JPH078854A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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Publication number
JPH078854A
JPH078854A JP5172452A JP17245293A JPH078854A JP H078854 A JPH078854 A JP H078854A JP 5172452 A JP5172452 A JP 5172452A JP 17245293 A JP17245293 A JP 17245293A JP H078854 A JPH078854 A JP H078854A
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JP
Japan
Prior art keywords
paint
passage
valve
air
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5172452A
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English (en)
Inventor
Shinji Katayama
眞司 片山
Yuuki Kusaka
勇樹 日下
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH078854A publication Critical patent/JPH078854A/ja
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  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗色の異なる塗料が供給される複数個の塗料
バルブが塗料通路に接続された塗装装置において、カラ
ーチェンジの際に、上記塗料通路に加圧エアを供給する
ことにより、塗装ガンから塗料を押し出す場合におい
て、塗料の残留量を低減させることを目的とする。 【構成】 塗装ガン1に接続された塗料管2の上流側に
カラーチェンジバルブユニット3を構成するマニホール
ド4が設けられていると共に、該マニホールドに複数個
の塗料バルブ6…6と、洗浄用バルブ11と押出エア供
給バルブ12とが接続されている。また、上記塗料管2
には、エア抜き管19を備えたL字管20が介設されて
いる。このエア抜き管19の一方の端部はL字管20の
中央部に開口していると共に、他方の端部は、エア抜き
バルブ21を介してドレンライン22に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の製造ラインな
どで使用される塗装装置、具体的には複数の色を塗り分
けることができる塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等の車両の製造において
は、車体その他の塗装のため、製造ラインの塗装ステー
ションに備えられている塗装ガンに対して塗料通路を通
して塗料が供給される。その場合に、製造ラインに送ら
れる車体を所定台数ごとに塗色を変えて塗装しなければ
ならない場合がある。
【0003】このような要求に答えるために、この種の
塗装装置として、塗装ガンに通じる塗料通路に、それぞ
れが異なる塗色の塗料が送給される複数の塗料バルブを
接続して、要求される塗色に対応する塗料バルブのみを
選択的に開弁させることにより、その塗色の塗料を塗料
通路を介して塗装ガンに供給するようにしたものがあ
る。
【0004】これによれば、塗料バルブを切り換えるだ
けで塗装ガンに所望の塗色の塗料を供給できることか
ら、カラーチェンジが簡便化されるという利点がある。
【0005】その反面、塗色の異なる複数の塗料に対し
て1本の塗料通路を共通して用いることから、カラーチ
ェンジの際に塗料通路ないし塗装ガンに残存した塗料を
シンナなどの洗浄液を用いて洗い落とすという作業が必
要となる。その場合に、前回の塗装作業の終了後に全て
の塗料バルブを閉鎖し、塗料通路の上流側から洗浄液を
送給して下流側の塗装ガンから排出させることにより塗
料通路を洗浄することが考えられるが、塗料通路に残存
した塗料が無駄となって不経済であるばかりでなく、多
量の洗浄液を使用しなければならないことになる。
【0006】これに対しては、例えば実公平3ー838
3号公報に記載されているように、塗色の異なる塗料が
供給される複数個の塗料バルブが接続された塗料通路
