JPH07213964A - 多色塗装装置 - Google Patents
多色塗装装置Info
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- JPH07213964A JPH07213964A JP1499494A JP1499494A JPH07213964A JP H07213964 A JPH07213964 A JP H07213964A JP 1499494 A JP1499494 A JP 1499494A JP 1499494 A JP1499494 A JP 1499494A JP H07213964 A JPH07213964 A JP H07213964A
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- cleaning
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗装機と色替バルブ装置とを連結する塗料配
管内に残存する塗料を洗浄溶剤で押し出しながら塗装を
継続して行う時は、洗浄溶剤の流量を塗料流量に応じて
厳密に制御することができ、洗浄時には大流量で洗浄溶
剤を送給できるようにすることを目的としている。 【構成】 制御エアの空気圧により弁開度が調整される
流量制御用レギュレータRが、洗浄溶剤供給源Fsから塗
装機2に至るまでの流路に介装され、当該レギュレータ
Rの弁開度を調整する制御エア供給系7が、残存塗料に
よる塗装を行うときに低圧の制御エアを供給して塗料流
量に応じた小流量で洗浄溶剤を送給するように開弁する
低圧制御エア供給系7Lと、洗浄時に高圧の制御エアを供
給して塗料配管4内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤を
送給させるように開弁する高圧制御エア供給系7Hとから
成る。
管内に残存する塗料を洗浄溶剤で押し出しながら塗装を
継続して行う時は、洗浄溶剤の流量を塗料流量に応じて
厳密に制御することができ、洗浄時には大流量で洗浄溶
剤を送給できるようにすることを目的としている。 【構成】 制御エアの空気圧により弁開度が調整される
流量制御用レギュレータRが、洗浄溶剤供給源Fsから塗
装機2に至るまでの流路に介装され、当該レギュレータ
Rの弁開度を調整する制御エア供給系7が、残存塗料に
よる塗装を行うときに低圧の制御エアを供給して塗料流
量に応じた小流量で洗浄溶剤を送給するように開弁する
低圧制御エア供給系7Lと、洗浄時に高圧の制御エアを供
給して塗料配管4内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤を
送給させるように開弁する高圧制御エア供給系7Hとから
成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被塗物の塗色に応じて
塗装機に供給する塗料の色替を行う多色塗装装置に関す
る。
塗装機に供給する塗料の色替を行う多色塗装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンベアで次々に搬送されてくる被塗物
を予め指定された色の塗料で塗装する多色塗装装置にお
いて、前色塗料から次色塗料への色替えを行うときに、
前色塗料による塗装終了直前に洗浄溶剤を塗料流量に応
じた流量で供給開始し、その洗浄溶剤で塗料配管内に残
存する塗料を押し出して塗装することが行われている
(特開昭57−136970号公報第5図及び第6図参
照)。これによれば、前色塗料の塗装終了直前に、塗料
配管内を洗浄しながら塗装をすることができるので、次
色塗料の塗装を開始するまでの洗浄工程に要する時間を
極めて短くすることができる。
を予め指定された色の塗料で塗装する多色塗装装置にお
いて、前色塗料から次色塗料への色替えを行うときに、
前色塗料による塗装終了直前に洗浄溶剤を塗料流量に応
じた流量で供給開始し、その洗浄溶剤で塗料配管内に残
存する塗料を押し出して塗装することが行われている
(特開昭57−136970号公報第5図及び第6図参
照)。これによれば、前色塗料の塗装終了直前に、塗料
配管内を洗浄しながら塗装をすることができるので、次
色塗料の塗装を開始するまでの洗浄工程に要する時間を
極めて短くすることができる。
【0003】洗浄溶剤の流量制御は、制御エアの圧力で
弁開度が調整される流量制御用レギュレータにより行わ
れ、制御エアの圧力はエア供給配管に介装された電−空
変換器により調整され、電−空変換器は、制御装置から
出力される電気信号の電流値に応じて制御エアの圧力を
設定する。そして、塗料を押し出すときの洗浄溶剤の流
量は、塗装機に供給される塗料流量に等しい小流量に設
定され、しかも、塗料の種類や、塗料配管内の残存量に
応じて管内抵抗が変化するので、塗料を押し出すときは
これに応じて洗浄溶剤の流量を微妙に可変制御する必要
があり、また一方、塗装終了後の洗浄工程においては、
洗浄効果を高めるためできる限り高圧で洗浄溶剤を送給
しなければならない。
弁開度が調整される流量制御用レギュレータにより行わ
れ、制御エアの圧力はエア供給配管に介装された電−空
変換器により調整され、電−空変換器は、制御装置から
出力される電気信号の電流値に応じて制御エアの圧力を
設定する。そして、塗料を押し出すときの洗浄溶剤の流
量は、塗装機に供給される塗料流量に等しい小流量に設
定され、しかも、塗料の種類や、塗料配管内の残存量に
応じて管内抵抗が変化するので、塗料を押し出すときは
これに応じて洗浄溶剤の流量を微妙に可変制御する必要
があり、また一方、塗装終了後の洗浄工程においては、
洗浄効果を高めるためできる限り高圧で洗浄溶剤を送給
しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流量制
御用レギュレータの制御エアの圧力調整を行う電−空変
換器は、制御可能な範囲が広くなれば圧力調整の精度が
