JPS6253442A - 消極ドビ−開口式無杼織機による製織方法 - Google Patents
消極ドビ−開口式無杼織機による製織方法Info
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- JPS6253442A JPS6253442A JP18769785A JP18769785A JPS6253442A JP S6253442 A JPS6253442 A JP S6253442A JP 18769785 A JP18769785 A JP 18769785A JP 18769785 A JP18769785 A JP 18769785A JP S6253442 A JPS6253442 A JP S6253442A
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- Japan
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- shuttleless loom
- loom
- dobby
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はドビー付無杼織機、中でも消極ドビー開口式無
杼織機を600回/分以上の高速で製織する方法に関す
るものである。
杼織機を600回/分以上の高速で製織する方法に関す
るものである。
(従来の技術)
近年、無杼織機、中でもウォータージェットルーム、エ
アジェツトルームに代表れる流体噴射式無杼織機を高速
で製織する為の技術革新は著しく。
アジェツトルームに代表れる流体噴射式無杼織機を高速
で製織する為の技術革新は著しく。
織物加工費の低減にも大きく寄与している。
しかしながら、こうした事実も簡単な平織組織のタフタ
、ボンジーなどについていえることであって、しかも一
般には開口装置がクランク開口である織機についてのみ
いえることである。複雑な組織を製織することを目的と
して用いられるドビー付織機、特に消極ドビー開口式織
機に600回7分以上の高速運転を要求すると後述する
ごと(種々の問題があり、高速運転の技術に関してドビ
ー開口式無杼織機はクランク開口式無杼織機に比較して
大幅に遅れているのが現状である。
、ボンジーなどについていえることであって、しかも一
般には開口装置がクランク開口である織機についてのみ
いえることである。複雑な組織を製織することを目的と
して用いられるドビー付織機、特に消極ドビー開口式織
機に600回7分以上の高速運転を要求すると後述する
ごと(種々の問題があり、高速運転の技術に関してドビ
ー開口式無杼織機はクランク開口式無杼織機に比較して
大幅に遅れているのが現状である。
(本発明が解決しようとする問題点)
本発明は消極ドビー開口式無杼織機を600回/分以上
の高速で製織する方法を確立すべく、鋭意検討を重ねた
結果1次の知見を得た。即ち、全くの同一組織でクラン
ク開口式及び消極ドビー開口式の流体噴射無杼織機につ
いて経糸が最大開口状態で静止している間の織機のクラ
ンク回転角(以下これを経糸の静止角と呼称する)を調
査した結果、クランク開口式の経糸の静止角は実質的に
06であるのに対し一般に市販されている消極トロピー
開口式の経糸の静止角はタイプにより若干の差異があっ
て40°〜60’である。換言すればクランク開口式は
極めて円滑な回転によって経糸が開閉口しているのに対
し消極トロピー開口式は円滑になっていない点に特徴が
ある。
の高速で製織する方法を確立すべく、鋭意検討を重ねた
結果1次の知見を得た。即ち、全くの同一組織でクラン
ク開口式及び消極ドビー開口式の流体噴射無杼織機につ
いて経糸が最大開口状態で静止している間の織機のクラ
ンク回転角(以下これを経糸の静止角と呼称する)を調
査した結果、クランク開口式の経糸の静止角は実質的に
06であるのに対し一般に市販されている消極トロピー
開口式の経糸の静止角はタイプにより若干の差異があっ
て40°〜60’である。換言すればクランク開口式は
極めて円滑な回転によって経糸が開閉口しているのに対
し消極トロピー開口式は円滑になっていない点に特徴が
ある。
この理由は消極ドビー開口式の静止角を実質的に0.。
とじた場合、クランク開口式と異なり、経糸の閉口時の
運動が消極的であるため緯打時の組織点の拘束力が不充
分であり、不安定な組織しか形成されず満足できる織物
を得ることができなくなることによる。従って消極ドビ
ー開口式の場合は、一般には経糸の静止時間をカム装置
等によって長くしており、経験的に静止角は40’〜6
0 。
運動が消極的であるため緯打時の組織点の拘束力が不充
分であり、不安定な組織しか形成されず満足できる織物
を得ることができなくなることによる。従って消極ドビ
ー開口式の場合は、一般には経糸の静止時間をカム装置
等によって長くしており、経験的に静止角は40’〜6
0 。
近辺が採用されている。
ところが静止角が40″近辺あるいは、それ以上では、
織機回転数を増加するにつれ開口装置等の衝撃の影響で
機械的なギャップがそのまま経糸の静止状態となって発
現するいわゆるベルトフレームのジャンピング現象が生
じるのである。
織機回転数を増加するにつれ開口装置等の衝撃の影響で
機械的なギャップがそのまま経糸の静止状態となって発
現するいわゆるベルトフレームのジャンピング現象が生