に、これらのバルブの上流側に位置して、加圧エアが送
給されるバルブと、洗浄液が送給されるバルブとを接続
して、カラーチェンジの際に、上記塗料通路に加圧エア
を供給することにより、該通路の下流側の塗装ガンから
塗料を押し出した後、塗料通路に洗浄液を供給すること
により、該通路に残存した塗料の洗浄を行うようにした
ものがある。
【0007】これによれば、前回の塗装作業が終了する
手前のタイミングを見計らって塗料バルブを閉ざし、塗
料通路に加圧(押出)エアを送り込むようにすれば、そ
の圧力によって通路内の塗料が塗装ガンから噴射される
ことから、塗料通路内の塗料を有効に利用することがで
きるばかりでなく、その分だけ作業終了時に塗料通路に
残存する塗料も少なくなることから、該塗料を洗い落と
す洗浄液も少なくて済むことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術においても、次のような改善すべき余
地が残されている。
【0009】すなわち、塗料通路内の塗料の末端、すな
わち押出エアの先端が塗装ガンのノズル近傍に到達する
まで押出エアを供給し続けると、塗料と空気とが混在し
た状態で塗装ガンから噴出する可能性があり、品質上の
面から好ましくない。したがって、押出エアの先端が塗
装ガンに到達する前に押出エアの供給を停止しなければ
ならないことになる。特に、この種の塗装には粘度の高
い塗料が使用されるようになっているので、塗料を加圧
押出する際に、塗料通路の壁面部分に沿った周辺の塗料
が通路壁面に付着しながら進行すると共に、押出エアの
逃げ道もないことから、押出エアとの境界部における塗
料の中央部が、通路壁面に付着しながら押し流される周
辺部よりも著しく先行して進行することになって、塗装
ガンよりもはるかに上流側で押出エアの供給を停止しな
ければならず、多量の塗料が塗料通路に残存してしまう
ことになるのである。
【0010】本発明は、塗色の異なる塗料が供給される
複数個の塗料バルブが塗料通路に接続された塗装装置に
おいて、カラーチェンジの際に、上記塗料通路に加圧エ
アを供給することにより、該通路の下流側の塗装ガンか
ら塗料を押し出した後、塗料通路に洗浄液を供給するこ
とにより、該通路に残存した塗料の洗浄を行う場合にお
ける上記の実情に対処するもので、塗料通路内の塗料の
残留量をさらに低減することを目的とする。塗色の異な
る塗料が供給される複数個の塗料バルブが塗料通路に接
続された塗装装置において、カラーチェンジの際に、上
記塗料通路に加圧エアを供給することにより、該通路の
下流側の塗装ガンから塗料を押し出した後、塗料通路に
洗浄液を供給することにより、該通路に残存した塗料の
洗浄を行う場合における上記の実情に対処するもので、
塗料通路内の塗料の残留量をさらに低減することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0012】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、塗色の異なる塗料が供給される複
数個の塗料バルブが接続された塗料通路に、これらのバ
ルブの上流側に位置して、加圧エアが送給される第1バ
ルブと、洗浄液が送給される第2バルブとを接続して、
カラーチェンジの際に、上記第1バルブを開いて上記塗
料通路に加圧エアを供給することにより、該通路の下流
側の塗装ガンから塗料を押し出した後、上記第2バルブ
を開いて塗料通路に洗浄液を供給することにより、該通
路に残存した塗料の洗浄を行うようにした塗装装置にお
いて、上記塗料バルブと塗装ガンとの間の塗料通路に、
開閉可能なエア抜き通路を設けたことを特徴とする。
【0013】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、 第1発明におけるエア抜き通路
を、塗装ガンに近接して設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば次のような作用が得られる。
【0015】まず、第1発明と第2発明のいずれにおい
ても、塗料バルブと塗装ガンとの間の塗料通路に開閉可
能なエア抜き通路が設けられているので、カラーチェン
ジの際に塗料通路に供給される押出エアの先端がエア抜
き通路に到達するタイミングで該エア抜き通路を開通す
るようにすれば、押出エアの圧力が減圧されて過大な圧
力が塗料に作用しなくなり、このため押出エアが塗料に
混じった状態で塗装ガンから噴出するおそれが少なくな
り、その分だけ塗料の末端が塗装ガンに近づくまで押出
エアの供給を停止するタイミングを遅らせることが可能
となって、従来よりも残存塗料が低減されることにな