低下し、精度よく圧力調整を行うことができるものは制
御可能な範囲が狭くなるので、塗料流量に応じて厳密に
流量を制御しようとすると洗浄時には大流量で洗浄溶剤
を送給することができず、洗浄時に大流量で送給できる
ようにすると、塗料を押し出す際に洗浄溶剤の流量を厳
密に制御することができないという問題があった。そこ
で、本発明は、塗料を押し出す際には小流量で供給され
る洗浄溶剤の微妙な流量制御を行うことができると同時
に、洗浄時には大流量で洗浄溶剤を送給できるようにす
ることを技術的課題としている。
御用レギュレータの制御エアの圧力調整を行う電−空変
換器は、制御可能な範囲が広くなれば圧力調整の精度が
低下し、精度よく圧力調整を行うことができるものは制
御可能な範囲が狭くなるので、塗料流量に応じて厳密に
流量を制御しようとすると洗浄時には大流量で洗浄溶剤
を送給することができず、洗浄時に大流量で送給できる
ようにすると、塗料を押し出す際に洗浄溶剤の流量を厳
密に制御することができないという問題があった。そこ
で、本発明は、塗料を押し出す際には小流量で供給され
る洗浄溶剤の微妙な流量制御を行うことができると同時
に、洗浄時には大流量で洗浄溶剤を送給できるようにす
ることを技術的課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、少なくとも、塗装機に各色塗料を選択供
給する色替バルブと、洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤バル
ブが設けられた色替バルブ装置を具備し、塗装終了前に
前記洗浄溶剤バルブから供給される洗浄溶剤で、塗装機
と色替バルブ装置とを連結する塗料配管内に残存する塗
料を押し出しながら塗装を継続して行う多色塗装装置に
おいて、制御エアの空気圧により弁開度が調整される流
量制御用レギュレータが、洗浄溶剤供給源から塗装機に
至るまでの流路に介装され、当該レギュレータの弁開度
を調整する制御エア供給系が、残存塗料による塗装を行
うときに低圧の制御エアを供給して塗料流量に応じた小
流量で洗浄溶剤を送給するように開弁する低圧制御エア
供給系と、洗浄時に高圧の制御エアを供給して塗料配管
内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤を送給させるように
開弁する高圧制御エア供給系とから成ることを特徴とす
る。
に、本発明は、少なくとも、塗装機に各色塗料を選択供
給する色替バルブと、洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤バル
ブが設けられた色替バルブ装置を具備し、塗装終了前に
前記洗浄溶剤バルブから供給される洗浄溶剤で、塗装機
と色替バルブ装置とを連結する塗料配管内に残存する塗
料を押し出しながら塗装を継続して行う多色塗装装置に
おいて、制御エアの空気圧により弁開度が調整される流
量制御用レギュレータが、洗浄溶剤供給源から塗装機に
至るまでの流路に介装され、当該レギュレータの弁開度
を調整する制御エア供給系が、残存塗料による塗装を行
うときに低圧の制御エアを供給して塗料流量に応じた小
流量で洗浄溶剤を送給するように開弁する低圧制御エア
供給系と、洗浄時に高圧の制御エアを供給して塗料配管
内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤を送給させるように
開弁する高圧制御エア供給系とから成ることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、流量制御用レギュレータの弁
開度を調整する制御エア供給系が、低圧制御エア供給系
と高圧制御エア供給系との二系統からなる。そして、低
圧制御エア供給系により供給される制御エアは圧力が低
いので、塗料配管内の残存塗料による塗装を行う際に洗
浄溶剤を送給するときは、その低圧の制御エアにより厳
密に圧力調整が行われて流量制御用レギュレータの弁開
度が微妙に調整され、洗浄溶剤が塗料流量に応じた小流
量で正確に供給される。また、高圧制御エア供給系によ
り供給される制御エアは圧力が高いので、洗浄時に塗料
配管内を洗浄するために洗浄溶剤を送給するときは、そ
の高圧の制御エアにより流量制御用レギュレータの弁が
最大開度まで開放されて、洗浄溶剤が大流量で送給され
る。
開度を調整する制御エア供給系が、低圧制御エア供給系
と高圧制御エア供給系との二系統からなる。そして、低
圧制御エア供給系により供給される制御エアは圧力が低
いので、塗料配管内の残存塗料による塗装を行う際に洗
浄溶剤を送給するときは、その低圧の制御エアにより厳
密に圧力調整が行われて流量制御用レギュレータの弁開
度が微妙に調整され、洗浄溶剤が塗料流量に応じた小流
量で正確に供給される。また、高圧制御エア供給系によ
り供給される制御エアは圧力が高いので、洗浄時に塗料
配管内を洗浄するために洗浄溶剤を送給するときは、そ
の高圧の制御エアにより流量制御用レギュレータの弁が
最大開度まで開放されて、洗浄溶剤が大流量で送給され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る多色塗装装置の
一例を示すフローシート、図2はそのタイミングチャー
ト、図3は他の多色塗装装置を示すフローシート、図4
はそのタイミングチャートである。
具体的に説明する。図1は本発明に係る多色塗装装置の
一例を示すフローシート、図2はそのタイミングチャー
ト、図3は他の多色塗装装置を示すフローシート、図4
はそのタイミングチャートである。
【0008】図中1は、塗装機2に対し各色塗料を選択
供給する色替バルブV1 〜Vnと,洗浄エアを供給する
洗浄エアバルブVaと,洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤バ
ルブVsがマニホールド3に設けられて成る色替バルブ
装置であって、当該マニホールド3と前記塗装機2が塗
料配管4を介して接続されている。各色替バルブV1 〜
