JPS6251666B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗色変更装置に関する。

吹付塗装で用いるような機械的制御塗装装置で
は、所与の機械に効率上の限界がある。これは、
たとえば、生産ラインで自動車を塗装する場合
に、或る色を別の色に変更するのに時間がかかる
ことを原因とする。塗色変更作業を容易にすべ
く、２つの塗料供給管路を吹付装置に接続し、各
供給管路に別体の塗料マニホルドから塗料を供給
することが提案された。その結果、一方の供給管
路で塗料を供給すると同時に別の供給管路を洗浄
して別の塗料を補給するということができる。し
かしながら、この配置にも欠点があつて、吹付装
置毎に余分な塗料マニホルドを必要とするのであ
る。

塗装装置における効率の悪さの原因はもう１つ
あり、これは塗料供給管路内での圧力低下であ
り、この圧力低下は異なつた粘度の塗料毎に異な
り、塗料の流量に変化を与える。したがつて、高
粘度塗料の十分な流量を確保するに十分な高さに
塗料マニホルドで設定した圧力では、低粘度塗料
の流量を過大にすることになる。

塗色変更装置は、塗料、清掃用流体のための
個々の流体源からアプリケータ手段に塗料を供給
する圧力調節器を包含する塗色変更装置は公知で
ある（例えば米国特許第3450092号）。しかしなが
ら、この装置では、別々の圧力、塗料選択制御器
が吹付ヘツドから遠い位置に配置してあり、急速
塗色変更装置としての要件を満たさない。

本発明は、急速塗色変更のための二重供給管路
およびアプリケータ手段（すなわち、吹付ヘツ
ド）への弁付き接続部を有し、この接続部がアプ
リケータ手段での正確な圧力制御も行なう塗色変
更装置を提供する。

この目的のために、本発明による塗色変更装置
は、第１、第２の供給管路と、個々の流体源を選
択的に供給管路に接続するマニホルド手段と、ア
プリケータ手段に供給管路を選択的に接続する手
段とが設けられ、このアプリケータ手段に供給管
路を選択的に接続する手段に、各々供給管路のそ
れぞれとアプリケータ手段とを接続する一対のパ
イロツト作動式圧力調節弁であつて、パイロツト
圧力に応答してアプリケータ手段への塗料の流れ
を、選択的に調整したり、あるいは、前記供給管
路の１つをアプリケータ手段から遮断するように
作動し、それによつて、それぞれの供給管路から
アプリケータ手段への塗料の流量およびアプリケ
ータ手段への塗料圧力を、それぞれの圧力調節弁
に加えたパイロツト圧力によつて制御するように
なつている圧力調節弁と、供給管路を選択的に排
出状態にするパイロツト作動式ダンプ手段と、弁
の各々およびダンプ手段に選択的にパイロツト圧
力を導びき、一方の圧力調節弁が作動させられて
一方の供給管路をアプリケータ手段に接続したと
きに、ダンプ手段が作動して他方の供給管路を排
出状態にするようになつているパイロツト圧力制
御手段とが設けられ、一方の供給管路がアプリケ
ータ手段に塗料を流しているときに、他方の供給
管路を清掃流体で洗浄できるようにしたことを特
徴とする。

したがつて、本発明による塗色変更装置では、
ただ１つの塗料マニホルド手段と、この塗料マニ
ホルド手段に２つの供給管路のいずれかを選択的
に接続する弁配置と、アプリケータ装置に供給管
路を接続し、さらにアプリケータ手段のところの
圧力を調節するもう１つの弁配置とを用いる。

