JPS6254947B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建物の屋上、橋梁、吹抜け廊下、プ
ラツトフオームなどの構造物に使用される分割型
パラペツト笠木に関する。

従来、例えば、建物のパラペツトに取り付けら
れてきたパラペツト笠木には、チヤンネル型に構
成され、予め、そのパラペツトに適宜の間隔で固
定された複数のアンカ・プレート若しくはホルダ
ーに架られ、そのアンカ・プレート若しくはホル
ダーにねじ止めされるものが一般的であつた。

従つて、その種のパラペツト笠木はパラペツト
に直線状に取り付けるため、すなわち、同一高さ
に取り付けるためのレベル調節が極めて困難で、
その取付け作業が厄介であつた。さらに、その種
のパラペツト笠木にあつては、パラペツトのため
の防水層、アンカ・プレートやホルダーの締付け
状態およびパラペツト笠木内に風や雨水などの浸
入を阻止するパツキングなどの保守点検のため
に、笠木全体を取り外さねばならず、その保守点
検作業が極めて厄介であつた。

この発明の目的は、構造物のパラペツトに直線
状に取り付けるための、すなわち、同一高さに取
り付けるための固定手段のレベル調節を容易に
し、取付け作業の作業性および安全性を向上し、
また、変形や破損に応じて、部分的な取替えを極
めて容易にし、さらに、パラペツト笠木内への雨
の浸入を防止するとともに、全体を取り外すこと
なしに、防水層や固定手段の保守点検を可能に
し、さらに、パラペツトに強固に固定可能にする
ところの構造物に使用されるパラペツト笠木の提
供にある。

そのような課題のため、この発明は、パラペツ
ト内側および外側面を被覆する一対の側板とパラ
ペツト上面を被覆する天板とより組み合わせられ
る分割型パラペツト笠木として、レベル調節され
てパラペツトに適宜間隔で固定されるホルダーを
介してそれぞれ取り外し可能にして水密に組み付
けられる構成および構造となしたものである。

以下、この発明に係る構造物に使用される分割
型パラペツト笠木の望ましい具体例について、図
面を参照して説明する。

第１ないし４図は、建物の屋上に設けられたパ
ラペツト６０に適用されたこの発明の構造物に使
用される分割型パラペツト笠木の具体例10を示し
ている。

そのパラペツト笠木１０は、パラペツト６０の
上方で、そのパラペツト６０の外側および内側面
６１，６２にそれぞれ配置された一対の側板１
１，１２と、そのパラペツト６０上を跨ぐように
して、その側板１１，１２間に組み付けられた天
板１３とより構成され、そのように、互いに分解
可能に組み付けられるとそれら側板１１，１２お
よび天板１３は横断面チヤンネル状に構成され、
そのパラペツト６０の上端内外両側面、ならびに
頂面を被う。

また、このパラペツト笠木１０は、その側板１
１，１２がパラペツト６０に適宜の間隔で配置さ
れた複数のホルダー１４に架られ、そのホルダー
１４にスナツプ的に噛合されて、そのパラペツト
６０に取り付けられるもので、そのホルダー１４
は、勿論、アンカ・ボルト６４によつて、防水層
６３の上からパラペツト６０に固定されたアン
カ・プレート１５に組み付けられている。

さらに、このパラペツト笠木１０は、天板１３
と天板１３との継ぎの箇所にジヨイント・プレー
ト１６を使用し、さらに側板１１，１２とパラペ
ツト６０との間の隙間を塞ぐためのパツキング１
７を備えている。

さらに、詳述するならば、側板１１，１２は、
アルミニウム合金から長尺の型材に押出し成形さ
れたもので、その上方縁には、長さ方向に伸長さ
れたリツプ付きフランジ１８が内側面に形成さ
れ、また、その下方縁には、長さ方向に伸長され
たりリツプ付き溝１９が内側面に形成され、さら
に、そのリツプ付き溝１９の内側壁に形成された
リツプ２０に協働されて構成された引掛け溝２１
が内側面にそのリツプ付き溝１９に隣り合せに形
成されている。

