JPH0671203A - 塗装装置の洗浄機構 - Google Patents

塗装装置の洗浄機構

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JPH0671203A
JPH0671203A JP4227086A JP22708692A JPH0671203A JP H0671203 A JPH0671203 A JP H0671203A JP 4227086 A JP4227086 A JP 4227086A JP 22708692 A JP22708692 A JP 22708692A JP H0671203 A JPH0671203 A JP H0671203A
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JP
Japan
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solvent
cleaning
air
paint
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4227086A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Moriya
谷 充 孝 森
Toru Omura
村 徹 大
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塗装機へ供給する塗料が残存した塗料供給径路
内に洗浄用エアと洗浄用溶剤の混合流体を確実に供給し
て塗料供給径路内の洗浄効果を高めると同時に、塗料供
給径路内に供給する洗浄用溶剤の消費量を低減させる。 【構成】塗料供給径路3の洗浄開始端に、洗浄用エアの
供給口6が設けられると共に、塗料供給径路3内の洗浄
に必要な量の洗浄用溶剤を予め充填する溶剤充填配管7
が接続され、その溶剤充填配管7には、洗浄用エアが供
給されている塗料供給径路3内に洗浄用溶剤を圧し出す
加圧エアの供給口13が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装機へ塗料を供給す
る塗料供給径路内の残存塗料をエアと溶剤で洗浄除去す
る塗装装置の洗浄機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車塗装に用いる多色塗装装置は、各
色の塗料を選択する多数の色替バルブが設けられた色替
装置のマニホールドなどに洗浄用エアと洗浄用溶剤を供
給するエア供給バルブと溶剤供給バルブを併設し、前色
塗料から次色塗料へ色替する際に、これらエア供給バル
ブと溶剤供給バルブを交互に開閉する動作を2〜5回程
度繰り返して色替装置のマニホールド内から塗装機に至
る塗料供給径路内に残存した前色塗料を除去する方式の
洗浄機構を備えている(実開昭61−37258号)。
しかし、生産性を重視する自動車塗装では、塗料の色替
を数秒〜十数秒以内に完了することが要求されるので、
洗浄用のエアと溶剤を交互に供給するエア供給バルブと
溶剤供給バルブは、僅か1〜2秒間の非常に短いサイク
ルで頻繁に開閉しなければならず、そのために、故障の
発生率が高く、耐久性に欠けていた。しかも、エアと溶
剤を交互に供給する方式は、必ずしも満足な洗浄性能は
得られず、また、洗浄性能を高めるためにエアと溶剤の
供給回数を増やせば、その分だけ洗浄時間も長くなって
色替時間の短縮が図れず、バルブの開閉頻度が増して故
障も多発する。
【0003】このため、本出願人は、特開平2−261
565号公報に記載されたように、エア供給バルブと溶
剤供給バルブの開閉頻度を増やさずに短時間で良好な洗
浄性能が得られる洗浄機構を提案した。この洗浄機構
は、塗装機へ塗料を供給する塗料供給径路の洗浄開始端
となる色替装置のマニホールドに、洗浄用エアと洗浄用
溶剤の混合流体を作るミキシングアセンブリを接続し、
そのミキシングアセンブリに設けられたエア供給バルブ
と溶剤供給バルブを同時に開放して、エアと溶剤が混じ
り合った混合流体を塗料供給径路内に約4秒間程度連続
して流通させる方式であり、従来のようにエアと溶剤を
交互に複数回流通させる場合に比べて洗浄性能が著しく
向上した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
機構は、洗浄用エアの供給圧と微少差を保った圧力で洗
浄用溶剤を数秒間も連続して供給するので、圧力調整の
誤りによって洗浄用溶剤の供給圧が少しでも高くなり過
ぎるとその洗浄用溶剤の消費量が著しく増大するという
問題があり、溶剤消費量のコントロールは極めて困難で
あった。また、ポンプで送液される洗浄用溶剤がミキシ
ングアセンブリ内で洗浄用エアと混じり合うようにその
溶剤とエアの供給圧を調整することも非常に難しく、洗
浄用エアの供給圧が洗浄用溶剤の供給圧を大きく上回る
と、ミキシングアセンブリ内に洗浄用溶剤が供給され
ず、塗料供給径路内には洗浄用エアのみが流通するおそ