Vnは、開成した状態で塗料供給源F1 〜Fnから定量
供給手段(例えば,容積型ポンプ,レギュレータ等)5
により送給された塗料をマニホールド3を介して塗装機
2に供給し、閉成した状態で当該塗料を塗料供給源F1
〜Fnに還流するように成されている。
供給する色替バルブV1 〜Vnと,洗浄エアを供給する
洗浄エアバルブVaと,洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤バ
ルブVsがマニホールド3に設けられて成る色替バルブ
装置であって、当該マニホールド3と前記塗装機2が塗
料配管4を介して接続されている。各色替バルブV1 〜
Vnは、開成した状態で塗料供給源F1 〜Fnから定量
供給手段(例えば,容積型ポンプ,レギュレータ等)5
により送給された塗料をマニホールド3を介して塗装機
2に供給し、閉成した状態で当該塗料を塗料供給源F1
〜Fnに還流するように成されている。
【0009】また、洗浄溶剤バルブVs,洗浄エアバル
ブVaは、夫々洗浄溶剤供給源Fs,洗浄エア供給源F
aに接続され、洗浄溶剤供給源Fsから塗料配管4に合
流するまでの洗浄溶剤供給系6には、制御エアの空気圧
により弁開度が調整される流量制御用レギュレータRが
介装されている。7は、当該レギュレータRの弁開度を
調整して洗浄溶剤の流量を制御する制御エア供給系であ
って、低圧制御エア供給系7Lと高圧制御エア供給系7
Hの二系統からなる。
ブVaは、夫々洗浄溶剤供給源Fs,洗浄エア供給源F
aに接続され、洗浄溶剤供給源Fsから塗料配管4に合
流するまでの洗浄溶剤供給系6には、制御エアの空気圧
により弁開度が調整される流量制御用レギュレータRが
介装されている。7は、当該レギュレータRの弁開度を
調整して洗浄溶剤の流量を制御する制御エア供給系であ
って、低圧制御エア供給系7Lと高圧制御エア供給系7
Hの二系統からなる。
【0010】そして、低圧制御エア供給系7Lの制御エ
ア供給管8Lには、高圧で供給されるエアを一定の圧力
まで低下させるエアレギュレータ9と、当該エアレギュ
レータ9を通過した制御エアの圧力を制御装置10から
出力される電気信号の電流値により調整する電−空変換
器11が介装され、当該電−空変換器11で圧力調整さ
れた低圧の制御エアにより流量制御用レギュレータRの
弁開度を調整して、塗料流量に応じた小流量で洗浄溶剤
を供給できるようにように成されている。
ア供給管8Lには、高圧で供給されるエアを一定の圧力
まで低下させるエアレギュレータ9と、当該エアレギュ
レータ9を通過した制御エアの圧力を制御装置10から
出力される電気信号の電流値により調整する電−空変換
器11が介装され、当該電−空変換器11で圧力調整さ
れた低圧の制御エアにより流量制御用レギュレータRの
弁開度を調整して、塗料流量に応じた小流量で洗浄溶剤
を供給できるようにように成されている。
【0011】また、高圧制御エア供給系7Hの制御エア
供給管8Hには、高圧で供給されるエアをそのまま流量
制御用レギュレータRに送給するソレノイドバルブ12
が介装され、当該バルブ12が開成されたときに高圧の
制御エアにより流量制御用レギュレータRの弁を開放し
て、塗料配管4内を洗浄するのに必要な大流量の洗浄溶
剤を供給するように成されている。なお、13は、制御
エア供給配管8L及び8Hを通って供給される制御エア
を流量制御用レギュレータRに送給するための二入力一
出力の三方弁で形成されたチェックバルブである。
供給管8Hには、高圧で供給されるエアをそのまま流量
制御用レギュレータRに送給するソレノイドバルブ12
が介装され、当該バルブ12が開成されたときに高圧の
制御エアにより流量制御用レギュレータRの弁を開放し
て、塗料配管4内を洗浄するのに必要な大流量の洗浄溶
剤を供給するように成されている。なお、13は、制御
エア供給配管8L及び8Hを通って供給される制御エア
を流量制御用レギュレータRに送給するための二入力一
出力の三方弁で形成されたチェックバルブである。
【0012】以上が本発明の一例構成であって、次にそ
の作用について図2のタイミングチャートを伴って、色
替バルブV1 で供給される前色塗料から、色替バルブV
2 で供給される次色塗料に色替えする場合について説明
する。図2のタイミングチャート中、T0 〜T2 が前色
塗料の塗装工程、T3 〜T4が洗浄工程、T5 以降が次
色塗料の塗装工程である。
の作用について図2のタイミングチャートを伴って、色
替バルブV1 で供給される前色塗料から、色替バルブV
2 で供給される次色塗料に色替えする場合について説明
する。図2のタイミングチャート中、T0 〜T2 が前色
塗料の塗装工程、T3 〜T4が洗浄工程、T5 以降が次
色塗料の塗装工程である。
【0013】まず、色替バルブV1 を開成して塗料供給
源F1 から定量供給される塗料を塗装機2へ送給し、塗
装機2で噴霧して前色塗料の塗装を行う(図2:T0 〜
T1)。そして、塗装終了前(図2:T1 )に、色替バ
ルブV1 を閉成すると同時に洗浄溶剤バルブVsを開成
して、洗浄溶剤供給源Fsから送給される洗浄溶剤で、
塗料配管4内に残存する塗料を押し出すことにより塗装
を継続して行う(図2:T1 〜T2 )。
源F1 から定量供給される塗料を塗装機2へ送給し、塗
装機2で噴霧して前色塗料の塗装を行う(図2:T0 〜
T1)。そして、塗装終了前(図2:T1 )に、色替バ
ルブV1 を閉成すると同時に洗浄溶剤バルブVsを開成
して、洗浄溶剤供給源Fsから送給される洗浄溶剤で、
塗料配管4内に残存する塗料を押し出すことにより塗装
を継続して行う(図2:T1 〜T2 )。
【0014】このとき、塗料配管4内には塗料が充填さ
れており、塗料の残存量が少なくなるにつれて管内抵抗
が少なくなるので、制御装置10から出力される電気信
号の電流値を徐々に減少させて、低圧制御エア供給系7
Lの電−空変換器11を通して流量制御用レギュレータ
Rに供給される制御エアの圧力を徐々に低下させ、これ