また、そのリツプ付きフランジ１８は、ホルダ
ー１４の肩３２，３３にスナツプ的に噛合される
寸法に設計され、また、引掛け溝２１は、ホルダ
ー１４の支持腕３０，３１の下端を差し込む寸法
に設計されている。従つて、その側板１１，１２
は、ホルダー１４の支持腕３０，３１の下端を引
掛け溝２１に差し込み、次いでリツプ付きフラン
ジ１８をホルダー１４の肩３２，３３にスナツプ
的に噛合して、ホルダー１４に取り付けられる。

さらに、その側板１１，１２は、上方縁に引掛
け溝２２を形成している。この引掛け溝２２は側
板１１，１２の外側面に開口され、しかも、外側
壁を天板１３の板厚だけ短かくし、天板１３のリ
ツプ２７，２８が差し込まれたとき、天板１３の
外側および内側フランジ２５，２６が側板１１，
１２に合わせられるようにしている。

さらにまた、側板１１，１２は、リツプ付きフ
ランジ１８の外側面にリブ２３を突出し、ジヨイ
ント・プレート１６を固定可能にしている。

天板１３は、側板１１，１２と同様に、アルミ
ニウム合金から長尺の型材に押出成形されたもの
で、横断面チヤンネル状に加工されたウエブ２
４、外側フランジ２５および内側フランジ２６よ
りなり、その外側および内側フランジ２５，２６
の先端縁を長さ方向に沿つて内側に折り曲げて、
リツプ２７，２８になし、そのリツプ２７，２８
を引掛け溝２２にスナツプ的に噛合させて、側板
１１，１２間の固定可能にしている。リツプ２
７，２８を引掛け溝２２に噛合させるとこの係合
部は雨の浸入を防ぐ密封状態となる。

また、外側フランジ２５は、内側フランジ２６
よりも長く形成され、天板１３が側板１１，１２
間に固定されたとき、外側から内側に適宜に傾斜
された傾斜角をウエブ２４の与えるようにしてい
る。

ホルダー１４は、第１および２図から理解され
るように、ホルダー本体２９と、そのホルダー本
体２９の両端に折り曲げられた一対の支持腕３
０，３１とよりなり、また、その支持腕３０，３
１が折り曲げられるホルダー本体２９の両端部に
は、一対の肩３２，３３が上面に突出されるよう
に設けられている。

その肩３２，３３は、傾斜案内面３４，３５を
備え、側板１１，１２のフランジ１８に形成され
たリツプの嵌装を円滑に案内するようにしてい
る。

また、支持腕３０，３１はレベル調節面３６，
３７を備えている。そのレベル調節面３６，３７
はアンカ・プレート１５のレベル調節面４１，４
２に協働されて、ホルダー１４の取付け高さを調
節し、それによつて、パラペツト６０に対するパ
ラペツト笠木１０の取付け高さを調節可能にする
ものであつて、そのパラペツト笠木１０の長さ方
向に伸長されてその支持腕３０，３１の内側面に
形成された鋸歯状態からなつている。殊に、その
鋸歯状面の鋸歯は横断面を等辺山形にしている。

アンカ・プレート１５は、ホルダー１４の場合
と同様に、第１および３図に理解し易すく示され
るように、アンカ・プレート本体３８と、そのア
ンカ・プレート本体３８の両端にＴ字状に形成さ
れた一対の支持腕３９，４０とよりなり、その支
持腕３９，４０の外側面にレベル調節面４１，４
２を形成している。

そのレベル調節面４１，４２はホルダー１４の
レベル調節面３６，３７にしつくりと相補する鋸
歯状面からなり、その鋸歯状面の鋸歯はまた、横
断面を等辺山形にしている。

さらに、アンカ・プレート１５は、支持腕３
９，４０の上端にストツパー４３，４４を形成
し、ホルダー１４の支持腕３０，３１を支持腕３
９，４０に固定するためのクリツプ５０の抜け止
め、すなわち、外れ防止の後にそのストツパー４
３，４４をあてている。

また、アンカ・プレート１５はアンカ・ボルト
６４のための長孔４５をアンカ・プレート本体３
８に形成し、さらに、パラペツト笠木１０の長さ
方向に伸長された複数のリブ４６，４７，４８，
４９をアンカ・プレート本体３８の下面に適宜の
間隔で突出し、パラペツト６０、すなわち、防水
層６３への座りを良くしている。

ジヨイント・プレート１６は、天板１３の内側
面に密着するように合成樹脂から一体的に成形さ
れたもので、プレート本体５１、および外側およ
び内側脚５２，５３よりなり、勿論、その外側脚
５２は内側脚５３よりも長くされている。