る。
【0016】また、押出エアの一部がエア抜き通路を通
して排出されることから、塗料通路における押出エアの
流速が速くなり、塗料バルブからエア抜き通路に至る塗
料通路の壁面に付着していた塗料も効果的に押し流され
ることになって、塗料通路内の残留塗料が更に低減され
ることになる。
【0017】特に、第2発明によれば、上記エア抜き通
路を塗装ガンの近傍に配置したので、塗料通路における
壁面付着量が減少することになって、それに伴って残留
塗料がより効果的に低減されることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】まず、図1を用いて、本発明に係る塗装装
置の全体的なシステム構成を説明する。
【0020】この塗装装置には、塗装ガン1に接続され
た塗料管2の上流側にカラーチェンジバルブユニット3
を構成するマニホールド4が設けられていると共に、塗
料供給ライン5…5を介して塗料が送給される複数個の
塗料バルブ6…6が上記マニホールド4に接続されてい
る。
【0021】ここで、上記各塗料バルブ6…6に導かれ
た塗料供給ライン5…5の上流側には、メインライン7
から分岐されたライン8…8を介してエア源9のライン
圧が導かれる加圧タンク10…10が設置されている。
したがって、所定の塗料バルブ6を開けば、対応する加
圧タンク10に貯留された塗料が塗料供給ライン5を介
してマニホールド4に加圧送給されると共に、その塗料
が塗料管2を経て下流側の塗装ガン1から噴射されるこ
とになる。
【0022】そして、上記マニホールド4には、塗料バ
ルブ6の上流側に位置して、洗浄用シンナを供給する洗
浄用バルブ11と、塗料を押し出す押出エアを供給する
押出エア供給バルブ12とが接続されている。このう
ち、洗浄用バルブ11には、上記塗料バルブ6と同様
に、上流側に洗浄用シンナを貯留する加圧タンク13が
設けられた洗浄液供給ライン14が接続されていると共
に、エア源9のライン圧が上記メインライン7から分岐
されたライン8を介して上記加圧タンク13に導かれて
いる。
【0023】一方、上記押出エア供給バルブ12には、
メインライン7から分岐された調圧ライン15を介して
所定圧に調整された塗料押出エアが導かれている。つま
り、上記調圧ライン15にはレギュレータバルブ16が
設置されていると共に、このレギュレータバルブ16の
上流側で調圧ライン15から分岐されたモデュレータラ
イン17に設置された電磁モデュレータバルブ18から
出力されるモデュレータ圧が、上記レギュレータバルブ
16の一端側の制御部16aに導かれている。このレギ
ュレータバルブ16には、上記制御部16aの反対側に
下流側の圧力がフィードバック入力されている。また、
電磁モデュレータバルブ18についても、ソレノイド1
8aの反対側に下流側の圧力がフィードバック入力され
ている。ここで、電磁モデュレータバルブ18において
は、その出力圧がソレノイド18aに入力される制御電
流に比例することになる。一方、レギュレータバルブ1
6においても、その出力圧が制御部16aに入力される
モデュレータ圧に比例することになる。したがって、電
磁モデュレータバルブ18を所定の制御電流で駆動すれ
ば、その制御電流に比例したモデュレータ圧が生成され
ると共に、該モデュレータ圧が制御圧として導かれるレ
ギュレータバルブ16の下流側の圧力も、上記制御電流
に対応した値に調整されることになる。
【0024】そして、上記マニホールド4と塗装ガン1
とを結ぶ塗料管2には、塗装ガン1の近傍に位置して、
本発明の特徴部分を構成するエア抜き管19を備えたL
字管20が介設されている。このエア抜き管19の一方
の端部はL字管20の中央部に開口していると共に、該
L字管20の壁部を貫通して突出している他方の端部
は、エア圧によって開閉されるエア抜きバルブ21を介
してドレンライン22に接続されている。なお、このド
レンライン22には、ニードルバルブ23が設置されて
いる。
【0025】そして、この実施例においては、上記各バ
ルブ6,11,12,21の動作状態を切り換えるコン
トロールバルブユニット24が備えられている。すなわ
ち、このコントロールバルブユニット24は、上記各塗
料バルブ6…6、洗浄用バルブ11、押出エア供給バル
ブ12及びエア抜きバルブ21にそれぞれ対応する電磁
ON−OFFバルブ25…28を有すると共に、それぞ
れの電磁ON−OFFバルブ25…28に接続された作
動圧ライン29…29が上記塗料バルブ6…6等の駆動
部6a…6aに導かれている。そして、例えば押出エア
供給バルブ用の電磁ON−OFFバルブ27がONとさ
れたときに、メインライン7からライン8を介してコン
