JP3633233B2 - エアスプレーガン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装に用いられるエアスプレーガンに関し、特にパターン幅の手動調節に応じて塗料の吐出量を自動調節できるエアスプレーガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車ボディや自動車部品の塗装工程においては、塗装ロボットや塗装専用機等の自動機では対応できない部位を塗装することもあるが、この場合には作業者がエアスプレーガンを用いて手作業で塗装する、いわゆる手吹き塗装が行なわれている。
【0003】
この種のエアスプレーガンは、塗料を吐出するに際し、数kgf/cm2 の圧縮エアを用いて塗料を微粒化(以下、霧化ともいう)するとともに、同じ圧縮エアを用いて吐出パターン幅を調整する。そして、吹き付け部位に応じて塗料の吐出量やパターン幅を変える必要があるため、吐出量調整ノブとパターン調整ノブが設けられており、作業者がこれらのノブを適宜操作することにより、目的とする吹き付け部位に適した吐出量とパターン幅で塗装できるようになっている(例えば、実開昭58−119,863号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のエアスプレーガンは、吐出量調整ノブとパターン調整ノブがそれぞれ独立して操作される構造であるため、例えば、パターンのみを狭く調整すると単位面積当たりの吐出量が増加することになり、膜厚が過大となり「流れ」や「色味違い」等の塗装欠陥が生じる虞れがある。逆に、パターンのみを広く調整すると単位面積当たりの吐出量が減少するので、膜厚が過小となって「透け」や「色味違い」等の塗装欠陥が生じる虞れがある。また、オーバースプレーによって廃棄塗料が増加するので、コストアップの要因ともなる。
【0005】
特に、自動車用バンパー等のように吹き付け部位が複雑な形状の場合には、一つの被塗物を吹き付ける間に、パターン幅を何回も調整する必要があり、上述した問題が顕著である。
【0006】
ただ、作業者の経験によってパターン調整ノブと吐出量調整ノブを操作すれば、上述した問題はある程度解消できるが、大量生産ラインによる流れ作業中に、部分的に熟練に基づく作業が入ることは、迅速な対応のみでなく、品質の安定も難しく、好ましくない。
【0007】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、パターン幅の手動調節に応じて塗料の吐出量を自動調節できるエアスプレーガンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかるエアスプレーガンは、塗料が導入される塗料入口と、当該塗料入口と連通した塗料吐出ノズルと、当該塗料吐出ノズルの先端開口から吐出される塗料の吐出量を制御するニードルバルブと、霧化用およびパターン用エアが導入されるエア入口と、当該エア入口から導入された霧化用およびパターン用エアの流量及び/又は圧力を制御するエアバルブと、当該エアバルブを介して前記エア入口と連通し前記塗料吐出ノズルの先端開口の周囲に開口形成されたパターン用エア吐出口と、当該パターン用エア吐出口に導かれるエアの流量及び/又は圧力を制御するパターン調整バルブと、前記ニードルバルブと前記エアバルブとを操作するトリガとを備えたエアスプレーガンにおいて、前記パターン用エア吐出口に導かれるエアの流量及び/又は圧力に応じて内部を通過する塗料の流量が制御される塗料流量調整手段が、前記塗料入口に設けられていることを特徴とする。
【0009】
このようにすれば、パターン用エア吐出口に導かれるエアの流量及び/又は圧力に応じて内部を通過する塗料の流量が制御される塗料流量調整手段が、塗料入口に設けられているので、パターン調整バルブによってパターン用エアの流量及び/又は圧力が制御されると、これを検知して塗料入口に導入される塗料の流量が制御される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記塗料流量調節手段として、パターン用エアの流量及び/又は圧力が増加すると塗料の流量を増加させ、逆にパターン用エアの流量及び/又は圧力が減少すると塗料の流量を減少させ得るものを採用する。