により、溶剤供給圧が微妙に調整されて、塗料配管4内
に残存する塗料は一定流量で押し出される(図2:T1
〜T2 )。
れており、塗料の残存量が少なくなるにつれて管内抵抗
が少なくなるので、制御装置10から出力される電気信
号の電流値を徐々に減少させて、低圧制御エア供給系7
Lの電−空変換器11を通して流量制御用レギュレータ
Rに供給される制御エアの圧力を徐々に低下させ、これ
により、溶剤供給圧が微妙に調整されて、塗料配管4内
に残存する塗料は一定流量で押し出される(図2:T1
〜T2 )。
【0015】このように、塗装終了直前に洗浄溶剤によ
り塗料を押し出して塗装する際に、流量制御用レギュレ
ータRの弁開度は、低圧制御エア供給系7Lにより送給
される低圧の制御エアにより調整されるので、塗料の種
類や塗料配管4内に残存する塗料の量に応じて異なる管
内抵抗の微妙な変化に追従し、精度よく洗浄溶剤の供給
圧力を制御することができる。
り塗料を押し出して塗装する際に、流量制御用レギュレ
ータRの弁開度は、低圧制御エア供給系7Lにより送給
される低圧の制御エアにより調整されるので、塗料の種
類や塗料配管4内に残存する塗料の量に応じて異なる管
内抵抗の微妙な変化に追従し、精度よく洗浄溶剤の供給
圧力を制御することができる。
【0016】次いで、塗装が終了すると、洗浄溶剤バル
ブVs,洗浄エアバルブVaを交互に開閉して塗料配管
4内を洗浄する(図2:T3 〜T4 )。このとき、流量
制御用レギュレータRに対して高圧制御エア供給系7H
により制御エアが供給されるので、塗料配管4内に付着
した塗料が勢いよく洗浄され(図2:T3 〜T4 )、洗
浄が終了した後に、次色塗料の色替バルブV2 を開成し
て次色塗料による塗装を開始する(図2:T5 )。
ブVs,洗浄エアバルブVaを交互に開閉して塗料配管
4内を洗浄する(図2:T3 〜T4 )。このとき、流量
制御用レギュレータRに対して高圧制御エア供給系7H
により制御エアが供給されるので、塗料配管4内に付着
した塗料が勢いよく洗浄され(図2:T3 〜T4 )、洗
浄が終了した後に、次色塗料の色替バルブV2 を開成し
て次色塗料による塗装を開始する(図2:T5 )。
【0017】塗装終了後の洗浄工程においては,高圧制
御エア供給系7Lにより送給される高圧の制御エアによ
り流量制御用レギュレータRの弁が最大開度まで開放さ
れ、洗浄溶剤供給源Fsから塗料配管4内を洗浄するの
に十分な圧力で供給される洗浄溶剤の流れを妨げること
がないので、洗い残しがなくしかも短時間で洗浄するこ
とができる。
御エア供給系7Lにより送給される高圧の制御エアによ
り流量制御用レギュレータRの弁が最大開度まで開放さ
れ、洗浄溶剤供給源Fsから塗料配管4内を洗浄するの
に十分な圧力で供給される洗浄溶剤の流れを妨げること
がないので、洗い残しがなくしかも短時間で洗浄するこ
とができる。
【0018】なお、上記実施例においては、流量制御用
レギュレータRを洗浄溶剤供給系6に介装した場合につ
いて説明したが、色替バルブ装置1と塗装機2を連結す
る塗料配管4に介装すれば、一つのレギュレータを設け
るだけで、塗装機2に供給される全ての塗料及び洗浄溶
剤の流量を制御できる。この場合に、塗料と洗浄溶剤の
粘度が異なるだけでなく、供給圧力も塗料と洗浄溶剤と
では一定ではないので、塗料だけが供給されるときと、
洗浄溶剤を供給して塗料を押し出すときとで、塗装機2
から吐出される塗料流量が一定に維持されるようにレギ
ュレータの制御エアを可変制御する必要がある。
レギュレータRを洗浄溶剤供給系6に介装した場合につ
いて説明したが、色替バルブ装置1と塗装機2を連結す
る塗料配管4に介装すれば、一つのレギュレータを設け
るだけで、塗装機2に供給される全ての塗料及び洗浄溶
剤の流量を制御できる。この場合に、塗料と洗浄溶剤の
粘度が異なるだけでなく、供給圧力も塗料と洗浄溶剤と
では一定ではないので、塗料だけが供給されるときと、
洗浄溶剤を供給して塗料を押し出すときとで、塗装機2
から吐出される塗料流量が一定に維持されるようにレギ
ュレータの制御エアを可変制御する必要がある。
【0019】図3は本発明に係る他の多色塗装装置を示
すフローシート,図4はそのバルブタイミングを示すタ
イミングチャートである。本例では、色替バルブ装置1
と塗装機2とを接続する塗料配管4に塗装機洗浄用バル
ブ装置21が介装されて、塗料配管4がその塗装機2側
の配管4aと、上流側の配管4bに分断されている。
すフローシート,図4はそのバルブタイミングを示すタ
イミングチャートである。本例では、色替バルブ装置1
と塗装機2とを接続する塗料配管4に塗装機洗浄用バル
ブ装置21が介装されて、塗料配管4がその塗装機2側
の配管4aと、上流側の配管4bに分断されている。
【0020】塗装機洗浄用バルブ装置21には、色替バ
ルブ装置1から供給される塗料や洗浄溶剤を塗装機2又
は廃液タンク22に送給するトリガーダンプバルブ23
と、塗装機洗浄用の洗浄エア及び洗浄溶剤を選択供給す
る洗浄バルブ24が形成され、洗浄バルブ24には、洗
浄エアバルブ25及び洗浄溶剤バルブ26を形成したマ
ニホールド27が接続されている。
ルブ装置1から供給される塗料や洗浄溶剤を塗装機2又
は廃液タンク22に送給するトリガーダンプバルブ23
と、塗装機洗浄用の洗浄エア及び洗浄溶剤を選択供給す
る洗浄バルブ24が形成され、洗浄バルブ24には、洗
浄エアバルブ25及び洗浄溶剤バルブ26を形成したマ
ニホールド27が接続されている。
【0021】また、色替バルブ装置1は、色替バルブV
1 〜V4 ,トリガーダンプバルブ28及び洗浄バルブ2
9を形成した主マニホールド30と、前記トリガーダン
プバルブ28に接続された副マニホールド31と,前記
洗浄バルブ29に接続された洗浄用マニホールド32と
を備えている。そして、前記主マニホールド30の各色
替バルブV1 〜V4 には、白,赤,シルバー等の使用頻
度の高い色の塗料供給源F1 〜F4 が接続されている。
1 〜V4 ,トリガーダンプバルブ28及び洗浄バルブ2