じるのである。
更に静止角が80°を超えるとこのベルトフレームのジ
ャンピングが異常に大きくなり、経糸への高張力付加の
時間が長くなり過ぎて織機の振動や経糸の毛羽発生等を
誘発する。
ャンピングが異常に大きくなり、経糸への高張力付加の
時間が長くなり過ぎて織機の振動や経糸の毛羽発生等を
誘発する。
上記した理由によって、消極ドビー開口式無杼織機を拘
束で運転する為には2組織点の拘束力が不十分にならな
い程度に経糸の静止角を可能な限り小さくすればよいと
いう点に着目し本発明に到達した。
束で運転する為には2組織点の拘束力が不十分にならな
い程度に経糸の静止角を可能な限り小さくすればよいと
いう点に着目し本発明に到達した。
(問題点を解決する為の手段及び作用)本発明は消極ド
ビー付無杼織機において、経糸の最大開口量が120m
m以下で且つ、該経糸の静止角が18°〜36″の範囲
内であることを特徴とする消極ドビー開口式無杼織機に
よる製織方法を要旨とするものである。
ビー付無杼織機において、経糸の最大開口量が120m
m以下で且つ、該経糸の静止角が18°〜36″の範囲
内であることを特徴とする消極ドビー開口式無杼織機に
よる製織方法を要旨とするものである。
本発明において経糸の最大開口量は120mm以下であ
る必要がある。一般的な消極ドビー開口式無杼織機の経
糸の最大開口量は150mm程度であるが。
る必要がある。一般的な消極ドビー開口式無杼織機の経
糸の最大開口量は150mm程度であるが。
高速化する上で経糸の開口量を小さくする技術は良く知
られていることであり、特に120mm以上では、経糸
の静止角に関わらず600回/分以上の高速運転ではベ
ルトフレームのジャンピングがが激しく機構的に製織困
難である。
られていることであり、特に120mm以上では、経糸
の静止角に関わらず600回/分以上の高速運転ではベ
ルトフレームのジャンピングがが激しく機構的に製織困
難である。
経糸の静止角が18°未満では例えば3/2の綾織や2
/1の綾織等の組織で製織した場合5組織点が不安定で
あり、且つ部分的なずれを生ずる等の問題が生じ、特に
600回/分以上の高速運転では満足する織物が得られ
ない。逆に経糸の静止角が36°を超える場合、ベルト
フレームのジャンピング現象が始まりだし1機械的な問
題が発生する。
/1の綾織等の組織で製織した場合5組織点が不安定で
あり、且つ部分的なずれを生ずる等の問題が生じ、特に
600回/分以上の高速運転では満足する織物が得られ
ない。逆に経糸の静止角が36°を超える場合、ベルト
フレームのジャンピング現象が始まりだし1機械的な問
題が発生する。
なお経糸の静止角は織物のはり、こし、風合に影響を与
え、織物の風合の点からみれば静止角は大きい方が好ま
しく、織機回転数、開口量、製品品位に応じて静止角を
決定することが必要である。
え、織物の風合の点からみれば静止角は大きい方が好ま
しく、織機回転数、開口量、製品品位に応じて静止角を
決定することが必要である。
(実施例)
ポリエステル系マルチフィラメント糸150デニール/
48フイラメント(以下デニールをり、フィラメントを
Fにて示す)の仮撚加工糸を経糸として、ポリエステル
系マルチフィラメント糸1500/30Fの双糸を緯糸
として消極ドビー開口式ウォータージェットルーム(津
田駒工業■製ZW−200広巾タイプ)を用いて経糸密
度125本/吋、緯糸密度67本/吋、仕上中58吋、
織組m 2/2 、(綾織のウェザ−クロスを製織した
。運転条件は経糸の最大開口量を105.115.12
5mmの3基準とし、経糸の静止角を16°、 24’
、 36’、 42°の4基準とし。
48フイラメント(以下デニールをり、フィラメントを
Fにて示す)の仮撚加工糸を経糸として、ポリエステル
系マルチフィラメント糸1500/30Fの双糸を緯糸
として消極ドビー開口式ウォータージェットルーム(津
田駒工業■製ZW−200広巾タイプ)を用いて経糸密
度125本/吋、緯糸密度67本/吋、仕上中58吋、
織組m 2/2 、(綾織のウェザ−クロスを製織した
。運転条件は経糸の最大開口量を105.115.12
5mmの3基準とし、経糸の静止角を16°、 24’
、 36’、 42°の4基準とし。
織機回転数は650,720,800回/分の3基準と
した。
した。
加工性及び織物品位の試験結果を第1表に示す。
従来例に示す静止角42°のものは経糸の最大開口量に
関わらすベルトフレームがジャンピングを生じ、特に経
糸の最大開口量が125mmのものは製織困難で織物品
位も不良であった。該開口量を115mmとしても経糸
毛羽が多く発生した。
関わらすベルトフレームがジャンピングを生じ、特に経
糸の最大開口量が125mmのものは製織困難で織物品
位も不良であった。該開口量を115mmとしても経糸
毛羽が多く発生した。
本発明例である経糸の静止角36°、経糸の最大開口量
115mmの場合、織機回転数650回/分での製織性
は極めて安定したもので、且つ、¥6.物の風合も十分
満足できる良好なものであった。
115mmの場合、織機回転数650回/分での製織性
は極めて安定したもので、且つ、¥6.物の風合も十分
満足できる良好なものであった。
又、経糸の静止角24°、経糸の最大開口量115mm
の場合、織機回転数720回/分での製織が可能であっ
たが、風合的には若干、ペーパーライクではあるが、ウ