この二重塗料供給管路は塗料マニホルド装置の
重複なしに急速塗色変更を可能とする。

以下、添付図面を参照しながら本発明を説明す
る。

第１図に示すように、塗色変更装置は、流量調
節器１４およびスプレイ・ガン１６を備えるスプ
レイ・ヘツド１２に２つの塗料供給管路１８，２
０および２つの空気圧力パイロツト管路２２，２
４によつて接続した供給装置１０を包含する。流
量調節器１４からは排出管路２６が溜め２８に接
続している。空気管路３０が噴霧用空気圧力を吹
付ガンに運ぶ。管路１８から２６及び３０の各々
は十分に長くてスプレイ・ヘツド１２を供給装置
１０から離れたところ、たとえば、何フイートも
離して設置することができる。後に説明するよう
に、供給装置１０は供給管路１８，２０に供給す
るのを塗料とするか清掃流体とするか選択し、流
量調節器１４がこれらの供給管路１８，２０をス
プレイ・ガン１６または溜め２８に適切に接続す
る。スプレイ・ガンに塗料を供給するのも供給管
路の一方を洗浄するのも、流量調節器１４が管路
２２，２４内のパイロツト圧力の制御の下にこれ
らの機能を果し、さらに、パイロツト空気圧力に
よつて決定される吹付ガンでの所望塗料圧力を正
確に確立する。

第２Ａ図は供給装置１０を示し、第２Ｂ図はス
プレイ・ヘツド１２を示す。第２Ａ図において、
複数の加圧塗料源３２ａ，３２ｂ，３２ｃが塗料
マニホルド３４の入口のそれぞれに接続してあ
る。これらの入口は、それぞれ、通常閉のパイロ
ツト作動式二方向弁３６ａ，３６ｂ，３６ｃによ
つて制御される。これらの二方向弁はそれぞれマ
ニホルド出口４０に通じる共通の流路３８に塗料
入口を選択的に接続する。清掃流体入口４２は通
常閉のパイロツト作動式二方向弁４４によつて制
御される。この二方向弁４４は入口４２を共通流
路３８に選択的に接続する。加圧されている溶剤
源４６および空気圧力源４８がそれぞれのパイロ
ツト作動式二方向弁５０，５２を介して管路５４
に接続しており、この管路５４は四方向パイロツ
ト作動式弁５６の入口ポートに接続してある。空
気圧力源４８は弁５６のもう１つの入口ポートに
直接接続してある。弁５６の出口ポートは、それ
ぞれ、塗料マニホルド３４の清掃流体入口４２及
びバイパス管路５８に接続してある。マニホルド
出口４０およびバイパス管路５８はパイロツト作
動式四方向弁６０のそれぞれの入口ポートに接続
してあり、この四方向弁６０の出口ポートは供給
管路１８，２０にそれぞれ接続してある。空気圧
力源４８は調整可能な下流調節式圧力調節弁６２
を介して噴霧用空気管路３０に接続してある。空
気圧力源４８は、また、調整可能な下流調節式調
節弁６４を介して管路６６にスプレイ・ヘツド１
２内に所望塗料調節圧力を確立する圧力を生じさ
せるように接続してある。調節弁６２，６４はラ
イン６５，６７の電圧に応答して空気圧力を電気
的に制御することのできるソレノイド作動式電
圧・圧力変換器である。通常閉のパイロツト作動
式二方向弁６８，７０が管路６６をパイロツト管
路２２，２４のそれぞれに選択的に接続する。

空気圧力源４８には制御器７２も接続してあ
り、この制御器はソレノイド弁（図示せず）を制
御するための電気制御器を包含する。これらのソ
レノイド弁は、３６′，４４′，５０′のようなダ
ツシユ記号を付けた数字によつて示す、３６，４
４，５０のような弁のそれぞれに接続したパイロ
ツト管路を選択的に加圧する。電気制御器は正し
い順序で種々のソレノイドを作動させて所望の塗
料システム機能を得る。すなわち、この制御器
は、そのプログラムに従つて、マニホルド３４に
塗料、清掃用流体のいずれを供給するか、また、
塗料であれば何色の塗料を供給するかを決定し、
また、供給管路１８，２０を塗料供給とするか、
あるいは清掃用流体で洗浄するかを選定すると共
に、管路２２，２４へのパイロツト圧力を制御す
る。ライン６５の電圧は制御器７２によつて選定
されて管路３０内の所望の噴霧用空気圧力を確立
する。ライン６７の電圧も選定塗料に応じて制御
器７２によつて選定され、各塗料に正しい圧力を
与えて所望の流量を得る。