9を形成した主マニホールド30と、前記トリガーダン
プバルブ28に接続された副マニホールド31と,前記
洗浄バルブ29に接続された洗浄用マニホールド32と
を備えている。そして、前記主マニホールド30の各色
替バルブV1 〜V4 には、白,赤,シルバー等の使用頻
度の高い色の塗料供給源F1 〜F4 が接続されている。
【0022】また、副マニホールド31は、塗料供給源
F5 〜Fnから圧送される使用頻度の少ない色の塗料を
供給する色替バルブV5 〜Vn,洗浄エアバルブ33及
び洗浄溶剤バルブ34が設けられると共に、塗料配管4
cを介して前記主マニホールド30のトリガーダンプバ
ルブ28に接続されており、トリガーダンプバルブ28
は、前記副マニホールド31から送給された塗料や洗浄
溶剤を、塗料配管4b又は廃液タンク35に選択送給す
るようになされている。
F5 〜Fnから圧送される使用頻度の少ない色の塗料を
供給する色替バルブV5 〜Vn,洗浄エアバルブ33及
び洗浄溶剤バルブ34が設けられると共に、塗料配管4
cを介して前記主マニホールド30のトリガーダンプバ
ルブ28に接続されており、トリガーダンプバルブ28
は、前記副マニホールド31から送給された塗料や洗浄
溶剤を、塗料配管4b又は廃液タンク35に選択送給す
るようになされている。
【0023】主マニールド30の洗浄バルブ29に接続
された洗浄用マニホールド32には、主マニホールド3
0及び塗料配管4b内を洗浄するための洗浄エア及び洗
浄溶剤を供給する洗浄エアバルブVa及び洗浄溶剤バル
ブVsが設けられ、洗浄溶剤供給源Fsから主マニホー
ルド30に至るまでの洗浄溶剤供給系6の洗浄溶剤バル
ブVsの上流側に、制御エアの空気圧により弁開度が調
整される洗浄溶剤流量制御用レギュレータRsが介装さ
れている。
された洗浄用マニホールド32には、主マニホールド3
0及び塗料配管4b内を洗浄するための洗浄エア及び洗
浄溶剤を供給する洗浄エアバルブVa及び洗浄溶剤バル
ブVsが設けられ、洗浄溶剤供給源Fsから主マニホー
ルド30に至るまでの洗浄溶剤供給系6の洗浄溶剤バル
ブVsの上流側に、制御エアの空気圧により弁開度が調
整される洗浄溶剤流量制御用レギュレータRsが介装さ
れている。
【0024】また、色替バルブ装置1の主マニホールド
30と、塗装機洗浄用バルブ装置21とを接続する配管
4bに、制御エアの空気圧により弁開度が調整される塗
料流量制御用レギュレータRpが介装されている。した
がって、本例では、塗料流量制御用レギュレータRpを
塗料配管4bに設けたので、各色の塗料供給系ごとに定
量供給手段を設ける必要がなく、構造を簡素化すること
ができる。
30と、塗装機洗浄用バルブ装置21とを接続する配管
4bに、制御エアの空気圧により弁開度が調整される塗
料流量制御用レギュレータRpが介装されている。した
がって、本例では、塗料流量制御用レギュレータRpを
塗料配管4bに設けたので、各色の塗料供給系ごとに定
量供給手段を設ける必要がなく、構造を簡素化すること
ができる。
【0025】39は、塗料流量制御用レギュレータRp
の弁開度を調整して塗料の流量を一定に維持する制御エ
ア供給系であって、低圧制御エア供給系39Lと高圧制
御エア供給系39Hの二系統からなる。そして、低圧制
御エア供給系39Lの制御エア供給管40Lには、高圧
で供給されるエアを一定の圧力まで低下させるエアレギ
ュレータ41と、当該エアレギュレータ41を通過した
制御エアの圧力を制御装置42から出力される電気信号
の電流値により一定に維持する電−空変換器43が介装
され、当該電−空変換器43で圧力調整された低圧の制
御エアにより塗料流量制御用レギュレータRpの弁開度
を調整して、塗料流量を予め設定された一定の流量に維
持する。
の弁開度を調整して塗料の流量を一定に維持する制御エ
ア供給系であって、低圧制御エア供給系39Lと高圧制
御エア供給系39Hの二系統からなる。そして、低圧制
御エア供給系39Lの制御エア供給管40Lには、高圧
で供給されるエアを一定の圧力まで低下させるエアレギ
ュレータ41と、当該エアレギュレータ41を通過した
制御エアの圧力を制御装置42から出力される電気信号
の電流値により一定に維持する電−空変換器43が介装
され、当該電−空変換器43で圧力調整された低圧の制
御エアにより塗料流量制御用レギュレータRpの弁開度
を調整して、塗料流量を予め設定された一定の流量に維
持する。
【0026】また、高圧制御エア供給系39Hの制御エ
ア供給管40Hには、高圧で供給されるエアをそのまま
塗料流量制御用レギュレータRpに送給するソレノイド
バルブ44が介装され、例えば洗浄時などに、ソレノイ
ドバルブ43を開いて高圧の制御エアを送給することに
より塗料流量制御用レギュレータRpの弁を最大開度ま
で開放するように成されている。なお、45は、制御エ
ア供給配管40L及び40Hを通って供給される制御エ
アを塗料流量制御用レギュレータRpに送給するための
二入力一出力の三方弁で形成されたチェックバルブであ
る。
ア供給管40Hには、高圧で供給されるエアをそのまま
塗料流量制御用レギュレータRpに送給するソレノイド
バルブ44が介装され、例えば洗浄時などに、ソレノイ
ドバルブ43を開いて高圧の制御エアを送給することに
より塗料流量制御用レギュレータRpの弁を最大開度ま
で開放するように成されている。なお、45は、制御エ
ア供給配管40L及び40Hを通って供給される制御エ
アを塗料流量制御用レギュレータRpに送給するための
二入力一出力の三方弁で形成されたチェックバルブであ
る。
【0027】洗浄溶剤流量制御用レギュレータRsの弁
開度を調整する制御エア供給系7は、図1に示した前記
実施例と同様に、低圧制御エア供給系7Lと高圧制御エ
ア供給系7Hの二系統からなり、低圧制御エア供給管8
Lには、高圧で供給されるエアを一定の圧力まで低下さ
せるエアレギュレータ9と、制御装置10から出力され
る電気信号の電流値によりエア圧を調整する電−空変換
器11が介装され、高圧制御エア供給管8Hには、高圧
