフロップの正規出力は、第3図Cに示
すように111 IIとなり、スイッチ回路180を介
して、加算回路17の出力は回転ヘッド2aに供給され
る。このときの回転ヘッド2aにより記録される第3図
りに示すような記録トラックtaの長さしは、テープ案
内ドラム1に対する磁気テープ21の巻き付き角度aに
対応している。
次に、第2図(b)に示すように回転ヘッド2bが磁気
テープ21に接し始めた時、エンコーダ70は回転ヘッ
ド2bに対応した位置を示す信号を検出し、第3図Bに
示すようなパルスを速度位相検出器72に設けられたフ
リップフロップ(図示せず)のリセット端子(図示せず
)に供給する。
このとき、フリップフロップの正規出力は第3図Cに示
すように“O”となり、従って補出力はII I T′
となる。このためスイッチ回路180を介して、加算回
路17の出力は回転ヘッド2bに供給される。そして回
転ヘッド2bにより第3図Eに示すような長さLの記録
トラックtbが形成される。
ここで回転ヘッド2aが磁気テープ21から離れ、回転
ヘッド2bが磁気テープ21に接するまでの長さLlは
、第2図(b)より明らかなように角度α−βに対応し
ている。
次に、回転ヘッド2bが磁気テープ21から離れ、回転
ヘッド2aが磁気テープ21に接し、この回転ヘッド2
aにより記録トラックtaが形成されるが、このときの
回転ヘッド2bが磁気テープ21からはなれ、回転ヘッ
ド2aが再び磁気テープ21に接するまでの長さL2は
、第2図より明らかなように角度α+βに対応している
また磁気テープ21の移送速度は、磁気テープ21に回
転ヘッド2a、2bが接しているときと、いないときと
で長時間モードにおいて互いに異なる値を取るように回
転制御される。本実施例においては、第3表に示すよう
に標準モードと長時間モードのテープ移送速度を設定し
である。
長時間モードにおいて、テープの移送速度を第3表のご
とく設定するのは次のような理由による。
第4図は、本実施例におけるテープパターンの形成を示
す。ここでり。はテープ案内ドラム1のリード溝を示す
。また下s、TLは、それぞれ標準モード、長時間モー
ドのフォーマツ1−にて定められたトラックである。ま
た下L1は、このテープ案内ドラム上にテープを巻き付
けて、テープ案内I〜ラム1の回転数を一定回転速度3
596.4rpmにて駆動し、かつテープ移送速度を長
時間モードの速度11.12mm/秒に設定したとき得
られる1−ラックである。
図から明らかなように、テープ案内ドラム1が1回転す
る間にテープが移送される量は、テープ移送速度を垂直
同期信号の周波数にて割った値となる。ここでリード角
は5°56’ 27.7”に固定されているので、標準
モードにおいて、トラック角度は5°58’ 9.9”
 トなり、VH8(7)標準モードの値に一致する。
しかし、長時間モードにおいてテープ移送速度を一定に
した場合、1−ラック角度は5°57’ 1.7”とな
り、本来の長時間モードのトラック角5°56’ 48
.2”との差13.5”が発生してしまう。
この差を無くすためには、テープ案内トラム1が300
°回転する間に磁気テープ21を0.093417mm
移送する必要がある。すなわち、300°区間の磁気テ
ープ21のテープ移送速度を0.093417mmとす
れば、長時間モードのトラックTLと同一のトラック角
を得る。
また長時間モードにおいて、テープ案内ドラム1が1回
転する間に磁気テープ21を移送する長さは11.12
159.94+nmであるから、テープ案内ドラムで移
送する必要がある。但し上記の値は60°区間の平均値
であって、キャプスタン6の加速、減速期間を含めてい
る。
以上、長時間モード、標準モードにおける瞬時テープ移
送速度を第5図に示す。前述のごとく、標準モードにお
いては一定速度にて移送され、長時間モードにおいては
移送速度をテープ案内ドラム1の回転位相にしたがって
変化させることで、=20− 所定のトラック角度を得るように構成している。
第3図りまたはEにおいて、斜線で示す領域は回転ヘッ
ド2aまたは2bを通して記録トラックtaまたはtb
に記録される垂直同期信号を示す。この垂直同期信号に
対応したテレビカメラ14の垂直偏向信号は第3図Fに
示すようになる。即ち、回転ヘッド2aおよび2bに記
録すべき信号が供給される期間Ta 、 Tbは角度a
に対応し、双方ともに同一の長さである。回転ヘッド2
a、2bが記録していないとき、垂直同期信号及び水平
同期信号の同期は停止している。
Ta + Tbは1フレ一ム期間の長さである。また記
録トラックta、tbに記録される水平同期信号の本数
はそれぞれ262.5本であるが、この記録トラックt
a、tb以外の1フレ一ム期間内には見かけ上水平同期
信号は存在すると考えると、通常のテレビジョン信号の
場合(1垂直周期内に262.5本の水平同期信号が入
る)より水平周波数は約20%高くなるように設定しで
ある。
以上のごとく、磁気テープ21の移送速度は、磁気テー
プ21に回転ヘッド2a、2bが接している時と、いな