トロールバルブユニット24に導かれるライン圧が、作
動圧ライン29を介して押出エア供給バルブ12の駆動
部12aに供給されることにより、該押出エア供給バル
ブ12が開弁することになる。
【0026】さらに、この塗装装置にはコントローラ3
0が備えられている。このコントローラ30は、図示し
ないホストコンピュータからの操作指令信号や、上記L
字管20と塗装ガン1との間における塗料管2に設置さ
れた流量センサ31からの信号等を入力し、これらの信
号に基づいて上記各電磁ON−OFFバルブ25…28
や電磁モデュレータバルブ18の作動を制御する。
【0027】次に、コントローラ30の動作に従って実
施例の作用を説明する。
【0028】すなわち、コントローラ30は、ホストコ
ンピュータから塗色を変更する操作指令信号を入力する
と、所定のカラーチェンジ制御に移行する。
【0029】すなわち、コントローラ30は、現在進行
中のタスクスケジュールが完了する直前に、現在使用中
の塗料バルブ用の電磁ON−OFFバルブ25をOFF
とすると共に、ほぼ同時に押出エア供給バルブ用の電磁
ON−OFFバルブ27をONとする。したがって、上
記塗料バルブ6が閉弁して塗料の供給が遮断されると共
に、押出エア供給バルブ12が開弁してマニホールド4
に押出エアが導入されることになって、マニホールド4
ないし塗料管2に残存する塗料が上記押出エアの圧力を
受けて下流側の塗装ガン1から噴射されることになる。
【0030】そして、流量センサ31からコントローラ
30に入力される塗料流量の押出エア供給バルブ12が
開弁してからの積算値が、マニホールド4から塗料管2
に介設されたL字管20(エア抜き管19)までの換算
容積とほぼ一致するタイミングでエア抜きバルブ用の電
磁ON−OFFバルブ28がONとされる。これによ
り、エア抜きバルブ21が開弁してエア抜き管19がド
レンライン22と連通することになる。
【0031】ここで、塗料が粘性流体であるため、図2
に示すように、押出エアAの先端がエア抜き管19の位
置に到達する手前においては、L字管20(あるいは塗
料管2)の壁面部分に沿った周辺の塗料が通路壁面2a
に付着しながら進行すると共に、押出エアAも逃げ道が
ないことから、押出エアとの境界部32における塗料T
の中央部Taが、図のように周辺部Tbよりも著しく先
行して進行した状態となる。
【0032】そして、図3に示すように、押出エアAの
先端がエア抜き管19に到達したときには、押出エアA
の一部がエア抜き管19を通って通路外へ排出され、こ
れによって押出エアAが大幅に減圧されることになる。
なお、この前後で塗料もエア抜き管19を通って流出す
ることになるが、この塗料は、ドレンライン22を経由
して廃液タンク33に回収されることになる。
【0033】その場合に、コントローラ30は、流量セ
ンサ31から入力される塗料流量が所定流量に維持され
るように、電磁モデュレータバルブ18を介して押出エ
ア供給バルブ12に通じる調圧ライン15上のレギュレ
ータバルブ16の作動をフィードバック制御する。した
がって、エア抜き管19が外部に連通していたとして
も、ほぼ一定量の塗料が塗装ガン1から噴射されること
になって、塗装が美麗に仕上げられることになる。その
際に、上記したように押出エアAの一部がエア抜き管1
9を通って通路外へ排出されることにより押出エアAの
圧力が低下していることから、図4に示すように、押出
エアAとの境界部32における塗料Tの中央部Taが周
辺部Tbよりも著しく進行することがなく、このため押
出エアAが塗料Tに混じった状態で塗装ガン1から噴出
するおそれが少なくなり、その分だけ塗料Tの末端が塗
装ガン1に近づくまで押出エアAの供給を停止するタイ
ミングを遅らせることが可能となって、従来よりも残存
塗料が低減されることになる。
【0034】また、押出エアAの一部がエア抜き管19
を通って排出されていることから、エア抜き管19より
も上流側における押出エアAの流速が速くなり、このた
め図4の符号(ア)で示すように通路壁面2aに付着し
た塗料Tが下流側へ押し流されることになって、残留塗
料が更に低減されることになる。
【0035】そして、コントローラ30は、押出エアA
の先端が塗料ガン1に到達する手前のタイミングで押出
エア供給バルブ用の電磁ON−OFFバルブ27をOF
Fとし、同時にエア抜きバルブ用の電磁ON−OFFバ
ルブ28をOFFとした後、洗浄用バルブ用の電磁ON
−OFFバルブ26をONとする。これにより、洗浄用
バルブ11が開弁して、加圧タンク13に貯留された洗
浄用シンナが洗浄液供給ライン14を介してマニホール
ド4に導入されることになる。