【0011】
このようにすれば、パターン用エアの流量及び/又は圧力が増加すると、パターン幅が大きくなって単位面積当たりの塗料の吐出量が制御しない場合に比べて増加し、逆にパターン用エアの流量及び/又は圧力が減少すると、パターン幅が小さくなって単位面積当たりの塗料の吐出量が制御しない場合に比べ減少することになる。
【0012】
これにより、パターン幅に適した塗料の吐出量が自動的に調整されるので、「流れ」、「色味違い」、「透け」等の塗装欠陥やオーバースプレーによる塗着効率の低下を防止することができる。
【0013】
更に吐出量制御エアの取出しを制御エア取出口の単独で取出すのに加え、ガン元の圧力調整バルブより取出したエアを混合することで、パターン幅の変化量に対する吐出量の変化量を任意に選択することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記塗料流量調節手段として、前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が増加すると塗料の流量を増加させ、逆に前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が減少すると塗料の流量を減少させる制御をエアホースとガン元エアホースとから合流してられエアにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアスプレーガンを採用する。
【0015】
この様な構成によりエア流量又は圧力が大きくなると、レギュレータを通過する塗料の流量が増加し、逆にエア流量又は圧力が小さくなると、レギュレータを通過する塗料の流量が減少することになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、パターン幅の手動調節に応じて塗料の吐出量を適切な値に自動調節でき、塗装欠陥や塗着効率の低下を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明のエアスプレーガンの一つの実施の形態を示す全体断面図、図2は図1のA部拡大断面図である。また、図3は本発明のエアスプレーガンの他の実施の形態を示す全体断面図である。
【0019】
本発明の一つの実施の形態のエアスプレーガンGにおいては、ガン本体2に塗料供給系とエア供給系とが設けられ、トリガ17を握ったり放すことによりこれら塗料供給系とエア供給系の作動及び停止が実行される。
【0020】
塗料供給系は、塗料が導入される塗料入口15と、当該塗料入口15と連通した塗料吐出ノズル9と、当該塗料吐出ノズル9の先端開口から吐出される塗料の吐出量を制御するニードルバルブ5とを有している。このニードルバルブ5はトリガ17に固定されており、その基端は、ガン本体2の把持部2aを貫通して吐出量調整ノブ10に対面するよう設けられている。さらに、ニードルバルブ5の途中には、後述する空気通路3に形成された開口3aを開閉するエアバルブ12が固定されている。
【0021】
そして、トリガ17を握ると、ニードルバルブ5は、吐出量調整ノブ10に当接するまで図中左側へ後退し、このときエアバルブ12が後退し、空気通路3の開口3aが開かれる。これにより、塗料入口15から導入された塗料は、塗料通路18を通過して、塗料吐出ノズル9から吐出する。
【0022】
一方、エア入口16から導入されたエアは、開口3aを通過して空気通路3に導かれる。なお、吐出量調整ノブ10は、これを左右何れかに回転させることによりニードルバルブ5の基端の移動可能量を変化させるもので、その結果、トリガ17を引いたときの塗料吐出ノズル9の先端開口とニードルバルブ5の先端との隙間が変化し、吐出量を調整することができる。
【0023】
エア供給系は、霧化用およびパターン用エアが導入されるエア入口16と、当該エア入口16から導入された霧化用およびパターン調整用エアの流量及び/又は圧力を制御するエアバルブ12と、当該エアバルブ12を介して前記エア入口16と連通し塗料吐出ノズル9の先端開口の周囲に開口形成されたパターン用エア吐出口4aと、当該パターン用エア吐出口4aに導かれるエアの流量及び/又は圧力を制御するパターン調整バルブ1とを有している。
【0024】