スプレイ・ヘツド１２はスプレイ・ガン１６で
代表されるアプリケータ手段に取付けたか、ある
いはそれにすぐ隣合つている流量調節器１４を包
含する。流量調節器１４は塗色変更装置の一部を
包含し、特に、供給管路１８または２０どちらを
スプレイ・ガン１６に接続するかを選定したり、
スプレイ・ガン１６に対する所望流量を得るため
の或る設定塗料圧力を正しく確立したり、洗浄の
ために他方の供給管路を排出管路に接続したり、
その他の以下に述べる機能を果したりするように
作用する。

流量調節器１４は４つの下流調節型パイロツト
作動式調節弁７４，７６，７８，８０を有する。
これらの調節弁はダイアフラム作動式ポペツト弁
であつてもよく、その場合、ダイアフラムの片側
がパイロツト空気圧力を受け、反対側に下流流体
圧力が作用してポペツトは圧力平衡を行なう位置
に調節される。パイロツト圧力がゼロに設定され
ている場合、ポペツト弁は閉じることになる。弁
７４は供給管路１８の端と排出管路２６に接続
し、供給管路１８から排出すべき流体の流量を制
御する。したがつて、ダンプ弁の機能を果す。ダ
ンプ弁７４は、排出管路２６がパイロツト圧力に
よつて調節するには低すぎる背圧を通常持つてい
るので、オン・オフ弁として作動する。弁７６
（パイロツト管路２２によつて制御される）は供
給管路１８の端と、共通出口管路８４に通じる通
路８２と接続している。弁７８供給管路２０の端
を排出管路２６に接続するダンプ弁として作用
し、管路２４のパイロツト圧力によつて作動させ
られる弁８０は供給管路２０の端を、共通出口管
路８４に通じる通路８６に接続している。管路８
４は鋭い縁を持つオリフイス８８，９０を通して
スプレイ・ガン１６に接続している。これらのオ
リフイス手段は流量調節器１４内にあると好まし
いが、機能の変更なしに物理的にスプレイ・ガン
１６内に設置してもよい。

圧力調節弁７６，７８へのパイロツト圧力の制
御は、たとえば、弁６８，７０の作動によつて決
定されるように管路２２，２４を経て行なわれ
る。ダンプ弁７４，７８へのパイロツト圧力の供
給はパイロツト作動式二位置四方向弁９２によつ
て制御される。この弁９２はそれをいずれの位置
にも保持するもどり止め９３を包含する。弁９２
の入口ポートはパイロツト管路２２，２４に接続
してあり、出口ポートは管路９４，９６に接続し
てある。これらの管路９４，９６はそれぞれダン
プ弁７４，７８のパイロツト・ポートに接続して
ある。さらに、弁９２には通気部９８も設けてあ
る。パイロツト圧力が管路２４ではなくて管路２
２に印加されているとき、この圧力はもど止めに
打勝ち、弁を図に示す位置に付勢し、ここで、管
路２２が弁を通じて管路９６に接続し、管路９４
が通気孔９８に接続する。こうして、この状態で
は、調節弁７６は開き、供給管路１８から塗料を
共通出口管路８４に供給させ、ダンプ弁７８も開
いて供給管路２０を排出部に接続し、弁７４，８
０は閉じる。パイロツト圧力が管路２４に与えら
れると共に管路２２に圧力が残つている場合に
は、弁８０も開くことになるが、弁９２はもどり
止め９３の保持作用のためにシフトせず、パイロ
ツト圧力は釣合わされる。これにより、供給管路
１８からの塗料流が弁７６、通路８２，８６およ
び弁８０，７８を通して排出することができる。
簡単に言えば、この作用は、弁７６を通つて塗料
流が流れ始めたときに通路８６および弁８０から
先に供給されていた前の色の残留塗料を洗い流す
のに有効である。パイロツト圧力が管路２２でな
くて管路２４に加えられたときには、弁９２がシ
フトして管路２４を管路９４に接続し、また、管
路９６を通気部に接続する。次に、弁８０が開い
て共通出口管路８４に塗料を供給し、また、弁７
４が開いて供給管路１８を排出管路２６に接続す
る。圧力が管路２２にも加わつたときには、弁７
６も開いて通路８２から残留塗料を洗い流すこと
ができる。