そのジヨイント・プレート１６は、パラペツト
笠木１０の長さ方向に直交された複数の水切り溝
５４，５５，５６をプレート本体５１の上面に適
宜の間隔で形成し、また、外側および内側脚５
２，５３は側板１１，１２のフランジ１８に形成
されたリブ２３を嵌め込む溝５７を先端に備えて
いる。

パツキング１７は長尺の帯状に成形された合成
樹脂製基板５８に無数の合成樹脂製短繊維５９を
長さ方向に植毛し、その基板５８を側板１１，１
２のリツプ付き溝１９に差し込んで、その側板１
１，１２に取り付けられるように構成されてい
る。

勿論、そのパツキング１７は種々変形可能であ
つて、例えば、その植毛された無数の短繊維５９
は合成樹脂製可撓性フラツプに置き換えられる。

次に、そのように構成された分割型パラペツト
笠木１０の取付けについて述べるに、先ず、防水
層６３上からパラペツト６０に複数のアンカ・プ
レート１５を適宜の間隔でアンカー・ボルト６４
で固定し、他方、側板１１，１２は、予め、パツ
キング１７をリツプ付き溝１９に取り付けた状態
で、第４図に示されるように、複数のホルダー１
４を使用して仮組み付けする。

次いで、そのように側板１１，１２を組み付け
たホルダー１４をアンカ・プレート１５に取り付
ける。その際、パラペツト笠木１０がパラペツト
６０に直線状に取り付けられるように、ホルダー
１４の支持腕３０，３１およびアンカ・プレート
１５の支持腕３９，４０に形成された鋸歯状面を
互いに噛み合せ位置を変え、側板１１，１２の取
付け高さ調節、すなわち、レベル調節する。

そのように、レベル調節がなされたならば、ク
リツプ５０で、ホルダー１４の支持腕３０，３１
をアンカ・プレート１５の支持腕３９，４０に固
定する。

そのように、側板１１，１２がホルダー１４を
介してアンカ・プレート１５に固定されたなら
ば、天板１３が継ぎ合わせられる位置、すなわ
ち、突き合わせられる位置に相当する箇所におい
て側板１１，１２間にジヨイント・プレート１６
を載せ、溝５７にリブ２３を嵌め込み、そのジヨ
イント・プレート１６を側板１１，１２間に固定
する。

その後、ジヨイント・プレート１６の上方から
天板１３を側板１１，１２に押し付け、リツプ２
７，２８を引掛け溝２２にスナツプ的に噛合し、
天板１３を側板１１，１２に水密的、かつ、取外
可能に固定する。

今、パラペツト笠木１０は、予め側板１１，１
２が第４図に示すように、ホルダー１４に組み付
けられてパラペツト６０に取り付けられたが、し
かし、アンカ・プレート１５にホルダー１４を固
定して後、ホルダー１４に側板１１，１２を取り
付け、次いで、ジヨイント・プレート１６、天板
１３を順次取り付けることも可能である。

そのようにして、側板１１，１２および天板
は、パラペツト６０の長さに応じて、順次継が
れ、そのパラペツト６０のためのパラペツト笠木
１０を構成するようにして、ホルダー１４、アン
カ・プレート１５およびジヨイント・プレート１
６を使用して、そのパラペツト６０に取り付けら
れる。

第５および６図はこの発明の分割型パラペツト
笠木の変形された具体例70を示し、この分割型パ
ラペツト笠木７０は、側板７１、側板７２、およ
び天板７３よりなり、ホルダー７４、若しくは、
前記ホルダーに代わるアンカ・プレートを介して
防水層６３の上からパラペツト６０に取り付ける
構造にしたものである。

側板７１および側板７２は、アルミニウム合金
から長尺の型材に押出し成形されたもので、それ
らの内側面には、その長さ方向に伸長されたリツ
プ付き溝７５が上方側縁に片寄せられて形成さ
れ、また、それらの外側面には、その長さ方向に
伸長されたリツプ７６が上方縁に片寄せられて突
出されている。勿論、そのリツプ７６は傾斜面を
備え、天板７３とのスナツプ的に噛み合わせられ
ることを円滑にしている。