【0036】コントローラ30は、洗浄用シンナの供給
開始後所定時間が経過したときに、上記電磁ON−OF
Fバルブ26をOFFとして洗浄用バルブを閉弁する。
【0037】なお、この実施例においては、エア抜き管
19を開通させたときに、流量センサ31の出力に基づ
いて電磁モデュレータバルブ18をフィードバック制御
することにより、塗装ガン1から一定量の塗料が噴射さ
れるように押出圧をコントロールしているが、上記エア
抜き管19を開閉するエア抜きバルブ21に接続したド
レンライン22上のニードル弁34の開度を流量センサ
31の出力に基づいて調整するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】まず、第1発明と第2発明のいずれにお
いても、塗料バルブと塗装ガンとの間の塗料通路に開閉
可能なエア抜き通路が設けられているので、カラーチェ
ンジの際に塗料通路に供給される押出エアの先端がエア
抜き通路に到達するタイミングで該エア抜き通路を開通
するようにすれば、押出エアの圧力が減圧されて過大な
圧力が塗料に作用しなくなり、このため押出エアが塗料
に混じった状態で塗装ガンから噴出するおそれが少なく
なり、その分だけ塗料の末端が塗装ガンに近づくまで押
出エアの供給を停止するタイミングを遅らせることが可
能となって、従来よりも残存塗料が低減されることにな
る。
【0039】また、押出エアの一部がエア抜き通路を通
して排出されることから、塗料通路における押出エアの
流速が速くなり、塗料バルブからエア抜き通路に至る塗
料通路の壁面に付着していた塗料も効果的に押し流され
ることになって、塗料通路内の残留塗料が更に低減され
ることになる。
【0040】特に、第2発明によれば、上記エア抜き通
路を塗装ガンの近傍に配置したので、塗料通路における
壁面付着量が減少することになって、それに伴って残留
塗料がより効果的に低減されることになる。
【0041】したがって、上記第1発明、第2発明のい
ずれにおいても、塗料通路内の洗浄に使用する洗浄用シ
ンナーも少なくてすむためコストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る塗装装置の全体構成を示すシス
テム図である。
【図2】 押出エアがエア抜き管に到達する以前の状態
を示す模式図である。
【図3】 押出エアがエア抜き管に到達した直後の状態
を示す模式図である。
【図4】 エア抜き管を開通させた状態で塗料をエア押
出している状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 塗装ガン 2 塗料管(塗料通路) 6 塗料バルブ 11 洗浄用バルブ(第2バルブ) 12 押し出しエア供給バルブ(第1バルブ) 19 エア抜き管(エア抜き通路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗色の異なる塗料が供給される複数個の
    塗料バルブが接続された塗料通路に、これらのバルブの
    上流側に位置して、加圧エアが送給される第1バルブ
    と、洗浄液が送給される第2バルブとを接続して、カラ
    ーチェンジの際に、上記第1バルブを開いて上記塗料通
    路に押出エアを供給することにより、該通路の下流側の
    塗装ガンから塗料を押し出した後、上記第2バルブを開
    いて塗料通路に洗浄液を供給することにより、該通路に
    残存した塗料の洗浄を行うようにした塗装装置であっ
    て、上記塗料バルブと塗装ガンとの間の塗料通路に、開
    閉可能なエア抜き通路が設けられていることを特徴とす
    る塗装装置。
  2. 【請求項2】 エア抜き通路は、塗装ガンに近接して設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗装装
    置。
JP5172452A 1993-06-18 1993-06-18 塗装装置 Pending JPH078854A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892702B1 (ko) * 2007-09-06 2009-04-15 현대자동차주식회사 도장기용 세정유닛

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892702B1 (ko) * 2007-09-06 2009-04-15 현대자동차주식회사 도장기용 세정유닛

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