弁７６，８０による圧力調節の故に、それぞれ
の供給管路からそこを流れる塗料流は、共通管路
８４内の塗料圧力が調整可能の空気圧力調節弁６
４によつて設定された空気圧力と同じとなるよう
に調節されることになる。これにより、供給管路
１８，２０を通しての圧力低下が大きく、そし
て、塗料粘度の相違により変動したとしてもスプ
レイ・ガン１６のところで正して塗料圧力調節が
可能となる。スプレイ・ガンのところで所望塗料
圧力を維持することによつて、スプレイ・ガンを
通る塗料の流量も良好に調節され、吹付けている
塗料についての塗装厚さを良好に制御できる。シ
ステム内の一次計量オリフイスが普通のスプレ
イ・ガンノズルである場合には、たとえ一定の塗
料圧力がスプレイ・ガンに対して維持されていて
も流量は塗料粘度に僅かに依存する。塗料粘度の
影響から実質的に自由になるには、スプレイ・ガ
ンに通じる各塗料流路内に鋭い縁を持つオリフイ
ス８８または９０を設け、オリフイスの上流の塗
料圧力を一定に保たなければならない。或る鋭い
縁を持つオリフイスの長さはその直径の５倍より
も小さい。実際には、板を通して孔を穿孔し、こ
の孔の直径を板厚にほぼ等しいものとし、オリフ
イスの上流末端で四角形縁とすると良い結果を得
ることがわかつた。このようなオリフイスを流れ
る塗料の流量は、主として、オリフイス圧力降下
に依存する。したがつて、制御圧力が流量を決定
する。塗料粘度の変化は自動車用塗料で通常経験
される粘度の範囲であれば流量に実質的に影響し
ない。一方、鋭い縁を持つオリフイスを通る塗料
流量は塗料の密度で変る。塗料が異なれば密度も
変るので、塗料毎に塗料圧力を選び、密度の影響
を補償する。これは、制御器７２をプログラミン
グしてライン６７に正しい圧力制御電圧を与える
ことによつて達成される。

各塗料スプレイ・ガン１６は噴霧用空気を供給
する管路３０に接続してありかつガン塗料通路１
０２を経て共通塗料管路８４に接続してあるスプ
レイ・ノズル１００と、通常閉じており、管路３
０の噴霧用空気によつてパイロツトされるパイロ
ツト作動式二方向弁１０４とを有するように概略
的に示してある。したがつて、噴霧用空気圧力が
弁６２の作動によつて管路３０に加えられたと
き、各スプレイ・ガン内の弁１０４が開いて噴霧
ノズルに塗料を与える。