れがあるため、洗浄用溶剤は供給圧を高めに設定して多
めに供給しており、その分だけ無駄に溶剤を消費してい
る。そこで本発明は、洗浄用溶剤の消費量を低減させる
と共に、塗料供給径路内に洗浄用エアと洗浄用溶剤の混
合流体が確実に供給されるようにすることを技術的課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、塗装機へ塗料を供給する塗料供給径路内
に残存した塗料をその径路内に供給される洗浄用エアと
洗浄用溶剤によって径路外に排出させる塗装装置の洗浄
機構において、前記塗料供給径路の洗浄開始端に、洗浄
用エアの供給口が設けられると共に、前記塗料供給径路
内の洗浄に必要な量の洗浄用溶剤を予め充填する溶剤充
填配管が接続され、当該溶剤充填配管には、その管内に
充填された洗浄用溶剤を前記洗浄用エアが供給されてい
る前記塗料供給径路内に圧し出す加圧エアの供給口が設
けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、塗料供給径路の洗浄開始端に
接続された溶剤充填配管の管内に予め必要量の洗浄用溶
剤を充填しておき、塗料供給径路内を洗浄する際は、ま
ず、塗料供給径路の洗浄開始端に設けられた洗浄用エア
の供給口から洗浄用エアを供給して、そのエアの圧力で
塗料供給径路内に残存する塗料を径路外に圧し出す。次
いで、溶剤充填配管に設けられたエアの供給口から加圧
エアを供給して、その加圧エアの圧力で溶剤充填配管の
管内に充填された洗浄用溶剤を洗浄用エアが供給されて
いる塗料供給径路内に圧し出す。これにより、塗料供給
径路内には洗浄用エアと洗浄用溶剤とが混じり合った混
合流体が流通し、極めて良好な洗浄性能が得られる。ま
た、洗浄用溶剤は、塗料供給径路内の洗浄に必要な量だ
け供給されるので、溶剤を無駄に消費することがなくな
り、溶剤消費量が大幅に低減される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって具体的
に説明する。図1は本発明の洗浄機構を備えた塗装装置
の概略構成を示すフローシート図である。
【0008】図示した塗装装置は、色替装置1で選択し
た所望色の塗料を塗装機2へ供給する多色塗装装置であ
って、複数の色替バルブCV1 〜CV7 を並設した色替
装置1のマニホールド4内から塗料ホース等の塗料配管
5を通じて塗装機2に至る塗料供給径路3が形成されて
いる。そして、塗料供給径路3内に残存した塗料をその
径路3外に排出させる洗浄機構は、塗料供給径路3の洗
浄開始端となる色替装置1のマニホールド4の後端部
に、洗浄用エアの供給口6が設けられると共に、塗料供
給径路3内の洗浄に必要な量の洗浄用溶剤を予め充填す
る溶剤充填配管7がトリガーバルブ8を介して接続され
ている。
【0009】洗浄用エアの供給口6には、高圧エア供給
源9からレギュレータ10によって塗料供給径路3内の
残存塗料を排出できる所定の圧力に調圧された洗浄用エ
アを供給するエア供給配管11がオン・オフバルブ12
を介して接続されている。溶剤充填配管7の後端には、
その管内に充填された洗浄用溶剤を前記洗浄用エアが供
給されている塗料供給径路3内に圧し出す加圧エアの供
給口13が設けられ、当該供給口13には、高圧エア供
給源14からレギュレータ15によって前記洗浄用エア
よりも 0.2〜 0.6Kg/cm2 程度高圧になるように調圧さ
れた加圧エアを供給するエア供給配管16と、溶剤供給
源17から洗浄用溶剤を供給する溶剤供給配管18と
が、夫々オン・オフバルブ19及び20を介して接続さ
れている。なお、溶剤充填配管7は、内径5〜7mm程
度,長さ1m前後のホースやマニホールドが用いられ、
特に可撓性のあるホースを用いれば輪取りして丸められ
るので配管距離が短くて済む。
【0010】色替装置1のマニホールド4に設けられた
トリガーバルブ8は、溶剤充填配管7を塗料供給径路3
と排液配管21に対して切換接続する三方弁で成り、排
液配管21には、排液タンク22に通ずる管路を開閉す
るダンプバルブ23が介装されている。また、塗料供給
径路3は、塗装機2の内部を洗浄する塗装機洗浄用の低
圧エアと低圧溶剤を供給するエア供給バルブ24と溶剤
供給バルブ25を設けたマニホールド26に併設される
三方弁構造のトリガーバルブ27によって、マニホール
ド26内を通じて塗装機2の内部に至る流路と、ダンプ
バルブ28を介装した排液配管29を通じて排液タンク
22に至る流路とに切換接続されるようになっている。
【0011】しかして、トリガーバルブ27がマニホー
ルド26内に通ずる流路を開放し、トリガーバルブ8が
溶剤充填配管7からマニホールド4内に通ずる流路を閉
鎖して、色替バルブCV1 〜CV7 によって選択された
所望色の塗料で塗装が行われている間に、排液配管21
に介装されたダンプバルブ23を開放すると共に、溶剤
充填配管7の後端に設けたオン・オフバルブ20を開放
して、溶剤供給源17から溶剤供給配管18を通じて溶