さらに、側板７１および側板７２は、上方縁、
すなわち、溝７５の上方側壁に支持リブ７７，７
８を突出している。

その側板７１の支持リブ７７は、側板７２の支
持リブ７８よりも長くされ、天板７３の傾斜に合
わせられている。

天板７３は、アルミニウム合金からの長尺の型
材に押出し成形されたもので、横断面チヤンネル
状に加工されたウエブ７９、外側フランジ８０お
よび内側フランジ８１よりなり、その外側および
内側フランジ８０，８１の先端縁にリツプ８２を
長さ方向に沿つて内側に突出し、側板７１および
側板７２のリツプ７６にスナツプ的に噛合可能に
している。勿論、それらリツプ７６，８２はリツ
プ２７，２８と同様に傾斜面を備え、噛合を容易
にするとともに、噛合させたあと、この係合部は
雨の浸入を防ぐ密封状態となる。

このパラペツト笠木７０に使用されるホルダー
７４は、ホルダー本体８３とそのホルダー本体８
３の両端に形成された一対の支持腕８４，８５と
よりなり、その支持腕８４，８５は、両端部に切
り起された切起し部分および折曲げ端より構成さ
れ、側板７１および側板７２のリツプ付き溝７５
に摺動的に嵌合されるようにして、ねじ８６でそ
の側板７１および側板７２に固定されるようにし
ている。

また、そのホルダー本体８３には、アンカ・ボ
ルト６４との取付位置のずれを吸収する一対の長
孔４５が孔明けされている。

このパラペツト笠木７０のレベル調節は、ホル
ダー７４とパラペツト６０、すなわち防水層６３
との間に座金、スペーサなどを挾みこむことによ
り行われる。

第７図は、この発明の分割型パラペツト笠木の
さらに変形された具体例90を示し、このパラペツ
ト笠木９０は一対の側板９１，９２および天板９
３をホルダーに直接的に取り付けて組み立てられ
る分割型に構成したものである。

側板９１，９２はアルミニウム合金から長尺の
型材に押出し成形され、その内側面には、上下方
向に適宜の間隔を置かれて長さ方向に伸長された
一対のリツプ付きリブ９４，９５が突出され、ま
た、その上方縁には、長さ方向に伸長された段付
けリツプ９６が形成され、さらに、下方縁には、
長さ方向に伸長されたリツプ付き溝１９が内側面
に形成されている。

その段付けリツプ９６は、天板９３の板厚だけ
内側面にずらせてあり、それによつて、天板９３
が側板９１，９２に組み付けられたとき、天板９
３の外側および内側フランジ９８，９９を側板９
１，９２とが密封的に合わせられるようになつて
いる。この側板と天板との係合部は第一実施例の
ように凹凸タイプとすればなお良い。

天板９３は、アルミニウム合金から長尺の型材
に押出し成形され、横断面チヤンネル状に加工さ
れたウエブ９７、外側フランジ９８、および内側
フランジ９９よりなり、その外側フランジ９８は
天板９３の傾斜に合わせて内側フランジ９９より
も長くされている。

また、ウエブ９７の内側面には、幅方向に適宜
の間隔を置かれて長さ方向に伸長された一対のリ
ツプ付きリブ１００，１０１が突出され、ホルダ
ー１０２にスナツプ的に噛合され、ホルダー１０
２に固定されるようにしている。

そのホルダー１０２は、ホルダー本体１０３
と、そのホルダー本体の両端に形成された一対の
支持腕１０４，１０５と、そのホルダー本体１０
３の上面に突出された外側および内側枕１０６，
１０７とより構成されている。

その支持腕１０４，１０５はレベル調節面３
６，３７を内側面に形成し、また、そのリツプ付
きリブ９４，９５をスナツプ的に嵌め込むリツプ
付き溝１１０を外側面に形成している。

また、外側および内側枕１０６，１０７は、パ
ラペツト笠木９０の長さ方向に直交する方向にお
いて、適宜の間隔を置かれて、上面に突出され、
しかも先端部を外側に折り曲げて前記リツプ付き
リブ１００，１０１を嵌込する支持座１０８，１
０９となつている。

そのホルダー１０２をパラペツト６０に固定す
るためのアンカ・プレート１１１は、アンカ・プ
レート本体１１２と、そのアンカ・プレート本体
１１２の両端に折り曲げられた一対の支持腕１１
３，１１４とを備え、その支持腕１１３，１１４
の外側面にレベル調節面４１，４２を形成してい
る。また、このアンカ・プレート１１１はそのア
ンカ・プレート本体１１２に長孔（図示せず）を
穿ち、アンカ・ボルト６４によつて、防水層６３
の上からパラペツト６０に固定されるようにして
いる。