いときとで互いに異なる値を取るように回転制御され、
かつ回転ヘッドに供給されるテレビジョン信号の水平周
波数を約20%高く設定しである。従って、磁気テープ
がテープ案内1〜ラム]に接触している領域において、
通常テレビジョン信号の1フイ一ルド分の映像信号(2
62,5本の水平信号区間)を異なる複数種類のテープ
移送速度のフォーマットに合致した磁気トラック上に形
成し得る。即ち、本記録装置によって記録された磁気パ
ターンを、通常知られる回転2ヘツト形VTRの磁気パ
ターンと同様とすることができる。
上述のようにして記録される記録1〜ラツクta。
tbの磁気テープ21上の位置を第6図に示す。第6図
の記録トラックにおいて、斜線部は垂直同期信号を示す
この時のビューファインダ15による白黒の画面22を
第7図に示す。実線及び破線にて水平走査線を模式的に
示し、実線は期間Taの時の水平走査線、破線は期間T
bの時の水平走査線である。
この第7図に示すように、巻付角度aに対応した1フイ
ールドの信号は有効画面22上にあるが、第6図の長さ
LよおよびL2に対応した部分は垂直同期並びに水平同
期を停止している。
そして、このように記録された磁気テープ21を、回転
ヘッド間の角間隔が略180°の30Hzで回転するテ
ープ案内ドラムを有する通常の回転2ヘツド形VTR装
置で再生を行う。この場合、再生用の回転ヘッドはそれ
ぞれ記録トラックta、tb上を走査するようになされ
る。
ところで、第1図における60Hzで回転するテープ案
内ドラム1に対する磁気テープ21の巻付角度aは約3
00°であるから、回転ヘッドと磁気テープの相対速度
を考えた時、このテープ案内ドラム1の径としては、通
常の回転2ヘツド形VTRのテープ案内ドラムの略6割
程度でよい。なお、本実施例においてキャプスタンモー
タ30はキャプスタン6に直接取り付けたが、平ベル1
−などを介してキャプスタン6をキャプスタンモータ3
0で回転駆動する構成であってもよいことは明白である
また実施例では、VHSフォーマツ1〜を例にとったが
、他のテープフォーマットにおいても適用し得ることは
明白である。更に磁気テープの移送速度を変化させる方
法は、必ずしもキャプスタンの回転速度を変化させる方
法でなくとも良く、キャプスタン6を一定回転速度にて
駆動して、テープ案内ドラム1とコントロール信号記録
ヘッド20との間に設けられたテープ案内ポストを、テ
ープ案内ドラム1の回転位相にしたがってテープ移送方
向に振動させる振動制御手段(図示せず)を具備して、
テープ案内ドラム1におけるテープ移送速度を変化させ
る方法をとっても本発明の効果に対しなんら損なうとこ
ろは無い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、回転ヘッドにて磁
気テープに記録再生する期間と、記録再生しない期間に
おけるテープの移送速度が異なるように、テープの移送
速度を制御する手段を設けたので、複数種類のテープ移
送速度におけるテープ状記録媒体の互換性を保ち、しか
も、悶着の小型化を可能にする利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明による映像信号の記録装置の一実施例
を示す構成図、第2図は、テープ案内ドラム1に取り付
けられる回転ヘッド2a、2bを示す線図、第3図は、
第1図の動作を説明するための線図、第4図は、本実施
例によるテープ案内ドラムによって記録される標準モー
ドと長時間モードのトラックとリード溝を示す原理図、
第5図は、本実施例によるテープ案内ドラムの回転速度
を示す図、第6図は、本実施例による映像信号の記録装
置によって記録された磁気テープ21を示す図、第7図
は、第1図中のビューファインダ15の画面22と水平
走査線の関係を示す図、第8図は、本実施例におけるテ
ープ走行系を示す図、第9図は、従来例による映像信号
の記録装置の構成図、第10図は、第9図中のテープ案
内ドラム1に取り付けられる回転ヘッド2a、2bを示
す線図、第11図は、第10図の動作を説明するための
線図である。 1 ・・テープ案内ドラム、 2a、2b・・・回転ヘ
ッド、 14   テレビカメラ、 2]・・ 磁気テ
ープ、62.72・・ 速度位相検出器、70.71・
・・エンコーダ、74,740速度位相比較器、100
・・・位相角速度情報メモリー。 特許出願人 松下電器産業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転ヘッドを具備するテープ案内ドラムにテープを所定
    角度にわたって巻回し、情報信号を前記テープ上に前記
    回転ヘッドにて記録再生するテープ装置であって、前記
    テープに前記回転ヘッドにて情報信号を記録再生する期
    間と、記録再生しない期間とで、前記テープの移送速度
    が異なるように、前記テープの移送速度を制御する制御
    手段を具備したことを特徴とするテープ装置。
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