作動にあたつて、パイロツト管路２２が加圧さ
れており、弁７６が供給管路１８からスプレイ・
ガンへの流れを許しており、ダンプ弁７８が開い
て供給管路２０から溜め２８への流れを許してい
ると仮定する。さらに、弁６０が図面に示す位置
にあり、弁３６ａが開いていて塗料源３２ａから
マニホルド３４の流路３８を通して供給管路１８
およびスプレイ・ガンに第１色の塗料を供給して
いると仮定する。供給管路２０から残留塗料を追
出すには、弁５６を作動させて清掃流体通路５４
をバイパス管路５８に接続し、このバイパス管路
を順次弁６０を通して供給管路２０に接続させ、
弁５０，５２を交互に開くことによつてこれらの
管路を通して清掃流体を供給して管路５４，５
８，２０を通り、ダンプ弁７８および排出管路２
６を通して溜め２８に流れる溶剤と空気のパルス
を与え、供給管路２０から塗料を完全になくす。
次に、塗装している部分がほとんど完了したとき
（例えば、この部分を仕上げるに十分な塗料が供
給管路１８内に残つているとき）には、弁３６ａ
を閉じ、弁５６を図示の通常位置にもどし、バイ
パス管路５８を通して空気を供給し、弁６０をシ
フトさせてバイパス管路５８を供給管路１８に接
続し、それにより、空気を供給管路１８に供給し
てこの供給管路内の塗料を追出し、この部分の塗
装を完了する。その間、弁４４を開き、管路５４
からマニホルド流路３８に清掃流体を入れ、この
流路から第１色の塗料を洗い出し、弁６０、供給
管路２０、弁７８を通して排出管路２６にそれを
排出させる。次に、別のマニホルド入口弁、たと
えば、弁３６ｂを開き、源３２ｂから第２色の塗
料を通路３８に与え、供給管路２０を第２色の塗
料で満たす。このとき、供給管路１８からは第１
色の塗料がまだ放出されている。この部分の塗装
の完了で、噴霧用空気を管路３０から除き、スプ
レイ・ガン１６を停止させる。弁６８を閉じるこ
とによつてパイロツト圧力も管路２２から除か
れ、弁７０を開くことによつて管路２４にパイロ
ツト圧力が与えられる。次に、調節弁７６を閉
じ、弁８０を開き、弁９２をシフトさせ、ダンプ
弁７８を閉ざし、ダンプ弁７４を開かせる。瞬間
的に弁６８が開き、パイロツト管路２２に圧力パ
ルスを与え、調節弁７６を開き、こうして、弁８
０，７６およびダンプ弁７４を通して供給管路２
０から第２色の塗料を流し、通路８２および弁７
６内の第１色の塗料を追出し、別の部分の塗装中
に第２色塗料が汚染されるのを防ぐ。管路２２内
の圧力を除いて弁７６を閉ざし、噴霧用空気を管
路３０に与えてスプレイ・ガンの作動およびそこ
を通る第２色塗料の流れを開始させ、第１色の残
留部分を洗い出す。次に、新しい部分の塗装を開
始し、供給管路２０の清掃のときと同じ要領で供
給管路１８を清掃用流体で清掃する。