剤充填配管7内に溶剤を導入させ、その配管7内に所要
量の溶剤が充填されると、ダンプバルブ23とオン・オ
フバルブ20を再び閉鎖する。
【0012】そして、塗装が終了すると、トリガーバル
ブ27がマニホールド26内に通ずる流路を閉鎖して排
液配管29から排液タンク22に通ずる流路を開放し、
排液配管29に介装したダンプバルブ28が開放される
と同時に、塗料供給径路3の洗浄開始端となる色替装置
1のマニホールド4の後端に設けられた洗浄用エアの供
給口6を開閉するオン・オフバルブ12が開放されて、
塗料供給径路3内に洗浄用エアが供給され、この洗浄用
エアの圧力によって、塗料供給径路3内に残存する塗料
がその径路3内から排液配管29へ圧し出され、その排
液配管29を通じて排液タンク22へ排出される。
【0013】次いで、トリガーバルブ8が溶剤充填配管
7から色替装置1のマニホールド4内に通ずる流路を開
放し、溶剤充填配管7の後端に設けた加圧エアの供給口
13を開閉するオン・オフバルブ19が開放されて、そ
の供給口13から供給される加圧エアで溶剤充填配管7
の管内に充填された溶剤がマニホールド4内に一定の流
量で連続的に圧し出され、その圧し出された溶剤が、マ
ニホールド4の後端に設けた洗浄用エアの供給口6から
供給される洗浄用エアで運搬されて、その洗浄用エアと
混じり合った状態で塗料供給径路3内を流通し、その径
路3内から排液配管29を通じて排液タンク22へ排出
される。
【0014】そして、溶剤充填配管7の管内に充填され
た必要量の溶剤が塗料供給径路3内を流通して排液タン
ク22へ排出された後も、洗浄用エアの供給口6から塗
料供給径路3内への洗浄用エアの供給を数秒間継続し
て、その洗浄用エアの圧力で塗料供給径路3内に残存す
る溶剤を排液配管29を通じて排液タンク22へ排出さ
せる。これにより、色替装置1のマニホールド4内から
塗装機2の近傍に介装されたマニホールド26との接続
部にまで至る塗料供給径路3内がエアと溶剤の混合流体
によって非常に効率良く洗浄される。なお、上記の如
く、塗装が終了してトリガーバルブ27がマニホールド
26内に通ずる流路を閉鎖した時に、そのマニホールド
26に設けられたエア供給バルブ24と溶剤供給バルブ
25を交互に数回開閉して、各バルブ24,25から供
給される低圧エアと低圧溶剤でマニホールド26内と塗
装機2の内部に残存した塗料を塗装機2の塗料噴霧端か
ら外部に排出させておく。勿論、本発明は、マニホール
ド26内から塗装機2までの間の洗浄機構にも適用する
ことができ、マニホールド26には溶剤供給バルブ25
の代わりに溶剤充填配管を接続するトリガーバルブを設
けてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、塗装機へ塗料を供給す
る塗料供給径路の洗浄開始端に接続した溶剤充填配管の
管内に、塗料供給径路内の洗浄に必要な量の溶剤を予め
充填させておき、その洗浄用溶剤を加圧エアによって洗
浄用エアが供給されている塗料供給径路内に圧し出して
洗浄用エアとの混合流体を作り出すので、洗浄性能が著
しく良好であると同時に、溶剤の消費量が非常に少なく
て済むという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄機構を用いた塗装装置の概略
構成を示すフローシート図。
【符号の説明】
2・・・塗装機 3・・・塗料供給径路 6・・・洗浄用エアの供給口 7・・・溶剤充填配管 13・・・加圧エアの供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装機(2)へ塗料を供給する塗料供給
    径路(3)内に残存した塗料をその径路(3)内に供給
    される洗浄用エアと洗浄用溶剤によって径路(3)外に
    排出させる塗装装置の洗浄機構において、前記塗料供給
    径路(3)の洗浄開始端に、洗浄用エアの供給口(6)
    が設けられると共に、前記塗料供給径路(3)内の洗浄
    に必要な量の洗浄用溶剤を予め充填する溶剤充填配管
    (7)が接続され、当該溶剤充填配管(7)には、その
    管内に充填された洗浄用溶剤を前記洗浄用エアが供給さ
    れている前記塗料供給径路(3)内に圧し出す加圧エア
    の供給口(13)が設けられていることを特徴とする塗装
    装置の洗浄機構。
JP4227086A 1992-08-26 1992-08-26 塗装装置の洗浄機構 Pending JPH0671203A (ja)

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JP4227086A JPH0671203A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 塗装装置の洗浄機構

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