エアバルブ12を通過して空気通路3に導かれたエアは、ガン本体2の先端近傍にて霧化用エアとパターン用エアとに分岐する。すなわち、空気通路3に導かれたエアは、常に空気通路3と連通するように形成された霧化用エア分配溝6と、パターン調整バルブ1によってエア流量が変化するパターン用エア分配溝4とに分岐する。
【0025】
そして、霧化用エアは、霧化用エア分配溝6から霧化用エア通路6bを通ってガン本体2の先端に装着されたエアキャップ8の霧化用エア吐出口6aに至り、ここから塗料とともに吐出することで、塗料を微粒化する。
【0026】
これに対して、パターン用エアは、パターン用エア分配溝4からパターン用エア通路4bを通ってガン本体2の先端に装着されたエアキャップ8のパターン用エア吐出口4aに至り、ここから吐出することで霧化された塗粒を衝突させて、そのパターン幅を決定する。
【0027】
なお、エアバルブ12は、上述したようにトリガ17と連動して開閉動作するが、パターン調整バルブ1は、パターン調整ノブ11を左右何れかへ回転させることにより、その先端とパターン用エア分配溝4との隙間が変化するもので、トリガ17とは独立して操作される。
【0028】
すなわち、本発明の一つの実施の形態のエアスプレーガンGでは、パターン用エアも霧化用エアもエアバルブ12を通りパターン調整バルブ1の先端まで来て分岐している。このため、パターン調整バルブ1の位置がガン先に移動してくるとパターン用エア通路4bに流れ込む穴が塞がれることとなり、パターン用エア通路4bに流れ込みにくくなって霧化用エア通路6bにその分が流れ込み霧化圧が増加する。したがって、吐出量が一定でもパターン幅が独立して変動することになり、既述した塗膜欠陥等が生じることになる。
【0029】
そこで、本発明の一つの実施の形態では、上記構成に加え、塗料入口15にエアオペレーション式レギュレータ(塗料流量調整手段)13を設け、パターン用エア吐出口4aに導かれるエアの流量及び/又は圧力に応じて塗料入口15に導入される塗料の流量を制御する。
【0030】
本発明の一つの実施の形態では、パターン用エア吐出口4aに導かれるエアの流量又は圧力を検出するために、パターン用エア分配溝4に連通する制御エア取出口7が、ガン本体1の先端に形成され、この制御エア取出口7にはエアホース19が接続されている。エアホース19の他端は、レギュレータ13に接続されており、エア流量又は圧力が大きくなると、当該レギュレータ13を通過する塗料の流量が増加し、逆にエア流量又は圧力が小さくなると、当該レギュレータ13を通過する塗料の流量が減少する。
【0031】
次に、作用を説明する。
【0032】
エア入口16に圧縮エアが供給されるエアホースを接続するとともに、塗料入口15にレギュレータ13を取り付け、このレギュレータ13に塗料が供給される塗料ホース14を接続する。そして、吐出量調整ノブ10を廻して塗料の吐出量を適切な値にするとともに、パターン調整ノブ11を廻して適切なパターン幅を選択する。
【0033】
そして、把持部2aを持ってトリガ17を引くと、エアバルブ12が後退し、空気通路3の開口3aが開かれる。これにより、エア入口16に導入された圧縮エアは、開口3aから空気通路3に至り、ここで霧化用エア分配溝6に流れる霧化用エアと、パターン用エア分配溝4に流れるパターン用エアとに分岐する。更にトリガ17の引き量を増加させるとニードルバルブ5が後退し、塗料吐出ノズル9の先端が開かれる。
【0034】
霧化用エアは、霧化用エア分配溝6から霧化用エア通路6bを通ってエアキャップ8の霧化用エア吐出口6aに至り、ここから塗料とともに吐出することで、塗料は微粒化される。
【0035】
パターン用エアは、パターン用エア分配溝4からパターン用エア通路4bを通ってエアキャップ8のパターン用エア吐出口4aに至り、ここから吐出することで霧化された塗粒にエアを衝突させ、そのパターン幅を決定する。
【0036】
塗料ポンプ等で圧送される塗料は、塗料ホース14を通ってレギュレータ13を通過し、塗料入口15から塗料通路18に至り、塗料吐出ノズル9から吐出する。このとき、レギュレータ13は、パターン用エア分配溝14のエア流量又はエア圧によって内部を通過する塗料の流量を適切な初期値に調整している。
【0037】