このパラペツト笠木９０の取付けは、予め、ア
ンカ・プレート１１１がパラペツト６０に適宜の
間隔で固定され、この固定されたアンカ・プレー
ト１１１にホルダー１０２をレベル調節しながら
組み付け、ねじ１１５でホルダー１０２がアン
カ・プレート１１１に固定されて後、側板９１，
９２および天板９３をホルダー１０２にスナツプ
的に噛み合わせて、パラペツト６０に直線状に設
置される。勿論、スナツプ的に噛合されるリツプ
には、傾斜面が形成され、噛合を円滑にしてい
る。さらに、このパラペツト笠木９０には、前述
のパラペツト笠木１０，７０の場合と同様にして
パツキング１７が使用されること勿論のことであ
る。

如上のこの発明によれば、パラペツト笠木が、
パラペツト内側および外側面を被覆する一対の側
板とパラペツト上面を被覆する天板とを互いに取
り外し可能に組み付けてなり、構造物のパラペツ
トの長さに応じて順次継ぎ合わせて構成されるの
で、そのパラペツトに直線状に取り付ける際、そ
の側板を組み付けた状態、すなわち、パラペツト
笠木を仮付けしたと実質的に同じ状態であるにも
かかわらず、その側板に邪魔されることなしに、
開放された上面部から、そのパラペツトに対する
固定手段、例えば、ホルダー、アンカ・プレート
などのレベル調節が可能になり、その結果、その
レベル調節が極めて容易で、しかも、正確に行な
われ、取り付ける際の作業性および安全性が向上
され、また、変形や破損に応じて、部分的な取替
えが可能になり、それだけ補修費用が節約され、
さらに、全体を取り外すことなしに、防水層や固
定手段などの保守点検が可能になり、しかも、そ
のパラペツトに強固に固定され、安全であり、さ
らにまた、側板と天板との組付けが密封構造であ
るので、雨水がパラペツト笠木内に浸入されず、
その雨水の浸入による金属製固定手段の腐蝕や防
水層の剥離が防止され、また異なる寸法・形状の
側板および天板を数種類用意しておけば、それら
の組み合わせにより多種多様のパラペツト笠木を
形成することができ、パラペツトの幅や高さに応
じて、パラペツト笠木の寸法・形状を自由に組み
合わせて選択することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は建物のパラペツトに取り付けられたこ
の発明の構造物に使用される分割型パラペツト笠
木の具体例を示す横断面図、第２図は一部を破断
し、かつ、断面して示した第１図の分割型パラペ
ツト笠木の斜視図、第３図は第１図に示す分割型
パラペツト笠木に使用されたホルダーおよびアン
カ・プレートの分解斜視図、第４図は第１図に示
す分割型パラペツト笠木の取付け手順を示すため
の、一部を破断し、ホルダーに組み付けられた一
対の側板の斜視図、第５図は建物のパラペツトに
取り付けられたこの発明の分割型パラペツト笠木
の変形された具体例を示す横断面図、第６図は、
第５図に示すパラペツト笠木の外側板とホルダー
とを一部破断して示した斜視図、および、第７図
は建物のパラペツトに取り付けられたこの発明の
分割型パラペツト笠木のさらに変形された具体例
を示す横断面図である。 １０，７０，９０……分割型パラペツト笠木、
１１，１２，７１，７２，９１，９２……側板、
１３，７３，９３……天板、１４，７４，１０２
……ホルダー、１５，７４，１１１……アンカ・
プレート、１６……ジヨイント・プレート、１７
……パツキング、６０……パラペツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 構造物のパラペツトに適宜の間隔で配置され
   パラペツトに対してレベル調節される複数のホル
   ダーと、前記ホルダーに取外し可能に組み付けら
   れるパラペツトの上端内外両側面を被覆する一対
   の側板と、前記側板の上端に設けられた引掛け
   溝、あるいは、リツプのような係合部に取外し可
   能にして水密に組み付けられパラペツト頂面を跨
   ぐように被覆する天板とから成ることを特徴とす
   る構造物に使用される分割型パラペツト笠木。