本発明のこの装置は、スプレイ・ガンを塗色変
更作業のために停止させる時間が短いので非常に
効率が良く、また、二重供給管路の利点をすべて
保ちながらも塗料マニホルドをたつた１つだけし
か使用しないのでコストを最低限に抑えることが
できる。さらに、スプレイ・ガンにすぐ隣合つて
塗色変更弁機構の１作用を行なう塗料圧力調節器
を組込むことによつて、たとえ塗料供給管路内に
大きな圧力変化が生じたとしても塗料の流量を精
密に制御することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による塗色変更装置のブロツク
図である。第２Ａ図および第２Ｂ図はそれらを組
合わせることによつて本発明による塗色変更装置
を示す概略図である。 〔主要部分の符号の説明〕 １８，２０…供給
管路、１６…アプリケータ手段、３２ａないし３
２ｃ，４６…流体源、３４…マニホルド手段、７
６，８０…パイロツト作動式圧力調節弁、７４，
７８…ダンプ手段、９２…パイロツト圧力制御手
段、８４，１０２…通路、８８，９０…オリフイ
ス手段、２６…排出管路、５８…バイパス管路、
５６…第１の弁手段、６０…第２の弁手段、４０
…マニホルド出口、７２…弁制御器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 塗料と清掃流体との個々の流体源からアプリ
   ケータ手段に塗料を供給する圧力調整器を包含す
   る塗色変更装置において、第１、第２の供給管路
   と、前記個々の流体源を選択的に供給管路に接続
   するマニホルド手段と、前記アプリケータ手段に
   前記供給管路を選択的に接続する手段とが設けら
   れ、該アプリケータ手段に供給管路を選択的に接
   続する手段に、各々前記供給管路のそれぞれと前
   記アプリケータ手段とを接続する一対のパイロツ
   ト作動式圧力調節弁であつて、パイロツト圧力に
   応答して前記アプリケータ手段への塗料の流れを
   選択的に調整したり、あるいは、前記供給管路の
   １つを前記アプリケータ手段から遮断するように
   作動し、それによつて、それぞれの前記供給管路
   から前記アプリケータ手段への塗料の流量および
   前記アプリケータ手段への塗料圧力を、それぞれ
   の前記圧力調節弁に加えたパイロツト圧力によつ
   て制御するようになつている圧力調節弁と、前記
   供給管路を選択的に排出状態にするパイロツト作
   動式ダンプ手段と、前記弁の各々および前記ダン
   プ手段に選択的にパイロツト圧力を導びき、一方
   の圧力調節弁が作動させられて一方の供給管路を
   前記アプリケータ手段に接続したときに、前記ダ
   ンプ手段が作動して他方の供給管路を排出状態に
   するようになつているパイロツト圧力制御手段と
   が設けられ、一方の供給管路が前記アプリケータ
   手段に塗料を流しているときに、他方の供給管路
   を清掃流体で洗浄できるようにしたことを特徴と
   する塗色変更装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の塗色変更装置に
   おいて、前記一対のパイロツト作動式圧力調節弁
   が通路によつて前記アプリケータ手段に接続して
   あり、該通路がその内部の塗料圧力に応答してア
   プリケータ手段に向う塗料の流量を調節するオリ
   フイス手段を備えており、前記圧力調節弁がパイ
   ロツト圧力に応答して作動し、前記通路内の塗料
   圧力を選択的に調節したり、前記供給管路を該通
   路から遮断したりするようになつていることを特
   徴とする塗色変更装置。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項記載の塗
   色変更装置において、前記パイロツト作動式ダン
   プ手段が、一対のパイロツト作動式ダンプ弁を包
   含し、該ダンプ弁が圧力調節弁に隣接して配置し
   てあり、供給管路のそれぞれと排出管路との間を
   接続しており、それによつて、一方の圧力調節弁
   が作動して一方の供給管路を前記アプリケータ手
   段に接続したときに、前記ダンプ弁のうちの対応
   するものが作動して他方の供給管路を前記排出管
   路に接続することを特徴とする塗色変更装置。 ４ 特許請求の範囲第３項記載の塗色変更装置に
   おいて、前記対のパイロツト作動式圧力調節弁が
   共通の管路によつて前記アプリケータ手段に接続
   してあり、前記パイロツト圧力制御手段が、１つ
   のモードでは、一方の圧力調節弁を作動させて一
   方の供給管路を前記共通の管路によつて前記アプ
   リケータ手段に接続すると共に、対応するダンプ
   弁を作動させて他方の供給管路を前記排出管路に
   接続するように作動し、もう一つのモードでは、
   両圧力調節弁を作動させて該両圧力調節弁を前記