広範囲の吹き付け部位を塗装する場合には、パターン幅を大きくした方が効率的であるため、パターン調整ノブ11を廻してパターン調整バルブ1を後退させ、パターン用エア分配溝4に導かれるエア流量を多くする。これにより、塗料吐出ノズル9から吐出され、霧化エアによって微粒化した塗粒に衝突するエア流量が増加するので、パターン幅が大きくなる。
【0038】
これと同時に、パターン用エア分配溝4に導入されたエアは、制御エア取出口7及びエアホース19を介してレギュレータ13に導かれるので、当該レギュレータ13は、塗料入口15に導入される塗料の流量を増加させるよう動作する。この結果、パターン幅が大きくなると、単位面積当たりの塗料吐出量が減少するが、これを補うように塗料の吐出量が増加し、適切な塗装条件で塗装することができる。
【0039】
逆に、狭い範囲や複雑な形状部位を塗装する場合には、パターン幅を小さくした方が塗装作業性が良好となるため、パターン調整ノブ11を廻してパターン調整バルブ1を前進させ、パターン用エア分配溝4に導かれるエア流量を少なくする。これにより、塗料吐出ノズル9から吐出され、霧化エアによって微粒化した塗粒に衝突させるエア流量が減少するので、パターン幅が小さくなる。
【0040】
これと同時に、パターン用エア分配溝4に導入されたエアは、制御エア取出口7及びエアホース19を介してレギュレータ13に導かれるので、当該レギュレータ13は、塗料入口15に導入される塗料の流量を減少させるよう動作する。この結果、パターン幅が小さくなると単位面積当たりの塗料吐出量が増加するが、これを相殺するように塗料の吐出量が減少し、適切な塗装条件で塗装することができる。
【0041】
次に、図3に示される本発明の他の実施の形態によるエアスプレーガンについて、図1及び図2にて説明した本発明の一つの実施の形態との構成の相違点について説明する。
【0042】
エア入口16から導入されたエアは、開口3aを通過して空気通路3に導かれ、またガン元20より圧力調整バルブ21を経由してガン元エアホース19aを通過してエアホース19に接続される。なお、吐出量調整ノブ10は、これを左右何れかに回転させることにより、ニードルバルブ5の基端の移動可能量を変化させるもので、その結果、トリガ17を引いたときの塗料吐出ノズル9の先端開口とニードルバルブ5の先端との隙間が変化し、吐出量を調整することができる。
【0043】
エア供給系は、霧化用およびパターン用エアが導入されるエア入口16と、当該エア入口16から導入された霧化用およびパターン調整用エアの流量及び/又は圧力を制御するエアバルブ12と、当該エアバルブ12を介して前記エア入口16と連通し塗料吐出ノズル9の先端開口の周囲に開口形成されたパターン用エア吐出口4aと、当該パターン用エア吐出口4aに導かれるエアの流量及び/又は圧力を制御するパターン調整バルブ1と、ガン元20より取出されて圧力調整バルブ21にて意図された値に調整され、塗料のパターン幅の変化量に対する塗料の吐出量の変化量を任意に選択するためであって、エアホース19と接続されるガン元エアホース19aを有している。
【0044】
このような構成においては、トリガ17を引くと開口3aが手前に動きエア入口16から供給されているエアがガン先方向とガン元20方向に同時に流れる。通常、ガン元20にはエアを吐出するための穴が開口しておらず、ガン元20には加工上の理由から設けられた加工穴があるものの、盲ねじによって完全に塞がれている。
【0045】
図3の他の実施の形態においては、このガン元20の盲ねじを除去して開口させ、この開口からガン元エアホース19aと圧力調整バルブ21を経由するエアオペレーション式レギュレータ13を制御するエアを取出す。このような構成によりトリガ17を引くとエアオペレーション式レギュレータ13を制御するエアが、エアホース19とガン元エアホース19aの両方から供給される。
【0046】
この様に本発明の他の実施の形態では、パターン用エア吐出口4aに導かれるエアの流量又は圧力を検出するために、パターン用エア分配溝4に連通する制御エア取出口7が、ガン本体1の先端に形成され、この制御エア取出口7にはエアホース19が接続され、エアホース19の他端は、レギュレータ13に接続されている。またガン元エアホース19aはガン元20からエア入口16のエアを同様にレギュレータ13に供給している。この様な構成によりエア流量又は圧力が大きくなると、当該レギュレータ13を通過する塗料の流量が増加し、逆にエア流量又は圧力が小さくなると、当該レギュレータ13を通過する塗料の流量が減少する。