で供給されるエアをそのまま洗浄溶剤流量制御用レギュ
レータRsに送給するソレノイドバルブ12が介装さ
れ、各制御エア供給管8L及び8Hがチェックバルブ1
3を介して当該レギュレータRsに接続されている。
開度を調整する制御エア供給系7は、図1に示した前記
実施例と同様に、低圧制御エア供給系7Lと高圧制御エ
ア供給系7Hの二系統からなり、低圧制御エア供給管8
Lには、高圧で供給されるエアを一定の圧力まで低下さ
せるエアレギュレータ9と、制御装置10から出力され
る電気信号の電流値によりエア圧を調整する電−空変換
器11が介装され、高圧制御エア供給管8Hには、高圧
で供給されるエアをそのまま洗浄溶剤流量制御用レギュ
レータRsに送給するソレノイドバルブ12が介装さ
れ、各制御エア供給管8L及び8Hがチェックバルブ1
3を介して当該レギュレータRsに接続されている。
【0028】次に、この多色塗装装置を動作を図4に示
すタイミングチャートを使用し、主マニホールド30の
色替バルブV1 で供給される前色塗料から、色替バルブ
V2で供給される次色塗料に色替えする場合を例にとっ
て説明する。図4に示すタイミングチャートにおいて、
T0 〜T2 が前色塗料の塗装工程、T2 〜T5 が洗浄工
程、T5 以降が次色塗料の塗装工程である。
すタイミングチャートを使用し、主マニホールド30の
色替バルブV1 で供給される前色塗料から、色替バルブ
V2で供給される次色塗料に色替えする場合を例にとっ
て説明する。図4に示すタイミングチャートにおいて、
T0 〜T2 が前色塗料の塗装工程、T2 〜T5 が洗浄工
程、T5 以降が次色塗料の塗装工程である。
【0029】まず、主マニホールド30の色替バルブV
1 を開放すると、前色塗料が所定の圧力で送給される。
このとき、塗料流量制御用レギュレータRpに対し、低
圧制御エア供給系39Lにより塗料の種類に応じた所定
の圧力に調整された制御エアが送給されて、弁開度が調
整されており、また、塗装機洗浄用バルブ装置21のト
リガーダンプバルブ23が開成されて、配管4a及び4
bを導通状態に維持しているので、塗料が一定流量で塗
装機2へ供給されて塗装が行われる(図4:T0 〜
T1 )。
1 を開放すると、前色塗料が所定の圧力で送給される。
このとき、塗料流量制御用レギュレータRpに対し、低
圧制御エア供給系39Lにより塗料の種類に応じた所定
の圧力に調整された制御エアが送給されて、弁開度が調
整されており、また、塗装機洗浄用バルブ装置21のト
リガーダンプバルブ23が開成されて、配管4a及び4
bを導通状態に維持しているので、塗料が一定流量で塗
装機2へ供給されて塗装が行われる(図4:T0 〜
T1 )。
【0030】次いで、塗装終了前に前記色替バルブV1
を閉じ、洗浄用マニホールド32の洗浄溶剤バルブVs
を開いて洗浄溶剤の送給を開始し、塗料配管4内に残存
する塗料を洗浄溶剤で押し出しながら塗装を行う(図
4:T1 〜T2 )。このとき、塗料流量制御用レギュレ
ータRpの制御エアを一定に維持した状態で、洗浄溶剤
流量制御用レギュレータRsに対して、低圧制御エア供
給系7Lから電−空変換器11を通る低圧制御エアが徐
々に低圧になるように供給し、塗料配管4内の流体抵抗
の変化に応じて塗料を一定流量で押し出す。
を閉じ、洗浄用マニホールド32の洗浄溶剤バルブVs
を開いて洗浄溶剤の送給を開始し、塗料配管4内に残存
する塗料を洗浄溶剤で押し出しながら塗装を行う(図
4:T1 〜T2 )。このとき、塗料流量制御用レギュレ
ータRpの制御エアを一定に維持した状態で、洗浄溶剤
流量制御用レギュレータRsに対して、低圧制御エア供
給系7Lから電−空変換器11を通る低圧制御エアが徐
々に低圧になるように供給し、塗料配管4内の流体抵抗
の変化に応じて塗料を一定流量で押し出す。
【0031】そして、塗装が終了すると、塗装機洗浄用
バルブ装置21のトリガーダンプバルブ23を閉じ、色
替バルブ装置1の洗浄用マニホールド32のエア供給バ
ルブVaと洗浄洗浄溶剤バルブVsを交互に開閉してエ
アと洗浄溶剤を交互に供給して、塗料配管4b内に残存
する塗料を洗浄溶剤と共に廃液タンク22に排出するこ
とにより塗料配管4b内の洗浄を行う(図4:T2 〜T
3 )。このとき、洗浄溶剤流量制御用レギュレータRs
及び塗料流量制御用レギュレータRpに対して夫々高圧
制御エア供給系7H及び39Hにより高圧の制御エアが
供給され、各レギュレータRs,Rpの弁が最大開度ま
で開放されるので、塗料配管4b内に洗浄溶剤を大流量
で送給することができ、短時間で残存塗料を排出するこ
とができる。
バルブ装置21のトリガーダンプバルブ23を閉じ、色
替バルブ装置1の洗浄用マニホールド32のエア供給バ
ルブVaと洗浄洗浄溶剤バルブVsを交互に開閉してエ
アと洗浄溶剤を交互に供給して、塗料配管4b内に残存
する塗料を洗浄溶剤と共に廃液タンク22に排出するこ
とにより塗料配管4b内の洗浄を行う(図4:T2 〜T
3 )。このとき、洗浄溶剤流量制御用レギュレータRs
及び塗料流量制御用レギュレータRpに対して夫々高圧
制御エア供給系7H及び39Hにより高圧の制御エアが
供給され、各レギュレータRs,Rpの弁が最大開度ま
で開放されるので、塗料配管4b内に洗浄溶剤を大流量
で送給することができ、短時間で残存塗料を排出するこ
とができる。
【0032】次いで、塗装機洗浄用バルブ装置21に開
口するトリガーダンプバルブ23の弁座付近に付着する
塗料を洗浄するために、当該トリガーダンプバルブ23
を開いて前記洗浄用マニホールド32から送給される洗
浄溶剤を塗料配管4a内に流し込む(図4:T3 〜
T4 )。そして、再びトリガーダンプバルブ23を閉成
して、今度は洗浄バルブ24を開成し、洗浄用マニホー
ルド27の洗浄エアバルブ25及び洗浄溶剤バルブ26
を交互に開閉することにより、塗料配管4a内に残存す
る塗料を塗装機2から噴射させて塗料配管4a及び塗装
機2内を洗浄する(図4:T4 〜T5 )。このようにし