   共通の管路に通じさせると共に、一方のダンプ弁
   を作動させて開いた圧力調節弁および作動したダ
   ンプ弁の両方を通して一方の供給管路から前記排
   出管路に流体を流し、作動したダンプ弁に最も近
   い圧力調節弁を通して逆洗を行なわせ、それによ
   つて前記もう一つのモードにおいて、前記共通管
   路から残留塗料を洗い流せるようにしたことを特
   徴とする塗色変更装置。 ５ 特許請求の範囲第３項または第４項記載の塗
   色変更装置において、前記パイロツト作動式ダン
   プ弁は、前記圧力調節弁が作動して他方の供給管
   路を前記アプリケータ手段に接続したときに一方
   の供給管路を選択的に前記排出管路に接続するよ
   うに作動し、また、清掃流体の源を前記一方の供
   給管路と連通状態に置く、前記マニホルド手段か
   ら独立した手段が設けてあり、それによつて、前
   記他方の供給管路が前記マニホルドから前記アプ
   リケータ手段に塗料を流しているとき、前記一方
   の供給管路を清掃流体で洗浄できるようになつて
   いることを特徴とする塗色変更装置。 ６ 特許請求の範囲第１項記載の塗色変更装置に
   おいて、前記マニホルド手段が出口と、それぞれ
   の塗料源に接続した複数の塗料入口と、清掃流体
   の源に接続可能な清掃流体入口と、各入口のとこ
   ろに設けてあつて前記マニホルドの通路手段への
   流れを制御する弁とを有し、第１の弁手段が前記
   清掃流体源と圧力空気源のそれぞれに接続してあ
   つて清掃流体および空気圧力を前記マニホルド手
   段と無関係に清掃流体入口とバイパス管路とに選
   択的に与える入口を有し、第２の弁手段がマニホ
   ルド出口および前記バイパス管路に接続した入口
   と、第１、第２の供給管路に接続した出口とを有
   し、各入口をその順番において出口のいずれかに
   交互に接続するように作動するようになつている
   ことを特徴とする塗色変更装置。 ７ 特許請求の範囲第６項記載の塗色変更装置に
   おいて、弁制御器が設けてあり、これが前記入口
   弁および弁手段を選択的に作動させるように作動
   し、１つのモードにおいて、前記マニホルド手段
   を通して一方の供給管路に塗料を流すと共に、他
   方の供給管路に清掃流体を流して塗装中に該他方
   の供給管路を清掃するようになつており、もう一
   つのモードにおいて、前記一方の供給管路に空気
   圧力を与えて該供給管路を通して先に供給されて
   いる塗料を押し出すと共に、マニホルド手段を通
   して清掃流体を流し、塗装を続けながら該マニホ
   ルド手段を清掃するようになつていることを特徴
   とする塗色変更装置。 ８ 特許請求の範囲第６項記載の塗色変更装置に
   おいて、前記パイロツト作動式ダンプ手段が、一
   対のパイロツト作動式ダンプ弁を包含し、これら
   のダンプ弁が前記圧力調節弁に隣接して配置して
   ありかつ供給管路のそれぞれと排出管路との間を
   接続しており、弁制御器が設けてあり、該弁制御
   器が入口弁および弁手段を選択的に作動させるよ
   うに作動し、１つのモードで、前記マニホルド手
   段および一方の供給管路を通して前記アプリケー
   タ手段に塗料を流すと共に、他方の供給管路を通
   して排出管路に清掃流体を流して塗装中に他方の
   供給管路を清掃し、別のモードで、前記一方の供
   給管路に空気圧力を加えてこの供給管路を通して
   先に供給されていた塗料を押し出すと共に、前記
   マニホルド手段および他方の供給管路を通して排
   出手段に清掃流体を流して塗装を続けながら前記
   マニホルド手段を清掃するようになつていること
   を特徴とする塗色変更装置。 ９ 特許請求の範囲第６項記載の塗色変更装置に
   おいて、前記第１弁手段が清掃用入口およびバイ
   パス管路にそれぞれ接続した出口を備えるパイロ
   ツト作動式四方向弁を包含し、前記第２弁手段が
   パイロツト作動式四方向弁を包含することを特徴
   とする塗色変更装置。 １０ 特許請求の範囲第１項から第９項までのい
   ずれか１つの項に記載の塗色変更装置において、
   前記アプリケータ手段が前記マニホルド手段から
   遠い方のスプレイ・ヘツドの一部を形成しており
   かつ前記マニホルド手段から遠い方の各供給管路
   の端に接続してあり、該スプレイ・ヘツドが前記
   圧力調節弁および前記ダンプ手段を含んでいるこ
   とを特徴とする塗色変更装置。 １１ 特許請求の範囲第１０項記載の塗色変更装
   置であつて、異なる流体源からの塗料が異なつた
   粘度を有する塗色変更装置において、前記スプレ
   イ・ヘツドに鋭い縁を持つオリフイスが前記圧力
   調節弁からの調整済みの塗料圧力を受けて塗料粘
   度とは実質的に無関係に調節塗料流量を確立する
   ようになつていることを特徴とする塗色変更装
   置。