【0047】
広範囲の吹き付け部位を塗装する場合には、パターン幅を大きくした方が効率的であるため、パターン調整ノブ11を廻してパターン調整バルブ1を後退させ、パターン用エア分配溝4に導かれるエア流量を多くする。これにより、塗料吐出ノズル9から吐出され、霧化エアによって微粒化した塗粒に衝突するエア流量が増加するので、パターン幅が大きくなる。
【0048】
逆に、狭い範囲や複雑な形状部位を塗装する場合には、パターン幅を小さくした方が塗装作業性が良好となるため、パターン調整ノブ11を廻してパターン調整バルブ1を前進させ、パターン用エア分配溝4に導かれるエア流量を少なくする。これにより、塗料吐出ノズル9から吐出され、霧化エアによって微粒化した塗粒に衝突するエア流量が増加するので、パターン幅が小さくなる。
【0049】
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、制御エア取出口7は、パターン用エア分配溝4に設ける以外にも、パターン用エア通路4bに設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示す全体断面図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す全体断面図である。
【符号の説明】
1…パターン調整バルブ、
2…ガン本体、
3…空気通路、
3a…開口、
4…パターン用エア分配溝、
4a…パターン用エア吐出口、
4b…パターン用エア通路、
5…ニードルバルブ、
6…霧化用エア分配溝、
6a…霧化用エア吐出口、
6b…霧化用エア通路、
7…ガン先制御エア取出口、
8…エアキャップ、
9…塗料吐出ノズル、
10…吐出量調整ノブ、
11…パターン調整ノブ、
12…エアバルブ、
13…エアオペレーション式レギュレータ(塗料流量調整手段)、
15…塗料入口、
16…エア入口、
17…トリガ、
18…塗料通路、
19…エアホース、
19a…ガン元エアホース、
20…ガン元制御エア取出口、
21…圧力調整バルブ。

Claims (3)

  1. 塗料が導入される塗料入口と、当該塗料入口と連通した塗料吐出ノズルと、当該塗料吐出ノズルの先端開口から吐出される塗料の吐出量を制御するニードルバルブと、
    霧化用およびパターン用エアが導入されるエア入口と、当該エア入口から導入された霧化用およびパターン用エアの流量及び/又は圧力を制御するエアバルブと、当該エアバルブを介して前記エア入口と連通し前記塗料吐出ノズルの先端開口の周囲に開口形成されたパターン用エア吐出口と、当該パターン用エア吐出口に導かれるエアの流量及び/又は圧力を制御するパターン調整バルブと、
    前記ニードルバルブと前記エアバルブとを操作するトリガと、
    を備えたエアスプレーガンにおいて、
    前記パターン用エア吐出口に導かれるエアの流量及び/又は圧力に応じて内部を通過する塗料の流量が制御される塗料流量調整手段が、前記塗料入口に設けられていることを特徴とするエアスプレーガン。
  2. 前記塗料流量調節手段は、前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が増加すると塗料の流量を増加させ、逆に前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が減少すると塗料の流量を減少させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のエアスプレーガン。
  3. 前記塗料流量調節手段は、前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が増加すると塗料の流量を増加させ、逆に前記パターン用エアの流量及び/又は圧力が減少すると塗料の流量を減少させる制御をエアホースとガン元エアホースとから合流してられエアにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアスプレーガン。
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