て、洗浄工程(図4:T2 〜T5 )を終了した時点で、
色替バルブV2 を開放して次色塗料による塗装を開始す
る(図4:T5 以降)。
口するトリガーダンプバルブ23の弁座付近に付着する
塗料を洗浄するために、当該トリガーダンプバルブ23
を開いて前記洗浄用マニホールド32から送給される洗
浄溶剤を塗料配管4a内に流し込む(図4:T3 〜
T4 )。そして、再びトリガーダンプバルブ23を閉成
して、今度は洗浄バルブ24を開成し、洗浄用マニホー
ルド27の洗浄エアバルブ25及び洗浄溶剤バルブ26
を交互に開閉することにより、塗料配管4a内に残存す
る塗料を塗装機2から噴射させて塗料配管4a及び塗装
機2内を洗浄する(図4:T4 〜T5 )。このようにし
て、洗浄工程(図4:T2 〜T5 )を終了した時点で、
色替バルブV2 を開放して次色塗料による塗装を開始す
る(図4:T5 以降)。
【0033】なお、前色塗料として副マニホールド31
から供給される塗料を使用した場合には、洗浄用マニホ
ールド32から供給される洗浄溶剤で塗料配管4b内に
残存する塗料を押し出して塗装すると同時に、トリガー
ダンプバルブ28を閉じて副マニホールド31の洗浄エ
アバルブ33及び洗浄溶剤バルブ34を交互に開閉して
塗料配管4c内の塗料を廃液タンク35内に排出すれよ
うにすればよい。
から供給される塗料を使用した場合には、洗浄用マニホ
ールド32から供給される洗浄溶剤で塗料配管4b内に
残存する塗料を押し出して塗装すると同時に、トリガー
ダンプバルブ28を閉じて副マニホールド31の洗浄エ
アバルブ33及び洗浄溶剤バルブ34を交互に開閉して
塗料配管4c内の塗料を廃液タンク35内に排出すれよ
うにすればよい。
【0034】また、副マニホールド31に形成された洗
浄溶剤バルブ34に接続された洗浄溶剤供給配管36に
も、洗浄溶剤流量制御用レギュレータRsを設け、その
制御エア供給系として、塗装終了直前に塗料流量に応じ
た小流量で洗浄溶剤を供給できるように弁開度を調整す
る低圧制御エア供給系と、洗浄時に塗料配管内を洗浄す
るのに必要な大流量の洗浄溶剤を供給できるように弁を
開放する高圧制御エア供給系との二系統を形成してもよ
い。
浄溶剤バルブ34に接続された洗浄溶剤供給配管36に
も、洗浄溶剤流量制御用レギュレータRsを設け、その
制御エア供給系として、塗装終了直前に塗料流量に応じ
た小流量で洗浄溶剤を供給できるように弁開度を調整す
る低圧制御エア供給系と、洗浄時に塗料配管内を洗浄す
るのに必要な大流量の洗浄溶剤を供給できるように弁を
開放する高圧制御エア供給系との二系統を形成してもよ
い。
【0035】さらに、洗浄溶剤流量制御用レギュレータ
Rsは、洗浄溶剤供給源Fsから主マニホールド30に
至るまでの洗浄溶剤供給系6の洗浄溶剤バルブVsの上
流側に介装する場合に限らず、洗浄溶剤と洗浄エアが送
給される洗浄溶剤バルブVsの下流側に設ける場合であ
ってもよい。
Rsは、洗浄溶剤供給源Fsから主マニホールド30に
至るまでの洗浄溶剤供給系6の洗浄溶剤バルブVsの上
流側に介装する場合に限らず、洗浄溶剤と洗浄エアが送
給される洗浄溶剤バルブVsの下流側に設ける場合であ
ってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、洗
浄溶剤の流量制御用レギュレータの弁開度を調整する制
御エア供給系として、低圧制御エア供給系と高圧制御エ
ア供給系との二系統が形成され、塗装終了直前に塗料を
押し出す際に必要な小流量での溶剤流量制御を低圧制御
エア供給系により正確に行い、洗浄時に塗料配管内を洗
浄する際に必要な大流量での溶剤流量制御を高圧制御手
段により行っているので、小流量での流量制御の厳密さ
と、大流量で送給できるという制御範囲の広さの双方を
満足することができ、色替時に塗料を一定流量で押し出
すことができると同時に、洗浄時間を短縮することがで
きるという非常に優れた効果を有する。
浄溶剤の流量制御用レギュレータの弁開度を調整する制
御エア供給系として、低圧制御エア供給系と高圧制御エ
ア供給系との二系統が形成され、塗装終了直前に塗料を
押し出す際に必要な小流量での溶剤流量制御を低圧制御
エア供給系により正確に行い、洗浄時に塗料配管内を洗
浄する際に必要な大流量での溶剤流量制御を高圧制御手
段により行っているので、小流量での流量制御の厳密さ
と、大流量で送給できるという制御範囲の広さの双方を
満足することができ、色替時に塗料を一定流量で押し出
すことができると同時に、洗浄時間を短縮することがで
きるという非常に優れた効果を有する。
【図1】本発明に係る多色塗装装置を示すフローシー
ト。
ト。
【図2】そのバルブの開閉タイミングを示すタイミング
チャート。
チャート。
【図3】本発明に係る他の多色塗装装置を示すフローシ
ート。
ート。
【図4】そのバルブの開閉タイミングを示すタイミング
チャート。
チャート。
1・・・・色替バルブ装置 2・・・・塗装機 4・・・・塗料配管 V1 〜Vn・・・色替バルブ Vs・・・洗浄溶剤バルブ Fs・・・洗浄溶剤供給源 R・・・・流量制御用レギュレータ Rs・・・溶剤流量制御用レギュレータ Rp・・・塗料流量制御用レギュレータ 6・・・・洗浄溶剤供給系 7・・・・制御エア供給系 7L・・・低圧制御エア供給系 7H・・・高圧制御エア供給系 21・・・・塗装機洗浄用バルブ装置 22・・・・廃液タンク 23・・・・トリガーダンプバルブ 25・・・・洗浄エアバルブ 26・・・・洗浄溶剤バルブ 39・・・・制御エア供給系 39L・・・低圧制御エア供給系 39H・・・高圧制御エア供給系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 末 隆 敏 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 (72)発明者 大 石 省 吾 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも、塗装機(2)に各色塗料を