ェザ−クロスとしては十分、実用に耐え得るものであっ
た。
の場合、織機回転数720回/分での製織が可能であっ
たが、風合的には若干、ペーパーライクではあるが、ウ
ェザ−クロスとしては十分、実用に耐え得るものであっ
た。
更に経糸の静止角が16°の場合には経糸の最大開口量
が105mmであっても織機回転数を800回/分まで
高速にすることはできたものの、織物の絞模様にずれが
認められ織物品位が不良となり実用 に供せられる程度のものは得られなかった。
が105mmであっても織機回転数を800回/分まで
高速にすることはできたものの、織物の絞模様にずれが
認められ織物品位が不良となり実用 に供せられる程度のものは得られなかった。
第 1 表
(注) ◎:極めて良好 ○:良好 へやや問題あり×
:不良 (発明の効果) 本発明は以上のごとく消極ドビー開口式無杼織機におい
て、経糸の最大開口量が120mm以下で。
:不良 (発明の効果) 本発明は以上のごとく消極ドビー開口式無杼織機におい
て、経糸の最大開口量が120mm以下で。
該経糸の静止角が18°〜36°の範囲内とすることに
よって、600回/分以上の高速運転で製織しても、経
糸の糸切れなどのトラブルもなく、高稼動率で、且つ廉
価な加工費にて織物を生産することができる。
よって、600回/分以上の高速運転で製織しても、経
糸の糸切れなどのトラブルもなく、高稼動率で、且つ廉
価な加工費にて織物を生産することができる。
Claims (1)
- 消極ドビー付無杼織機において経糸の最大開口量が12
0mm以下で且つ、該経糸の静止角が18°〜36°の
範囲内であることを特徴とする消極ドビー開口式無杼織
機による製織方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18769785A JPS6253442A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 消極ドビ−開口式無杼織機による製織方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18769785A JPS6253442A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 消極ドビ−開口式無杼織機による製織方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6253442A true JPS6253442A (ja) | 1987-03-09 |
Family
ID=16210565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18769785A Pending JPS6253442A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 消極ドビ−開口式無杼織機による製織方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6253442A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04103978U (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-08 | 三和シヤツター工業株式会社 | ドア用丁番の補強構造 |
JP2007314926A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Toray Ind Inc | 炭素繊維織物の製造方法 |
KR101337830B1 (ko) * | 2006-04-28 | 2013-12-06 | 도레이 카부시키가이샤 | 탄소 섬유 직물의 제조 방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145652A (ja) * | 1974-05-10 | 1975-11-22 |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP18769785A patent/JPS6253442A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145652A (ja) * | 1974-05-10 | 1975-11-22 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04103978U (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-08 | 三和シヤツター工業株式会社 | ドア用丁番の補強構造 |
JP2007314926A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Toray Ind Inc | 炭素繊維織物の製造方法 |
KR101337830B1 (ko) * | 2006-04-28 | 2013-12-06 | 도레이 카부시키가이샤 | 탄소 섬유 직물의 제조 방법 |
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