選択供給する色替バルブ (V1〜Vn)と、洗浄溶剤を供給
する洗浄溶剤バルブ(Vs)が設けられた色替バルブ装置
(1)を具備し、塗装終了前に前記洗浄溶剤バルブ(V
s)から供給される洗浄溶剤で、塗装機(2)と色替バ
ルブ装置(1)とを連結する塗料配管(4)内に残存す
る塗料を押し出しながら塗装を継続して行う多色塗装装
置において、制御エアの空気圧により弁開度が調整され
る流量制御用レギュレータ(R)が、洗浄溶剤供給源
(Fs) から塗装機(2)に至るまでの流路に介装され、
当該レギュレータ(R)の弁開度を調整する制御エア供
給系(7)が、残存塗料による塗装を行うときに低圧の
制御エアを供給して塗料流量に応じた小流量で洗浄溶剤
を送給するように開弁する低圧制御エア供給系(7L)
と、洗浄時に高圧の制御エアを供給して塗料配管(4)
内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤を送給させるように
開弁する高圧制御エア供給系(7H)とから成ることを特
徴とする多色塗装装置。 - 【請求項2】 前記流量制御用レギュレータ(R)が、
洗浄溶剤供給源(Fs) から塗料配管(4)に合流するま
での洗浄溶剤供給系(6)に介装されて成る前記請求項
1記載の多色塗装装置。 - 【請求項3】 少なくとも、塗装機(2)に各色塗料を
選択供給する色替バルブ (V1〜Vn)と、洗浄溶剤を供給
する洗浄溶剤バルブ(Vs)が設けられた色替バルブ装置
(1)を具備し、塗装終了前に前記洗浄溶剤バルブ(V
s)から供給される洗浄溶剤で、塗装機(2)と色替バ
ルブ装置(1)とを連結する塗料配管(4)内に残存す
る塗料を押し出しながら塗装を継続して行う多色塗装装
置において、前記塗料配管(4)には、前記色替バルブ
装置(1)から供給される塗料や洗浄溶剤を塗装機
(2)又は廃液タンク(22)に送給するトリガーダンプ
バルブ(23)と、塗装機洗浄用の洗浄エアを供給するエ
ア供給バルブ(25)及び洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤バ
ルブ(26)が形成された塗装機洗浄用バルブ装置(21)
と、制御エアの空気圧により弁開度が調整される塗料流
量制御用レギュレータ(Rp)が介装され、洗浄溶剤供給
源(Fs) から塗料配管(4)に合流するまでの洗浄溶剤
供給系(6)に、制御エアの空気圧により弁開度が調整
される溶剤流量制御用レギュレータ(Rs) が介装され、
前記塗料流量制御用レギュレータ(Rp)の制御エア供給
系(39)が、塗装時に低圧の制御エアを供給して塗料流
量が一定に維持されるように開弁する低圧制御エア供給
系(39L)と、洗浄時に高圧の制御エアを供給して大流量
の洗浄溶剤を送給させるように開弁する高圧制御エア供
給系(39H)とから成り、前記溶剤流量制御用レギュレー
タ(Rs) の制御エア供給系(7)が、残存塗料による塗
装を行うときに低圧の制御エアを供給して塗料流量に応
じた小流量で洗浄溶剤を送給するように開弁する低圧制
御エア供給系(7L)と、洗浄時に高圧の制御エアを供給
して塗料配管(4)内の洗浄に必要な大流量で洗浄溶剤
を送給させるように開弁する高圧制御エア供給系(7H)
とから成ることを特徴とする多色塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06014994A JP3117109B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 多色塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06014994A JP3117109B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 多色塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213964A true JPH07213964A (ja) | 1995-08-15 |
JP3117109B2 JP3117109B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=11876494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06014994A Expired - Fee Related JP3117109B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 多色塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117109B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010535629A (ja) * | 2007-08-10 | 2010-11-25 | ファナック ロボティクス アメリカ,インコーポレイティド | ペインティング用の改良ロボット・システム及びペインティング方法 |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP06014994A patent/JP3117109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010535629A (ja) * | 2007-08-10 | 2010-11-25 | ファナック ロボティクス アメリカ,インコーポレイティド | ペインティング用の改良ロボット・システム及びペインティング方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3117109B2 (ja) | 2000-12-11 |
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